JPS6010440A - デイジタル信号の記録再生方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は例えは映像信号やオーディオ信号をＰＣＭ信
号化し、これを単位時間ずつ回転ヘッドにより記録媒体
上に１本ずつの斜めのトラックとして記録し、ｄれを再
往する場合等に用いて好適なディジタル信号の記録再生
方法に関する。

背景技術とその問題点 ヘリカルスキャン型の回転ヘッド装置によって、磁気テ
ープ上に映像信号やオーディオ信号を単位時間分毎に１
本ずつの斜めトラックを形成して記録し、これを再生す
る場合に、映像信号やオーディオ信号をＰＣＭ化して記
録再生することが考えられている。これはＰＣＭ化すれ
ば商品位の記録再生ができるからである。

この場合において、再往時、記録トラック上を正しく回
転ヘッドが走査するようにする１−ラッキング制御は、
従来は、固定の磁気ヘッドによってテープの幅方向の一
端側に記録されているコントロール信号を上記固定ヘッ
ドで再生し、この再生コントロール信号と回転ヘッドの
回転位相とが一定位相関係となるようにすることにより
行っているのが通常である。

しかし、この方法ではトラッキング制御用に特に固定の
磁気ヘッドを設けなければならない。

このような固定の磁気ヘッドを設けることは、記録１１
生装置を小型化したい場合に、その取付場所等の関係で
不都合を来たす。

そごで、この固定ヘッドを用いずに再生用回転ヘッドの
再生出力のみを利用してその回転ヘッドの１−ランキン
グ制御を行う方法が、本出願人にょっζ、先に１に案さ
れた。

この方法は、ＰＣＭ信号は時間軸の圧縮・伸長が容易で
あり、したがって、アナログ信号のように信号を市に時
間的に連続させて記録再生する必要はなく、そごで、１
本のトラックに領域を分りζこのＰＣＭ信号と、これと
は別個の信号を記録４゛ることが容易にできることに着
目してなされたものである。

ずなわぢ、ＰＣＭ信号を時間軸圧縮して複数個の回転ヘ
ッドによって斜めにトラックをガートバンドを形成しな
い状態で記録媒体上に形成して記録する際に、各トラッ
クの長平方向にＰＣＭ信号とは記録領域として独立にト
ランキング用パイロット信号を複数個記録し、再生時、
走査幅がトラックの幅より広い回転ヘッドによって記録
トランクを走査し、回転ヘッドが走査中のトラックの両
隣りのトランクからのパイロット信号の再生出力によっ
て回転ヘッドのトラッキングを制御するものである。

そして、このトラッキング用パイロット信号を記録、再
生する際の基準となる信号は、共に、回転ヘッドの回転
駆動用モータの回転に同期しζｉｒＩられる回転ヘッド
の回転位相を示ず３０１１ｚのパルス信号（Ｐ　Ｇ）が
使用されζいる。

とごろが、このように再生時も、トラッキング用パイロ
ット信号を再生する際の検出イ３装置基準としてＰＣ信
号を使用すると、装置の機械的経時変化や温度変化等に
より、ＰＣ信号の基準位置がずれ、再生時に一種のトラ
ッキング誤差の定常量（オフセット）として現われる。

このために、再生時、記録時と同様のクイミングでトラ
ッキング用パイロット信号を再生し、回転ヘッドを制御
することが困難となり、特に機器相Ｊ、？４間の互換性
がとれなくなる不都合がある。

発明の目的 この発明ｋＡ、斯る点に鑑み、装置の機械的経時変化や
温度変化の影響を受けることなく、トラッキング用パイ
ロット信号を確実に再生して機器相り１間の互換性を図
ることができるディジタル信号の記録再生方法を提供す
るものである。

発明の概要 この発明は、ディジタル信号を時間軸圧縮して複数個の
回転ヘッドによっ°ζ斜めのトランクをガートバンドを
形成しない状態で記録媒体上に形成し゛ζ記録し、これ
を再生する方法においζ、上記各トラックの１番手方向
に」―記ディジタル信号とは記録領域として独立にトラ
フＳトン用川パイロット（ば号を複数個記録し、再生時
、走査幅が上記トラックの幅より広い回転−＼ソドによ
って上記記録トラックを走査する際に、この走査開始位
置近傍にある、つまり上記回転ヘッドが上記記録トラッ
クに突入する部分に最も近い所に位置する上記パイロッ
ト信号の８′１１生出力を基準とし°ζパルス信号を形
成し、このパルス信号の期間中上記回転ヘッドが走査中
のトラックの両隣りのトラックから上記パイロット信号
を検出し、この検出出力によって上記回転ヘッドのトラ
ッキング制御を行うように構成したもので、これにより
、装置の機械的経時変化や温度変化に何等影響されるご
となく、確実にトラッキング用バイロフト信号を再生し
て回転ヘッドのトランキング制御を行うことができ、機
器相互間の互換性を図ることができる。

実施例 以下、この発明の一実施例を第１図〜第５図に基づいて
詳しく説明する。

第１図は本実施例の回路構成を示すもので、こ＼では、
この発明に直接関係するトランキング用パイロット信号
を記録、再生する回路構成のみを示しており、記録情報
である例えばＰＣＭ信号の記録、ｃｔ生の回路構成に付
いては省略されている。

同図におい”ζ、（ＩＡ）　、（ＩＢ）は回転ヘッド、
（２）は記録媒体としての磁気テープで、ある。回転ヘ
ソ［’（ＩＡ）及び（ＩＢ）は、第２図に示すように、
等角間隔、つまり　１８０度の各間隔を保ってドラム（
３）の周辺部に配置される。一方、磁気テープ（２）が
テープ案内ドラム（３）の周面のその　１８０度各範囲
よりも狭い例えば９０度角範囲にわたって巻き付けられ
る。そして、回転ヘッド（ＬＡ）及び（ＩＢ）が１秒間
に３０回転の割合で矢印（４１１）の方向に回転させら
れるとともにテープ（２）が矢印（４Ｔ）で示す方向に
所定の速度で走行さ才じζ、回転ヘッド（ＩＡ）及び（
ＩＢ）により磁気テープ（２）上に、第３図に示すよう
な斜めの１本ずつの磁気トラック（５Ａ）（５Ｂ）が例
えばいわゆる重ね書きの状態で形成されるようにされる
。すなわち、ヘッドギ十ツブの＋＋ｔｉ　＜走査幅）Ｗ
はトラック幅よりも大きくされている。この場合、ヘッ
ド（ＩＡ）及び（ＩＢ）のギ十ツブの幅方向はその走査
方向に直交する方向に対し゛ζカーいに異なる方向とな
るようにされる。つまり、いわゆるアジマス角が異なる
ようにされる。

そして、２１固の回転ヘッド（１八）　（Ｉｌｌ）カく
テープ（２）に対して共に対接しない期間（これはこの
例では９０度の角範囲分の期間である）が生し、この期
間を利用して記録時は冗長データの付加、肖生時は訂正
処理等をするようにすれば装置の簡略化が図れる。

（６）はトラッキング用パイロット信号Ｐを発生ずる発
振器であって、パイロット信号Ｐは、その周波数ｆ１は
アジマスロスの比較的少ない値、例えば数百ｋｌｌｚ程
度とされ、旦つ、比較的高レベルで記録される。（７）
は記録波形発生回路であって、後述されるパルスＰＧに
関連した遅延信号のエツジを検出するエツジ検出回路（
８〕からの出力に応答し、発振器（６）からのパイロッ
ト信号に基づき、１トラック当り何個のパイロット信号
を如何ような配列で挿入するかに応じて所定時間ｔｐ　
（ｔｐは各パイロット信号の記録時間）を有するパイロ
ット信号を所定間隔Ｔｏで発生ずる。（９）は回転ヘッ
ト。

（１八）又は（ＩＢ）を切換えるためのスイッチ回路で
あっζ、タイミング信号発生回路００）からの切換ｆｎ
号Ｓ１　（第４図Ａ）によっζ切換えられる。このタイ
ミング信号発生回路００）には、パルス発生器（１１）
からの回転ヘッド（ＩＡ）　（ＩＢ）の回転駆動用モー
タ（１２）の回転に同期しζ得られる回転ヘッド（ＩＡ
）　（ＩＢ）の回転位相を示す３０１１ｚのパルスＰＧ
が供給され°ζいる。また、パルスＰＣにタイミング信
号発生回路００からの３０１１ｚのパルスとが位相ザー
ボ回路（１３）に供給されζ、ザーボ出力によりモータ
（１２）の回転位相が制御される。

タイミング信号発生回路θ０）からの切換信号Ｓ１によ
り切換えられたスイッチ回路（９）からのパイロット信
号は、アンプ（１４＾）又は（１４Ｂ）で増幅された後
夫々スイッチ回路（１５Ａ）又は（１５Ｂ）の接点Ｒ側
を介し゛ζ回転ヘッド（ｌΔ）又は（ＩＢ）に供給され
、磁気テープ（２）上に記録される。スイッチ回路（１
５＾）及び（１５Ｂ）は記録時は接点Ｒ側に接続され、
再生時にはＲ側に切換えられる。

また、タイミング信号発生回路−からの出力信ｎ、Ｓ２
　（第４図Ｃ）が遅延回路（１６）に供給され、こ＼で
回転ヘッド（ＬＡ）　（ＩＢ）とパルス発生器（１１）
の取付位置の間隔等に相当した遅延がなされた後、スイ
ッチ回路（１７）の接点Ｒ側を介し゛ζエツジ検出回路
（８）の一方の入力端にイ」（給され゛ζパイロット信
号の記録基準とし°この工・ノジ検出がなされる。なお
、遅延回路（１６）で遅延された信号Ｓ３　（第４図Ｄ
）の立−トリは一回転期間中の最初のヘッドがテープに
当接する時間と一致するようになされ′（いる。

また、スイッチ回路（１７）からの信号は、ヘッドの半
回転期間に相当する遅延時間Ｔを有する遅延回路（１８
）に供給される。この遅延回１ｉＳ（１Ｂ）には、史に
、遅延付加回路（１Ｇ）よりスイッチ回路（２０）の接
点Ｒ側を介して所定の遅延時間が付加されるようになさ
れている。すなわち、記録時には、スイッチ回路（２０
）が接点Ｒ側に接続され、遅延付加回路（１９）から、
トランク（１回転期間中に形成される２トラツクのうち
の後方のトラック）の端部よりパイロット信号が最初に
記録されるまでの距離に相当する時間＋−ｔｐが遅延回
路（１８）の遅延時間Ｔにイ」加され、従つ”ζ、スイ
・ノｔ け遅延されてエツジ検出回路（８）の他方の入力側に供
給され〜これによっ”ζ一方の回転ヘッドに対する他方
のヘッドすなわちこの場合ヘッド（ＩＢ）に対“Ｊ′る
ヘッド（１／ｌ）によるパイロット信号の記録開始基準
を決定するエツジ検出がなされる。

（２１八）　（２１Ｂ）は再生時、スイッチ回路（１５
Ａ）（１５Ｂ　）が接点Ｐ側に切り換えられた時対応す
る回転ヘッド（ＩＡ）　（ＩＢ）からの再生出力が供給
されるアンプであっ°ζ、ごれ等のアンプ（２１／ｌ　
）（２１Ｂ）の各出力はスイッチ回路（２２）に供給さ
れる。スイッチ回路（２２）は、タイミング信号発生回
路ａωからの３０１１ｚの切換信号３１′（第５図Ａ）
により記録時と同様にヘッド（■＾）のテープ当接期間
を含む半回転期間と、ヘッド（ＩＢ）のテープ当接期間
を含む半回転期間とで交カ、に切換えられる。

（２３）はスイッチ回路（２２）がらの再生出力よりパ
イロッ目言号Ｐのみを取り出すための通過中心周波数ｆ
１の狭帯域のバンドパスフィルタ、（２４）はフィルタ
（２３）の出力を検波するための検波回路、（２５）　
（２６）は検波出力をサンプリングし、ホールドするた
めのサンブリングポール１回路であっ−Ｃ１これ等のサ
ンプリングボールド回路（２５）　（２６）は、後述さ
れるように、現在走査中のトラックに隣接する両隣りの
トランクに記録されている各パイロット信号のクロスト
ークをサンプリングし、ホールドするように（ｌｊ）＜
。　（２７）はサンプリングボールド回路（２５）　（
２６）の各出力を比較する比較回路例えば差動アンプで
あって、その比較誤差信号がトラッキング制御信号とし
て出力端子（２Ｂ）に取り出されるようになされている
。

また、サンプリングボールド回１／８　（２５）　（２
６）用のサンプリングパルスを形成するために、バンド
パスフィルタ（２３）の出力側に実質的にパイロット信
号のエツジを検出するための波形整形回路（２９）が設
けられ、その出力がリセット信号としてフリップフロッ
プ回路（３０）のリセット信号Ｒにｍ給されるようにな
されＣいる。また、ごのフリップフロップ回路（３０）
には、上述したタイミング信号発生回路α０）の出力信
号Ｓ２がセット信号とし′ζそのセット端子Ｓに供給さ
れる。

ソリツブフロップ回路（３０）の出力は遅延回路（３Ｉ
）で所定の時間’Ｉ’Ｂ　（ＴＢ　＝　ｔｐ　）だげ遅
廷された後スイッチ回路（１７）の接点Ｐ側を介してエ
ツジ検出回路（８）にイｊ（給されると共に遅延回路（
１８）に供給されるようになされる。

また、再生時には、スイッチ回Ｍ＆　（２０）が接点Ｐ
側に切換えられ、遅延付加回路（３２）から、次の半回
転期間中における最初のバイロフト信号のの時間だけ遅
延されてエツジ検出回路（８）の他方の入力端に供給さ
れ、これによって、一方の回転へソ（・に対する他方の
ヘッドのパイロット信号の再生開始基準を決定するエツ
ジ検出がなされる。た’ｖＬ、この再生時には、回転ヘ
ッドのパイロンｌ−信号の再生開始基準は、パルスＰＣ
を基準とすることなく、現在走査中でない他方の回転ヘ
ッドのトラッキング川として記録されている各パイロッ
ト信号のうちの最初のパイロット信号の再生出力（の始
端）で、あることに注目されたい。

（３３）はザンブリングパルス発生回路であって、エツ
ジ検出回路（８）の出力に応答して、ＪＩＨいに時間ｔ
Ｐだけ位相差を有する一対のサンプリングパルスをサン
プリングホールド回ＩＩ！８（２５）及び（２６）に対
して発生ずる。

次に、第１図の回路動作を第４図及び第５図の信号波形
を参照し乍ら説明する。

先ず、記録時には、回転ヘッド（ＩＡ）　（ＩＢ）の回
転位相を示すパルス発生器（１１）からのパルスＰＣに
応答して、タイミング信号発生回路００）からの第４図
Ｃに示ずような信号Ｓ２が発生され、この信号Ｓ２は遅
延回路（１６）で所定時間ＴＲだけ遅延され、もってそ
の出力側には第４図りに示すような信号Ｓ１が出力され
る。この信号Ｓ３はスイッチ回路（１７）の接点Ｒ側を
通り０、エツジ検出回＃１Ｒ（８１に供給され、こ＼で
そのエツジ（立トリ）が検出され、このエツジに同期し
てその出力側に第４図Ｅに示ずような狭幅の信号Ｓ４が
発生され゛ζ記録波形発生回路（７）に供給される。こ
のときの信号Ｓ４の検出時点はヘッド（ＩＢ）が実際に
テープ（２）に最初に当接する時間と略々一致するよう
になされどおり、これによってヘッド（ＩＢ）によるパ
イロット信号の記録開始基準が決められる。

記録波形発生回路（７）は、供給された信号Ｓ４に同期
して発振器（６）からのパイロット信号Ｐを所定間隔Ｔ
ｏ毎に所定時間ｔｐだけ実質的に通ずようになり、もっ
ζその出力側には第４図Ｇに示すような間欠的なパイロ
ット信号である信号Ｓ８が取り出される。

また、遅延回路（１６）からの信号Ｓ３はスイッチ回路
（１７）の接点Ｒ側を通り、遅延回路（１日）に供給さ
れる。この遅廷回１ｔ！３（１８）は信号Ｓ３の立下り
に同期して、ベッドの半回転期間相当の時間′ｒに遅延
付加回路（１９）からの 有する第４図Ｆに不ずような信号ｓ５を発生ずる。

この信号Ｓ５はエツジ検出回路（８）へ供給され、ご＼
で上述同様そのエツジ（立下り）が検出され、このエツ
ジに同期してその出力側に第４図Ｅの右側部分に示ずよ
うに狭幅の信号Ｓ４が発生されて記録波形発生回路（７
）に供給される。このときの信号Ｓ４によってヘッド（
ＩＡ＞によるパイロット信号の記録開始基準が決められ
る。

そして、この場合も記録波形発生回路（７）は、供給さ
れた信号Ｓ４に同期して発振器（６）からのパイロット
信号Ｐを所定間隔Ｔｏ毎に所定時間ｔｐだけ通ずように
なり、その出力側に第４図Ｇに示すような間欠的なパイ
ロット償号ｓ６を出力する。

一方、タイミング信号発生回路α０）からは、パルス発
生器（１１）からのパルスＰＧに応答して第４図Ａに示
すような切換信号ｓ１が発生されており、この信号Ｓ１
は回転ヘッド（ＬＡ）　（ＩＢ）の回転に同期し°ζお
り、第４図Ａ及びＢに示すように、信号Ｓ１がハイレベ
ルであるヘッドの半回転期間ｔＡ内におい゛ζヘッド（
ＩＡ）がテープ（２）に当接し、信月３１がローレベル
である半回転期間ｔＲ内におい°ζヘッド（ＩＢ）がテ
ープ（２〕に当ｊ９するような関係とされる。そして、
スイッチ回路（９）は切換信号Ｓ１により、期間ｔ４で
は図の状態に、期間ｔＢでは図の状態とは逆の状態に、
夫々切換えられ、ヘッド切換えがなされる。

従っ“ζ、記録波形発生回路（７）の出力側に得られた
所定間隔Ｔｏのパイロット信号Ｓ６は、スイッチ回路（
９）が図の状態とは逆の状態にあるときは、アンプ（１
４Ｂ）及びスイッチ回路（１５Ｂ）のＲ側を通っ゛ζヘ
ッド（ＩＢ）へ供給され、期間ｔＢ内のヘッド（ＩＢ）
のテープ（２）への当接期間の始め、中央及び終りで、
第３図に示すように、トラック（５Ｂ）の長手方向の中
心位置から等距離β（Ｔ　。

相当）だけ離れたトラック（５Ｂ）の長手方向の両端部
分に設けられたトラッキング用信号の記録領域ＡＴＬ及
びＡＴ２と、更にトラック（５Ｂ）の中央部分に設けら
れた同様の記録領＠　Ａ　Ｔ３に夫々時間ｔｐの間記録
される。

一方スイッチ回路（９）が図の状態にあるときは、パイ
ロット信号Ｓ６は、アンプ（１４＾）及びスイッチ回路
（１５＾）のＲ側を通ってヘッド（ＬＡ’）へ供給され
、期間をへ内のヘッド（１八）のテープ（２）への当接
期間の始め、中央及び終りで、同図に示すように、トラ
ック（５Ａ）の長手方向の中心位置から等距離β（Ｔ　
ｏ相当）だけ離れたトラ・ツク（５＾）の長手方向の両
端部分に設けられた上述同様の記録領域ＡＴ１及びＡＴ
２と、更にトラ・ツク（５＾）の中央部分に設けられた
同様の記録領域ＡＴ３に夫々時間ｔｐの間記録される。

また、これ等のパイロット信号Ｓ６が記録される時間以
外では、口承せずも１本のトラ・ツクとし′ζ記録ずべ
き１セグメント部分のオーディオＰＣＭ信号が、期間も
八ではアンプ（１４八）を通じ′ζヘッド（１＾）に供
給され、期間ｔＢではアンプ（１４Ｂ　）を通じ−ごヘ
ッド（ＩＢ）に供給されてた夫々各トラック（５八）　
（５Ｂ）の上述したパイロット信号の記縁領域以外の記
録領域Ａｐｌ、　ＡＰ２及びＡＰｓに記録される。

次に以上のように記録された信号の再生について説明す
る。

この再生時におい“ζも、モータ（１２）には記録時と
同様にして位相サーボ回路（１３）によりドラム位相サ
ーボがかけられている。

回転ヘッド（ＩＡ）及び（ＩＢ）によりテープ（２）か
ら取り出された信号は、夫々スイッチ回ＩＩＲ（１５ｎ
）の接ＪりＰ側とアンプ（２１Ａ）及びスイッチ回路（
１５１１）の接点Ｐ側とアンプ（２１Ｂ）を介し′ζス
イッチ回ｖｓ（２２）に供給される。このスイッチ回路
（２２）はタイミング信号発生回路ａψからの第５図Ａ
に示すような３０１１ｚの切換信号Ｓ　、／により記録
時と同様にヘッド（ｌ＾）のテープ当接期間を含む半回
転期間ｔＡと、ヘッド（ＩＢ）のテープ当接期間を含む
半回転期間ｔＢとで交互に切り換えられる。したがって
、このスイッチ回路（２２）からは第５図Ｂのような１
セグメントずつの間欠的なＰＣＭ信号ｓＲが得られ、こ
れが２図示せずも再生ブロセッザに供給されてもとのＰ
ＣＭ信号に復１周され、更にデコーダに供給され”ζブ
ロック同期信号によりブロック毎のデータが検出される
とともに誤り訂正、デ・インターリーブ等の処理がなさ
れ、Ｄ／Ａコンバータでアナログオーディオ信号に戻さ
れて出力側に導出される。

トラッキングコントロールは次のようにしてなされる。

今、例えばヘッド（ＩＢ）が第３図におい゛ζ一点鎖線
をもって示すようなトラック（５Ｂ２　）を含む走査ｌ
１１１ｉＷの範囲を走査するとすると、ヘッド（ＩＢ）
はこのトラック（５８２）の両隣りのトラック（５Ａ２
）（５Ａｔ　）にまたがって走査し、第３図に示すよう
に領域ＡＴ１においてはトラック（５Ｂ２）のパイロッ
ト信号ＰＡ２と、両隣りのトラック（５Ａ２）のパイロ
ット信号ＰＢ２及びトランク（５八、）のパイロット信
号ＰＢｉとを再生し、領域ＡＴ１１においてはトランク
（５Ｂ２）のパイロット信号ＰＡ４と、両隣りトラック
（５へ２）のパイリソ１−信号ＰＲ４及びトラック（５
＾１）のパイロット信号ＰＢ３とを再生し、領域Ａ丁３
においてはトラック（５Ｂ２）のパイロット信号Ｐへ４
と、両隣りのトラック（５八２）のパイロット信号ＰＲ
４及びトラック（５Ａｔ）のパイロット信号ＰＲ３とを
再生する。このときスイッチ回路（２２）からのヘッド
（ＩＢ）の再生出力は通過中心周波数ｆ１の狭帯域のバ
ンドパスフィルタ（２３）に供給されζ、第５図Ｃに示
すようにその出力ＳＦとしてはパイロット信号のみが取
り出され、これが検波回路（２４）に供給され°ζ検波
され、その検波出力がサンプリングホールド回路（２５
）及び（２６）に供給される。

また、ヘッド（ＩＡ）　（ＩＥＩ）の回転位相を示ず３
０１１７のパルスＰＣが供給されているタイミング信号
発生回路ａ１からの第５図Ｅに承ずような信号ｓ２によ
りフリップフロップ回路（３０）が第５図Ｆに示すよう
にセットされ、一方バンドパスフィルタ（２３）の出力
ＳＦが波形整形回路（２９）に供給され、出力ＳＦＯ前
縁（パイロット信号Ｐ＾２の前縁）ずなわちヘッド（Ｉ
Ｂ）がテープ（２）に当接する始端に対応して、その出
力側に第５図りにボずような狭幅の信号Ｓ７が発生され
、この信号Ｓ７によって、フリップフロップ回路（３０
）がリセツトされる。

この結果、ソリツブフロップ回路（３０）の出力側には
、第５図Ｆに示すような出力信号Ｓ８が得られ、この信
号Ｓ８は遅延回路（３１）で所定時間′ｒＲだけ遅延さ
れて第５図Ｇに示すような信号Ｓ９とされる。この信号
ＳＩＩはエツジ検出回路（８）に供給され、こ＼で信号
Ｓ９のエツジ（立下り）が検出され′Ｃその出力側に第
５図１にボずような狭幅の信号Ｓ１１が発生される。こ
の信号Ｓ　ｔ’ｔがサンプリングパルス発生回路（３３
）に供給され、こ＼で第５図Ｊの左側部分に示すように
ヘッド（ＩＢ）の半回転期間内において、信号Ｓ　１’
１を始点として所定間隔Ｔｏ＠に複数（１Ｍのサンプリ
ングパルスＳ　Ｐ　ｔが形成されると共に、第５図にの
左側部分に不ずようにこのサンプリングパルスＳＰ１よ
り時間ＬＰだけ遅延して同様の所定間隔１゛ｏをもっ゛
Ｃ複数個のサンプリングパルスＳＰ２が形成され、夫々
サンプリングホールド回路（２５）及び（２６）に供給
される。

また、遅延回路（３１）からの信号ｓ９はスイッチ回路
（１７）の接点Ｐ側を通り、遅延回路（１８）に供給さ
れる。この遅延回路（１８）は信号ｓ９の立下りに同期
して、ヘッドの半回転期間相当の時加算された持続時間
Ｔ−−ｔｐを有する第５図Ｈに示ずような信号ＳＩＯを
発生ずる。この信号ｓＩ。

はエツジ検出回路（８）に供給され、ご−でそのエツジ
（立下り）が検出され、このエツジに同期してその出力
側に第５図Ｉに示すような信号Ｓ　１’１が発生される
。この信号Ｓｓｘが、上述同様サンプリングパルス発生
回路（３３）に供給され、こ−で（ＩＳ　１’ｌに基づ
い”で第５図Ｊの右側部分に示すようなヘッド（１八）
の半回転期間内において、所定間隔１゛ｏの複数個のサ
ンプリングパルスｓＰ１が形成されると共に、第５図に
の右側部分に示すようにこのサンプリングパルスｓＰ１
より時間ｔｐだけ遅延して所定間隔Ｔｏ毎に複数個のサ
ンプリングパルスＳ、　Ｐ　２が形成されて、夫々サン
プリングホールド回路（２５）及び（２６）に供給され
る。

従って、ヘッド（ＩＢ）でトランク（５Ｂ２）を走査中
には、第５図Ｃから明らかなようにサンプリングパルス
ＳＰ１ば矢印（４Ｔ）　（第３図）で示すテープの移送
方向とは逆側の隣接トラック（５Ａ２　）のパイロット
信号Ｐ　Ｂ２＋　Ｐ日４及びＰＨ１のクロストークをサ
ンプリングする状態となり、サンプリングボールド回路
（２５）からは進み位相のトラッキング信号が得られる
。

また、サンプリングパルスＳＰ２はテープ移送方向側の
隣接トラック（５Ａｉ）のパイロット信号ＰＢｉ＋　ｐ
ｎ３及びＰＦ３のクロストークをサンプリングする状態
となり、サンプリングボールド回路（２６）からは遅れ
位相のトラッキング信号が得られる。

これらトラッキング信号は比較回路としての差動アンプ
（２７）の一方及び他方の入力端に供給される。差動ア
ンプ（２７）はパイロット信号Ｐｅ２とＰＢｌ、・ＰＨ
１とＰＢＸ、ＰＲＩＱとＰＨ１のクロストークに夫々対
応したトラッキング信号を順次比較する。

したがって、この差動アンプ（２７）からは両人力の差
がトラッキング制御信号として得られ、これが出力端子
（２８）より図示しないがキャプスタンモータに供給さ
れてテープの移送量が制御され′Ｃ、サンプリングホー
ルド回路（２５）及び（２６）の各出力のレベル差が零
、つまり、ヘッド（ＩＢ）がトランク（５Ｂ２）を走査
するとき、両側の２本のトランク（５Ａ２）及び（５＾
１）にそれぞれ同じ量だけまたがるように制御される。

すなわち、ヘッド（ＩＢ）のギャップの幅方向の中心位
置がトラック（５Ｂ２）の中心位置に一致して走査する
ように制御される。

また、その他のトラックに付いζも同様に行われ、例え
ばトランク（５八２）をヘッド（ｌ＾）が止血するとき
は、第５図の右側部分に不ずように、その両隣りのトラ
ック（５Ｂ３）及び（５Ｂ２）のパイロット信号Ｐへ７
＋Ｐ八ｅ、ＰＡＩＩ及びＰＡ２．　ＰＡ４゜ＰＡＩＩの
クロストークが得られるからこの等をサンプリングパル
ス発生回路（３３）からサンプリングボールド回路（２
５）及び（２６）に供給されるサンプリングパルスＳＰ
ｔ及びＳＦ３によりサンプリングしてトラッキング信号
を得、次段の差動アンプ（２７）で、パイロット信号Ｐ
Ａ？とＰＡ２、ＰＡ９とＰＡ４、ＰＡｉｌ　とＰＡｆｌ
のクロストークに夫々対応したトラッキング信号を比較
することにより、ヘッド（ｌ＾）に対するトラッキング
制御信号を得ることができる。

また、同様にしてトラック（５Ｂ３）をヘッド（ＩＢ）
が走査するときには、第３図に示すように、その両隣り
のトラック（５Ａ３）及び（５Ａ２）のパイロット信号
Ｐ日？１　Ｐ１１ｓ＋　Ｐｅｔｔ及びＰＨ２１Ｐ＋１４
１ＰＲθのクロストークが得られるから、これ等をサン
プリングパルスＳＰｉ及びＳＦ３で抽出し、差動アンプ
（２７）で、パイロット信号ＰＢ？とＰ日２、ＰＢｓと
１３日４、ＰＨ１１とｐｅ８のクロストークに夫々対応
したトラッキング信号を比較することにより、ヘッド（
ＩＢ）に対するトランキング制御信号を得ることができ
る。

このように、本実施例では、再生時、ヘッド（ＩＢ）が
最初に再生するパイロット信号の始端を基準としてパイ
ロット信号のクロストークを検出するサンプリングパル
スを自己発生ずるようにしたので、パルスＰＧを基準と
した場合の悪影響が防止される。

面上述の実施例では一方のヘッドであるヘッド（ＩＢ）
が最初に再生するパイロット信号の始端を基準としてサ
ンプリングパルスを自己発生ずる場合であるが、トラン
ク（５八）と（５Ｂ）・の関係を逆と成し、つまりヘッ
ド（１八）によるパイロット信号の記録をトランクの始
端より行い、このヘッド（ＩＡ）が最初に再生するパイ
ロット信号の始端を基準とし°ζサンプリングパルスを
自己発生ずるようにしてもよい。

また、上述の実施例は回転ヘッド装置としてヘッド角間
隔よりも狭い角範囲にわたってテープを巻き付け゛Ｃ記
録・再生する特殊のものであるが、通常のようにヘッド
角間隔と同じ角範囲にテープを巻き付けるようにする回
転ヘッド装置を用いる場合にもこの発明が適用できるこ
とは勿論である。

発明の効果 上述の如くこの発明によれば、回転ヘッドによって記録
トランクを走査する際に、回転ヘッドの記録トランクへ
の突入口に一番近い所に記録されζいるパイロット信号
の再生出力の始端を基準としてパイロット信号のクロス
トークを抜き出ずパルス信号（サンプリングパルス）を
形成し、このパルス信号の期間中現在回転ヘッドが走査
中のトラックの両隣りのトラックから検出したパイロッ
ト信号の再生出力（クロストーク）によって回転ヘッド
のトラッキング制御を行うようにしたので、装置に機械
的経時変化や温度変化があっても、何等それ等の影響を
受けることなく、再生時、記録時と装置が異なっても確
実にトラッキング制御を行うことができ、機器相互間の
互換性を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す回路構成図、第２図
は第１図で使用される回転ヘッド装置の一例をボず図、
第３図はこの発明の記録トラックパターンの概要を示す
図、第４図及び第５図は第１図の動作説明に供するため
の図である。 （ＩＡ）、　、　（ＩＢ）は回転磁気ヘッド、（２）は
磁気テープ、（６）はパイロット信号の発振器、（７）
は記録波形発生回路、（８）はエツジ検出ｌ１ｉｌ路、
（１６）　、（１８）　。 （３１）は遅延回路、（１９）　、（３２）は遅延付加
回路、（２３）はバンドパスフィルタ、（２４）は検波
回路、（２５）　、（２６）はサンプリングボールド回
路、（２７）は差動アンプ、（２９）は波形整形回路、
（３０）はフリップフロップ回路、（３３）はサンプリ
ングパルス発生回路である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ディジタル信号を時間軸圧縮し°ζ複数１１１．１の回
   転ヘッドによってネ：（めのトラックをガートバンドを
   形成しない状態で記録媒体上に形成し°ζ記録し、これ
   を再生する方法において、上記各トランクの１追手方向
   に上記ディジタル信号とは記録領域として独立にトラン
   キング用パイロット信号を複数個記録し、１１１：時、
   走査幅力月二記１−ランクの幅より広い回転ヘッドによ
   って上記記録１−ラックを走査４゛る際に、該走査開始
   位置近傍にある上記パイロット信号の再生出力を基準と
   してパルス信号を形成し、該パルス信号の期間中上記回
   転ヘッドが走査中のトラックの両隣りのトランクがら上
   記パイロ・ノド信すを検出し、該検出出力にょっ゛ζ上
   記回転ヘッドのトラッキング制御を行うようにしたこと
   を特徴とするディジタル信号の記録再生方法。