JPS6010364B2 - 磁気録音再生装置の録音感度自動調整装置 - Google Patents

磁気録音再生装置の録音感度自動調整装置

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JPS6010364B2
JPS6010364B2 JP8710078A JP8710078A JPS6010364B2 JP S6010364 B2 JPS6010364 B2 JP S6010364B2 JP 8710078 A JP8710078 A JP 8710078A JP 8710078 A JP8710078 A JP 8710078A JP S6010364 B2 JPS6010364 B2 JP S6010364B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁気録音再生装置の録音感度自動調整装置に関
するものである。
磁気録音再生装置で使用される磁気テープは、それに使
用されている磁性材料の違いなどによってそれぞれの磁
気特性を異にしており、それにつれて録音時のバイアス
電流値(バイアス量)の最適値や録音感度その他の諸特
性が異なるので、従来から磁気録音再生装置では、それ
に使用される磁気テープの種類に従って、バイアス電流
値を最適の量に設定したり、ィコラィザ特性を適当に切
換えることなどが行なわれて来ていることは周知のとお
りである。前記した磁気テープの種類に従ったバイアス
量の設定やイコラィザ特性の切換えの操作などは、従来
、一般的には手動スイッチの切換えによって行なうよう
になされていたが、最近になって前記の操作を手敷によ
らずに自動的に行なうようにすることも試みられるよう
になり、本出願人会社でも通生バイアス量の自動設定や
、適正バイアス量に応じて録音、再生ィコラィザを自動
的に切換える手段などを備えた磁気録音再生装置を完成
し、既に特許出願{侍磯昭53一3秘85号(樽関昭弘
一128313号)}を行なっている。
ところで、磁気録音再生装置において、それに使用され
る磁気テープの種類に従って通生なバイアス量が設定さ
れることにより、歪率の小さな録音再生が行なわれるよ
うになされても、個々の使用磁気テープ毎に存在する録
音感度の差はそのまま再生信号レベルに現われるから、
磁気録音再生装置における記録、再生信号系中に雑音減
少方式が適用されていた場合には、本来、相補特性とな
されている圧縮−伸長特性が、使用する磁気テープの録
音感度の違いによって相補特性からずれたものとなり、
忠実な録音再生を行なうことができないことになる。
そこで本出願人会社では、個々の使用磁気テーフ。
毎に存在する録音感度のバラッキとは無関係に一定の再
生信号レベルが得られるように、録音信号回路の伝達利
得が自動的に調節されるようにした磁気録音再生装置の
録音感度自動調整装置、すなわち、制御装置から与えら
れる切換制御信号に応じてライン入力信号と基準信号発
生器からの基準信号とを切換える切換スイッチと、前記
切換スイッチの出力側以降の録音信号の伝送系中に設け
られ、かつ、制御装置からの制御信号に応じて録音信号
に対する減衰量を可変制御しうる如き可変減衰器と、磁
気テープからの再生信号の信号レベルを検出するレベル
検出回路と、前記レベル検出回路からの出力信号を積分
する積分回路と、前記の積分回路の出力信号と予め定め
られた基準値とを比較して積分終了出力信号を発生し、
その積分終了出力信号を制御装置に与える比較回路とを
備え、基準信号を磁気テープに録音しそれを再生した時
の再生信号の信号レベルの積分値が予め定められたレベ
ル値と略々一致する状態となるように、録音信号の信号
レベルが可変減衰器により自動調整されるようにした磁
気録音再生装置の録音感度自動調整装置を完成し、これ
を袴顕昭53−63608号として特許出願を行なった
。この本出願人会社による侍願昭53一636雌号の磁
気録音再生装置の録音感度自動調整装置によれば前記し
た問題点が良好に解決でき、所期の効果を挙げ得たので
あるが、この既提案の磁気録音再生装置の録音感度自動
調整装置では、レベル検出回路や積分回路、比較回路な
どの特性が温度の変化やその他の原因によって変化した
時に、雑音減少方式の適用のために設けられている圧縮
器と伸長器とに対する入力信号の信号レベルに変化が生
じ、圧縮−伸長動作が正しい状態で行なわれなくなるこ
とも皆無ではないという点が問題となった。
本発明は、再生信号の信号レベルの積分値が、録音信号
の伝送系中の特定な個所における録音信号の信号レベル
の積分値と略々一致する状態となるように、録音信号の
信号レベルが可変減衰器により自動調整されることによ
り録音信号回路の伝達利得を自動的に調節するようにし
た磁気録音再生装置の録音感度自動調整装置によって、
既述した問題点が解消できるようにしたものであり、以
下、添付図面を参照して本発明の磁気録音再生装置の録
音感度自動調整装置の具体的な内容について説明する。
第1図は本発明の磁気録音再生装置の録音感度自動調整
装置の一実施態様のものの概略構成を示すブ。ック図で
あって、この第1図においては録音ヘッドHrと再生ヘ
ッドHpとを個別に設けた構成形態の磁気録音再生装置
に本発明を適用した場合の例を示しているが、本発明の
実施に当っては、1個の磁気ヘッドを録音モード時にお
ける録音ヘッドと、再生モード時における再生ヘッドと
に兼用する、いわゆる録再ヘッドとして使用する構成形
態の磁気録音再生装置に対しても本発明を適用できるこ
とは勿論であって、その場合には第1図中の録音ヘッド
Hrが接続されている接続線と、再生ヘッドHpが接続
されている接続線とにそれぞれ固定接点を接続した録再
切換スイッチを設け、その録再切換スイッチの可動接点
に1個の録再ヘッドを接続した構成のものとなされる。
第1図において、斑はバイアス信号源であって、録音モ
ード時にこのバイアス信号源BSからの出力信号dは、
オーディオ信号阻止用コンデンサSTを介して録音ヘッ
ドHrに与えられる。バイアス信号源斑から録音ヘッド
Hrに与えられるバイアス信号の電流値は、使用される
磁気テープに適する値に設定されているものであるが、
その適正バイアス量の設定が使用される磁気テープ毎に
自動設定されるように、バイアス信号源BSが特藤昭5
3一35485号によって提案されたように制御袋層(
制御ロジック袋直)によって制御されている構成のもの
となされることは好ましい実施の態様であり、その場合
にバイアス信号源斑は、バイアス信号の発生器と、制御
装置LAからの制御信号によって減衰量が可変となされ
る減衰器などを含んで構成される。ISは録音の対象と
されるライン入力信号fの入力端子であり、入力端子I
Sに供v給されたライン入力信号fは、信号切換スイッ
チSW,(第1の切換スイッチSW,)の一方の固定接
点Qに与えられており、また前記した第1の切換スイッ
チSW・における他方の固定接点6には基準信号発生器
OSCからの基準信号e(例えばIKHzの周波数値で
一定振幅の正弦波信号)が与えられている。
第1の切換スイッチSW,は、制御装置LA(制御ロジ
ック装置・・・・・・…・・・…例えば、マイクロプロ
セッサ、マイクロコンピュータ)から与えられる制御信
号gによって切換えられることにより、第1の切換スイ
ッチSW,の出力側から送出される信号hが、前記の切
換えに応じてライン入力信号fとなされたり、あるいは
基準信号発生器OSCからの基準信号eとなされたりす
る。
第1の切換スイッチSW,からの出力信号hは録音増幅
器A,(雑音減少方式が適用される場合には、この録音
増幅器へに対して所要の圧縮特性をもたせておく)と第
2の切換スイッチSW2の固定接点rとに与えられる。
録音増幅器A,の出力信号は可変減衰器VAに与えられ
、可変減衰器VAからの出力信号は録音増幅器A2(こ
の録音増幅器んには、高域周波数成分の調整機能を付加
させておくとよい)及びバイアス信号阻止回路BT(例
えば並列共振回路で構成される)を介して録音ヘッドH
rに、前述したバイアス信号と同時に供孫貧される。前
記した可変減衰器VAは、制御装置LAからそれに与え
られる制御信号Wに応じて、それに供給された録音対象
信号にそれぞれ異なった減衰を与えるようなものとして
構成されているものであり、これは例えば、制御装置L
Aから与えられた複数ビットの制御信号Wによって、信
号伝送路に対してそれぞれ異なる抵抗値の抵抗器が橋絡
的に接続されるようになされたものであってもよく、第
2図にその一例構成をキ鱗略的に示す。第2図において
、AMはアナログマルチプレクサであり、このアナログ
マルチプレクサAMはそれに制御信号Wとして加えられ
たデジタル信号の数値に応じて信号伝送路をそれぞれ異
なる抵抗値の抵抗器R.〜Rnで橋絡し、信号伝送路に
直列的に接続された抵抗Raとによって、それぞれ異な
る減衰量が信号に与えられるようになされるのである。
制御信号WがNビットであれば減衰量の可変段階は2N
となることはいうまでもない。前記した第1の切操スイ
ッチSW,の出力側に送出された信号hが固定接点rに
与えられている第2の切換スイッチSW2は、その可動
接点aが制御装置LAから与えられる制御信号鱗によっ
て切換えられるようになされており、前記の可動接点a
が固定接点r側に切換えられた状態、においては第1の
切換スイッチSW,の出力側に送出された信号hが信号
レベルの検出回路戊t(ェンベローブ検波器比t)に与
えられて、信号hの信号レベル、すなわち、録音信号の
伝送系中の特定な個所の録音信号の信号レベル(第1図
示の実施例のものにおいては、録音増幅器A,の入力側
が、録音信号の伝送系中の特定な個所であるとされてい
る)が検出されて、信号lrとして積分回路山に与えら
れ、また、第2の切換スイッチSW2の可動競点aが固
定接点P側に切換えられた状態においては、録音信号回
路中に設けられた可変減衰器VAによって所定の減衰量
が与えられた状態の基準信号が録音信号として記録され
ている磁気テープから再生ヘッドHpによって再生され
た再生信号iを録音増幅器A3により増幅して得た信号
Kが固定接点P及び可動接点aを介して信号レベルの検
出回路Detに与えられて、信号レベルの検出回路戊t
からは再生信号iの信号レベルと対応する信号lpが積
分回路山に与えられる。
制御装置LAから第2の切換スイッチSW2に供給され
る制御信号gsは、基準信号発生器OSCからの基準信
号が録音信号として磁気テープに記録されるようになさ
れる際における予め定められた期間中だけに、第2の切
換スイッチSW2の可動接点aを固定接点r側に切換え
、その他の期間中は可動接点aを固定接点P側に切換え
て、録音感度自動調整装置が後述されているような動作
を行なうことができるようにしている。
前記した積分回路IAは、それに与えられる信号lrま
たは信号IPのレベル変動を除去する作用を行ない、そ
れからは入力信号lr,lpとそれぞれ対応する出力信
号mまたはnpが比較回路CMに与えられる。
この積分回路IAは制御装置LAからの信号mによって
リセツト及び積分動作の開始が制御されている。比較回
路CMに与えられた積分回路IAからの出力信号mまた
はnpは、比較回路CMにおいて予め定められた一定電
圧値雌と比較されて、比較回路CMからは積分終了出力
信号tでまたはtpが制御装置LAに与えられる。
比較回路CMから制御装置LAに供給された積分終了出
力信号t「は、制御装置LA内のタイマカウンタを停止
させ、制御装置LAではその時のタイマカウンタの値を
基準の計測値としてメモリに記憶する。
また、比較回路CMから制御装置LAに供給された積分
終了出力信号tpも、制御装置LA内のタイマカウンタ
を停止させるが、この時のタイマカウンタの値は、前記
したメモリに記憶されている積分終了出力信号trによ
って停止された時のタイマカウンタの値「すなわち基準
の計測値との比較に用いられる(この部分の詳細は後述
されている)。既述した録音増幅器A3によって増幅さ
れた磁気ヘッドHpからの再生信号は、再生増幅器A4
(雑音減少方式が適用されている場合には、この再生増
幅器A4に所要の伸長特性をもたせておく)を介して出
力端子OSに送出される。さて、前述のように構成され
た本発明の録音感度自動調整装置においては、基準信号
発生器OSCからの基準信号eを磁気テープに記録し、
それを再生した時に、録音信号の伝送系中の特定な個所
の録音信号の信号レベルと同一もしくは略々同一の信号
レベルの再生信号が得られる状態となるように、録音信
号回路中に設けられた可変減衰器VAの減衰量が自動設
定されるようにするのであるが、その場合に、基準信号
eに対する減衰量を段階的に変化させて得た次々の基準
信号と対応する再生信号の信号レベルをそれぞれ検出計
測し、それらの計測値と録音信号の伝送系中の特定な個
所の録音信号の信号レベル計測値(基準となる計測値)
とを比較演算して前記の基準となる計測値との差が最小
となる如き減衰量が録音信号に与えられるように録音信
号回路中の可変減衰器VAの状態が自動設定されるよう
にしたり、あるいは、基準信号eがそれに適当に定めら
れた減衰量が与えられた状態で磁気テープに記録される
ようにし、その磁気テープを再生した時の再生信号のレ
ベルの検出計測値と、録音信号の伝送系中の特定な個所
の録音信号の信号レベルの計測値との比較演算により、
両値の差が最4・となる如き減衰量が録音信号に与えら
れるように、録音信号回路中の可変減衰器VAの状態が
自動設定されるようになされるのである。
前記した磁気録音再生装置の録音感度自動調整装置は、
操作盤○Dにおける録音感度自動調整用釘SBの操作に
よって、信号yが制御装置LAに与えられることにより
、一連のプログラムによる制御動作が開始される。
前記の操作盤○Dには、通常の磁気録音再生装置におけ
る操作盤と同様に、録音、再生、早送り、者戻し、停止
などの各種の釘スイッチの他に、バイアス自動設定動作
の開始釦も備えている。次に、第3図及び第4図に示す
フローチャートを参照して、本発明の磁気録音再生装置
の録音感度自動調整装遭の動作の詳細を明らかにする。
まず第3図において、「始め」は磁気録音再生装置の電
源の投入により菱鷹の各部が動作可能な状態となされた
ことを示す。ステップ1で操作盤○Dにおける録音感度
自動調整用釦SBが押圧されて、制御装置LAに信号y
が与えられると、プログラムはアイドルループを抜けて
ステップ2に進む。
ステップ2では信号gにより第1の切襖スイッチSW,
を制御して基準信号発生器OSCからの基準信号eが第
1の切換スイッチSW,から出力信号として出力される
ようにし、また、情号鮮により第2の切換スイッチSW
2を制御して信号hが信号レベルの検出回路Detに与
えられるようにする。ステップ3において、信号mによ
り積分回路仏の積分動作を開始させ、信号レベルの検出
回路戊tによって検出された信号lrを積分回路IAで
積分し、ステップ4では積分回路山における積分動作の
開始と共に制御装置LAの内蔵するタイマカゥソ夕をス
タートさせ、ステップ6では積分回路IAからの出力信
号mが、比較回路CMに設定された一定電圧値nsを超
えた時に比較回路CMから出力される信号trにより制
御装置LA内のタイマカウンタを停止して、その時のタ
イマカウンタの値を基準となる計測値としてメモIJ‘
こ記憶し、また、信号Wにより可変減衰器VAの減衰量
が最大値に設定されるようにすると共に、信号鮫によっ
て第2の功換スイッチSW2の可動接点aを固定接点P
側に切換え、ステップ6では録音ヘッドHrと再生ヘッ
ドHpとの間の緑再時間のずれと対応する時間だけの遅
延を与え、ステップ7では制御信号mにより積分回路L
Aの積分動作を開始させ、再生ヘッドHpの出力信号i
を録音増幅器A3で増幅した信号Kが第2の切換スイッ
チSW2を介して信号レベルの検出回路比tに与えられ
ることにより信号レベルの検出回路Detから出力され
た信号lpを積分回路IAで積分し、ステップ8では積
分回路IAにおける積分動作の開始と共に制御装置LA
の内蔵するタイマカウンタをスタートさせ、ステップ9
では積分回路IAからの出力信号npが、比較回路CM
に設定された一定電圧値厭を超えた時に比較回路CMか
ら出力される信号tpによって制御装置LA内のタイマ
カウンタを停止し、ステップ10では信号やによって停
止したタイマカウンタの値が、既述したステップ5にお
いてメモリに記憶されていた基準となる計測値に等しい
か小さくなったら(すらわち、信号lpの平均値が録音
信号の伝送系中の特定な個所の録音信号の信号レベルの
平均値と対応した値に等しいか、より大きくなったら)
ステップ12へとび、信号やによって停止したタイマカ
ウンタの値が、メモリに記憶されていた基準となる計測
値よりも大きい場合にはステップ11に進む。
ステップ11では可変減衰器VAの減衰量の制御回数が
可変減衰器VAの段数に達していなければ、減衰量を1
段階だけ減少させるような制御信号Wを出力してステッ
プ6へ戻り、達していればステップ12に進む。前記し
たステップ12の状態は、録音回路中に設けられている
可変減衰器VAにより、使用磁気テープからの再生信号
の信号レベルが、録音信号の伝送系中の特定な個所の録
音信号の信号レベルとが同一「もしくは略々同一となる
ように録音信号の信号レベルが自動調製されている状態
である。
第3図示のフローチャートは、基準信号eに対する減衰
量を段階的に変化させて得た次々の基準信号と対応する
再生信号の信号レベルをそれぞれ検出計測し、録音信号
の伝送系中の特定な個所における録音信号の信号レベル
と対応した基準の計測値と比較演算して前記の基準の計
測値との差が最4・となる如き減衰量が録音信号に与え
られるように録音信号回路中の可変減衰器VAの状態が
目敷設定されるようにする場合についてのものであった
が、第4図示のフローチャートは、基準信号がそれに適
当に定められた減衰量が与えられた状態で磁気テープに
記録され、その磁気テープを再生した時の再生信号のレ
ベルの検出計測値と、録音信号の伝送系中の特定な個所
における録音信号の信号レベルと対応した基準の計測値
との比較演算により、両者の差が最小となる如き減衰量
が録音信号に与えられるように録音信号回路中の可変減
衰器VAの状態が自動設定されるようにする場合の例で
ある。
第4図において、ステップ1からステップ9までは既述
した第3図のフローチャートの場合と同様であり、ステ
ップ10Aでは、ステップ5においてメモリに記憶して
おいた基準となる計測値との差に従って、信号Wにより
可変減衰器VAの減衰量が適正なものとなるようにする
のであり、この状態において録音信号回路中に設けられ
ている可変減衰器VAは、使用磁気テープからの再生信
号の信号レベルが、録音信号の伝送系中の特定な個所に
おける録音信号の信号レベルと同一、もしくは略々同一
となされているように、録音信号の信号レベルが自動調
整されている状態となるのである。
第1図のブ。
ック図に示されている例において、基準となる計測値と
してメモリに記憶されるべき録音信号の信号レベルの積
分値を得るための録音信号は、それが録音増幅器A,の
入力側より得るようになされているから、この第1図示
の構成例の場合には、雑音減少方式を適用する場合の圧
縮器の入力信号(録音増幅器A,の入力信号)と、伸長
器の入力信号(再生増幅器A4の入力信号)とが同一と
なるように録音信号の伝送系の伝達利得が自動調整され
るために、録音、再生時における圧縮一伸長特性が完全
な相補特性を示すものとなされることは明らかである。
上記した説明は、磁気録音再生装置が録音ヘッドと再生
ヘッドとを別個に備えている構成形態のもの(いわゆる
3ヘッドの磁気録音再生装置)に関して行なわれたが、
本発明は磁気録音再生装置が録再兼用ヘッドを備えてい
る構成形対のもの(いわゆる2ヘッドの磁気録音再生装
置)に対しても良好に実施できることは勿論であった、
この場合には一連の録音動作を行なった後に制御装置L
Aからの制御信号によってテープ送行系を制御して磁気
テープを巻戻し、次いで順次に記録内容を再生した最適
条件の設定が行なわれるようにすればよいのである(特
願昭53一35485号参照)。
なお、磁気録音再生装置がそれに雑音減少方式が適用さ
れているものであって、録音増幅器A,には圧縮特性が
付与されており、また再生増幅器んには伸長特性が付与
されていたとした場合でも、基準信号の周波数が上記の
例の場合におけるIKHzというように低いものであれ
ば、録音感度の自動調整動作時に磁気録音再生装置にお
ける圧縮伸長特性が録音感度の自動調整作用に対して悪
影響を与えることはない(雑音減少方式において圧縮−
伸長の対象とされる周波数帯城は、通常、数K比以上で
あるからである)。しかしながら、録音感度の自動調整
動作のために用いられる基準信号が数K比以上の周波数
値を有するものであった場合には、磁気録音再生装置に
おいて録音感度の自動調整動作が行なわれる際に、雑音
減少方式のための圧縮−伸長機能が無効にされるように
、また、録音感度の自動調整動作が完了した後に雑音減
少方式のための圧縮−伸長機能が付与されるように制御
装置LAから関連する構成部分に制御信号が与えられて
回路の切換えが自動的に行なわれるようにする。以上、
詳細に説明したところから明らかなように、本発明の磁
気録音再生装置の録音感度自動調整装置においては、操
作盤ODにおける録音感度自動調整用釘SBを押圧する
だけで、磁気テープから再生される再生信号の信号レベ
ルが常に録音時の信号レベルとなされるのであり、した
がって、雑音減少方式が適用された磁気録音再生装置に
おいて使用磁気テープが変更されても、再生音に変化が
生じるようなこともなく、本発明によれば既提案のもの
における諸問題点がすべて良好に解消でき、高忠実度の
記録再生が可能な磁気録音再生装置を容易に提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気録音再生装置の録音感度自動調整
装置の一実施態様の概略構成を示すブロック図、第2図
は可変減衰器の一例構成を示すブロック図、第3図及び
第4図は動作を説明するためのフローチャートである。 LA・・・・・・制御装置、IS…・・・ライン入力信
号の入力端子、SW,…・・・第1の切換スイッチ、S
W2・・・・・・第2の切換スイッチ、OSC……基準
信号発生器、VA・…・・可変減衰器、BS・・・・・
・バイアス信号源、OD・・・・・・操作盤、LA・・
・・・・制御装置、Hr・・・…録音ヘッド、Hp・・
・・・・再生ヘッド、A,〜へ・・・・・・増幅器、D
et……レベル検出回路、い……積分回路、CM・・・
・・・比較回路。策1図 袋z図 条3図 菊ム図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 制御装置から与えられる切換制御信号に応じてライ
    ン入力信号と基準信号発生器からの基準信号とを切換え
    る第1の切換スイツチと、前記第1の切換スイツチの出
    力側以降の録音信号の伝送系中に設けられ、かつ、制御
    装置からの制御信号に応じて録音信号に対する減衰量を
    可変制御しうる如き可変減衰器と、制御装置からの制御
    信号により積分回路における積分動作中にわたつて一定
    の信号レベルの基準信号が得られるように可変減衰器の
    減衰量を可変制御する手段と、磁気テープからの再生信
    号と、前記第1の切換スイツチの出力側と前記した可変
    減衰器との間の伝送系中の特定な個所の録音信号とを切
    換える第2の切換スイツチと、前記第2の切換スイツチ
    からの出力信号の信号レベルを検出するレベル検出回路
    と、前記レベル検出回路からの出力信号を積分する積分
    回路と、前記の積分回路の出力信号と予め定められた基
    準値とを比較して積分終了出力信号を発生し、その積分
    終了出力信号を制御装置に与える比較回路と、基準信号
    を磁気テープに録音しそれを再生した時の前記積分終了
    出力信号の発生によつて求められる積分時間と比較すべ
    き基準信号の時間値とが略々一致する状態となるように
    、可変減衰器を自動調整する手段とを備えてなる磁気録
    音再生装置の録音感度自動調整装置。
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JPS5514539A (en) 1980-02-01

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