JPS60101465A - 冷媒回路切換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ゛　産業上の利用分野 本発明は冷蔵庫、ショーケース等に使用する冷凍装置の
冷媒回路切換装置に関するものである。

従来例の構成とその問題点 第１図及び第２図により従来例について説明する。圧縮
機１により圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮器２にて液
化される。３’Ａは主冷媒回路に設けられた電磁弁であ
り、この電磁弁ａ’Ａが弁開の時は、第１毛細管４Ａ、
冷蔵室冷却器６．冷凍室冷却器６を経て圧縮機１へ戻る
主冷媒回路が構成される。３′Ｂは副冷媒回路に設けた
電磁弁であり、この電磁弁３′Ｂが弁開の時は第２毛細
管４Ｂ、冷凍室冷却器６を通る副冷媒回路が構成される
。第２図は上記電磁弁の通電をコントロールする電気配
線図であるっ圧縮機１は冷凍室（図示せず）内に設けら
れた冷凍室サーモスター７）７’（以下ＦＣサーモスタ
ットという）により０Ｎ−ＯＦＦ運転し、電磁弁３’Ａ
、３’Ｂは冷蔵室（図示せず）内に設けた冷蔵室サーモ
スタット８′（以下ＰＣサーモススタントという）によ
り制御される。次にそのコントロールについて説明する
。冷蔵室及び冷凍室内が所定の温度にまで冷却されてな
い時は、ＦＣＣサーモスフノド７は接点を閉じ、ＰＣサ
ーモスタット８′　は接点８′ａ側となり、電磁弁ｓ’
Ａに通電しこれを弁開とする。この時接点８′ｂ側の電
磁弁３’Ｂは閉じている。この時の冷媒回路は、圧縮機
１．凝縮器２゜電磁弁３’Ａ、第１毛細管４Ａ、冷蔵室
冷却器６．−冷凍室冷却器６の主冷媒回路を構成し、冷
凍室。

冷蔵室両方を冷却している。冷却運転により、冷蔵室が
所定の温度に冷却されるとこれを感知してＰＣザーモス
タット８は接点８ａから接点８ｂに切換わり、電磁弁３
’Ｂは通電により弁開となシ、電磁弁３’Ａは弁を閉じ
る。これにより冷媒回路は圧縮機１．凝縮器２．電磁弁
３′Ｂ、第２毛細管４Ｂ、冷凍室冷却器６の副冷媒回路
を構成し、冷凍室のみを冷却する。冷凍室が所定の温度
迄冷却されると、ＦＣサーモスタット７′は開略し、圧
縮機１への通電を停止するものである。しかしながらこ
の様な電磁弁を用いた冷媒切換回路は、その動作音が大
きい事、又、機械的な可動部を持つ為、寿命や信頼性に
乏しいものであり、弁自身の構造も複雑な為価格が高く
、組立や保守点検も容易でないという欠点があった。

発明の目的 本発明は、機械的な可動部分を持たない、簡単な構造の
冷媒回路切換装置を提供する事を目的とする。

発明の構成 本発明は、サイフオンの原理を応用し、主液溜部の液冷
媒を加熱手段を備えた気泡発生部で生じる気泡蒸気圧に
よシ、副液溜部へ移動させ、副液溜部の下流に設けた毛
細管等よ構成る絞り装置へ冷媒の供給をすると共に、気
泡発生部より下流に設けた毛細管等よ構成る絞り装置に
は、気泡発生によるベーパーロック現象を起して、管内
抵抗が大きくなり、実質的な冷媒の供給を停止する事に
より冷媒回路の切換えを行なうものである。

実施例の説明 以下に本発明の一実施例の構成について、第３図により
説明する。図中、第１図と同一部品については、同一番
号全伺して説明を省略し、異なる点のみについて説明す
る。３は本考案の主題を成す冷媒回路切換装置であり、
第１毛細管４Ａ、冷蔵室冷却器６、冷凍室冷却器６から
圧縮機１へ戻る主冷媒回路と、第２毛細管４Ｂ、冷凍室
冷却器６から圧縮機１へ戻る副冷媒回路との冷媒回路切
換えを行なうものである。冷媒回路切換装置３は外殻３
ａ、外殻３ａを主液溜部３ｂとこの上方に位置する副液
溜部３Ｃに区画する中仕切３ｄを備え、中仕切３ｄの一
部に入口穴３ｄ’ｉ設け、かつ主液溜部３ｂ内の液層部
に設けた連通バイブ３ｅを有している。３ｆは外殻３ａ
の上部に設けられ、副液溜部３Ｃへ凝縮器２よりの液冷
媒を供給する入口穴、３ｑは外殻３ａの底部に設けられ
、主液溜部３ｂの液冷媒を主冷媒回路へ供給する第１出
口穴、３ｈは外殻３ａ側部の副液溜部３Ｃに連通し、副
冷媒回路へ冷媒供給する第２出口穴である。

第１出口穴３ｑの下流にはヒータ等の加熱手段７を備え
た気泡発生部８が接続されている。Ａ、Ｂ。

Ｃは各々冷媒面位置を示し、液面Ｂは、冷媒回路切換装
置３を主冷媒回路側とした場合を示し、液面位置Ａ及び
Ｃは、冷媒回路切換装置３を副冷媒回路側とした場合を
示している。

係る構成に於いてその動作について説明する。

圧縮機１により圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮器２に
て液化され冷媒回路切換装置３０入口穴３ｆを通シ副液
溜部３Ｃに供給される。

副液溜部３Ｃの底面を兼ねる中仕切３ｄには連通パイプ
３ｅが設けられている為、副液溜部３Ｃには溜まら、ず
、これを素通りし、主液溜部３ｂ内に供給される。従っ
て副液溜部の側部に設けた第２出口穴３ｈには液冷媒は
供給されずこの場合、副冷媒回路は実質上閉路状態とな
る。主液溜部３ｂ内に供給された液冷媒は、その底面に
設けられた第１出口穴３ｑを通シ気泡発生部８を経由し
、第１毛細管４Ａで減圧され、冷蔵室冷却器６、冷凍室
冷却器６にて所定の温度で蒸発し、圧縮機１へ戻るサイ
クルをくり返す。主冷媒回路使用時の主液溜部３ｂへ溜
まる液量としては、液面位置Ｂとなる様に設定している
。次に冷蔵室冷却器５が所定の温度迄冷却されるとこれ
を専用サーモスタットにより検知し、加熱手段７を作動
させる事によシ、気泡発生部８を加熱し、気泡を発生さ
せる。

連通パイプ３ｅの出口は液層部に位置している為。

発生した気泡蒸気の逃ける部分がなく、主液溜部３ｂ内
の蒸気圧が高まり、この蒸気圧により冷媒液面が押し下
げられ、連通バイブ３ｅ内を逆流し、副液溜部３Ｃ内に
冷媒が溜まり始める。主液溜部３ｂの液面位置がＢから
Ｃに下がると、副液溜部３Ｃ内の液面位置はＡになる様
に設定されている。

これにより第２出口穴３ｈは冷媒液面の下に位置する事
となり、第２出口穴３ｈを通過しだ液冷媒は第２毛細管
４Ｂにて減圧され、冷凍室冷却器６にて所定の温度で蒸
発し圧縮機１へ戻るサイクルをくり返す。気泡発生部よ
り気泡を発生させ、副冷媒回路を開路状態としている場
合、気泡発生部８より下流の第一毛細管４Ａには、気泡
発生によるペーパーロック現象により管内抵抗が大きく
なり、実質的な冷媒の供給が停止され、主冷媒回路を閉
路状態とする事により冷媒回路の切換を行なうものであ
る。

第４図は他の実施例である。これは２回路以上の複数回
路を切換る冷媒回路切換装置の１例である。冷媒回路切
換装置３０の外殻３０　ａを各々連通パイプ３１ａ１．
３２ａ１を有する中仕切３１ａ。

３２ａで区画し、主液溜部３１．第１副液溜部３２゜第
２副液溜部３３を構成している。各液溜部には各々の出
口穴３４．３５．３６を有している。気泡発生部３４ａ
　、３５ａに備えた加熱手段３７゜３８の動作制御によ
り、３回路の冷媒回路切換を行なうものである、 発明の効果 本発明は上記した様に、主液溜部の液冷媒を加熱手段を
備えた気泡発生部で生じる気泡蒸気圧によシ、主液溜部
より上方へ位置する副液溜部へ移動させ、副液溜部の下
流に設けた毛細管等より成る絞り装置へ冷媒の供給をす
ると共に、気泡発生部より下流に設けた毛細管等より成
る絞り装置には気泡発生によるベーパーロック現象を起
して管内抵抗が大きくし、実質的な冷媒の供給を・停止
する事により冷媒回路の切換えを行なうものであるから
、電磁弁等の機械的な可動部分がなく、比較的簡易な構
造で動作音のない冷媒回路切換装置を得る事ができ、そ
の結果は大きなものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示す冷凍サイクル図、第２図は同電気
配線図、第３図は本発明の一実施例を示す冷凍装置の冷
媒回路切換装置部分を断面図で示しだ冷凍サイクル図、
第４図は他実施例を示す断面図である。 ３・・・・・冷媒回路切換装置、３ｂ・・・・・主液溜
部、３Ｃ・・・・・・副液溜部、７・・・・・−加熱手
段、８・・・・・・気泡発生部、３ｄ・・・・・・中仕
切、３ｅ・・・・・・連通、＋イブ、３ｑ・・・・・・
第１の出口穴、３ｈ・・・７・・第２の出口穴、３ｆ・
・・・・入口穴。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 主液溜部と、この主液溜部より上方に位置し、中仕切に
   て区割され、かつ入口穴を有する副液溜部と、前記副液
   溜部よシ主液溜部の底面に近接して開口する連通パイプ
   と、前記副液溜部に開口する第２出口穴と、前記主液溜
   部に底部に開口する第１出口穴とを備え、かつ前記第１
   出口穴と連接し、加熱手段′ｆ：備えた気泡発生部とを
   具備する冷媒回路切換装置。