JPS60100307A - Νb↓3Sn系超電導線材の製造方法 - Google Patents

Νb↓3Sn系超電導線材の製造方法

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JPS60100307A
JPS60100307A JP58206933A JP20693383A JPS60100307A JP S60100307 A JPS60100307 A JP S60100307A JP 58206933 A JP58206933 A JP 58206933A JP 20693383 A JP20693383 A JP 20693383A JP S60100307 A JPS60100307 A JP S60100307A
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光延 若田
吉崎 浄
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今泉 三之
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は高磁界用Nb3Sn系超′屯導線材の製造方
法に関するものでおる。
〔従来技術〕
Nb3Sn系化合物超電導線材は核融合、〃口速器。
物性研究用などに要求される高磁界を発生させる超電導
磁石用の線材として1年々その需要が増えてきている。
それに伴い磁石の大型化や高磁界化への計画も進み、1
2T以上の高磁界における線材の電流特性の向上が要望
されている・そこで。
最近、Nb5(3Q化合物層に第三元素f添〃uするこ
とによって臨界1L流特性を改善する試みがなされてい
る。
即ち、Ti、Ga、工n、若しくはMgを添加した(1
!uf311合金(ブロンズ)をN b /C?線と組
み合わせた後断面縮少jJO工し、最終寸法で化合物生
成熱処理を施す方法(同一出願人が昭57−>0−26
に出願L7を特′1m昭57−187901 号明細書
に詳述ン、Ti、Ta、Zr若しくFiHfをNbJc
)線に合金化し、これをcuSn合金と組み合わせた後
@面縮少加工し、最終寸法で化合物生成熱処理を施す方
法、又は両者を組み合わせた方法がある。
しかしこれらの方法では、Ouに合金化されるsnの址
が加工上制限されるため生成されるN’b3Snの占積
率が低く、従って線材断面積当りの臨界電流密度が低b
0更に、0uEln合金又はTi、In。
Ga若しくはMgを添加したC!usn合金はカI工硬
化が激しく数十回にも及ぶ中間焼鈍処理が必要であると
いう欠点もある。
これらの欠点を改善するために先行技術ではNb基金属
材とGa、工n、Pb若しくはA4を合金化させたSn
基金属材との周辺にCU 基金属材を配置し、た状態で
、一体として断面縮少加工して熱処理する方法(同一出
願人が昭57−10−25に出願した特11A昭571
87057号Bl 粕1 書[詳述)、又はlJb基金
属材とSn 基金属材との周辺にTi、Ta、Zr若し
くはklf′ft合金化させたCu基金属材を配置した
状態で、一体として断面縮少加工して熱処理する方法(
同一出願人が昭58−4−14に出願した特願昭58−
号明細曹に詳述)が開発されている。これらの方法では
Ouに合金化されるSn の量の制限がなく。
生成されるNbgSnの占積率を高めることができ。
更に〃ロエ性に優れ中間焼鈍処理が全く必要ないという
利点がある。しかも、高磁界における臨界電流密度を第
三元素を添加しない線材に比べ大幅に高めることに成功
している。前者の方法においてSn基金属材に工nを合
金化させる例をとれば。
Nb313n生成熱処理によシNb5gnに固溶したI
nは、上部臨界磁界(BO2)を改善しなからNb3S
n結晶粒を微細化する役目を果たすことによって。
磁束のビン止め刀が増加し、Nb3Sn層当りの臨界′
を流全高めている。後者の方法においてCu基金属材に
T1を合金化させる例をとれば、 Nb38n生成熱処
理によりNb3Sn[固溶したTiは、工nの場合とは
異なり、結晶粒の粗大化は起こるが。
上部臨界磁界を高くする役目を果たすことによって、高
磁界における臨界電流密度を向上させている。このよう
に、工nのみの添)Jri l)るいはTiのみの添〃
口だけでは、高磁界での臨界電流密度のより向上に必要
な条件、即ち■高い臨界磁界、■細かいNb3Sn結晶
粒を両方とも満足することができなかったので、高性能
高磁界マグネット製作に十分な高磁界臨界電流特性をM
する線材を得ることができなかった。
〔発明の概要〕
この発明は上記した点に鑑みてなされたもので。
Nb基金属材とSn基金属材の周辺にCu基金属材を配
置した状態で一体として断面縮少加工して熱処理するこ
とによって超電導線材を製造するものにおいて、上記S
n基金属材が5nKGa、工n。
Pb、及びAAのうち少なくとも一種以上f0.5〜5
gwt%含有する金属材ice、かつ上記Cu基金属材
が0ulCTi、Ta、Zr及び)Ifのうち少なくと
も一種以上を0.03〜JWt係含有する金属材にする
か、又は上記Nl)基金属材がNbKTi。
Ta、Zr及びHfのうち少なくとも一種以上を0.1
〜2owt%含射する金属材にすることにより。
高磁界における臨界電流密度により優れたNb5Sn系
超電導線材を安定に信頼性高く製造しようとするもので
ある。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例をInをSn 基金属材に、
TiをO’u 基金属材に添加する場合について詳細に
説明する。
まず第1図の断面図に示すような複合棒を作成した。図
において(1)は母相でCu−0,28wt%T1合金
のCu基金属材で、(2)はこの母相fllに埋設され
た90本のNk)心線のNb基金属材で、(3)は母相
(1)の中央部に埋設されたSu−10wt%In棒の
Sn基金属材で、(4)は母相(1)を被覆しt Sn
+ 工n及びT1の拡散障壁となるNb管で、(5)は
Nb管(4)を被覆する安定化のためのCu管である。
次にこの複合棒をすべて冷間引抜カロエで直径0.76
mまで伸線した。伸線加工は中間焼鈍の必要もなく安定
になされ、極めて良好な加工性を示した。最終径におい
て、Nl)フィラメント径及び本数は38μm、90本
で、拡散バリヤ内のマトリックスの構成はQu−18,
3wt%5n−1,9wt%工n−0.23wt%T1
であった。次にこの線材を750℃で120hr熱処理
することにより)Ib3Sn化合物を生成させた。なお
熱処理温度としては600℃から850℃の間が望まし
い。
こうして得た線材について、印〃D磁界(B)中での臨
界電流(工C)を液体ヘリウム温度(4,2K)で測定
し、走査形電子顕微鏡によるNb3Sn結晶粒の観察を
行った。また、比較のために、Sn基金属材とOu基全
金属材して、純Snと純C!u、Sn−10wt%工n
と純Ou、及びf4SnとCu −(L28itチT1
を用いた同一構成の 3種類の縁材を製造し、同様の超
電導特性の測定を行った。なお。
この発明の実施例と比較される線材は、得られたものの
中でそれぞれ最高の臨界電流特性のものを摘出している
。第2図は臨界電流測定結果を示す特性図で、縦軸は臨
界電流(Ic)を横軸は印加磁界@)1r表わしている
。図中曲mhは純Bnと純CU。
曲線BはSn −10wt %1:nと純Cu1曲線C
は糾Snと0u−0,28wt%T1+及び曲線りはこ
の発明のsu lQwt%工nとcu−0,28wt%
Tif−それぞれ使用した線材の臨界電流特性を示して
いる。
これらの測定結果を基にスケーリング則に従って上部臨
界磁界を計算すると、A(純Snと純Cu)は約23T
、B (Sn−10wt%Inと純Cu) は約23T
、O(純Sn (!: Cu−0,28wt%Ti)は
約28T、及びD(Sn−10wt%工r)と0u−0
,28wt%Ti)は約28Tであった。即ち、In添
加によって03)、上部臨界磁界は殆ど変化しないが。
Nb3Sn結晶粒は微細化しているので、すべての磁界
における臨界電流が上昇してい几。T1添〃nの場合に
は(C)、上部臨界磁界は約5T上昇するが結晶粒は粗
大化している。そのため臨界電流は低磁界側で多少劣化
するが、高磁界で大幅に増加した。さらに、この実施例
のようにIn及びT1を同時添加しfc場合、それぞれ
の元素の添〃口効果がほぼ独立して出現し、上部臨界磁
界が高く、かつNb3Sn結晶粒が細かくなっており1
0T以上の高磁界における臨界電流は大巾に増り口して
いた。
この発明のように一万の元素の添〃口効果が他方の元素
の添加によって殆ど阻害されない点は注目に値する。
続いて、InとT1 を同時添加した線材の断面をXa
マイクロアナライザーで分析したところ。
Nb5sn層中に少量のInと多量のT1とが確認され
た。また、臨界温度(Tc)を測定した結果、工nを添
加することによるTcの変化は殆どないが。
T1を添加することによって0.5Ki度上昇し。
この実施例の線材ではIT、6にであった。
以上の測定結果から次のことが考えられる。工nはN1
)5EIn mの主として結晶粒界に存在し、結晶粒の
成長を抑制し、そのためにビン止め刀を高める。Tiは
NbASn 層の結晶粒内に合金化され。
常電導における残留抵抗値と臨界温度を増加させること
によシ上部臨界磁界を高める。両元素のZJb3Sn層
中の添加場所、及び臨界電流を向上させる機構が異なる
ことから2両元素の添加効果の独立性が保たれたものと
解釈できる。
なお、Snに合金化されるInの量は0.5wt%以下
では特性向上に寄与せず、5gwt% 以上では伸f!
加工性が阻害するだけでなく、超電導特性もかえって劣
化するので、Q、5wt%〜5 Q wt%が望ましい
。又、Cuに合金化されるT1の量はn、o:twt%
以下では特性向上に寄与せず、4wt襲以上では、加工
硬化が激しくなると共に超電導特性もかえって劣化する
ので、0.03wt%〜4wt%が望ましい。
上述の実施例において、TiはQu基全金属材母相)に
合金化することによって添加したが。
この他にT1の添加方法としてはNb 基金属材に添加
することも非常に有効である。例えば他の実施例として
、母相がQu基全金属材CUであり、この母相に90本
のNl)基金属材のN1:+−5wt%T1合金心線と
中央部にSn基金属材のSn−10wt%工n棒が埋設
でれた上述の実施例と同様構成の線材を作製した。伸線
〃ロエは同様に非常に容易に行うことができた。Nb3
Sn生成熱処理後、磁界−臨界電流特性を測定したが、
上述の実施例と同様に臨界電流特性の大幅な改善が達成
された。この場合HbVc添加するT1の量はQ、1w
t%以下では添加効果を示さず、2gwt% 以上では
かえって超電導特性を低下させるので添加量としては0
.1〜2Qwt%が適当でろる。また、今までに述べた
2つの実施例を組み合わせてNl)基金属材とCu基金
属材、すなわちOu基マトリックス材の双方に同時にT
iを添加することも非常に有効であり特に15T以上で
の超高磁界での臨界電流特性を向上させる。
Snに合金化される元素として工n の代わシにGa(
(用いた場合にも、InとTiとの同時添加と同様、高
磁界特性の向上は著しかった。即ち、Gaを単独に添加
した場合わずかに上部臨界磁界の向上が認められたが、
さらにT1f同時添加することによって上部臨界磁界が
上昇しく24T→28T)、結晶粒も微細化さfpるの
で臨界電流が大巾に増加したと考えられる。その他、P
 b ’p A1.の場合も、工nと同様の性*がちり
、Tiとの同時添加により、よシ特性の向上が認められ
た。なおSnに添加されるGa、Pb及びA4の量も、
 工。
の場合と同様0.5〜5[1wt% が望ましい。又。
これらの元素を二種以上組合わせてSnに添加し多元合
金化したものであってもよい。
Cu基金属材においても、Ti の代わりに、同様の性
質を持っZr、 Hf及びTaなどの元素を少くとも一
種以上T1と同じ組成範囲内0.03〜4wt%で添加
しても上記実施例と同様の効果′f1r#する。
Nb基金属材においても、Ti の代わりに、同様の性
質を持つZr、Hf及びTaなどの元素を少くとも一種
以上、Tiと同じ組成範囲内0.1〜20 wt%で添
加しても上記実施例と同様の効果を奏する。
さらに、この線材に同時添加される元素はInとTi、
GaとT1との組み合わせに限らず、In。
Ga、Pb、Atのうちのいずれか一種以上とTi。
Zr、Hf、Taのいずれか一種以上を含んだ組み合わ
せであれば、上記実施例と同様の効果を奏する。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、Nb基金属材
とSn基金属材の周辺にCU 基金属材を配置した状態
で一体として断面縮少加工して熱処理することによって
超電導線材を製造するものにおいて、上記Sn基金属材
がSnにGa、In、 Pb及びAtのうち少なくとも
一種以上ヲ0.5〜50wt%含有する金属材にし、か
つ上記Cu基金属材がCuにTi、Ta、Zr及びHf
 のうち少なくとも一種以上を0.03〜4wt%含有
する金属材にするか、又は上記Nb基金属材がNb1C
Ti、Ta。
Zr及びHfのうち少なくとも一極以上ヲ0.1〜20
wt%含有する金属材にすることによシ、高磁界におけ
る臨界電流特性によシ擾れたNb3Sn系超電導線材を
安定に信頼性高く製造できる。例えばIOT以上の高磁
界超電導磁石に好適なものを得ることが可能になった。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の断面縮少加工前の複合棒
を示す断面図で、第2図は4.2Kにおける印刀口磁界
と臨界電流との関係を示す特性図で。 曲iDはこの発明の一実施例により得られたTi。 工n f添加した線材の特性向iを1曲線Aは無添加線
材の特性臼i全2曲線BはInだけを添〃口した綴材め
特性曲線を2曲線C1jTiだけを添加しfc線材の特
性曲線を表わしている。 図において(1)は母相のCu−0,28wt%T1合
金のCu基金属材、(2)はNb心線のNb基金属材、
(3)はSu−3Qwt%工n棒のSn基金属材、(4
)はNb管、(5)はCu管である。 代理人大岩増雄 CV) つ■ 第1頁の続き ■Int、C1,’ 識別記号 // H01B 12/10 ■発明者今泉 三之 庁内整理番号 8222−5E 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機株式会社材料
研究所内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 +l) Nb基金属材とSn基金属材の周辺にCU基金
    属材を配置した状態で一体として断面縮少加工して熱処
    理することによって超電導線材を製造するものにおいて
    、上記Sn基金属材が5nVcGa。 In、Pb、及びAtのうち少なくとも一種以上を0.
    5〜5Qwt%含有する金属材であシ、かつ上記Cu基
    金属材がCUにTi、Ta、Zr、及びHfのうち少な
    くとも一種以上を0.03〜4wt%含有する金属材で
    あることを特徴とするNb3Sn系超電導線材め製造方
    法。 (2) Nl)基金属材は、Nb1CTi、Ta、Zr
    及びHfのうち少なくとも一種以上を0.1〜2Qwt
    チ含有する金属材であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載のN bB S n系超電導線材の製造方
    法。 (31Nl)基金属材とSn基金属材の周辺に゛Cu基
    金属材を配置した状態で一体として断面縮少no工して
    熱処理することによって超電4線材を製造するものにお
    いて、上記Sn基金属材が5nKGa。 ■n、Pb及びAtのうちの少なくとも一種以上を0.
    5〜5owt%含府する金属材であり、かつ上記Nl)
    基金属材がNb+1CTi、Ta、Zr及びHf ノう
    ち少なくとも一種以上を0,1〜2 g wt%含有す
    る金属材、:cあることを特徴とするNbBSn系超電
    導系材電導線材法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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