JP3046828B2 - Nb▲下3▼Sn複合超電導体の製造方法 - Google Patents
Nb▲下3▼Sn複合超電導体の製造方法Info
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Classifications
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
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- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は、NMR分析装置、電磁推進高速船、核融合
炉、高効率エネルギー貯蔵等に有用な高磁界特性を改良
したNb3Sn超電導線材の製造方法に関する。
炉、高効率エネルギー貯蔵等に有用な高磁界特性を改良
したNb3Sn超電導線材の製造方法に関する。
[従来の技術] 高磁界発生用の超電導線材としては、従来Nb-Ti系の
合金線材が用いられているが、該合金線材では液体ヘリ
ウム温度(4.2K)における発生磁界の限度が約9テスラ
(9T)であり、核融合装置などに必要な10T以上の高磁
界を発生するためには、化合物系超電導体を用いる必要
がある。Nb3Sn化合物はこのような要求に応える実用超
電導材料の一つとして知られおり、その臨界温度TCは
約17.5Kで、Nb-Tiの約9Kに比べて約2倍高い値をもつ。
ところで、マグネットの発生磁界を上げるためには、上
部臨界磁界HC2を高め、高磁界中の臨界電流密度JCを
増加させることが必要である。なお、ここにJCは液体
ヘリウム中で測定された臨界電流値ICを超電導体の断
面積で除して求められる。Nb3Sn化合物の線材を作製す
る方法として、ブロンズ法が既に知られており、この方
法は、Nb(ニオブ)を基体とし、これをCu(銅)−Sn
(錫)合金マトリックスでくるんだ複合体を作り、これ
を塑性加工し、熱処理することによりNb3Sn化合物線材
を作製する方法である。しかし、この方法で作られたNb
3Sn化合物線材の磁界−JC特性は12T以上で急速に低下
し、この線材では12T以上の磁界を発生しうる超電導マ
グネットを作製することが困難である。Nb3Sn複合加工
線材では、他の元素を添加することが、そのHC2および
強磁界中でのJCを高め、12T以上の高磁界中での使用を
可能にするうえに最も効果的な方法と考えられる。この
ような見地から、先にNb3SnにTi(チタン)を添加した
線材が発明者の1人を中心とするグループによって作製
され、報告された(Applied Physics Letters,39巻,766
頁,1981年)。
合金線材が用いられているが、該合金線材では液体ヘリ
ウム温度(4.2K)における発生磁界の限度が約9テスラ
(9T)であり、核融合装置などに必要な10T以上の高磁
界を発生するためには、化合物系超電導体を用いる必要
がある。Nb3Sn化合物はこのような要求に応える実用超
電導材料の一つとして知られおり、その臨界温度TCは
約17.5Kで、Nb-Tiの約9Kに比べて約2倍高い値をもつ。
ところで、マグネットの発生磁界を上げるためには、上
部臨界磁界HC2を高め、高磁界中の臨界電流密度JCを
増加させることが必要である。なお、ここにJCは液体
ヘリウム中で測定された臨界電流値ICを超電導体の断
面積で除して求められる。Nb3Sn化合物の線材を作製す
る方法として、ブロンズ法が既に知られており、この方
法は、Nb(ニオブ)を基体とし、これをCu(銅)−Sn
(錫)合金マトリックスでくるんだ複合体を作り、これ
を塑性加工し、熱処理することによりNb3Sn化合物線材
を作製する方法である。しかし、この方法で作られたNb
3Sn化合物線材の磁界−JC特性は12T以上で急速に低下
し、この線材では12T以上の磁界を発生しうる超電導マ
グネットを作製することが困難である。Nb3Sn複合加工
線材では、他の元素を添加することが、そのHC2および
強磁界中でのJCを高め、12T以上の高磁界中での使用を
可能にするうえに最も効果的な方法と考えられる。この
ような見地から、先にNb3SnにTi(チタン)を添加した
線材が発明者の1人を中心とするグループによって作製
され、報告された(Applied Physics Letters,39巻,766
頁,1981年)。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の第1の目的は、上記Ti添加Nb3Sn線材と同等
以上の優れた高磁界特性をもつ超電導線材、具体的に
は、Nb3Sn超電導線材の12T以上でのJC特性を改善しう
るNb3Sn複合超電導体を提供するものである。
以上の優れた高磁界特性をもつ超電導線材、具体的に
は、Nb3Sn超電導線材の12T以上でのJC特性を改善しう
るNb3Sn複合超電導体を提供するものである。
また、本発明の第2の目的は、素材である複合体が長
尺の線、テープあるいは管に加工しうる良好な加工性を
備えて、超電導マグネットの線材として実用に供するこ
とができるNb3Sn複合超電導体を提供することである。
尺の線、テープあるいは管に加工しうる良好な加工性を
備えて、超電導マグネットの線材として実用に供するこ
とができるNb3Sn複合超電導体を提供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記目的を達成するためになされたもの
で、NbまたはNb-Ge合金からなる基体要素とSn,Geのうち
一種以上の元素を含む一種以上のマトリックス要素とか
ら構成され、少くともNb,Sn,及びGe、好ましくはCuの元
素を含む複合体を所定形状に加工する工程と、加工され
た複合体を600℃〜900℃で熱処理して、基体要素とマト
リックス要素の界面にGeを含むNb3Sn超電導相を生成さ
せる工程とを具備したことを特徴とするNb3Sn複合超電
導体の製造方法である。ここで基体要素とは、その表面
にGeを含むNb3Sn相を生成させる構成要素であり、マト
リックス要素とは、該Geを含むNb3Sn相を生成せしめる
のに必要なSn及びGeを供給する構成要素である。Cuは、
マトリックス要素に含有させるのが好適である。マトリ
ックス要素に含まれたCuは、Nb3Sn相の生成を促進する
効果があるとともに、Snもしくは元素としては加工性の
ないGeを固溶して、加工性のよいマトリックスとするこ
とができる。
で、NbまたはNb-Ge合金からなる基体要素とSn,Geのうち
一種以上の元素を含む一種以上のマトリックス要素とか
ら構成され、少くともNb,Sn,及びGe、好ましくはCuの元
素を含む複合体を所定形状に加工する工程と、加工され
た複合体を600℃〜900℃で熱処理して、基体要素とマト
リックス要素の界面にGeを含むNb3Sn超電導相を生成さ
せる工程とを具備したことを特徴とするNb3Sn複合超電
導体の製造方法である。ここで基体要素とは、その表面
にGeを含むNb3Sn相を生成させる構成要素であり、マト
リックス要素とは、該Geを含むNb3Sn相を生成せしめる
のに必要なSn及びGeを供給する構成要素である。Cuは、
マトリックス要素に含有させるのが好適である。マトリ
ックス要素に含まれたCuは、Nb3Sn相の生成を促進する
効果があるとともに、Snもしくは元素としては加工性の
ないGeを固溶して、加工性のよいマトリックスとするこ
とができる。
複合体の具体的な態様としては、基体要素としてNbま
たはNb-Ge合金を用い、マトリックス要素としてCu-Sn-G
e合金、またはCu-Ge合金とSn、またはCuとSn-Ge合金を
用いる方法と、基体要素としてNb-Ge合金を用い、マト
リックス要素としてCu-Sn合金またはCuとSnを用いる方
法などがある。以下に複合体の組合わせの幾つかの例を
列挙する。なお、本発明は、これに限定されるものでは
ない。
たはNb-Ge合金を用い、マトリックス要素としてCu-Sn-G
e合金、またはCu-Ge合金とSn、またはCuとSn-Ge合金を
用いる方法と、基体要素としてNb-Ge合金を用い、マト
リックス要素としてCu-Sn合金またはCuとSnを用いる方
法などがある。以下に複合体の組合わせの幾つかの例を
列挙する。なお、本発明は、これに限定されるものでは
ない。
1.Nb/Cu-Sn-Ge 2.Nb-Ge/Cu-Sn-Ge 3.Nb-Ge/Cu-Sn 4.Nb-Ge/Cu/Sn 5.Nb/Cu/Sn-Ge 6.Nb-Ge/Cu/Sn-Ge 7.Nb/Cu-Ge/Sn 8.Nb-Ge/Cu-Ge/Sn 9.Nb/Cu-Ge/Sn-Ge 10.Nb-Ge/Cu-Ge/Sn-Ge 11.Nb/Sn-Ge 12,Nb-Ge/Sn-Ge 前記の基体要素を構成するNb-Ge合金の好適なGe含有
量は0.2〜5原子%の範囲にある。この範囲としたの
は、良好な高磁界特性をうるためには0.2原子%以上、
また、良好な加工性を保つためには5原子%以下である
のがよいからである。前記のCu-Sn-Ge合金には、充分な
量のNb3Sn化合物を生成せしめるために3原子%以上のS
n及び良好な高磁界特性をうるために0.1原子%以上のGe
を含むのが好適であり、また、良好な加工性を保つため
にSn含有量は10原子%以下、Ge含有量は5原子%以下で
あるのがよい。また前記のマトリックス要素を構成する
Cu-Ge合金とSn-Ge合金中のGe含有量は良好な高磁界特性
をうるために0.1原子%以上であるのが好適であり、一
方、良好な加工性を保つために10原子%以下であるのが
好適である。さらに、Nb-Ge合金の基体要素と組合せるC
u-Sn合金マトリックス要素中のSn含有量は、充分な量の
Nb3Sn化合物を生成せしめるために3原子%以上、ま
た、良好な加工性を保つために10原子%以下であるのが
好適である。
量は0.2〜5原子%の範囲にある。この範囲としたの
は、良好な高磁界特性をうるためには0.2原子%以上、
また、良好な加工性を保つためには5原子%以下である
のがよいからである。前記のCu-Sn-Ge合金には、充分な
量のNb3Sn化合物を生成せしめるために3原子%以上のS
n及び良好な高磁界特性をうるために0.1原子%以上のGe
を含むのが好適であり、また、良好な加工性を保つため
にSn含有量は10原子%以下、Ge含有量は5原子%以下で
あるのがよい。また前記のマトリックス要素を構成する
Cu-Ge合金とSn-Ge合金中のGe含有量は良好な高磁界特性
をうるために0.1原子%以上であるのが好適であり、一
方、良好な加工性を保つために10原子%以下であるのが
好適である。さらに、Nb-Ge合金の基体要素と組合せるC
u-Sn合金マトリックス要素中のSn含有量は、充分な量の
Nb3Sn化合物を生成せしめるために3原子%以上、ま
た、良好な加工性を保つために10原子%以下であるのが
好適である。
上述のような基体要素とマトリックス要素を組合せた
複合体を作製する。基体要素とマトリックス要素を組合
せた複合体を作製する一つの方法は、マトリックスに孔
をあけてその中に基体を挿入する方法がある。この場
合、マトリックス要素の一つとして純SnまたはSn-Ge合
金を使用する場合は、他のマトリックス要素であるCu-G
e合金または純Cuに複数の孔をあけ、別々の孔の中に基
体要素と純SnまたはSn-Ge合金を挿入する。さらに、前
記複合体を作製する他の方法として、基体要素の管の中
にマトリックス要素を挿入してもよい。また、上述した
例は、Cu元素を含む例であるが、本発明はCuを含まない
ものでもよい。例えば、Nb基体要素の管の中にSn-Geマ
トリックス要素を挿入して複合体を作製することもでき
る。
複合体を作製する。基体要素とマトリックス要素を組合
せた複合体を作製する一つの方法は、マトリックスに孔
をあけてその中に基体を挿入する方法がある。この場
合、マトリックス要素の一つとして純SnまたはSn-Ge合
金を使用する場合は、他のマトリックス要素であるCu-G
e合金または純Cuに複数の孔をあけ、別々の孔の中に基
体要素と純SnまたはSn-Ge合金を挿入する。さらに、前
記複合体を作製する他の方法として、基体要素の管の中
にマトリックス要素を挿入してもよい。また、上述した
例は、Cu元素を含む例であるが、本発明はCuを含まない
ものでもよい。例えば、Nb基体要素の管の中にSn-Geマ
トリックス要素を挿入して複合体を作製することもでき
る。
この様にして作られた複合体を線引き、圧延、管引き
などにより、線、テープあるいは管などの所定形状に加
工したのち、600℃〜900℃の温度で熱処理する。この処
理により基体要素とマトリックス要素の界面に拡散反応
によりGeを含むNb3Sn相が生成される。この場合、熱処
理温度を上記範囲に限定した理由は、熱処理温度が600
℃より低いと充分な量のNb3Sn相が生成されず、一方、9
00℃より高いとNb3Sn相内にCuが固溶したり、Nb3Snの結
晶粒が粗大化して超電導特性が低下するためである。
などにより、線、テープあるいは管などの所定形状に加
工したのち、600℃〜900℃の温度で熱処理する。この処
理により基体要素とマトリックス要素の界面に拡散反応
によりGeを含むNb3Sn相が生成される。この場合、熱処
理温度を上記範囲に限定した理由は、熱処理温度が600
℃より低いと充分な量のNb3Sn相が生成されず、一方、9
00℃より高いとNb3Sn相内にCuが固溶したり、Nb3Snの結
晶粒が粗大化して超電導特性が低下するためである。
[発明の効果] 本発明による製造法を用いると、12T以上でのJCが改
善され、高磁界発生に有用なNb3Sn超電導線材を作製す
ることができる。また、複合体の加工性が良好なため、
長尺で均質性の優れた超電導線材を製造することが出来
る。さらに、複数の基体要素をもつ複合体を加工し、こ
れを束ねて加工を繰返すことによっていわゆる極細多芯
形式の超電導線材を作製することが可能である。極細多
芯超電導線は速い磁界変化に対して超電導性を安定に保
つことにより、安全な超電導機器を製作することが出来
るので実用上有利である。
善され、高磁界発生に有用なNb3Sn超電導線材を作製す
ることができる。また、複合体の加工性が良好なため、
長尺で均質性の優れた超電導線材を製造することが出来
る。さらに、複数の基体要素をもつ複合体を加工し、こ
れを束ねて加工を繰返すことによっていわゆる極細多芯
形式の超電導線材を作製することが可能である。極細多
芯超電導線は速い磁界変化に対して超電導性を安定に保
つことにより、安全な超電導機器を製作することが出来
るので実用上有利である。
[実施例] 実施例1(試料2)及び比較例1(試料1) Cuに7原子%のSnを含むCu-Sn合金とCuに7原子%のS
n及び0.5原子%のGeを含むCu-Sn-Ge合金とを、それぞれ
るつぼ中で溶解し、金型に鋳造して直径12mm、長さ100m
mの合金棒を作製した。この合金棒を機械加工して、外
径10mm、内径5mm、長さ80mmのCu−7原子%Sn及びCu−
7原子%Sn-0.5原子%Ge合金管を作製した。これらの合
金管の内に、直径5mm、長さ80mmのNb棒を挿入して複合
体を作製した。これらの複合体を溝ロール圧延して2.5m
m角の棒に加工したのち、平ロール圧延によって厚さ0.2
5mm、巾5mmのテープに加工した。上記加工工程の途中
で、約50%の加工を行ったのち、550℃で2時間の中間
焼鈍を行った。前記のテープから長さ40mmの超電導特性
試料を切り出し、775℃で100時間の熱処理を行った。こ
の拡散熱処理によってNb芯とCu-Sn合金またはCu-Sn-Ge
合金マトリックスとの界面に厚さ約10μmのNb3Sn相が
生成された。マトリックスがCu−7原子%Sn合金のもの
も、Cu−7原子%−0.5原子%GeのものもNb3Sn相の厚さ
はほぼ同じであった。電子線プローブマイクロアナライ
ザーによってNb3Sn相の分析を行ったところ、マトリッ
クスにGeを添加した試料では、Nb3Sn相に少量のGeが含
まれることがわかった。前記のテープのTCと磁界中の
ICを直流4端子法で測定した。その結果、比較例1と
して作製したNbとCu−7原子%Sn合金マトリックスを用
いたテープ(試料1)のTCは17.5K、NbとCu−7原子%
Sn-0.5原子%Ge合金マトリックスを用いたテープ(試料
2)のTCは17.6Kであった。また、試料1と試料2のI
Cの磁界による変化を図1の曲線1と曲線2に示した。
マトリックスにGeを添加することにより、磁界によるI
Cの低下が著しく小さくなることがわかる。これはGe添
加によりHC2が増加したことによると考えられる。14T
のICと10TのICの比をとると試料1では32%であった
ものが、試料2では62%に改善された。
n及び0.5原子%のGeを含むCu-Sn-Ge合金とを、それぞれ
るつぼ中で溶解し、金型に鋳造して直径12mm、長さ100m
mの合金棒を作製した。この合金棒を機械加工して、外
径10mm、内径5mm、長さ80mmのCu−7原子%Sn及びCu−
7原子%Sn-0.5原子%Ge合金管を作製した。これらの合
金管の内に、直径5mm、長さ80mmのNb棒を挿入して複合
体を作製した。これらの複合体を溝ロール圧延して2.5m
m角の棒に加工したのち、平ロール圧延によって厚さ0.2
5mm、巾5mmのテープに加工した。上記加工工程の途中
で、約50%の加工を行ったのち、550℃で2時間の中間
焼鈍を行った。前記のテープから長さ40mmの超電導特性
試料を切り出し、775℃で100時間の熱処理を行った。こ
の拡散熱処理によってNb芯とCu-Sn合金またはCu-Sn-Ge
合金マトリックスとの界面に厚さ約10μmのNb3Sn相が
生成された。マトリックスがCu−7原子%Sn合金のもの
も、Cu−7原子%−0.5原子%GeのものもNb3Sn相の厚さ
はほぼ同じであった。電子線プローブマイクロアナライ
ザーによってNb3Sn相の分析を行ったところ、マトリッ
クスにGeを添加した試料では、Nb3Sn相に少量のGeが含
まれることがわかった。前記のテープのTCと磁界中の
ICを直流4端子法で測定した。その結果、比較例1と
して作製したNbとCu−7原子%Sn合金マトリックスを用
いたテープ(試料1)のTCは17.5K、NbとCu−7原子%
Sn-0.5原子%Ge合金マトリックスを用いたテープ(試料
2)のTCは17.6Kであった。また、試料1と試料2のI
Cの磁界による変化を図1の曲線1と曲線2に示した。
マトリックスにGeを添加することにより、磁界によるI
Cの低下が著しく小さくなることがわかる。これはGe添
加によりHC2が増加したことによると考えられる。14T
のICと10TのICの比をとると試料1では32%であった
ものが、試料2では62%に改善された。
実施例2(試料3) Nbに1.5原子%のGeを添加した合金をアーク溶解炉で
溶製し、溝ロール圧延と機械加工によって直径5mm、長
さ80mmのNb-Ge合金棒を作製した。一方、Cu−7原子%S
nマトリックス合金管を実施例1と同様に作製し、その
中にNb-1.5原子%Ge基体を挿入して複合体を作製した。
この複合体を実施例1と同様の方法で厚さ0.25mm、巾5m
mのテープに加工して、これを試料3とした。このテー
プから長さ40mmの試料を切り出し、775℃で100時間の熱
処理を行った。この拡散熱処理により、厚さ約10μmの
Nb3Sn相が生成された。このテープのTCとICを実施例
1と同様の方法で測定し、17.5KのTCと図1の曲線3に
示すようなIC特性をえた。試料3の14TのICと10TのI
Cの比は67%であり、比較例1の試料1に比べて著しく
改善された。
溶製し、溝ロール圧延と機械加工によって直径5mm、長
さ80mmのNb-Ge合金棒を作製した。一方、Cu−7原子%S
nマトリックス合金管を実施例1と同様に作製し、その
中にNb-1.5原子%Ge基体を挿入して複合体を作製した。
この複合体を実施例1と同様の方法で厚さ0.25mm、巾5m
mのテープに加工して、これを試料3とした。このテー
プから長さ40mmの試料を切り出し、775℃で100時間の熱
処理を行った。この拡散熱処理により、厚さ約10μmの
Nb3Sn相が生成された。このテープのTCとICを実施例
1と同様の方法で測定し、17.5KのTCと図1の曲線3に
示すようなIC特性をえた。試料3の14TのICと10TのI
Cの比は67%であり、比較例1の試料1に比べて著しく
改善された。
実施例3(試料4)及び比較例2(試料5) 実施例2と同様にして溶製したNb−1原子%Ge合金を
機械加工して、外径10mm、内径7mm、長さ70mmのNb-Ge合
金管を作製した。その内に、外径7mm、内径3.5mm、長さ
70mmのCu管をはめこみ、さらにその中心に直径3.5mm、
長さ70mmのSn棒を挿入した複合体を作製した。この複合
体を溝ロールに圧延とスエージング加工によって外径1.
5mmの線に加工し、これを試料4とした。また、上記と
同じ寸法の純Nb管の内に上記と同じ寸法のCu管とSn棒を
はめこんだ複合体を同様の方法で外径1.5mmの線に加工
して比較例2とした(試料5)。試料4及び5から、長
さ40mmの測定試料を切り出し、Snが溶け出さないように
両端を封じたのち、750℃で100時間の拡散熱処理を行っ
た。この熱処理によって線材中央部のSnは周囲のCuに拡
散してCu-Sn合金をつくり、Nb-Ge合金またはNb基体とCu
-Sn合金マトリックスとの反応により両者の界面に厚さ
約15μmのNb3Sn相が生成された。得られた試料のTCを
直流4端子法で測定したところ試料4で17.8K、試料5
で17.7Kの値をえた。また、これらの試料のICの磁界変
化を図2の曲線4と曲線5に示した。試料4の14TのIC
と10TのICの比は63%であり、比較例の試料5の39%に
比べて改善された特性が得られた。
機械加工して、外径10mm、内径7mm、長さ70mmのNb-Ge合
金管を作製した。その内に、外径7mm、内径3.5mm、長さ
70mmのCu管をはめこみ、さらにその中心に直径3.5mm、
長さ70mmのSn棒を挿入した複合体を作製した。この複合
体を溝ロールに圧延とスエージング加工によって外径1.
5mmの線に加工し、これを試料4とした。また、上記と
同じ寸法の純Nb管の内に上記と同じ寸法のCu管とSn棒を
はめこんだ複合体を同様の方法で外径1.5mmの線に加工
して比較例2とした(試料5)。試料4及び5から、長
さ40mmの測定試料を切り出し、Snが溶け出さないように
両端を封じたのち、750℃で100時間の拡散熱処理を行っ
た。この熱処理によって線材中央部のSnは周囲のCuに拡
散してCu-Sn合金をつくり、Nb-Ge合金またはNb基体とCu
-Sn合金マトリックスとの反応により両者の界面に厚さ
約15μmのNb3Sn相が生成された。得られた試料のTCを
直流4端子法で測定したところ試料4で17.8K、試料5
で17.7Kの値をえた。また、これらの試料のICの磁界変
化を図2の曲線4と曲線5に示した。試料4の14TのIC
と10TのICの比は63%であり、比較例の試料5の39%に
比べて改善された特性が得られた。
実施例4(試料7,8)及び比較例3(試料6) 直径15mm、長さ60mmのCu棒の中央に直径5mmの孔をあ
けてCu管を作製し、その内に外径5mm、長さ60mmのNb棒
を挿入し、さらにその周囲の同心円上に等間隔にあけた
6個の直径2mmの孔の内に外径2mm、長さ60mmの純Sn棒を
挿入してCu,Nb,Snの複合体を作製した。この複合体を溝
ロール圧延と線引きにより外径1.5mmの線に加工して比
較例3とした(試料6)。また、Snに3原子%のGeを含
むSn-Ge合金を溶製して外径2mmの棒に加工し、純Sn棒の
代りに使用して上記と同じ寸法のCu,Nb,Sn-Ge合金複合
体を作製し、上記と同じ方法で外径1.5mmの線に加工し
て試料7とした。
けてCu管を作製し、その内に外径5mm、長さ60mmのNb棒
を挿入し、さらにその周囲の同心円上に等間隔にあけた
6個の直径2mmの孔の内に外径2mm、長さ60mmの純Sn棒を
挿入してCu,Nb,Snの複合体を作製した。この複合体を溝
ロール圧延と線引きにより外径1.5mmの線に加工して比
較例3とした(試料6)。また、Snに3原子%のGeを含
むSn-Ge合金を溶製して外径2mmの棒に加工し、純Sn棒の
代りに使用して上記と同じ寸法のCu,Nb,Sn-Ge合金複合
体を作製し、上記と同じ方法で外径1.5mmの線に加工し
て試料7とした。
一方、Cuに1原子%のGeを含むCu-Ge合金をるつぼ中
で溶解して金型に鋳込んで溶製した。このCu-Ge合金棒
を機械加工して外径15mm、内径5mm、長さ60mmのCu-Ge合
金管を作製した。その内に外径5mm、長さ60mmのNb棒を
挿入し、さらにその周囲の同心円上に等間隔にあけた6
個の直径2mmの孔の内に外径2mm、長さ60mmの純Sn棒を挿
入して、Cu-Ge合金、Nb,Snの複合体を作製した。この複
合体を上記と同じ方法で外径1.5mmの線に加工して試料
8とした。これらの試料6,7及び8から長さ40mmの測定
試料を切り出し、SnあるいはSn-Ge合金が溶け出さない
ように両端を封じたのち、750℃で100時間の拡散熱処理
を行った。この熱処理によって試料6,7及び8の中央のN
b芯の周りに、それぞれ厚さ約15μmのNb3Sn相が生成さ
れた。得られた試料のTCを直流4端子法で測定したと
ころ、試料6で17.7K、試料7及び8で17.8Kの値がえら
えた。また、これらの試料のICの磁界変化を図3の曲
線6,7及び8に示した。試料6の14TのICと10TのICの
比は35%であり、一方、試料7及び8における比はそれ
ぞれ69%で、いづれも比較例の試料6の値に比べて大き
く改善された。
で溶解して金型に鋳込んで溶製した。このCu-Ge合金棒
を機械加工して外径15mm、内径5mm、長さ60mmのCu-Ge合
金管を作製した。その内に外径5mm、長さ60mmのNb棒を
挿入し、さらにその周囲の同心円上に等間隔にあけた6
個の直径2mmの孔の内に外径2mm、長さ60mmの純Sn棒を挿
入して、Cu-Ge合金、Nb,Snの複合体を作製した。この複
合体を上記と同じ方法で外径1.5mmの線に加工して試料
8とした。これらの試料6,7及び8から長さ40mmの測定
試料を切り出し、SnあるいはSn-Ge合金が溶け出さない
ように両端を封じたのち、750℃で100時間の拡散熱処理
を行った。この熱処理によって試料6,7及び8の中央のN
b芯の周りに、それぞれ厚さ約15μmのNb3Sn相が生成さ
れた。得られた試料のTCを直流4端子法で測定したと
ころ、試料6で17.7K、試料7及び8で17.8Kの値がえら
えた。また、これらの試料のICの磁界変化を図3の曲
線6,7及び8に示した。試料6の14TのICと10TのICの
比は35%であり、一方、試料7及び8における比はそれ
ぞれ69%で、いづれも比較例の試料6の値に比べて大き
く改善された。
第1図は実施例1及び2において作製された試料のIC
の磁界による変化を示す図で、曲線1及び2は実施例1
の試料1及び2の特性、また、曲線3は実施例2の試料
3の特性をそれぞれ示す。第2図は、実施例3において
作製された試料のICの磁界による変化を示す図で、曲
線4及び5は試料4及び5の特性を示す。第3図は実施
例4において作製された試料のICの磁界による変化を
示す図で、曲線6,7および8はそれぞれ、試料6,7及び8
の特性を示す。
の磁界による変化を示す図で、曲線1及び2は実施例1
の試料1及び2の特性、また、曲線3は実施例2の試料
3の特性をそれぞれ示す。第2図は、実施例3において
作製された試料のICの磁界による変化を示す図で、曲
線4及び5は試料4及び5の特性を示す。第3図は実施
例4において作製された試料のICの磁界による変化を
示す図で、曲線6,7および8はそれぞれ、試料6,7及び8
の特性を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C22C 27/02 H01B 12/10 H01B 13/00
Claims (7)
- 【請求項1】NbまたはNb-Ge合金からなる基体要素と、C
u及びSnを含むマトリックス要素とから構成され、少な
くともNb,Sn,及びGeの元素を含む複合体を所定形状に加
工する工程と、複合体を中間焼鈍する工程と、加工後の
複合体を600℃〜900℃で熱処理して、基体要素とマトリ
ックス要素の界面にGeを含むNb3Sn超電導相を生成させ
る工程とを具備したことを特徴とするNb3Sn複合超電導
体の製造方法。 - 【請求項2】マトリックス要素は、3〜10原子%のSnと
0.1〜5原子%のGeと残部Cu及び不可避的不純物からな
るCu-Sn-Ge合金、3〜10原子%のSnと残部Cu及び不可避
的不純物からなるCu-Sn合金、及び0.1〜10原子%のGeと
残部Sn及び不可避的不純物からなるSn-Ge合金の群から
選択されていることを特徴とする請求項1に記載のNb3S
n複合超電導体の製造方法。 - 【請求項3】NbまたはNb-Ge合金からなる基体要素と、C
uまたはCu-Ge合金からなる第1のマトリックス要素と、
SnまたはSn-Ge合金からなる第2のマトリックス要素と
から構成され、少なくともNb,Sn,Cu及びGeの元素を含む
複合体を所定形状に加工する工程と、加工された複合体
を600℃〜900℃で熱処理して、基体要素とマトリックス
要素の界面にGeを含むNb3Sn超電導相を生成させる工程
とを具備したことを特徴とするNb3Sn複合超電導体の製
造方法。 - 【請求項4】純Cuからなる第一のマトリックス要素と純
Snからなる第二のマトリックス要素との組合わせ、純Cu
からなる第一のマトリックス要素と0.1〜10原子%のGe
と残部Sn及び不可避的不純物のSn-Ge合金からなる第二
のマトリックス要素との組合わせ、0.1〜10原子%のGe
と残部Cu及び不可避的不純物のCu-Ge合金からなる第一
のマトリックス要素と純Snからなる第二のマトリックス
要素との組合わせ、及び0.1〜10原子%のGeと残部Cu及
び不可避的不純物からなるCu-Ge合金からなる第一のマ
トリックス要素と0.1〜10原子%のGeと残部Sn及び不可
避的不純物のSn-Ge合金からなる第二のマトリックス要
素との組合わせからなる群から選択されていることを特
徴とする請求項3に記載のNb3Sn複合超電導体の製造方
法。 - 【請求項5】NbまたはNb-Ge合金からなる基体要素と、S
n-Ge合金からなるマトリックス要素とから構成され、少
なくともNb,Sn及びGeの元素を含む複合体を所定形状に
加工する工程と、加工された複合体を600℃〜900℃で熱
処理して、基体要素とマトリックス要素の界面にGeを含
むNb3Sn超電導相を生成させる工程とを具備したことを
特徴とするNb3Sn複合超電導体の製造方法。 - 【請求項6】マトリックス要素は、0.1〜10原子%のGe
と残部Sn及び不可避的不純物のSn-Ge合金からなること
を特徴とする請求項5に記載のNb3Sn複合超電導体の製
造方法。 - 【請求項7】前記Nb-Ge合金からなる基体要素が0.2〜5
原子%のGeと残部Nb及び不可避的不純物からなることを
特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のNb3Sn複合
超電導体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2081371A JP3046828B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | Nb▲下3▼Sn複合超電導体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2081371A JP3046828B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | Nb▲下3▼Sn複合超電導体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03281751A JPH03281751A (ja) | 1991-12-12 |
JP3046828B2 true JP3046828B2 (ja) | 2000-05-29 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2081371A Expired - Fee Related JP3046828B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | Nb▲下3▼Sn複合超電導体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3046828B2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-30 JP JP2081371A patent/JP3046828B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH03281751A (ja) | 1991-12-12 |
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