JPS5998943A - 漏水回収装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は漏水回収装置、特に天井構造物から防水板を吊
下げ固定し、防水板の末端を梁に設けた梁用樋に対応せ
しめ、さらに梁用樋の末端を柱に設けた回り樋に対応せ
しめ、前記天井構造物からの漏水を防水板で受け、これ
を梁用樋に流下せしめ、流下した漏水を回り樋に回収し
、水抜きパイプを介して排水せしめる漏水回収装置に関
するものである。

従来、コンクリート建物において、雨水等の漏水がコン
クリート亀裂等から室内に漏洩し室内に設置されている
機器等の重要物品に滴り落ちて、その為めに生ずる事故
が多く、このような漏水に対しては、恒久的な防護設置
はなく、僅かに応急的に防止手段を講じているに過ぎな
い状態であった。

本発明は漏水等天井構造物から滴り落ちる汚水により室
内の重要物品が損傷することを防止する漏水回収装置を
屋内に設置することを目的とし、天井構造物の真下に防
水板を吊下げ、この防水板に受けた漏水筒を梁に設けた
梁用樋に落下回収し、さらにこの水滴を柱に設けた回り
樋に流して回収し排水せしめるようにした漏水回収装置
を提供することが目的である。以下図面について詳細に
説明する。

第１図は本発明の実施例の概略説明図、第２図は本発明
の実施例における防水板上面図、第３図は本発明の実施
例における梁用樋の断面図、第４図は同梁用樋の取付部
分斜視図、第５図（イ）は本発明の実施例における回り
樋正面図、第５図（ロ）は同回り橋上面図を示す。

第１図ないし第５図（イ）、（ロ）において、１は例え
ば鉄筋コンクリート製の天井構造物、２は埋め込まれた
インサート、３はインサート２に固定された吊下げボル
トの如き吊下げ部材、４は取付部材、５は防水板で漏水
検知メツシュの如き漏水検知器６を設ける。６Ａは該漏
水検知器６より導出しているワイヤーで所定の位置に設
置された漏水警報装置（図示せず）に接続されて漏水及
びその場所を検出する。（第２図参照）７は小梁、８は
小梁７の下面に設けられた防水板よりなる小梁用樋、９
はＬ状固定ブラケットで、前記小梁用樋ｇは固定ブラケ
ット９に固定するため側縁８Ｂには固定ブラケット９の
底辺の突起９Ｂを嵌合する孔８Ｃを有し、反対側には、
小梁７に埋込まれているインサートレール７Ａの端部に
挿入される折曲部８Ａが有る。

９Ａは取付孔である。

１０は大梁、１１は大梁１ｏの下面に設けられた防水板
よりなる大梁用樋、１２はＬ状大梁用ブラケットであっ
て、小梁用樋８と同様に大梁用樋１１の側縁ＪＩＢには
貫通孔＋ＩＣを有して大梁用ブラケット１２の底辺先端
突起１２Ｂに対応し、反対側にはインサートレールＩＯ
Ａの端部−に挿入される折曲部＋１Ａを有す、 １３は柱、１４は柱の所定位置に設けられた防水板より
なる回り樋で内側板には取付孔＋４Ａを有し、所定位置
（例えば落日１５附近）には漏水検知ケーブルの如き漏
水検知器１６を設ける。該漏水検知器１６はワイヤー１
６Ａ等により漏水警報装置（図示せず）Ｋ接続される。

この検知器１６により、漏水の早期発見が可能である。

第１図で明らかなように、防水板５は漏水を一方向に流
す為に立上り５Ａを有しこの立上り５Ａに取付用切込み
等の取付部５Ｂを設ける。

この防水板５を天井構造物１のインサート２に固定され
ている吊下げ部材３に固定する。ここで、吊下げ部材３
に防水板５を取付けるには、例えば、吊下げ部材３に設
けた押え板の如き取付部材４で、防水板５の立上り５Ａ
にある取付部分５Ｂを弾圧固定するとか、吊下げ部材３
に固定したＺ状フレームの如き取付部材４に防水板５の
立上り５Ａに設けた弾性舌片の如き取付部５Ｂを嵌合し
て固定する等の取付は手段を用いると良好である。

このようにして、天井構造物１の直下に隙間なく、防水
板５を固定する。この場合防水板５を梁方向に漏水が流
れるように傾斜させて取付けると一層効果的である。ま
た、前記防水板５の末端は小梁７または大梁１０に設け
た小梁用樋８、または大梁用樋１１に対応させ、小梁用
樋８の末端は大梁用樋１１または回り樋１４に対応させ
る。そして、小梁用樋８および大梁用樋１１は斜行せし
め樋妊回収された漏水が容易に末端に流れるように設置
すれば良好である。

第３図および第４図で明らかなように小梁用樋８を小梁
７に取付けるには、固定ブラケット９の取付孔９Ａを用
いてブラケット９を小梁７の所定の位置に取付け、該固
定ブラケット９の先端突起９Ｂに小梁用樋８の側縁８Ｂ
に設けた孔８Ｃを嵌合し、小梁用樋８の反対側の折曲部
８Ａを小梁７下面に設けたインサートレール７Ａの端部
に挿入して固定する。このようにして、小梁７の下面に
インサートレール７Ａを中にして２本の小梁用樋８によ
り小梁７の下面全体をカバーする。前述の小梁用樋８の
取付手段以外にも同等の作用効果を奏する手段であれ−
ば使用することも可能である。

そして、小梁用樋８は小梁７の下面を全面カバーしてい
るので、小梁７を浸透して滴下してくる漏水も全部回収
することができる。

大梁用樋１１はその構成、作用、効果が小梁用樋８と同
等であるから説明を省略する。

小梁用樋６または大梁用樋１腰場所によっては防水板５
の末端に対応して柱１３の所定位置に回り樋１４が設け
られるが、第５図（イ）（ロ）において明らかなように
柱１３の回りを樋でめぐらした形状で内側板に設けた取
付孔＋４Ａにより柱１３に固定し、落日１５には漏水検
知ケーブル１６を設けて漏水を検知しワイヤー１６Ａ等
で接続されている警報装置（図示せず）を作動して、漏
水及びその場所を早期に検出する。

漏水検知器は前述したように、防水板５及び回り樋１４
の落日１５に設けたが、この外小梁用樋８、大梁用樋１
１等必要であれば所定の場所に設置することも可能であ
る。

防水板５は平板状のものとして説明したが、折曲側縁を
設けた防水板５を使用することも可能である。

以上詳磁したように本発明は、天井構造物の直下に防水
板を取付け、防水板の末端を梁に設けた梁用樋に対応せ
しめ、漏水を回収し、梁用樋に対応して柱に設けた回り
樋に前期漏水を回収し排水する漏水回収装置であるから
、コンクができるのである。そして漏水を防水板から小
梁角樋、または大梁用樋に回収し、さらに回り樋に回収
し排水するシステムとしたから、僅かなスペースで完全
に漏水を回収できる装置となりかつ簡単に設備すること
ができるし天井等取付けの難しい場所あるいは既設の施
設にも容易に取付けることができる。

なお、所定の位置に漏水検知器を設置すれば、漏水の早
期発見に役立てることかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の概略説明図、第２図は本発明
の実施例における防水板上面図、第３図は本発明の実施
例における梁用樋の断面図、第４図は同梁用樋の取付部
分斜視図、第５図（イ）は本発明の実施例における回り
樋の正面図、第５図（ロ）は同上面図を示す。 １：天井構造物　２：インサート　３：吊下げ部材　４
：取付部　５：防水板　６：漏水検知メツシュ　７：小
梁　８：小梁角樋　９：固定ブラケット　１０；大梁　
１１：犬梁用樋１２：大梁用ブラケット　１３：柱　１
４：回り樋　１５：落日　１６；漏水検知ケーブルを表
わす。 特　作出　願人　日本電信電話公社 ほか１名 代理人　弁理士　蝦　名　邦　隆 ７３目 才４ε 才ぢ図 （イ） （Ｙフン

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 防水板を天井構造物に固定した吊り下げ部材に固定し、
   前記防水板の端部が梁に設けた梁用樋に対応し、該梁用
   樋の末端を柱に設けた回り樋に対応せしめ、天井構造物
   から滴下する漏水を前記防水板で受け、該防水板から流
   れ落ちる漏水を梁用樋で回収し、該梁用樋から流れ落ち
   る漏水を回り樋で回収して、水抜きパイプから排水する
   ことを特徴とする漏水回収装置。