JP2009084811A - 縦張り押出成形セメント板の防水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない部品、簡単な構造、良好な作業により短時間で、且つ安価に施工できる縦張り押出成形セメント板の防水構造を得る。
【解決手段】押出成形セメント板21の上下部23,25が、同一のパネル取付通し材27によって躯体29に取り付けられ、パネル取付通し材27が、押出成形セメント板下端面を受ける水平辺と、水平辺から直角に折れ曲がり躯体29に固定される後部立ち上がり辺と、後部立ち上がり辺のから屋内47側へ折れ曲がる金具取付辺と、水平辺の屋外側端から垂下する水切辺とを有した略Z字形状に形成され、水切辺が中空部51の開口する押出成形セメント板21の上端面を切り欠いた切欠部55に挿入され、横目地57に、水切辺と当接するバックアップ材59が挿入され、バックアップ材59より屋外49側の横目地空間内にはシーリング材61を充填した。
【選択図】図1

Description

本発明は、中空部が上下方向となる向きで躯体へ取り付けられる縦張り押出成形セメント板の防水構造に関し、特に、水切材を廃止して、簡単な構造、容易な施工で横目地を防水構造としながら押出成形セメント板を躯体に支持する改良技術に関する。
押出成形セメント板や軽量気泡コンクリートを用いた外壁の場合、躯体に下地鋼材を取り付け、下地鋼材に固定したパネル取付金具に押出成形セメント板等(以下、単に「パネル」とも称す)を載置し、パネルに螺着したクリップでパネル屋内面とパネル取付金具とを留付けることで、パネルを躯体に取り付けていた。このようなパネルで外壁などを構成した場合、隣接するパネル同士の間に目地が形成されるため、この目地の奥側にパッキング材(バックアップ材)が挿入され、手前の目地空間内にはさらにシーリング材が充填される。例えば、中空部が上下方向となる縦張りの押出成形セメント板の外壁では、横目地において高い防水性能が要求される場合、この横目地に、パネル取付金具とは別体で形成した専用の水切材を設けることによって、防水性能を向上させていた。
例えば、特許文献1には、中空部を有する縦張りの押出成形セメント板の横目地に、この横目地に沿って延びる樋状部と、樋状部から下方に屈曲されて樋状部で集められた水を下側の押出成形セメント板の中空部に導く外壁板の止水構造が記載されている。
また、特許文献2には、縦張りの下側の押出成形セメント板のリブ面に設けた溝に挿入された止水板(水切材)を、L型通し部材に支持させて取り付けた押し出し成形セメント板の接合部止水構造が記載されている。
実用新案登録第3018587号公報 特開平6−57830号公報
しかしながら、特許文献1,2に開示される止水構造は、上下の押出成形セメント板の横目地に浸入した水を下方に導くための専用の水切材を取り付けているものであり、いずれも押出成形セメント板を留付けるパネル取付金具に沿うように別体で水切材が取り付けられていた。このため、以下に述べる種々の問題があった。すなわち、部品点数が増え、部品管理の手間、部品コスト、及び施工コストが増大した。また、防水構造用の水切材と、パネル取付金具が別部材であるため、作業性が悪く、確実かつ短時間での施工が困難であった。また、別体の水切材とパネル取付金具とを重ねて使用するため、横目地の間隔を狭めたい構造の場合や、軽量化の要求される構造の場合においては不利となった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、少ない部品、簡単な構造、良好な作業により短時間で、且つ安価に施工でき、しかも、目地間隙を拡げずに軽量化が可能となる縦張り押出成形セメント板の防水構造を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る請求項1記載の縦張り押出成形セメント板の防水構造は、押出方向に中空部の成形された押出成形セメント板を、前記押出方向が上下方向となる向きで躯体へ取り付ける縦張り押出成形セメント板の防水構造であって、
前記押出成形セメント板の上下部が、同一のパネル取付通し材によって前記躯体に取り付けられ、
該パネル取付通し材が、押出成形セメント板の下端面を受ける水平辺と、該水平辺から直角に折れ曲がり前記躯体に固定される後部立ち上がり辺と、該後部立ち上がり辺の上端から屋内側へ直角に折れ曲がる金具取付辺と、前記水平辺の屋外側端から直角に垂下する水切辺と、を有した略Z字形状に形成され、
前記水切辺が、前記中空部の開口する押出成形セメント板の上端面を板面と平行に切り欠いた切欠部に挿入され、
上下で隣接した前記押出成形セメント板の間に形成される横目地に、前記水切辺と当接するバックアップ材が挿入され、
該バックアップ材より屋外側の前記横目地空間内にシーリング材が充填されたことを特徴とする。
この縦張り押出成形セメント板の防水構造では、パネル取付通し材の後部立ち上がり辺が躯体に固定され、且つ水切辺が切欠部に挿入されることで、パネル取付通し材の単一部材によって、パネル取り付けが行えるとともに、後部立ち上がり辺にて屋内側への水の浸入を阻止しながら、水切辺にて中空部への排水が可能となり、パネル取付金具のみを用いた防水構造での取り付けが可能となる。つまり、パネル取付金具と水切材とが一体化した下地構造により防水構造が得られる。そして、押出成形セメント板の上下部が同一のパネル取付通し材を用いて取り付け可能となる。また、パネル上部に形成した切欠部をパネル取付通し材の水切辺に挿入して支持が可能となる。さらに、別体の水切材を省略する分、横目地の間隔を狭めることが可能となる。また、水切辺が形成されることによりパネル取付通し材の強度が高まる。
請求項2記載の縦張り押出成形セメント板の防水構造は、前記金具取付辺が、前記押出成形セメント板の屋内面に螺着されたクリップと前記屋内面とで挟持固定されたことを特徴とする。
この縦張り押出成形セメント板の防水構造では、水切辺に切欠部を挿入支持し、押出成形セメント板の下部をパネル取付通し材の水平辺に載置し、屋外側からパネル下部を屋内側へ押し付けることで、押出成形セメント板が仮支持でき、この状態でクリップが螺着され、パネル取付通し材の金具取付辺がクリップとパネル屋内面とに挟持されて、押出成形セメント板の上下部が共に脱落不能となる。
請求項3記載の縦張り押出成形セメント板の防水構造は、前記躯体に固定される水平基端辺と、該水平基端辺の屋外側端に直角に折れ曲がる垂直受け辺と、該垂直受け辺の先端から直角に屋内側へ折れ曲がる金具取付辺と、を有するC型金具が前記躯体に設けられ、
該C型金具の前記金具取付辺が、前記押出成形セメント板の屋内面に螺着された上部クリップと該押出成形セメント板の屋内面とで挟持固定されたことを特徴とする。
この縦張り押出成形セメント板の防水構造では、水切辺に切欠部を挿入することで、躯体から離反規制された押出成形セメント板の上部が、さらに、躯体に固定されたC型金具の垂直受け辺に当接され、その金具取付辺が押出成形セメント板の屋内面と上部クリップとに挟持され、押出成形セメント板の上部固定が水切辺と切欠部との係合に加え、上部クリップとC型金具とによっても二重に行われる。
請求項4記載の縦張り押出成形セメント板の防水構造は、前記水切辺と前記バックアップ材との間に、透水材が挟入されたことを特徴とする。
この縦張り押出成形セメント板の防水構造では、バックアップ材及びシーリング材が、透水材によって所定寸法で嵩上げされ、水平辺からの水が透水材を透過して下側パネルの中空部へ流下される。
本発明に係る縦張り押出成形セメント板の防水構造によれば、押出成形セメント板の上下部を同一のパネル取付通し材で躯体に取り付け、パネル取付通し材が、押出成形セメント板の下端面を受ける水平辺と、躯体に固定される後部立ち上がり辺と、屋内側へ折れ曲がる金具取付辺と、水平辺から直角に垂下する水切辺とを有し、水切辺を押出成形セメント板上端面の切欠部に挿入し、横目地にバックアップ材を挿入するとともに、バックアップ材より屋外側の横目地空間内にシーリング材を充填したので、以下の効果を得ることができる。すなわち、パネル取付金具と水切材の双方を用いる必要がなく、パネル取付金具であるパネル取付通し材のみを用いて、押出成形セメント板を防水構造で躯体へ取り付けできる。また、押出成形セメント板の上下部を同一のパネル取付通し材を用いて取り付けできるので、部品点数を少なくし、部品管理の手間、部品コスト、及び施工コストを低減できる。また、施工時には、パネル上部のクリップで取り付けるまでの間、パネル上部に形成した切欠部をパネル取付通し材の水切辺に挿入して支持できるので、水平辺に載置したパネル下部のみにクリップを使用し、押出成形セメント板を簡単に脱落規制して躯体へ支持でき、良好な作業性で、確実かつ短時間で押出成形セメント板を取り付けできる。また、パネル取付通し材が水切材の機能を有するので、別体の水切材を省略する分、横目地の間隔を狭めることができる。また、水切辺が形成されることによりパネル取付通し材の強度が高まり、水切辺を有しない従来のパネル取付金具に比べ、パネル取付通し材を薄厚、軽量化できる。
以下、本発明に係る縦張り押出成形セメント板の防水構造の好適な実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る防水構造の縦断面図、図2は本発明に係る防水構造の横断面図である。
本実施の形態による縦張り押出成形セメント板の防水構造は、押出成形セメント板が縦張りされることで形成される横目地に適用する場合を例に説明する。なお、縦張りとは、中空部が延在する押出成形方向を上下方向として押出成形セメント板が取り付けられる取付形態を称す。
本実施の形態による防水構造は、押出成形セメント板21の上下部23,25が、同一のパネル取付通し材27によって躯体29に取り付けられる。すなわち、下側パネル21Aの上部23と、上側パネル21Bの下部25が、パネル取付通し材27によって取り付けられている。躯体29は、例えばH型鋼材からなる。躯体29の上辺29aには床パネル31が載置される。躯体29の屋内側は耐火被覆33によって覆われている。躯体29の上辺29aには下地鋼材であるL型鋼材35が固定される。パネル取付通し材27は、このL型鋼材35を介して躯体29に取り付けられている。
図3はパネル取付通し材の断面視を(a)、C型金具の断面視を(b)に示した金具断面図、図4は図1に示した防水構造の要部拡大縦断面図である。
パネル取付通し材27は、図3(a)に示すように、水平辺37と、後部立ち上がり辺39と、金具取付辺41と、水切辺43とを有した略Z字形状に形成される。水平辺37は、押出成形セメント板21の下端面45を受ける。後部立ち上がり辺39は、水平辺37から直角に折れ曲がり、躯体29側のL型鋼材35に固定される。金具取付辺41は、後部立ち上がり辺39の上端から屋内47側へ直角に折れ曲がる。水切辺43は、水平辺37の屋外49側の端から直角に垂下する。
水切辺43は、中空部51の開口する押出成形セメント板21の上端面53を板面と平行に切り欠いた切欠部55に挿入される。上下で隣接した上側パネル21Bと下側パネル21Aの間に形成される横目地57には、水切辺43と当接する透水材58を配置した後、バックアップ材59が挿入される。透水材58としては、例えば不織布を好適に用いることができる。バックアップ材59より屋外49側の横目地空間内にはさらにシーリング材61が充填される。水切辺43とバックアップ材59との間に、透水材58が挟入されることで、バックアップ材59及びシーリング材61が、透水材58によって所定寸法で嵩上げされ、水平辺37からの水が透水材58を透過して下側パネル21Aの中空部51へ流下することとなる。
なお、水平辺37からの排水性をより良好とするため、バックアップ材59は、透水性を有すること、或いは多数の切欠部等の透水構造を有していることが好ましい。
パネル取付通し材27の金具取付辺41は、押出成形セメント板21の屋内面63に、ボルト65によって螺着されたクリップ67と、屋内面63とで挟持固定される。なお、図4中、69はボルト65に螺合するプレートナット、71は上側パネル21Bの重量を受ける硬質パッキン、73はロックウール養生材、75はモルタル充填材、77は耐火性能を向上させるためのロックウール充填材を示す。また、図2中、79は縦ガスケットを示す。
図1に示すように、押出成形セメント板21の上部23は、C型金具81によっても躯体29に取り付けられている。C型金具81は、躯体29の下辺29bに固定される。図3(b)に示すように、C型金具81は、躯体29に固定される水平基端辺83と、水平基端辺83の屋外側端に直角に折れ曲がる垂直受け辺85と、垂直受け辺85の先端から直角に屋内47側へ折れ曲がる金具取付辺87とを有する。C型金具81は、金具取付辺87が、押出成形セメント板21の屋内面63に螺着された上部クリップ67と屋内面63とで挟持固定され、押出成形セメント板21の上部23を躯体29側へ留付ける。なお、上部クリップ67は、ボルト65と共に、躯体29に被着された耐火被覆33によって覆われることとなる。
水切辺43に切欠部55を挿入することで、躯体29から離反規制された押出成形セメント板21の上部23は、さらに、躯体29に固定されたC型金具81の垂直受け辺85に当接され、その金具取付辺87が屋内面63と上部クリップ67とに挟持される。つまり、押出成形セメント板21の上部23は、水切辺43と切欠部55との係合に加え、上部クリップ67とC型金具81とによって二重に固定される。
次に、上記のように構成された防水構造の作用を説明する。
本防水構造によって、押出成形セメント板21を縦張りするには、躯体29に、予めL型鋼材35、C型金具81が所定の間隔に溶接固定される。パネル取付通し材27は、このL型鋼材35に対して溶接される。押出成形セメント板21は、上方に固定されたパネル取付通し材27の水切辺43に、上部23の切欠部55を挿入した後、下部25をパネル取付通し材27の水平辺37に載置する。
押出成形セメント板21は、屋外49側から下部25を屋内47側へ押し付けることで仮支持でき、この状態で押出成形セメント板21の屋内面63にクリップ67が螺着されることにより、パネル取付通し材27の金具取付辺41がクリップ67とパネル屋内面63とに挟持されて、押出成形セメント板21の上下部が共に脱落不能となる。
本実施の形態では、さらに、押出成形セメント板21の上部23に上部クリップ67が螺着され、C型金具81の金具取付辺87が上部クリップ67とパネル屋内面63とに挟持されて、上部23がC型金具81を介して躯体29に固定され、さらに高い取り付け信頼性が得られるようになっている。
この防水構造において、シーリング材61の劣化などにより、横目地57から浸入した水は、後部立ち上がり辺39によって屋内47側への浸入が阻止され、水切辺43によって下側パネル21Aの中空部51に導かれて、下方に排水される。下方に排水された水は、図示しない最下段のパネル下端に設けられた水抜きパイプによって外部に排出されることとなる。
本防水構造では、パネル取付通し材27の後部立ち上がり辺39が躯体29に固定され、且つ水切辺43が切欠部55に挿入されることで、パネル取付通し材27の単一部材によって、パネル取り付けが行えるとともに、後部立ち上がり辺39にて屋内47側への水の浸入を阻止しながら、水切辺43にて中空部51への排水が可能となる。つまり、パネル取付通し材27と水切材とが一体化した下地構造により防水構造が得られる。そして、押出成形セメント板21の上下部23,25が同一のパネル取付通し材27を用いて取り付け可能となる。また、パネル上部23に形成した切欠部55をパネル取付通し材27の水切辺43に挿入して支持が可能となる。さらに、別体の水切辺43を省略する分、横目地57の間隔を狭めることが可能となる。また、水切辺43が形成されることによりパネル取付通し材27の強度を高めることも可能となる。
したがって、上記の防水構造によれば、押出成形セメント板21の上下部23,25を同一のパネル取付通し材27で躯体29に取り付け、パネル取付通し材27が、押出成形セメント板21の下端面45を受ける水平辺37と、躯体29に固定される後部立ち上がり辺39と、屋内47側へ折れ曲がる金具取付辺41と、水平辺37から直角に垂下する水切辺43とを有し、水切辺43を押出成形セメント板21の上端面53に形成した切欠部55に挿入し、横目地57にバックアップ材59を挿入するとともに、バックアップ材59より屋外49側の横目地空間内にシーリング材61を充填したので、以下の効果を得ることができる。
従来構造のように、パネル取付金具と水切材の双方を用いる必要がなく、パネル取付金具であるパネル取付通し材27のみを用いて、押出成形セメント板21を防水構造で躯体29へ取り付けできる。また、押出成形セメント板21の上下部23,25を同一のパネル取付通し材27を用いて取り付けできるので、部品点数を少なくし、部品管理の手間、部品コスト、及び施工コストを低減できる。
パネル上部23に形成した切欠部55をパネル取付通し材27の水切辺43に挿入して支持できるので、施工時には、パネル上部のクリップで取り付けるまでの間、水平辺37に載置したパネル下部25のみにクリップ67を使用し、押出成形セメント板21を簡単に脱落規制して躯体29へ支持でき、良好な作業性で、確実かつ短時間で押出成形セメント板21を取り付けできる。パネル取付通し材27が水切材の機能を有する(パネル取付通し材27が水切材を兼用する)ので、別体の水切材を省略する分、横目地57の間隔を狭めることができる。水切辺43が形成されることによりパネル取付通し材27の強度が高まり、水切辺43を有しない従来のパネル取付金具に比べ、パネル取付通し材27を薄厚、軽量化できる。
本発明に係る防水構造の縦断面図である。 本発明に係る防水構造の横断面図である。 パネル取付通し材の断面視を(a)、C型金具の断面視を(b)に示した金具断面図である。 図1に示した防水構造の要部拡大縦断面図である。
符号の説明
21…押出成形セメント板、23,25…押出成形セメント板の上下部、27…パネル取付通し材、29…躯体、37…水平辺、39…後部立ち上がり辺、41…金具取付辺、43…水切辺、45…押出成形セメント板の下端面、47…屋内、51…中空部、53…押出成形セメント板の上端面、55…切欠部、57…横目地、58…透水材、59…バックアップ材、61…シーリング材、63…屋内面、67…クリップ、81…C型金具、83…水平基端辺、85…垂直受け辺、87…金具取付辺

Claims (4)

  1. 押出方向に中空部の成形された押出成形セメント板を、前記押出方向が上下方向となる向きで躯体へ取り付ける縦張り押出成形セメント板の防水構造であって、
    前記押出成形セメント板の上下部が、同一のパネル取付通し材によって前記躯体に取り付けられ、
    該パネル取付通し材が、押出成形セメント板の下端面を受ける水平辺と、該水平辺から直角に折れ曲がり前記躯体に固定される後部立ち上がり辺と、該後部立ち上がり辺の上端から屋内側へ直角に折れ曲がる金具取付辺と、前記水平辺の屋外側端から直角に垂下する水切辺と、を有した略Z字形状に形成され、
    前記水切辺が、前記中空部の開口する押出成形セメント板の上端面を板面と平行に切り欠いた切欠部に挿入され、
    上下で隣接した前記押出成形セメント板の間に形成される横目地に、前記水切辺と当接するバックアップ材が挿入され、
    該バックアップ材より屋外側の前記横目地空間内にシーリング材が充填されたことを特徴とする押出成形セメント板の防水構造。
  2. 前記金具取付辺が、前記押出成形セメント板の屋内面に螺着されたクリップと前記屋内面とで挟持固定されたことを特徴とする請求項1記載の押出成形セメント板の防水構造。
  3. 前記躯体に固定される水平基端辺と、該水平基端辺の屋外側端に直角に折れ曲がる垂直受け辺と、該垂直受け辺の先端から直角に屋内側へ折れ曲がる金具取付辺と、を有するC型金具が前記躯体に設けられ、
    該C型金具の前記金具取付辺が、前記押出成形セメント板の屋内面に螺着された上部クリップと該押出成形セメント板の屋内面とで挟持固定されたことを特徴とする請求項2記載の押出成形セメント板の防水構造。
  4. 前記水切辺と前記バックアップ材との間に、透水材が挟入されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の縦張り押出成形セメント板の防水構造。
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