JP6251537B2 - 漏水処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば地下鉄等の地下建造物や地下道路などにおける漏水を処理するための技術に関する。
近年、東京都内の地下水位は40年前に較べて最大60m程度上昇しているともいわれており、その理由として、戦後から高度成長期にかけて大量の地下水を使用して地盤沈下が進んだため、これを阻止するため、長年にわたってくみ上げ規制を続けたためともいわれているが、水量が増えたことによって地下の構造物、例えば地下鉄などでは漏水の問題が多発している。
漏水対策として、応急的には漏水箇所をビニールシートなどをテープで止めているため、仕上がりが見苦しい。また、天井や壁面にステンレス製の導水板を設け、水を排出することも行なわれているが、近年落下事故の報告があり、ステンレス製の導水板は重量があるため落下時には人に怪我を負わせてしまう可能性もある。
一方、本出願人等は、水漏れ部からの漏水を処理するための集水治具(例えば、特許文献1参照)や漏水防止具(例えば、特許文献2参照)を提案しており、これらの技術では、いずれも漏水部分から漏れ落ちる水を受ける集水機能と集めた水を排水する排水機能とが一体化された治具等を使用し、この治具等を漏水箇所の下方等に位置決め固定して、集水と排水を同時に行うようにしている。
特開2004−360270号公報 実開平06−71669号公報
ところが、これら従来の漏水処置に対する発想は、漏水箇所に集水機能と排水機能の両方を備えた治具等を位置決め固定することで、集水と排水を同時に速やかに行って処置しようとしているため、例えば広い範囲で漏水が発生したような場合には、既存の治具等を使用しようとしても、すべての部分の漏水箇所に対応することができず、既存の治具等を複数セット使用する必要が生じたり、また、集めた水を排水するためのジョイントや排水ホースなどの位置を現場で適切な位置に変更できないため、不便であった。
そこで本発明は、現場における漏水状態に細かく対応でき、例えば、漏水箇所が広い範囲にわたっているような場合にも対応可能で、また、排水箇所の変更なども現場の状況に合わせてきめ細かく調整できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、漏水を処理する方法において、漏水箇所の下方を柔軟性のある軟質素材の集水シートによって張りに余裕を持たせた状態で覆い、この集水シートによって漏水を受けるとともに、集水シートの任意の箇所に穴を開け、この穴の周囲の集水シート下面に排水治具を装着し、集水シート上に溜まった水を排水治具を通して排水するよう構成するとともに、前記排水冶具として、補水シートと、該補水シートに固着される筒部と、該筒部の下方に排水ホースを接続可能なジョイント部を備えてなるものとした。
このように、漏水対策として従来の発想を変換し、例えば漏水箇所が広い範囲にわたっているような場合には、一先ず、長尺状の水密製の軟質集水シートで覆うことにより漏水箇所から漏れ落ちる水をすべて受け止めるようにすれば、一枚の軟質シートを使用して効果的に漏水を受けることができ、また、水が溜まった状態で集水シートの適宜箇所に穴を開け、この穴の周囲の集水シート下面に排水治具を取り付けて排水できるようにすることで、現場の状況に合わせて適切な箇所から排水することができる。
この際、排水治具としては、補水シートと、この補水シートに固着される筒部と、この筒部の下方に排水ホースを接続可能なジョイント部を備えてなるものを使用することができ、これを本発明の集水シート下面に装着する要領としては任意であり、接着剤による接着、両面テープ等の接着テープによる接着などが可能であるが、接着テープを使用すれば作業が容易である。但し、以下に述べるように、排水治具の下方に排水ホースを接続するような場合、排水ホースの自重によって接着が剥がれない程度の接着強度が必要である。
この際、前記排水治具の下方に排水ホースを接続し、集水シート上に溜まった水を、排水ホースを介して排水するようにすれば、排水ホースの自重により排水治具を取り付けた箇所の集水シートの位置が下方に下がるようになり、集水シート上に溜まった水が自然に排水されるようになるため好適である。
漏水を処理する方法として、集水機能と排水機能を同時に備えた治具を使用するのでなく、これらの機能を分離することで、例えば漏水箇所が広い範囲にわたる場合や、漏水箇所が複数存在するような場合に、それに合わせて適切な集水シートを使用して効率的に受けることができる。また、この集水シートの任意の箇所に穴を開けて排水治具を通して排水できるため、現場の状況に合わせて適切な箇所から排水することができる。例えば、排水設備に近い箇所に穴を開けたり、人通りの多い箇所を避けて穴を開けたりして排水することができる。この際、排水治具の下方に排水ホースを接続して排水するようにすれば、排水治具を取り付けた箇所の集水シートが自重で下方に下がり、集水シート上に溜まった水を効果的に排水することができる。
また、本発明で用いる集水シートや排水治具は非常に軽量であるため、仮に落下したとしても危険性が低いものである。
さらに、本発明の漏水処理方法は、仮設として使用することも長期的に使用することもできる。
本発明に係る漏水処理方法を説明するための説明図であり、(a)は天井の漏水箇所の下方に集水シート配置した状態図、(b)は天井に設置した集水シートの任意の箇所に穴を開け、その下方に排水治具を装着した状態図、(c)は壁面に設置した集水シートの任意の箇所に穴を開け、その下方に排水治具を装着した状態図である。 排水治具の一例を示す説明図である。
本発明に係る漏水処理方法は、現場における漏水状態に細かく対応でき、例えば、漏水箇所が広い範囲にわたっているような場合にも対応可能で、また、排水箇所の変更なども現場の状況に合わせて適切に調整できるようにされ、集水機能と排水機能を分離したことを特徴としている。
すなわち、本発明に係る漏水処理方法に使用される治具は、図1(a)に示すように、漏水箇所の下方に張りに余裕を持たせて張られる集水治具としての集水シート1と、集水シート1に溜まった水を排水する排水治具2を備えており、集水シート1は、例えば水密性の軟質のポリ塩化ビニルやポリエチレンやポリプロピレン素材等を使用することができ、厚みや透明度や形状等は任意であるが、透明素材を使用すれば、溜まった水の量などを外部から目視できるので都合が良い。
また、溜まった水を保持することのできる強度が必要であるが、後から任意の箇所に穴を開けるため、穴の開けやすい素材が好ましい。
排水治具2は、図2に示すように、軟質素材からなる捕水シート3に対して軟質素材からなる筒部4が接着や融着等で一体化され、この筒部4に、筒状のジョイント部5が挿し込まれて一体化されたものであり、ジョイント部5の下端側には、排水ホース6に挿し込み可能な挿し込み部sが形成されている。
また、捕水シート3には、筒部4の中心部の位置に対応して水抜き孔hが穿設されている。
なお、捕水シート3や筒部4やジョイント部5の材質等は任意であるが、本実施例では、捕水シート3として、軟質のポリ塩化ビニルやポリエチレンやポリプロピレン製とし、筒部4としても軟質樹脂製として、捕水シート3と筒部4を熱融着等で一体化するとともに、ジョイント部5としては、硬質樹脂製としている。
また、捕水シート3の形状やサイズ等も任意であるが、本実施例では矩形状にしている。
また、排水ホース6の材質等も任意であり、例えば、軟質塩化ビニルやゴム等の素材が適用可能である。
以上のような治具を使用した漏水処理方法について説明する。
まず、例えば天井等から水漏れ箇所が発見されると、図1(a)に示すように、その下方に適宜サイズの集水シート1を配設する。この配設要領等は任意であり、集水シート1の端部などを天井面などに任意の方法で貼り付けてもよく、何かに引っ掛けて固定しても良い。
この際、集水シート1は漏れた水を受けるだけの単なるシートであり、その形状や大きさ等は任意であるため、現場の漏水状況に合わせて適切なものを使用することができる。
次に、この集水シート1のうち、排水経路を形成する上で便利な箇所に穴を開け、この穴を開けた箇所の集水シート1の下面に排水治具2を取り付ける。
なお、集水シート1に穴を開ける箇所は、既に水が溜まっている箇所でも、水が溜まっていない箇所でも良いが、既に水が溜まった箇所に穴を開けるような場合には、一時的に当該箇所を水面レベルより高い位置に上方に押し上げて穴開け作業すれば、作業中に水が漏れ落ちるような不具合がない。
また、排水治具2の取り付け時期や取り付け要領などは任意であり、集水シート1に穴を開ける際に排水治具2を仮止め状態にしておいても良く、完全に穴を開けた後、排水治具2を取り付けるようにしても良い。
排水冶具2は、補水シート3を備えているため、集水シート1との設置面が広く、取り付けが容易である。集水シート1と排水冶具2の取り付けは、接着剤を使用しても良く、両面テープなどの接着テープを使用しても良いが、接着テープなどを使用すれば取り付け作業が簡単である。
なお、排水治具2に対する排水ホース6の装着時期は任意であり、集水シート1の下面に排水治具2を取り付ける作業中、排水治具2のジョイント部5に、排水ホース6を装着していてもよいが、集水シート1の下面に排水治具2を取り付ける作業の間は外しておき、後から排水ホース6を装着するようにすれば排水治具2の取り付け作業が容易である。
ジョイント部5の下端側には、排水ホース6に挿し込み可能な挿し込み部sが形成されているが、挿し込み部sには、排水ホース6の抜け止め用の突起を有していることが好ましい。
そして、排水治具2の取り付け作業が完了して、排水ホース6が接続されると、図1(b)に示すように、排水ホース6の自重により、排水治具2が装着された集水シート1部分は下方に垂れ下がり、自動的に水が排水される。
以上のような作業において、現場の漏水の状況に合わせて適切なサイズや形状の集水シート1を使用することができる。また、現場の状況に合わせて、例えば、排水設備に近い箇所に穴を開けたり、人通りの多い箇所を避けて穴を開けたりするなどして適切に排水経路を決定することができ、現場における作業も容易であるので、効果的に処理することができる。
なお、本発明は以上のような実施形態に限定されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載した事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を奏するものは本発明の技術的範囲に属する。例えば、上記は天井の漏水処理方法について説明したが、図1(c)に示すように、壁面についても同様に使用することが可能である。
極めて効率的で且つ簡便に漏水処理が可能なため、地下鉄や地下建造物などの水漏れ処置として今後の広い範囲での普及が期待される。
1…集水シート、2…排水治具、3…捕水シート、4…筒部、5…ジョイント部、6…排水ホース

Claims (1)

  1. 漏水を処理する方法であって、漏水箇所の下方を柔軟性のある軟質素材の集水シートによって張りに余裕を持たせた状態で覆う工程と、この集水シートにより漏水を受ける工程と、集水シートの任意の箇所に穴を開け、この穴の周囲の集水シート下面に排水治具を装着する工程と、集水シート上に溜まった水を排水治具を通して排水する工程からなり、前記排水冶具は、補水シートと、該補水シートに固着される筒部と、該筒部の下方に排水ホースを接続可能なジョイント部を備えてなることを特徴とする漏水処理方法。
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