JP3241410U - 漏水処理具の取付装置 - Google Patents

漏水処理具の取付装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3241410U
JP3241410U JP2023000261U JP2023000261U JP3241410U JP 3241410 U JP3241410 U JP 3241410U JP 2023000261 U JP2023000261 U JP 2023000261U JP 2023000261 U JP2023000261 U JP 2023000261U JP 3241410 U JP3241410 U JP 3241410U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
receiving sheet
water leakage
sheet
water receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2023000261U
Other languages
English (en)
Inventor
雄志 岩井
トウ シュ
勇規 柏原
裕也 関口
厚 桑島
潤 小野寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Co Ltd
East Japan Railway Co
Original Assignee
Sanyo Co Ltd
East Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Co Ltd, East Japan Railway Co filed Critical Sanyo Co Ltd
Priority to JP2023000261U priority Critical patent/JP3241410U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3241410U publication Critical patent/JP3241410U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pipe Accessories (AREA)

Abstract

【課題】脚立等の昇降具を用いることなく、漏水発生面部の流下水を処理する漏水処理具を安全かつ迅速に設置する。【解決手段】漏水処理具5の取付装置1は、排水口hが形成され、漏水発生面部Aに取付可能に構成された合成樹脂製の水受けシート51と、排水口hに接続され、水受けシート51に貯まった漏水発生面部Aの流下水を外部に導く排水管52とを備え、水受けシート51の下方に配置され、弾力性を有し、排水口hを側方において囲むように水受けシート51を載置可能に構成されたシート保持部11と、シート保持部11を下方から支持可能に構成された支持部12と、支持部12に対して角度可変または回転可能に装着され、シート保持部11に載置された水受けシート51を漏水発生面部Aに対してシート保持部11を介して押し付けるように操作される伸縮式の棒状操作部13とを備える。【選択図】図1

Description

本考案は、漏水処理具の水受けシートを漏水発生面部に取り付ける際に使用する漏水処理具の取付装置に関する。
例えば、建物内や地下構造物内の漏水発生面部に生じた雨水等の漏洩部位(以下「漏水部位」という)を合成樹脂製の水受けシートにより覆い、漏水部位から滴下した水をこの水受けシートに受容するとともに、水受けシートに接続された排水管を介してバケツ等の水溜め容器に誘導可能に構成された漏水処理具が存在する。
特許文献1には、壁面に生じた漏水を処理する方法であって、漏水部位の下方を柔軟性のある軟質素材の集水シートにより張りに余裕を持たせた状態で覆う工程と、漏水部位から滴下した水をこの集水シートに受容する工程と、集水シートの任意の箇所に穴を開け、この穴の周囲の集水シート下面に排水治具を装着する工程と、集水シート上に溜まった水を排水治具を通じて排水する工程とからなり、前記排水治具は、集水シートに固着される筒部と、この筒部の下方に排水ホースを接続可能なジョイント部と、を備えた漏水処理方法が開示されている。
特許第6251537号公報
しかし、一般に、建物内における雨漏りまたは地下構造物内における地下水を原因とする水漏れは、天井で発生したり、壁面のうち床面から上方に離れた高い位置で発生したりする場合が多く、そのような場合に上記従来の漏水処理方法を実施しようとすると、集水シートを天井または壁面の所定の高さ位置に生じた漏水部位に取り付ける必要がある。この取付作業を人手により行う場合は、漏水部位の高さに応じた脚立を用意しなければならず、作業が繁雑であるとともに、脚立からの落下等の危険を伴うという懸念がある。
さらに、駅の構内等で発生した漏水に対処する場合は、漏水発生面部によっては駅構内のエスカレータや自動改札機等の機器を停止させたり、人流を制限したりする等の措置が必要となり、漏水処理具の設置に至るまでに時間と手間とを要し、漏水に対して迅速に対処することが困難であるという問題がある。
即ち、例えば、駅構内に設置された改札機の直上の天井面において水漏れが発生したような場合には、従来技術による方法では改札機が作業の障害となり水漏れ対策作業が非常に煩雑となり、復旧に時間を要すると共に、当該改札機を使用停止の状態にする必要があり、復旧に至るまで利用客に不便をかけてしまう、という問題点があった。
このような実情に鑑み、本考案は、漏水発生個所に部位にかかわらず、脚立等の器具を使用することなく、漏水発生面部の流下水を処理する漏水処理具を安全かつ迅速に設置することのできる漏水処理具の取付装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の考案にあっては、漏水処理具の取付装置は、排水口が形成され、漏水発生面部に取付可能に構成された合成樹脂製の水受けシートと、前記排水口に接続され、前記水受けシートに貯まった前記漏水発生面部の流下水を外部に導く排水管とを備え、前記水受けシートの下方に配置され、弾力性を有し、前記排水口を側方において囲むように前記水受けシートを載置可能に構成されたシート保持部と、前記シート保持部を下方から支持可能に構成された支持部と、前記支持部に対して角度可変または回転可能に装着され、前記シート保持部に載置された前記水受けシートを前記漏水発生面部に対して前記シート保持部を介して押し付けるように操作される伸縮式の棒状操作部とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の考案にあっては、前記水受けシートは、前記漏水発生面部との接触面に両面粘着接合材が貼り付けられ、前記両面粘着接合材により前記漏水発生面部に取り付けられることを特徴とする。
請求項3に記載の考案にあっては、排水口が形成され、漏水発生面部に取付可能に構成された合成樹脂製の水受けシートと、前記排水口に接続され、前記水受けシートに貯まった前記漏水発生面部の流下水を外部に導く排水管とを備える漏水処理具の取付装置であって、前記水受けシートの下方に配置され、弾力性を有し、前記排水口を側方において囲むように前記水受けシートを載置可能に構成されたシート保持部と、前記シート保持部を下方から支持可能に構成された支持部と、前記支持部に対して角度可変または回転可能に装着され、前記シート保持部に載置された前記水受けシートを前記漏水発生面部に対して前記シート保持部を介して押し付けるように操作される伸縮式の棒状操作部とを備え、前記水受けシートは、前記漏水発生面部との接触面に両面粘着接合材が貼り付けられ、前記両面粘着接合材により前記漏水発生面部に取り付けられ、前記支持部は、前記棒状操作部に対して着脱可能に構成され、前記棒状操作部の先端部に装着され、前記漏水発生面部に取り付けられた前記水受けシートの前記両面粘着接合材を前記漏水発生面部に対して押付可能に構成されたシート押圧具および前記両面粘着接合材により取り付けられた前記水受けシートを当該漏水処理具の不要時に前記漏水発生面部から離脱可能に構成されたシート剥離具のうち、少なくとも一方をさらに備えることを特徴とする。
請求項4に記載の考案にあっては、前記水受けシートおよび前記シート保持部は、透明な合成樹脂により形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の考案にあっては、前記水受けシートおよび前記シート保持部は、ポリ塩化ビニルにより形成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の考案にあっては、前記水受けシートは、平面円盤状に形成され、前記シート保持部は、全体浮輪状に形成されて空気が封入されることにより前記弾力性を有し、前記水受けシートの周縁部を支持するように構成されていることを特徴とする。
請求項7に記載の考案にあっては、前記支持部は、全体平面方形の枠状に形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の考案によれば、漏水処理具は、水受けシートをシート保持部に載せ、シート保持部に対して支持部を下方から宛がうとともに、支持部に装着された棒状操作部により、シート保持部に載置された水受けシートを漏水発生面部に対してシート保持部を介して押し付けることで、漏水発生面部に取り付けることが可能である。
このように、漏水発生個所が天井面、又は壁面の所定の高さ位置にある場合であっても脚立等の昇降具を用いることなく取付装置により建物内や地下構造物内の床面に立って、漏水処理具を安全かつ迅速に設置することが可能となる。
ここで、シート保持部に弾力性を持たせ、水受けシートに対して排水口を側方において囲むように配置することにより、水受けシートを漏水発生面部に対してシート保持部により均一に押し付けて密着させ、水受けシートを漏水発生面部に確実に取り付けることが可能となる。
さらに、棒状操作部が伸縮式であることにより、漏水発生面部の高さに応じて棒状伸縮部の長さを調整することができ、脚立等の器具を用いることなく、漏水発生面部の異なる高さ位置に生じた漏水に対して柔軟に対処することが可能となる。
また、駅構内等において天井面等の漏水発生個所の下方に、改札機等の機器が設置されている場合もあるが、棒状伸縮部が支持部に対して角度可変または回転可能に装着されることにより、移動させることができないか、又は移動させることが困難な固定設置物が漏水部位の下方に存在する場合であっても、当該機器を回避した状態で、漏水部位に対して斜め下方から棒状伸縮部を伸ばして水受けシートを取り付けることができ、固定設置物との干渉を回避して、漏水処理具を容易に取り付けることが可能となる。
請求項2に記載の考案によれば、両面粘着接合材により、水受けシートを漏水発生面部に対して容易かつ簡素な構成により取り付けることが可能となる。
請求項3に記載の考案によれば、支持部をシート押圧具に付け替えるとともに、水受けシートに貼り付けられた両面粘着接合材、特に接着固定度の低い部分の接合材をシート押圧具により漏水発生面部に押し付けることにより、水受けシートを確実に取り付けることが可能となる。
また、支持部をシート剥離具に付け替えることにより、両面粘着接合材により取り付けられた水受けシートを、漏水処理具の不要時、例えば、漏水の処理完了後にシート剥離具により漏水発生面部から離脱させることができる取り外し具としても使用でき、漏水処理具を取り外す際にあっても脚立等の昇降具を用いることなく、建物内等の床面に立って容易に作業を行うことが可能となる。
請求項4に記載の考案によれば、水受けシートとシート保持部とを透明な合成樹脂により形成することにより、取付時に水受けシートおよびシート保持部の下方から漏水部位の状態を確認することが可能となり、漏水処理具を漏水部位に対する適切な位置に取り付けることが容易となる。
さらに、水受けシートとシート保持部とがいずれも合成樹脂を素材とすることにより、漏水処理具とその取付装置とを組として製作する場合に、材料の調達が容易であり、製作コストの削減を図ることが可能となる。また、構成部品の軽量化を図ることができ、使用の際の取り回しを容易にすることができる。
請求項5に記載の考案によれば、水受けシートとシート保持部とをポリ塩化ビニルにより形成することで、水受けシートとシート保持部との間の密着性をたかめることができ、仮固定に充分な程度の接着力が働くため、水受けシートをシート保持部に載せるだけで、他の仮固定手段を用いることなく漏水発生面部まで容易に持ち上げることが可能となる。
請求項6に記載の考案によれば、水受けシートを平面円盤状に形成するとともに、シート保持部を全体浮輪状に形成し、空気を封入することにより弾性力を付与することで、シート保持部の重量を低減することにより取付装置の良好な操作性を確保できるとともに、漏水発生面部に対し、水受けシートをシート保持部により適度な力で押し付けることが可能となる。
さらに、シート保持部により水受けシートの周縁部を支持することで、水受けシートを漏水発生面部に対してシート保持部によりその周縁部に亘って均一に押し付けて密着させ、水受けシートを漏水発生面部に対してより確実に取り付けることが可能となる。
請求項7に記載の考案によれば、支持部を全体平面方形の枠状に形成されているので、支持部の重量を低減させることができると共に、支持部の製作をより簡単なものとするとともに、透明な水受けシートおよびシート保持部を通じた漏水部位の視認性を確保することが可能となる。
さらに、支持部が枠状であることにより、水受けシートの排水口から延びる排水管と支持部との干渉を容易に回避し、漏水処理具の設置に際して排水管が取付作業の邪魔となる事態を抑制することが可能となる。
本考案の一実施形態に係る漏水処理具の取付装置の構成を模式的に示す概略図である。 同上実施形態に係る漏水処理具の構成を示す(a)平面図および(b)X-X線による側方断面図である。 同上実施形態に係るシート保持部の構成を示す(a)平面図および(b)Y-Y線による部分断面図である。 同上実施形態に係る支持部の構成を示す(a)平面図および(b)側面図である。 同上実施形態に係る取付装置による漏水処理具の取付作業の一例を示す概略図である。 同上実施形態に係る取付装置に対して付替可能なアタッチメント部品の一例(シート押圧具)およびその付替手順を示す概略図である。 同上実施形態に係る取付装置に対して付替可能なアタッチメント部品の他の例(シート剥離具)およびその付替手順を示す概略図である。
以下に図面を参照して、本考案の実施の形態について説明する。
図1は、本考案の一実施形態に係る漏水処理具5の取付装置1の構成を模式的に示す概略図である。図1は、説明の便宜のため、漏水処理具5を施設の天井にある漏水発生面部Aに取り付ける際の状態で示し、漏水発生面部Aおよび漏水が生じた部位A1を二点鎖線により示すとともに、取付装置1のシート保持部11をその中心軸に平行な断面、即ち、縦方向の断面により示す。
本実施形態において、漏水処理具5は、駅等の建物内や地下鉄の駅等の地下構造物内の天井における漏水発生面部Aに生じた雨水等の漏水を処理する。
漏水処理具5は、漏水部位A1を水受けシート51により覆い、漏水部位A1から滴下した水(以下に、漏水発生面部Aの漏水部位A1から滴下した水を「流下水」という)をこの水受けシート51により受け、水受けシート51に接続された排水管52を介して水溜め容器(図示せず)に誘導する。
ここで、漏水発生面部Aは、本例においては、ビル等の建物内や駅の構内等における天井等であり、漏水部位A1は、漏水発生面部Aのうち、漏水が現に生じている部分、例えば、天井の一部である。
本実施形態に係る漏水処理具5は、水受けシート51と、排水管52とを備える。
図2は、本実施形態に係る漏水処理具5の構成を示す。
図2(a)は、漏水処理具5の平面図であり、図2(b)は、同図(a)に示すX-X線による側方断面図である。漏水処理具5と取付装置1との相対的な位置関係の理解のため、図2(a)に示す平面図では、取付装置1のシート保持部11を二点鎖線により漏水処理具5に重ねて示す。
図1及び図2に示すように、水受けシート51は、漏水発生面部Aに取り付けられ、漏水発生面部Aとの間に漏水部位A1からの流下水を受容し、貯留する空間Sを形成する。
本実施形態において、水受けシート51は、図2(a)に示す平面視において円盤状をなし、径方向の中心部に排水口hを有する。排水口hは、後述する排水管52を挿入可能な程度の直径を有する。
さらに、水受けシート51は、透明な合成樹脂により形成されている。水受けシート51の材料として適用可能な合成樹脂として、ポリ塩化ビニル(PVC)を例示することができる。
図2(b)に示すように、水受けシート51は、漏水発生面部Aとの接触面51aに、排水口hを中心とする周方向に、複数の両面粘着接合材53が互いに等しい間隔を空けて貼り付けられている。両面粘着接合材53は、例えば、両面テープである。
水受けシート51は、軟質のポリ塩化ビニル布材により形成されていることから、両面粘着接合材53により漏水発生面部Aに貼り付けられた場合には、図2(b)に示すように、天井等の漏水発生面部Aから垂下して側方略逆円錐状になるよう形成されている。
貼付後の状態において、水受けシート51は、下方に向かって膨出する逆円錐形状となることから、水受けシート51内の上面部側に形成される空間S内に漏水部位A1からの流下水を受け入れるように構成されている。その結果、水受けシート51に収納された流下水は、水受けシート51の表面上を排水口hに向けて案内される。
本実施形態では、水受けシート51のうち、両面粘着接合材53が貼り付けられる部分から中心となる排水口hに向かう部分51bにより空間Sが形成される。
図2(a)に示すように、水受けシート51は、排水口hを中心とした周縁部に、外周縁から内方に向けて形成された複数の、相互に所定間隔をおいて形成された平面略三角形状の切欠き部nを有している。
切欠き部nが設けられることにより、通常は平面円盤状である水受けシート51を容易に逆円錐形状に変形させることが可能となり、水受けシート51を、後述するシート保持部11に載置する際に、水受けシート51とシート保持部11との密着性を良好なものとすることができる。また、漏水処理具5の取り付けに際して両面粘着接合材53を平らに配置し、水受けシート51を漏水発生面部Aに容易に貼り付けることが可能となる。
本実施形態では、切欠き部nは、その内端部が、水受けシート51においてその外周縁から両面粘着接合材53よりも内方に至るように形成されている。これにより、使用時に、両面粘着接合材53が貼り付けられる周縁部53c付近で水受けシート51に皺ができ、シート保持部11への載置およびその後の漏水発生面部Aへの取り付けが、この皺により阻害される事態を回避することが可能となる。
切欠き部nの内端部は、適宜の位置に変更することが可能であり、両面粘着接合材53の近傍にあってもよいし、両面粘着接合材53よりも外方にあってもよい。
また、本実施の形態にあっては、切欠き部nは、周方向に一定間隔で配置された両面粘着接合材53の間に設けられ、両面粘着接合材53と同数の切欠きnが設けられているが、切欠きnの配置および数は、これに限定されるものではなく、適宜に数を増やしたり、減らしたりすることが可能である。例えば、周方向に隣り合う2つの両面粘着接合材53を対とし、それぞれの対の間に切欠き部nを形成してもよい。
排水管52は、柔軟性を有しかつ透明な合成樹脂により形成され、水受けシート51に対し、排水口hに下方から挿入されて接続される。水受けシート51と排水管52とは、排水管52を排水口hに挿入した状態で粘着テープその他の適宜の接合具により互いに固定されている。
排水管52は、漏水処理具5が漏水発生面部Aに取り付けられた状態で、上端部52aが空間S内に開口した状態で接合される。漏水処理具5の使用に際し、排水管52は、その柔軟性により適宜に引き回して配置することが可能であり、下端部(図示せず)は、水溜め容器の内部に配置され、空間Sに貯留された流下水は、排水管52を介して空間Sを出て、水溜め容器に誘導される。
なお、水受けシート51の大きさは、漏水箇所の大きさに対応させて適宜、複数種類を作成、準備することができる。
漏水処理具5の取付装置1は、漏水処理具5の使用に際し、漏水処理具5を漏水発生面部Aに対して取り付けるために使用される。
図1に示すように、本実施形態に係る取付装置1は、シート保持部11と、支持部12と、棒状操作部13とを備える。
図3は、本実施形態に係るシート保持部11の構成を示す。図3(a)は、シート保持部11の平面図であり、図3(b)は、同図(a)に示すY-Y線による部分断面図である。
シート保持部11は、漏水処理具5を漏水発生面部Aに取り付ける際に、支持部12により支持された状態で水受けシート51の下方に配置される。
シート保持部11は、上面部11aと下面部11bとを有し、漏水処理具5の取り付けに際して上面部11aに水受けシート51が載置される。本実施形態では、シート保持部11の形状が上下に対称性を有するため上下反転させて使用することも可能である。
シート保持部11は、内部に空気を注入された浮輪状に形成されており、内径側に空隙部Hを有し、この空隙部Hは、シート保持具11の軽量化に資するとともに、漏水処理具5の取り付けに際して漏水部位A1の位置および漏水の状態の把握を容易にする。
シート保持部11は、合成樹脂製であって弾力性を有し、水受けシート51が載置された状態で、排水口hの側方においてその全周に亘って包囲するように配置される。
シート保持部11は、全体が透明であるとともに、水受けシート51と同じ素材の合成樹脂により形成することが可能であり、一例として、ポリ塩化ビニルにより形成するのが好適である。
シート保持部11が水受けシート51と同じ合成樹脂により形成された場合には、シート保持部11上に水受けシート51を載置した場合の相互の素材の親和性が良好となり、水受けシート51がシート保持部11に密接するため、水受けシート51の設置作業が容易になる。
シート保持部11の弾力性は、シート保持部11の素材自体の柔軟性によるとともに、内部に注入された空気によるものである。その結果、シート保持部11は、水受けシート51が載置された状態で、円盤状の水受けシート51の周縁部51cをその全周に亘って弾性的に支持する。なお、シート保持部11の大きさは、水受けシート51の大きさに対応して適宜、複数種類を作成、準備することができる。
図4は、本実施形態に係る支持部12の構成を示す。図4(a)は、支持部12の平面図であり、図4(b)は、支持部12の側面図である。シート保持部11と支持部12との相対的な位置関係の理解のため、図4(a)に示す平面図では、シート保持部11を二点鎖線により支持部12に重ねて示す。
支持部12は、漏水処理具5の取り付けに際してシート保持部11の下方に配置され、シート保持部11を下方から支持する。
支持部12は、漏水処理具5の取り付けに際してシート保持部11の下面部11bと接触し、シート保持部11を支持する台座部となる支持部本体12aと、支持部本体12aと後に述べる棒状操作部13とを接続させる連結部12bとを有する。
連結部12bは、支持部12を構造的に補強するとともに、漏水処理具5の取り付けに際し、漏水処理具5の水受けシート51に貼り付けられた両面粘着接合材53を漏水発生面部Aに押し付ける力を、棒状操作部13からシート保持部11に伝達させる機能を兼ねる。
支持部本体12aは、図4(a)に示す平面視において正方形の枠状をなし、シート保持部11の下面部に宛がわれた状態で、正方形の各辺部12a1、12a2の中央部付近にシート保持部11の下面部11bが当接する長さ寸法に形成されている。
従って、支持部12の大きさに関しては、水受けシート51及びシート保持部11の大きに応じて適宜複数種類を形成することができる。
連結部12bは、支持部本体12aに対し、正方形を形成する4つの辺部12a1、12a2のうち、対向する一対の辺部12a1、12a1(12a2、12a2)を互いに接合し、かつこれら一対の辺部以外の他の対をなす辺部12a2、12a1に対して平行に配置されている。
具体的には、連結部12bは、一方の対をなす辺部12a1、12a1同士を接合する第1連結部12b1と、他方の対をなす辺部12a2、12a2同士を接合する第2連結部12b2とを有する。
図4(a)に示す平面視において、第1連結部12b1と第2連結部12b2とは、支持部本体12aの中心の交差部12cで互いに直角に交差するとともに、この交差部12cから放射状に延在し、支持部本体12aに対して対応する辺部12a1、12a2の中央部12dに接続されている。
さらに、図4(b)に示す側面視において、第1連結部12b1と第2連結部12b2とは、それぞれが倒立三角形をなすように配置され、その三角形の下側の頂点に交差部12cが位置する。
また、支持部12の中心軸は、支持部本体12aの中心部、即ち、第1および第2連結部12b1、12b2の交差部12cを通りかつ支持部本体12aの各辺部12a1、12a2に対して垂直な軸である。
これにより、連結部12bは、シート保持部11の下面部11bが当接する部位、即ち、支持部本体12aの各辺部12a1、12a2の中央部12d付近を特に補強し、棒状操作部13からの力をこの中央部12dを介してシート保持部11に伝達させるように構成されている。
棒状操作部13は、支持部12に対して着脱式可能に装着できる。さらに、棒状操作部13は、伸縮式であるとともに、支持部12に対して角度可変に形成されている。即ち、棒状操作部13は、使用者により手動操作可能な長さ調整部131および角度調整部132を備える。
使用者は、長さ調整部131により、棒状操作部13の長さ、具体的には、支持部12に接続する先端側の端部(以下「接続部」という)13aから、使用者が作業に際して把持する把持部13bまでの長さを調整することが可能である。
さらに、角度調整部132により、棒状操作部13の支持部12に対する角度、具体的には、棒状操作部13の中心軸と支持部12の中心軸とのなす角度を調整することが可能である。
本実施の形態にあっては、角度調節部は、棒状支持部13の先端部において径方向に沿って配設された軸部132aを介して棒状支持部本体131aに回動可能に接合されていることにより、接続部13aに対して棒状支持部本体131aを適宜の確度に配置することができる。
なお、適宜構成のボールジョイント部材により接続部13aと棒状支持部本体131aを接合することにより、接続部13に対して棒状支持部本体131aを回動可能に接合することもできる。このように、接続部13に対して棒状支持部本体131aを回動可能に接合した場合には、接続部13に対して棒状支持部131aは水平方向において回動可能であることから、より棒状操作部13の操作が容易となる。
図5は、本実施形態に係る取付装置1による漏水処理具5の取付作業の様子を示す概略図である。
本実施形態では、駅構内の天井のうち、自動改札機Mの直上で生じた漏水を処理する場合を例に説明する。
作業に際し、駅係員または作業者Wは、漏水処理具5および取付装置1のほか、水溜め容器としてのバケツ101と、乗降客または通行人に対する注意喚起のための三角ポール201とを準備する。
天井に生じた漏水を処理するため、作業者Wは、本実施形態に係る取付装置1を使用して漏水処理具5を漏水発生面部Aである天井の漏水部位A1に取り付ける。この場合の作業手順は以下のとおりである。
先ず、作業者Wは、シート保持部11を支持体12に載せる。この場合、シート保持部11と支持体12とは、いずれもポリ塩化ビニルを素材とすることから、素材の相性が良好であることから相互粘着性に富み、シート保持部11は支持体12に密接する。
なお、密着度が低く、必要と判断される場合には、シート保持部11と支持体12とに、両者の離間およびずれを抑止可能な程度の仮止めを施す。
その際、図4(a)に示すように、浮輪状をなすシート保持部11のうち、下面部11bの湾曲下縁部が、支持部12のうち、支持部本体12aの各辺部12a1、12a2の中央部12d、即ち、支持部本体12aと連結部12bとの結合部付近に当接するように配置する。
次に、作業者Wは、シート保持部11を載せた状態にある支持部12を作業エリア付近の床面に置き、シート保持部11の上面部11aに漏水処理具5を載せる。その際、図2(a)に示すように、漏水処理具5は、両面粘着接合材53が貼り付けられた水受けシート51の周縁部51cが、シート保持部11のうち、上面部11aの湾曲上縁部付近に当接するように配置する。
次に、作業者Wは、支持部12を棒状操作部13に装着する。
この場合、支持部12は、棒状操作部13に対して未装着の状態に限らず、棒状操作部13に装着された状態でシート保持部11を載置することも可能である。この場合に、シート保持部11を支持部12に載せる動作は、棒状操作部13に装着された支持部12をシート保持部11に対して下方から宛がうこととなる。
そして、作業者Wは、角度調整部132を操作して棒状操作部13の支持部12に対する角度を調整するとともに、棒状操作部13の把持部13bを手に持ち、図5に示すように、棒状操作部13により漏水処理具5をシート保持部11とともに持ち上げ、漏水発生面部Aである天井の漏水部位A1に近付け、水受けシート51を漏水部位A1全体を下方から覆うように天井に対して当接させる。
その結果、作業者Wは、漏水部位A1に対して、斜め下方から、自動改札機Mを回避した場所から水受けシート51を無理のない姿勢で持ち上げることができ、天井の漏水部位A1に当接させることができるように、長さ調整部131を操作して棒状操作部13の長さを調整するとともに、必要に応じて角度調整部132を操作する。
水受けシート51を漏水発生面部Aに接触させた後、作業者Wは、棒状操作部13を上方へ動かすようにさらに操作し、水受けシート51を漏水発生面部Aに対してシート保持部11を介して押し付ける。
ここで、作業者Wにより棒状操作部13に加えられる上向きの力は、支持部12を介してシート保持部11に伝わり、シート保持部11から水受けシート51に貼り付けられた両面粘着接合材53にさらに伝達される。
ところで、本実施形態では、支持部12、特に支持部本体12aが平面方形の枠状であるため、水受けシート51に貼り付けられた両面粘着接合材53の一部に、他の接合材53と比較して、天井の漏水部位A1の周辺部に対する接着の程度が低い箇所が発生する可能性もありうる。
この場合には、図6に示すように、棒状操作部13を支持部12からシート押圧具61に付け替え、接着状態の良好ではない両面粘着接合材53をこのシート押圧具61により漏水発生面部Aに押し付け、漏水発生面部Aに対して確実に付着させることができる。
図6は、本実施形態に係る取付装置1に対して付替可能なシート押圧具61およびその付替手順を示す概略図である。
シート押圧具61は、支持体611と、ローラ612とを備え、支持体611は、棒状操作部13に対して着脱式に装着可能であるとともに、ローラ612を転動可能に支持する。支持体611は、棒状操作部13に対して付替式に装着可能であり、ローラ612は、円筒状に形成され、その回転中心軸は、支持部611が棒状操作部13に装着された状態において、棒状操作部13の中心軸に対して直交するように構成されている。
作業者Wは、シート押圧具61により、接合度合いが不完全な両面粘着接合材53を、下方からローラ612により水受けシート51を介して漏水発生面部Aである天井の漏水部位A1に押し付け、両面粘着接合材53を確実に漏水発生面部Aに付着させることが可能である。その際、作業者Wは、棒状操作部13の角度調整部132により適宜の角度で操作し、シート押圧具61のローラ612に対して力が伝わる方向を調整することが可能である。
最後に、作業者Wは、水受けシート51の排水口hから延びる排水管52を、シート保持部11の空隙部Hおよび支持部12の支持部本体12aおよび連結部12bの隙間を通じて下方へ引き出し、その端部をバケツ101の内部に配置して、漏水処理具5の設置を完了する。
これにより、漏水発生面部A1からの流下水を水受けシート51に受容するとともに、水受けシート51内部の空間Sから排水管52を介してバケツ101に誘導し、床面等を水で濡らすことなく適切に処理することが可能となる。
漏水処理具5が不要となった際、例えば、漏水の処理が完了した後、使用者Wは、漏水処理具5を漏水発生面部Aから取り外す作業を実施する。この作業は、図7に示すように、棒状操作部13をシート押圧具61からシート剥離具71に付け替え、漏水発生面部Aに貼り付けられている両面粘着接合材53をこのシート剥離具71により漏水発生面部Aから離脱させることにより、容易に行うことが可能である。
図7は、本実施形態に係る取付装置1に対して付替可能なシート剥離具71およびその付替手順を示す概略図である。
シート剥離具71は、支持体711と、スクレーパ712とを備え、支持体711は、棒状操作部13に対して着脱式に装着可能であるとともに、スクレーパ712を支持する。本実施形態では、支持体711とスクレーパ712とが一体に形成されている。
支持体711は、全体円筒形状をなすとともに、棒状操作部13に対して付替式に装着可能であり、スクレーパ712は、側面視においてL字形状をなすとともに、装着時には支持体711の中心軸に対して直角に延びる先端部712aと、この先端部712aと支持体711とを繋ぐ中間部712bとを有する。先端部712aは、支持体711の径方向における平面視において長方形状をなし、全体として概略薄板形状をなす。
従って、作業者Wは、漏水処理具5の使用後、水受けシート51と漏水発生面部Aとの隙間にスクレーパ712の先端部712aを挿入し、漏水発生面部Aに貼り付けられている両面粘着接合材53に対してシート剥離具71を介して下向きの負荷をかけることで、両面粘着接合材53を漏水発生面部Aから剥がし、水受けシート51を漏水発生面部Aから離脱させることが可能である。
この際、棒状操作部13の長さを調整することで、作業者Wは、脚立等の昇降具を用いることなく、作業エリアの床面に立って作業を行うことができる。さらに、作業者Wは、角度調整部132によりスクレーパ712の挿入角度を適宜に設定し、両面粘着接合材53にかける負荷の方向を調整することが可能である。
本実施形態に係る漏水処理具5の取付装置1により得られる効果について説明する。
第1に、漏水処理具5は、水受けシート51をシート保持部11に載せ、シート保持部11に対して支持部12を下方から宛がうとともに、支持部12に装着された棒状操作部13により、シート保持部11に載置された水受けシート51を漏水発生面部Aに対してシート保持部11を介して押し付けることで、漏水発生面部Aに取り付けることが可能である。
従って、漏水発生個所が天井や壁面の所定の高さ位置であった場合であっても、脚立等の昇降具を用いることなく、取付装置1により建物内や地下構造物内の床面に立って、漏水処理具5を安全かつ迅速に設置することが可能となる。
この場合、弾力性を有するシート保持部11を、水受けシート51に対して排水口hを側方において包囲するように配置することから、水受けシート51を漏水発生面部Aに対してシート保持部11を漏水発生面部Aに対して均一に押し付け、水受けシート51を漏水発生面部Aに確実に取り付けることが可能となる。
さらに、棒状操作部13が伸縮式であることにより、漏水発生面部Aの高さに応じて棒状伸縮部13の長さを調整することができ、漏水発生面部Aの高さ位置に応じて柔軟に対処することが可能となる。
そして、棒状操作部13が支持部12に対して角度可変または回転可能に装着されることにより、移動させることができないか、移動させることが困難な固定設置物が漏水部位A1の下方に存在する場合に、漏水部位A1に対して斜め下方から棒状操作部13を伸ばして水受けシート51を取り付けることができ、固定設置物との干渉を回避して、漏水処理具5を容易に取り付けることが可能となる。
これにより、漏水処理具5を駅構内の天井等の漏水発生面部A等に取り付ける場合に、漏水処理具5の取付作業のためにエスカレータや自動改札機M等の機器を停止させたり、人流を制限する時間を短縮することができる。
第2に、漏水発生面部Aに対する水受けシート51の接触面51aに両面粘着接合材53を貼り付け、水受けシート51を漏水発生面部Aに対してこの両面粘着接合材53により取り付けることで、水受けシート51を漏水発生面部Aに対して容易にかつ両面粘着接合材53により取り付けることが可能となる。
第3に、支持部12を棒状操作部13に対して着脱可能に構成するとともに、シート押圧具61に付替可能とし、漏水発生面部Aに取り付けられた水受けシート51の両面粘着接合材53を漏水発生面部Aに対してシート押圧具61により押付可能とすることで、水受けシート51に貼り付けられた両面粘着接合材53、特に接合度合いが低い接合材53をシート押圧具61により漏水発生面部Aに押し付け、水受けシート51を確実に取り付けることが可能となる。
さらに、支持部12をシート剥離具71に付替可能とし、漏水処理具5の不要時、例えば、漏水の処理完了後、両面粘着接合材53により取り付けられた水受けシート51をシート剥離具71により漏水発生面部Aから離脱可能とすることで、漏水処理具5を取り外す際にあっても脚立等の昇降具を用いることなく、建物内等の床面に立って容易に作業を行うことが可能となる。
第4に、水受けシート51とシート保持部11とを透明な合成樹脂により形成することで、取付時に水受けシート51およびシート保持部11の下方から漏水部位A1の状態を確認することが可能となり、漏水処理具5を漏水部位A1に対する適切な位置に取り付けることが容易となる。
第5に、水受けシート51、シート保持部11及び支持部12がいずれも同一の合成樹脂であるポリ塩化ビニルを素材とすることにより、相互に自己粘着性が良好であることから、水受けシート51をシート保持部11に仮止めすることなく作業を行えるため、操作性、作業性が向上する。
第6に、水受けシート51を平面円盤状に形成するとともに、シート保持部11を全体浮輪状に形成し、空気を封入することにより弾性力を付与することで、シート保持部11の重量の増加を抑制して、取付装置1の操作性を確保するとともに、漏水発生面部Aに対し、水受けシート51をシート保持部11により適度な力で押し付けることが可能となる。
さらに、シート保持部11により水受けシート51の周縁部51cを支持することで、水受けシート51を漏水発生面部Aに対してシート保持部11によりその周縁部51cに亘って均一に押し付けて密着させ、水受けシート51を漏水発生面部Aに対してより確実に取り付けることが可能となる。
第7に、支持部12を全体平面方形の枠状に形成することで、支持部12の重量を低減できると共に、支持部12の製作をより簡単なものにでき、透明な水受けシート51およびシート保持部11を通じた漏水部位Aの視認性を確保することが可能となる。
さらに、支持部12が枠状であることにより、水受けシート51の排水口hから延びる排水管52と支持部12との干渉を容易に回避し、漏水処理具5の設置に際して排水管52が取付作業の障害となる事態を回避することが可能となる。
以上の説明では、漏水発生面部Aを駅構内における天井としたが、漏水発生面部Aは、これに限定されるものではなく、駅構内における壁面であってもよく、さらに、駅に限らず、ビルその他の建物等であってもよい。
本考案は、建築物の天井又は壁面に生じた漏水を処理する漏水処理具の取付装置に関することから、広く産業上の利用可能性を有している。
1…漏水処理具の取付装置
11…シート保持部
11a…上面部
11b…下面部
12…支持部
12a…支持部本体
12b…連結部
13…棒状操作部
13a…接続部(先端部)
13b…把持部
131…長さ調整部
131a…棒状支持部本体
132…角度調整部
132a…軸部
5…漏水処理具
51…水受けシート
51a…接触面
51c…周縁部
52…排水管
53…両面粘着接合材
61…シート押圧具
611…支持体
612…ローラ
71…シート剥離具
711…支持体
712…スクレーパ
712a…先端部
712b…中間部
h… 水受けシートの排水口
A… 漏水発生面部(天井)
A1…漏水部位
n… 切り欠き部
S… 空間

Claims (7)

  1. 排水口が形成され、漏水発生面部に取付可能に構成された合成樹脂製の水受けシートと、前記排水口に接続され、前記水受けシートに貯まった前記漏水発生面部の流下水を外部に導く排水管とを備える漏水処理具の取付装置であって、
    前記水受けシートの下方に配置され、弾力性を有し、前記排水口を側方において囲むように前記水受けシートを載置可能に構成されたシート保持部と、
    前記シート保持部を下方から支持可能に構成された支持部と、
    前記支持部に対して角度可変または回転可能に装着され、前記シート保持部に載置された前記水受けシートを前記漏水発生面部に対して前記シート保持部を介して押し付けるように操作される伸縮式の棒状操作部と
    を備えることを特徴とする、漏水処理具の取付装置。
  2. 前記水受けシートは、前記漏水発生面部との接触面に両面粘着接合材が貼り付けられ、前記両面粘着接合材により前記漏水発生面部に取り付けられることを特徴とする、請求項1に記載の漏水処理具の取付装置。
  3. 排水口が形成され、漏水発生面部に取付可能に構成された合成樹脂製の水受けシートと、前記排水口に接続され、前記水受けシートに貯まった前記漏水発生面部の流下水を外部に導く排水管とを備える漏水処理具の取付装置であって、
    前記水受けシートの下方に配置され、弾力性を有し、前記排水口を側方において囲むように前記水受けシートを載置可能に構成されたシート保持部と、
    前記シート保持部を下方から支持可能に構成された支持部と、
    前記支持部に対して角度可変または回転可能に装着され、前記シート保持部に載置された前記水受けシートを前記漏水発生面部に対して前記シート保持部を介して押し付けるように操作される伸縮式の棒状操作部とを備え、
    前記水受けシートは、前記漏水発生面部との接触面に両面粘着接合材が貼り付けられ、前記両面粘着接合材により前記漏水発生面部に取り付けられ、
    前記支持部は、前記棒状操作部に対して着脱可能に構成され、前記棒状操作部の先端部に装着され、前記漏水発生面部に取り付けられた前記水受けシートの前記両面粘着接合材を前記漏水発生面部に対して押付可能に構成されたシート押圧具および前記両面粘着接合材により取り付けられた前記水受けシートを当該漏水処理具の不要時に前記漏水発生面部から離脱可能に構成されたシート剥離具のうち、少なくとも一方をさらに備えることを特徴とする漏水処理具の取付装置。
  4. 前記水受けシートおよび前記シート保持部は、透明な合成樹脂により形成されていることを特徴とする、請求項1又は3に記載の漏水処理具の取付装置。
  5. 前記水受けシートおよび前記シート保持部は、ポリ塩化ビニルにより形成されていることを特徴とする、請求項1又は3に記載の漏水処理具の取付装置。
  6. 前記水受けシートは、平面円盤状に形成され、
    前記シート保持部は、全体浮輪状に形成されて空気が封入されることにより前記弾力性を有し、前記水受けシートの周縁部を支持するように構成されていることを特徴とする、請求項1又は3に記載の漏水処理具の取付装置。
  7. 前記支持部は、全体平面方形の枠状に形成されていることを特徴とする、請求項1又は3に記載の漏水処理具の取付装置。
JP2023000261U 2023-01-31 2023-01-31 漏水処理具の取付装置 Active JP3241410U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023000261U JP3241410U (ja) 2023-01-31 2023-01-31 漏水処理具の取付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023000261U JP3241410U (ja) 2023-01-31 2023-01-31 漏水処理具の取付装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3241410U true JP3241410U (ja) 2023-03-29

Family

ID=85706966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023000261U Active JP3241410U (ja) 2023-01-31 2023-01-31 漏水処理具の取付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3241410U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3241410U (ja) 漏水処理具の取付装置
WO2003072886A1 (en) Ceiling leak capture and drainage system
US6283144B1 (en) Ceiling water leak damage collector unit
JP2012200063A (ja) 碍子メンテナンス補助具
CN211032640U (zh) 一种便于管道涂刷转移的装置
KR101533921B1 (ko) 천정형 에어컨 실내기 세척용 오염수 비산방지 장치
JP5873740B2 (ja) アネモスタット用フィルタ、ダクト工事方法およびダクト内清掃方法
KR102018493B1 (ko) 실리콘 믹싱장치
JP6251537B2 (ja) 漏水処理方法
CN211138446U (zh) 一种保护膜撕膜系统
CN210313100U (zh) 一种管道安装用辅助起吊架
JP6566729B2 (ja) 防水パン
JP2009281042A (ja) 真空弁装置の取付構造及び真空弁付き汚水ます
KR100966823B1 (ko) 석면 부재 작업 장치 및 방법
CN211134820U (zh) 一种笔记本电脑用灰尘处理装置
CN114825210B (zh) 建筑施工用的电缆固定装置
CN218671615U (zh) 一种半自动气体阀门分配箱
CN214490993U (zh) 一种陶瓷座便器内部管道施釉设备
CN215924051U (zh) 一种光缆井口收放装置
CN210857286U (zh) 一种垃圾填埋场监测井
CN210143921U (zh) 一种检查建筑防水蓄水试验的踩踏装置
CN213902362U (zh) 一种土地工程的测量仪
CN215089678U (zh) 一种便于存放的不锈钢风管
CN217437413U (zh) 一种污水厂施工用埋管放线装置
CN217201425U (zh) 外加剂输送防滴漏软管

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3241410

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150