JPS5998789A - 変異原性物質の除去法 - Google Patents

変異原性物質の除去法

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JPS5998789A
JPS5998789A JP20792482A JP20792482A JPS5998789A JP S5998789 A JPS5998789 A JP S5998789A JP 20792482 A JP20792482 A JP 20792482A JP 20792482 A JP20792482 A JP 20792482A JP S5998789 A JPS5998789 A JP S5998789A
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JP
Japan
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parts
substance
phthalocyanine
primordial
blue
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Pending
Application number
JP20792482A
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English (en)
Inventor
Masahide Nakano
正秀 中野
Isao Oizumi
大泉 勇夫
Kunihiko Imada
今田 邦彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、フタロシアニン骨格を持った直接染料、建染
染料、硫化染料またはフタロ−ケン染料にぼり染色され
た有機材料を吸着剤として使用することにより実質的に
溶液、特に水溶液中に微量に溶存する変異原性物質を選
択的に吸着する方法に関するものである。
近年、環境、食品等に微量に混在する変異原性物質はガ
ンによる死亡率の増力口とともに注目されている。この
ため、ζ、れらの物質の除去技術の開発は1画めて重要
な課題と4f−、ている。
本発明は、このような見地から、溶液中に微量に溶存す
る変異原性物質の選択的な吸着除去に有用な新規な処理
法を目的としてなされたものである。
ヘミンおよびその誘導体が変異原性物質、たトエば、T
rp−P −1(8−アミノ−1,4−ジメチル−5H
−ピリド[4,3−blインドール)の活性を阻害する
ことは知られている。
J3iochem、 Biophys、 Res、 C
ommun、、 g2.662−666(1980);
Cancer Le tts、11 2g〜88(19
80)本発明者らは、ヘミンに化学構造が類似した部分
のあるフタロシアニン誘導体についても同様な作用のあ
ることを見い出し、この阻害作用がフタロシアニン骨格
の変異原性物質に対する吸着作用に起因することをつき
とめ、本発明に至ったものである。
すなわち、本発明は、フタロシアニン系の直接染料、建
染染料、硫化染料またはフタローケン染料により染色さ
れた有機材料を用いて実質的に溶液中の変異原性物質を
吸着させることを特徴とする変異原性物質の除去法であ
る。
本発明において、フタロシアニン系の直接染料、建染染
料、硫化染料、およびフタローケン染料はそれ自体Q料
業界においてよく知られている。
本発明において、染色される有機材料とは、紙、木綿等
のセルロースおよび羊毛、絹、ナイロン等のポリアミド
があげられる。形状しては、物質そのもの、繊維、糸、
布などがあげられる。
これら有機材料をフタロシアニン系の直接染料、建染染
料、硫化染料、フタロ−ケン染料で染色を行う方法は、
それ自体公知の方法であり、染色業界でよく知らねでい
る。
このように染色して得られた有機材料には、フタロシア
ニン核が保持されていることがら、実質的に溶液、特に
水浴液中に溶存する変異原性物質を選択的に段岩するの
で変異原性物質の除去材料として極めて有効である。
変異原性物質を吸着させるには、たとえば変異原性物質
を含有する溶液、特に水心液に、染色しfコ有機材料を
加えた後、通常0〜50’C1好ましくは15〜80’
cで攪拌、振とぅなどを行なうことにより行われる。こ
の操作は繰り返し行ってもよい。また、染色した有機材
料をカラムに充てんしておいて変異原性物質を含む溶液
を通すことにより行うこともできる。あるいは染色した
有機材料をカラムに充てんし、水で湿潤させておいて変
異原性物質を含む気体を通すことにより行うこともでき
る。
本発明において処理できる変異原性物質としては、Tr
p−P−1,Trp−P−2(8−’7E/−1−)チ
ル−5,H−ヒ’)l’c4−B  b]インドール)
、Glu −P  1’(2−7E /  6−メチル
ージビリドCI 、 2−a : 8’、2’−(11
イミダゾール)、(月u −P −2(2−アミノージ
ビリド[1−2a:8’、2’−d〕イiダゾール)、
アミノ−a−カルボリン(2−アミノ−9)I〜ルビリ
ド2.3・−b〕インドール)、アミツノチル−a−カ
ルボリン(2−アミノ−3−メチル−9H−ピリド[2
,8−b]−rンドール)、IQ(2−アミノ−3−メ
チルイミダソ[4,5−f]キノリン、2−アセチルア
ミノフルオレンなどの変異原性物質として知られている
ものがあげられる。
特ニ’l’rp −P −1、Trp −P −2、G
lu−Pl 、 G11l−P  2、アミノ−α−カ
ルボリン、アミノメチル−α−カルボリン、IQ0)ま
うな、3個以上の芳香環を有する平面構造をもった変異
原性物質に有効である。
これら変異原性物質に対するフタロシアニン核の必要量
は、変異原性物質1分子に対して、フタロシアニン核1
個以上が好ましい。
本発明では、吸着剤が市販されているフタロシアニン系
の染料で染色できる有機材料であるため、その入手ある
いは調製がきわめて容易であり、またそれの変異原性物
質の吸着率が高い点ですぐれている。
次に、本発明を実施例をもって更に詳しく説明するが、
本発明はその要旨を越えない限りこれらに限定されるも
のではない。
実施例1 1)フタロシアニン骨格をもった直接染料による染色例 2tのビーカーに水を17−1無水芒硝259 、 C
,’i、ダイレクトブルー86(スミライトスブラ タ
ーキスブルーGコンク:住友化学工業球の製品)1゛l
を入れて攪拌溶解する。
この染浴に509の脱脂綿を浸漬し、95°Cで60分
間保温攪拌する。ついで脱脂線を水洗、乾燥することに
よりブルーの脱脂綿を得る。(以下青色綿という。) 2)青色綿による変異原性物質の吸着除去側変異原性物
質2 X ] 0−’〜5X10 ”モル/zmUの0
.9%食塩水5カツに1)で得た青色綿(15W/rr
J )を加えて室温(25°C)で30分間機械的に振
とうする。ついで青色綿を取り除いて新しい庁色綿(1
0■/ml)を加エテ同様に80分間振とうする。この
ようにし°C溶液に残存する変異原性物質を溶液の紫外
部吸収スペクトルから求め、青色綿に吸着した変異原性
物質の割合を算出したのが次表である。ブランクとして
青色染色しない脱脂綿の吸着亭も示した。
* 4回の平均値 ** 2回の実験値 実施例2. 1)フタロシアニン骨格を持った建染染料ζこよる染色
例 C,I、バットフルー29(二ホンスレンブリリアント
 ブルー4Gペーヌト:住友化学工iKK製品)100
部、アルギン酸ナトリウム1部を水に加えて染色浴10
0部を調製する。綿ブロード布をこの染色浴に浸漬し絞
り率60%に絞り、105°Cの熱風にて乾燥する。
別に、ハイドロサルファイド コンク(住友化学工業駈
製品)60部、力性ソーダ30部、食塩60部を水に溶
解して1000部を”JMWし、前述の染料を付与した
綿ブロード布を浸漬し絞り率120%に絞った後105
°Cの飽和水蒸気中で30秒間スチーミング処理を行な
うことにより還元染着をする。この布地を水洗した後、
過酸化水素(35%)10部、酢酸(481)10部を
水に溶解した浴1000部中にて50°Cで酸化処理を
行なう。
次いでモノケン(第一工業製薬製品)3部を含む水H1
000部中に95℃で5分間ソーピング処理を行ない、
さらに充分水洗し乾燥することにより青色の綿ブロード
布(以下青色ブロード布という)を得る。
2)青色ブロード布による変異原性物質の吸着除去例 実施例1の2)の青色綿の代りにこの青色ブo −)’
布ヲ用イテcHu −P−1の4X10−5 モル/を
溶液を同様に処理すると、88%が吸着除去される。
実施例3 1)フタローケン染料による染色例 C,1,イングレイン ブルー2(フタローケン ブリ
リアント ブルーIF3G;バイエル社製品)10部、
フタロ−ケンK(バイエル社製品)8.5部、レバゾー
ルTR(バイエル社製品) lo o 部、エマルスイ
ファイアW(バイエル社製品)15部、尿素70部、メ
タノール20部を水に溶解して1000部の染色浴を調
製する。綿糸をこの染色浴に浸漬し絞り率60%に絞り
、105°Cの熱風にて乾燥し140°Cで4分間乾熱
処理を行なった後、塩酸10部を含む90°Cの熱湯1
000部に2分間浸漬し染色を行なう。かくして得られ
た青色の糸をモノケン(第一工業製薬製品)8部を含む
95°Cの熱gxooo部中にて5分間ソーピング処理
し充分水洗した後乾燥することにより青色の綿糸を得る
2)青色の綿糸にまる変異原性物質の吸着除去例 1)で得た青色の綿糸を実施例1の2)の代りに用いて
IQの2×10 モル/L浴液を同様に処理することに
より、83%が吸着除去される。
実施例4 ■)フタロシアニン骨格を持った硫化染料による染色例 U、1.サルファー グリーン14にッセンジエード 
グリーンB:住友化学工業KK9品)10部、結晶硫化
ソーダ20部を90′Cの熱面100部に添加し20分
間保温して還元俗解を行なう。別に結晶硫化ソーダ5部
を40□゛Cの温湯900部に溶解し、先に準備した染
料還元液を加えてQ浴1000部を調製する。
ど、の染浴に綿糸1.00部を繰り入れ90°Cに昇温
し30分間染色処理を行なう。染色後水洗を行った後、
過酸化水素(35%)2部を含む水浴1000部中に3
0℃5分間酸化処理を行ない、次いでモノケン(第一工
業製薬製品)3部、ソーダ灰1部を含む水浴中にて90
6Gで15分間ソーピング処理を行ない充分に水洗して
から乾燥する。青緑色の綿糸が得られる。
2)青緑色の綿糸による変異原性物質の除去例1)で得
た青緑色の綿糸を実施例3の2)の青色の綿糸の代りに
用いて同様に処理するとsoXが吸着除去される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. フタロシアニン系の直接染料、建染染料、硫化染料ま1
    こはフタロ−ケン染料により染色された何機材料を用い
    て実質的に溶液中の変異原性物質を吸着させることを特
    徴とする変異原性物質の除去法。
JP20792482A 1982-11-26 1982-11-26 変異原性物質の除去法 Pending JPS5998789A (ja)

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