JPS5995318A - 輻射式加熱調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ガスあるいは石油などをエネルギー源とする
グリル、オープンなどの焙焼器に適用される輻射式加熱
方法に関する。

従来例の構成とその問題点 従側のたとえばガスグリルにおける輻射式加熱方法は、
第１図に示すようにガスバーナ９の燃焼炎Ａによって上
方の金網１ｏを加熱して赤熱させ、これによって発生ず
る輻射熱Ｂによシ魚、パンなどの被加熱物３を加熱する
ものである。

前記加熱方法における問題点は、赤熱した金網１０が輻
射熱Ｂを均一に発生しにくく、被加熱物１１に焼きむら
が生じるということである。すなわち第２図に示すよう
に金網１０に当った燃焼炎Ａは、その一部が金網１０に
当たると、金網１゜の網目により燃焼炎Ａの流れを妨害
され、燃焼炎Ａは八′のように当った金網１ｏの近傍で
燃焼することになり、燃焼炎Ａが接触した力所が局部的
に加熱される。前記燃焼炎Ａによる金網１ｏの直接加熱
は、燃焼炎Ａが当たる金網１０の１０ａ部分に限られ、
その他の部分１０ｂは１０８部分から伝わる伝導熱によ
って加熱されるものであシ、したがって金網１０の温度
分布は１０ｂ部分の天井部はど温度が低く、それにとも
ない金網１０より放射される輻射熱Ｂも、天井部の輻射
熱Ｂ１　　と側壁部の輻射熱Ｂ２とに差が生じ、金網１
０より均一に輻射熱Ｂがでないことにより、被加熱物１
１の加熱分布も悪い結果となる。

発明の目的 本発明は、前記従来の欠点に留意し、従来よりも、加熱
分布のよい輻射式加熱方法を提供することを目的とする
。

発明の構成 前記目的を達成するため、本発明は常状に燃焼炎を形成
する多数の炎孔を備えたガスあるいは石油などをエネル
ギー源とするバーナと、耐熱性の面部を備えた壁体とか
らなり、前記面部を前記帯状の燃焼炎が案内されるに足
りる形状にするとともに、この面部に対して前記帯状の
燃焼炎を適当な角度でもって衝突接触させて、面部に沿
って前記燃焼炎を延ばし、この延びた燃焼炎の輻射熱に
より被加熱物を加熱する輻射式加熱方法であり、これに
よれば、バーナでの燃焼炎形成後、均一に輻射熱を発生
ずることができることから、被加熱物を均一に加熱でき
るという効果をもつものである。

実施例の説明 以下、本発明の実施例について、図面に基き説明する。

第３図、第４図において１はグリル器体、２はグリル器
体１内に形成された加熱室、３は加熱室２の底部を形成
する底板、４は加熱室２０側部、および天井部を形成す
る壁体である。この壁体４は全体をステンレス、セラミ
ックなどの耐熱材料で形成するか、あるいは加熱室２側
に位置する面部４ａのみを前記耐熱材料で形成しである
０さらに前記面部４ａは、滑らかな、連続する無孔凹球
面状に仕上げられている。ただし少々の凹凸があっても
よい。前記加熱室２内の底板３上には着脱自在に設けた
汁受皿５および、棚板５ａ、ならびに魚、パン等の被加
熱物６を収容している０７は壁体４の天井部の略中夫に
開設した排気溝、８はガスあるいは石油などをエネルギ
ー源とするバーナテ、本実施例では、棒状のブンゼン式
ガスバーナを用いている。このバーナ８には、帯状に燃
焼炎へが形成されるように多数の炎孔８ａが間隔をおい
て直列に形成されている０また、このバーナ８は、本実
施例では、加熱室２の下方の面部４ａ付近に二本配設さ
れ、その炎孔８ａは、面部４ａ側に向かって相対位置し
ている。

前記バーナ８の炎孔８ａに帯状の燃焼炎へを第５図およ
び第６図に示すように形成すると、燃焼炎Ａは炎孔８ａ
が面部４ａ側に向いていることから、角度αでもって面
部４ａに衝突接触して燃焼する。そして衝突接触した燃
焼炎Ａは、面部４ａがなめらかな連続する無孔の凹球面
状に仕上げされていることから、炎孔８ａにおける燃焼
炎ハの形成後、ただちに面部４ａを案内体として面部４
ａに沿って上方に延びる○この延びた燃焼炎Ａがら−と
、燃焼炎へにより加熱された面部４ａより輻射熱Ｂが被
加熱物６に向って放射され、これにより被加熱物６は加
熱される。

前記における輻射加熱方法は、燃焼炎Ａが面部４ａの上
方丑で延びることにより、燃焼炎Ａより力ロ熱される面
部４ａの温度が均一になるとともに、燃焼炎Ａ自体の直
接加熱であるため、面部４ａより均一に輻射熱Ｂが放射
され、被加熱物６の温度分布を均一にすることかできる
。

前記燃焼炎への面部４ａの衝突接触後の延ひ状況は、本
発明者による実験では、ブンゼン式ガスバーナ８を用い
、かつ、天然ガス１３Ａでガス圧２００　ｍＡ　ｑ　、
発熱量１２００Ｋｃ　ａｔ／ｈの条件下において、燃焼
炎Ａを面部４ａに衝突接触させないでノ然焼さぜた」場
合、その炎長け、３０ｍｍ程度であり、同条件下におい
て、第５図に示すように燃焼炎へ〇外炎Ａ１　を４０度
の角度をもって面部４ａに衝突接触させた場合、燃焼炎
への炎長は６０　ｍｍ程度′−となって、面部４ａに当
てない場合に比し、３゜闘程度延びた。

１だ、第６図に示すように、前記と同角度をもって燃焼
炎へ〇内炎Ａ２部分まで面部４ａに衝突接触させ／こと
ころ、燃焼炎Ａの炎長け９０　ｍｍ　ｇ度となり、外炎
Ａ１　のみを尚てた場合よりさらに３０ｍｍ程度延びた
。すなわち、燃焼炎Ａをその内炎へ。

部分まで面部４ａに衝突接触させる方がより長く燃焼炎
Ａを延ばすことができ、これによれば輻射熱Ｂの輻射範
囲をより広くできるので、被加熱物６に対して均一に加
熱できるとともに、大きな被加熱物６であっても、有効
に加熱できる利点がある。

なお前記実施例では、面部４ａに対して燃・焼炎へを直
接衝突接触させているが、第７図に示すようにバーナ８
にガイド板８ｂを設け、このガイド板８ｂを介して燃焼
炎Ａを面部４ａに衝突接触させてもよい。

丑だ、壁体４全体、もしくは面部４ａのみをセラミック
で形成した場合は、セラミックが加熱されることにより
、面部４ａからより多くの遠赤外線が放射される。遠赤
外線は魚、パン等の被調理物６によく吸収されるため、
輻射熱Ｂをより効率的に被調理物６に供給することがで
きる。

さらに、前記実施例では、加熱室２の容積をより大きく
するために、加熱室２０側部および天井部を形成する壁
体４自体で面部４ａを形成しているが、壁体４とは別に
面部４ａを形成し、これを加熱室２内に配してもよい。

しかしこの場合においては加熱室２の容積が小さくなる
ので、壁体１４自体で面部４ａを形成することが望まし
い０第６図および、第７図は他のグリルに本発明を実施
した例を示し、第６図においては面部４ａを壁体４の天
井部のみに形成し、第７図においては、面部４ａを壁体
４の左右側壁のみに形成している。

発明の効果 以上のように本発明の輻射式加熱方法は、従来のように
輻射熱の放射が不均一となることがなく、バーナの燃焼
炎が延び、壁体を均一に加熱することにより輻射熱の放
射分布を良くし、被加熱物を均一に加熱できるという利
点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のグリル器体の断面図、第２図は従来のグ
リル器体の拡大部分断面図、第３図は本発明の一実施例
のグリル器体の断面図、第４図は本発明の一実施例のグ
リル器体の本体要部斜視図、第５図は、本発明の一実施
例の壁体面に外炎が衡突したときの拡大部分断面図、第
６図は本発明の一実施例の壁体面に、内炎が衝突したと
きの拡大部分断面図、第７図は本発明の一実施例の壁体
面に間接的に燃焼炎を衝突させたときの拡大部分断面図
、第８図および第９図は、本発明の他の実施例における
グリル器体の断面図である。 ４・・・・・・壁体、４ａ・・・・・・壁体面部、６・
・・・・・被加熱物、８・・・・・・バーナ、８ａ・・
・・・・炎孔、λ・・・燃焼炎、Ｂ・・・・・・輻射熱
。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図 ｑ 第５図 第３図 第４図 纂６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ０）帯状に燃焼炎を形成する多数の炎口を備えたガスあ
   るいは石油などをエネルギー源とするバーナと、耐熱性
   の面部を備えた壁体とからなり、前記面部を前記帯状の
   燃焼炎が案内されるに足りる形状にするとともに、この
   面部に対して前記帯状の燃焼炎を適当な角度でもって衝
   突接触させて、面部に沿って前記燃焼炎を延長させ、こ
   の延長した燃焼炎の輻射熱により被加熱物を加熱する輻
   射式加熱方法。 （２）前記壁体の少なくとも面部部分をセラミックで形
   成してなる特許請求の範囲第１項記載の輻射式加熱方法
   。 （３）前記バーナをブンゼン式ガスバーナトシ、コれに
   よって形成される燃焼炎の内炎を面部に衝突接触させて
   なる特許請求の範囲第１項記載の輻射式加熱方法。