JPS599439Y2 - カセット式テ−プレコ−ダ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電源電圧の状態を表示する機能と録音又は再生
状態におけるレベルを表示する機能とを１つの表示手段
で行なうように構威したカセット式テープレコーダに関
するものである。

一般にカセット式テープレコーダでは録音又は再生状態
においてそのレベルを表示するメータを利用して電源電
圧の状態を表示しようとする場合、上記テープレコーダ
の動作状態において上記メータに上記電源を接続し、上
記メータにて電源電圧の状態を確認できるようにしてい
た。

しかしながら、上述のような構或ではテープレコーダが
動作状態にあるときでないと電源電圧の状態を確認する
ことができないので、電源が定常電圧でないときには上
記テープレコーダの使用に先立って電源電圧を確認でき
ず、正常な動作を行なわしめることができなくなるとい
う欠点があった。

本考案はこのような従来の欠点を解消するものであり、
以下、本案のカセッ１・式テープレコーダについて実施
例の図面と共に説明する。

第１図、第２図及び第３図は本案のカセット式テープレ
コーダの一構或例を示し、図中、１はテープレコーダ本
体、２は上記テープレコーダ本体１の上面に押圧自在に
設けられたエジュクト釦２Ａ、巻戻し釦２Ｂ、早送り釦
２Ｃ、再生釦２Ｄ、録音釦２Ｅ、停止釦２Ｆ等でなを操
作釦群、３は上記テープレコーダ本体１の前面に開閉自
在に支承されたカセット蓋体、４は上記カセット蓋体３
の回動腕に形或された突片、５は上記テープレコーダ本
体１の前面に取付けられたメータ、６は上記カセット蓋
体３の開閉動作に応じて切換えられるように可動接点６
Ａが上記突片４に連結された切換スイッチである。

この切換スイッチ６はその可動接点６Ａが上記メータ５
を介して接続され、一方の固定接点６Ｂが電源７を介し
て接地され、他方の固定接点６Ｃが整流回路８の出力端
に接続されている。

また、上記切換スイッチ６は上記カセット蓋体２の閉或
時にその可動接点６Ａが他方の固定接点６Ｃに接続され
、上記カセット蓋体２の開放時にその可動接点６Ａが一
方の固定接点６Ｂに接続されるようになっている。

９は上記テープレコーダ本体１内に収納された録再回路
であり、録音時には入力端子１０よりの音声信号を増幅
して録再ヘッド１２に供給し、再生時には録再ヘッド１
２よりの音声信号を増幅してスピーカ１１に供給するよ
うに切換えられる。

また、上記録再回路９は上記テープレコーダ本体１内に
収納されたラジオ受信回路１３よりラジオ出力信号を増
幅して上記録再ヘッド１２に供給したり、上記スピーカ
１１に供給したりするものである。

１４は上記再生釦２Ｄに連動するスイッチであり、上記
録再回路９と電源７との間に接続されている。

１５は上記ラジオ受信回路１３と上記録再回路９とによ
るラジオ受信機と上記録再回路９によるテープレコーダ
とを切換えるための機能スイッチであり、その可動接点
１５Ａが上記電源７に接続され、一方の固定接点１５Ｂ
が上記スイッチ１４を介して上記録再回路９に接続され
、他方の固定接点１５Ｃが上記ラジオ受信回路１３及び
上記録再回路９に接続されている。

１６は上記録音釦２Ｅに連動するスイッチであり、その
可動接点１６Ａが後述するスイッチ１７の他方の固定接
点１７Ｃに接続され、一方の回定接点１６Ｂが上記録再
回路９を構或する再生回路側に接続され、他方の固定接
点１６Ｃが上記録再回路９を構戊する録音回路例に接続
されている。

１７は上記機能スイッチ１５に連動するスイッチであり
、その可動接点１７Ａが上記整流回路８に接続され、一
方の固定接点１７Ｂが上記ラジオ受信回路１３に接続さ
れ、他方の固定接点１７Ｃが上記スイッチ１６の可動接
点１６Ａに接続されている。

このような構或のテープレコーダにおいて、今、カセッ
ト蓋体２内に図示していないテープカセットを装着しよ
うとしてエジュクト釦２Ａを押圧してカセット蓋体２を
開放すると、このカセット蓋体２の開放動作に連動して
切換スイッチ６の可動接点６Ａが一方の固定接点６Ｂに
接続される。

したがって、上記カセット蓋体２の開放時にはメータ５
に並列に電源７が接続されるため、該メータ５によって
電源７の電圧を確認することができる。

また、カセット蓋体２内にテープカセットを装填して該
カセット蓋体２を閉或すると切換スイッチ６の可動接点
６Ａが他方の固定接点６Ｃに接続される。

この時、再生釦２Ｄを押圧すると、この再生釦２Ｄに連
動してスイッチ１４が閉或されるので録再回路９を構或
する再生回路が動作され、録再ヘッド１２よりの音声信
号が増幅されてスピーカ１１より報じられる。

そして、スイッチ１６はその可動接点１６Ａが一方の固
定接点１６Ｂに投入されているので録再回路９よりの音
声信号の一部がスイッチ１６． １７を介して整流回路
８に印加され、この整流回路８よりの直流信号でツータ
５が振らせられる。

これにより再生レベルを表示することができる。

一方、カセット蓋体２内にテープカセットを装填して該
カセット蓋体２を閉或した状態において、録音釦２Ｅ及
び再生釦２Ｄを押圧してスイッチ１４を閉或すると共に
スイッチ１６の可動接点１６Ａを他方の固定接点１６Ｃ
に投入すると、人力端子１０に印加される音声信号を録
再回路９を構或する録音回路で増幅して録再ヘッド１２
にてテープカセットの磁気テープに録音することができ
る。

この時、録再回路９を構成する録音回路より出力されを
音声信号の一部はスイッチ１６．１７を介して整流回路
８に印加され、この整流回路８より出力される直流信号
でツータ５が振らせられる。

これにより録音レベルを表示することができる。

また、機能スイッチ１５及び１７を切換えてラジオ受信
機を構威するラジオ受信回路１３を動作させると、該ラ
ジオ受信回路１３よりのラジオ出力信号がスイッチ１７
を介して整流回路８に印加され、この製流回路８よりの
直流信号でメータ５が振らせられる。

これによりチューニングレベルを表示することができる
。

以上のように本案のテープレコーダによれば、録音又は
再生状態を表示する表示手段に印加される入力信号をカ
セット蓋体に連動するスイッチ手段にて切換え、上記カ
セット蓋体の開放時に上記スイッチ手段にて上記表示手
段に電源を接続するように構威しているので、上記テー
プレコーダの使用に先立って電源の電圧状態を確認する
ことができ、該テープレコーダを常に正常動作させるこ
とができるなど、その実用的価値はきわめて大なるもの
である。

尚、上記の実施例では録音再生機について説明したが、
再生専用機であっても同様に実施できることは云うまで
もない。

また、メータに代え発行ダイオードをバッテリーチェッ
ク兼録再レベルの表示手段として使用してもよいことは
いうまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案のテープレコーダの一構或例を示す要部外
観斜視図、第２図はその要部拡大図、第３図はその要部
回路結線図である。 １・・・テープレコーダ本体、２・・・操作釦群、３・
・・カセット蓋体、 ５・・・メータ、 ６・・・スイッチ、 ７・・・ 電源。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電源電圧の状態を表示すると共に、録音又は再生状態の
   レベルを表示する表示手段と、カセット蓋体の開閉動作
   に応じて切換えられるスイッチ手段を備え、上記カセッ
   ト蓋体の閉戊時には上記スイッチ手段によって上記表示
   手段に録再用増幅回路を接続して該表示手段に録音又は
   再生状態におけるレベルを表示し、上記カセット蓋体の
   開閉時には上記スイッチ手段によって上記表示手段に電
   源を接続して該表示手段に電源の電圧状態を表示するよ
   うに構或してなるカセット式テープレコーダ。