JPS5939357Y2 - テ−プレコ−ダ付増幅器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテープレコーダを備えた増幅器に係るもので、
特にＡＭ、ＦＭ等の受信用チューナもしくはレコードプ
レーヤ等にも接続呵能なものに関するものである。

従来、この種のものにラジオ付テープレコーダ、テープ
レコーダ付レコードプレーヤ（テープレコーダ、レコー
ドプレーヤ、アンプが一体に構成されたもの）がある。

これらのものにおいては、内蔵されているテープレコー
ダ□よりレコードプレーヤにより得られる再生信号また
は受信された信号が録音できるように威されている。

この録音のための操作を順を追って説明する。

先ず、レコードブレーキにより得られる再生信号の録音
を所望するときに＆丸増幅器の人力に加えられる各種の
信号を選択するスイッチ（以下ファンクションスイッチ
という。

）を該再生信号を選択するように切換えると共にテープ
レコーダのテープの走行を開始させる釦（以下再生釦と
いう。

）と録音を開始させる釦（以下録音釦という。

）を操作する。なお、これらの釦の操作とファンクショ
ンスイッチの切換はどちらが先に行われてもよい。

録音が終了した後は、自動的にテープレコーダが停止状
態に成される場合を除いて、テープの走行を停止せしめ
るためのストップ釦を操作する。

このようにして録音が終了する。

次にこの録音した内容を再生したい場合には、巻戻し釦
を操作してテープを録音前の位置まで走行せしめた後停
止ボタンを操作してから再生釦を操作し、さらにファン
クションスイッチをテープレコーダの出力信号が増幅器
の入力端子に加えられるよう切換えなげればならない。

また、ラジオもしくはチューナ等により受信された信号
を録音する場合にも同様の操作をしなければならない。

このようにテープレコーダによる再生音を聴取できる状
態以外の状態よりこの状態に切換えるには、ファンクシ
ョンスイッチと再生釦とを操作しなげればならない。

この操作は非常に煩雑であるという欠点を有している。

本考案は上記の欠点を解消するために成されたもので、
テープレコーダによる再生音を聴取できる状態にファン
クションスイッチを切換えたとき、テープレコーダにテ
ープが装填されていれば直ちにテープの走行が開始する
ようにした装置を提供するものである。

以下第１図と共に本考案による一実施例について説明す
る。

第１図中破線で囲って示した部分がテープレコーダ１で
あり、その主要部である各種のノンロックタイプの釦２
〜６およびこれらに関連して作動するスイッチ７〜１１
のみが図示されている。

このテープレコーダ１は増幅器１２と一体になるように
成されている。

この増幅器１２には継電器１３が設けられており、その
スイッチ１３ａの接点１３ｂはテープレコーダ１の内部
に配されているスイッチ１４を介してスイッチ９の接点
９ａに接続され、また他方の可動接点１３ｃはスイッチ
９の接点９ｂに接続されている。

なお、スイッチ１３ａの可動接点１３ｃは継電器１３の
動作により接点１３ｂに接触せしめられるものである。

またスイッチ１４はテープレコーダ１のテープ（図示せ
ず）が配される場所に設置されており、テープ例えばカ
セットテープの装填により閉成されるものである。

また、この継電器１３の動作コイル１３ｄの一端は遅延
用コンデンサ１５およびファンクションスイッチ１６を
経て直流電源１８の一方の電極に接続され、その他端は
抵抗器１１の一端と直流電源１８の他方の電極に接続さ
れている。

また、このファンクションスイッチ１６は他のファンク
ションスイッチ１９と連動して切換えられるもので、テ
ープレコーダ１よりの再生信号と、レコードプレーヤ（
図示せず）よりの受信信号とを選択するものである。

そのため、ファンクションスイッチ１９の可動接点１９
ａは増幅器１２０入力端子（図示せず）に接続され、接
点１９ｂはテープレコーダ１の再生出力端子１ａに接続
され、接点１９ｃはレコードプレーヤの再生出力が加え
られる端子２０ａに接続され、接点１９ｄはＦＭチュー
ナの受は信号が加えられる端子２０ｂに接続されている
。

なお上記した継電器の動作コイル１３ｄと遅延用コンデ
ンサ１５と直流電源１８とより成る直列回路はファンク
ションスイッチ１６および１９がテープレコーダよりの
再生信号を選択するように切換えられたときのみ閉成せ
しめられる。

したがって継電器１３は遅延用コンデンサ１５が充電さ
れる時間だけ可動接点１３ｃを吸引せしめ、スイッチ１
３ａを閉成せしめる（充電された後は付勢が解除され、
スイッチ１３ａは開成せしめられる。

）。このように一時的にスイッチ１３ａが閉成せしめら
れるど、再生釦４の押圧によって閉成せしめられるスイ
ッチ９が閉成せしめられたときと同じ状態になり（この
ときテープが装填されていてスイッチ１４は閉成状態に
ある。

）、自己保持回路（図示せず）が動作せしめられて、ス
イッチ１３ａが開成せしめられた後においてもテープの
走行が行われる。

なお、テープの走行停止はストップ釦５の抑圧によるス
イッチ１０の開成により行われる。

したがってテープに録音した後、録音内容を再生したい
場合には巻戻し釦３を押圧してテープを元の位置まで巻
戻し、ストップ釦５を押圧した後、ファンクションスイ
ッチ１６および１９をテープ再生のα値に切換えればテ
ープレコーダ１の再生釦４を押圧しなくともテープを再
生せしめることができる。

以上説明したように本考案によれば録音した後のテープ
を再生せしめる動作を簡単にすることができ、しかも例
えばＦＭチューナにより受信している状態よりテープ演
奏状態に切換える動作をも簡単にすることができるとい
う効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案による一実施例を示す回路図である。 １はテープレコーダ、２，３，４，５，６は釦、７．８
，９，１０，１１はスイッチ、１２は増幅器、１３は継
電器、１４はスイッチ、１５は遅延用コンチン？、１６
．１９はファンクションスイッチ、１７は抵抗器である
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 継電器の動作により閉成せしめられる第１のスイッチと
   、テープがテープレコーダに装填されているときのみ閉
   成せしめられる第２のスイッチと、テープの走行を開始
   させるのに用いられる第３のスイッチとを直列に接続し
   、さらに上記継電器の動作コイルを遅延用コンデンサと
   、増幅器の入力端子に加えられる各種の信号を選択する
   第４のスイッチを介して直流電源に接続して成り、該第
   ４のスイッチがテープレコーダによる再生信号を選択す
   るように切換えられたとき、上記コンデンサの充電時間
   を利用して上記継電器を動作させ、自動的にテープの走
   行を開始せしめるようにしたテープレコーダ付増幅器。