JPS599275A - タオルチ−ズ糊付用糊剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 一般にタオルチーズ糊イ−１用糊剤として（ま小麦殿粉
、カルボキシメチルセルロース、ポ１７ビニルアルコー
ル、アクリル酸エステル系共重合体などが使用されてお
り、これらはすぐれた皮脱物性を有し、抱合力の向上、
毛羽伏ぜ効果などがみられる。

しかしながら、タオルチーズ糊（＝Ｊにおいては、糊付
後の吸引・脱水工程および屹燥］一程中にタオルチーズ
糊付用糊剤がチーズの内層部および外層部に極度に片寄
る移行現象がみられ、中層部では糊付現象（糊の付着間
が少なくなることノが、内層部および外層部ではタオル
チーズ糊付用糊剤の過付着に起因してチーズの巻返しく
リワインドフ時に糊皮脱の破壊現象が生じ、糸の異状張
力および毛羽の再発生現象が起ることにより製織効率の
低下を招（原因となっている。

したがって、従来のタオルチーズ糊付用糊剤のばあいは
糊皮膜を可塑化する必要かあり、この［１的のためにパ
ラフィンワックスなどの鉱油系油剤、牛脂、オリーブ油
、木ロウなどの動植物油系油剤、またはこれらの乳化分
散Ｊ（“ｊ油剤が併用されている。このはあい、これら
油／ＩＩ＋のイ）１用によりチーズの糊付着量の多い内
、外層部における糊皮膜の可塑化と糸への平滑性の付与
という目的は達成されるものの、タオルチーズ糊付用糊
剤が少量しか付着していない中層部の糊皮膜をさらに弱
（することになり、ますます中層部の抱合性の弱さが目
立つことになる。これを解決しようとすれば糊料時の糊
温度を高めなければならないが、そうすると前述のごと
く巻返しを容易にするための油剤の使用量を多くしなけ
ればならないという矛盾を来す。

またタオルの素材としては従来は綿糸単独であったが、
近時アクリル繊維／綿、アクリル繊維／レーヨン繊維、
ポリエステル繊維／綿などの混紡糸か用いられるように
なってきており、これら混紡糸を使用したタオルはその
強度の大きさに由来する耐久実用性、タオル地の軽さ、
寸法安定性、耐洗濯性（洗濯により縮まないことン、保
温性（タオルシーツ、タオルケットなどにおける）など
にすぐれているなど種々の特徴を有している。しかしこ
れら混紡糸、と（にのタオルチーズ糊付用糊剤、たとえ
ば小麦殿粉ζこよるチーズ糊料では混紡合成槽＃１ｆ；
に対する親和性不足のためｉこ製織時に糊付よりくる毛
玉の発生、それに起因する経糸切れを来たし、実用−に
作業効率の低下が激しく、Ｔ業化が不”ｆ能である。

本発明者らは、従来のタオルヂーズ瑚伺用糊／ｉｌ＋の
問題点を解決すべ（鋭意研究を重ねた結果、まった（新
たなタオルシーツオ、“ｊ１付用Ｎ；’ｘ＋剤の開発に
成功した。

すなわち本発明は、活性水素を２個有するイＴ１、環化
合物にエチレンオキザイド丈たはこれを含子１するアル
キレンオキザイドンＩＮ合物を付加重合せしめてえられ
る平均分子量１．ｏｏｏ以」二のポリヒドロキシル化合
物を多価カルボン酸、その無水物またはその低級アルキ
ルエステルと反応さｉＬ゛てえられる平均分子［２０，
０００以」二の高分子量化合物を必須成分とすることを
特徴とするタオルチーズ糊付用糊剤に関する。

前記活性水素とはエチレンオキザイドなどのアルキレン
オキサイドと反応しうる水素であり、たとえばアルコー
ル性水酸基、アミン基、フェノール性水酸基などの水素
である。該活性水素を２個有する有機化合物の具体例と
しては、たとえばエチレングリコール、ジエチレングリ
コール、プロピレンクリコール、ジプロピレングリコー
ル、１，４−ブタンジオール、１，６−ヘキサンジオー
ル、ネオペンデルグリコール、ビスフェノールＡ、ポリ
エチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリ
テトラメチレングリコール、アニリン、ブヂルアミン、
オクチルアミン、ラウリルアミンまたはシクロヘキシル
アミンなどがあげられる。

本発明の高分子量化合物をつるには、まずそれら活性水
素を２個有する有機化合物（出発物ｆ”ｆ　）にエチレ
ンオキザイドまたはこれを金子１するアルキレンオキサ
イド混合物を付加重合せしｙ）で平均分子ｔｅ１１．ｏ
ｏｏ　以４−のポリヒドロキシル化合物を調製する。か
かるイ声１加屯合反応は、１才しくは水酸化ナトリウム
、水酸化カリウムなどの苛性アルカリを触媒とし、約９
０〜２００００の温度で約２〜３０時間行なわれる。ま
た該反応は溶媒の使用をとくに必要とぜす、したがって
溶がイ１除去工稈を省（ことかできる、、該反応に用い
るアルキレンオキサイド混合物１はエグーレンオキサイ
ドを必須成分として含有するものであり、エチレンオキ
サイド以外のアルキｌノンオキサイドとしてはプロピレ
ンオキサイド、ブチレンオキ→ｌ゛イド、メチレンＡ４
゛→ノイドなどが用いられＺ）。アルキレンオキサイド
混合物におりるエチｌノンオキサイドの合有仔゛は、５
０ｚ（山ｉｌ□）％、とくにことわらないかぎり以下間
ｊ’（ｒ　）以１．が好ましい。出発ｑＩＱ質の使用１
（：ｉは、エチＬ／ンオキ→）°イドまたはアルキレシ
オ；１混合物イド沢合物１０１３音１ζ（山（薯；都、
以上間４’Ｆ　）に対して約０．１〜２［１部の範囲が
好ましく、また触媒の使用１ｄは出発１１°：１（Ｉｉ
ＴおよびエチレンＡキサイドまたはアルキレンオキサイ
ド２１を合物の合計！’（’：１００部に対１７−ｒ　
Ｉｆ　、０１〜１（１鳴の範囲が好ましい。

またかかる反応によりえられる生成物は溶媒を含有して
おらず、触媒として用いた苛性アルカリかつぎのエステ
ル化反応の触媒にもなりつるので、処理せずにそのまま
っぎの工程に供される。

つぎに前記でえられたポリヒドロキシル化合物を多価カ
ルボン酸、その無水物またはその低級アルキルエステル
とエステル化度Ｊｉ５またはエステル交換反応させるこ
とにより平均分子量２０　、０００以上、好ましくは３
０，０００以上、とくＩこ好ましくは５０，０００以上
の水溶性である高分子量化合物とする。

かかる反応は、ポリヒドロキシル化合物に多価カルボン
酸、その無水物またはその低級アルキルエステルを添加
し、８０〜２５０°０で０．００１〜２０　ｍｍ％の減
圧下に脱水蓋たは脱アルコールすることにより行なわれ
る。反応時間は辿常３ｏ分〜１０時間が好ましい。多価
カルボン酸、その無水物才たはその低級アルキルエステ
ルの使用１はポリヒドロキシル化合物１モルをこ対して
０．５〜５．０モルが適当である。

ｎｉＩ記反応に用いる多価カルボン酸、その無水物また
はその低級アルキルエステルの具体例としては、たとえ
ば（ａ）マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、
アジピン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸、テ
レフタル酸、イタコン酸、トリメリド酸、ピロメリト酸
またはダイマーｉ？　、（ｂ）　（ａ）のモノメチルエ
ステル、ジメチルエステル、モノエチルエステル、ジエ
チルエステル、モノプロピルエステル、ジプロピルエス
テル、モノブチルエステルまたはジブデルエステル、（
０）　（ａ）の酸無水物などがあげられる。

ｒ＋＋＋記のごと（してえられる高分子用１化合物、す
なわち本発明のタオルチーズ糊付用糊剤（以下、単に糊
剤という］は水溶性である。

本発明の糊剤は骨格にエステル結合を有しているため、
綿のみならず再生セルロース系繊維、さらにポリアクリ
ルアミド系、ポリアクリロニトリル系、ポリエステル系
などの疎水性合成繊維に対してもすぐれた親和性、接着
性を有している。

また本発明の糊剤は糊付されたばあい、すみやかにチー
ズの内、中、外層部に均一に吸着されるが、高分子量物
であるためその後の吸引・脱水および乾燥などの処理に
よってもそれぞれの層間での糊剤の移行現象が起り難（
、その結果糊の付着ムラが生じず、チーズの均一な糊付
が可能となる。

また本発明の糊剤は骨格１こ比較的疎水性のエステル結
合および比較的親水性のオキシエチレン結合の両方を有
するため、糊皮膜の可塑化および平滑性付与の目的で使
用するパラフィンワックス、動植物油系油剤との相溶性
がよくかつ糊液中においてこれら油剤の乳化を促進する
機能を有する。そのため油剤の効果が均一に発揮されや
す（なる。

前記のごとき特徴を有する本発明の糊剤は従来の糊剤に
（らべてつぎの点で有利である。

（１）これまで不可能とされていたポリエステル／綿混
紡糸のチーズ糊付が可能である。

（２）従来においては、綿糸のばあい、タオル地経糸の
強度を上げる目的で綿単糸を２本撚り合せ°Ｃ双糸とし
て用いたが、これにかえて本発明の糊剤で糊付した強度
の強いポリエステル／綿混紡糸の単糸を使用することが
可能となり、これにより前記双糸の撚糸エイ？が省略で
き、作業能率が高くなりかつ原価が低減できる。

本発明の糊剤は従来の：糊剤、たとえば小麦殿粉、油剤
、たと゛えばパラフィンワックス、１ｔｈ　植物系油剤
、界面活性剤、消泡剤などと併用可能である。

本発明の糊剤は、要すればｎＵ記のごときその他の配合
剤とともに水に添加され糊液として使用される。１１１
１液中における本発明の籾１剤の濃度は０．５〜１０ｗ
／ｖ％程度である。この糊液を用いるチーズの糊付は常
法？こしたがって行なえばよい。

つぎに実施例および比俊例をあげて本発明の糊ハ１１を
説明する。

実施例１〜３ オートクレーブ中に第１表に示される出発物質および触
媒を仕込み、１３０〜１４０°Ｃの加熱下に２　ｋｙ／
Ｑｍ２Ｇ　ｌａ下でアルキレンオキサイドを徐々に加え
ながら反応させた。

えられたポリヒドロキシル化合物（中間体２１００部を
採り、これに第１表に示される多価カルボン酸またはそ
の低級アルキルエステル（酸成分）を加え、２００°Ｃ
に昇温したのち５　ｎ１ｎｔＨｐ以下の減圧下で反応さ
せて目的とする高分子量化合物をえた。

中間体および高分子量化合物の型針平均分子量を高速液
体クロマトグラフィーで測定した。

結果を第１表に示す。

また高分子ｍ化合物５部を水９５部に加え溶解性を調べ
たところ、完全に溶解しているのが確認された。

また高分子ｈ１化合物のフィルム形成能について調べた
。高分子量化合物を水に加えて１０％水溶液とし、該水
溶液１００ｇをシャーレ（２０ａｍφＪに流し込み、常
温で水を蒸発させてフィルムをえた。えられたフィルム
の物性をＪ工Ｓ　Ｋ　６３０１１こ準拠して測定した。

結果を第１表に示す。

実施例４〜５および比イク例１ 第２表に示される糊液成分を水に添加して１．８００　
ｅの糊液を調製し、これを用いて綿糸（２０番Ｑｔ糸）
のタオル地経糸１８（ｎｃ、のチーズ糊イ、Ｊ（浴比１
：１０）を行なった。糊付条件はっぎのとおりである。

（１）糊付条件 チーズサイジング機械（ヒサ力（４１３製］糊付温度二
８０°０ アウト−イン　５分間 イン−アウト　２５分間 （２）乾燥条件 熱風吸引式乾燥機 温度１２０°０ アウト−イン　５分間 イン−アウト　７５分間 えられたチーズについてつぎの条件で糊付着量、抱合力
、強度、伸度、リワインド性を測定した。結果を第２表
に示す。

（３）糊付着ｍ 苛性ソーダ１％、酸化糊抜剤１％およびノイゲンＳＳ（
第一工業製薬（４（転）製非イオン界簡活性剤）０．５
％からなるＷ１抜き精練浴を用いて糊付糸を浴比１　：
　１００で９０°Ｃ１１時間処理したのち１時間水洗を
行なう糊抜き処理法によって求めた。

（４）抱合力 ＴＭ式式台合力試験機用いて、荷重６００．／１０本、
角度１１６°の条件で試験を行ない、オシ１付糸が切断
するまでの平均の回数で表示した。

（５）強度および伸バ（ （を旬島津製作所製オートグラフを用い、糊付糸２０本
の平均値として求めた。

（６）リワインド性 糊付チーズを整経チーズに巻返しする際に、１０チ一ズ
中１本も切れないものを０．１〜３本切れたものを○、
５〜１０本切れたものをΔとして表示した。

ｒｌｉＪ記糊付糸を経糸とし、綿糸を緯糸としてつぎの
条件でｆＮ怖しでタオル地をえｌＪｏその際の製織効率
およびえられたタオルの風合をっぎの条件で求めた。結
果を第２表に示す。

（７）製ｊ′、１条件 イワマ式自動織機 製織室環境：温度２５°０、ＲＨ８０％織同回転敷：　
１４０　ｒ、ｐ、ｍ。

タオル地：　ＩＩ　２．５　ｍ　、長さ５００ｍ（８）
製織効率 無停台状態に対する実質稼動状態の百分率（％］で表示
した。

（９）タオル風合 ５ｃｍ　Ｘ　２０ｃｍのタオル地について５人の触感に
よる柔軟性の優劣によって判定した。

実施例６〜７および比較例２ 第５表に示される糊液成分を水に添加して１．８００ｄ
の糊液を調製し、これを用いてポリエステル／綿（５０
１５０）混紡糸（２０番単糸］のタオル地経糸１８０に
、のチーズ糊付（浴比１１０）を実施例４〜５と同じ条
件で行ない、実施例４〜５と同様に各種試験を行なった
。結果を第３表に示す。

υて施例８〜９および比較例３ 第４表に示されるｆｉｌＪ＋戚成分を水成分加して１．
８００／の糊液を調装し、これを用いてポリエステル／
レーヨン（５０１５０）混紡糸（２０番単糸２のタオル
地経糸１８ｏｋ、のチーズ糊料（浴比１：１０１を実施
例４〜５と同じ条件で行ない、実施例４〜５と同様に各
ＸＩ■試験を行なった。結果をｆＪ′Ｊ４表に示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　活性水素を２個有する有機化合物にエチレンオキサ
   イドまたはこれを含有するアＪレキレンオキザイド混合
   物を付加重合せしめてえられる平均分子Ｊｊｌｊｌ、０
   ００以上のポリヒドロキシル化合物を多価カルボン酸、
   その無水物またはその低級アルキルエステルと反応させ
   てえられる平均分子＃２０，０００以Ｊ−の高分子鍛化
   合物を必須成分とすることを特徴とするタオルチーズ糊
   付用糊剤。