JPS5988998A - 結露防止性壁紙を製造する方法 - Google Patents

結露防止性壁紙を製造する方法

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JPS5988998A
JPS5988998A JP19374682A JP19374682A JPS5988998A JP S5988998 A JPS5988998 A JP S5988998A JP 19374682 A JP19374682 A JP 19374682A JP 19374682 A JP19374682 A JP 19374682A JP S5988998 A JPS5988998 A JP S5988998A
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JP
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wallpaper
vinyl chloride
dispersion
coating film
base material
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JP19374682A
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勉 沢田
吉田 恭二
結野 正清
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Mitsubishi Kasei Polytec Co
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Mitsubishi Monsanto Chemical Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、結露防止性壁紙の製造方法に関するものであ
る。更に詳しくは、柔軟性、印刷適性、加工性、施工性
等に優れ、同時に水分の結露が生じ難い壁紙の製造方法
に関するものである。
従来、壁紙特に表面に美麗な印刷やエンボス加工の施さ
れた壁紙ないしは屋内内装用化粧紙としては、種々の素
材よりなるものが提案され、実用化されている。一般に
知られているビニル壁紙および紙壁紙と称されている壁
紙は、裏杓材としての紙の表面を塩化ビニル系樹脂で被
覆したものである。このような壁紙は通気性かないだめ
に壁紙施工後糸イdの表側に水分か結露したり、基材の
裏π1りにカビか発生したり、あるいは壁自体に腐蝕を
生起させる場合もあり、長期間の使用によって汚れ易く
なり、さらに外観、感触ともにプラスチックフィルムの
域を脱している:いものであっだ0 木冗明者らは、かかる現状に鑑み、柔軟性、印刷適性、
加工性、施工性等に優れ、同時に水分の結露か生じ姉い
壁紙を開発することを目標に鋭意検削を重ねた結果、本
発明を完成するに至ったものである。
しかして本発明の要旨とするところは、懸濁重合法によ
って得られた平均粒子径が10〜SOミクロンの塩化ビ
ニル系樹脂を可塑剤とともに水に分散し、増粘剤を加え
て液の粘度を/、000〜s、o o o oセンチボ
イズに調整した分散液とし、この分散液を壁紙用紙基材
の片面に塗布して塗布膜を形成し、ついでこの塗布膜を
加熱、溶融して樹脂粒子表面同志を溶着させ、かつ、壁
紙用紙基材と一体に付着させたのち冷却することを特徴
とする結露防止性壁紙を製造する方法に存する。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明において塩化ビニル系樹脂とは、ポリ塩化ビニル
及び塩化ビニルを主体とする共重合体を意味する。塩化
ビニルと共重合しうるモノマートシてハ、ビニルエステ
ル類、ビニルエーテル類、アクリル酸又はメタクリル酸
及びこれらのエステル類、マレイン酸、又はフマール酸
及びこれらのエステル類、ならびに無水マレイン酸、芳
香族ビニル化合物、ノ・ロゲン化ビニリデン化合物、ア
クリロニトリル、メタクリロニトリル、エチレン、プロ
ピレンなどがあげられる。これらモノマーに、微量の多
官能基含有化合物を添加し、部分架橋させたものであっ
てもよい。
上記塩化ビニル系樹脂は、懸濁重合法によって製造した
ものであって、平均粒子径か70〜30ミクロンのもの
を用いる。平均粒子径か10ミクロンより小さいと、紙
基拐」二に通気性かありかつ片さが0./ rah前後
の樹脂層を有する壁紙を製造するのは困難である。逆に
平均粒子径か50ミクロンより太きいと、最終的にイ!
Iられる壁紙の樹脂層の強度、通気性を好寸しく調節す
るのがm1lIかしく、これらユつの性質が均衡した壁
紙を安定して得ることかできない。塩化ビニル系樹脂i
d、平均粒子径が上記範囲内にあれば、はぼ均一な平均
粒子径のものを一種用いてもよいし、平均粒子径の異な
るものを二種以上組み合わせて用いてもよい。
なお、原Flの塩化ビニル系樹脂は、最終的に得られる
壁紙の通気量、強度、感触などによって、単一樹脂(ホ
モポリマー)としたり、共重合樹脂と、したり、二種以
上の樹脂を組み合せて用いることができる。
本発明によるときは、上記塩化ビニル系樹脂を、可塑剤
とともに水に分散し、可塑剤を塩化ビニル系樹脂粉末に
吸収させる。
この除用いることができる可塑剤としては、ジオクチル
フタレート、ジベンジルフタレート、ブチルベンジルフ
タレート、ジベンジルフタレート、ジオクチルフタレー
ト、ジドデフルフタレート、ジオクチルフタレート等の
フタル酸エステル随;アジピン酸ジオクチル、アジピン
酸)−n−ブチル、セパシン酸ジブチル等の脂肪族二塩
基酸エステル類;ペンタエリスリトールエステル、ジエ
チレングリコールジベンゾエート等のグリコールエステ
ル類;アセチルリンノール酸メチル等の脂肪酸エステル
類;トリクレジルホスフェート、トリフェニルホスフェ
−)$41pん酸エステル類:エポキシ化大豆油、エポ
キシ化アマニ油等のエボキン化油;アセチルトリブチル
シトレート、アセチルトリオクチルツクエン酸エステル
類;トリアルキル テート、テトラ−n−オクチルピロメリテートポリプロ
ピレンアジペート、その他ポリエステル系可塑剤等の種
々の可塑剤があげられる。これら可塑剤は、一種類でも
、二種以上を組み合せて用いてもよい。可塑剤の憾は、
塩化ビニル系樹脂100重布部に対して、20〜70重
五1部の範囲内で選ぶことができる。可塑剤jij−力
・20重量部より少ないと、柔軟性の優れた通気性樹脂
層とすることができない。逆に、TiJ塑斉1]量が7
0重量部より多くなると、軟かくなりすぎて好1しくな
い。
塩化ビニル系樹脂粉末と可塑剤とを水に分散させるため
には、分散剤を用いる。分散剤として使用可能なものは
、通常界面活性剤として矢[」られているものでよい。
例えば、脂肪酸石けん、アルギル硫酸エステル塩、アル
キルスル塩のような′)゛ニオン界面活性剤;第1級ア
ミン塩、第2級アミン塩、第3級アミン塩のようなカチ
オン界面活性剤;アルキルベタインのような両件界面活
性剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルアミン等の非イオン界面活性剤があ
げられる。
上肖己分散剤は、塩化ビニル系樹脂と可塑剤との合計量
に対して、0./〜S、O重M%の範囲で使用すればよ
い。
塩化ビニル系樹脂粉末と可塑剤とを、水に分散させるに
は、これら二成分を分散剤を溶解した水に加え、攪拌混
合する。この際、水と固形分(塩化ビニル系樹脂と可塑
剤との第11 )との比率は、固形分の濃度を分散液(
水と固形分との和)の、2o−goM量幅の範囲とする
のがよい。
これは、固形分の濃度が上の範囲より低かったり、逆に
高いときは、壁紙の樹脂層の厚さを調節するのが困難と
なるからである。固形物の濃度は、上記範囲のうち/I
O〜乙θ重量係の範囲が、特に好ましい。
本発明によるときは、上記分散液に、更に増粘剤を加え
て、分散液の粘度を/、θOO〜Sθ、000センチボ
イズの範囲内に調節する。分散液のネ−jJl’i−か
/、000センチポイズより小さいと、この分散液中の
固形分が沈降しやすく、」句−な塗イ5’A’AイL・
形成するのが難かしく、従って道糸冬n勺にイ号られる
通気性フィルムの厚みを均一にはなしイ、!士ない。逆
に、分散液の粘度かs o、o o o−ヒンチボイズ
より犬であると、塗布膜を形成するの力X II ml
となる。
分散液の粘度は、分散液中の固形分の濃度、塩化ビニル
系樹脂の平均粒子径、分散剤のイ・rl’4、量、紙基
利に塗布する塗布方法等1こよって、」二記範囲内で選
ぶことができる。
上記分散液の粘度を調節するために用いらIする増粘剤
としては、アルギン酸すトリウム、アルギン酸フロピレ
ンゲリコールエステル素クリコール酸カル7ウム、繊維
素グリコール酸ナトリウム、殿粉グリコール酸す]・リ
ウム、殿粉リン酸エステルナトリウム、メチルセルロー
ス アルコール、ゼラチン等の水に可溶で、水溶液の粘度を
調整する効果のあるものがあげられる。
この増粘剤の使用量は、分散液の粘度を前記範囲に調節
しうる程度とする。
分散液の撹拌混合は、可塑剤を塩化ビニル系樹脂粉末に
吸収させるために行なう。攪拌混合する際は、温度をS
O〜go℃の範囲とするのがよい。塩化ビニル系樹脂粉
末に、配合した可塑剤の全量を吸収させてし捷うと、束
紙的にイ4Jられる壁紙の通気性樹脂層表面に亀裂が生
ずる。
従って、分散液を攪拌混合している際に塩化ビニル系樹
脂粉末に吸収させる可塑剤量は、配合した可塑剤の一部
、望1しくは約半分どし、残シは吸収されずに水に分散
している状態とするのがよい。このようにするには、水
に可塑剤の全量を加え、攪拌強度、攪拌時間等を変えて
、塩化ビニル系樹脂粉末へ吸収させる量を調節する方法
、捷ず可塑剤の約半分を加えてこれを塩化ビニル系樹脂
粉末へ加えた可塑剤のほぼ全量を吸収させ、残りの可塑
剤を水に加えて分散さぜる方法等をとればよい。
水に塩化ビニル系樹脂と可塑剤を分散させる際に使用し
うる攪拌混合機は、液体に固体を分散する目的で従来か
ら使用されている撹拌混合(幾であって」二い。
分散液を調製する際に、樹脂安定剤、紫外線吸収剤、充
填祠、染料、顔料、難燃剤、防カビ剤、番別等を少緻添
加、混合することができる。
上記分Wi M’jを攪拌混合機で:A製する際に、分
散液には、気泡、ゲル、塊状物か含まれることがあるの
で、これらは真空脱泡機、ホバートミキサー、ロールミ
ル、フィルター等を用いて除去するのか好捷しい。
本発明によるときは、上記方法で調製した分散液を、壁
紙用紙基材の片面に塗布する。壁紙用紙基材は、パルプ
系抄造紙が好ましく、捷だ樹脂粉体や各種繊維旧材を混
抄したもの、表面サイジング加工やラミネート加工した
もの等も使用することができる。この壁紙用紙基材は、
通気性塩化ビニル系樹脂フィルムを片面に付着し、両者
一体となって目的物を構成するものである。
分散液を壁紙用紙基材に塗布して塗布膜を形成するには
、スプレィコート法、ロールコート法、グラビアコート
法、リバースコート法、ナイフコート法等のそれ自体公
知の各種塗布方法のいずれかによればよい。
紙基材の片面に形成する塗布膜の厚さは、次の加熱、溶
融工程終了後に得られる壁紙の塩化ビニル系樹脂ノーの
ノ享さが、θOノ〜0,5mmの範囲となるように、調
節するのがよい。塗布膜を加熱すると、水分が揮散する
のでい最終的に得られる壁紙の通気性樹脂層の厚さは、
もとの塗布膜に較へてこれに含まれている水分に相当す
る割合で薄くなる。通気性樹脂層は、余り薄すぎると強
度が充分でなくて実用性が劣るので好捷しくなく、逆に
余り厚すぎると充分な通気性を発揮しえなくなる。この
ため、厚さ0.0 /〜0.3mmの範囲とするのがよ
く、中でもθ、O,S〜0.30mmの範囲とするのが
よい。
本発明によるときは、上記方法で形成した塗布膜を、加
熱して塗布膜中の水分を揮散させ、次いで樹脂粒子の表
面を溶融させて粒子41J ’77を溶着さぜ、同時に
紙基拐にも付着さぜる。塗布膜中の水分の揮散、樹脂粒
子の表面付着を急激に行なうと最終的に得られる壁紙の
;ifi気性樹脂層に多数の小さな亀裂が生ずることが
多い。この小さなr[1,裂の生成を防止するだめに、
樹脂粒子表面を浴融させるだめの加熱を行なう前に、/
10〜100℃の温度範囲で、5分以内の加熱を行なう
予備乾燥を行々い、塗布膜中の水分の可成りの割合を、
揮散させるのがよい。
塗布膜は、」二記の予備乾燥を行ない、又は行なわすに
、加熱し、水分を09. &Y完全に揮散し、樹脂粒子
表面を溶融させて相隣り合う粒子同志を溶着させ、更に
は紙基材にも付着させる。この際の加熱温度は、余り低
すぎると長時間加熱しても、樹脂粒子表面が溶融しない
ので、強度の優れた通気性樹脂層が得られず好捷しくな
い。
逆に、この際の加熱温度が余り高すぎるときは、加熱時
間が短かくても、樹脂粒子が完全に溶融し、粒子形状が
くずれてしまうので、通気孔が形成できず好ましくない
加熱温度は、塩化ビニル系樹脂のガラス転移点、平均粒
子径、可塑剤の添加部数、最終的に得ようとする通気性
樹脂層の厚さ、通気量等によって、種々選ぶことができ
る。樹脂粒子表面同志の溶着及び樹脂層と紙基材への付
着のだめの加熱温度範囲は、/AO〜290℃の範囲と
するのがよい。
本発明によるときは、上記のように加熱、溶融操作を行
なって、相隣接する樹脂粒子表面同志を溶着さぜ、同時
に紙基材にも付着させて一体化し、冷却して、ロール状
に巻き取る。
なお、得られる結露防止性壁紙を冷却する途中で、又は
冷却した後に、塩化ビニル系樹脂層に印刷を施したり、
シリコーンオイル、シリコーンエマルジョン等の撥水性
物質を塗布することができる。
本発明方法は、次のように特別に顕著な効果を奏し、産
業上の利用価値は極めて大である。
(1)本発明方法によるときは、0.0/〜0.!;t
nmの範囲の厚さの通気性塩化ビニル系樹脂層をもった
壁紙を、容易に製造することができる。
(2)本発明によって得られる壁紙は、その表面に通気
性のある多数の小孔を通して、空気中の湿度に応じて、
湿気を吸いこんたり、吸いこんだ湿気をはき出したりす
るので、壁との接着層にカビが発生することがなく、壁
紙表面に結露が生じたり、カビが発生ずることかない。
(3)本発明によって得られる壁紙は、柔軟性、印刷適
性、加工性、施工性等に優れており、しうるものである
以下、本発明を実施例にもとづいて更に詳細に説明する
が、本発明はその要旨を超えない限り、以下の例に限定
されるものではない。
実施例/ 懸濁重合法によって製造し、乾燥したポリ塩化ビニル(
平均重合度/θθθ)の粉末(平均粒子径710ミクロ
ン)をSO0重量部水l17重量係、ドデンルベンゼン
スルホン酸ソータ(DBS)3重量係の割合よりなる三
成分を混合し、混合液Iを調製した。
他方、ジオクチルフタレート乙5重量部、水3ス重量係
、オレイン酸アンモ−ニウム3重量部の割合よりなる三
成分を混合し、混合液Hを調製した。
混合液■と混合液1■とを、重量比でλ、乙対/の割合
で混合し、混合液■1を調製した。この混合液■の固形
分は、!is、g重量係である。
混合液■/重量部に対して、メチルセルローズ(信越化
学工業■製、メトローズ90sH/300)のり係水溶
液を0,3重量部加え、攪拌して分散液とした。分散液
の粘度は、ス、/θ0センチポイズ(B粘度側による測
定値)であった。
上記分散液を、壁紙製造用基材として市販されている紙
の片面に、ナイフコート法により塗布し、塗布膜を形成
した。
この塗布膜を形成した紙基材を、塗布膜を土にしてgs
℃に調節した熱風炉に3分間放置して、塗布膜の予備乾
燥を行なった。続いて、この塗布膜伺きの紙基材を、7
′70℃に調節した熱風炉に7分間放置して、塗布膜の
水分をほぼ完全に揮散させたのち、ポリ塩化ビニル粒子
の表面を溶融させて、隣接する粒子表面同志を伺着させ
、同時に紙基材表面とも一体に付着させ n −にの加熱、溶融の操作終了後、冷却し、片面に0. 
/ 、? ++un厚さの通気性樹脂層の形成された壁
紙を得だ、。
得られた壁紙につき、樹脂層の平均厚さ、厚さの振れ、
樹脂層の平均孔径、壁紙の通気量、通気量の振れ、透湿
度等を、次の方法に従って41す定しだ。at+1定結
果全結果表に示す。
樹脂層の平均厚さ・・・・・、?θθmm幅の壁紙の樹
脂層の厚さを、幅方向に70カ所測定し、測定値を平均
したもの。
厚さの振わ・・・・・上の厚さ測定結果の最大値と最少
値との差を意味する。
樹脂層の平均孔径・・・・・電子顕微鏡により測定した
壁紙の平均通気量・・・・・壁紙の一方の側から窒素ガ
スを0 、 !iKg/cnlの圧力で送り、/平方セ
ンチメートル轟シ/分間の通気量を算出L タ、) 3
00 m1y1情のり酵良につき、福填1;釦所(り艷
り、平均り色もの。
通気量の振れ・・・・・」二の通気量測定結果の最大値
と最少値との差を意味する。
透湿度・・・・・JIS Z O−0gに準拠した。
実施例コ 実施例/に記載したと同様の方法で調製した混合液11
17重量部に対し、メチルセルローズ(信越化学工業■
製、メトローズ908H11000)3係水溶液を0.
3重量部加えたほかは、同側に記載し7たと同様の方法
で分散液を得た。この分散液の粘度は1Iooθセンヂ
ボイズであった。
この分散液を、実施例/で用いたと同種の壁紙製造用基
材の片面に、ナイフコート法により塗布し、塗布膜を形
成した。
この塗布膜を形成した紙基材を、塗布膜を上にしてg、
5″℃に調節した熱風炉に3分間放置して、塗布膜の予
備乾燥を行なった。続いて、この塗布膜伺きの紙基材を
、7gO℃に調節[〜だ熱風炉に7分間放置して、塗布
膜の水分をほぼ完全に揮散させたのち、ポリ塩化ビニル
粒子の表面を溶融させて、隣接する粒子表面同志をイ・
]着させ、同時に紙基材表面とも一体にイづ着さぜた。
上の加熱、溶融の操作終了後、冷却し、片面に厚さQ、
13mmの樹脂層の形成された壁紙を得だ。
得られた壁紙につき、樹脂層の317均厚さ、厚さの振
れ、樹脂層の平均孔径、壁紙の通気量、通気量の振れ、
透湿度を、実施例/の記載の方法に従って測定した。結
果を、第7表に示す。
比較例 実施例/に記載の例において、混合液IIIにメチルセ
ルロースを7添加しなかったほかは、同例記載の手順に
従って分散液を得た。この分散液の粘度は、/30セン
チボイズであった。
この分散液を、実施例/で用いたと同種の壁紙製造用基
相の片面に、ナイフコート法により塗布し、塗布膜を形
成した。
この塗布膜を形成した紙基材を、実施例/に記載したと
同じ条件で予備乾燥操作と、その後の加熱、溶融操作と
を行ない、隣接する粒子表面同志を付着させ、同時に紙
基材表面上も一体に付着させた。
上の加熱、溶融操作終了後、冷却し、片面に厚さ073
咽の樹脂層の形成された壁紙を得た。
得られた壁紙につき、各種性質を実施例/に記載の方法
に従って測定した。結果を第1表に示す。
第1表 第1表より、次のことが明らかとなる。
(1)  ポリ塩化ビニル粉末の分散液の粘度を100
0センチポイズ以上に調節した場合は、得られる壁紙樹
脂層の厚さ振れは少なく、通気量の振れも小さく、通気
量及び透湿量の大きい壁紙か得られる(実施例/、実施
例λ参照)。
(2)  これに対し、分散液の粘度が7000センチ
ポイズよシ/J・さい場合は、得られる壁紙樹脂層の厚
さ振れが大きく、通気量の振れも大きく、透湿量も小さ
い壁紙が得られる(比校例参照)。
出 願 人   三菱モンサント化成株式会社代 理 
人 弁理士長香川  − (ほか7名)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)懸濁重合法によって得られた平均粒子径が70〜
    SOミクロンの塩化ビニル系樹脂を、可塑剤とともに水
    に分散し、増粘剤を加えて液の粘度を7,000−30
    ,000センチポイズに調製した分散液とし、この分散
    液を壁紙用紙基材の片面に塗布して塗布膜を形成し、つ
    いでこの塗布膜を加熱、溶融して樹脂粒子表面同志を溶
    着させ、かつ、壁紙用紙基材と付着させたのち、冷却す
    ることを特徴とする結露防止性壁紙を製造する方法。
JP19374682A 1982-11-04 1982-11-04 結露防止性壁紙を製造する方法 Pending JPS5988998A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05221508A (ja) * 1992-02-12 1993-08-31 Murata Shokai:Kk ベルトコンベアのカバー
US5246762A (en) * 1989-08-08 1993-09-21 Nakamura Seishisho Co., Ltd. Heat-adhesive paper sheet
JPH0710246A (ja) * 1993-06-28 1995-01-13 Murata Shokai:Kk コンベア装置のカバー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05221508A (ja) * 1992-02-12 1993-08-31 Murata Shokai:Kk ベルトコンベアのカバー
JPH0710246A (ja) * 1993-06-28 1995-01-13 Murata Shokai:Kk コンベア装置のカバー

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