JPS59111850A - 導電性複合材の製造方法 - Google Patents

導電性複合材の製造方法

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JPS59111850A
JPS59111850A JP57221277A JP22127782A JPS59111850A JP S59111850 A JPS59111850 A JP S59111850A JP 57221277 A JP57221277 A JP 57221277A JP 22127782 A JP22127782 A JP 22127782A JP S59111850 A JPS59111850 A JP S59111850A
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resin
conductive composite
coating film
composite material
film
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垣谷 晴昭
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Mitsubishi Monsanto Chemical Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、導電性複合相の製造方法に関するものであシ
、更に詳しくは、布製基材の片面に塩化ビニル系樹脂よ
りなる導電性樹脂層の形成された導電性複合材の製造方
法の改良に関するものである。
一般に、樹脂マトリックス中にカーボンブランクを混合
充填することにより、導電性樹脂組成物か得られること
は、広く知られてbる。しかしながら、満足すべき導電
性を発揮する組成物を得るためには、基体樹脂に多量の
カーボンブラックを配合し、これを基体に均一に分散さ
せる必要がある。多量のカーボンブラックを基体樹脂に
均一に分散させるには、従来は、ロールミルで混練する
とか、押出様で混練する方法が採用されていた。このよ
うに多量のカーボンブラックを用いる系では、増粘効果
が著しくなつて、混線には相当の困蛯を伴った。上記増
粘効果の問題を解決して、混線できたとしても、カーボ
ンブラックはそれ程均−には分散させることができない
という問題があった。
かかる問題を解決する方法として、特全昭6/−¥32
97号公報に記載の技術が提案されているが、なお混練
工程が必要であり、との混練工程でカーボンブラックの
構造が破壊されて、導電性はカーボンブラックの配合量
に比例して向上し々いという欠点がある。また、この提
案の方法では、柔軟性のある導電性シート等を製造する
ことができない。
合成樹脂よりなるフィルム又はシートは、広く各種の製
品に対する装飾用および耐摩耗用カバーとして広く使用
されている。これらのフィルム又はシートは、例えば壁
、床および卓上カバー、ブックカバー、内張り、衣類お
よび自動車内部用のクロース用として広く使用されてい
る。多くの場合、合成樹脂よりなるフィルム又はシート
は、繊維品、紙、フェルト、金属、木等のような裏地上
に被覆される。これら裏地物質は多くの目的を有し、そ
の最、も普通の目的は、製品の強度及び効用を増加し、
フィルム又はシートを固定する接着剤を受は入れること
にある。
合成樹脂より々るフィルム又はシートと、これらを支持
する裏地物質とを、接着剤によって接着すると、裏地物
質の特徴を損々い、接着剤使用による欠点が表われると
bつだ問題があった。
本発明者らは、柔軟性のある導電性合成樹脂シートと布
製基材とよりなる複合材を、工業的有利に製造する方法
を提供することを目的として、鋭意検討した結果、本発
明を児成するに至ったものである。
し力・して本発明の要旨とする七ころは、導電性被合材
を製造するにあたり、塩化ビニル系樹脂10θ重量部当
り、可塑剤、20〜とθ1量部、カーボンブランク3〜
3′θ重量部をそれぞれ秤量して水に分散し、この分散
液を、布製暴利の片面に塗布して塗布膜を形成し、つい
で、この塗布膜を加熱、溶融して樹脂粒子を溶融させ、
妙)つ、布製基材に付着させたのち、冷却することを特
徴とする導電性複合材の製方法(第1発明)に存する。
更に、上記分散液の塗布膜を、表面剥離性を有する基材
に形成し、この塗布膜の上に布製基材を重ね、ついでこ
れらを加熱して、塗布膜の樹脂粒子を溶融させ、かつ、
布製基材と付着させたのち冷却することを特徴とする導
電性複合相を製造する方法(第2発明)に存する。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明におして塩化ビニル系樹脂上は、ポリ塩化ビニル
及び塩化ビニルを主体とする共重合体を意味する。塩化
ビニルと共厘合しうるモノマートシては、ビニルエステ
ル類、ビニルエーテル類、アクリル酸又はメタアクリル
酸及びこれらのエステル類、マレイン酸又はフマール酸
及びこれらのエステル類、ならびに無水マレイン酸、芳
香族ビニル化合物、ハロゲン化ビニリデン化合物、アク
リロニトリル、メタクリロニトリル、エチレン、プロピ
レンなどがあげられる。これらモノマーに微量の多官能
基含有化合物を添当tl、部分架橋させたものであって
もよい。
上記塩化ビニル系樹脂は、懸[相]重合法、微細懸濁重
合法(マイクロサスペンション)、乳化重合法等の従来
から工業的に実施されてbる方法で製造された粒状のも
のがよい。粒子の直径は特に制限されるものではないが
、平均粒子径がsoミクロン以下のものが好ましい。平
均1合度も特に制限されるものではなく、夕00〜ス、
θ0θの範囲のものが使用できる。
基体塩化ビニル系樹脂は、最終的に得られる導電性複合
材の樹脂層の厚み、感触々どによって、平均重合度の異
なるものを組み合せだシ、平均粒子径の異なるものを組
み合せたり、ホモポリマーとしたり、コポリマーとした
り、又はこれらを組み合せだシすることができる。
本発明によるときは、上記塩化ビニル系樹脂に、可塑剤
とカーボンブラック、更に要ずれは他の樹脂添加剤を、
所定量秤量して、水に分散させる。
この除用いることができる可塑剤としては、ジオクチル
フタレート、シヘンジルフタレート、ブチルベンジルフ
タレート、・φ・・Φ・φ・e・、ジイソデシルフタレ
ート、ジドデシルフタレート、ジイソデシルフタレート
等のフタル酸エステル類、アジピン酸ジオクチル、アジ
ピン酸ジ−n−ブチル、セバシン酸ジブチル等の脂肪族
二塩基酸エステル類:ペンタエリスリトールエステル、
ジエチレングリコールジベンゾエート等のグリコールエ
ステル類;アセチルリシノール酸メチル等の脂肪酸エス
テル類、トリクレジルホスフェート、トリフェニルホス
フェート等のりん酸エステル類;エポキシ化大豆油、エ
ポキシ化アマニ油等のエポキシ化油;アセチルトリブチ
ルシトレート、アセチルトリオクチルシトレート、トリ
ーn−ブチルシトレート等のクエン酸エステル知;トリ
アルキルトリメリテート、テトラ−n−オクチルピロメ
リテート、ポリプロピレンアジベート、その他ポリエス
テル系可塑剤等の種々の可塑剤があげられる。
これら可塑剤は、一種類でも、二種類以上を組み合せて
用いてもよい。可塑剤の量は、塩化ビニル系樹脂700
重量部に対して、20〜20重量部の範囲で選ぶことが
できる。可塑剤量が20重量部より少ないと、柔軟性の
優れだ尋電性複合材とすることができない。逆に、可塑
剤量が10重量部より多くなると、軟かくなりすぎて好
ましく々い。
本発明で用いることのできるカーボンブランクは、ファ
ーネス型、アセチレン型、チャンネル型環一般に使用さ
れているカーホンブラックはいずれも使用可能であるか
、導電性からはファーネス型及びアセチレン型か好まし
い。カーボンブランクの配合量は、基体環化ビニル系捌
脂1001量部に対して、3〜Δ゛0重量部で、・・・
・拳、3重量部未満では導電性効果は発揮されず、50
重量部を超えると、添加量を増加しても導電性は添加量
に比例した向上は示さず、好ましくない。導電性及び柔
軟性等の耽点から、10−26重量部の範囲が特に好ま
しい。
塩化ビニル系樹脂に、可塑剤及びカーボンブラックを分
散させる際に、他の樹脂添加剤、例えば樹脂安定剤、紫
外線吸収剤、充填材、難燃剤等を、塩化ビニル系樹脂7
00重量部あたり5重量部まで、添加することができる
塩化ビニル系樹脂粉末、可塑剤、カーボンブラック、樹
脂添加剤を水に分散させるためには、分散剤を用いる。
分散剤として使用可能なものは、通常界面活性剤として
知られているものでよい。例えば、脂肪酸石けん、アル
キル硫酸エステル塩、アルキルスルホン酸塩のようなア
ニオン界面活性剤;第1級アミン塩、第2級アミン塩、
第3Rアミン塩のようなカチオン界面活性剤;アルキル
ベタインのよう々両性界面活性剤:ポリオキシエチレン
アルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン
等の非イオン界面活性剤があげられる。
塩化ビニル系樹脂粉末、可塑剤、カーボンブラック、他
の樹脂添加剤を、水に分散させるには、これら各成分を
所定量秤量し、分散剤を溶解した水に加え、撹拌混合す
る。なお、塩化ビニル系樹脂粉末のみ、可塑剤と他の樹
脂添加物とのコ成分、カーボンブラックのみを各々水に
分散させて3種のエマルジョンとしたのち、3種のエマ
ルジョンを一諸に混合して分散液とするような方法を採
用してもよい。
上記成分を含む分散液を訃1製する場合に、水と固形分
(塩化ビニル系樹脂、可塑剤、カーボンブラック、他の
樹脂添加物)との比率は、固形分の濃度を分散液(水と
固形分との和)の、20〜ざ0重量%の範囲とするのが
よい。これは、固形分の湿度が上の範囲より低力・つだ
り、逆に高いときは、最終的に得られる複合相の片面に
形成される樹脂膜の厚さをル、す節するのが困難となる
力)らである。固形分の態度は、上記範囲のうちりθ〜
≦ON量%の範囲が特に好ましい。
分散液の撹拌混合は、可塑剤を塩化ビニル系樹脂粉末に
吸収させ、かつ、カーボンブラックを樹脂粉末表面に付
着させるだめに行々う。この際、水に分散させた可塑剤
を、全量、塩化ビニル系樹脂粉末に吸収させてしまうと
、最終的に得られる導電性複合材の樹脂膜表面に亀裂が
生ずる。従って、分散液を撹拌している際に塩化ビニル
系樹脂粉末に吸収させる可塑剤量は、配合した可塑剤の
一部、望ましくは約半分ないしグ分の3とし、残りは吸
収されずに水に分散している状態とするのがよい。この
ようにするには、(イ)水に可塑剤の全量を加え、撹拌
強度、攪拌時間等を変えて、塩化ビニル系樹脂粉末へ吸
収させる方法、(ロ)まず可塑剤の約半量ないしグ分の
3量を水に分散させて塩化ビニル系樹脂粉末に吸収させ
たのち、残りを水に加えて分散させた状態とする方法、
等をとることができる。
水に、塩化ビニル系樹脂粉末、可塑剤、カーボンブラッ
ク、他の樹脂添加物を分散させる際に使用しうる撹拌混
合機は、液体に固体を分散させる目的で従来から使用さ
れている撹拌混合機であってよい。
上記分散液を撹拌混合機で調製する際に、分散液には、
気泡、ゲル、塊状物等が含まれることがあるので、これ
らは真空脱泡機、ホバートミキサー、ロールミル、フィ
ルター等を用すて除去するのが好ましい。
本発明の第1発明によるときは、上記方法で調製した分
散液を、布製暴利に塗布し塗布膜を形成する。この際使
用できる布製基材は、フェルト状シート、織ったり、編
んだ繊維製品をいう。織り方は、平織、あや織、朱子織
、斜文織、紗織、細織等のいずれであってもよい。編み
方は、メリヤス編み、レース編み等のいずれであっても
よい。繊維の原料は、植物繊維のは妙・、動物繊維、合
成繊維及びこれらの混合物であってもよい。
前記分散液を一ヒ記布製基材に塗布し、塗布膜を形成す
るには、スズレイコート法、コルコート法、グラビアコ
ート法、リバースコート法、ナイフコート法等の、それ
自体公知の各種塗布方法のいずれかによればよい。
布製基材の片面に形成する塗布膜の厚さは、次の加熱、
溶融工程において、水分を揮散し、樹脂粒子を溶融させ
て、布製基材に付着させることができ、かつ、得られた
導電性複合材の柔軟性を犠牲にしないように調節するの
がよい。
このような諸要件を満たすには、布製基村上に形成され
る樹脂膜の厚さがθ、θj −2mmの範囲となるよう
に、調節するのがよい。塗布膜を加熱すると、水分が揮
散するので、最終的に得られる導電性複合材の樹脂膜の
厚さは、もとの塗布膜に較べてこれに含まれている水分
に相当する割合で薄く在る。樹脂膜は、余り薄すぎると
強度が充分でなく、破れやすくなり、実用性が劣るもの
となるので、好ましくない。
本発明の第7発明によるときは、上記方法で片面に塗布
膜を形成した布製基材を、単独で、又は金属薄板、耐熱
樹脂薄板等で支持しつつ、加熱炉に送り、加熱して塗布
膜中の水分を揮散させ、ついで樹脂粒子の表面ないし粒
子全体を溶融させ、同時に布製基材に何着させる。塗布
膜中の水分の揮散、樹脂粒子の表面付着ないし粒子の表
面付着ないし粒子全体の溶融を急激に行なうと、最終的
に得られる導電、性複合材の樹脂膜に、多数の小さな亀
裂が生ずることが多い。
このような小さ々亀裂の生成を防止するだめに、樹脂粒
子表面ないし粒子全体を溶融させるだめの加熱を行なう
前に、グ0〜700℃の温度範囲で、!分以内の加熱を
行なう予備乾燥を行ない、塗布膜中の水分のか彦りの割
合を、揮散させるのがよい。
塗布膜は、上記の予備乾燥を行々い、又は行なわずに、
加熱し、水分をほぼ完全に揮散し、樹脂粒子表面ないし
粒子全体を浴融させて樹脂膜状とし、かつ、この樹脂膜
を布製基材に付着させる。この際の加熱温度は、余り低
すぎると長時間加熱しても、樹脂粒子は溶融しないので
、強度の優れた樹脂膜が得られず好ましくない。
加熱温度は、塩化ビニル系樹脂のガラス転移点、平均粒
子径、重合度、可塑剤の添加部数、カーボンブラックの
添加部数、最終的に得ようとする導電性複合材の厚さ等
によって、種々選ぶことができる。樹脂粒子溶融のため
の加熱温度範囲は、760〜260℃の範囲とするのが
よい。
本発明の第1発明によるときは、上記のように加熱、溶
融操作を行なって、樹脂粒子表面ないし粒子全体を溶融
させて樹脂膜とし、同時に、この樹脂膜を布製基体にも
付着させて一体化し、冷却して、ロール状に巻き取る。
本発明の第2発明によるときは、前記方法で調製した分
散液を、まず、表面剥離性を有する基材に塗布する。こ
の基材は、分散液にもとづく塗布膜を支持する機能を果
すものである。表面剥離性基材としては、金属薄板、紙
、耐熱性樹脂板等により構成するのがよい。これら基材
の塗布膜を形成する面には、最終的に得られる導電性複
合相が剥離しやすいように、剥離剤を塗布するなどによ
り、表面離型性を付与しておくのがよい。
分散液を表面剥離性を有する基材に塗布して塗布膜を形
成するには、分散液をスプレィコート法、ロールコート
法、グツビアコート法、リバースコート法、ナイフコー
ト法等の、それ自体公知の各種塗布方法のいずれかによ
れはよい。
表面離型性を有する暴利の片面に形成する塗布膜の厚さ
は、次の加熱、溶着、付着工程終了後に得られる導電性
複合材の樹脂膜の厚さく次の工程で1ねる布製基材の孔
部分に浸透している場合でも、布製基材表面部分に形成
される樹脂膜の厚さをいう。)がθ、OS〜2 mIn
の範囲となるように、調節するのがよい。塗布膜を、次
の加熱工程で加熱すると、水分が揮散するので、これに
含まれる水分に相当する割合で薄くなるのけ、前の場合
と同様である。
本発明の第一発明によるときは、上記方法で形成した塗
布膜の上に、亜製基材を富ねる。この際使用できる布製
基材は、先きに例示しだ第1発明で用いられるものと同
じである。
本発明の第一発明によるときは、上記方法で形成した血
ね合わせ体(表面剥離性を有する基材、輩布膜及び布製
基材の3者よりなる)を、加熱して塗布膜中の水分を揮
散させ、ついで樹脂粒子の表面ないし粒子全体を溶融さ
せ樹脂膜となし、同時に、この樹脂膜を布製基材に付着
させる。
塗布膜中の水分の揮散のだめに、第7発明の場合と同様
、予備乾燥を打力うのが好ましい。
予備乾燥後の樹脂粒子の溶融のだめの加熱温度範囲は、
720〜.220℃の温度範囲とするのがよい。
本発明の第2発明によるときは、上記のような加熱、溶
融操作を行なって、樹脂粒7子表面ないし粒子全体を溶
融させて樹脂膜とし、同時に、この樹脂膜を布製基体に
も付着させて一体化し、冷却し、表面剥離性基体から剥
離し、ロール状に巻き取る。
本発明方法によって得られる導電性複合材は、通常の合
成樹脂シートを付着した布と同様に、切断、接看、縫製
等の加工が可能である。本発明方法によって得られる梼
、電性複合材は、静電気を嫌う物品を収納する袋状容器
、塵埃の飛散を嫌うクリーンルームの仕切シ用カーテン
、クリーンルーム内用作業衣、久す−ンルーh内の作業
台、作業室マット、作業室マット、9、その他静電気を
嫌う環境内に設置する各種物品の製造用として、使用可
能である。
本発明は、次のように特別に顕著な効果を奏し、その産
業上の利用価値は、極めて犬である。
(1)本発明方法によるときは、導電性に優れ、か多、
柔軟性にも優れた複合材を、容易に製造することができ
る。
(2)本発明方法による複合相は、導電性と柔軟性に優
れだ樹脂膜が、布製基材に接着剤を介さずに一体に付着
されているので、製作が容易であり、この種の従来品の
ように接着剤による影響をうけることかなく、好ましい
(3)本発明方法によるときは、布製基材に一体化され
る樹脂膜は、従来法におけるように混線工程を経由しな
いで形成されるので、カーボンブラックの構造が破壊さ
れることがなく、カーボンブラック固有の導電性を有効
に発揮させることができる。
以下、本発明を、実施例にもとづいて詳細に説明するが
、本発明はその要旨を超え々い限り、以下の例に限定さ
れるものではない。
実施例/ 懸濁車合法(・でよって製造したポリ塩化ビニ/Lz粉
末(p−1000、平均粒子径eoミタロン)JOMt
i%、水72重量%、トテシ/l、ベンゼンスルホン酸
ソーダ(DBS)3重t%17)割合よりなる成分を撹
拌混合し、混合液Aを調製した。
他方、ジオクチルフタレートtjN量%、水3−2M量
%、オレイン酸アンモニウム31童%より彦る3成分を
撹拌混合し、混合液Bを調製し ン警二。
更に、カーボンブラック(ライオン・アクゾ■社製、ケ
ッチンブラックFC)30重量%、71< t 7 M
量%、l) B S 3 ’jlB: H96よシ々る
3成分を撹拌混合し、混合液Cを調製した。
混合液A、混合液B及び混合液Cを、それぞれ/:θ、
39 : 0./ 7の割合で混合し、分散液Iを調製
した。
上記分散液Iを、ナイロン織怖(直径70ミクロンの糸
で紗組りしだ織布。孔の大きさ200ミクロンのもの)
の片面に、ナイフコート法により塗布、し、塗布膜を形
成した。
この塗布膜を形成したナイロン織布を、金属薄板に載置
した状態で、!θ℃に調節した熱風炉に3分間とどめて
、塗布膜の予備乾燥を行なった。続いて、この塗布膜付
きナイロン織布を、金属薄板に載置した状態で、/と0
℃に調節した熱風炉に7分間とどめて、水分をほぼ揮散
させたのち、ポリ塩化ビニル粒子を溶融させて膜状とし
、同時に、この膜全ナイロン織布衣面とも一体に付着さ
せた。
上の加熱、溶融の操作終了後、冷却し、布製基材の片面
に厚さ約θ、7!mmの導電性樹脂膜の形成された、導
電性複合材を得た。
得られた導電性複合相につき、J工5K6223に準拠
して体積固有抵抗を測定し、JISKg23.2に準拠
して引張シ強さを測定した。結果を、第1表に示す。
実施例コ 実施例/において調製した混合液A、混合液B及び混合
液Cを、それぞれ/ : 0.39 :θ鷹jの割合て
混合し、分散液■を調製した。
この分散液■を、実施例/で用いたと同種のナイロン織
布の片面に塗布し、実施例/の場合と同様の手順で予備
乾燥、加熱、溶融、冷却操作を行なった。このようにし
て、布製基材の片面に、厚さ約0./6mynの導電性
樹脂膜の形成された導電性複合材を得た。
得られた導電性複合材につき、体積固有抵抗を測定した
。結果を、第1表に示す。
実施例3 実施例/において調製した混合$ A 、混合液B、1
び混合液Cを、それぞれ/:θ、3り:0.3グの割合
で混合し、分散液■を調製した。
この分散液■を、実施例/で用いたと同種のナイロン織
布の片面に塗布し、実施例/の場合と同様の手順で予備
緘燥、加熱、溶融、冷却操作を行なった。このようにし
て、布製基材の片面に、厚さ約oBmmの導電性樹脂膜
の形成された導電性複合材を得だ。
得られた導電性複合材につき11体積固有抵抗を測定し
た。結果を、第1表に示す。
実施例り 実施例/において調製した分散液Iを、市販されている
離型紙(紙の表面に離型剤が塗布されている紙)の表面
に、ナイフコート法により塗布し、塗布膜を形成した。
次いで、この塗布膜の上に、実施例/で用いたと同種の
ナイロン織布を1ねて押圧し、夏ね合せ体とした。
この重ね合せ体を金属薄板に載置し、と0℃に調節した
熱風炉に3分間とどめて、塗布膜の予備乾燥を行なった
。続いて、この星ね合わせ体を金属板に載置したまま、
7Fθ℃に調節した熱風炉に7分間とどめて、水分をほ
ぼ完全に揮散させたのち、ポリ塩化ビニル粒子を溶融さ
せて膜状とし、同時に、この膜をナイロン緑布表面とも
一体に付着させた。
上の加熱、溶融の操作終了後、冷却し、離型紙から剥し
、片面に厚さ約0,13mmの導電性樹脂膜の形成され
た導電性複合材を得だ。
得られた導電性複合材Eつき、体積固有抵抗と引張り強
さとを測定した。結果を、第1表に示す。
実施例オ 実施例コにおいて調製した分散液■を、実施例りで用い
たと同種の離型紙の表面に塗布し、塗布膜を形成した。
次いで、この塗布膜上に、実施例/で用いたと同種のナ
イロン織布を東ねて抑圧し、重ね合せ体とした。
この軍ね合せ体を、実施例グの場合と同様の手順で予備
乾燥、加熱、溶融、冷却の各操作を行なった。このよう
にして、布製基材の片面に、厚さθBmmの導電性樹脂
膜の形成された導電性複合材を得た。
得られた導電性複合相につき、体積固有抵抗を測定した
。結果を、第1表に示す。
実施例乙 実施例3において調製した分散液■を、実施例グで用い
たと同種の離型紙の表面に塗布し、塗布膜を形成した。
次いで、この塗布膜の上に、実施例/で用いたと同種の
ナイロン織布を重ねて押圧し、重ね合せ体としだ。
この重ね合せ体を、実施例Zの場合と同様の手順で予備
乾燥、加熱、溶融、冷却の各操作を行なった。このよう
にして、布製基材の片面に、厚さ約0./j mmの導
電性樹脂膜の形成された導電性複合相を得だ。
得られた導電性複合材につき、体積固有抵抗と同種の離
型紙の表面に塗布し、塗布膜を形成した。
この塗布膜に゛、ナイロン織布をlね合わせず、熱風炉
に送り、予備乾燥、加熱、溶融、冷却の各操作を行なっ
た。このようにして、厚さ約0、/ifmmの導電性シ
ートを得た。
得られた導電性シートにつき、体積固有抵抗と引張り強
さとを測定した。結果を、第1表に示す。
比較側御 実施例3で調製した分散液mを、同側で用いたと同種の
離型紙の表面に塗布し、塗布膜を形成した。
この塗布膜に、ナイロン織布を東ね合わせず、熱風炉に
送り、予備乾燥、加熱、・溶融、冷却の各操作を行なっ
た。こうして、厚さ約o)smmの導電性シートを得だ
得られた導電性シートにつき、体積固有抵抗と引張シ強
さとを測定した。結果を、第7表に示す。
第1表よシ、次のことが明らかとなる。
(1)本発明方法によって得られる複合材は、導電性に
優れ、かつ、強度に優れている。
(2)  これに対して、布製基材を例着していない導
電性樹脂シートは、導電性は優れているが、強度が低い
出 願 人   三菱モンサント化成株式会社代 理 
人  弁理士 長谷用  − (ほか7名)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性複合材を製造するにあたり、塩化ビニル系
    樹脂700重量部当り、可塑剤20〜FOMi部、カー
    ボンブラック3〜夕θ重量で、この塗布膜を加熱、溶融
    して樹脂粒子を溶融させ、かつ、布製基材に付着させた
    のち、冷却することを特徴とする導電性複合材の製造方
    法。
  2. (2)導電性複合材を製造するにあたり、塩化ビニル系
    樹脂10θ重量部癌り、可塑剤20〜と0重量部、カー
    ボンブラック3〜夕0重量し、この塗布膜の上に布製基
    材を1ね、ついでとれらを加熱して、塗布膜の樹脂粒子
    を溶融させ、かつ、布製基材と付着させたのち冷却する
    ことを特徴とする導電性樹脂層の製造方法。
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