JPS5981170A - 通気性複合材を製造する方法 - Google Patents
通気性複合材を製造する方法Info
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- JPS5981170A JPS5981170A JP57192660A JP19266082A JPS5981170A JP S5981170 A JPS5981170 A JP S5981170A JP 57192660 A JP57192660 A JP 57192660A JP 19266082 A JP19266082 A JP 19266082A JP S5981170 A JPS5981170 A JP S5981170A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は通気性複合材を製造する方法に関するものであ
り、更に詳しくは、布製基材の片面製造する方法の改良
に関するものである。
り、更に詳しくは、布製基材の片面製造する方法の改良
に関するものである。
合成樹脂よシなるフィルム又はシートは、広く各種の製
品に対する装飾用および耐摩耗用カバーとして広く使用
されている。これらのフィルム又はシートは、例えば壁
、床および卓上カバー、ブックカバー、内張り、衣類お
よび自動車内部用のクロース用として広く使用されてい
る。多くの場合、合成樹脂よシなるフィルム又はシート
は、繊維品、紙、フェルト、金属、木等のような裏地上
に被覆される。これら裏地物質は多くの目的を有し、そ
の最も普通の目的は、製品の強度及び効用を増加し、フ
ィルム又はシートを固定する接着剤を受は入れることに
ある。
品に対する装飾用および耐摩耗用カバーとして広く使用
されている。これらのフィルム又はシートは、例えば壁
、床および卓上カバー、ブックカバー、内張り、衣類お
よび自動車内部用のクロース用として広く使用されてい
る。多くの場合、合成樹脂よシなるフィルム又はシート
は、繊維品、紙、フェルト、金属、木等のような裏地上
に被覆される。これら裏地物質は多くの目的を有し、そ
の最も普通の目的は、製品の強度及び効用を増加し、フ
ィルム又はシートを固定する接着剤を受は入れることに
ある。
合成樹脂よりなるフィルム又はシートとこれらを支持す
る裏地物質とを、接着剤によって接着すると、裏地物質
の特徴を損ない、接着剤使用シートと布製基材とよシな
る複合材を製造する際に、裏地となる布製基材の通気性
、クッション性、手ざわシを余シ犠牲にしない、工業的
有利な製造方法を提供することを目的として鋭意検討し
た結果、本発明を完成するに至ったものである。
る裏地物質とを、接着剤によって接着すると、裏地物質
の特徴を損ない、接着剤使用シートと布製基材とよシな
る複合材を製造する際に、裏地となる布製基材の通気性
、クッション性、手ざわシを余シ犠牲にしない、工業的
有利な製造方法を提供することを目的として鋭意検討し
た結果、本発明を完成するに至ったものである。
しかして本発明の要旨とする七ころは、懸濁重合法によ
って得られた平均粒子径が/θ〜!θミクロンの塩化ビ
ニル系樹脂を、可塑剤とともに水に分散し、増粘剤を加
えて液の粘度を/、000〜夕θ、Oθθセンチポイズ
に調製した分散液とし、この分散液を布製基材の片面に
塗布して塗布膜を形成し、ついでこの塗布膜を加熱、溶
融して樹脂粒子表面同志を溶着させ、かつ、布製基材と
付着させたのち、冷却することを特徴とする通気性複合
材を製造する方法に存する。
って得られた平均粒子径が/θ〜!θミクロンの塩化ビ
ニル系樹脂を、可塑剤とともに水に分散し、増粘剤を加
えて液の粘度を/、000〜夕θ、Oθθセンチポイズ
に調製した分散液とし、この分散液を布製基材の片面に
塗布して塗布膜を形成し、ついでこの塗布膜を加熱、溶
融して樹脂粒子表面同志を溶着させ、かつ、布製基材と
付着させたのち、冷却することを特徴とする通気性複合
材を製造する方法に存する。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明において塩化ビニル系樹脂とは、ポリ塩化ビニル
及び塩化ビニルを主体とする共亘合体を意味する。塩化
ビニルと共重合しうるモノマートシては、ビニルエステ
ル類、ビニルエーテル類、アクリル酸、又はメタクリル
酸及びこレラのエステル類、マレイ:/ 酸yuaフマ
ール酸及びこれらのエステル類、ならびに無水マレイン
酸、芳香族ビニル化合物、ハロゲン化ビニリデン化合物
、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、エチレンプ
ロピレンなどがあげられる。
及び塩化ビニルを主体とする共亘合体を意味する。塩化
ビニルと共重合しうるモノマートシては、ビニルエステ
ル類、ビニルエーテル類、アクリル酸、又はメタクリル
酸及びこレラのエステル類、マレイ:/ 酸yuaフマ
ール酸及びこれらのエステル類、ならびに無水マレイン
酸、芳香族ビニル化合物、ハロゲン化ビニリデン化合物
、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、エチレンプ
ロピレンなどがあげられる。
これら七ツマ−に、微量の多官能基含有化合物を添加し
、部分架橋させたものであってもよい。
、部分架橋させたものであってもよい。
上記塩化ビニル系樹脂は、懸濁重合法によって製造した
ものであって、平均粒子径が/θ〜SOミクロンのもの
を用いる。平均粒子径が7θミクロンより小さいと、布
製基材上に通気性があり、かつ厚さが小さい(うすい)
樹脂層を形成するのは困難である。逆に平均粒子径が5
θミクロンよシ犬きbと、最終的に得られる複合材の樹
脂層の強度、通気性を好ましく調節するのが難かしく、
これらλつの性質が均衡した樹脂層を有する複合材を安
定して得ることができない。塩化ビニル系樹脂は、平均
粒子径が上記範囲内にあれば、はぼ均一な平均粒子径の
ものを一種用いてもよいし、平均粒子径の異なるものを
二種以上組み合わせて用いてもよい。
ものであって、平均粒子径が/θ〜SOミクロンのもの
を用いる。平均粒子径が7θミクロンより小さいと、布
製基材上に通気性があり、かつ厚さが小さい(うすい)
樹脂層を形成するのは困難である。逆に平均粒子径が5
θミクロンよシ犬きbと、最終的に得られる複合材の樹
脂層の強度、通気性を好ましく調節するのが難かしく、
これらλつの性質が均衡した樹脂層を有する複合材を安
定して得ることができない。塩化ビニル系樹脂は、平均
粒子径が上記範囲内にあれば、はぼ均一な平均粒子径の
ものを一種用いてもよいし、平均粒子径の異なるものを
二種以上組み合わせて用いてもよい。
なお、原料の塩化ビニル系樹脂は、最終的に得られる通
気性複合材の通気量、強度、感触などによって、単一樹
脂(ホモポリマー)としだ9、共重合樹脂としたシ、二
種以上の樹脂を組み合せて用いることができる。
気性複合材の通気量、強度、感触などによって、単一樹
脂(ホモポリマー)としだ9、共重合樹脂としたシ、二
種以上の樹脂を組み合せて用いることができる。
本発明によるときは、上記塩化ビニル系樹脂を、可塑剤
とともに水に分散し、可塑剤を塩化ビニル系樹脂粉末に
吸収させる。
とともに水に分散し、可塑剤を塩化ビニル系樹脂粉末に
吸収させる。
この除用いることができる可塑剤としては、ジオクチル
フタレート、ジベンジルフタレート、ブチルベンジルフ
タレート、ジベンジルフタレート、ジインデシルフタレ
ート、ジドデシルフタレート、ジインデシルフタレート
等のフタル酸エステル類;アジピン酸ジオクチル、アジ
ピン酸ジ−n−ブチル、セバシン酸ジブチル等の脂肪族
二塩基酸エステル類;ペンタエリスリトールエステル、
ジ−エチレングリコールジベンゾエート等のグリコール
エステル類;アセチルリシノール酸メチル等の脂肪酸エ
ステル類;トリクレジルホスフェート、トリフェニルホ
スフェート等のシん酸エステル類;エポキシ化大豆油、
エポキシ化アマニ油等のエポキシ化油;アセチルトリブ
チルシトレート、アセチルトリオクチルシトレート、ト
リーn−ブチルシトレート等のクエン酸エステル類;ト
リアルキルトリメリテート、テトラ−n−オクチルピロ
メリテート。
フタレート、ジベンジルフタレート、ブチルベンジルフ
タレート、ジベンジルフタレート、ジインデシルフタレ
ート、ジドデシルフタレート、ジインデシルフタレート
等のフタル酸エステル類;アジピン酸ジオクチル、アジ
ピン酸ジ−n−ブチル、セバシン酸ジブチル等の脂肪族
二塩基酸エステル類;ペンタエリスリトールエステル、
ジ−エチレングリコールジベンゾエート等のグリコール
エステル類;アセチルリシノール酸メチル等の脂肪酸エ
ステル類;トリクレジルホスフェート、トリフェニルホ
スフェート等のシん酸エステル類;エポキシ化大豆油、
エポキシ化アマニ油等のエポキシ化油;アセチルトリブ
チルシトレート、アセチルトリオクチルシトレート、ト
リーn−ブチルシトレート等のクエン酸エステル類;ト
リアルキルトリメリテート、テトラ−n−オクチルピロ
メリテート。
ポリプロピレンアジベート、その他ポリエステル系可塑
剤等の種々の可塑剤があげられる。これら可塑剤は、一
種類でも、二種以上を組み合せて用いてもよい。可塑剤
の量は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、20
〜20重量部の範囲内で選ぶことができる。可塑剤量が
20重量部よシ少ないと、柔軟性の優れた通気性複合材
とすることができなり0逆に、可塑剤量が20重量部よ
シ多くなると、軟かくなりすぎて好ましくない。
剤等の種々の可塑剤があげられる。これら可塑剤は、一
種類でも、二種以上を組み合せて用いてもよい。可塑剤
の量は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、20
〜20重量部の範囲内で選ぶことができる。可塑剤量が
20重量部よシ少ないと、柔軟性の優れた通気性複合材
とすることができなり0逆に、可塑剤量が20重量部よ
シ多くなると、軟かくなりすぎて好ましくない。
塩化ビニル系樹脂粉末と可塑剤とを水に分散させるため
には、分散剤を用Aる。分散剤として使用可能なものは
、通常界面活性剤として知られているものでよい。例え
ば、脂肪酸層けん、アルキル硫酸エステル塩、アルキル
スルホン酸塩のようなアニオン界面活性剤;第1級アミ
ン塩、第一級アミン塩、第3級アミノ塩のようなカチオ
ン界面活性剤;アルキルベタインのような両性界面活性
剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルアミン等の非イオン界面活性剤があげ
られる。
には、分散剤を用Aる。分散剤として使用可能なものは
、通常界面活性剤として知られているものでよい。例え
ば、脂肪酸層けん、アルキル硫酸エステル塩、アルキル
スルホン酸塩のようなアニオン界面活性剤;第1級アミ
ン塩、第一級アミン塩、第3級アミノ塩のようなカチオ
ン界面活性剤;アルキルベタインのような両性界面活性
剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルアミン等の非イオン界面活性剤があげ
られる。
上記分散剤は、塩化ビニル系桐脂と可塑剤との合計量に
対して、0./〜!、ON量%の範囲で使用すればよい
。
対して、0./〜!、ON量%の範囲で使用すればよい
。
塩化ビニル系樹脂粉末と可塑剤とを、水に分散させるに
は、これら二成分を分散剤を溶解した水に加え、撹拌混
合する。この際、水と固形分(塩化ビニル系樹脂と可塑
剤との和)との比率は、固形分の濃度を分散液(水と固
形分との和)の20〜ざ0重量%の範囲とするのがよい
。
は、これら二成分を分散剤を溶解した水に加え、撹拌混
合する。この際、水と固形分(塩化ビニル系樹脂と可塑
剤との和)との比率は、固形分の濃度を分散液(水と固
形分との和)の20〜ざ0重量%の範囲とするのがよい
。
これは、固形分の濃度が上の範囲より低かったり、逆に
筒いときは、複合材の柄脂層の厚さを調節するのが困難
となるからである。固形物の濃度は、上記範囲のうちt
ito〜60憲量麟の範囲が、特に好ましい。
筒いときは、複合材の柄脂層の厚さを調節するのが困難
となるからである。固形物の濃度は、上記範囲のうちt
ito〜60憲量麟の範囲が、特に好ましい。
本発明によるときは、上記分散液に、更に増粘剤を加え
て、分散液の粘度を/、θoo−rθ、θOθセンチポ
イズの範囲内に調節する。分散液の粘度が7.θθ0セ
ンチポイズより小さ−と、この分散液中の固形分が沈降
しやすく、均一な塗布膜を形成するのが難かしく、従っ
て最終的に得られる通気性フィルムの厚みを均一にはな
し得ない。逆に、分散液の粘度が!θ、θ0Qセンチポ
イズより犬であると、塗布膜を形成するのが困難となる
。
て、分散液の粘度を/、θoo−rθ、θOθセンチポ
イズの範囲内に調節する。分散液の粘度が7.θθ0セ
ンチポイズより小さ−と、この分散液中の固形分が沈降
しやすく、均一な塗布膜を形成するのが難かしく、従っ
て最終的に得られる通気性フィルムの厚みを均一にはな
し得ない。逆に、分散液の粘度が!θ、θ0Qセンチポ
イズより犬であると、塗布膜を形成するのが困難となる
。
分散液の粘度は、分散液中の固形分の濃度、塩化ビニル
系樹脂の平均粒子径、分散剤の極類、量、布製基材に塗
布する塗布方法等によって、上記範囲内で選ぶことがで
きる。
系樹脂の平均粒子径、分散剤の極類、量、布製基材に塗
布する塗布方法等によって、上記範囲内で選ぶことがで
きる。
上記分散液の粘度を調節するだめに用いられる増粘剤と
しては、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレン
グリコールエステル、繊維素グリコール酸カルシウム1
.繊維素グリコール酸ナトリウム、殿粉グリコール酸ナ
トリウム、殿粉リン酸エステルナトリウム、メチルセル
ロース、ポリアクリル酸ナトリウム、ホリビニルアルコ
ール、ゼラチン等の水に可溶で、水溶液の粘度を調整す
る効果のあるものがあげられる。
しては、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレン
グリコールエステル、繊維素グリコール酸カルシウム1
.繊維素グリコール酸ナトリウム、殿粉グリコール酸ナ
トリウム、殿粉リン酸エステルナトリウム、メチルセル
ロース、ポリアクリル酸ナトリウム、ホリビニルアルコ
ール、ゼラチン等の水に可溶で、水溶液の粘度を調整す
る効果のあるものがあげられる。
この増粘剤の使用量は、分散液の粘度を、前記範囲に調
節しうる程度とする。
節しうる程度とする。
分散液の撹拌混合は、可塑剤を塩化ビニル系樹脂粉末に
吸収させるために行なう。撹拌混合する除の温度は、j
θ〜と0℃の範囲とするのがよい。塩化ビニル系桐脂粉
末に配合した可塑剤の全量を、この分散工程で吸収させ
てしまうと、最終的に得られる複合材の樹脂層表面に亀
裂が生ずる。従って、分散液を撹拌混合している際に、
塩化ビニル系樹脂粉末に吸収させる可塑剤量は、配合し
た可塑剤の一部、望ましくは約半分とし、残シは吸収さ
せずに水に分散している状態とするのがよい。このよう
にするには、水に可塑剤の全量を加え、撹拌強度、撹拌
時間等を変えて、塩化ビニル系樹脂粉末へ吸収させる量
を調節する方法、・まず可塑剤の約半分を加えてこれを
塩化ビニル系樹脂粉末へ加えた可塑剤のほぼ全量を吸収
させ、次に残りの可塑剤を加えて分散させる方法等をと
ればよい。
吸収させるために行なう。撹拌混合する除の温度は、j
θ〜と0℃の範囲とするのがよい。塩化ビニル系桐脂粉
末に配合した可塑剤の全量を、この分散工程で吸収させ
てしまうと、最終的に得られる複合材の樹脂層表面に亀
裂が生ずる。従って、分散液を撹拌混合している際に、
塩化ビニル系樹脂粉末に吸収させる可塑剤量は、配合し
た可塑剤の一部、望ましくは約半分とし、残シは吸収さ
せずに水に分散している状態とするのがよい。このよう
にするには、水に可塑剤の全量を加え、撹拌強度、撹拌
時間等を変えて、塩化ビニル系樹脂粉末へ吸収させる量
を調節する方法、・まず可塑剤の約半分を加えてこれを
塩化ビニル系樹脂粉末へ加えた可塑剤のほぼ全量を吸収
させ、次に残りの可塑剤を加えて分散させる方法等をと
ればよい。
水に塩化ビニル系樹脂と可塑剤を分散させる際に使用し
うる撹拌混合機は、液体に固体を分散する目的で従来か
ら使用されている撹拌混合機であってよい。
うる撹拌混合機は、液体に固体を分散する目的で従来か
ら使用されている撹拌混合機であってよい。
分散液を調製する際に、樹脂安定剤、紫外線吸収剤、充
填材、染料、顔料、難燃材、防カビ剤、香料等を少量添
加、混合することができる。
填材、染料、顔料、難燃材、防カビ剤、香料等を少量添
加、混合することができる。
上記分散液を撹拌混合機で調製する際、分散液には、気
泡、ゲル、塊状物等が含まれることするのが好ましい。
泡、ゲル、塊状物等が含まれることするのが好ましい。
本発明によるときは、上記方法で調製した分散液を、布
製基材に塗布膜を形成する。この基材は、フェルト状シ
ート、織ったシ、編んだ繊維製品をいう。織υ方は、平
織、あや織、朱子織、斜文織、紗織、細織等のいずれで
あってもよい。編み方は、メリヤス編み、レース蝙み等
のいずれであってもよい。繊維の原料は、植物性繊維の
ほか、動物性繊維、合成繊維及びこれら″の混合物であ
ってもよい。アスベストのような鉱物性繊維であっても
よい。特に好まし騒のは、直径の細い糸によって、平織
、あや織、朱子織等によって織ったものである。
製基材に塗布膜を形成する。この基材は、フェルト状シ
ート、織ったシ、編んだ繊維製品をいう。織υ方は、平
織、あや織、朱子織、斜文織、紗織、細織等のいずれで
あってもよい。編み方は、メリヤス編み、レース蝙み等
のいずれであってもよい。繊維の原料は、植物性繊維の
ほか、動物性繊維、合成繊維及びこれら″の混合物であ
ってもよい。アスベストのような鉱物性繊維であっても
よい。特に好まし騒のは、直径の細い糸によって、平織
、あや織、朱子織等によって織ったものである。
分散液を布製基材に塗布膜を形成するには、スプレィコ
ート法、ロールコート法、グラビアコート法、リバース
コート法等のそれ自体公知の各種塗布方法のいずれかに
よればよい。
ート法、ロールコート法、グラビアコート法、リバース
コート法等のそれ自体公知の各種塗布方法のいずれかに
よればよい。
布製基材の片面に形成する塗布膜の厚さは、次の加熱、
溶融工程終了後の通気性複合材の通気性を犠牲にしない
ように、調節するのがよい。
溶融工程終了後の通気性複合材の通気性を犠牲にしない
ように、調節するのがよい。
本発明によるときは、上記方法で形成した塗布膜を、加
熱して塗布膜中に含まれる水分を揮散させ、次いで樹脂
粒子の表面を溶融させて粒子相互を溶着させ、同時に布
製基材にも付着させる。塗布膜中の水分の揮散、樹脂粒
子の表面付着を急激に行なうと、最終的に得られる複合
羽の通気性樹脂層表面に多数の小さな亀裂が生ずること
が多い。この小さな亀裂の生成を防止するために、樹脂
粒子表面を溶融させるだめの加熱を行なう前に、りθ〜
ioo℃の温度範囲で、j分以内の加熱を行なう予゛備
乾燥を行な込、塗布膜中の水分の可成りの割合を、揮散
させるのがよい。
熱して塗布膜中に含まれる水分を揮散させ、次いで樹脂
粒子の表面を溶融させて粒子相互を溶着させ、同時に布
製基材にも付着させる。塗布膜中の水分の揮散、樹脂粒
子の表面付着を急激に行なうと、最終的に得られる複合
羽の通気性樹脂層表面に多数の小さな亀裂が生ずること
が多い。この小さな亀裂の生成を防止するために、樹脂
粒子表面を溶融させるだめの加熱を行なう前に、りθ〜
ioo℃の温度範囲で、j分以内の加熱を行なう予゛備
乾燥を行な込、塗布膜中の水分の可成りの割合を、揮散
させるのがよい。
塗布膜は、上記の予備乾燥を行ない、又は行なわずに、
加熱し、水分をほぼ完全に揮散し、樹脂粒子表面を溶融
させて、相隣り合う粒子同志を溶着させ、更に布製基材
にも付着させる。
加熱し、水分をほぼ完全に揮散し、樹脂粒子表面を溶融
させて、相隣り合う粒子同志を溶着させ、更に布製基材
にも付着させる。
この際の加熱温度は、余シ低すぎると長時間加熱しても
、樹脂粒子表面が溶融しないので、強度の優れた通気性
樹脂層が得られず、好ましくない。逆に、この際の加熱
温度が余り高すぎると、加熱時間が短かくても、樹脂粒
子が完全に溶融し、粒子形状がくずれてしまうので、通
気孔が形成できず、好ましくない。
、樹脂粒子表面が溶融しないので、強度の優れた通気性
樹脂層が得られず、好ましくない。逆に、この際の加熱
温度が余り高すぎると、加熱時間が短かくても、樹脂粒
子が完全に溶融し、粒子形状がくずれてしまうので、通
気孔が形成できず、好ましくない。
加熱温度は、塩化ビニル系樹脂のガラス転移点、平均粒
子径、可塑剤の添加部数、最終的に得ようとする通気性
樹脂層の厚さ、通気量等によって、種々選ぶことができ
る。栃脂粒子表面同志の溶着、及び樹脂層の布製基材へ
の付着のための加熱温度は、/6θ〜−り0℃の範囲と
するのがよい。
子径、可塑剤の添加部数、最終的に得ようとする通気性
樹脂層の厚さ、通気量等によって、種々選ぶことができ
る。栃脂粒子表面同志の溶着、及び樹脂層の布製基材へ
の付着のための加熱温度は、/6θ〜−り0℃の範囲と
するのがよい。
本発明によるときは、上記のように加熱、溶融操作を行
なって、相隣接する仙脂粒子表面同志を溶着させ、同時
に布製基体にも付着させて一体化し、冷却して、ロール
状に巻き取る。
なって、相隣接する仙脂粒子表面同志を溶着させ、同時
に布製基体にも付着させて一体化し、冷却して、ロール
状に巻き取る。
なお、得られる通気性複合材を冷却する途中で、又ハ冷
却した後に、樹脂層に、グラビプ印刷、スクリーン印刷
、フレキソ印刷、発泡印刷、谷染め印刷等それ自体公知
の各裡印刷法で印刷することができる。更に、樹脂層に
シリコーンオイル、シリコーンエマルジョン等の撥水性
物質を塗布し、撥水性を付与することができる。
却した後に、樹脂層に、グラビプ印刷、スクリーン印刷
、フレキソ印刷、発泡印刷、谷染め印刷等それ自体公知
の各裡印刷法で印刷することができる。更に、樹脂層に
シリコーンオイル、シリコーンエマルジョン等の撥水性
物質を塗布し、撥水性を付与することができる。
本発明は、次のように特別に顕著な効果を奏し、その産
業上の利用価値は、極めて大である。
業上の利用価値は、極めて大である。
(、+) 本発明方法によるときは、約0.i〜o、
smmの範囲の厚さの通気性塩化ビニル果柄脂層をもっ
た複合材を、容易に製造することができる。
smmの範囲の厚さの通気性塩化ビニル果柄脂層をもっ
た複合材を、容易に製造することができる。
(2)本発明によって得られる複合材は、通気性樹脂層
が布製基材に接着剤を介さずに一体に付着されているの
で、製作が簡単であシ、接着剤による通気性孔の閉塞の
問題も生じない。
が布製基材に接着剤を介さずに一体に付着されているの
で、製作が簡単であシ、接着剤による通気性孔の閉塞の
問題も生じない。
(3)本発明方法によって得られる複合材は、樹脂層を
構成する樹脂粒子が、隣シ合う粒子との間で空隙を形成
し、この空隙がJfIL:J脂層の一方の側から布製基
材の側に連通している。よって、このまま雨具、オムツ
カバー等の用途に使用しても、水分が透通されやすく、
蒸れることが々い。
構成する樹脂粒子が、隣シ合う粒子との間で空隙を形成
し、この空隙がJfIL:J脂層の一方の側から布製基
材の側に連通している。よって、このまま雨具、オムツ
カバー等の用途に使用しても、水分が透通されやすく、
蒸れることが々い。
(4)本発明によって得られる複合材は、柔軟性があり
、例えば卓上カバー、ブックカバー、物品収納箱内張り
、椅子張り用クロス、自動車内部用等の用途に、好適で
ある。
、例えば卓上カバー、ブックカバー、物品収納箱内張り
、椅子張り用クロス、自動車内部用等の用途に、好適で
ある。
以下、本発明を実施例にもとづいて更に詳細に説明する
が、本発明はその要旨を超えない限り、以下の例に限定
されるものではない。
が、本発明はその要旨を超えない限り、以下の例に限定
されるものではない。
実施例/
懸濁重合法によって製造し、乾燥したポリ塩化ビニル粉
末(平均重合度1000、平均粒子径90ミクロン)を
!0重量%、水4t2重量%、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ソーダ(D’BS)3重量%の割合よシなる三成分
を混合し、混合液Aを調製した。
末(平均重合度1000、平均粒子径90ミクロン)を
!0重量%、水4t2重量%、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ソーダ(D’BS)3重量%の割合よシなる三成分
を混合し、混合液Aを調製した。
一方、ジオクチルフタレート65重量%、水32重量%
、オレイン酸アンモニウム3重量%の割合よりなる三成
分を混合し、混合液Bを調製した。
、オレイン酸アンモニウム3重量%の割合よりなる三成
分を混合し、混合液Bを調製した。
混合液Aと混合液Bとを、重量比でコ、6対/の割合で
混合し、混合液Cを調製した。この混合液Cの固形分は
jjf、♂重量%である。
混合し、混合液Cを調製した。この混合液Cの固形分は
jjf、♂重量%である。
混合液0/fft量部に対して、メチルセルローズ(信
越化学工業■製、メトローズタO8H/!θθ)の5%
水溶液を0.3重量部加え、撹拌して分散液とした。分
散液の粘度は2..10θセンチポイズ(B型粘度計に
よる。)であった。
越化学工業■製、メトローズタO8H/!θθ)の5%
水溶液を0.3重量部加え、撹拌して分散液とした。分
散液の粘度は2..10θセンチポイズ(B型粘度計に
よる。)であった。
上記分散液を、ナイロン織布(直径2oミクロンの糸で
平織シした織布。孔の大きさ20θミクロンのもの)の
片面に、ナイフコート法により塗布し、塗布膜を形成し
た。
平織シした織布。孔の大きさ20θミクロンのもの)の
片面に、ナイフコート法により塗布し、塗布膜を形成し
た。
この塗布膜を形成したナイロン織布を金属板に載置した
状態で、?θ℃に調節した熱風炉に3分間放置して、塗
布膜の予備乾燥を行なった。
状態で、?θ℃に調節した熱風炉に3分間放置して、塗
布膜の予備乾燥を行なった。
続いて、この塗布膜付きナイロン織布を、金属板に載置
した状態で、720℃に調節した熱風炉に7分間放置し
て、水分をほぼ完全に揮散させたのち、ポリ塩化ビニル
粒子表面を溶融させて、隣接する粒子表面同志を溶着さ
せ、同時にナイロン絨布表面とも一体に付着させた。
した状態で、720℃に調節した熱風炉に7分間放置し
て、水分をほぼ完全に揮散させたのち、ポリ塩化ビニル
粒子表面を溶融させて、隣接する粒子表面同志を溶着さ
せ、同時にナイロン絨布表面とも一体に付着させた。
上の加熱、溶融の操作終了後、冷却し、片面に厚さ約0
.>−の通気性複合材の形成された、通気性複合材を得
た。
.>−の通気性複合材の形成された、通気性複合材を得
た。
得られた通気性複合材につき、樹脂層の厚さ、厚さの振
れ、樹脂層の平均孔径、複合相の通気量、通気量の振れ
、透湿度等を、次の方法に従って測定した。測定結果を
、第7表に示す。
れ、樹脂層の平均孔径、複合相の通気量、通気量の振れ
、透湿度等を、次の方法に従って測定した。測定結果を
、第7表に示す。
樹脂層の平均厚さ・・・・・・・・布製基材の孔部分に
浸透した部分は無視し、基材の上に形成された樹脂層の
厚さをいう。3θO順幅の複合厚さの振れ・・・・・・
・・上の厚さ測定結果の最大値と最少値との差を意味す
る。
浸透した部分は無視し、基材の上に形成された樹脂層の
厚さをいう。3θO順幅の複合厚さの振れ・・・・・・
・・上の厚さ測定結果の最大値と最少値との差を意味す
る。
樹脂層の平均孔径・・・・・・・・電子顕微鏡により測
定した。
定した。
複合材の平均通気量・・・・・・・・複合材の一方の側
から窒素ガスをθ−jkg / 、caの圧力で送り、
通気量を測定し、7平方センチメートル当り7分間の通
気量を算出した。300闘幅の複合材につき、幅方向に
!力所測定し、平均したもの。
から窒素ガスをθ−jkg / 、caの圧力で送り、
通気量を測定し、7平方センチメートル当り7分間の通
気量を算出した。300闘幅の複合材につき、幅方向に
!力所測定し、平均したもの。
通気量の振れ・・・・・・・・上の通気量測定結果の最
大値と最少値との差を意味する。
大値と最少値との差を意味する。
透湿度・・・・、、、、J工SZθコOとに準拠した。
実施例λ
実施例/に記載したと同様の方法で調製した混合液C/
重量部に対し、メチルセルローズ(信越化学工業■製、
メトローズタOS Hfooのの1%水溶液を0.3重
量部加えたほかは、回倒に記載したと同様の方法で分散
液を得た。この分散液の粘度はり、θθOセンチポイズ
であった。
重量部に対し、メチルセルローズ(信越化学工業■製、
メトローズタOS Hfooのの1%水溶液を0.3重
量部加えたほかは、回倒に記載したと同様の方法で分散
液を得た。この分散液の粘度はり、θθOセンチポイズ
であった。
□この分散液を、実施例/で用いたと同種のナイロン織
布の片面に、ナイフコート法により塗布し、塗布膜を形
成した。
布の片面に、ナイフコート法により塗布し、塗布膜を形
成した。
この塗布膜を形成したナイロン織布を、実施例/に記載
したと同じ条件で予備乾燥操作と、その後の加熱、溶融
操作とを行ない、隣接する粒子表面同志を付着させ、同
時にナイロン織布とも一体に付着させた。
したと同じ条件で予備乾燥操作と、その後の加熱、溶融
操作とを行ない、隣接する粒子表面同志を付着させ、同
時にナイロン織布とも一体に付着させた。
上の加熱、溶融操作終了後冷却し、片面に厚さ0./3
關の樹脂層の形成された複合材を得だ。
關の樹脂層の形成された複合材を得だ。
得られた複合材につき、実施例/に記載の方法で、諸性
質を測定した。結果を、第1表に示す。
質を測定した。結果を、第1表に示す。
比較例
実施例/に記載の例において、混合液Cにメチルセルロ
ースを添加しなかったほかは、同例に記載の手順に従っ
て分散液を得た。この分散液の粘度は、/!θセンチポ
イズであった。
ースを添加しなかったほかは、同例に記載の手順に従っ
て分散液を得た。この分散液の粘度は、/!θセンチポ
イズであった。
この分散液を、実施例/で用いたと同種のナイロン織布
の片面に、ナイフコート法によって塗布膜を形成した。
の片面に、ナイフコート法によって塗布膜を形成した。
この塗布膜を形成したナイロン織布を、実施例/に記載
したと同じ条件で予備乾燥操作と、その後の加熱、溶融
操作を行ない、隣接する粒子表面同志を付着させ、同時
にナイロン織布とも一体に付着させた。
したと同じ条件で予備乾燥操作と、その後の加熱、溶融
操作を行ない、隣接する粒子表面同志を付着させ、同時
にナイロン織布とも一体に付着させた。
上の加熱、溶融操作終了後冷却し、片面に厚さ0.13
mmの樹脂層の形成された複合材を得だ。
mmの樹脂層の形成された複合材を得だ。
得られた複合材につき、実施例/に記載の方法で諸性質
を測定した。結果を、第7表に示す。
を測定した。結果を、第7表に示す。
第1表
第1表よシ、次のことが明らかとなる。
(1) ポリ塩化ビニル粉末の分散液の粘度を、参照
)。
)。
(2) これに対して、分散液の粘度が/θ00セン
チポイズより小さい場合は、得られる複合材の樹脂層の
厚さ振れが大きく、通気量の振れも大きく、透湿量も小
さい複合材が得られる(比較例参照)。
チポイズより小さい場合は、得られる複合材の樹脂層の
厚さ振れが大きく、通気量の振れも大きく、透湿量も小
さい複合材が得られる(比較例参照)。
出 願 人 三菱モンサント化成株式会社代 理
人 弁理士 長谷用 − (ほか7名)
人 弁理士 長谷用 − (ほか7名)
Claims (1)
- (1)懸濁重合法によって得られた平均粒子径が70〜
30ミクロンの塩化ビニル系樹脂を、可塑剤とともに水
に分散し、増粘剤を加えてて塗布膜を形成し、ついでこ
の塗布膜を加熱、溶融して樹脂粒子表面同志を溶着させ
、かつ、布製基材と付着させたのち、冷却することを特
徴とする通気性複合材を製造する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57192660A JPS5981170A (ja) | 1982-11-02 | 1982-11-02 | 通気性複合材を製造する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57192660A JPS5981170A (ja) | 1982-11-02 | 1982-11-02 | 通気性複合材を製造する方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5981170A true JPS5981170A (ja) | 1984-05-10 |
Family
ID=16294922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57192660A Pending JPS5981170A (ja) | 1982-11-02 | 1982-11-02 | 通気性複合材を製造する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5981170A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02175738A (ja) * | 1988-12-28 | 1990-07-09 | Kazuo Hara | 石綿系塗料、構造材、構造物の製造方法 |
-
1982
- 1982-11-02 JP JP57192660A patent/JPS5981170A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02175738A (ja) * | 1988-12-28 | 1990-07-09 | Kazuo Hara | 石綿系塗料、構造材、構造物の製造方法 |
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