JPS5986932A - 無線回線試験方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は単信方式の単一無線回線を使用してポーリング
形式でデータ収集を行う無線通信システムの子局におけ
る試験方式に関し、特に子局からの制御に基づいて親局
から試験用信号を発射させることによって親局に人手を
要することなく試験を行うことができる無線回線試験方
式に関するものである。

従来技術と問題点 単一無線回線を使用してポーリング形式でデータ収集を
行う無線通信システムにおいては、通常子局は無人であ
って、親局から所定の時間ごとにに子局を呼び出して自
動的にデータを返送させることによって、親局において
データ収集を行っている。　このような無線通信システ
ムにおいて、保守等の目的で定期的に各子局を巡回して
機器の試験９点検を行うが、この際回線信頼度をチェッ
クするための試験の一つとして、各子局で親局信号のＳ
／Ｎを測定することが行われている。

従来、子局で回線Ｓ／Ｎの測定を行う場合には、親局と
子局とにそれぞれ一人ずつの試験者を配置し、子局試験
者の指示により親局から試験用電波を発射して試験を行
う方法がとられている。すなわち親局から例えばＩ　　
ＫＨｚ、７０％変調状態の電波と、無変調状態の電波と
を送信し、子局において親局電波を受信復調して、変調
時の受信出力レベルＳと無変調時の出力レベルＮとの差
によって、Ｓ／Ｎを測定する。

このような測定方法をとる場合には、上述のように親局
においても試験者が待機する必要があるが、子局の数が
多くかつ子局間の距離が離れている場合には、親局にお
ける試験者の待機時間が著しく長くなるとともに、常に
試験者が二人いないと試験を行うことができないという
問題があった。

発明の目的 本発明はこのような従来技術の問題点を解決しようとす
るものであって、その目的は、子局から親局を制御して
試験用信号の送出を行わせることによって、親局に試験
者を要せずに子局において試験を行うことができる試験
方式を提供することにある。

発明の構成 本発明は上記の目的を達成するため、子局において親局
に対して試験用電波の発射を要求する特定アドレスを送
出する機能を設けるとともに、親局において子局の特定
アドレスを受信したとき所定のシーケンスに基づいて標
準変調電波と無変調電波とからなる試験用電波を送出す
る機能を設け、子局からの制御によって親局から自動的
に試験用電波を送信できるようにして、親局に試験者を
要せずに子局において試験を行うことができるにしたも
のである。

発明の実施例 第１図は本発明が適用される無線通信システムの構成を
示している。同図おいてＣＴは親局であって、多数の子
局１？Ｔ１　、　ＲＴ２　、・−，１？↑ｎと単信方式
の単一無線回線によって放射状に結ばれ、親局ＣＴはポ
ーリング形式で各子局を順次呼び出してデータ収集を行
う。

第２図は本発明における親局の構成を示している。同図
において、１は制御部、２は呼出信号発生部、３は標準
信号発生部、４は信号切替部、５は送信機、６は送受信
切替部、７は空中線、８は受信機、９は受信フィルタ、
１０は復調部、１１は直並列変換部である。

また第３図は本発明における子局の構成を示している。

同図において、２１は制御部、２２はアドレス設定部、
２３は並直列変換部、２４はアドレス切替スイッチ、２
５は送信機、２６は送受信切替部、２７は空中線、２８
は受信機、２９は変調部、３０はデータ入力部、３１は
呼出検出部、３２は試験アドレス設定部、３３は試験返
送起動スイッチである。

通常の運用状態においては、親局では、制御部１は一定
時間ごとに呼出信号発生部２に呼び出すべき子局のデー
タを送りまた送信機５にブレストーク信号を与えて、送
受信切替部６を送信状態に切替え同時に呼び出すべき子
局の呼出信号で変調された電波を送受信切替部６を経て
空中線７がら送信する。

子局では、空中線２７および送受信切替部２６を経て入
力した親局信号を受信機２８で受信し復調して呼出検出
部３１に入力する。呼出検出部３１は自局に対する呼出
信号であることを判定すると、制御部２１に対して返送
要求信号を送る。これによって制御部２１は並直列変換
部２３に対して変換開始指令を与えるとともに送受信切
替部２６を送信状態に切替え、さらに送信機２５にブレ
ストーク信号を与える。

並直列変換部２３は、アドレス設定部３１から与えれる
子局アドレスとデータ入力部３０から与えられる親局に
対する返送データとから返送信号を構成して、直列のオ
ン／オフ信号として変調部２９に与える。変調部２９で
はこのオン／オフ信号によって例えば周波数変調された
信号を発生し、この信号は送信機２５においてさらに無
線周波数信号に変換されて、送受信切替部２６および空
中線２７を経て送信される。このように子局では親局か
らの呼出しに応じて返送信号の送出を行うが、試験の目
的で返送信号を送出する必要がある場合のために、試験
返送起動スイッチ３３が設けられていて、このスイッチ
を操作することによって親局からの呼出しがない場合で
も子局から任意に返送信号を送出することができるよう
になっている。

親局では、空中線７および送受信切替部６を経て入力し
た親局信号を受信機８で受信し復調して周波数変調信号
に変換し、この周波数変調信号から受信フィルタ９およ
び復調部１０をへて直列のオン／オフ信号を再生する。

直列のオン／オフ信号はさらに直並列変換部１１におい
て並列信号に変換され、制御部ｌではこれを読み取って
子局ごとに所要のデータ処理を行う。

子局において親局信号のＳ／Ｎ測定を行おうとする場合
には、子局における試験者はアドレス切替スイッチ２４
を試験アドレス設定部３２の側に切替えて、試験返送ス
イッチ３３をオンにする。これによって制御部２１は親
局から呼出しを受けた場合と同様の制御を行って返送信
号を送出するが、この際返送信号に付されるアドレスは
試験アドレス設定部３２から与えられる特定のアドレス
である。

親局では、子局からの試験用アドレスを有する信号を受
信すると、制御部１は信号切替部４を制御してこれを中
立の位置にするとともに、送受信切替部６を送信側に切
替え送信機５にブレストーク信号を与えて無変調波を約
１０秒間送出させる。

次に制御部１は、信号切替部４を標準信号発生部３の側
に切替えるとともにさらに送信機５にブレストーク信号
を与える。送信機５は、標準信号発生部３の出力によっ
て標準変調状態すなわちＩＫＨｚ、７０％変調の信号を
送出する。

子局では、それぞれの信号を受信し受信機２８の復調出
力ａをレベルメーク等を用いて測定することによって、
その差からＳ／Ｎを求めることができる。

このように本発明の試験方式では、子局から親局を制御
して試験用信号を送出させることができるので、親局に
試験者がいなくても子局において任意に回線Ｓ／Ｎの測
定を行うことができる。なおこの際上述の実施例のよう
に標準信号発生器を親局内に実装することは必ずしも必
要でなく、これを外部接続でさるようにして試験時のみ
親局に設置して接続するように運用すれば親局のコスト
を低下することも可能である。

発明の詳細 な説明したように本発明の無線回線試験方式によれば、
単信方式の単一無線回線を使用しポーリング方式によっ
てデータ収集を行う無線通信システムにおいて、子局か
ら親局を制御して試験用信号を送信させるようにしたの
で、親局における操作を必要とすることなく子局におい
て回線Ｓ／ＰＪの測定を行うことができるので、甚だ効
果的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用される無線通信システムの構成を
示す図、第２図は本発明の無線回線試験方式の一実施例
における親局の構成例を示す図、第３図は同じく子局の
構成例を示す図である。 ■−制御部、２・−呼出信号発生部、３−標準信号発生
部、４−信号切替部、５−送信機、６−送受信切替部、
７−空中線、８−受信機、９−１−受信フィルタ、１０
−・−復調部、１１−直並列変換部、２１−制御部、２
２・−・アドレス設定部、２３−並直列変換部、２４−
・アドレス切替スイッチ、２５−送信機、２６−・・送
受信切替部、２７−空中線、２８−・受信機、２９・・
−変調部、３０−データ入力部、３１・−・呼出検出部
、３２−・試験アドレス設定部、３３−・−試験返送起
動スイッチ特許出願人　富士通株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 親局からの呼出しに応じて子局から自局アドレスととも
   にデータを返送することによって親局においてデータ収
   集を行い、試験時試験返送用スイッチの操作によって子
   局から任意に返送信号を送出することができる無線通信
   システムにおいて、各子局に自局アドレスに代えて特定
   アドレスを送出する切替スイッチを設けるとともに、親
   局に前記特定アドレス受信によって試験用信号を送出す
   る手段を設け、各子局における前記切替スイッチと試験
   返送用スイッチとの操作によって親局から自動的に試験
   用信号を送出させることができるようにしたことを特徴
   とする無線回線試験方式。