JPS598652A - 繊維強化セメント板の製法 - Google Patents

繊維強化セメント板の製法

Info

Publication number
JPS598652A
JPS598652A JP11460182A JP11460182A JPS598652A JP S598652 A JPS598652 A JP S598652A JP 11460182 A JP11460182 A JP 11460182A JP 11460182 A JP11460182 A JP 11460182A JP S598652 A JPS598652 A JP S598652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fibers
fiber
reinforced cement
cement
cement board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11460182A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6219387B2 (ja
Inventor
茂 石木
健一 松井
赤坂 保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP11460182A priority Critical patent/JPS598652A/ja
Publication of JPS598652A publication Critical patent/JPS598652A/ja
Publication of JPS6219387B2 publication Critical patent/JPS6219387B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、繊維強化・セメント板の製法に関するもの
であり、従来から使用されて来たアスベストの資源難お
よびその使用に対する法的規制を考慮し、全くアスベス
トを用いずに、諸物性が優れ、かつ製法的にも、セメン
ト板の製造に際して使用されて来た製造装置を大幅に改
良するようなことはなく、容易にアスベストフリーのセ
メント板(1) を製造するための方法を提供することを目的とする。
アスベストの使用に関する法的規制はいまや国際的であ
る。我が国においても昭和51年から特別管理物質に指
定されている。かかる背景のもとにアスベストを使用し
ないか、またはアスベストの使用量を減らした製品ない
しその製法の開発が試みられている。
しかしながら、これまでの努力にも拘わらず、現在でも
アスベストセメント板の特性に迫る製品は開発されてい
ない。この理由は概ね以下のようであると考えられる。
■ アスベスト代替繊維が特性的または価格的または製
法的に難点が多い。
■ 現有設備の改造費用がかかる。
■ アスベストフリーの製品のニーズが弱い。
しかしながら、アスベストが資源的にみて枯渇しつつあ
ることは殆ど確定的事実であり、またその使用に関する
法的規制の実施はいまや目睦の間に迫っていると言える
。よってアスベストを使用(2) しない製品ないしその製法を開発すべきことは、依然と
して焦眉の急であるといわざるを得ない。
従来より一つの試みとして、ガラス繊維をアスベストの
代用補強用繊維として使用した繊維強化セメント板の開
発がなされている。しかし、この場合はマトリックスが
セメントやケイ酸カルシウムであるため硬化中にアルカ
リが溶出し、補強用繊維としてのガラス繊維を損傷し、
補強効果がすぐに無くなると言う欠点があった。そこで
副アルカリガラス繊維を使用する試みもなされているが
、こ場合は通常の使用常態で2〜5年で補強効果が半減
し、結局ガラス繊維を使用する繊維強化セメント板の製
造には成功を収めたとは言えない状況であった。
本発明者らは、以上のような事情のもとに、可能な限り
、安価でかつ充分な品質を期待出来るアスベストフリー
セメント板の製法につき研究した結果この発明に到達し
た。すなわち、現有のセメント板の製造装置の改良を最
小限に止め、かつ性能(とくに初期、長期強度が大きい
)、コストに(3) ついても改良された繊維強化セメント板の製法を発明す
るに至ったのである。以下に詳しく説明する。
本発明は、マトリックスをポルトランドセメントで構成
し、補強用繊維として繊維径が20μ以下のポリオレヒ
イン系合成繊維を固形分換算で0、】〜5重量%(以下
%と略す)、繊維径が10〜300μの#li繊維を固
形分換算で1〜10%配合してなる組成物を用い、かつ
加圧成形工程を含ましめたことを特徴とする繊維強化セ
メント板の製法を提供するものである。以下詳しく説明
する。
この発明では賦形の方法については特に限定はしない。
セメント系の硬化体を製造するために適当な賦形方法で
あれば採用可能である。たとえば図示するような通常の
ハチニックマシンも採用できる。
以下図面により説明する。
図はハチェソクマシンの略図を示し、■はバット、2は
セメントスラリー、3はシーブシリンダー、4は抄造フ
ェルト、5は補強用繊維の散布装(4) 置、6はサクションボックス、7はメーキングロール、
8は搬送ベルト、9はプレス、10はグリーンシートで
ある。
この装置を讐用して、本発明に係る硬化体を製造する場
合、バット1の中には一部または全量のポリオレヒイン
系合成繊維を配合した不ラリ−を投入する。ただし、こ
こにはパルプなどの吸水性の大きい補強用繊維は配合し
ない。これは後に使用する鋼繊維に錆を発生せしめ補強
効果を損なうからである。ポリオレヒイン系合成繊維で
あれば、吸水性も少なく、かつ抄造性も優れている。ま
たこのスラリーを構成するバインダーとしては普通ポル
トランドセメントが使用さ些るが、これが他のバインダ
ー、たとえばスラグセメントであればマトリックスの中
性化に時間がかからず鋼繊維の錆の発生が早くなるので
好ましくない。つぎにシーブシリンダー3により抄きあ
げて、抄造フェルト4の上にマット(図示せず)を形成
する。このマットはセメントと補強用繊維により形成さ
れた未硬化の薄い層である。
(5) つぎにマットの上にポリオレヒイン系合成繊維と鋼繊維
を散布する。ボリオレヒイン系合成繊維は前記バット1
の中のスラリー中に所定量のポリオレヒイン系合成繊維
を全部配合しておればここでは散布せず、鋼繊維のみを
散布する。鋼繊維はセメントマトリックスとの馴染もよ
く、かつ他の補強用繊維、たとえば有機合成繊維、ガラ
ス繊維、炭素繊維に比べ補強効果も良いのである。
なお、ここでは補強用繊維のみを散布するのではなく、
バインダーとしてのポルトランドセメントを主成分とす
るスラリー(珪砂等の無機充填剤を配合しておいてもよ
い)も散布する。なお、ここでスラリーと補強用繊維の
混合物として散布する場合、このセメントスラリーの好
ましい配合は、繊維1〜15%、無機フィラー1〜15
%の範囲となし、かつ後述する全体の補強用繊維の配合
量の範囲に収まるようにし、そして残部をポルトランド
セメントとする。なお、ここで水の配合量は好ましくは
固形分に対し、40〜60%である。もっとも補強用繊
維とこのスラリーを予め配合(6) して散布するか、別々に散布するかは自由である。
ポリオレヒイン系合成繊維の配合量は全固形分に対し、
0.1〜5%である。そしてこの量をスラリー中とマン
ト上への散布用とに分けて使用してもよい。この繊維の
繊維径は20μ以下が好ましい。鋼繊維の配合量は全固
形分に対し1〜10%である。鋼繊維の繊維径は10〜
300μが好ましい。
以上のようにして補強用繊維、スラリーが散布されたマ
ントは適宜サクションポンクス6により脱水され、つい
でメーキングロール7により巻き取られる。この場合の
巻きとる層の数は任意である。なお、前記マントの厚さ
は、限定する趣旨ではないが0.5〜1.0mmが好ま
しい。このようなマットの表面にさらに前記補強用繊維
およびスラリーが散布され、所定の厚さの層を形成する
このような2層構成のものが次のメーキングロール7に
巻取られるので言わば複層構成のグリーンシート10が
形成されるのである。つぎに所定の厚みに達したらこれ
を切開しグリーンシート10(7) とする。なお、このグリーンシー)10の厚みは任意で
ある。つぎに搬送ベルト8により搬送し、ブレス9によ
り加圧する。以下は常法により養生を行う。なお、ここ
での加圧圧力は限定する趣旨ではないが、50〜200
kg/adである。この範囲の圧力で加圧すると、m繊
維の周りにマトリックスが充分に密着し補強効果を高く
する。
なお、以上のハチェソクマシンに替え、長網式抄造装置
を使用してもよいし、あるいは注型法を採用しても良い
、しかし最も効率がよいのは抄造方式による賦形である
また、この発明の効果を失わないかぎり、他の補強用繊
維を併用するのは自由である。
以上に説明したように、本発明は繊維補強セメント板の
製法において、マトリックスをポルトランドセメントで
構成し、補強用繊維として繊維径が20μ以下のポリオ
レヒイン系合成繊維を固形分換算で0.1〜5%、繊維
径がlO〜300μの鋼繊維を固形分換算で1〜10%
配合してなる組成物を用い、かつ加圧成形工程を含まし
めたこ(8) とを特徴とするので、アスベスト繊維を使用することな
く、強度のすぐれた繊維補強セメント板が製造できたの
である。
実施例1〜5 第1表のような配合および製造条件で、ハチェソクマシ
ンを使用して繊維強化セメント板を製造した。ただし、
使用原料は以下のものを用いた。
マトリックス:普通ボルトランドセメントポリオレヒイ
ン系合成繊維:商標パルペックス11ERcULI!S
/ 5OLVAY COMPANY製高分子凝集割高分
子凝集剤ロツタAP105 、共立有機工業■製 8号珪砂:用鉄工業■ ウオラストナイト:共立窯業■製 マイカ:■クラレ製 賦形の後は常法により養生(条件は60℃、24時間)
され、硬化せしめられる。なお、得られた板の性能は同
様に第1表に示した。
(9)
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明で使用したハチェソクマシンの略図で
ある。 1はバット 2はセメントスラリー 3はシーブシリンダー 4は抄造フェルト 5は補強用繊維の散布装置 6はサクションボックス 7はメーキングロール 8は搬送ベルト 9はプレス 10はグリーンシート 特許出願人   松下電工株式会社 代理人弁理士  竹元敏丸(ほか2名)(11) (10) 9コ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繊維補強セメント板の製法において、マトリック
    スをポルトランドセメントで構成し、補強用繊維として
    繊維径が20μ以下のポリオレヒイン系合成繊維を固形
    分換算で0.1〜5重量%、繊維径が10〜300μの
    鋼繊維を固形分換算で1〜10重量%配合してなる組成
    物を用い、かつ加圧成形工程を含ましめた′ことを特徴
    とする繊維強化セメント板の製法。
JP11460182A 1982-06-30 1982-06-30 繊維強化セメント板の製法 Granted JPS598652A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11460182A JPS598652A (ja) 1982-06-30 1982-06-30 繊維強化セメント板の製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11460182A JPS598652A (ja) 1982-06-30 1982-06-30 繊維強化セメント板の製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS598652A true JPS598652A (ja) 1984-01-17
JPS6219387B2 JPS6219387B2 (ja) 1987-04-28

Family

ID=14641932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11460182A Granted JPS598652A (ja) 1982-06-30 1982-06-30 繊維強化セメント板の製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS598652A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01138160A (ja) * 1987-11-20 1989-05-31 Kubota Ltd 繊維補強無機質製品の製造方法
WO1998027022A1 (de) * 1996-12-18 1998-06-25 Philipp Holzmann Aktiengesellschaft Hochfester beton mit verbesserter duktilität

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6437891U (ja) * 1987-09-01 1989-03-07

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01138160A (ja) * 1987-11-20 1989-05-31 Kubota Ltd 繊維補強無機質製品の製造方法
JPH0524104B2 (ja) * 1987-11-20 1993-04-06 Kubota Kk
WO1998027022A1 (de) * 1996-12-18 1998-06-25 Philipp Holzmann Aktiengesellschaft Hochfester beton mit verbesserter duktilität

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6219387B2 (ja) 1987-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1197863A (en) Boards and sheets
JPH09227200A (ja) 無機質板の製造方法
US4289536A (en) Glass fiber reinforced cements and process for manufacture of same
JPS598652A (ja) 繊維強化セメント板の製法
DE2461781A1 (de) Verfahren zur herstellung von formgegenstaenden, insbesondere bauplatten sowie fuer diese formgegenstaende bzw. bauplatten geeignete massen
GB2083512A (en) Gasket Material
CA1139793A (en) Glass fiber reinforced cements and process for manufacturing of same
JPS6319465B2 (ja)
JPS58222809A (ja) 繊維強化セメント板の製法
US3058872A (en) Flexible asbestos-cement products
JPH04132646A (ja) 繊維補強セメント板の製造方法
JPH0123427B2 (ja)
JPS598530B2 (ja) 無機質軽量板の製造方法
JPS58209513A (ja) 繊維強化セメント板の製法
JPH09249443A (ja) 無機質板の製造方法
JPH10156813A (ja) 無機質セメント板の製造方法
JPS6120709A (ja) 繊維セメント板の製造方法
JP3365188B2 (ja) 無機硬化体の製造方法
JPS60161362A (ja) 繊維強化水硬性無機質抄造製品及びその製造方法
JPH0158044B2 (ja)
JPS616167A (ja) 水硬性無機質抄造製品及びその製造方法
JPH07214532A (ja) 無機質セメント板の製造方法
JPH07292845A (ja) 水硬性セメント板の製造方法
JPS6012300B2 (ja) ガラス繊維強化セメント板の製造方法
JPH09263436A (ja) 無機質板の製造方法