JPS598530B2 - 無機質軽量板の製造方法 - Google Patents

無機質軽量板の製造方法

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JPS598530B2
JPS598530B2 JP6642879A JP6642879A JPS598530B2 JP S598530 B2 JPS598530 B2 JP S598530B2 JP 6642879 A JP6642879 A JP 6642879A JP 6642879 A JP6642879 A JP 6642879A JP S598530 B2 JPS598530 B2 JP S598530B2
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JP
Japan
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raw material
fibers
roll
wood
belt conveyor
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JP6642879A
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康敏 加藤
修郎 乾
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は無機質軽量板の製造方法に関するものである。
無機質軽量板として珪酸カルシウム板が知られており、
従来、珪酸カルシウム板の製造には、抄造法が用いられ
ている。
しかし、抄造法による場合は、排水の公害問題や、抄造
膜の積層間における層間剥離の問題がある。
ところで、セメント系板材の製造方法として所謂、乾式
法が公知であり、この乾式法を珪酸カルシウム板の製造
に使用すれば、上記抄造法での問題は解消できる。
周知の通り、上記乾式法においては、水硬性の無機質粉
末原料が、走行中のベルトコンベア上に落下、堆積され
、該堆積原料が均らしロールにより層状に均らされ、該
原料層に水が滴下、供給され、次いで、この湿潤原料層
がロールにより圧縮され、該圧縮原料層がロールカッタ
ーにより切断され、該切断片がベルトコンベアから取出
され、而るのちに養生される。
従来、珪酸カルシウム板において(i.石綿繊維を補強
繊維として添加することが必要とされている。
しかるに、近来、石綿繊維は、その資源の枯渇のために
入手難と、コストアップのために、その使用が困難な情
況にあり、このため、安価な代換繊維が求められている
而るに、木材な開繊処理した木材繊維は入手が容易テ、
かつ極めて低コストである。
木材を補強繊維として使用することは、木毛セメント板
において公知であるが、木毛形態では、セメント等への
均一混合が困難であり、かつベルトコンベア上に均一に
落下、堆積することも至難であって、上記乾式法には使
用し難く、木材を乾式法による無機質板材の補強として
使用するには、繊維状に開繊することが必要である。
しかしながら、木材を繊維状に開繊すると繊維長さが著
し《短くなり、補強繊維としての効能が著しく減退して
しまう。
尤も、乾式法による場合、前記した、切断圧縮原料片を
ベルトコンベアから取出す際、原料片の引張り破断を防
止するべく、材料をつなぐための繊維を材料に混合して
おくことが必要であり、上記木材繊維は、か\るつなぎ
用の繊維としてハ充分に有用であり、その低コスト性と
相俟って、そ?利用を図るこgは有益である。
本発明に係る無機質軽量板の製造方法は、上記の木材繊
維を使用して、製造上並びに板材強度上も有利な珪酸カ
ルシウム板の製造を可能とする方法であり、消石灰と珪
酸質原料とからなる珪酸カルシウム生成原料に、木材な
開繊処理した木材繊維とプラスチック繊維とを混合し、
該混合原料を、走行中のベルトコンベア上に落下、堆積
し、該堆積原料を均らしロールにより層状にならし、該
原料層に水を供給し、次いで、該湿潤原料層をロールに
より圧縮し、該圧縮原料層をロールカッターにより切断
し、該切断片をベルトコンベアから取出し、オートクレ
イプによって養生することを特徴とする方法である。
本発明において使用する配合は、木材繊維;1.0〜1
5重量係、消石灰と珪酸質原料との合計;50〜94.
0重量%(Cab/Sinモル比0.3〜1.0)、細
骨材;5.0〜30.0重量係、プラスチック繊維;0
.1〜3.0重量係でアル。
木材繊維には、水分約10%の木材パルプを機械力によ
り乾式で開繊処理したもの(水分約5〜io%)を使用
する。
この木材繊維の添加量を1,θ〜15重量係に限定した
理由は、1.0重量係以下では、後述するように、成形
片をベルトコンベアから取出す際に成形片のクラツク発
生を防止できず、15重量%以上では、原料の成形性に
劣り、かつ、製品を準不燃材とすることができないため
である。
なお、消石灰には、必要に応じ、セメントを混入するこ
とも出来る。
珪酸質原料には、珪藻士、珪砂、フライアツシュ、白土
、陶石等を使用できる。
石灰質原料と珪酸質原料とのCaO/SiOモル比を0
.3〜1.0とする理由は、0.3以下では、所定強度
の珪酸カルシウム結晶を生成させ難く、i.o以上では
遊離石灰分によるエフロレツセンスの発生があるからで
ある。
細骨材には、硬質砂岩、玄武岩、安山岩等の再粉砕物を
使用できる。
細骨材の添加量を5.0〜30重量係に限定する理由は
、5.0重量係以下では、後述する原料層への水の浸透
性が低下し、30重量係以上では、製品強度の低下が顕
著となるためである。
本発明において、養生は、1〜3日の自然養生後、4〜
15気圧の飽和水蒸気を使用し、3〜20時間のオート
クレイプ養生によって行われる。
本発明において、プラスチック繊維を配合する理由は、
上記オートクレイプ養生時に溶融させ、木材繊維間のバ
インダーとしての機能を発揮させるためである。
プラスチック繊維には、ポリプロピレン繊維、ビニロン
繊維、アクリル繊維、ポリエステル繊維、ポリ塩化ビニ
ル繊維等を使用できる。
プラスチック繊維の添加量を0.1〜3.0重量係に限
定する理由は、0.1重量係以下では、上記バインダー
としての機能が満足に達成できず、3.0重量係以上で
は、上記融解により発生する気孔が顕著となり、製品の
凍害抵抗性を確保できなくなるためである。
図は本発明において使用する製造装置を示している。
図において、1はベルトコンベアであり、A方向に走行
され℃いる。
2はフラフボックスであり、木材繊維を混合した原料が
ベルトコンベア1上に落下、堆積される。
3は均らしロールであり、堆積原料a。
が層状にならされる。4は水槽であり、該水槽4からの
滴下水により、原料層a1が湿潤される。
5は加圧ロールであり、湿潤原料層a2が圧縮成形され
る。
6はロールカッターであり、圧縮成形層a3が所定の長
さに切断され、この切断片a4がベルトコンベア1から
取出される。
この取出しの際、切断片a4は歪を受けるが、切断片a
4の材料は木材繊維により、連鎖されているから、切断
片の破断、クラツク発生は充分に防止できる。
切断片a4は、ベルトコンベア1から取出されたのち、
オートクレイプにより養生される。
この養生により、プラスチック繊維が溶融し、木材繊維
間がプラスチックで結合され、木材繊維が実質上、長繊
維化される。
従って、製品の強度を著しく増大できる。
上記のように、本発明によれば、木材繊維を、板材の成
形上、並びに製品板の強度維持に有利に用いて、比重が
低く、断熱性の良い珪酸カルシウム板を乾式法により製
造できる。
以下、実施例について説明する。
実施例 使用した原料の配合は次の通りである。
木材繊維 5.0 :tt% 消石灰 30.0“ 珪藻± 44.5重量係 細骨材 2.0.0“ ポリプロピレン繊維 0.5 ”成形板厚は1
1.OvItであり、養生は、2日間の≦自然養生、並
びに飽和水蒸気圧;8.5気圧、養生時間;8時間のオ
ートクレイプ養生である。
′上記実施例品の特性は次の通りであった。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明において使用する製造装置の概略を示す説
明図である。 図において、1はベノレトコンベア、2はフラノボック
ス、3は均らしロール、4は水槽、5は加圧ロール、6
はロールカッターである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 消石灰と珪酸質原料とからなる珪酸カルシウム生成
    原料に、木材な開繊処理した木材繊維とプラスチック繊
    維とを混合し、該混合原料を、走行中のベルトコンベア
    上に落下、堆積し、該堆積原料を均らしロールにより層
    状にならし、該原料層に水を供給し、次いで、該湿潤原
    料層をロールにより圧縮し、該圧縮原料層をロールカッ
    ターにより切断し、該切断片をベルトコンベアから取出
    し、オートクレイプによって養生することを特徴とする
    無機質軽量板の製造方法。
JP6642879A 1979-05-28 1979-05-28 無機質軽量板の製造方法 Expired JPS598530B2 (ja)

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JPS55158917A JPS55158917A (en) 1980-12-10
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JPH0269205A (ja) * 1988-09-02 1990-03-08 Kubota Ltd 繊維補強セメント板の製造方法
JPH03120008A (ja) * 1989-10-02 1991-05-22 Kubota Corp 繊維補強セメント系板材の製造方法

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