JPS6120709A - 繊維セメント板の製造方法 - Google Patents

繊維セメント板の製造方法

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JPS6120709A
JPS6120709A JP14292784A JP14292784A JPS6120709A JP S6120709 A JPS6120709 A JP S6120709A JP 14292784 A JP14292784 A JP 14292784A JP 14292784 A JP14292784 A JP 14292784A JP S6120709 A JPS6120709 A JP S6120709A
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JP
Japan
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fiber cement
papermaking
cement slurry
reinforcing
fibers
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Application number
JP14292784A
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English (en)
Inventor
一夫 立見
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は建築材などに使用される繊維セメント板の製造
方法に関するものである。
[背景技術] 従来、屋根材などに使用されるこの種の繊維セメント板
は次のようにして製造されていた。まず、石綿(5,6
クラス)7〜15重量部、シリカ微粒等の充填材5〜1
5重量部、パルプ等の抄造助剤1〜2重量部、高炉セメ
ント、ポルトランドセメント、フライアッシュセメント
等のセメント70〜85重量部より成る固形分とこの固
形分の2.5〜3.5倍量の混合水とを分散混合して得
られた繊維セメントスラリー1を第7図に示すように複
数個の抄造バット2.2.2内に供給し、各抄造バット
2内に配設された抄造シリング−4で繊維セメントスラ
リー1抄き上げ、ウェットマット5としてフェルト6に
転写する。次に、このウエットマット5をメーキングロ
ール(図示せず)に数本巻き付けて、第9図に示すよう
な所定厚さのグリーンシート7を得、次いでグリーンシ
ート7をノーキングロールより切り離してプレスにて脱
水し、その後−次養生の温熱養生、二次養生の気中養生
を行った後、切断、塗装等の加工工程を経て製品とする
ものである。ところが、各抄造バット2内に供給されて
いる繊維セメントスラリー1の組成は同一であるので、
第8図及び第9図に示すように抄造されたウェットマッ
ト5及びグリーンシート7の層構造は同質となり、製品
内部の繊維の配向度、密度は眉間に差がないものであっ
た。そのため、製品が衝撃を受けた際に破壊時のクラッ
クの伝達が容易であり、繊維セメント板の靭性か弱いと
いう欠点があった。また、耐衝撃強度を上げるため。
にビニロン、ポリプロピレン等の有機繊維や炭素繊維等
の補強繊維を繊維セメントスラリー1に配合し、この補
強繊維セメントスラリーを使用して繊維セメント板を製
造した場合においても同様に眉間に繊維配向度、密度に
差がな(、しかも補強繊維はセメント、充填材とのなじ
みが悪いために繊維セメント板の比重が低くなって補強
効果は衝撃強度のみで、曲げ強度等は低下すると11う
欠点があった。
[発明の目的] 本発明は上記の点に鑑みで成されたものであって、耐衝
撃性を向上することができると共に曲げ強度をも向上す
ることができ、また比重を低下させることのない繊維セ
メント板の製造方法を提供することを目的とするもので
ある。
[発明の開示] すなわち、本発明の繊維セメント板の製造方法は、セメ
ントと繊維を主成分とする繊維セメントスラリー1が供
給された抄造バット2と、上記繊維セメントスラリー1
に補強繊維が配合された補強−維セメントスラリ−3が
供給された抄造バット2とを配置し、これら抄造バット
2内に配設された抄造シリンダー4にて繊維セメントス
ラリー1及び補強繊維セメントスラリー3をそれぞれ抄
き上げてウェットマット5としてフェルト6上に転写し
、次いでウェットマット5をノーキングロールに数本巻
き付けた後、ウェットマット5が複数層積層されたグリ
ーンシート7をノーキングロールから切り出し、その後
このグリーンシート7をプレスして養生することを特徴
とするもので、眉間に繊維配向度と密度に差を設けて上
記目的を達成したものである。
以下本発明の詳細な説明する。まず、繊維セメントスラ
リー1及び補強繊維セメントスラリー3の調製について
説明する。繊維セメント成分17−1は従来と同様な組
成のものを用いることができる。すなわち、5.6クラ
スの石綿を7〜15重量部、シリカ微粒等の充填材を5
〜15重量部、バルブ等の抄造助剤を1〜2重量部、高
炉セメントポルトランドセメント、プライアッシュセメ
ント等のセメント成分を70〜85重量部配合した固形
分と、これら固形分の2.5〜3.5倍量の混合水とを
分散混合して調製するのである。補強繊維セメントスラ
リー3は、5,6クラスの石綿を7〜15重量部、補強
繊維を0.01〜1.0重量部、シリカ微粒等の充填材
を5〜15重量部、抄造助剤としてシリカヒユームを1
〜10重量部、高炉セメント、ポルトランドセメント、
プライアッシュセメント等のセメント成分を70〜85
重量部配合した固形分と、これら固形分の2.5〜3.
5倍量の混合水とを分散混合してlII製しである。上
記補強繊維としては、ポリプロピレン、ポリアクリロニ
トリル、ビニロン、炭素a雑等を用いることができ、繊
維径は1〜5d、長さは3〜15mmのものが好ましい
。このようにして調製した各セメントスラリー1.3を
第1図に示すような複数の抄造バット2内に供給するの
である。この実施例では抄造バット2を311配置した
例を示すが、限定するものではなく2個、あるいは4個
以上の抄造バット2を設けるようにしても良い。フェル
ト6の搬送方向前側の第1の抄造バラ)2aもしくは第
1の抄造バラ)2aと第2の抄造パフ)2bに上記補強
繊維セメントスラリー3を供給し、搬送力10IQ側の
第3抄造パフ)2cに補強繊維が配合されていない繊維
セメントスラリー1を供給するのである。各抄造バット
2内には抄造シリング−4が配設してあり、抄造シリン
ダーイによってセメントスラリー1.3が抄き上げられ
ウェットマット5としてフェルト6に軟写される。ここ
で、ウェットマット5の断面図を示すと、第1抄造バツ
)2aにのみ補強繊維セメントスラリー3を供給した場
合には、第3図(a)のように裏面の一層が補強繊維入
りの補強繊維層8となり、第1及び第2抄造バツ)2b
、2cに補強繊維セメントスラリー3を供給した場合に
は第3図(b)のように裏面°側の2層が補強繊維層8
となる。図中10は補強繊維が分散していない石綿セメ
ント層を示す。次に、このウェットマット5をメーキン
グロールに散型に巻き取って所定の厚さになった時点で
メーキングロールより切り離し、所定厚さのグリーンシ
ート7を。
得、その後従来例で示したようにプレス及び養生、加工
工程゛を経て繊維セメント板Bを得るものである。
しかして、複数の抄造シリングー4より抄き上げられた
ウェットマット5には不均一な層が形成されることにな
り、補強繊維で効果的に繊維セメント板Bを補強するこ
とができるものである。特に、補強繊維層8が繊維セメ
ント板の裏面側にくるように各セメントスラリー1.3
を抄造シリング−4に供給することにより、第4図に示
すように裏面側を補強して繊維セメント板Bの表面側に
かかる荷重に対する曲げ強度を上げることができるもの
である。また、補強繊維の有無によって各層間ごとに繊
維の配向度、密度が異なることになり、石綿セメント層
10より靭性の高い補強繊維層8が散型含まれることに
なり、従って繊維セメント板Bの破壊時のクラックの伝
達が困難で、耐衝撃性を向上することができるものであ
る。また、繊維セメント板B内には補強繊維が均一に分
散されていないので、繊維セメント板の比重が大きく低
下することがないものであり、さらにプレス脱水時に補
強繊維層8は石綿セメント層10と密着され、繊維セメ
ント板B全体に補強繊維を分散した場合に比べて繊維セ
メント板Bの密度は大きくなるものである。また、上記
補強繊維セメントスラリー3に抄造助剤として粒径5〜
20ミクロンのシリカヒユームを配合することにより、
補強繊維配合による濾水性のアップを調節し、層間剥離
を防止することができると共にシリカヒユームとの充填
効果、潜在水硬性により補強繊維とマトリックスの接着
性をも向上することができるものである。
次ぎに、本発明を実施例に基づいて具体的に説崩する。
〈従来例1.2及び実施例1.2〉 第1表に繊維セメントスラリーの配合例を示し、第2表
に補強繊維セメントスラリーの配合例を示す。このよう
にして調製したセメントスラリーを第2図で示す第1か
ら第3の各抄造バット内に供給し、次いで第3表に示す
条件でプレス及び養生を行って繊維セメント板を得た。
第6図に各従来例及び実施例で得られた繊維セメント板
の断面図を示す。即ち、従来例1で得られた繊維セメン
ト板の層構造を第6図(a)に示し、従来例2で得られ
た繊維セメント板の層構造を同図(b)に示し、実施例
1で得られた繊維セメント板の層構造を同図(c)に示
し、実施例2で得られた繊維セメント板の層構造を同図
(d)に示す。また、第4表に繊維セメント板の各物性
試験等を示す。なお、上記第5表中の縦、横は抄造方向
に対して直角方向、平行方向の破壊強度をそれぞれ示し
、また註1)においては15cmスパンにて20X20
のサンプルで試験を行い、註2)においては500mm
スパンにて試験した。この50016I+1スパンにお
いての曲げ試験は第5図に示すように、抄造方向矢印A
に対して直交する方向に60cmの幅を取り、そして第
1表 第2表 第4表の結果より、従来例1では補強繊維を使用しない
で繊維セメント板を製造したものであるが、衝撃性に劣
っていることがわかり、また従来例2では補強繊維を配
合した補強繊維セメントスラリーだけを用いて繊維セメ
ント板を製造したものであるが、この方法では補強繊維
が均一に分散しているために、衝撃性は良いものの曲げ
強度が大きく低下したことがわかる。また、比重も低下
している。それに対して、実施例1.2にあっては比重
の低下がほとんどなく、また衝撃性及び曲げ強度が向上
したことが確認された。
[発明の効果] 上記のように本発明は、複数の抄造バット内に配設され
た抄造シリンダーにて繊維セメントスラリー及び補強繊
維セメントスラリーをそれぞれ抄き上げてウェットマッ
トとしてフェルト上に転写し、次いでウェットマットを
メーキングロールに数重巻き付けた後、ウェットマット
が複数層積層されたグリーンシートをメーキングロール
から切り出し、その後このグリーンシートをプレスして
養生ピなので、繊維セメント板内に繊維の配向度、及び
密度の異なる層を形成することにより、破壊時のクラン
クの伝達を防いで衝撃性と靭性を上げることができるも
のであり、また比重が低下するのを防ぐことができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例の製造方法を示す概略説明図、
弊2図は同上の概略説明図、第3図(a)(b)はそれ
ぞれ同上により得られたウェットマットの断面図、第4
図は同上の説明図、第5図は同上の試験方法を示す説明
図、第6図(a)(b)(c)(d)はそれぞれ試験結
果の層構造を示す断面図、第7図は従来例の製造方法を
示す概略説明図、第8図は同上により得られたウェット
マットの断面図、第9図は同上により得られたグリーン
シートの断面図である。 1は繊維セメントスラリー、2は抄造バット、3は補強
繊維セメントスラリー、4は抄造シリンダー、5はウェ
ットマット、6はフェルト、7はグリーンシート、8は
補強繊維層である。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 1!7図 ら @8図 ら 手続補正書(自発) 昭和59年8 月20日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)セメントと繊維を主成分とする繊維セメントスラ
    リーが供給された抄造バットと、上記繊維セメントスラ
    リーに補強繊維が配合された補強繊維セメントスラリー
    が供給された抄造バットとを配置し、これら抄造バット
    内に配設された抄造シリンダーにて繊維セメントスラリ
    ー及び補強繊維セメントスラリーをそれぞれ抄き上げて
    ウェットマットとしてフェルト上に転写し、次いでこの
    ウェットマットをメーキングロールに数重巻き付けた後
    、ウェットマットが複数層積層されたグリーンシートを
    メーキングロールから切り出し、その後このグリーンシ
    ートをプレスして養生することを特徴とする繊維セメン
    ト板の製造方法。
  2. (2)補強繊維セメントスラリーには繊維とセメントと
    補強繊維と抄造助剤としてシリカヒュームとが配合され
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の繊
    維セメント板の製造方法。
JP14292784A 1984-07-10 1984-07-10 繊維セメント板の製造方法 Pending JPS6120709A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61295007A (ja) * 1985-06-25 1986-12-25 松下電工株式会社 繊維セメント板の製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS546015A (en) * 1977-06-15 1979-01-17 Matsushita Electric Works Ltd Production of fiber reinforced cement board
JPS5523529A (en) * 1978-08-03 1980-02-20 Seikosha Co Ltd Picture forming method

Patent Citations (2)

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