JP2713518B2 - 無機建築板の製造方法 - Google Patents

無機建築板の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内壁等の下地材に用いら
れる無機建築板の製造方法、特に、石膏ボードと同等も
しくはそれ以上の性能を有し、石膏ボードよりも軽量で
吸水による強度低下の少ない無機建築板の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】一般に、
下地材としては、一定値以上の釘保持力、曲げ強度,衝
撃強度および防火性、耐水耐湿性、切断性等の性能を有
することが必要とされる。このため、従来より石膏ボー
ドが利用されているが、石膏ボードは比重が0.74以
上であり、しかも、所望の曲げ強度を確保するため、あ
る程度の厚みが要求される。この結果、大版の石膏ボー
ドを使用すると、重すぎて運搬,施工に不便である。ま
た、石膏ボードは表裏面が紙であり、吸水すると、強度
が著しく低下し、さらに、表裏面の紙が剥離すると、強
度,耐水性等が極端に低下するという不具合がある。
【0003】このため、前述の不具合を解消すべく、例
えば、特開昭56−41880号公報または特開昭56
−41881号公報に記載の軽量高強度無機質板および
その製造方法が開示され、曲げ強度,吸水率等が改善さ
れている。
【0004】しかしながら、前述の方法によっても、無
機建築板は依然として重く、運搬,施工に不便であると
いう問題点がある。
【0005】本発明は、前記問題点に鑑み、石膏ボード
と同等もしくはそれ以上の性能を有し、石膏ボードより
も軽量で吸水による強度低下の少ない無機建築板の製造
方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる無機建築
板の製造方法は、前記目的を達成するため、鉱物質繊
維,無機粉状体および結合剤を必須成分とするスラリー
を長網式抄造機で抄造して上層部および下層部となる湿
潤無機板を得る工程と、鉱物質繊維,無機発泡体および
結合剤を必須成分とするスラリーを円網式抄造機で抄造
して中層部となる湿潤無機板を得る工程と、上層部およ
び下層部となる湿潤無機板の間に中層部となる湿潤無機
板を配して積層体を得る工程と、この積層体を圧締一体
化する工程と、圧締一体化した積層体を加熱して乾燥す
る工程とからなることを特徴とする。
【0007】上層部および下層部を形成する鉱物質繊維
としては、例えば、ロックウール,スラグウール,ミネ
ラルウール,ガラス繊維,カーボン繊維などを挙げるこ
とができ、これらは単独で、あるいは、2種以上組み合
わせて使用できる。そして、上層部および下層部におけ
る鉱物質繊維の組成比は20〜45重量%とするのが好
ましい。20重量%以下であると、後述する無機粉状体
を保持できず、曲げ強度が低いからであり、45重量%
以上であると、無機粉状体の添加量が相対的に少なくな
り、所望の表面硬度および全体硬度を得られないからで
ある。
【0008】上層部および下層部を形成する無機粉状体
は防火性を維持しつつ、硬度を高めてネジ止め性能を高
めるためのものであり、例えば、炭酸カルシウム,硅
砂,マイクロシリカ,水酸化アルミニウム等を挙げるこ
とができる。そして、上層部および下層部における無機
粉状体の組成比は、40〜70重量%とするのが好まし
い。40重量%以下になると、所望の表面硬度が得られ
ないからであり、70重量%以上になると、濾水性が低
下するため、抄造が困難になるからである。なお、無機
粉状体は、粒径約150μのものを用いた場合に下層部
の強度が最も大きいが、平均粒径40μ〜300μのも
のであってもよい。
【0009】上層部および下層部を形成する結合剤は、
前記鉱物質繊維と無機粉状体とを連結一体化するための
ものであり、例えば、メラミン樹脂,フェノール樹脂等
の合成樹脂やスターチ等が挙げられ、これらは単独で、
あるいは2種以上組み合わせて使用できる。
【0010】さらに、上層部および下層部を形成するス
ラリーには、前記結合剤の他、必要に応じてパルプ,合
成繊維等の有機繊維や、サイズ剤,定着剤,凝集剤等が
添加される。
【0011】なお、一般に、有機繊維が多ければ多いほ
ど、曲げ強度が向上するので、無機繊維の一部に代えて
パルプ等の有機繊維を混入することは強度面において有
効であり、また、コスト面においても有効である。ただ
し、準不燃材として使用できる無機建築板を得るために
は、下層部における結合剤,パルプ等の有機成分の総量
が15重量%以下となるようにする必要がある。さら
に、不燃材として使用できる無機建築板を得るために
は、有機成分の総量を7重量%以下にする必要があるの
で、結合剤,パルプ等の総量が規制され、準不燃材より
も多量の鉱物質繊維を添加する必要がある。
【0012】上層部および下層部となる湿潤無機板を形
成するためのスラリーは前記鉱物質繊維,無機粉状体,
結合剤等を水中に投入,撹拌し、均一に分散して得ら
れ、そして、このスラリーから抄造機で上層部および下
層部となる湿潤無機板がそれぞれ抄造される。
【0013】抄造方法としては、高速抄造できる長網式
抄造方法を用いる。
【0014】なお、上層部および下層部は、同一の鉱物
質繊維,無機粉状体,結合剤等を混入した同一組成のス
ラリーを同一の抄造方法で得た湿潤無機板で形成しても
よいが、必要に応じて異なる鉱物質繊維等を混入した異
なる組成比のスラリーを異なる抄造方法で得た湿潤無機
板で形成してもよく、その厚さ寸法が同一である必要は
ない。
【0015】中層部を形成する鉱物質繊維は前記上層部
および下層部を形成する鉱物質繊維から任意に選択で
き、単独で、あるいは、2種以上組み合わせて使用でき
るが、必要に応じて上層部,下層部を構成する鉱物質繊
維と異ならしめてもよい。そして、中層部における鉱物
質繊維の組成比は20〜55重量%とするのが好まし
い。20重量%以下であると、板状マットの形態が保持
できず、55重量%以上になると、無機発泡体の絶対量
が少なくなり、圧縮強度が不足して充分な軽量化が達成
出来ないからである。
【0016】中層部を形成する無機発泡体は圧縮強度を
維持しつつ、軽量化するためのものであり、例えば、パ
ーライト,シラス発泡体,シリカフラワー,ガラス発泡
体等があり、これらは単独で、あるいは、2種以上組み
合わせて使用できる。そして、中層部における無機発泡
体の組成比は40〜65重量%とするのが好ましい。4
0重量%以下であると、鉱物質繊維の割合が相対的に増
加するために強度は向上するが、比重低下の効果が得ら
れないからであり、65重量%以上であると、鉱物質繊
維の組成比が相対的に小さくなり、抄造で板状体を得る
のが困難となるからである。
【0017】中層部を形成する結合剤は前記鉱物質繊維
と前記無機発泡体とを連結一体化するためのものであ
り、例えば、メラミン樹脂,フェノール樹脂等の合成樹
脂やスターチ等が挙げられ、これらは単独で、あるいは
2種以上組み合わせて使用できる。
【0018】なお、中層部を形成するスラリーには、前
記結合剤の他、パルプ,合成繊維等の有機繊維や、サイ
ズ剤,定着剤,凝集剤を必要に応じて添加してもよい。
【0019】また、準不燃材として使用できる無機建築
板を得るには、合成樹脂やパルプ等の有機成分の総量は
15重量%以下であることが必要である。このため、結
合剤,パルプ等の有機成分の総量が前述の範囲内となる
ように配慮する必要がある。さらに、不燃材として使用
できる無機建築板を得るためには、前述の上層部,下層
部と同様、有機成分の総量を7重量%以下にする必要が
ある。このため、準不燃材よりも多量の鉱物質繊維を添
加する必要がある。
【0020】中層部となる湿潤無機板を形成するための
スラリーは前記鉱物質繊維,無機発泡体,結合剤等を水
中に投入,撹拌し、均一に分散して得られ、そして、こ
のスラリーから抄造機で中層部となる湿潤無機板が抄造
される。
【0021】抄造方法としては、繊維の絡み合いが良
く、高強度の湿潤無機板が得られる円網式抄造方法を用
いる。
【0022】そして、前述の工程で得られた下層部用湿
潤無機板に前記中層部用湿潤無機板を積層し、さらに、
その上面に上層部用湿潤無機板を積層することにより、
積層体が得られる。また、中層部用湿潤無機板の両面に
上下層部用湿潤無機板を同時に積層してもよい。
【0023】積層体を圧締一体化する工程は、境界面間
の空気を押し出し、密着させる工程であり、圧締によっ
て湿潤無機板の鉱物質繊維,無機発泡体が相互に喰い込
み、下層部,中層部および上層部の一体化が促進され
る。なお、圧締時に加熱すれば、結合剤を活性化できる
ので、後の乾燥工程の時間を短縮する上で有効である。
【0024】本願発明によれば、湿潤無機板同士を重ね
合わせて積層するので、接合一体化するうえで相性が良
いとともに、圧締時および/または乾燥時に上下層部の
湿潤無機板を介して供給される熱で中層部の結合剤が活
性化するため、界面剥離が生じにくく、耐衝撃性が良い
という利点がある。
【0025】
【実施例】(実施例1) ロックウール25重量部、炭酸カルシウム60重量部、
結合剤として粉末フェノールおよびスターチの混合物8
重量部、パルプ7重量部、その他若干量のサイズ剤、凝
集剤等を清水中に投入,撹拌し、濃度2%の水性スラリ
ーを得た。この水性スラリーを図1に示す長網式抄造機
1,5に導いてそれぞれ抄造し、下層部となる厚さ3mm
の湿潤無機板2および上層部となる厚さ6mmの湿潤無機
板6を得た。
【0026】ロックウール40重量部,パーライト40
重量部、結合剤として粉末フェノールおよびスターチの
混合物8重量部、パルブ7重量部、その他若干量のサイ
ズ剤、凝集剤等を清水中に投入,撹拌し、濃度2%の水
性スラリーを得た。この水性スラリーを図1に示す円網
式抄造機3に導いて抄造し、中層部となる厚さ17mmの
湿潤無機板4を得た。
【0027】次に、長網式抄造機1で得た厚さ3mmの前
記下層部用湿潤無機板2の上面に、円網式抄造機3で得
た厚さ17mmの前記中層部用湿潤無機板4を積層し、そ
の上面に長網式抄造機5で得た厚さ6mmの湿潤無機板6
を積層し、全体厚さ26mmの積層体7を得た。
【0028】そして、この積層体7を図1に示す連続ベ
ルトプレス8(加圧力5kg/cm2、加熱温度180℃)で
加圧して厚さ9mmの積層体7を得た後、カッター9で適
当な長さにカットし、ドライヤー10によって加熱温度
180℃で60分間乾燥し、下層部11の厚さ1mm、比
重0.7、中層部12の厚さ6mm、比重0.3、上層部1
3の厚さ2mm、比重0.7、そして、全体厚さ9mm、全
体比重0.43の無機建築板14を得、これをサンプル
とした。
【0029】(実施例2) ロックウール35重量部、炭酸カルシウム58重量部、
結合剤として粉末フェノールおよびスターチの混合物7
重量部、その他若干量のサイズ剤、凝集剤等を清水中に
投入,撹拌して濃度2%の水性スラリーを得、実施例1
と同様、前記スラリーを長網式抄造機で抄造して上層部
および下層部となる厚さ5mmの湿潤無機板を得た。
【0030】ロックウール50重量部、パーライト44
重量部,結合剤として粉末フェノールおよびスターチの
混合物6重量部、その他若干量のサイズ剤、凝集剤等を
清水中に投入,撹拌して濃度2%の水性スラリーを得、
これを円網式抄造機にて中層部となる厚さ23mmの湿潤
無機板を形成した。
【0031】次に、厚さ5mmの前記下層部用湿潤無機板
上に厚さ23mmの前記中層部用湿潤無機板を積層し、そ
の上面に厚さ5mmの前記上層部用湿潤無機板を配し、全
体厚さ33mmの積層体を得た。
【0032】そして、この積層体を連続ベルトプレス
(加圧力5kg/cm2、加熱温度180℃)で圧締して厚さ
12mmの積層体を得た後、カッターで適当な長さにカッ
トし、ドライヤーによって180℃で90分間乾燥し、
上下層部の厚さ1.7mm、比重0.7、中層部の厚さ8.
6mm、比重0.27、そして、全体厚さ12mm、全体比
重0.4の無機建築板を得、これをサンプルとした。
【0033】(比較例1,2) 実施例1,2と同一外形寸法を有する市販の石膏ボード
をそれぞれサンプルとした。
【0034】試験例 実施例1,2で得た無機建築板および市販の石膏ボード
の各サンプルについて行った性能試験の結果を下記に示
す。 実施例1 比較例1 実施例2 比較例2 寸 法 (mm) 910×1820 910×1820 910×1820 910×1820 厚 み (mm) 9 9 12 12 比 重 0.43 0.74 0.40 0.74 一枚当りの重量(kg) 6.4 11.0 7.9 14.7 曲 げ 強 度(kgf/cm2) 60 50 50 40 吸水後の曲げ強度(kgf/cm2) 15 6 13 5 表 面 硬 度(kgf) 170 220 160 220 ビ ス 貫 通 力(kgf) 16 27 17 35 耐 衝 撃 性(kgf・cm/cm2) 8 6 6 5 防 火 性 準不燃合格 準不燃合格 不燃合格 不燃合格
【0035】なお、前記試験結果は下記の方式に基づい
て得られたものである。 曲げ強度: JIS 5907−1977に基づく。 吸水後の曲げ強度:水中に24時間浸漬した後、JIS
5907−1977に準じた試験方法に基づく。 表面強度: JIS HARDNESS TESTER
に基づく。 ビス貫通力:JIS A5910に準じた試験方法に基
づく。 耐衝撃性: JIS K6911の試験方法に基づく。 防 火 性: JIS A1321に基づく。
【0036】以上の測定結果から明らかなように、実施
例1,2は、比較例よりも比重が40%以上小さい。比
重が40%以上小さいということは、例えば、標準サイ
ズの石膏ボードが約11kgである場合に、同一サイズの
本発明にかかる無機建築板では6.5kg前後となる。
このため、石膏ボードの場合、重量制限によってトラッ
ク等の積載可能容積の約半分程度しか利用できないとき
でも、本願無機建築板であれば、トラック等の積載可能
容積一杯に積載できる。この結果、物流コストを大巾に
節減できるだけでなく、施工現場への人力による運搬お
よび組み付け作業が容易になる。また、実施例1,2の
曲げ強度が比較例1,2のそれよりも20%以上大きい
ことから、変形しにくく、使い勝手がよいことがわかっ
た。さらに、24時間吸水させた後の曲げ強度の低下
は、比較例1,2よりも実施例1,2の方がそれぞれ小
さい。このため、本実施例によれば、湿気の多い部分に
も使用できる無機建築板が得られるという利点がある。
そして、耐衝撃性においては、石膏ボードに較べ20〜
30%高くなる。つまり、下地材として用いた場合、破
損が生じにくく、より長期間の使用が可能となるもので
ある。
【0037】なお、実施例1,2は、表面硬度およびビ
ス貫通力において比較例よりも小さいが、一般に表面硬
度が150(kgf)であれば、凹み等が生じにくく、実
用上は問題はない。また、ビス貫通力は無機建築板の重
量の2.5倍以上必要とされるが、本発明にかかる無機
建築板自体が軽量であることから、この点においても実
用上の問題はない。
【0038】したがって、本願にかかる無機建築板は市
販の石膏ボードと同等もしくはそれ以上の性能を有し、
かつ、市販の石膏ボードよりも約40%以上軽いことが
わかった。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる無機建築板の製造方法によれば、硬く緻密な上
層部,下層部の間に軽量の中層部がサンドイッチ状に挟
まれた無機建築板が得られることになる。このため、本
発明によれば、石膏ボードと同等もしくはそれ以上の性
能を有し、かつ、石膏ボードよりも軽量で吸水による強
度低下の少ない無機建築板が得られる。また、全層を湿
式によって製造するため、繊維間の絡み合いが良く、こ
の間に無機粉状体あるいは無機粒状体を保持できるの
で、結合剤を減じても製造でき、容易に不燃材が得ら
れ、しかも、耐衝撃性が良いという。さらに、上下層部
を長網式抄造機で予め抄造するとともに、中層部を丸網
式抄造機で予め抄造した後、積層体を形成する。このた
め、各抄造機に適した濃度のスラリーを使用して抄造で
きる。この結果、全体の脱水時間が短くなり、生産性が
高い製造方法が得られる。特に、濃度の薄いスラリーに
多量の繊維を添加しても、繊維が均一に分散するので、
均一な無機建築板が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる実施例1の工程図である。
【符号の説明】
1,5…長網式抄造機、2,4,6…湿潤無機板、3…
円網式抄造機、7…積層体、8…連続ベルトプレス、9
…カッター、10…ドライヤー、14…無機建築板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−103392(JP,A) 特開 昭56−41880(JP,A) 特開 昭56−41881(JP,A) 特開 平5−50417(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉱物質繊維,無機粉状体および結合剤を
    必須成分とするスラリーを長網式抄造機で抄造して上層
    部および下層部となる湿潤無機板を得る工程と、鉱物質
    繊維,無機発泡体および結合剤を必須成分とするスラリ
    ーを円網式抄造機で抄造して中層部となる湿潤無機板を
    得る工程と、上層部および下層部となる湿潤無機板の間
    に中層部となる湿潤無機板を配して積層体を得る工程
    と、この積層体を圧締一体化する工程と、圧締一体化し
    た積層体を加熱して乾燥する工程とからなることを特徴
    とする無機建築板の製造方法。
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