JPS5983704A - 合金粉末シ−トおよびその使用方法 - Google Patents

合金粉末シ−トおよびその使用方法

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JPS5983704A
JPS5983704A JP57193125A JP19312582A JPS5983704A JP S5983704 A JPS5983704 A JP S5983704A JP 57193125 A JP57193125 A JP 57193125A JP 19312582 A JP19312582 A JP 19312582A JP S5983704 A JPS5983704 A JP S5983704A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、合金粉末と合成樹脂粘着剤との混練物をシー
ト状に形成し、母材上で焼結して母材表面に耐摩耗性合
金層を形成するのに使用する合金粉末シートに関する。
従来より、この種の合金粉末シートは公知であり、例え
ば、特開昭51−83834号公報には自溶性合金粉末
と熱可塑性アクリル樹脂とを用し)だ合金粉末シートを
金属母材上にトルエンの如き溶剤で湿らせて貼り付けた
うえで大気雰囲気下で加熱融着することが、また、特公
昭55−21802号公報には、WC系、Tie系合金
粉末と合成樹脂とを混練して形成した薄板状テープを作
成し、該テープを加圧プレスした状態で加熱焼結したの
ち、得られた焼結体をビス等により母材の型に密着固着
するようにした方法が夫々開示されている。
この種の合金粉末シートは、母材の表面に比較的容易に
耐摩耗性合金層を形成できる点で有用である。
しかしながら、従来より市場に供されている合金粉末シ
ートは、前記の如く、これを母材上で直接に加熱焼結す
る場合においては、母材のフラットな上面にしか適用で
きない問題があった。
即ち、この種の合金粉末シートは、それ自体は常温下で
母材との接着性を有さず、前述の如く、溶剤を用いて母
材上に接着するが、加熱していくと、200〜300°
Cまでの温度では、粘着剤と(しで用いた合成樹脂が母
材との接着剤としての機能を示す。しかしながら、温度
がさらに上昇すると、合成樹脂分は焼失、揮散してしま
い接着剤としての機能を失なって母材との接着性が消失
してしまう。したがって、母材の斜面や湾曲面さらには
下向きの面等、合金粉末シートの重量が母材との接着面
に作用する場合には、加熱の初期こそ必要な接着性が得
られるものの、前述した如く、ある温度以上に加熱され
ると接着力を有する合成樹脂が焼失するため合金粉末シ
ートの重量を支えることができなくなって、母材からは
く離もしくは脱落してしまうといった問題がある。
前記特公昭55−21802号公報に開示された予備焼
結方法は、上記直接焼結方法の問題に鑑みて提案された
ものと考えられるが、この方法は多(の工数を要するの
でコスト的にも不利であるうえ、予備焼結部材と母材と
の間の必要な密着強度を得ることが困難であるといった
欠点があった。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであって、
合成樹脂の焼失温度である250〜400°C以上で、
かつ金属同志の焼結温度に至るまでの高温においても母
材との間に必要な接着力、結合力もしくは結合性を有す
る合金粉末シートを提供することを基本的な目的として
いる。
本発明のいま一つの目的は、斜面や湾曲面さらには下面
等に対しても合金−粉末シートを直接に加熱焼結して必
要な耐摩耗性合金層を形成することができる合金粉末シ
ートの使用方法を提供することにある。
かかる目的を達成するためには、合金粉末シートは、第
1図に図式化して示すように、粘着剤としての合成樹脂
の接着作用が消失する250〜4o o’c以上で、か
つ合金粉末の焼結が開始され、母材と合金粉末との間に
接合が生ずる温度(三元共晶合金粉末の場合で約950
°C)以下の範囲において、母材との間に必要な接着性
および、もしくは接合性を有するものでなければならな
い。
さらに、合金粉末シートの直接焼結によって、母材上に
良好な耐摩耗性合金層を形成するためには、合金粉末シ
ートとして、以下の条件を満足することが必要となる。
(イ) シートとして常温でフレキシブルであること。
(ロ)常温で接着性を与えうろこと。
(ハ)熱分解による反応が急激でないこと。
に)熱分解による炭化物(燃焼残材〕の量が少ないこと
(ホ) ガス発生が少なく、発泡や変形を生じないこと
(ハ)母材とのはく離を惹起することなく、必要なシー
ト形状を保持できること。
本発明者等は、かかる条件を満足するためには、粘着剤
として用いる合成樹脂と、これと混練する合金粉末とが
相互に協働して、始めて上記温度範囲における母材との
接着・接合性を満足しうるものと考え、まず、粘着剤と
して用いる合成樹脂の温度特性について試験を行なった
この試験においては、鋼製母材上に、溶剤で溶いた合成
樹脂のみおよび合成樹脂と合金粉末(3元共晶合金粉末
)との混練物を夫々適量塗布し、■んガス中で、250
°c、4oo°Cおよび600°C等の温度菌性で、そ
の性状を観察した。
その結果は以下の通りであった。
(リ 熱硬化性合成樹脂 アクリルメラミン樹脂およびアルキツドメラミン樹脂単
体は、約200°C以下の温度で完全に硬化し、約30
08C以上の温度で分解してガスを発生し、炭化してし
まう。
上記の樹脂と合金粉末を混練したものにおいて、アクリ
ルメラミン樹脂混練物は、400’C以下の温度でガス
を多く発生するため、′膨れ〃や母材とのは(離を生じ
て発泡化する。そして、この状態で焼結されてしまうと
、密度の低い発泡性焼結層となる。一方、アルキッドメ
ラミン樹脂混練物は400OC付近で少量のガスを発生
すると同時に、母材とのはく離を生じ、焼結の始まる以
前の段階で母材からの脱落を生じつる。
σD 二液硬化型(イソシアネート硬化型9舎成樹脂 ウレタン樹脂単体は、250°C以下で蜂の巣状に発泡
化し、60ゲC付近では炭化物が粒状に分散した状態に
なる。また、合金粉末との混線物は350°C付近で発
泡化してしまい、この状態で焼結されると密度の低い発
泡焼結層となる。
(II)  熱可塑性合成樹脂 J)−1アクリル樹脂単体は250°Cの温度で分解し
、炭化等を起さずかなりの粘着性を有している。そして
、温度が上昇するにつれて炭化していくが、ガス発生に
よるゝ膨れ′等の現象は生ぜずスムーズに放散していく
。合金粉末との混線物は、樹脂単体と同様にガス発生に
よる1膨れ′tを生ぜず、600°C以上の温度におい
ても母材とのは(離を生ずることはない。
α)−2ポリビニルアルコール単体は低温度で分解する
ため、この樹脂と合金粉末との混線物は、高温でさらさ
らの合金粉末となって焼結層を形成できない。これは、
ポリビニルアルコールがあまりにも低温で分解・放散し
てしまうため、高温での焼結層の形を保持できないため
である。
@)−3酢酸ビニル樹脂県体は250°C以下で炭化が
始まり、400°C付近では炭化物が固化して凝集する
。合金粉末との混線物は、約250°Cでガスを発生し
、4000C付近では母材とはく離して反上った状態と
なるため、これを焼結したとしても良好な接合性が得ら
れない。
以上のことから、粘着剤として用いる合成樹脂としては
アクリル樹脂のみが必要な条件をほぼ満足するものと言
える。
アクリル樹脂は、よく知られているように、アクリル酸
エステル類またはメタクリル酸エステル類の重合体であ
り、本発明ではいずれも採用しうる。
ところで、アクリル樹脂と合金粉末とを混練して形成し
た合金粉末シートを母材上に押圧接着して加熱していく
と、アクリル樹脂は、3008C付近から炭化し始め8
00°C付近でほぼ完了する。
この間で接合力が樹脂から、徐々に炭化した炭素に屑材
りしていく。そして最後にはこの炭素Cが母材とのバイ
ンダとなり、焼結温度域まで合金粉末シートを母材上に
接合保持する役割を担うものと思われる。このことを確
認するために次の実験を行った。
鉄系母材上に合金粉末シートを接着した状態で800°
Cに加熱した後、シート部分を機械的にはく離し、はく
離した部分のCKα特性X線像をとると、上記のことが
明瞭に確認できた。
第2図には、母材のみの8009CにおけるCKα特性
X線像(×、200〕を示し、第3図には、上記はく離
した部分のCKα特性X線像(X200)を示す。
また、同様に、PKα特性X線像を調べると、第4図に
示すように、燐Pは炭素C程ではないが母材表面に拡散
しており、合金粉末中の燐等一部元素がシートの接合に
、約800°C付近から関与していることが明らかにな
った。
換言すれば、温度が高温となると、アクリル樹脂が示す
接着性と、合金粉末が承引接合性の両方が相互的に作用
してシートの母材に対する給金性を維持しうるものと考
えられる。
なお、C,PKα特性X線像は、X線マイクロアナライ
ザを用いて、母材表面に例えば電子ビームを照射するこ
とによって表面上に存在する炭素や燐を励起させ、励起
された炭素や燐が出す敞X線を像として捉えたものであ
る。
次に、アクリル樹脂と混練すべき合金粉末について考察
する。
合金粉末は、母材上に加熱焼結したときに耐摩耗性を有
する必要があることは本発明の目的からして轟然である
が、アクリル樹脂の接着性には温度的に限界があるため
、焼結温度はできるだけ低いことが好ましい。
かかる観点から、耐摩耗性合金粉末としては、耐摩耗性
共晶合金粉末、特に、Fe−M、−C系の3元共晶合金
粉末を用いることが好ましく、上記したことから明らか
なように、Mとしては、局。
BおよびPのうちいずれか1種またはそれらの複合であ
ることが好ましい。特にPを用いることは上記したよう
にCと同様に母材への拡散性が強いので好ましい。
より具体的には、合金粉末は、1000〜1150°C
の温度範囲で液相が10〜50容量係となり、しかも液
相は母材に対して濡れ性が優れていることが好ましい。
液相量が10容量係未満では液相不足となって母材との
有効な接合が行なえなくなり、50容量係を越えると液
相が過剰となって流動性を示し、必要な形状を保持でき
なくなる。
MがPの場合の三元共晶合金Fe−P−Cにおいて、P
はFe 、 Cと結合して燐共晶を形成し、耐摩耗性を
向上させるとともに、融点を下げる役割りをするもので
ある。Pは0.5重量%未満では、液相量が10容量係
未満になるため、母材との接合が不可能となる。また2
、5重量%を越えると燐共晶がネット状に晶出して靭性
を著しく低下させる。よって0.5〜2,5重量%の範
囲にあることが必要である。
次に、CはFe 、 Pと結合して基地の強化および硬
質相の形成を行なうとともに、燐共晶を形成し密度の上
昇および母材との接合に役立つものである。Cは1.5
重量%未満では、低融点晶出物の生成が少な(密度の上
昇および母材との接合が不十分になる。また4、0重量
%を越えると晶出する液相量が多くなりすぎるため必要
な形状を保持できなくなると同時に、炭化物がネット状
に晶出し結晶粒も粗大化するため靭性が低下する。よっ
て1.5〜4.0重量%の範囲にあることが必要である
Mが靭場合の三元共晶合金F e −Mo−Cにおいて
、局は基地の強化および硬質相の形成に寄与するととも
にFe 、 Cと結合゛して融点を下げる役割りをする
ものとして必要な元素であり、2.5重量%未満では硬
質相が少なくなり、また液相量が少なくなるために密度
が上らず、その結果、耐摩耗性が低下するとともに接合
が不可能になる。10.5重量%を越えると液相量が多
くなりすぎるために脆くなり、靭性を著しく低下する。
よって25〜10.5重量%の範囲にあることが必要で
ある。
MがBの場合の三元共晶合金Fe −B −Cにおいて
、BはFe、Cと結合して硬質相を形成するとともに融
点を下げる役割りをする元素であり、0゜5重量%未満
ではFe−B−Cの三元共晶が少なくなるため、耐摩耗
性および耐焼付き性が悪くなる。
3.0重量%を越えると非常に脆くなってまた実用的で
なくなる。よって0.5〜3.0重量%の範囲にあるこ
とが必要である。
次にFe−M−C三元共晶合金の強度、耐摩耗性を改善
する副次的な元素としてはCr 、V + Wが有効で
ある。これらの元素は基地の強化、特に靭性の向上に役
立ち、さらにCと結合して硬質相を形成するのに好まし
い元素であり、10重1%を越えると上記効果が飽和し
て経済的に必要でない。
また、その他の元素として、Siの役割りは合金粉末製
造時の溶湯の流動性を改善するとともに、接合時に母材
とのぬれ性をも改善する元素であり、5.0重量%を越
えると硬さが低下し、耐摩耗性が悪くなる。
次にNiは、基地の強化に役立つ元素であるが、5.0
重量%を越えると硬質相の割合が少なくなるため、焼付
き材〆を起しやすくなる。
また、胤もNiと同様の機能を有していることから、5
.0重量%以下の範囲で添加されることが好ましい。
また、粉末粒度は焼結層の気孔率に大きな影響を与える
要素であり、150メツシユ以下とすることが好ましい
。粒度が150メツシユを越えて大きくなると気孔率も
これにつれて上昇し、焼結層の耐摩耗性を阻害する。
粘着剤として用いるアクリル樹脂と、合金粉末との配合
比は、アクリル樹脂を3〜15重量%とし、残部を合金
粉末とする。アクリル樹脂が3重it%より少なくなる
と、粘着性が不足してシートが脆化し必要なシートの可
撓性を確保することができず、15重量%を越えてアク
リル樹脂が多くなると、樹脂分が過剰となって、気孔率
等に悪影響を与えると同時に母材との接合が不可能とな
る。
次に、本発明に係る合金粉末シートの処理方法について
説明する。
(1)  シート化 アセトン、トルエン、MEK(メチル・エチル・ケトン
〕等の溶剤で希釈したアクリル樹脂3〜15重量%と、
耐摩耗性共晶合金粉末97〜85重量%とを混練して泥
しよう化した後、離型紙を被せた型枠上に流し込み、溶
剤を蒸発させた後、これを圧延ロールに通して適当な厚
みを有するシートに成形する。
(2)  シートの母材への接着 上記合金粉末シート中の粘着剤と同じものをシート片面
に転写する。この転写方法としては、従来公知のドクタ
ーブレード法、ロールコータ−法等を用いることができ
る。粘着剤を転写した合金粉末シートは、母材の耐摩耗
性を要する部位に抑圧接着して、合金粉末シートを接着
した母材は次の加熱工程に送る。
母材としては、実際上程々のものが考えられるが、例え
ば、第5図および第6図に示すような、一体型中空カム
シャフト1のカムノーズ部2に合金粉末シート3を接合
したり、第7図に示すようなエンシンノ動弁機構に用い
るAl製ロッカーアーム4に対するカムとの摺動部とし
ての鋼材チップ5の下面や、さらに、第8図に示すよう
なタペット6の上端のカムとの摺動部や下端の湾曲面に
対しても合金粉末シー) 7,8.9を夫々適用するこ
とができるっ (3)加熱 加熱は、水素ガス雰囲気、窒素ガス雰囲気、真空等、非
酸化性雰囲気下で行なう。
加熱速度は、シートの母材に対する接着・結合性および
焼結層の気孔率に大きい影響を与える。
加熱速度が著しく遅すぎると、固体状態での金属元素の
母材への拡散が進行し過ぎて、液相が現われにくくなり
、液相量が不足する。また、加熱速度が著しく早すぎる
と、ガスが急激に発生するため、発泡が多くなり、発泡
性焼結層となって耐摩耗性を阻害する。この意味で、加
熱速度としては、10°C〜40°C/分 が好ましい
以下に、本発明の実施例を示す。
〈実施例1〉 MOlo、5重量%、Cr2.5重量%、P2.4重[
%、C3,6重量係、残部世襲の化学成分を有し粒度1
50メツシユ以下の3元共晶合金粉末93重量係を、ア
セトンで希釈したアクリル樹脂7重世襲中に入れて慌練
し、泥しよう状にして離型紙上に流し込みシート化した
ものを鋼製母材上に接着し、水素雰囲気中で1000°
Cの温度に20分間保持し、液相を50容量係晶出させ
て焼結接合することにより、母材上に、P2.4重量%
、C3,6重量%1M010.5重量%、Cr2.5重
量%。
残部Feの組成よりなる耐摩耗性焼結合金層が形成でき
た。
第10図に接合部の断面の顕微鏡写真(X100)を示
す。
〈実施例2〉 粒度が150メツシユ以下(7)S US 41 o粉
末50重世襲および粒度が150メツシユ以下でMOl
o、5重量係、P24重量係、C3,6重量%。
残部Feの3元共晶合金粉末50重i%を配合して混合
し、この混合粉末95重量%を、アセトンで希釈したア
クリル樹脂5重最多中に入れて混練し、泥しよう状にし
て離型紙上に流し込み、シート化したものを鋼製母材上
に接着して、水素雰囲気中で1090°Cの温度に20
分間保持し、液相を12容量係晶出して焼結結合するこ
とにより、Pl、1重量係、C1,8重量%+ M、6
5.3重量条。
Cr7,5重量%、残部Feの組成よりなる耐摩耗性焼
結合金層が形成できた。第11図に、接合部の組織写真
を示す。
〈実施例3〉 粒度が150メツシユ以下の5US410粉末70重量
係2粒度が150メツシユ以下でMo 10.5重量係
、P24重量%、C3,6重量係、残部Feの3元共晶
合金粉末30重量係並びに黒鉛粉末14重量世襲配合し
て混合し、この混合粉末95重量世襲、アセトンで希釈
したアクリル樹脂5重世襲中に入れて混練し、泥しよう
状にして離型紙上に流し込みシート化したものを鋼製ロ
ッカーアームのカム摺動面に接着して、水素雰囲気中で
1150’Cの温度に20分間保持し、液相を11容i
%晶出して焼結接合することにより、ロッカーアームの
カム摺動面に2007重量%、C2,5重量%、MO3
,2重量%、Cr9,4重量係、残部Feの組成よりな
る耐摩耗性焼結合金層を有するロッカーアームを製作で
きた。
第12図に接合部の組織写真を示す。
次いで、このロッカーアームを、カム部をチル化した鋳
鉄製カムシャフトと組合せて、耐摩耗性テストを行なっ
た。テストは、エンジン回転数200 Or、pom 
 で、潤滑オイルとして劣化オイルを用いる条件で行な
った。その結果を第13図に示す。第13図には、比較
例として、カムシャフトと同材質でチル代品の合金鋳鉄
よりなるロッカーアームの同条件での耐摩耗性テストの
結果を示している。
なお、この合金鋳鉄の成分比は、 a、awts c、  1.8wt% Si、  (1
7wt;%MnO,071wt%P 、  Q、Q5 
wt%  S 、  Q、04wt%Cr残Fe である。
なお、本発明者等は、第9図に示すように、母材20に
形成した斜面21に本発明に係る合金粉末シート22を
接着したうえで加熱し、はく離テストを行なった。
合金粉末シート22としては、実施例2のものを用い、
母材20としては、545Gを用いた。
その結果、垂直面に接着した合金粉末シートについて、
焼結温度1,130°Cまで昇温しでも母材からのは(
離は一切観察されなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は加熱温度に依存した合金粉末シートの接着・接
合作用を説明するためのグラフ、第2図は800°Gに
おける母材のみのCKα 特性X線像(X、200)を
示す図面代用写真、第3図は800°C加熱後シートを
はく離した部分のCKα特性X線像(X200)を示す
図面代用写真、第4図は800°C加熱後シートをはく
離した部分のPKα特性X線像(X200)を示す図面
代用写真、第5図は本発明の一適用例を示す一体型中空
カムシャフトの部分側面図、第6図は第5図のA−A線
断面図、第7図は本発明の他の適用例を示すロッカーア
ームの正面図、第8図は本発明の他の一つの適用例を示
すタペットの正面図、第9図は本発明にかかる合金粉末
シートのはく離テストの態様を示す斜視図、第10図、
第11図、第12図は各々本発明の実施例1,2.3に
よって得られた結合部の断面を示す(X200)の図面
代用顕微鏡写真、第13図は本発明をロッカーアームと
カムシャフトの間に適用した場合の耐磨耗性テストの結
果を従来例と比較して示すグラフである。 特 許 出 願 人  東洋工業株式会社出 願 人 
弁理士 青 山  葆外2名第1図 第314 第414 第5図     第6図 第7図 第8図 第9図 第13図 運艷吟向(Hrl 手続補正書は式) 1事件の表示 昭和57年特許願第  193125    号2発明
の名称 合金粉末シートおよびその使用方法 3補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所広島県安芸郡府中町新地3番1号 名称(313)   東洋工業株式会社代表者    
 山  崎  芳  樹4代理人 に変更ばあ!llません。 手続補正書。自発) 昭和58年4月 6日 特許庁長官  殿 1事件の表示 昭和57年特許願第  193125   号2発明の
名称 合金粉末シートおよびその使用方法 3補正をする者 事件との関係 特許出願人 4代理人 訂正明細書 1、発明の名称 合金粉末シートおよびその使用方法 2、特許請求の範囲 (1)耐摩耗性共晶合金粉末85〜97容量%と、溶剤
で溶いたアクリル樹脂15〜3容量%とを混練したのち
圧延してなり、400°C以上の高温において金属母材
との接着・接合性を有することを特徴とする合金粉末シ
ート。 (2、特許請求の範囲第1項記載の合金粉末シートにお
いて、耐摩耗性共晶合金粉末が、Fe−M−C系の共晶
合金粉末であって、Mの主成分がMo、BおよびPのう
ちいずれか一種またはそれらの複合物であることを特徴
とする合金粉末シート。 (3)特許請求の範囲第1項記載の合金粉末シートにお
いて、耐摩耗性共晶合金粉末が、Fe−M−C系の共晶
合金粉末であって、Mの主成分がMo、BおよびPのう
ちの少くとも一種であって、かつ副次的な成分としてC
r、VおよびWのうち少くとも一種が加えられているこ
とを特徴とする合金粉末シート。 (4)耐摩耗性共晶合金粉末85〜97容量%と、溶剤
で溶いたアクリル樹脂15〜3容量%とを混練したのち
圧延して合金粉末シートを形成し、母材の耐摩耗性を要
する斜面部も′シ<は湾曲部に押圧接着し、次に非酸化
性雰囲気下で上記合金粉末の半液相焼結温度まで加熱昇
温しで焼結結合せしめることを特徴とする合金粉末シー
トの使用方法。 3、発明の詳細な説明 本発明は、合金粉末と合成樹脂粘着剤との混練物をシー
ト状に形成し、母材J二で焼結して母材表面に耐摩耗性
合金層を形成するのに使用する合金粉末シートに関する
。 従来より、この種の合金粉末シートは公知であり、例え
ば、特開昭51−83834号公報には自溶性合金粉末
と熱可塑性アクリル樹脂とを用いた合金粉末シートを金
属母材上にトルエンの如き溶剤で湿らせて貼り付けたう
えで大気雰囲気下で加熱融着することが、また、特公昭
55−21802号公報には、WC系・T i C系合
金粉末と合成樹脂とを混練して形成した薄板状テープを
作成し、該テープを加圧プレスした状態で加熱焼結した
のち、得られた焼結体をビス等により母材の型に密着固
着するようにした方法が夫々開示されている。 この種の合金粉末シートは、母材の表面に比較的容易に
耐摩耗性合金層を形成できる点で有用である。 しかしながら、従来より市場に供されている合金粉末シ
ートは、前記の如く、これを母材上で1百接に加熱焼結
する場合においては、母材のフラットな上面にしか適用
できない問題があった。 即ち、この種の合金粉末シートは、それ自体は常温下で
母相との接着性を有さず、前述の如く、溶剤を用いて母
材上に接着するが、加熱していくと、200〜300°
C′1での温度では、、粘着剤として用いた合成樹脂が
母材との接着剤としての機能を示す。しかしながら、温
度が烙らに上昇すると、合成樹脂成分は焼失、揮散して
しまい接着剤としての機能を失なって母材との接着性が
消失してしまう。したがって、母材の斜面や湾曲面さら
には下回きの面等、合金粉末シートの重量が画材との接
着面に作用する場合には、加熱の初期こそ必要な接着性
が得られるものの、前述した如く、ある温度以上に加熱
されると接着力を有する合成樹脂が焼失するため合金粉
末シートの重量を支えることができなくなって、母材か
らはく離もしくは脱落してしまうといった問題がある。 前記特公昭55−21802号公報に開示された予備焼
結方法は、上記直接焼結方法の問題に鑑みて提案された
ものと考えられるが、この方法は多くの工数を要するの
でコスト的にも不利であるうえ、予備焼結部材と母材と
の間の必要な密着強度を得ることが困難であるといった
欠点があった。 本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであって、
合成樹脂の焼失温度である250〜400”C以−ヒて
、かつ金属同志の焼結温度に至るまでの高温においても
母材との間に必要な接着力、結合力もしくは結合性を有
する合金粉末シートを提供することを基本的な目的とし
ている。 本発明のい1一つの目的は、斜面や湾曲面さらには下面
等に対しても合金粉末シートを直接に加熱焼結して必要
な耐摩耗性合金層を形成することができる合金粉末シー
トの使用方法を提供することにある。 かかる目的を達成するためには、合金粉末シートは、第
1図に図式化して示すように、粘着剤としての合成樹脂
の接着作用が消失する250〜400″C以上で、かつ
合金粉末の焼結が開始され、母材と合金粉末との間に接
合が生ずる温度(三元共晶合金粉末の場合で約950″
C)以下の範囲において、母材との間に必要な接着性お
よび、もしくは接合性を有するものでなければならない
。 さらに、合金粉末シートの直接焼結によって、母材上に
良好な耐摩耗性合金層を形成するためには、合金粉末シ
ートとして、以下の条件を満足することが必要となる。 (イ) シートとして常温でフレキシブルでアルこと。 (ロ)常温で接着性を与えうろこと。 r−1熱分解による反応が急激でないこと。 に)熱分解による灰化物(燃焼残材)の量が少ないこと
。 (ホ)ガス発生が少なく、発泡や変形を生じないこと。 (へ)母材とのはく離を惹起することなく、必要なシー
ト形状を保持できること。 本発明者等は、かかる条件を満足するためには、粘着剤
として用いる合成樹脂と、これと混練する合金粉末とが
相互に協働して、始めて上記温度範囲における母材との
接着・接合性を満足しうるちのと考え、1す、粘着剤と
して用いる合成樹脂の温度特性について試験を行なった
。 この試験においては、鋼製母材りに、溶剤で溶いた合成
樹脂のみおよび合成樹脂と合金粉末(三元共晶合金粉末
)との混線物を夫々適量塗布し、H2ガス中で、250
°c、4oo″cおよび600’C等の温度条件で、そ
の性状を観察した。 その結果は以下の通りであった。 CIl  熱硬化性合成樹脂 アクリルメラミン樹脂およびアルキッドメラミン樹脂単
体は、!”:1200’c以下の温度で完全に硬化し、
約300’C以上の温度で分解してガスを発生し、炭化
してしまう。 上記の樹脂と合金粉末を混練したものにおいて、アクリ
ルメラミン樹脂混線物は、400″C以下の温度でガス
を多く発生するため、′膨れ′や母材とのは(離を生じ
て発泡化する。そして、この状態で焼結してしまうと、
密度の低い発泡性焼結層となる。一方、アルキッドメラ
ミン樹脂混練物は400°C付近で少量のガスを発生す
ると同時に、母材とのはく離を生じ、焼結の始する以前
の段階で画材からの脱落を生じうる。 (I’ll  二液硬化型(イソシアネート硬化型)合
成樹脂 ウレタン樹脂単体は、250’C以下で蜂の巣状に発泡
化【7.600″C付近では炭化物が粒状に分散した状
態になる。また、合金粉末との混練物は350°C付近
で発泡化してしまい、この状態で焼結されると密度の低
い発泡焼結層となる。 @)熱可塑性合成樹脂 佃)−1アクリル樹脂単体は250°Cの温度で分解し
、炭化等を起さずかなりの粘着性を有している。そして
、温度が上昇するにつれて炭化していくが、ガス発生に
よる′″膨れ′等の現象は生ぜずスムーズに放散してい
く。合金粉末との混練物は、樹脂単体と同様にガス発生
による″膨れ“を生ぜず、600°C以上の温度におい
ても母材とのはく離を生ずることはない。 @)−2ポリビニルアルコール中休は低温度で分解する
ため、この樹脂と合金粉末との混練物は、高温でさらさ
らの合金粉末となって焼結層を形成できない。これは、
ポリビニルアルコールがあまりにも低温で分解・放散し
てしまうため、高温での焼結層の形を保持できないため
である。 佃)−3酢酸ビニル樹脂単体は250°C以下で炭化が
始まり、400°C付近では灰化物が固化して凝集する
。合金粉末との混練物は、約250°Cでガスを発生し
、400°C付近では母材とはく離して反上った状態き
なるため、これを焼結したとしても良好な接合性が得ら
れない。 以上のことから、粘着剤として用いる合成樹脂としては
アクリル樹脂のみが必要な条件をはソ満足するものと言
える。 アクリル樹脂は、よく知られているように、ア/y I
J /l/酸エステル類またはメタクリル酸エステル類
の重合体であり、本発明ではいずれも採用しつる。 ところで、アクリル樹脂と合金粉末とを混練して形成し
た合金粉末シートを母材上に抑圧接着して加熱していく
と、アクリル樹脂は、300°C付近から炭化し始め8
00°C付近ではソ完了する。 この間で接合力が樹脂から徐々に炭化した炭素に屑材り
していく。そして最後にはこの炭素Cが母材とのバイン
ダとなり、焼結温度域まで合金粉末シートを母材上に接
合保持する役割を担うものと思われる。このことを確認
するために次の実験を行った。 鉄系母材上に合金粉末シートを接着した状態で800°
Cに加熱した後、シート部分を機械的にはく離し、はく
離した部分のCKα特性X線像をとると、上記のことが
明瞭に確認できた。 第2図には、母材のみの800’CにおけるCKα特性
X線像(x200)を示し、第3図には、上記はく離し
た部分のCKα特性X線像(X200)を示す。 また、同様に、PKα特性X線像を調べると、第4図に
示すように、燐Pは炭素C程ではないが母材表面に拡散
しており、合金粉末中の燐等一部元素がシートの接合に
、約soo’c付近から関与していることが明らかにな
った。 換言すれば、温度が高温となると、アクリル樹脂が示す
接着性と、合金粉末が示す接合性の両方を維持うるもの
と考えられる。 △ な訃、C、PKα特性X線像は、X線マイクロアナライ
ザを用いて、母材表面に例えば藏子ビームを照射するこ
とによって表面上に存在する炭素や燐を励起させ、励起
された炭素や燐が出すにαX線を像として捉えたもので
ある。 次に、アクリル樹脂と混練すべき合金粉末について考察
する。 合金粉末は、母材上に加熱焼結したときに耐摩耗性を有
する必要があることは本発明の目的からして当然である
が、アクリル樹脂の接着性には温度的に限界があるため
、焼結温度はできるだけ低いことが好ましい。 かかる観点から、耐摩耗性合金粉末としては、耐摩耗性
共晶合金粉末、特に、Fe−M−C系の三元共晶合金粉
末を用いることが好ましく、上記したことから明らかな
ように、Mとしては、Mo、BおよびPのうちいずれか
一種またはそれらの複合であることが好ましい。特にP
を用いることは上記したようにCと同様に母材への拡散
性が強いので好ましい。 より具体的には、合金粉末は、1000〜1150°C
の温度範囲で液相が10〜50容量%となり、しかも液
相は母材に対して漏れ性が優れていることが好ましい。 1IZZが好lZZ〆 液相量が10容量%未満では液相不足となって母材との
有効な接合が行なえなくなり、50容量%を越えると液
相が過剰となって流動性を示し、必要な形状を保持でき
なくなる。 MがPの場合の三元共晶合金F e −P −Cにおい
て、PはFe、Cと結合して燐共晶を形成し、耐摩耗性
゛を向上させるとともに、融点を下げる役割りをするも
のである。Pは0.5重量%未満ては、液相量が10容
量%未満になるため、母材との接合が不可能となる。ま
た2、5重量%を越えると燐共晶がネット状に晶出して
靭性を著しく低下させる。よって0.5〜2.5重量%
の範囲にあることが必要である。 次に、CはFe、Pと結合して基地の強化および硬質相
の形成を行なうとともに1.燐共晶を形成し密度の上昇
および母材との接合に役立つものである。Cは1.5重
量%未満では、低融点晶出物の生成が少なく密度の上昇
および母材との接合が不十分になる。また4、0重量%
を越えると晶出する液相量が多くなりすぎるため必要な
形状を保持できなくなると同時に、灰化物がネット状に
晶出し結晶粒も粗大化するため靭性が低下する。よって
15〜4.OM量%の範囲にあることが必要である。 MがMoの場合の三元共晶合金Fe−Mo−Cにおいて
、MOは基地の強化および硬質相の形成に寄与するとと
もにFc、C:と結合して融点を下ける役割りをするも
のとして必要な元素であり、2.5重量%未満では硬質
相が少なくなり、また液(°目量が少なくなるために密
度が上らず、その結果、耐摩耗性が低下するとともに接
合が不可能になる。 10.5重量%を越えると液相量が多くなりすぎるため
に脆くなり、靭性を著しく低下する。よって2.5〜1
0.5重量%の範囲にあることが必要である。 MがBの場合の三元共晶合金Fe−B−Cにおいて、B
はFe、Cと結合して硬質相を形成するとともに融点を
下げる役割りをする元素であり、0.5重量%未満では
Fe−B−Cの三元共晶が少なくなるため、耐摩耗性お
よび耐焼付き性が悪くなる。 3.0重量%を越えると非常に脆くなってまた実用的で
なくなる。よって0.5〜3.0重量%の範囲にあるこ
とが必要である。 次にF、e−M−C三元共晶合金の強度、耐摩耗性を改
善する副次的な元素としてはCr、V、Wが有効である
。これらの元素は基地の強化、特に靭性の向上に役立ち
、さらにCと結合して硬質相を形成するのに好ましい元
素であり、10重量%を越えると上記効果が飽和して経
済的に必要でない。 また、その他の元素として、Siの役割りは合金粉末製
造時の溶湯の流動性を改善するとともに、接合時に母材
とのぬれ性をも改善する元素であり、5.0重量%を越
えると硬さが低下し、耐摩耗性が悪くなる。 次にNi は、基地の強化に役立つ元素であるが、50
重量%を越えると硬質相の割合が少なくなるため、焼付
きを起しやすくなる。 筐た、MnもNi と同様の機能を有していることから
、5.0重量%以下の範囲で添加されることが好ましい
。 また、粉末粒度は焼結層の気孔率に大きな影響を与える
要素であり、150メツシユ以下とすることが好ましい
。粒度が150メツシユを越えて大きくなると気孔率も
これにつれて上昇し、焼結層の耐摩耗性を阻害する。 粘着剤として用いるアクリル樹脂と、合金粉末との配合
比は、アクリル樹脂を3〜15容量%とし、残部を合金
粉末とする。アクリル樹脂が3容量%より少なくなると
、粘着性が不足してシートが脆化し必要なシートの可撓
性を確保することができず、15容量%を越えてアクリ
ル樹脂が多くなると、樹脂分が過剰となって、気孔率等
に悪影響を与えると同時に母材との接合が不可能となる
。 次に、本発明に係る合金粉末シートの処理方法について
説明する。 (1)  シート化 アセトン、トルエン、MEK(メチル・エチル・ケトン
)等の溶剤で希釈したアクリル樹脂3〜15容量%と、
耐摩耗性共晶合金粉末97〜85容量%とを混練して泥
しよう化した後、離型紙を被せた型枠上に流し込み、溶
剤を蒸発させた後、これを圧延ロールに通して適当な厚
みを有するシートに成形する。 (2)  シートの母材への接着 上記合金粉末シート中の粘着剤と同じものをシート片面
に転写する。この転写方法としては、従来公知のドクタ
ーブレード法、ロールコータ−法等を用いることができ
る。粘着剤を転写した合金粉末シートは、母材の耐摩耗
性を要する部位に抑圧接着して、合金粉末シートを接着
した母材は次の加熱工程に送る。 母材としては、実際上程々のものが考えられるが、例え
ば、第5図および第6図に示すような、一体m中空カム
シャフト1のカムノーズs2に合金粉末シート3を接合
したり、第7図に示すようf、f 17 ’;ンの動弁
機構に用いるΔβ製ロッカーアーム4に対するカムとの
摺動部としての鋼材チップ5の下面・や、さらに、第8
図に示すようなタペット6の上端のカムとの摺動部や下
端の湾曲面に対しても合金粉末シート7・8・9を夫々
適用することができる。 (3)  加熱 加熱は、水素ガス雰囲気、窒素ガス雰囲気、真空等、非
酸化性雰囲気下で行なう。 加熱速度は、シートの母材に対する接着・結合性および
焼結層の気孔率に大きい影響を与える。 加熱速度が著しく遅すぎると、固体状態での金属元素の
母材への拡散が進行し過ぎて、液(−目が現われにくく
なり、液相遣が不足する。また、加熱速度が著しく早す
ぎると、ガスが急激に発生するため、発泡が多くなり、
発泡性焼結層となって耐摩耗性を阻害する。この意味で
、加熱速度としては10°C〜40″C/分が好ましい
。 以下に、本発明の実施例を示す。 〈実施例1〉 Mo10.5重量%、Cr2.5重1%・P2.4重量
%・C3,6重量%・残部Feの化学成分を有し粒度1
50メツシユ以下の三元共晶合金粉末93容置%を、ア
セトンで希釈したアクリル樹脂7容量%中に入れて混練
し、泥しよう状にして離型紙上に流し込みシート化した
ものを鋼製母材上に接着し、水素雰囲気中で10 DO
’Cの温度に20分間保持し、液相を50容置%晶出さ
せて焼結接合することにより、画材上に、P2.4重量
%、C:3.6重量%、Mo10,5重Jft 96 
、Cr 2.5 重量S 、13゜部Feの組成よりな
る耐摩耗性焼結合金層が形成できた。製品の硬度はHv
696.気孔率1.0%以下である。 第10図に接合部の断面の顕微鏡写真(×1oo)を示
す。写真中、球状黒色部と白色部のまだら郡部 分が焼結合金層であり、他方の灰白色が母材であ/\ す、両者の間に形成されている黒色ベルト部が拡散層で
ある。 〈実施例2〉 粒度が150メツシユ以下の5US410粉末50重量
%および粒度が150メツシユ以下でMol 0.5]
i1t%−P 2.4重!* ・C3,6jli量%残
部Feの三元共晶合金粉末50重量%を配合して混合し
、この混合粉末95容量%を、アセトンで希釈したアク
リル樹脂5容量%中に入れて混練し、泥しよう状にして
離型紙上に流し込み、シート化したものを鋼製母材上に
接着して、水素雰囲気中で1090°Cの温度に20分
間保持し、液相を12容置%晶出して焼結結合すること
により、Pl、1重量%、C;1.8重量%、Mo5.
3重量%。 Cr7,5重量%、残部Feの組成よりなる耐摩耗性焼
結合金層が形成できた。製品の硬度はHV626気孔率
1.0%以下である。第11図に、接合部の組織写真を
示す。写真中、白色と黒色のまだら部が焼結合金層であ
り、他方の黒色部が母材であり、両者間に形成された薄
い黒色ベルト部が拡散層である。 〈実施例3〉 粒度が150メツシユ以下のSUS 4 I Q粉末7
0重量%・粒度が150メツシユ以下でMOlo、5重
量%、p2.4重量%・C3,6重量%、残部Feの三
元共晶合金粉末30重量%並びに黒鉛粉末1,4重量%
を配合して混合し、この混合粉末95容量%を、アセト
ンで希釈したアクリル樹脂5容量%中に入れて混練し、
泥しよう状にして離型紙上に流し込みシート化したもの
を鋼製ロッカーアームのカム摺動面に接着して、水素雰
囲気中で1150°Cの温度に20分間保持し、液相を
11容置%晶出して焼結接合することにより、ロッカー
アームのカム摺動面にPo、7重量%、C2,5重量%
。 M03.2重量%、Cr9.4重量%・残部F e (
7) Ell成より成る耐摩耗性焼結合金層を有するロ
ッカーアームを製作できた。製品の硬度は!−1v70
7.気孔率1.0%以下である。 第12図に接合部の組織写真を示す。写真中、白色と薄
い黒色とのまだら部分が焼結合金層であり、他方の黒色
部が母材てあり、両者間に形成された灰色ベルト部が拡
散層である。 次いで、このロッカーアームを、カム部をチル化した鋳
鉄製カムシャフトと組合せて、耐摩耗性テストを行なっ
た。テストは、エンジン回転数200 Or、P、mで
、潤滑オイルとして劣化オイルを用いる条件で行なった
。その結果を第13図に示す。第13図には、比較例と
して、カムシャフトと同材質でチル代品の合金鋳鉄より
なるロツカ−アームの同条件での耐摩耗性テストの結果
を示している。 なお、この合金鋳鉄の成分比は、 3.3wL%C,18wt%Si、Q、7wL%Mn。 0.07wt%P、Q、Q5wL%Sr  0.04w
t%Cr残Fe である。 なお、本発明者等は、第9図に示すように、母材20に
形成した斜面21に本発明に係る合金粉末シート22を
接着したうえで加熱し、はく離テストを行なった。 合金粉末シート22としては、実施例2のものを用い、
母材20としては、545cを用いた。 その結果、垂直面に接着した合金粉末シートについて、
焼結温度1130°C′=!で昇温しでも母材からのは
く離は一切観察されなかった。 4、図面の簡単な説明 第1図は加熱温度に依存した合金粉末シートの接着・接
合作用を説明するためのグラフ、第2図は800°Cに
おける母材のみのCKα特性X線像(X200)を示す
図面代用写真、第3図は800°C加熱後シートをはく
離した部分のCKα特性X線像(x−200)を示す図
面代用写真、第4図はSOO°C71D熱後シートをは
く離した部分のPKα特性X線像(X200)を示す図
面代用写真、第5図は本発明の一適用例を示す一体型中
空カムシャフトの部分側面図、第6図は第5図のA−A
線断面図、第7図は本発明の他の適用例を示すロッカー
アームの正面図、第8図は本発明の他の一つの適用例を
示すタペットの正面図、第9図は本発明にかかる合金粉
末シートのはく離テストの態様を示す斜視図、第10図
、第11図、第12図は各々本発明の実施例]、2.3
によって得られた結合部の断面を示す(xloo)の図
面代用顕微鏡写真、第13図は本発明をロッカーアーム
とカムシャフトの間に適用した場合の耐摩耗性テストの
結果を従来例と比較して示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)耐摩耗性共晶合金粉末85〜97重量%と、溶剤
    で溶いたアクリル樹脂15〜3重i%とを混練したのち
    圧延してなり、400°C以上の高温において金属母材
    との接着・接合性を有することを特徴とする合金粉末シ
    ート。 (2、特許請求の範囲第1項記載の合金粉末シートにお
    いて、耐摩耗性共晶合金粉末が、Fe−M−C系の共晶
    合金粉末であって、Mの主成分が局、BおよびPのうち
    いずれか1種またはそれらの複合物であることを特徴と
    する合金粉末シート。 (3)特許請求の範囲第1項記載の合金粉末シートにお
    いて、耐摩耗性共晶合金粉末が、Fe−M−G系の共晶
    合金粉末であって、Mの主成分がMo 、 BおよびP
    のうちの少くとも一種であって、かつ副次的な成分とし
    てOr、VおよびWのうち少くとも一種が加えられてい
    ることを特徴とする合金粉末シート。 (4)耐摩耗性共晶合金粉末85〜97重量係と、世襲
    で溶いたアクリル樹脂15〜3重世襲とを混練したのち
    圧延して合金粉末シートを形成し、母材の耐摩耗性を要
    する斜面部もしくは湾曲部に押圧接着し、次に非酸化性
    雰囲気下で上記合金粉末の半液相焼結温度まで加熱昇温
    しで焼結結合せしめることを特徴とする合金粉末シート
    の使用方法。
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