JPS5976012A - 香料用保留剤 - Google Patents

香料用保留剤

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JPS5976012A
JPS5976012A JP18498082A JP18498082A JPS5976012A JP S5976012 A JPS5976012 A JP S5976012A JP 18498082 A JP18498082 A JP 18498082A JP 18498082 A JP18498082 A JP 18498082A JP S5976012 A JPS5976012 A JP S5976012A
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fragrance
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perfumes
oxide
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計一 植原
Hideo Morohoshi
諸星 英雄
Masanori Aizawa
相沢 正典
Katsuhiko Tokuda
勝彦 徳田
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、香りの保留に有用な化合物に関する。
香料素材には、一般に、動物又は植物より得られる天然
香料と、化学的合成手段によって製造される合成香料と
がある。優れた香りを創作するために、パーヒユーマー
は長年の経験と、センス、インスピレーションを駆使し
て、これらの香料素材を組み合せ、例えば、幻想調の香
りの場合には想像したイメージを香りにし、装置調香り
の場合I) には、天然の花の香へに似るようにしたりする。
一方、優れた香りの条件の1つとして、香りが長く持続
し、しかも香り始めから終りまでずっと同じような香り
で匂わなければならないということがあるが、現実には
香料素材の揮発度はそれぞれ異なり、時間の経過ととも
に揮発性の強い成分は早く逃げ去り、香調がはなはだし
く変化してしまうことが多い。
従って、パーヒユーマーは、調香の基礎として、各ヤ。
香ゎ素材や。、夕香,や他。香ゎよ組ヶ。
せたときの香り等のほか、これらの素材を揮発度を中心
として、(1) ト、プノートー保留性に乏しく揮発度
の高いもの・(2)ミドルノート−中間の揮発度と保留
性をもつもの。(3)ベースノーI・−揮発度が低く保
留性に富んだもの・と三つに大別し・各々の調和をも考
慮に入れる必要がある。
このような事情から、香料素44を組みあわせて香りを
創造する際、しばしば香料の保留剤が用いられる。すな
わち、保留剤は香料の揮発性をおさえて保留効果を発揮
し、トップノート・ ミドルノート、ベースノート間の
調和をとる目的で配合される。従って、保留剤は、その
もの自身が揮発し杷 にくいものであって、\の揮発しゃずい香f′Iとなじ
みが良くその揮発速度を遅くする効果を持つとともに、
ベースとなる香料の香調を損なうものであってはならず
、無臭のものが好ましいへのである。
従来、一般に使用されていた保留剤として(:1、池田
鉄作編「化粧品学」(改訂13版1978 、P 68
〜吉己 P2O)に立載されているように、ムスク、シベ。
トナトの動物性香料、ムスクケトン、ムスクアンブレ、
ト、ムスクキジロールなどの合成じゃ香・及ヒ大環状化
合物、トルーバルサム、ペルーパル→ノ゛ム、ベンゾイ
ンなどの樹脂、サンダルウツド、ヘチバー・オークモス
などの天然精油があるが、これからはいずれも、そのも
の自身に匂いがあったり、価格が高かったり、安全性上
好ましくなか限 ったすし、使用に関しておのずと側音があった。
又これらのほかに特有のにおいのない保留剤とじエチ て・フタル酸ジ壬イル・安息香酸ベンジルがあるが、特
開昭55−62006に、これらは、匂いのある原オニ
′1の芳香を強くすること及び長びかせることを白から
はほとんどゼず、どちらかといえば広範囲(以下余白) 本発明者らは、上記事項に鑑み、■良好な香料用保留剤
を有し、■香水、オーデコロン等の糸に容易に溶解し、
■低温(0°C程度)ても固化11i Ill 1!ず
・■安全で、■はとんど無臭、である保留剤を得るべく
鋭意研究を重ねた結果、特定の多価アルコールに、特定
量のアルキレン副ギンドをイ・1加重合したポリエーテ
ル系化合物が、その条1′1を満たすこ七を見いたし、
本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、グリセリン、ペンタエリスリトール
、ジペンタエリスリトール、トリメチロ−ルx タン、
又ハトリメチロールプロパンに、プロピレンオキシド2
〜80モルと、エチレンオキノド0〜50モルとを付加
重合したポリエーテル系化合物からなることを特徴とす
る香料用保留剤であるO 料として公知の化合物であるが、香料用保留剤として、
香水、オーデコロン等に配合された例はなく本発明者ら
によって始めて、本効果が見い出されたものである。
このポリエーテル系化合物は、グリセリン、ペンタエリ
スリトール、ジペンタエリスリトール、トリメヂロ−ル
エタン、又はトリメチロールプロパンに、アルカリ触媒
下で、プロピレンオキシド2〜80モルとエチレンオギ
シドO〜50モルトヲ反応せしめることによって容易に
得られる。
プロピレンオキシド弔独付加物は、低温でも液状を呈し
保留剤として良好なものであるが付加モル数が80を超
えると粘性が増加するため好ましくない。プロピレンオ
キシドとエチレンオキシドの付加物は、エチレンオキシ
ドの付加モル数が増加するにつれて低温で固化しやすく
なるため、付加モル数が50モルを超えることは好まし
くない。
本発明に係る保留剤は、香料組成物又は芳香製品中に、
1〜50重量%、好ましくは5〜30重量%程度配合さ
れる。
(以下余白) 次に実施例をあげて本発明をりJに詳細に説明するが、
本発明はこれにより限定されるものではない。配合πは
重置%である。
〈実施例−1〉 香料素A=)i 1.:j種を用い占料モテル処方(表
−1)を作成し、本発明による保留剤が配合された時の
保留効宋を以下の方法により測定した。
モデル香料に表−2に記載の各種保留剤を05〜50重
丁社%の範囲内で配合した溶液曲袖坤11曲鼾丑ヨ臼割
1(保留剤配合試別という)を作成し、7.5 X 1
1.5 ca 、重さ26!7の匂い紙に0.50!7
を均−分・270分・450分の4点とした。所定の放
11′1時間後、調査専門パイ・ル5名により保留効宋
の判>14を行った。
表−1で示した香料組成物は、布置調の香I]で観 香り始めは臭味があり華やかで、バランスのよくとれた
香りであるが、時間の経過と共に香りのバランスがくず
れてくる。これを防ぐために、表−檜に示すがごとき比
較物質類である・サンダルウ。
を多くすると、香り始めのバランスさえをもくずしてし
まう・一方、本発明による保留剤配合試料は、どれも香
り始めはもちろん、時間の経過によっても香りの変化は
極めて少ない。とくに5〜30重1■%配合時にその効
果が顕著であることが判明した0 (以下余白) 表1 香料モデル処方 (以下余白) LO 表−2 保留剤 放置時間 保   留   剤   配合量 。分・ 、5o分分
05 0   △   ×   × グリセリン プ・ピレンオキシド  5  0 0 0
 010  0  0  0  0 7モル付加物  、。  ○  ○  ○  050 
  △   △   ○   ○05 0   △  
 △   △ 5   0000 明                   10  0
   oo。
に         22%)b   tt     
30   0  0  0  0よ         
                 50    ′ 
   6   0   005   △    △  
  △    △る                
         5   0  0  0  010
  0  0  0  0 611ル “   3o   ○  ○  ○  05
0   △   △   △   ○05   △  
  △    △    △5  0  0  0  
0 10  0  0  0  0 フ0ロピレ>7?;F  エチレンオキシド  、。 
  Oo   O○20%lb   5 % lb <
′¥ハロヤ乃  5゜    6   6   0  
 0il 0:香りバランスがよくとれており、少なくとも調香専
門パネル4名以上が良好と判定したもの △:香りのバランスがややくずれているもの×:香りの
バランスが大きくくずれているもの(以下全白) 〈実施例−2〉 香料素材15種を用い香料モデル処方(表−3)を作成
し、本発明による保留剤が配合されたときの保留効果を
測定した。測定方法は実施例−1と同様である。但し使
用した保留剤及び保留剤の配合割合は表−4に示す通り
である。
この香料組成物は柑橘系のフレ、シーな香気であるが時
間の経過とともに香りのバランスがくずれてくる。表−
4に示した比較物質類である)サンダルウツドオイル配
合の場合は経時により・匂いのバランスがくずれ、保留
剤そのものの匂いが表面にでて、香り始めの調和はまっ
たく失なわれる。又、7タル酸ジエチルにおいても、経
時により匂いのバランスがくずれ・本モデル処方の特長
である7し、シュ感は、大きくそこなわれる。このこと
からも、7タル酸ジエチルは保留剤として好ましくない
こkがわかる。一方、本発明による保留剤配合試料は、
どれも香りの変質が極めて少な(、450分後時の比較
物質類配合試料との比較においては、調香専門パネル5
名共に明らかな、1;〕 有意差をもって優れていることを認めた。
(以下余白) 4 表−3香料モデル処方 15 1′;′ 表−4の続き ○=香りのバランスがよくとれており、少なくとも調香
専門パネル4名以上が良好と判定したもの。
△:香りのバランスかや\くずれているもの。
×:香りのバランスが大きくくずれているもの。
(以下余白) 8 〈実施例−3〉 実施例−2で作成したモデル香料を用い、(−デコロン
モデル処方(表−5)を作成し、本発明による保留剤が
配合された時の保留効果をfll!l定した。但し、保
留剤としてはペンタエリスリトールプロピレンオキシド
6ク ル付加物を用いた。
た。但し放置時間は0分、I分、60分、150分とし
た。その結果、空試験試料では田介接時において、早く
も匂いの調和がくずれ、フレ、シュ感もそこなわれ、更
に150分後時においては、明らかに香りの変質が認め
られた。本発明の保留剤配合試料は、お分径〜150介
接時迄の経時において香りの変質が極めて少なく、15
0分後時の空試験試だ。
特許出願人 株式会社 資 生 堂 手続補正書く自発) 昭和59年12月271.1−1 特許庁長官若杉和夫殿 2、発明の名称 香料用保留剤 3、補正をする者 明細書の発明の詳細な説明の欄 5、補正の内容 (1)明細書第2頁第9行目「装置調香り」とあるを、
「布置調の香り−1と補正する。
(2)明細書第3頁第19行目「P69)Jとあるをr
P69.株式会社南山堂)」補正する。
(7)明細書第12頁第18行目「香りの変質」とある
を、「香りの変化」と補正する。
(8)明細書第17頁第19行目「香りの変質」とある
を、「香りの変化」と補正する。
リ              リ (9)明細書第18頁第1行目「@の変質」とあるを、
「廿の変化」と補正する。
00)明細書第18頁第2行目「調香専用パネル」とあ
るを、「調査専門パネル」と補正する。
(以下余白) 98

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 グリセリン)ペンタヘリスリトール、ジペンタx  I
    J  7.  ’J   ト − ル 、  ト リ 
    メ チ ロ − ル エ タ ン 、ltトリメチロー
    ルプロパンにプロピレンA−キシド゛2〜80モルと、
    エチレンオキシ10−50系 加重合したポリエーテルへ化合物からなることを特徴と
    する香料用保留剤。 (以下余白)
JP18498082A 1982-10-21 1982-10-21 香料用保留剤 Granted JPS5976012A (ja)

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JP18498082A JPS5976012A (ja) 1982-10-21 1982-10-21 香料用保留剤

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JPH0233688B2 JPH0233688B2 (ja) 1990-07-30

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6267016A (ja) * 1985-09-19 1987-03-26 Kobayashi Kooc:Kk 香料組成物
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