JP2002060330A - 香り付きの透明な固形化粧料 - Google Patents

香り付きの透明な固形化粧料

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JP2002060330A
JP2002060330A JP2001206837A JP2001206837A JP2002060330A JP 2002060330 A JP2002060330 A JP 2002060330A JP 2001206837 A JP2001206837 A JP 2001206837A JP 2001206837 A JP2001206837 A JP 2001206837A JP 2002060330 A JP2002060330 A JP 2002060330A
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fatty
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    • A61K2800/262Transparent; Translucent

Abstract

(57)【要約】 【課題】 香付けし、フレグランスが組成物中の他の成
分と接触していても分解することなく、ケラチン物質上
でフレグランスを長持ちさせることが可能な組成物。 【解決手段】 透明な固形状化粧品組成物であって、生
理学的に許容される媒質中に、少なくとも1のニオイ物
質の、ケラチン物質に香付けするに有効な量と、少なく
とも1のポリマーからなる液体脂肪相からなる組成物で
あるが、このポリマーは重量平均分子量が1,000〜
30,000の範囲にあり、a)少なくとも1のヘテロ
原子を含む炭化水素性反復単位を有するポリマー骨格及
び、b)官能基を任意に有していてもよいが、ペンダン
ト及び/又は末端についた形でそれらの単位に結合して
いる、12〜120の炭素原子数からなる少なくとも1
の脂肪鎖を含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固形で透明であって
任意に着色を施した、ニオイ物質(フレグランス又はア
ロマ)を有する化粧品用組成物(化粧料)に関し、その
組成物の目的は、ヒトの皮膚(頭皮を含む)及び/又は
唇に香付けすることであって、その組成物は特定のポリ
マーによってゲル状化された液体脂肪相を含んでおり、
前記の組成物は成型製品又はスティックとして提供され
るものであり、また本発明は、前記の組成物の使用、特
に化粧的使用に関し、それを適用した時にフレグランス
が長持ちする結果が得られるものである。
【0002】
【従来の技術】フレグランスが各種のニオイ物質の組合
せであることは知られており、それらが時間をずらして
蒸発する。それぞれのフレグランスが示すのは、まず
「トップノート」として知られているもので、フレグラ
ンスを付けた直後あるいはフレグランスを入れた容器を
開けた時に感じるニオイであり、次が「ハートノート又
はボディノート」で、これが本当のフレグランスに相当
し(「トップノート」から数時間の間の香り)、さらに
「ベースノート」で最も長い間残るオウダである(「ハ
ートノート」から数時間の間の香り)。ベースノートが
長続きするということは、フレグランスが長く続くこと
に相当する。
【0003】大昔からヒトはパフューム(perfum
e)を身につけ、身の回りの品物や住んでいる場所に香
付けし、それによって強烈及び/又は不快なスメル(s
mell)をマスキングしたり、心地よいスメルを得た
りすることを試みてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】多くの商品又は組成
物、特に化粧品及び皮膚科学的な商品又は組成物におい
てフレグランスを導入することがよくおこなわれる。実
際のところ、これらの商品又は組成物の性質によって
は、フレグランスを導入すること及び/又は所望の嗅覚
効果を維持させることは必ずしも容易ではない。
【0005】さらに、特に皮膚及び/又は毛髪に香付け
する目的の、香り付け製品が存在する。通常の香り付け
製品は液体の形状で提供され、そのフレグランスはアル
コール(エタノール)に溶解されている。さらには、ア
ルコールを使用しない固形のフレグランスも皿状の形態
で市販されているが、このものによって消費者にはパフ
ュームを身につける新しい方法が提供され、また、アル
コール基材のものに比較すると刺激性が少なく可燃性も
ないという利点もある。固形状物の利点はこの他にもあ
って、スプレーが必ずしも届かないような特定の場所に
香付けすることが可能となり、また、フレグランスをま
き散らす様な状態を防ぐことが可能となる。
【0006】最新技術による香り付け用「固形物」は、
水を使用しない形状であって、フレグランスに対する溶
解性を高めるための「脂肪性物質」(又「センティング
・バルサム」を多く含んでいるか、又は、パウダーに富
む形状であって、たとえば、メークアップに用いるコン
パクト用パウダーに似た圧縮パウダーのようなものであ
る。これら固形の形状物は不透明であるが、それは、あ
る程度透明性を損なう結晶格子を有するワックスを使用
しているためか、あるいは非透明性のパウダーを含んで
いるためである。
【0007】透明性又は半透明性は、特に望ましくまた
価値のある性質であって、これは他の、たとえば繊維や
デザインなど他の分野とも共通した傾向である。透明性
を与えることによって、固形物の内部に目で見える形で
対象物、たとえば粒子状成分(混和しない光沢剤、顆粒
物、球状物、その他)を埋め込むことが可能となる。さ
らに、これらの透明な製品であれば、「従来からの」着
色メークアップ用製品、たとえばリップスティックに、
元々の色を変化させることなく心地よいスメルを唇につ
ける目的だけのために、加えることが可能となる。
【0008】以上のようなことから、従来技術による製
品にあった欠点を持たない、香り付け製品、特に化粧品
製品が依然として要望されており、また、完全に透明で
且つ任意に着色できる香り付け製品への要望は特に強い
がそれは、香付けし、さらに、フレグランスが特に組成
物中の他の成分と接触していても分解することなく、ケ
ラチン物質上でフレグランスを長持ちさせることを可能
とするような組成物は、消費者に新しい視覚イメージを
与えることができるからである。そのような組成物が適
用されるケラチン物質とは、特に皮膚、唇及び体表成長
物を指すが、なかでも特に皮膚に適用されることが多
い。
【0009】この要望に応えるために克服すべき問題点
は、(自重では流れることがない)固形状組成物を調製
して、それに高い濃度でフレグランス又はアロマを組み
入れながらも固形状組成物の透明性には影響が出ないよ
うにすることである。通常は、かなり大量のフレグラン
スを組み入れると、製品が不透明になってしまうからで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】驚くべき事に、特定のポ
リマーを使うことによって、油類をゲル状にし、その系
の透明性には悪影響をおよぼすことなく、高い濃度のフ
レグランス又はアロマを組み入れた透明な固形物を得る
ことが可能となることを本出願人は見出した。ポリマー
として使用することができるのは、反復単位を有し、ヘ
テロ原子を含むポリマー骨格と、少なくとも1のペンダ
ント脂肪鎖及び/又は末端脂肪鎖とを有するポリマー
か、又はアミドの反復単位を有するポリマー骨格と、任
意に少なくとも1のペンダント脂肪鎖及び/又は末端脂
肪鎖とを含むポリアミド、のいずれでもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】したがって本発明の主題は、透明
な無水固形化粧料であって、生理学的に許容されうる媒
体中に、組成物の全重量に対して少なくとも2 重量%の
1以上のニオイ物質(フレグランス又はアロマ)と、少
なくとも1のポリマーであって、重量平均分子量が1, 0
00乃至30,000の範囲にあり、 a)少なくとも1のヘテロ原子を有する炭化水素性の反復
単位を有するポリマー骨格、及び b)12 乃至120の炭素原子を有し、当該単位に結合した、
少なくとも1の任意に官能化されたペンダント脂肪鎖及
び/又は末端脂肪鎖を含むポリマーを含む液体脂肪相と
を含む組成物である。
【0012】本発明の別の主題は、透明な無水固形化粧
料であって、生理学的に許容されうる媒体中に、少なく
とも2重量%の少なくとも1のニオイ物質と、少なくと
も1のポリアミドであって、重量平均分子量が1,000乃
至 30,000の範囲にあり、 a)アミド反復単位を有するポリマー骨格、及び b)任意に、少なくとも1の任意に官能化されたペンダン
ト脂肪鎖及び/又は末端脂肪鎖であって、12乃至120の
炭素原子を有し、当該アミド単位に直接結合しているも
の、を含むポリアミドを含む液体脂肪相とを含む組成物
である。
【0013】ポリアミドを含む本発明の組成物における
(単一または複数の)ニオイ物質の量は、組成物の全重
量に対して好ましくは2〜15重量%、さらに好ましく
は3〜12重量%、一層さらに好ましくは4〜10重量
%の範囲である。
【0014】「生理学的に許容されうる媒体」という用
語は、本発明の組成物において、ヒトの皮膚(瞼の裏側
を含む)、唇、爪又は毛髪に適用できる毒性の無い媒体
を意味していると理解されたい。
【0015】さらに、「固形状の組成物」という用語
は、本発明においては、延ばすことが可能であっても不
可能であってもよいが、自重では流れることがなく、そ
の硬さが、5〜600g(グラム)、さらに好ましくは
10〜450g、一層さらに好ましくは50〜450g
の強度を示すような組成物を意味すると理解されたい。
この硬さは、前記の組成物にプローブを貫入させる方法
で測定することが可能であって、特に、高さ2.5c
m、直径2mmのステンレススチール製のシリンダーを
取りつけたテクスチャー分析計(たとえば、Rheo社のT
A−XT2型など)が使用できる。硬さ測定は約20℃
で実施し、その組成物について5つの試料の中央部で測
定する。それぞれの試料にシリンダーを、前速度2mm
/s、ついで1mm/s、最終的には後速度2mm/s
で貫入させていき、トータルの変位は2mmとし、試料
の面積は少なくとも針の直径の10倍以上とし、その厚
みは少なくとも1cmとする。硬さとして記録する数値
は、最大ピークの値である。
【0016】本発明の組成物は、塗着面に直接適用する
ことが可能であって、すなわち、塗着面、特に皮膚に適
用するために濡らす必要がない。「塗着面(subst
rate)」という用語は、本発明の組成物の場合で
は、局所的に適用することが可能なあらゆる表面であっ
て、特に、皮膚、たとえばまつげ及び毛髪のようなケラ
チン物質の繊維、頭皮、及び唇のような粘膜を意味する
と理解されたい。
【0017】本発明による組成物は透明である。「透明
な組成物」という用語は、本明細書においては透明ない
しは半透明な組成物を意味すると理解されたい。これは
すなわち、濁度(turbidity value)が
800NTU未満、好ましくは600NTU未満であ
る。NTU(比濁濁度単位、Nephelometri
c Turbidity Unit)は、組成物の濁り
を計量するための単位である。濁度測定はたとえば、Ha
ch 社の2100P型濁度計で、測定管にはAR397
A(カタログ番号24347−06)を使用して実施す
ることができる。この測定は常温(20〜25℃)でお
こなう。濁度の数値は製品の透明度によって決まるが、
着色剤が使用されている時には色調の影響も受ける。そ
のために、青色の透明組成物では濁度が750NTUに
までなることがあるのに対して、赤色の透明組成物では
濁度が200NTUまでにしかならない。
【0018】本発明による組成物に使用されるポリマー
によって、皮膚の上に良質な層を形成するのに特に十分
な強度と堅牢さを持つ、延ばすことが可能あるいは不可
能な固形状組成物を得ることが可能となる。本発明の組
成物は特に、透明なスティック、又は、透明な皿状又は
壺状の成型物として提供される。
【0019】「ニオイ物質」という用語は、本明細書に
おいては、ニオイを発生するフレグランス又はアロマの
すべてを意味すると理解されたい。
【0020】「液体脂肪相」という用語は、本発明で意
味するところでは、脂肪相であって、常温(約25℃)
常圧(約760mmHg)で液状であり、常温で液状の
1以上の脂肪物質を含み、油とも呼ばれているもので、
互いに相溶性のあるものを意味すると理解されたい。
【0021】液体脂肪相はポリマーによって構造化され
ており、液体脂肪相のこの構造化(ゲル化)は使用する
ポリマーの性質によって変えることが可能である。この
ように液体脂肪相を構造化(ゲル化)させることによっ
て、ニオイ物質、特にフレグランスの放出が可能とな
り、この放出は塗着面(特に皮膚)へ適用時に生じ、且
つ時間を経過してもそれが続くものである。すなわち、
本発明の組成物に用いるポリマーによって、ニオイ物質
が長時間保持され、そのスメルが長期間続くのである。
【0022】したがって本発明の別の主題は、十分な量
の、重量平均分子量が1,000乃至30,000の範
囲にあり、 a)少なくとも1のヘテロ原子を有する炭化水素性の反
復単位を有するポリマー骨格、及び b)12 乃至120の炭素原子を有し、当該炭化水素性単位
に結合した、任意に官能化された少なくとも1のペンダ
ント脂肪鎖及び/又は末端脂肪鎖を含む少なくとも1の
ポリマーの、生理学的に許容されうる媒対中においてニ
オイ物質を含む組成物中における使用であって、当該ニ
オイ物質の持続性を促進するための使用である。前記の
組成物は特に化粧品組成物である。
【0023】本発明のさらなる主題は、十分な量の、重
量平均分子量が1,000乃至30,000の範囲にあ
り、 a)アミド反復単位を有するポリマー骨格、及び b)12 乃至120の炭素原子を有し、当該アミド単位に結
合した、任意に官能化された少なくとも1のペンダント
脂肪鎖及び/又は末端脂肪鎖を含む少なくとも1のポリ
マーの、生理学的に許容されうる媒対中においてニオイ
物質を含む組成物中における使用であって、当該ニオイ
物質の持続性を促進するための使用である。前記の組成
物は特に化粧品組成物である。
【0024】「有効な量」という用語は、実施にあたっ
て、組成物の全重量に対して少なくとも2%、好ましく
は少なくとも3重量%、さらに好ましくは4重量%以上
を意味するものと理解されたい。(単一又は複数の)ニ
オイ物質の量は、組成物の全重量に対して、たとえば2
〜15重量%、好ましくは3〜12重量%、さらに好ま
しくは4〜10重量%の範囲とすることができる。
【0025】本発明の組成物における構造化のためのポ
リマーは、固形状物であって、常温(25℃)では変形
しないものである。これは、組成物を構造化させて、し
かも不透明にはしないものである。
【0026】「ポリマー」という用語は、本発明の範囲
においては、少なくとも2つの反復単位を有する化合物
を意味すると理解されたい。
【0027】「官能化された鎖」という用語は、本発明
の範囲においては、1以上の官能基又は反応性基を含む
アルキル鎖を意味すると理解されるべきであるが、それ
らの基は特に、ヒドロキシル、エーテル、オキシアルキ
レン又はポリオキシアルキレン、カルボキシル、アミ
ン、ハロゲン(フルオロ化基又は過フルオロ化基を含
む)、エステル、シロキサン又はポリシロキサン基から
選択される。さらに、1以上の脂肪鎖の水素原子を少な
くとも部分的にフッ素原子と置換することもできる。こ
の脂肪鎖は12〜120個の炭素原子、好ましくは12
〜68個の炭素原子からなる。
【0028】「炭化水素性反復単位」という用語は、本
発明の範囲においては、2〜80個の炭素原子、好まし
くは2〜60個の炭素原子を含む単位であって水素原子
と任意に酸素原子が付いているものを意味すると理解さ
れるべきであり、それらは直鎖状、分岐状又は環状、そ
れに飽和又は不飽和であってよい。さらに、これらの単
位それぞれには、ペンダントの状態ではない1個から数
個のヘテロ原子を含んでおり、それらはポリマー骨格中
にある。これらのヘテロ原子は、窒素、硫黄、リン原子
及びそれらの組合せから選択されるが、任意に1以上の
酸素原子とも組合される。この単位にはさらに、カルボ
ニルタイプの極性基を含んでいてもよい。
【0029】ヘテロ原子を含むこれらの単位としては特
に、ポリアミド型の骨格を形成するアミド単位又は、ポ
リウレタン、ポリウレア及び/又はポリウレアウレタン
骨格を形成するカルバメート及び/又はウレア単位があ
る。これらの単位で好ましいのはアミド単位である。
【0030】単数又は複数のペンダント鎖は、ポリマー
骨格のヘテロ原子の少なくとも1個に直接結合している
のが好ましい。
【0031】このポリマーでは、炭化水素性単位の間
に、シリコーン単位又はオキシアルキレン化単位が含ま
れていてもよい。
【0032】さらに、本発明の組成物におけるポリマー
には有益には、ヘテロ原子の単位と脂肪鎖の単位の数の
合計に対して、脂肪鎖が40〜98%、好ましくは50
〜95%の割合で含まれている。ヘテロ原子の単位の性
質と割合は、液体脂肪相の性質と関係があり、特に脂肪
相の性質と類似している。したがって、ヘテロ原子の単
位が極性を増し、その割合がポリマー中で多くなるほど
(このことは複数のヘテロ原子が存在することにも通じ
る)、極性の油に対するポリマーの親和性が大きくな
る。他方、ヘテロ原子の単位の極性が減少して実際には
非極性になったりあるいは存在割合が減少したりする
と、非極性な油に対するポリマーの親和性が大きくな
る。
【0033】この組成物の有する快適性を維持するため
に、本発明の組成物には、シロキシシリケート単位を持
つシリコーン(silicon)樹脂やトリメチル化シリカを
含まないのが好ましい。
【0034】本発明のひとつの実施態様によれば、構造
化用ポリマーは、ポリアミドであって、任意に官能化さ
れた、少なくとも1のペンダント脂肪鎖及び/又は末端
脂肪鎖を任意に含んでいるものである。これらが存在す
る場合には、ペンダント脂肪鎖はアミド単位の少なくと
も一つの窒素原子に結合していることが好ましい。特
に、このポリアミドの脂肪鎖は、アミド単位と脂肪鎖の
数の合計に対して、40〜98%の割合で存在し、より
好ましくは50〜95%である。
【0035】本発明の組成物に使用可能な好ましい構造
化用ポリマーとしては、12〜120の炭素原子、好ま
しくは12〜68の炭素原子を有する、ペンダント脂肪
鎖及び/又は末端脂肪鎖をもつ分岐ポリアミドをあげる
ことができるが、この末端脂肪鎖はエステル基を介して
ポリアミド骨格に結合されている。これらのポリマーは
さらに特定して、Union Camp 社からの米国特許第5
783 657号の文書中に開示されている。それぞれ
のポリマーは特に次の式(I):
【0036】
【化3】
【0037】(ここで、nはアミド単位の全数を表して
おり、エステル基の数は、エステル基とアミド基の合計
の数の10〜50%になるようになっており;R1はそ
れぞれに独立して、少なくとも4個の炭素原子を有する
アルキル又はアルケニル基であり;R2はそれぞれに独
立して、C4〜C42の炭化水素性の基であるが、ただ
し、R2基の内少なくとも50%はC30〜C42の炭
化水素性の基を表しており;R3はそれぞれ独立して、
少なくとも2個の炭素原子を含む有機基であり、水素原
子と任意に一つ以上の酸素又は窒素原子を含んでおり;
そして、R4はそれぞれ独立して、水素原子、C1〜C
10アルキル基、又は直接にR3基又は他のR4基と結合
しており、その結果、R3及びR4が共に結合している窒
素原子はR4−N−R3で表されるヘテロ環構造の一部を
構成していているが、 R4基の少なくとも50%は水素
原子である)を満たしている。
【0038】特に式(I)のエステル基は、本発明の範
囲においては、末端脂肪鎖及び/又はペンダント脂肪鎖
の一部を構成していて、エステル基及びアミド基の合計
の数の15〜40%、好ましくは20〜35%を占め
る。さらに、nは好ましくは1〜5の整数をあらわす。
好ましくはR1はC12〜C22のアルキル基、さらに
好ましくはC16〜C22のアルキル基である。好まし
くは、R2はC10〜C42の炭化水素性の基(好まし
くはアルキレン基)で重合脂肪酸又は二量化脂肪酸から
カルボキシル基を除いた構造を有している(これらの基
はアミドの生成に用いられている)。好ましくは、R2
基の少なくとも50%、さらに好ましくは少なくとも7
5%は、30〜42の炭素原子を有している。残りのR
2基は、C4〜C19及びさらにはC4〜C12の水素
化された基である。R3がC2〜C36の炭化水素性基
又はポリオキシアルキレン化された基であり、R4が水
素原子であるのが好ましい。R3がC2〜C12の炭化
水素性基であるのが好ましい。この炭化水素性の基は、
直鎖状、環状又は分岐状であっても、また、飽和であっ
ても不飽和であっても構わない。さらに、アルキル基及
びアルキレン基は、直鎖状又は分岐状であっても、ま
た、飽和であっても不飽和であっても構わない。
【0039】好ましくは、本発明の組成物におけるポリ
マーは、その重量平均分子量が2,000から20,0
00の範囲、より好ましくは2,000から10,00
0の範囲である。
【0040】本発明によれば、液体脂肪相を構造化する
には、1以上のポリマーを用い、詳しくは1以上の式
(I)のポリマーを用いることによって可能となる。式
(I)のポリマーは一般に、ポリマーの混合物の形で調
製されるが、これらの混合物にはさらにnの値がゼロの
式(I)の化合物、すなわちジエステルに相当する合成
品を含有させておくことも可能である。
【0041】本発明による組成物に使用することが可能
なポリマーの例として、Bush BoakeAllen 社によって製
造及び/又は販売されている、商品名 Uniclear 80 及
び Uniclear 100 をあげることができる。これらはそれ
ぞれ、鉱油中に(活性物質として)80%のゲル、及び
(活性物質として)100%のゲルの形態にして販売さ
れている。それらの軟化点は88℃及び94℃である。
これらの市販製品はC36の二酸をエチレンジアミンと
縮合させたコポリマーであって、このコポリマーをセチ
ルステアリルアルコール又はステアリルアルコールでエ
ステル化してあり、平均分子量は約4,000〜6,0
00である。
【0042】また、本発明に用いることが可能な構造化
用ポリマーとしては、脂肪族ジカルボン酸とジアミンと
を縮合させて得られるポリアミド樹脂(2個以上のカル
ボニル基及び2個以上のアミノ基を有する化合物を含
む)をあげることができるが、それぞれの単位の端のカ
ルボニル基とアミノ基はアミド結合を介して縮合されて
いる。これらのポリアミド樹脂では特に、General Mill
s社及びCognis社で製造及び/又は販売されている商標
名Versamide(商標)(Versamid 930, 744又は1655)
や、Olin Mathieson Chemical 社からの商標名Onamid
(商標)、特にOnamidS 又は C をあげることができ
る。これらの樹脂は重量平均分子量が6,000〜9,
000である。これらポリアミドについてより詳しく
は、米国特許第3,645,705号及び同A第3,1
48,125号の文書を参照されたい。さらに特定すれ
ば、Versamid(商標)930又は744 が使用される。
【0043】Swan 社から製造及び/又は販売されてい
る商品名 Casamid(商標)(Casamid872、876、879)も
また使用することが可能である。これらのポリマーは脂
肪酸ダイマーと脂肪族ジアミンからのポリアミドであ
る。
【0044】二量体脂肪酸系のポリアミドであって、Ar
izona 社から製造及び/又は販売されている Uni-Rez
(110, 120, 118, 126, 138, 141)や、Henkel 社から
製造及び/又は販売されている Macromelt 6212 もまた
使用できる。これらのポリアミドについてさらに詳しく
は、米国特許第5 500 209号の文書を参照され
たい。
【0045】もちろん、上記のポリマーを混合した物も
使用可能である。
【0046】本発明の組成物における構造化用ポリマー
の軟化温度は70℃以上であって最高は190℃までで
あることが好ましい。軟化温度は好ましくは80〜13
0℃である。詳しくは、これらのポリマーは非ワックス
状のポリマーである。
【0047】活性物質として、この組成物に含まれる
(単一又は複数の)ポリマーの量は、組成物の全重量に
対して、好ましくは0.5〜50重量%、さらに好まし
くは5〜40重量%、一層さらに好ましくは10〜30
重量%である。
【0048】本発明の組成物では、ニオイ物質として、
天然又は合成のフレグランス及びアロマ、及びそれらの
混合物を使用することができる。天然ベースのフレグラ
ンス及びアロマとしてあげられるのは、たとえば、花か
らの抽出物(ユリ、ラベンダー、バラ、ジャスミン又は
イランイラン)、幹からの抽出物及び葉からの抽出物
(パチョリ、ゼラニウム又はペチグレイン)、果実から
の抽出物(コリアンダー、アニス、カロウェイ又はトシ
ョウ)、果皮からの抽出物(ベルガモット、レモン又は
オレンジ)、根からの抽出物(アンゼリカ、セロリ、カ
ルダモン、アイリス又はショウブ)、木材からの抽出物
(マツ、ビャクダン、ユソウボク又はピンク・シダ
ー)、草からの抽出物及びイネ科植物からの抽出物(タ
ラゴン、レモングラス、ヤクヨウサルビア(セージ)又
はジャコウソウ)、針葉からの抽出物及び枝からの抽出
物(トウヒ、モミノキ、マツ又はドワーフパイン)、樹
脂からの抽出物及びバルサムからの抽出物(ガルバヌ
ム、エレミ、ベンゾイン、ミルラ、オリバナム又はオポ
パナックス)などである。
【0049】合成ベースのニオイ物質としては、たとえ
ば、エステル、エーテル、アルデヒド、ケトン、芳香族
アルコール及び炭化水素タイプの化合物があげられる。
【0050】エステルについて特にあげれば、酢酸ベン
ジル、安息香酸ベンジル、イソ酪酸フェノキシエチル、
酢酸p−t−ブチルシクロヘキシル、酢酸シトロネリ
ル、ギ酸シトロネリル、酢酸ゲラニル、酢酸リナリル、
酢酸ジメチルベンジルカルボニル、酢酸フェニルエチ
ル、安息香酸リナリル、ギ酸ベンジル、グリシン酸エチ
ルメチルフェニル、プロピオン酸アルキルシクロヘキシ
ル、プロピオン酸スチラリル及びサリチル酸ベンジルな
どである。
【0051】エーテルとしては、ベンジルエチルエーテ
ルをあげることができる。
【0052】アルデヒドとしては、たとえば、8〜18
の炭素原子を持つ直鎖のアルカナール、シトラール、シ
トロネラール、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、
シクラメンアルデヒド、ヒドロキシシトロネラール、リ
リアール及びブールジオナールなどをあげることができ
る。
【0053】ケトンとしては、たとえば、α−イソメチ
ルイオノンのようなイオノン類及びメチルセドリルケト
ンをあげることができる。
【0054】芳香族アルコール特にテルペンアルコール
については、アネトール、シトロネロール、オイゲノー
ル、イソオイゲノール、ゲラニオール、リナロール、フ
ェニルエチルアルコール及びテルピネオールなどをあげ
ることができる。
【0055】炭化水素としては、テルペン類を特にあげ
ることができる。これらの化合物は、これらニオイ物質
の2以上のブレンド物の形として用いられることも多
い。
【0056】アロマ成分として精油を使用することも可
能で、例をあげれば、セージ油、カモミル油、クローブ
油、バルサム油、ミント油、シナモンリーフ油、ライム
ブロッサム油、トショウ油、ベチバー油、オリバヌム
油、ガルバヌム油、ラボラヌム油及びラバンジン油など
が用いられる。
【0057】次のようなニオイ物質を単独あるいはブレ
ンドで使用することができる。すなわち、ベルガモット
油、ジヒドロミルセノール、リリアール、リラール、シ
トロネロール、フェニルエチルアルコール、α−ヘキシ
ル桂皮アルデヒド、ゲラニオール、ベンジルアセトン、
シクラメンアルデヒド、リナロール、アンブロキサン、
インドール、ヘジオン、サンデリス、レモン油、マンダ
リン及びオレンジからの油、グリコール酸アリルアミ
ン、シクロベルタール、ラベンダー油、セージ油、β−
ダマスコン、ゼラニウム油、サリチル酸シクロヘキシ
ル、フェニル酢酸、酢酸ゲラニル、酢酸ベンジル又はロ
ーズオキシドなどが使用できる。
【0058】本発明の好ましい実施態様によれば、各種
のニオイ物質をブレンドして用いることができ、それに
より、総じて消費者に好まれるセンティングノートが生
まれる。
【0059】本組成物での液体脂肪相は、組成物の全重
量に対して少なくとも20%の量で存在するのが好まし
く、たとえば組成物の全重量に対して、20〜88.5
重量%、好ましくは30〜85重量%、さらに好ましく
は40〜80重量%の量で存在するのが好ましい。油は
極性であっても非極性であってもよく、異なった化学的
性質を持っていてもよく、また単独でもブレンドとして
も使用できる。組成物の透明性を損なわないように選択
すべきである。
【0060】本発明の好ましい実施態様では、この液体
脂肪相は少なくとも一つの極性油と一つの非極性油を含
んでいる。
【0061】極性油について特に述べれば、以下のもの
がある。−脂肪酸とグリセロールのエステルからなるト
リグリセリドを高い含量で持つ炭化水素性植物油であっ
て、その脂肪酸は各種の鎖長を有することができ、その
鎖は直鎖状又は分岐状であり、そして飽和又は不飽和で
ある;これらの油を特にあげていけば、胚種油、トウモ
ロコシ油、ヒマワリ油、シアバター油(karite)、ヒマ
シ油、スウィートアーモンド油、マカダミア油、アンズ
油、ダイズ油、綿実油、アルファルファ油、ケシ油、カ
ボチャ種子油、ゴマ油、キュウリ油、アボカド油、ハシ
バミ油、グレープシード油、ブラックカレント種子油、
マツヨイグサ油、キビ油、オオムギ油、キノア油、オリ
ーブ油、ライ麦油、サフラワー油、ククイ油、トケイソ
ウ油又はジャコウバラ油など;又は、カプリル酸/カプ
リン酸のトリグリセリドであって、Stearineries Duboi
s社から販売されているもの又は Dynamit Novel社から
Miglyol 810, 812及び818の名称で販売されているも
の;−合成エステル及びエーテルであって、たとえば、
ミリスチン酸イソプロピル、アルコール又はポリアルコ
ールのオクタン酸エステル、デカン酸エステル又はリシ
ノール酸エステル、特にC8〜C24脂肪酸と、グリセ
ロール、ソルビタン、グルコース又はメチルグルコース
のようなポリオールとからのエステルであって、たとえ
ば、ソルビタン、グリセリル、グルコース又はメチルグ
ルコースのステアリン酸エステル、イソステアリン酸エ
ステル、ヒドロキシステアリン酸エステル及びオレイン
酸エステル;R5COOR6の式で表される合成油であ
って、ここでR5は1〜40、好ましくは7〜19の炭
素原子を含む直鎖状又は分岐状の高級脂肪酸の残基をあ
らわし、R6は1〜40、好ましくは3〜20の炭素原
子を含む分岐状の炭化水素性鎖をあらわすが、ただし、
R5+R6の炭素原子の数は少なくとも10であり、こ
の例をあげれば、パーセリン油(オクタン酸セトステア
リル)又はイソノナン酸イソノニル、又は安息香酸C1
2〜C15アルキルなどであり;−C12〜C26飽和
脂肪族アルコール、たとえば、オクチルドデカノール、
イソセチルアルコール又はベヘニルアルコールなど;−
脂肪酸;−それらの混合物、などである。
【0062】さらに、非極性の油は特に次のものから選
択することができる。すなわち、シリコーン油であっ
て、室温では液状の揮発性又は非揮発性、直鎖状又は環
状のポリジメチルシロキサン;合成又は鉱物質からの直
鎖状又は分岐状の炭化水素又はフルオロカーボンであっ
て、たとえば、揮発性パラフィン油(たとえばイソパラ
フィン又はイソドデカン)又は非揮発性パラフィン油及
びその誘導体、流動パラフィン、ポリデセン、パーリウ
ム油又はスクアレンのような水素化ポリイソブテンなど
である。
【0063】本発明の好ましい実施態様によれば、この
組成物には、C8〜C24脂肪酸とポリオール、及びC
12〜C26飽和脂肪族アルコール、特にオクチルドデ
カノールとからのエステルから選択した少なくとも1の
油を含んでいる。
【0064】脂肪相にはまた他の脂肪族の物質、たとえ
ば、ワックスを含んでいてもよいが、ただし、後者が組
成物中の他の成分と相溶するとともに、それが組成物の
性質、とりわけその透明性に悪影響をおよぼさない限り
においてである。
【0065】本発明の組成物にはさらに、対象としてい
る分野において従来から使用されている添加剤ならどの
ようのものでも加えることができるが、それらを特にあ
げてみると、酸化防止剤、防腐剤、中和剤、化粧品的又
は皮膚科学的に活性な成分、たとえば、皮膚軟化剤、加
湿剤、ビタミン類、必須脂肪酸、日焼け止め剤及びそれ
らの混合物などである。それらを本発明の組成物に加え
る場合には、組成物の全重量に対してそれらの添加物は
0.001〜20%、より好ましくは0.01〜10重
量%の範囲の量で加えることができる。本組成物には、
化粧品的又は皮膚科学的に活性な成分を少なくとも1種
含んでいるのが好ましい。
【0066】もちろん、当業熟練者ならば、可能な追加
の添加物及び/又はその量を選択することが可能であ
り、それにより、本発明による組成物のもつ優れた性質
が、想定している添加によって、少なくとも実質的に
は、悪影響を受けないようにすることができる。
【0067】本発明は香付けする製品に適用できるだけ
ではなく、ニオイ物質を含みながら、皮膚(頭皮を含
む)及び唇のケア、処置及び/又はメークアップのため
の製品にも適用できる。したがって、本発明による組成
物は、ケラチン物質のための、香り付け、ケア、処置及
び/又はメークアップのための組成物を構成することが
でき、とりわけ透明なスティックとして提供できる。そ
れにより構成されるものとしては、たとえば、顔面の皮
膚の日焼け防止のための棒状製品;化粧落とし用製品;
ヒトの顔及び体の両方に対しての皮膚メークアップ用製
品などで、特に着色メークアップ製品の形で、たとえ
ば、棒状あるいは皿状のファウンデーション成型物、頬
紅及びおしろい、リップスティック、コンシーラー及び
模擬的な入れ墨など;目、眉毛及び/又は毛髪のための
メークアップ用製品であって、たとえば、鉛筆状のアイ
ライナー及びマスカラタブレット;又は、身体用衛生用
品などがある。特に香付けするのに適している。
【0068】本発明のさらなる主題は、ヒトのケラチン
物質、特に皮膚、唇及び体表成長物に香付けする美容方
法であって、これまでに定義してきた組成物をケラチン
物質に適用することを含んでいる。
【0069】本発明の特定な実施態様によれば、本組成
物には着色物質を含ませることができ、それは、一般に
化粧品的又は皮膚科学的な組成物に使用される親油性染
料又は親水性染料、及びそれらの混合物から選択するこ
とが可能である。この着色物質は、組成物の全重量に対
して、0.001〜5%の割合、好ましくは組成物の全
重量に対して0.01〜2%の割合で存在させることが
できる。
【0070】油溶性染料には、たとえば、スーダンレッ
ド、DCレッド17,DCグリーン6、β−カロチン、
ダイズ油、スーダンブラウン、DCイエロー11、DC
バイオレット2、DCオレンジ5又はキノリンイエロー
などがある。
【0071】本発明による組成物は、一般に化粧品又は
皮膚科学の分野で用いられる公知のプロセスを使用して
製造することができる。たとえば、次のようなプロセス
で製造できる。すなわち、ポリマーを加熱して少なくと
もその軟化温度にまで上げ、そこへ他の成分、着色物質
及び添加物を添加し、次いでその混合物を撹拌して、綺
麗な透明溶液を得る。得られた均一混合物を適当な型、
たとえばリップスティック型に注入するか、あるいは、
包装容器(ケース、特に壺又は皿)に直接流し込む。
【0072】本発明について、以下の実施例によってさ
らに詳しく説明する。特に記さないかぎり、パーセント
は重量%である。
【0073】実施例1: 香り付け用組成物 −Uniclear 100 25% −パフューム抽出物 4% −パフューム油 61% −オクチルドデカノール 10%
【0074】手順:パフューム抽出物以外の成分を加熱
条件下(約80℃)で混合し、次いでパフューム抽出物
を加える。この混合物を撹拌してから型に流し込み、常
温(20〜25℃)まで放冷する。
【0075】完全に透明なスティックが得られ、このも
のの硬さは強度で73gであった。このスティックは香
りが強く、皮膚に適用したあと長時間たってもフレグラ
ンスが保持された。
【0076】濁度の測定:測定には Hach 社の2100
P可搬型濁度計を使用し、測定管には2100P:AR
397A(カタログ番号24347−06 pk/6)
型を用いた。
【0077】この測定を実施するためには、測定対象の
組成物を測定管の中に流し込み、それを濁度計にセット
する。この組成物の濁度は12.8NTUであった。
【0078】保持力試験 比較試験1: 本発明による実施例1のスティックの保
持力を、同一量のパフューム抽出物を含む液状組成物と
比較して測定した。この液状組成物は一般に用いられて
いる香り付け用の水中油型エマルションで、油が17重
量%、界面活性剤及び共活性剤が7重量%、パフューム
抽出物が4%、グリセロールが7重量%、そして100
重量%までの残りは水である。
【0079】検討対象の組成物の保持力を測定するため
に、4mlの薬瓶(ネジ蓋式、クリンプボトル)に約2
5mgの組成物を入れ、接触面積を40mm2として、
温度40℃で、空気を毎分45mlの流量で流して、動
的な蒸発平衡におく。組成物を適用してから、5分〜6
時間10分までの間の6点で、検討対象の組成物に残存
しているフレグランスから放出されるフレグランスにつ
いて定量する。
【0080】下記の表1の数値は、積分単位(Inte
gration unit、IUx 10−5)で表さ
れており、それぞれの定量の時点でのフレグランスによ
るピークの全面積を表している。
【0081】
【表1】
【0082】この表からわかるのは、6時間にわたって
調節をしながら動的な蒸発をさせた後では、本発明によ
る無水のスティックは、先行技術による液状組成物に比
較して2倍のフレグランスを放出しており、また、4時
間12分後のスティックからのフレグランス放出量は、
液状組成物が1時間33分後に放出していた量と同等で
ある。したがって、本発明のスティックによる保持効果
は、比較対象とした液状組成物の保持効果の約3倍の大
きさがあることになる。
【0083】比較試験2: 本発明による実施例1のス
ティックの保持効果を、パフューム抽出物をリモネン又
はシトロネロールとして測定したが、試験方法は先のも
のと同じで、同種のパフューム抽出物を同一量含む先行
技術による固形状組成物と比較した。先行技術の固形状
組成物には、炭化水素性油が53.4重量%、ワックス
が9重量%、パフューム抽出物が4重量%、フィラーが
33.5重量%、それに染料と酸化防止剤が0.1重量
%含まれている。
【0084】次に示す表2及び表3の数値は、積分単位
(IU x 10−3)で表されており、それぞれの定量
の時点でのフレグランスによるピークの全面積をリモネ
ン(表2)及びシトロネロール(表3)について示して
いる。
【0085】
【表2】
【0086】
【表3】
【0087】表2及び表3から、本発明によるスティッ
クのほうが、フレグランスをより徐々に、且つより引き
つづき放出することができ、したがって長時間にわたる
保持性がより良好であることがわかる。
【0088】実施例2: バイオレットの香付けした唇
のためのバルサム −Uniclear 100 25% −"Violine"フレグランス 4% −パーリウム油 60.998% −オクチルドデカノール 10% −D&CバイオレットNo.2染料 0.002% 手順は実施例1と同様である。
【0089】唇用の棒状バルサムは完全に透明なものと
して得られ、バイオレットに着色されており、唇に心地
よい香付けした。このスティックの硬さは強度で47g
であった。
【0090】濁度の測定も実施例1と同様にしておこな
い、濁度の値は12.8NTUであった。
【0091】実施例3: 香り付け用スティック −Versamid 940 25% −フレグランス 2% −オクチルドデカノール 73% 手順は実施例1と同様である。
【0092】完全に透明なスティックが得られ、その硬
さは強度で52.5gであった。
【0093】濁度の測定も実施例1と同様にしておこな
い、濁度の値は18.6NTUであった。
【0094】実施例4: 香り付け用成型製品: −Casamid 872 25% −フレグランス 2% −オクチルドデカノール 73% 手順は実施例1と同様である。
【0095】透明でやわらかな成型製品が得られ、皿状
にでき、その硬さは強度で5gであった。
【0096】濁度の測定も実施例1と同様にしておこな
い、濁度の値は334NTUであった。
【0097】実施例5: 香り付け用成型製品: −Uni-Rez 100 20% −フレグランス 2% −オクチルドデカノール 78% 手順は実施例1と同様である。
【0098】透明でやわらかな成型製品が得られ、皿状
にでき、その硬さは強度で6gであった。
【0099】濁度の測定も実施例1と同様にしておこな
い、濁度の値は7.98NTUであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/04 A61K 7/04 7/06 7/06 C08G 69/34 C08G 69/34 C08K 5/04 C08K 5/04 C08L 77/08 C08L 77/08 91/00 91/00 99/00 99/00 Fターム(参考) 4C083 AC071 AC072 AC401 AD071 AD072 BB13 BB41 CC01 CC11 CC13 CC28 CC31 DD01 DD11 DD21 DD28 EE01 EE06 EE11 EE21 4J001 DA01 DC03 DC12 EB71 EC05 EE25C FB03 FC03 GA11 JA20 JC01 JC10 4J002 AE052 AE053 AJ003 BB182 BB192 CL041 CP032 EA016 EC066 EC067 ED027 EE017 EE037 EH036 EH037 EH046 EH076 EH077 EH126 EH127 GB00

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な無水固形化粧料であって、生理学
    的に許容されうる媒体中に、組成物の全重量に対して少
    なくとも2 重量%の1以上のニオイ物質と、少なくとも
    1のポリマーであって、重量平均分子量が1, 000乃至3
    0,000の範囲にあり、 a)少なくとも1のヘテロ原子を有する炭化水素性の反復
    単位を有するポリマー骨格、及び b)12 乃至120の炭素原子を有し、当該炭化水素性単位に
    結合した、少なくとも1の任意に官能化されたペンダン
    ト脂肪鎖及び/又は末端脂肪鎖を含むポリマーを含む液
    体脂肪相とを含む組成物。
  2. 【請求項2】 前記の液体脂肪相が、少なくとも1の極
    性オイル、及び少なくとも1の非極性オイルを含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 C8-C24脂肪酸とポリオールとのエステ
    ル、及びC12乃至C26の飽和脂肪アルコールから選択され
    た少なくとも1のオイルを含むことを特徴とする請求項
    1又は2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 オクチルドデカノールを含むことを特徴
    とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 前記のヘテロ原子を有する単位がアミド
    であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に
    記載の組成物。
  6. 【請求項6】 前記の脂肪鎖が、脂肪鎖、及びヘテロ原
    子を有する単位の全部の数に対して40乃至98%を占める
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の
    組成物。
  7. 【請求項7】 前記の脂肪鎖が、脂肪鎖、及びヘテロ原
    子を有する単位の全部の数に対して50乃至95%を占める
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の
    組成物。
  8. 【請求項8】 前記の一又は複数のペンダント脂肪鎖
    が、前記のヘテロ原子の少なくとも1に直接結合してい
    ることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載
    の組成物。
  9. 【請求項9】 透明な無水固形化粧料であって、生理学
    的に許容されうる媒体中に、 少なくとも2重量%の少なくとも1のニオイ物質と、 少なくとも1のポリアミドであって、重量平均分子量が
    1,000乃至 30,000の範囲にあり、 a)アミド反復単位を有するポリマー骨格、及び b)任意に、少なくとも1の任意に官能化されたペンダン
    ト脂肪鎖及び/又は末端脂肪鎖であって、12乃至120の
    炭素原子を有し、当該アミド単位に直接結合しているも
    の、を含むポリアミドを含む液体脂肪相とを含む組成
    物。
  10. 【請求項10】 前記のポリアミドが、1以上のペンダ
    ント脂肪鎖であって、前記のアミド単位の少なくとも1
    の窒素原子に直接的に結合しているものを含むことを特
    徴とする請求項9に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 前記のポリアミドが、1以上の末端脂
    肪鎖であって、エステル基を介して前記の骨格に結合し
    ているものを含むことを特徴とする請求項9または10
    に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 前記の脂肪鎖が、脂肪鎖、及びアミド
    単位の全部の数の40乃至98%を占めることを特徴とする
    請求項10又は11に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 前記の脂肪鎖が、脂肪鎖、及びアミド
    単位の全部の数の50乃至95%を占めることを特徴とする
    請求項12に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 前記の脂肪鎖が、12乃至68の炭素原子
    を有することを特徴とする請求項1乃至13の何れか一
    項に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 前記のポリマーが、2, 000乃至 20,0
    00、更に好ましくは2, 000乃至10,000の重量平均分子
    量を有することを特徴とする請求項1乃至14の何れか
    一項に記載の組成物。
  16. 【請求項16】 前記のポリマーが、下記式(I): 【化1】 [式中、 nは、アミド単位の整数であって、エステル基の数が、
    エステル基及びアミド基の全部の数の10乃至50%を
    占めるようにして決まるもの;R1は、それぞれの場合
    において、独立に少なくとも4つの炭素原子を有するア
    ルキル又はアルケニル基である;R2は、独立に、それ
    ぞれの場合において、C4乃至C42の炭化水素性基であ
    り、但しR2基のうちの少なくとも50%は、C30乃至
    42の炭化水素性基を表す;R3は独立に、それぞれの
    場合において、少なくとも2の炭素原子、水素原子、及
    び任意に1以上の酸素原子又は窒素原子を有する有機性
    基を表し;R4は独立に、それぞれの場合において、水
    素原子、C1乃至C10のアルキル基、又はR3又は別のR
    4への直接的な結合を表し、その結果、R3及びR4の両
    方がともに結合している窒素原子が、R4-N-R3により
    定義されるヘテロ環構造を形成し、R4基の少なくとも
    50%が、水素を表す]のポリマー及びそれらの混合物
    より選択されることを特徴とする請求項1乃至15の何
    れか一項に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 R1がC12乃至C22のアルキル基であ
    ることを特徴とする請求項16に記載の組成物。
  18. 【請求項18】 R2が、30 乃至42の炭素原子を有する
    基であることを特徴とする請求項16又は17に記載の
    組成物。
  19. 【請求項19】 前記のポリマーが、エチレンジアミン
    で縮合されたC36の二酸のコポリマーより選択され、 当該コポリマーは、 セチルステアリルアルコール又はステアリルアルコー
    ル; 脂肪族ジカルボン酸とジアミンとの縮合により得ら
    れるポリアミド樹脂であって、隣接する個々の単位のカ
    ルボニル基及びアミン基が、アミド結合で縮合されたも
    の;脂肪酸の二両体と脂肪族ジアミンとのポリアミド;
    二量体の脂肪酸ベースのポリアミド、及びこれらの混合
    物でエステル化されたことを特徴とする請求項1乃至1
    8の何れか一項に記載の組成物。
  20. 【請求項20】 前記のポリマーが、組成物の全重量の
    0.5 乃至50%、そして好ましくは組成物の全重量の5乃至
    40%を占めることを特徴とする請求項1乃至19の何れ
    か一項に記載の組成物。
  21. 【請求項21】 前記のニオイ物質が、香料、及び天然
    又は合成の芳香アロマ、並びにこれらの混合物から選択
    されることを特徴とする請求項1乃至20の何れか一項
    に記載の組成物。
  22. 【請求項22】 前記のニオイ物質の量が、組成物の全
    重量に対して2乃至15重量%、好ましくは3乃至12% の範
    囲にあることを特徴とする請求項1乃至21の何れか一
    項に記載の組成物。
  23. 【請求項23】 前記の液体脂肪相が、組成物の全重量
    の少なくとも20%の量で存在することを特徴とする請
    求項1乃至22の何れか一項に記載の組成物。
  24. 【請求項24】 前記の液体脂肪相が、組成物の全重量
    の20乃至88.5重量%の範囲の量で存在することを特徴と
    する請求項1乃至23の何れか一項に記載の組成物。
  25. 【請求項25】 ケラチン物質の、香り付け、ケア、及
    び/又は処置、及び/又はメークアップのための組成物
    を構成することを特徴とする請求項1乃至24の何れか
    一項に記載の組成物。
  26. 【請求項26】 5乃至600グラムの範囲の強度を有
    する硬度を呈することを特徴とする請求項1乃至25の
    何れか一項に記載の組成物。
  27. 【請求項27】 透明なスティック製品、又は成形製品
    の形態で提供されることを特徴とする請求項1乃至26
    の何れか一項に記載の組成物。
  28. 【請求項28】 香り付け製品を構成することを特徴と
    する請求項1乃至27の何れか一項に記載の組成物。
  29. 【請求項29】 ケラチン物質に対して請求項1乃至2
    8の何れか一項に記載の組成物を適用することを含む、
    ヒトのケラチン物質に香り付けする美容方法。
  30. 【請求項30】 十分な量の、重量平均分子量が1,0
    00乃至30,000の範囲にあり、 a)少なくとも1のヘテロ原子を有する炭化水素性の反
    復単位を有するポリマー骨格、及び b)12 乃至120の炭素原子を有し、当該炭化水素性単位
    に結合した、任意に官能化されたペンダント脂肪鎖及び
    /又は末端脂肪鎖を含む少なくとも1のポリマーの、生
    理学的に許容されうる媒対中においてニオイ物質を含む
    組成物中における使用であって、当該ニオイ物質の持続
    性を促進するための使用。
  31. 【請求項31】 十分な量の、重量平均分子量が1,0
    00乃至30,000の範囲にあり、 a)アミド反復単位を有するポリマー骨格、及び b)12 乃至120の炭素原子を有し、当該アミド単位に結
    合した、任意に官能化されたペンダント脂肪鎖及び/又
    は末端脂肪鎖を含む少なくとも1のポリマーの、生理学
    的に許容されうる媒対中においてニオイ物質を含む組成
    物中における使用であって、当該ニオイ物質の持続性を
    促進するための使用。
  32. 【請求項32】 前記のポリマーが、下記式(I): 【化2】 [式中、 nは、アミド単位の整数であって、エステル基の数が、
    エステル基及びアミド基の全部の数の10乃至50%を
    占めるようにして決まるもの;R1は、それぞれの場合
    において、独立に少なくとも4つの炭素原子を有するア
    ルキル又はアルケニル基である;R2は、独立に、それ
    ぞれの場合において、C4乃至C42の炭化水素性基であ
    り、但しR2基のうちの50%は、C30乃至C42の炭化
    水素性基を表す;R3は独立に、それぞれの場合におい
    て、少なくとも2の炭素原子、水素原子、及び任意に1
    以上の酸素原子又は窒素原子を有する有機性基を表す;
    4は独立に、それぞれの場合において、水素原子、C1
    乃至C10のアルキル基、又はR3又は別のR4への直接的
    な結合を表し、その結果、R3及びR4の両方がともに結
    合している窒素原子が、R4-N-R3により定義されるヘ
    テロ環構造を形成し、R4基の少なくとも50%が、水
    素を表す]のポリマー及びその混合物より選択されるこ
    とを特徴とする請求項30又は31に記載の使用。
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