JPS597510B2 - ノウギヨウヨウザイリヨウノサンプカンノ トリツケソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は農業用材料の散布管の改良された取り付け装置
に関する。

農業においては種々な用途の管に取り付けられた散布装
置が広く用いられている。

特に農薬、植物薬剤の噴霧管が用いられる。また噴霧す
ることなしに液体を散布するための管も用いられる。こ
のようにして液体肥料特に溶液状の肥料を管によつて散
布することもできる。また種子のような固体物質および
特に固体肥料のような粉末状物質を散布するため管を用
いることができる。これら散布管は、表面に凹凸のある
、しかも傾斜があつたり丘の斜面にあつたりする耕地の
上を移動しなければならないトラクター牽引車または自
動運搬車の上に取わ付けられる。

このような耕地の上を移動する運搬車の車輪に対する凹
凸（土くれ、石ころ、タイヤの跡、敵情）によつて、運
搬車に真中だけで固定されている管の自由端は不規則運
動を起こす。この運動は管が長い場合には非常に大きな
振幅となるがこれは材料の散布が非常に不規則になる原
因である。この不規則運動は水平面における振動と進行
方向に直角な垂直面における横揺れに分解し得ることは
注目すべきことである。

横揺れは材料散布の不規則性に対して影響するほかに、
管を地面に接触させるため勿論これを破壊することもあ
り、極めて重要である。管の横揺れの影響を減少するた
めの種々な装置・ が知られている。

特にフランス特許第１５６４５４３号（ＥＶＲＡＲＤ）
、ペルキー特許第７９５００７号（ＤＥＭＥＥＵＳ）、
米国特許第３５８０５０５号（ＬＯＥＦＦＬＥＲ）、お
よびドイネ特許ＤＴ−０Ｓ２１６０２２７号（ＭＡＡＳ
Ｓ）を挙げることができる。

先行技術によるこの問題の解決法は二つの小連接棒によ
つて散布管を懸垂することを本質的に提案している。

しかしながらこれら方法は、地面の大きな凹凸の場合に
は横揺れは完全に制限されずかつ特に長いスパンの散布
管は地面の凹凸による動揺のため地面に触れることもあ
るという意味において、部分的解決法に過ぎない。その
上、提案された解決法は本質的に水平な土地に対してし
か有効でない。則ち、地面の局所的凹凸のある場所以外
では散布管の運搬車の車軸が殆ど水平な平面を移動する
ような土地に対してしか有効でない。運搬車が丘の斜面
で作業する場合、土地の傾斜に対して散布管を平行に保
つための簡単な機械的解決法は未だ提案されていない。
水圧装置は勿論可能であるが操作が困難で費用がかかる
。これら困難は散布管が長くなるに従つて益々大きくな
る。本発明は、地面の凹凸による振動により引き起こさ
れるシヨツク、即ち、車軸が地面の一つの凹凸上を通過
するとき車が一方に傾くことによつて引き起こ虹れるシ
ヨツクをよりよく補償し得るような、かつ特別な適応に
よつて土地の大きな傾斜を機械的に補償し得るような、
散布管の改良された取り付け装置を供給することを目的
とする。この目的を実現するため本発明による装置は次
の点を特徴とする。即ち、散布管は、殆んど垂直な一平
面内に配置されかつ上端において横遊び棒に取付けられ
た二つの第一小連接棒によつて形成された横揺れ防止装
置によつて運搬車に懸垂されており、更に該横遊び棒は
、殆ど垂直な一平面内に配置されかつ上端において運搬
車に取付けられた二つの第二小連接棒により、それ自身
も懸垂されていることを特徴とする。小連接棒は共通の
底辺で結合された二つの連接梯形枠に相当する形に従つ
た垂直の一平面内に配置されかつ梯形の枠の平行でない
辺を形成し、該共通の底辺は横遊び棒で形成されている
ことが好都合である。

梯形の二つの枠は種々の方法で配置され得るが二つの特
殊な配置が興昧あることが発見された。

本発明の好ましい第一の実施態様によれば、各梯形の二
つの非平行辺を形成する二つの小連接棒は、散布管が運
搬車に懸垂？れるとき、下に向つて収斂する。このよう
な取り付け方法は横揺れの安定化に対して良好な効果を
与え、またその上、運搬車の移動する土地の傾斜がどう
であろうと運搬車の車輪に対する散布管の平行性を完全
に保つに適している。本発明の好ましい第二の実施態様
は特に殆ど平行な地面に対して極めて有効な横揺れ防止
作用を与えるものであるが、この実施態様に訃いては、
各梯形の二つの非平行辺を形成する小連接棒は，散布管
が運搬車に懸垂虹れるとき、上に向つて収斂する。

実用的見地から特に興昧ある装置は第一または第二の実
施態様が得られるよう装置を改変するため適応が可能な
装置である。

次に実施例として記載した実用的実施態様を参照しなが
ら本発明を更に詳しく説明しよう。

図面は縮尺虹れた図式図である。第１図は散布管と丘斜
面の作業に適合したその懸垂装置の背面図を示す。

第２図は散布管と殆ど水平な地面での作業のために取り
付けられたその懸垂装置の背面図を示すものであるがこ
の懸垂装置は丘斜面の作業にも適応できるものである。

二つの図面中では同一または類似の構成要素を示すため
には同一の参照符号を用いた。

先ず二つの図面中で共通な構成要素について本発明を一
般的に説明しよう。図にお・いて噴霧管は一部分しか示
されて卦らず一般符号１を付与されている。

該噴霧管は枠３を包含しているがそれはその上部３ａに
おいて二つの第一小連接棒５および６によつて懸垂され
ている。小連接棒の上端は、横遊び棒を形成しそれ自身
更に第二連接棒１０｝よび１１によつて懸垂されている
縦桁９に接して軸回転し得るよう取り付けられている。
一方、小連接棒１０と１１を支える縦桁１９は、示され
た実施態様においては、車台２１に連結固定？れている
。椀木２３と２４は、管１と縦桁９が車台２１を摩擦す
ることなく最も完全に自由に動揺し得るよう管１を支え
る装置を車台２１の垂直平面に対して隔つた垂直なゝ平
面内に保ちながら車台２１と縦桁１９の連結を確実にす
るものである。小連接棒５，６，１０および１１のそれ
ぞれ要素３ａ、９および１９との連結はそれに接して小
連接棒力巾由に動き得る支点２５，２６，２７，２８お
よび３０，３１，３２，３３によつて確実にされる。

これら小連接棒は撓まない硬直した要素であることが好
ましいが、管の重さによつて引張られた索または鎖であ
つてもよい。一方の要素９，１０，１９，１１と要素３
ａ，５，９，６は共通の底辺９によつて連結された二つ
の梯形を形成していることは注目される。

第１図において示された実施態様においては、梯形の非
平行辺を形成する小連接棒１０，１１ならびに５，９は
下に向つて収斂するため装置は傾斜した地面に適合し、
一方第２図に卦いては同じ小連接棒は上に向つて収斂す
るため水平な地面に特に適合する。第２図の実施態様に
おいては、点線で示虹れた位置へ実線で示された位置の
小連接棒の固定を変更し得る支点２６′，２８′ ，３
『卦よび３２′が設けられている。

支点２６，２８，３０訃よび３２が縦桁９に平行な滑り
溝を通つて移動され得るように取り付けられてもよい。
その場合、その運動はウオームや水圧装置のような、あ
らゆる適当な手段を用いてもよい。梯形の形状は管の運
搬車が移動する土地の種類と管の重さや長さに本質的に
関係する。

図は興味あることが発見された形状を示す。

水平線に対する小連接棒の傾斜角は５゜から６０゜まで
の間を変化してもよく、最良の結果を得るためには２０
０から２７よまでの間であることが好ましい。装置は梯
形の枠の形を簡単に変更し得るようにしてもよい。

例えば小連接棒の長さを変えるとか、または上に述べた
ように支点を変えることによつてである。通常の方法で
、車台２１を上げ得る駆動装置を設けてもよい。またこ
の車台が運搬車に対して制御制限された自由運動を他の
平面内において行ない得るようにすることも可能である
。

【図面の簡単な説明】

第１図は散布管と丘斜面の作業に適合したその懸垂装置
の背面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 農業用材料の散布管の取り付け装置において、散布
   管は、殆ど垂直な一平面内に配置されかつ上端において
   横遊び棒に取り付けられた二つの第一小連接棒によつて
   形成された横揺れ防止装置によつて運搬車に懸垂されて
   おり、更に横遊び棒は、殆ど垂直な平面内に配置きれか
   つ上端において該運搬車に取り付けられた二つの第二小
   連接棒によりそれ自身も懸垂されていることを特徴とす
   る前記農業用材料の散布管の取り付け装置。 ２ 小連接棒は共通の底辺によつて連結された二つの連
   接梯形枠に相当する形に従つた垂直の一平面内に配置さ
   れて各梯形枠の非平行辺を形成し、共通の底辺は横遊び
   棒によつて形成されることを特徴とする特許請求の範囲
   １による装置。 ３ 各梯形の二つの非平行辺を形成する二つの小連接棒
   は散布管が運搬車に懸垂されるとき下に向つて収斂する
   ことを特徴とする特許請求の範囲２による装置。 ４ 各梯形の二つの非平行辺を形成する小連接棒は散布
   管が運搬車に懸垂されるとき上に向つて収斂することを
   特徴とする特許請求の範囲２による装置。 ５ 各梯形の二つの非平行辺を形成する小連接棒は散布
   管が運搬車に懸垂されるとき下または上に向つて収斂す
   るよう移動され得ることを特徴とする特許請求の範囲２
   による装置。