JPS5974148A - 軟質樹脂組成物 - Google Patents

軟質樹脂組成物

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JPS5974148A
JPS5974148A JP58161909A JP16190983A JPS5974148A JP S5974148 A JPS5974148 A JP S5974148A JP 58161909 A JP58161909 A JP 58161909A JP 16190983 A JP16190983 A JP 16190983A JP S5974148 A JPS5974148 A JP S5974148A
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vinyl chloride
liner
acid ester
resin composition
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Fumio Mori
森 文雄
Hideki Sato
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Japan Crown Cork Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は軟質樹脂組成物に関1〜、より詳細には、ライ
ナーとしての用途に使用すると持続して良好な開栓性と
密封性との組み合わせ及び優れた術生的特性が得られる
樹脂組成物に関する。
王冠、キャップ等の容器蓋においては、ビン口等の容器
口部との密封を確実にするために、何等かの密封剤を設
ける必要がある。塩化ビニル系樹脂粒子を可塑剤中に分
散させたプラスチゾルば、流動性のある状態で任意の形
状の容器蓋に適用可能であり、加熱ゲル化により容易に
密封用ライナーとなり、しかもジスク状バッキングのよ
うにバッキングを打抜いて一枚ずつ容器蓋に施こすとい
う面倒な操作が不要であるため、容器蓋のライナー形成
材と1〜で広く使用されている。
容器蓋ライナー形成材としてのプラスチゾルにおいては
、従来ジオクチルアジペート等のアジピン酸エステル系
、或いはジオクチルフタレート、ジブチルフタレート等
のフタル酸エステル系可塑剤が広く使用されているが、
これらの可塑剤による内容食品への奸才しくない影響が
問題とされており、これに代わるプラスチゾルの開発が
大いに望捷れている。
本発明者等は、炭素数6乃至24で炭素数が偶数の飽和
乃至不飽和脂肪酸成分の少なくとも1種と、酢酸乃至は
酪酸成分の少なくとも1種とからiJ 導すれるグリセ
リンの混合脂肪酸エステルに、塩化ビニル系樹脂粒子を
分散させてなる軟質樹脂組成物を容器蓋ライナー形成用
のプラスチゾルと1、て使用すると、この混合脂肪酸エ
ステルは、塩化ビニル系樹脂粒子に対して優れた分散作
用及び分散安定作用を有する分散媒となるばかシではな
く、このプラスチゾルから形成される密封用ライナーは
、可塑性及び滑性に優れており、かくして密封性能、開
封性及び衛生的特性に優れたライナー付容器蓋が得られ
ることを見出[7だ。
即ち本発明の目的は、ライナーとしての用途に使用した
場合に、密封性能、開封性及び衛生的特性の組合わせに
優れた容器蓋が得られる樹脂組成物を提供するにある。
本発明によれば、下記式、 CH2−0−7?1 CH−0−R2 CH2−0−R3 式中、B+、Bt及びR3の少なくとも1個は炭素数6
乃至24で炭素数が偶数の飽和乃至不飽和脂肪酸に由来
するアシル基であり、R1,R2及びR3の少なくとも
1個は酢酸咬たは酪酸に由来するアシル基であり、R’
+R2及びR3の1個は水素原子であってもよいものと
する、 で表わされる混合脂肪酸エステルを、塩化ビニル系樹脂
100重量部当り35乃至200重量部の量で含有する
ことを特徴とする軟質樹脂組成物が提供される。
本発明を以下に詳細に説明する。
本発明に用いるグリセリンの混合脂肪酸エステルは、食
品添加物として認められている乳化剤の内、グリセリン
脂肪酸エステルに属するものであるが、このグリセリン
の混合脂肪酸エステルと塩化ビニル系樹脂との組成物、
特にプラスチゾル組成物を容器蓋の密封用ライナーとし
ての用途に用いると後述する例に示す如く、密封性、開
封性及び衛生的特性の組み合わせに優れた容器蓋が得ら
れる。
本発明に使用するグリセリンの混合脂肪酸エステルは、
グリセリン骨格に結合した高級脂肪酸エステル基と酢酸
乃至酪酸の低級脂肪酸エステル基との両方を備えている
という化学構造上の特徴を有している。この化学構造に
関連して、本発明に使用するグリセリンの混合脂肪酸エ
ステルは、従来密封用ライナーに使用されているジオク
チルアジペートやジオクチルフタレートcDOP)に匹
敵する可塑剤としての作用を有り、、密封用ライナーに
必要な可圧縮性、弾性、柔軟性、クッション性、ガス遮
断性(ガスバリヤ−性)を塩化ビニル系樹脂ライナーに
付与し得ると共に、塩化ビニル系樹脂ライナーに滑性を
付与し、容器蓋に易開封性を付与することが可能となる
。即ち、合成樹脂ライナーを備えた容器蓋を、ビン詰製
品の密封に用いた場合、このビン詰製品の開封時の回動
トルク、即ち開栓トルクが異状に増加するという問題が
ある。この原因は、正確には不明であるが、ピン詰製品
の保存中にライナー表面の滑性が次第に低下すること、
及びライナーと密封用ライナーとの接触部分に飲料中の
糖類等に基ずく固形の固着物質(シュガー・セメント)
が析出すること等がその原因と考えられる。この問題は
王冠の場合にも、開封時にビン口とライナーとの間に滑
りがないと、ビン口自体が破損するというトラブルとな
って現われる。本発明に用いるグリセリンの混合脂肪酸
エステルは、前述した進抄、塩化ビニル系樹脂に対して
優れた可塑性を示すばかりではなく、これを配合した塩
化ビニル系樹脂ライナーは、永続的な活性持続作用を示
し、ビン詰製品の蓋の開栓トルクの上昇傾向を従来のも
のに比して著しく少ないレベルに抑制することが可能と
なる。
才だ、本発明で用いるグリセリンの混合脂肪酸エステル
は、上述した化学構造に帰因して水に不溶性であると共
に、飲料等により抽出される傾向も著しく小さく、内容
物のフレーバー(香味)保持及び衛生的特性の点でも顕
著に優れている。更に、このグリセリンの混合脂肪酸エ
ステルは、食品添加物として認められていることから、
内容飲料等に混入1〜でも保健上安全であるという付加
的な利点がある○ 更に寸だ、このグリセリン混合脂肪酸エステルに、可塑
剤と1〜での作用を示す液体であることから前述(〜だ
グリセリンの混合脂肪酸エステルと塩化ビニル系樹脂粒
子との軟質樹脂組成物を、ライナー形成用のプラスチゾ
ルとして使用することにより、予想外の多くの利点が達
成される。即ち、このグリセリンの脂肪酸エステルは食
品添加用の乳化剤乃至は界面活性剤として認められてい
る通り、分散作用に優れたものであり、とれを用いたプ
ラスチゾルは際立って優れた分散安定性を示す。
のみ々らず、最も重要なことには、このグリセリン混合
脂肪酸エステルを配合したプラスチゾルは、同一配合量
で比較して、I)OP等を配合した公知のプラスチゾル
組成物に比l〜て粘度が低い範囲に抑制されていて、流
動性に極めて優れており、ノズルから容器蓋へのプラス
チゾルの注入及び容器蓋内でのプラスチゾルの塗布乃至
は展延が極めて容易に行えるという作業上の利点を有す
る。更に、本発明の樹脂組成物をプラスチゾルとし−て
使用する場合には、粘度の経時変化が、従来のライナー
形成用プラスチゾルに比較17て著1−7ぐ小さく、貯
蔵安定性(ポットライフ)や作業性の点で顕著な利点を
有する。下記第1表は、本発明で規定した可塑剤(ジア
セチルモノラウリルグリセリド)及び公知のDOPを塩
化ビニル系樹脂100重量部当り60重量部の量で配合
した樹脂組成物を、30rで保存したときの経過日数と
動粘度(B型粘度計、センチポイズ)との関係を示す。
第1表 (単位 cps) 1   2   6   6日 本i明  1sno  16oo  165o  17
00D OP   31. OO4200470052
00本発明の樹脂組成物を、発泡ライナーの形成に用い
ると更に付加的な利点が達成される。即ち、従来のライ
ナー形成用発泡性プラスチゾルは、発泡ライナー比重の
発泡温度依存性が極めて大であり、従って所望とする比
重(発泡倍率)のライナーを得るためには、厳密な温度
制御が必要となり、また比重の一定な発泡ライナーを形
成させることが困難であるという問題がある。とれに対
して、本発明の樹脂組成物に発泡剤を含有させ、これを
発泡ライナーの形成に使用すると、発泡ライナー比重の
温度依存性がよりゆるやかとなり、比重の一定な発泡ラ
イナーを厳密な温度制御なしに製造することが可能とな
る。
本発明において、高級脂肪酸成分と17では、カプロン
酸、カプリル酸、カブ11ン酸、ワウ11ン酸、ミリス
チン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ヘ
ヘニン酸、+1グノセ】)ン酸、オレイン酸、リノール
酸、リルイン酸、エルシン酸等の単独又は2種以上の組
合せが使用される。高級脂肪酸としては、例えば大豆油
脂肪酸、牛脂脂肪酸、ヤシ油脂肪酸、パーツ、油脂肪酸
等の混合脂肪酸も好適に使用される。低級脂肪酸成分と
(−ては、酢酸、酪酸もしくはこれらの組合せが使用さ
れる。
本発明に用いるグリセリンの混合脂肪酸エステルは、下
肥式 %式% 式中、R1、R2及びR3の少なくとも1個は前述した
高級脂肪酸に由来するアシル基であり、R1,R2及び
R3の少なくとも1個は酢酸捷たは酪酸に由来するアシ
ル基であり、R’、R2及びR3の1個は水素原子であ
ってもよいものとする、 で表わされる化学構造を有する。その好適な例は、ジア
セチルモノラウ11ルグリセリド、ジアセチルステアリ
ルグリセリド、ジアセチルノくルミチルグリセリド、ジ
ラクチルモノラウリルグリセ1】ド、モノラクチルモノ
ラウリルグリセリド等である。
2個のアセチル基と1個の高級脂肪酸アシル基とを有す
るグリセリンエステルが本発明の目的に最も好都合であ
る。
これらのグリセリンの混合エステルは、常法に従いグリ
セリンと対応する脂肪酸とのエステル化により容易に得
られる。脂肪酸は遊離の酸の形で反応に用いても、壕だ
酸ノ1ライド乃至は酸無水物の形で反応に用いてもよい
本発明において、塩化ビニル系樹脂としては、塩化ビニ
ルの単独重合体の他、塩化ビニルと少量の共単量体、例
えば酢酸ビニノペ塩化ビニリデン、スチレン、アクリル
酸エステル、メタクリル酸エステノペフリジエンとの共
重合体も使用できる。
これらの塩化ビニル系樹脂の平均重合度は、特に制限は
なく、一般に500乃至3000のものが好都合である
。これらの塩化ビニル系樹脂は、乳化重合法による粒径
の比較的微細なものでも、懸濁重合法による粒径の比較
的粗大なものでも、或いはこれらの混合物でも本発明樹
脂組成物に使用できる。
本発明においては、塩化ビニル系樹脂100重量部当り
前述したグリセリンの混合脂肪酸エステルを65乃至2
00重量部、特に50乃至150重量部の量で使用する
ことも重要である。即ち、混合脂肪酸エステルの量が上
記範囲よりも少ないときには、本発明の前述した利点を
達成することが困難となり、また上記範囲よりも多いと
きには、ライナー樹脂組成物が過度に柔軟となったり、
機械的強度が低下しすぎるので、本発明の目的に適さな
くなる。
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物には、ライナー形成用
の任意成分として、安定剤、充填剤、顔料、発泡剤等の
それ自体公知の配合剤を公知の処方に従って配合するこ
とができる。また、本発明の精神を逸脱しない範囲で、
それ自体公知の他の可塑剤や滑剤を配合することも何等
差支えない。
例えば、安定剤としては、金属石鹸系安定剤、有機錫系
安定剤、有機リン酸エステル系安定剤が、充填剤と17
では、炭酸カルシウム、微粉シ1ツカ、炭酸マグネシウ
ム、タルク、焼成りレイ等が、顔料としてはチタン白、
カーボンブラック等が、発泡剤としては、アゾシカ−ボ
ンアミド、4,4−オキシビス(ベンゼンスルホニル)
ヒドラジド等が使用される。組合せで使用できる他の可
塑剤としては、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油
等のエボギシ系可塑剤、ポリプロピレンモノ(テート等
のボ11エステル系可塑剤等が、また滑剤としては、マ
イクロクリスタリンワックス、)くラフインワックス、
ポリエチレンワックス、シリコーン油、脂肪酸アミド系
可塑剤等が挙げられる。
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物は、ライナー形成用と
17てプラスチゾルの形で使用するのが特に好適である
。即ち、グリセリンの混合脂肪酸エステルを分散媒とし
、これに塩化ビニル系樹脂粒子を、必要により上述した
配合剤と共に分散させることにより、ライナー形成用の
プラスチゾルが容易に得られる。グリセリンの混合脂肪
酸エステルの内、高級脂肪酸の炭素数が18以上と高く
なり、しかも飽和脂肪酸である場合には、常温で固体乃
至ワックス状のものもあるが、この場合にもエステルを
その融点以上に加熱することにより、容易にライナー形
成用のプラスチゾルとすることができる。
好適なプラスチゾル組成物の処方を以下に示すO塩化ビ
ニル系樹脂        10〔〕重量部前記可塑剤
        50〜1504発泡剤       
    0〜2 安定剤          05〜4 滑剤     1〜5 充填剤           1〜10  #顔料  
   O〜5 既に前述した如く、本発明樹脂組成物のプラスチゾルは
、公知のプラスチゾルに比【7て比較的低い粘度を示す
。成る目的、即ちスピニング等により形成されるライナ
ー形状への形態保持性を持だせるためには、プラスチゾ
ルの粘度を高くすることが望1−い場合もある。かかる
目的には、本発明で用いるグリセリンの混合脂肪酸エス
テル当す10乃至60重重量、特に、25乃至50重重
量の他の可塑剤、特にエポキシ系可塑剤或いはポリエス
テル可塑剤を併用し、粘度調節を行うのがよい。
プラスチゾルは、容器蓋殻体を回転させ、ノズルで殻体
内に注入することにより、容器口との間に密封が必要と
される部分に施こす。勿論、必要あれば、加熱された押
型でプラスチゾルを押圧して所定のライナー形状として
もよい。
容器蓋殻体に施されたプラスチゾルを、次いで加熱して
、ゲル化、必要により発泡を行わせて未発泡乃至発泡σ
)ライナーとする。
発泡ライナーとする場合には、その見掛比重を0.4乃
至土2の範囲とするのが望ましい。容器蓋殻体の製造は
、塗装金属素材をそれ自体公知の手段、例えば打抜プレ
ス成形及びスコア加工に賦すことにより容易に行うこと
ができる。
容器蓋殻体を形成する金属素材としては、シート状乃至
は箔状の表面未処理鋼(ブラックプレート)、表面処理
鋼、アルミニウム等の軽金属が使用される。表面処理鋼
とj〜では、銅基質上に、リン酸処理、クロト酸処理等
の化学処理;電解クロム酸処理等の化成処理;電解スズ
メッキ、電解亜鉛メッキ、電解クロムメッキ等の電解メ
ッキ処理;溶融アルミニウムメッキ処理、溶融錫メッキ
処理等の溶融メッキ処理を行ったものが挙げられる。
これらの金属素材の少なくとも蓋内面となる面は保護塗
料で塗装する。塗料の適当な例は、熱硬化性樹脂塗料、
例えば、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、フラン−
ホルムアルデヒド樹脂、キシレンーホルムアルデヒ)”
 It 脂、ケトン−ホルムアルデヒド樹脂、尿素ホル
ムアルデヒド樹脂、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、
アルキド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂
、ビスマレイミド樹脂、トリアリルシアヌレート樹脂、
熱硬化型アクリル樹脂、シリコーン樹脂、油性樹脂、或
いは熱可塑性樹脂塗料、例えば塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体部分ケン化
物、塩化ビニル−マレイン酸共重合体、塩化ビニル−マ
レイン酸−酢酸ビニル共重合体、アク+1ル重合体、飽
和ポリエステル樹脂等である。これらの脂肪塗料は単独
でも2種以上の組合せでも使用される。
これらの塗料は、ライナーを構成する本発明の軟質樹脂
に対して熱接着を有するものが好ましく、塩化ビニル系
樹脂分乃至はアクリル系樹脂分を含有する塗料が特に好
適である。
本発明樹脂組成物のプラスチゾルの施用量は、これが発
泡或いは未発泡であるか、或いはライナー形状等によっ
ても相違するが、一般に密封部に06乃至4贋の厚みで
施こすのがよい。プラスチゾルのゲル化は、160乃至
280cの温度で10秒乃至3分間の加熱で行うのがよ
い。
壕だ本発明の樹脂組成物は、容器蓋殻体中にペレット、
プリフォーム等の形に押出し、これをプランジャー等で
型押しすることによってもライナー付容器蓋を製造する
ことができ、この場合にも前述した多くの利点が達成さ
れる。
更に、この組成物を容器外において、パッキング等の形
に成形し、殻体に接着剤を用いて接着させたり、或いは
殻体に熱接着させることも可能である。
本発明を次の例で説明する。
実施例13 本発明の軟質樹脂組成物として、下記組成、塩化ビニル
樹脂       100重量部パラフィンワックス(
1’it剤)  土5f酸化チタン(充填剤)    
  5 #安定剤            3.51を
有する組成物を調製した。
壕だ比較のために、可塑剤としてジオクチルツクレート
を使用した以外は上記組成と同一の樹脂組成物を調製し
た。
次に厚さ0.26%のブリキ板に下塗り剤と(−てエボ
ギシフェノール系塗料、ライナー材との接着用塗料とl
−でビニルフェノール系塗料を160iC乃至220C
の温度範囲で各々10分間順次焼付乾燥[7、上記塗料
を塗布した方が内面側となるようにキャップサイズ径5
2%のキャップを打抜き、螺条成形を加えてスクリュー
キャップを作成した。
できたスクリューキャップに前述の如く調製した2つの
樹脂組成物をプラスチゾルにし、それぞれ1.27づつ
リング状に施こした後、直ちにガスオーブンにて22O
r1分間の焼付処理を施こしキャップを作成L、以下の
開栓トルク試験及び密封性能試験を行った。その結果を
下記に示す。
◎ 開栓トルク試験及び密封性能試験 容′1it200cc(7)ガラス壜に1oorの熱湯
をヘッドスペースが1occとなるように充填し、本発
明及び比較例の樹脂組成物を用いて製造されたキャップ
を25に9aiの締トルクによりキャツビイングし、1
日、2週間、1ケ月後の2C及び40tZ’の放14条
件における開栓トルク値及び密封性能(真空度〕の経時
変化をそれぞれn−10づつ測定した。その結果を第2
表に示す。
実施例2゜ 本発明の樹脂組成物として、下記組成、塩化ビニル樹脂
       100重量部エポキシ化大豆油(可塑剤
)  40 lオレイン酸アマイド(滑剤)   1 
#アゾシカーボンアミド(発泡剤)[1,5−酸化チタ
ン(充填剤)      1 ギ安定剤       
      2 〃を有する樹脂組成物を調製した。
才だ比較のために可塑剤としてジオクチルフタレート8
0重量部を使用した以外は、上記組成と同じ樹脂組成物
を調製した。
厚さ0.24 rt+mのブリキ板に下塗り剤としてエ
ポギシフェノール系塗料を塗布し、ライナー材との接着
塗料としてアクリル系塗料を160C乃至220Cの温
度範囲で各々10分間、順次焼付乾燥[7、上記塗料が
内面となるようにキャップサイズ径42mのキャップを
打抜き、螺条成形を加えてスクリューキャップシェルに
成形した。
このシェルに、前記2種の樹脂組成物をプラスチゾルに
し、それぞれ1,0りずつ1)ング状に施した後、直ち
にガスオープンにて220tr1分間の焼付処理を施こ
し本発明及び比較例の樹脂組成物を使用したスクリュー
キャップを作成1〜、以下の開栓トルク試験及び密封性
能試験を行った。
◎ 開栓トルク試験及び密封性能試験 キャツビイングの締めトルクを20 Kgcmにした以
外は実施例1と同様の方法により測定した。その結果を
第6表に示す。
実施例6 本発明の樹脂組成物として、下記組成、塩化ビニル樹脂
       100重量部エルカ酸アマイド(滑剤)
0.7〃 酸化チタン(充填剤)      1 〃安定剤   
          2 〃を有する樹脂組成物を調製
した。
まだ比較例とI〜で、可塑剤としてジオクチルフタレー
トを使用した以外は上記組成と同一の組成を有する樹脂
組成物を調製した。
次ニ、Flす0.25 %ノフルミ板CJIS 500
0番)に下塗り剤と1.てエポキシフェノール系塗料、
ライナー材との接着塗料としてアクリル系塗料を16n
C乃至220Cの温度範囲で各々10分分間法焼付乾燥
1〜、上記塗料が内面となるようにキャップサイズ径6
8%のキャップを打抜き、ローIIング成型を行いP、
Pキャップシェルを作成した。
できた/)、/)キャップシェルに、上記2種の樹脂組
成物をプラスチゾルにし、それぞれり、87づつスピン
ライニング法によりP、Pキャップシェル内底面全面に
施こした後、直ちにガスオープンにて220tZ’1分
間の焼付処理を施こ17、P、Pキャップを作成し、以
下の開栓トルク試験及び密封性能試験を行った。その結
果を下記に示す。
◎ 開栓トルク試験及び密封性能試験 容量1tのガラス壜に3.7VOt(15tZ’に於て
)のガス容量を持つコーラ飲料を4tr1 を充填し、
本発明及び比較例のP、Pキャップをヘッド圧ろろOK
り/Bott1gでロールオンシーリングし、1日、2
週間、1ケ月間後の2′C及び40iCの放置条件にお
ける開栓トノビク値及び密封性能(持続耐圧)の経時変
化をそれぞれn−10づつ測定した。その結果を第4表
に示す。
実施例4 塗料を塗布しないこと以外は実施例1と同様の方法で作
成し7たスクリューキャップシェルに実施例1の本発明
及び比較例の樹脂組成物をプラスチゾルにし、それぞれ
12グづつリング状に施こした後、直ちに下記の焼付温
度別にガスオープンにて1分間焼付処理を施とl〜、本
発明及び比較例のキャップを作成し7た。できたキャッ
プからライナー材を剥離17、それぞれのライナーの焼
付温度に於ける発泡安定度を測定するだめn = 5づ
つの比重を測定17た。その結果を第5表に示す。
第5表 注1 測定値はn=5の平均値を示す。
実施例5゜ 本発明として塩化ビニル100重量部、可塑剤としてア
セチル化グリセリン脂肪酸エステル60重量部、充填剤
として酸化チタン2重−計部、発泡剤としてアゾシカ−
ボンアミド1重量部、滑剤としてオレイン酸アマイド0
.5重量部、シリコーンオイル6重量部、安定剤2重量
部の組成をもつ塩化ビニルゾルを作成し、比較例として
上記可塑剤のかわりにジオクチルフタレートに代えた他
は同一の組成とした塩化ビニルゾルを作成1−だ。でき
た各々の塩化ビニルゾルを板厚025%、キャップ径6
8%のP、Pキャップシェル内面にスピンライニング法
により塩化ビニル0.87を全面ライニングし、ただち
にガスオープンにて230trI分間の焼付乾燥を施こ
した後室温にて1週間エージングを行い、できたP、P
キャップのシュガーセメントの影響を見るために開栓ト
ルク試験を以下の方法で行った。コーラ液を1を容忙の
壜に充填1〜、壜口部にコーラ液を付着させヘッド圧6
6DK9/Bottle  でシーリングし、シュガー
セメント形成を容易にするため湿度20φとし放置条件
を変えてその経時変化を調べた。尚、比較例のうちシ1
]コンを除いたものを比較例2と(〜だ。その結果を下
記に示す。
第   6   表

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記式 %式% 式中、R1,R2及びR8の少なくとも1個は炭素数6
    乃至24で炭素数が偶数 の飽和乃至不飽和脂肪酸に由来するア シル基であり、R1,R2及びR3の少なくとも1個は
    酢酸または酪酸に由来す るアシル基であり、R1,R2及びR3の1個は水素原
    子であってもよいものと する、 で表わされる混合脂肪酸エステルを、塩化ビニル系樹脂
    100重量部当り65乃至200重量部の量で含有する
    ことを特徴とする軟質樹脂組成物。
  2. (2)前記グリセリンの混合脂肪酸エステルがジアセチ
    ル高級脂肪酸グリセリドである特許請求の範囲第1項記
    載の樹脂組成物。
  3. (3)前記グリセリンの混合脂肪酸エステルは、塩化ビ
    ニル系樹脂100重量部当り50乃至150重量部の量
    で存在する特許請求の範囲第1項記載の樹脂組成物。
JP58161909A 1983-09-05 1983-09-05 軟質樹脂組成物 Granted JPS5974148A (ja)

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