JPS597403A - 棒材その他の圧延機のための圧延ユニツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、棒材その他の圧延機のための圧延ユニットに
関する。更に詳しくは、ミルローラー及びその支持体を
含む支持ケーシングと、ベアリングと、油回路を乳剤回
路から分離するシール材とを含む型式の圧延ユニットに
関する。

この型式の圧延ユニットは、一般に他のユニットとそろ
えて架台上にのせられ、通常、噛み合いクラッチを経由
して駆動体からその作動が与えられる。駆動体は、各ユ
ニットが、圧延列にそれが占める位置に従って前もって
正確にセットされた回転数の動作を受けるように構成さ
れている。

本ユニットは、一般に、互いに１２０’の角度で配置さ
れた軸を有する三個のローラーを含み、その中の二個の
ローラーは被駆動ローラーであり、残りは主ローラーで
ある。後者はクラッチを経由して駆動体からその動作を
与えられる軸に取付けられており、この軸の動作を傘歯
車列を介して被駆動又は第二ローラーの軸に移送してい
る。

この型式の圧延ユニットは、例えば英国特許第１．２０
２，７９２号に述べられている。

支持ケーシングから突出して駆動体と噛み合っている主
軸は、支持ケーシングにあけられた穴の中に収容されて
いるベアリングに支持されている。このような圧延ユニ
ットにおいて、ローラーは下記のような手順で組立てら
れるものである。

主軸は、まずクラッチエンドにおいて傘歯車及びベアリ
ングと組み合わされ、次いでケーシング内へ部分的に挿
入される。その後各ローラーは、軸に対してラジアル方
向に動かしながら開口部を通してケーシング内に下げら
れ、ローラーは軸上をすべらされ、軸はその取付位置に
押し込まれる。次いで挿入されるのは第二ベアリング、
第２傘歯車及び固定部材であり、これらは全てクラッチ
から離れた位置にあけられた穴を通される。

二個の第二ローラーと各々の傘歯車は、ベアリングに支
持されている各軸に取付けられており、ベアリングは、
第二支持スタンド（「ボックス」と呼ばれることもある
）に形成された穴に設置されてイル。第二支持スタンド
は、ケーシングに特別に形成された座部内に完全に組み
立てられた状態で挿設された後、ネジによってケーシン
グに固定されている。

従って、この型式の構造は、比較的困難で時間のかかる
組立て操作を必要とする。これは、ローラーの度盛り調
整についていくつかの制約を生じさせている。ここでロ
ーラーの度盛り調整とは、圧延される金属と接触するロ
ーラーの表面を、理論上の圧延軸前方を一点に集中させ
かつ計算によってあらかじめ芋えられたものと完全に同
じ圧延断面を区画するように配置するためにＷ＆細位置
調整することをいう。

上述の型式の圧延ユニットでは、主ローラーは固定して
設けられており、軸方向にも径方向にも調整することは
できない。二個の第二ローラーは、ベアリングとボック
スの間並び、にボックスとユニー／　トの間に挟まれた
シムによって、軸方向にも径方向にも調整できる。しか
しながら、軸方向の調整には、最初に一応のセットをし
、計測をし、分解し、シムを入れ替え、そして最終的に
組立てるとうい手順が必要となる。径方向の調整は、複
雑さこそ少ないが、同じように長ったらしい分解手順が
必要である。換言すれば、上記の型式の圧延ユニットに
は、調整が必要となった場合にいくつかの重大な不都合
があるものである。

合衆国特許第３，８８７，８５７号には、第二ローラー
の軸方向調整のための複雑性の軽減された仕組がすでに
提案されており、これによれば、ローラーの分解を必要
とせずに圧延ユニットの外側から調整することを可能と
する。これにおいて、ローラーは円筒状の台にのせられ
る。この円筒状の台は、軸方向に移動可能であり、その
円周上にねじが形成されている。このねじは伝動手段を
通して得られるその回転が、各ローラーの軸方向の変位
を発生させるリング材と噛み合う。径方向の調整は、シ
ムの挿入によって得られるため、操作は比較的に複雑で
ある。

この試みは、ローラーの軸方向の調整能力に関しては明
らかに有利な点があるものの、特に主軸およびローラー
の組立ての困難性を完全に解決しておらず、組立てと手
入れにやはり長い時間を要する。

上記した困難性は、最初の組立て時だけのものではなく
、すりへったローラーやベアリングの取り換えが必要に
なった場合等においても問題となることを考慮に入れて
おくべきである。ある場合にはローラーの寿命が数日に
限られているので、数日の間隔でこの取り換え作業が必
要となることもあろう。

本発明の第一の目的は、ミルローラーの組立てと手入れ
とを容易かつ速やかならしめると共に、すべてのローラ
ーの調整を可能にした、棒材その他の圧延機のための圧
延ユニットを提供することである。

本発明の別の目的は、すりへったローラーの取り換えを
容易ならしめ、この取り換えがギアおよびベアリングの
いずれをも分解することなく行なうことのできる、上述
の圧延ユニットを提供することである。

以下の説明より明らかとなるこれらおよび他の目的は、
ミルローラー及びそれぞれの支持体を含む支持ケーシン
グと、ベアリングと、油回路を乳剤回路から分離するシ
ール材とより成り、ローラーはその軸が互いに１２０°
の角ごとをこ配置され、これらローラーの一個は噛み合
１．Ｎクラッチを経由して駆動体によって回転される、
棒材その他の圧延機のための圧延ユニットであり、主駆
動ローラーが本ユニットのケーシング番こ取り外し可能
に位置された本体上に支持され、この本体１ま少なくと
も主ローラーの軸の方向ヘケーシング上で調整可能であ
り、主ローラーは、駆動体番こよって駆動されるカプリ
ング軸と、回転するが軸方向へはすべることができる状
態で噛み合うことを特徴とする圧延ユニットによって達
成される。

有利な点としては、支持本体がケーシング上唇こ取り外
し可能に位置されているため、主ローラーは軸およびギ
アとともに組立てることが可能なことであり、しばらく
の後にはローラーが正確に調整された位置に導かれる。

特に好ましい本発明の具体例では、すべてのローラーは
調整可能な本体上にのせられ、これ番とよって完全な調
整可能性を与えてｌ、％る。この調整は、外部より制御
されるカム手段、また４ｉシムもしくはくさびを用いて
実施され得る。

更に別の好ましい本発明の具体例によれば、主ローラー
は、二個の部品により構成されるものである。即ち、各
ローラーは、それぞれの駆動輪番と取り付は可能な鋼製
のｌ＼ブと、圧延外形を有し、ハブに取り外し可能に連
結された特殊材料の外周リングとから成るものであって
もよｌ、Ｘ、力）〈シて、すりへったローラーの取り換
えは、ベア１ノング及び傘歯車を取り去ることなく、外
周リングを取−り換えるだけで、極めて短い時間で行な
うことができる。

本発明のその他の特色および利点は、例示の目的で添付
の図面に基づいて以下に述べる好ましｌ／〜具体例の説
嬰からより明らかとなるであろう。

図面を参照しつつ説明すると、本発明に係る圧延ユニッ
）ｌは、一体の鋳造物又は爆接された金属板構造物であ
る支持ケーシング２を包含し７、この支持ケーシング２
は、それぞれの軸６，７，８」−に互いに中心軸が１２
０°の角度となるよう配置された三個の圧延ローラー３
，４．５を収容している。駆動ローラー又は主ローラ−
３は、後述する駆動体９からその作動が与えられるもの
で、被駆動又は第二ローラー４，５は、主軸６及び二次
軸７．８の各々取付けられた対をなす傘歯車１０　、’
ｌ　１を経由してその作動を与えられるものである。

主軸６は、キャップ１４及びねじ１５によって本体又は
ボックス１２に固定されているベアリング１３を介して
ボックス１２内に支持されている。ボックス１２は、圧
延ユニッ）１のケーシング２上に取り外し可能に配置さ
れているもので、特にボックス１２は、主ローラ−３の
軸方向へ移動調整可能なものとなっている。この目的の
ために、ボックス１２は、ケーシング２の肩部１６上に
配置されており、肩部１６間に形成された開口部１７内
に十分な水平方向の余裕をもって収容されている部分１
２ａを包含している。肩部１６には位置ぎめピン１８が
噛み合い、このピン１８は、主ローラ−３の軸心に平行
に延びるボックス１２中の座部１９内で、その軸心方向
に移動可能である。ボックス１２の外側には、ピン１８
に対して直角でボックス１２の外側からピン１８まで到
達し得るよう調整シャフト２２が配置され、この調整軸
２２の偏心端２１がピン１８の横断座部２０内に接して
いる。

適当な工具によってこの軸２２を回転させると、その結
果ピン１８が軸方向に移動されて、主ローラ−３の軸心
方向にポ・ンクス１２がケーシング２に対して調整され
ることになり、これによってローラーはそれ自体の軸心
方向に調整されることになることが分るであろう。一旦
この調整が完了すれば、ボックス１２はねじ２３でケー
シング２に固定することができる。

上記の調整は、ベアリング２５を介してケーシング２に
回転可能に支持されかつその末端にそれぞれ噛み合いク
ラッチ２６．２７を有するカプリング軸２４を、主軸６
と駆動体９との間に設けることによって可能となる。噛
み合いクラッチ２６には、対応する主軸６の歯形端末２
８が、回転可能にしかも軸心方向にすべりを生じる余裕
をもって噛み合わされており、クラッチ２７は駆動体９
の作動部材２９によって回転できるように噛み合わされ
ている。

第１図、第２図に示すごとく、主ローラ−３は二個の部
材により形成されていることが好ましい。これらは、軸
６にキー止めされた鋼製ハブ３０と、特殊の材料ででき
ている外周りング３１とであり、この外周りング３１は
、圧延外形を有し、締め伺は円盤３２によりハブ３０に
取外しできるように取り付けである。

これまで説明した構造は、主ローラーがベアリング１３
およびギア１０と共に軸６に先ず設置され、次いでこの
組み立て物全体がケーシング２内に収められ、同時に端
末２８がカプリング軸２４に挿入され、キャップ１４と
ボックス１２が第２図で矢印で示すように設置され、ボ
ックス１２がケーシング２上の定ｒ装置に固定されるの
で、主ローラ−３の組立てをより容易なものとする。

ボックス１２の分解によって、外周りング３１の取り換
えがベアリング１３およびギアｌＯに何らの妨げも生じ
ることなく、より容易になることが分るであろう。

勿論第１図にも示されるように、第二ローラー４．５も
、主ローラ−３同様に、二個の部材よりなる構造であっ
てもよく、ボックス１２について説明したものと同じ型
式のそれぞれの調整手段を伴なって、ボックス１２と同
じ型式のボックス内に支持されて、それぞれの軸心方向
へ調整できるようにされてもよい。

圧延ユニットｌは、もちろん主軸と主ローラーとを、上
部ではなくて下部に配置させることができる。より詳細
には、本発明に係る圧延ユニットで構成される圧延機に
おいては、その主ローラーを底部に有するユニットと、
その主ローラー−を頂部に有するユニットとが、第４図
に示されるごと〈交互に設置されていることが好ましい
。木発明のユニットと圧延機は、鉛、アルミニ゛□ウム
、銅、及びそれぞれの合金、ならびに鉄材で作られた圧
延ワイヤロンド、棒、及びパイプに特に有用となろう。

主ローラー用のクラッチ２６のバックラッシュを無理な
く受は入れるように、それぞれのボックスとケーシング
２との間にシムを置くか、軸心方向の調整に関して説明
したものと同じ型式の調整軸構成によるなどによって、
種々のローラーも径方向、即ち圧延軸心に対して直角方
向に調整可能となることが理解されよう。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る圧延ユニットの圧延軸に垂直方向
の断面図で、特に主駆動ローラーの取付構造を示す図、
第２図は組立前の分解された状態にある主ローラーの支
持構造を示す図、第３図は軸方向調整手段の詳細図、第
４図は本発明に係る複数の圧延ユニットを並べた圧延機
を示す図である。 ｌ：圧延ユニット、２：ケーシング、３，４゜５：ロー
ラー　５，７，８：軸、９：駆動体、山ｌｌ：傘歯車、
１２：ポ・ンクス（本体）　、１３：ベアリング、１４
：　キャ、７プ、１５：ねし、１６：肩部、１７：開口
部、１８：ピン、１９：座部、２０：横断座部、２１：
偏心端、２２：調整軸、２３：ねじ、２４；　カップリ
ング軸、２５：ベア１ノング、２［（、２？：噛み合い
クラ・ンチ、２８：歯形端末、２８：作動部材、３０：
〕＼ブ、３１：外周１ｔング、３２：締め付は円盤。 出願人　ジュウリオ　プロペルツイ 代理人　豊　　　１）　　善　　雄

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）　　　ミルローラー及びそれぞれの支持体を含む支
   持ケーシングと、ベアリングと、油回路を乳剤回路から
   分離するシール材とから成り、ローラーはその軸が互い
   に１２０°の角ごとに配置され、これらローラーの一個
   は噛み合いクラッチを経由して駆動体によって回転され
   る。棒材その他の圧延機のための圧延ユニットであり、
   主駆動ローラーが本ユニットのケーシングに取り外し可
   能に位置された本体上に支持され、この本体は少なくと
   も主ローラーの軸の方向ヘケーシング上で調整可能であ
   り、主ローラーは、駆動体によって駆動されるカプリン
   グ軸と１１回転するが軸心方向へはすべることができる
   状態で噛み合うことを特徴とする圧延ユニット。 ２）　主ローラーの軸とカプリング軸には、相互に噛み
   合い回転するための噛み合いクラッチが端部に設けられ
   ていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の圧
   延ユニット。 ３）　支持本体が圧延軸心に関して径方向でかつ軸心方
   向にすべらせることができるようケーシングに取りつけ
   ることができるものであることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項または第２項記載の圧延ユニット。 ４）　支持本体がケーシング上の二個の肩部に支持され
   、かつその一部が肩部間に形成された開口部に余裕をも
   って収容され、肩部は、支持本体に支持されるローラー
   の軸心と平行に延びる支持体内の座部に収容された調整
   ピンと噛み合い、調整ピンは、支持本体をローラー軸心
   の方向へ調整できるように軸方向へ移動可能であり、か
   つ座部に固着可能であることを特徴とする特許請求の範
   囲第１項ないし第３項のいずれかに記載の圧延ユニット
   。 ５）　位置ぎめピンが、当該ピンに関して直角に延びる
   調整軸の偏心端と噛み合わされた横断座部を有し、支持
   本体に支持されたミルローラーを軸心方向へ調整するた
   めに、支持体の外側から操作できるようになっているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第４項記載の圧延ユニッ
   ト。 ６）　すべてのローラーが、それぞれのミルローラーの
   軸心の方向ヘケーシングに対して調整ｎ（能なそれぞれ
   の支持本体上に支持されていることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項ないし第５項のいずれかに記載の圧延ユ
   ニット。 ７）　支持本体が径方向、即ち圧延軸に直角方向にケー
   シング上で調整可能であることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項ないし第６項のいずれかに記載の圧延ユニッ
   ト。 ８）　すべてのローラーが、ローラー軸に締め伺けられ
   たハブと、特殊の材料でできている外周リングとの二個
   の部品により形成され、ハブに取り外し可能に固定され
   ていることを特徴とする特ａ１請求の範囲第１項ないし
   第７項のいずれかに記載の圧延ユニット。