JPS6061107A - 圧延スタンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 棒材を圧延するための圧延機用の圧延スタンドであって
、カムワルツ伝動装置と、交換可能なロールケーシング
とを有しており該ロールケーシングに軸受けされたロー
ル対が解除可能な駆動接続部を介してカムワルツ伝動装
置の被駆動軸に連結されるようになっている形式のもの
に関する。

棒状の鋼を製造する場合には、素材をパスプランに応じ
て多数回パスさせて所望の最終横断面に圧延するように
なっており、このパスは、パスプランに応じた数の圧延
スタンドを有する圧延機で相前後して行なわれる。作業
開始寸法に対して小さい寸法の仕上げ寸法に圧延する必
要がある場合は、最終横断面が得られるまで非常に多く
の回数のパスが必要であって、圧延機全体の長さが長く
なって終端範囲で著（７く高速（６） の通過速度になり、このために各パス間で圧延材料用に
再結晶化等のためのわずかな時間しか提供されず、それ
故このような圧延機は高合金鋼のためには不適当である
。従来は、このような高合金鋼より成る棒材ば、手間を
かけて集中作業で個個の開放した逆転可能な圧延スタン
ドで圧延されていた。このためすべての公知の装置は非
常に高価であってしかも広い所要スペースを必要とする
。このような不都合な関係は、高級鋼、例えば高合金鋼
な圧延する際に、各パス毎の横断面減少度がわずかであ
るのでさらに不都合なものになる。

摩耗現象に基づいて又はロール輪郭を変える目的でロー
ル交換を容易に行なうために、交換可能なロールケーシ
ングを備えた種種異なる形式の圧延スタンドかすでに公
知である。もちろん、これらすべてのロールケーシング
は、常に同一寸法のロール、軸受及び駆動装置を備えて
いて、圧延機の構造及び作業形式に影響を与えることは
できない。

（４） 本発明の課題は、以上のような欠点を避けて、種種異な
る圧延プログラムに簡単に適応させられるすぐれた可能
性を有し、何よりもわずかな所要スペース及び安価な費
用で、特に高合金鋼より成る棒材を大きい寸法範囲で経
済的に圧延することのできる圧延機の配置が得られるよ
うな、冒頭に述べた形式の圧延スタンドを提供すること
である。

この課題ビ解決した本発明は、バレル直径及びピン直径
で、圧延しようとする棒材の所定の横断面範囲に張り出
されたロールを有する一方のロールケーシングの他に付
加的に、バレル直径及びピン直径で、圧延しようとする
棒材の、前記所定の横断面範囲より小さい横断面範囲に
張り出されたロールを有する少なくとも１つの他方のロ
ールケーシングが前記カムワルツ伝動装置に配属されて
おり、該他方のロールケーシング（７’）が、前記一方
のロールケーシング（７）の代わりに、変えられたロー
ル直径に合わせられた付加的な駆動接続部２用いて前記
一方のロールケーシングの圧延中心線を維持しつつカム
ワルツ伝動装置に接続可能である。

このような補助ロールケーシングは、摩耗したロールを
単に新たな同一のロールに交換するための通常の交換ケ
ーシングとは異なって、圧延寸法の異なる圧延機に変え
、ひいては圧延可能な横断面範囲を変えることができる
。これによって、棒材乞１回の通過又はそれ以上の回数
の通過で事実上それぞれ任意の大きさの横断面に圧延す
るためには、わずかな圧延スタンド馨有する比較的小さ
い圧延機で寸分である。この場合、圧延材料がそれぞれ
通過した後でロールケーシングな補助ロールケーシング
に取り替えるか、あるいはすでに装着された補助ロール
ケーシングヲ相応の別の新たな補助ロールケーシングに
取り替えれば良いだけである。補助ロールケーシングは
各通過のためにそれぞれ寸法の異なるロールを備えてい
る。これらのロールは同一の圧延軸線を形成しその回転
数はそれぞれ同一の圧延素材通過速度に規定されている
ので、それぞれの横断面のために最良の圧延条件が得ら
れる。最大ロール直径にわたって設けられたロールケー
シングヲ相応の補助ロールケーシングに交換できること
によって、暁存の圧延機を経済的な形式で最適に使用す
ることが可能である。

例えば８つの圧延スタンドを有する１台の圧延機に各１
つのロールケーシングと２つの補助ロールケーシングと
馨取り付けることによって（初めの４つの圧延スタンド
群：Ｉコールケーシングのロール直径６［ＩＱｍ、第１
の補助ロールケーシングのロール直径４５０Ｍ、第２の
補助ロールケーシングのロール直径３２０８　；　次）
４つの圧延スタンド群：ロールケーシングのロール直径
５２０履、第１の補助ロールケーシングのロール直径３
８０ｍ、第２の補助ロールケーシングのロール直径２８
０　駒）　、全部で３回の棒材通過で、初めの直径が１
００間である棒材は、そのつど横断面を７５係減少させ
ることによって最終的に直径１２．５ｉ、ｓに圧延され
る。

（７） 従来はこのために互いに独立した完全な圧延機を３つ配
置する必要があった。本発明によればそれぞれ棒材を通
過させるために常に個有の補助ロールケーシングを必要
とするだけであって、カムワルツ伝動装置から制御装置
までのその他のすべての装置をそのまま使用することが
できるので、公知の装置に比較して製造費用は著しく安
価である。このためにもちろん圧延装置の容量も小さく
なるが、これによってわずかな需要量の貴金属又はこれ
と類似のものより成る棒材によって装置にかかる荷重も
わずかなものになる。

ロールケーシングとカムワルツ伝動装置との間の駆動接
続としては、それぞれ解除可能なカップリング、カルダ
ン軸又はこれと類似のものが適しているが、互いに分離
可能な部分より成るカップリングが特に有利である。こ
の場合、本発明の別の実施態様に従って、付加的な駆動
接続部として、カムワルツ伝動装置と補助ロールケーシ
ングとの間に挿入される中間ギヤが用（８） いられていて、該中面ギヤが前記カムワルツ伝動装置の
１つの被駆動軸への接続部の導入側でカップリング部分
を有しており、該カップリング部分が、ロールケーシン
グ接続部用のカップリングの、前記被駆動軸に装着され
た部分と協働するようになっていて、前記中間ギヤと補
助ロールケーシングとを駆動接続させるために、互いに
分離可能な部分より成るカップリングが設けられていれ
ば有利な構造が得られる。このような中間ギヤによって
、種種異なるロール寸法及び変わらない圧延中心線によ
って制限された、カムワルツ伝動装置と補助ロールケー
シングとの間の間隔は簡単にブリッジされ、この場合同
時に、駆動回転数を前記ロールの寸法差に合わせること
ができる。中間ギヤは有利には補助ロールケーシングか
ら解除可能であるが、この補助ロールケーシングと一緒
に１つの構造ユニットとして組み立てることもできる。

オーストリア共和国特許第３７０６４３号明細書による
圧延スタンドはその構造がコンパクトであって経済的な
ロール交換の可能性がすでに提供されていて本発明によ
る圧延機に取りつけるために適しているが、本発明の別
の実施態様によればさらに加えて、補助ロールケーシン
グがロールケーシングに応じて軸受部によって外側の軸
受ピンに装着可能であって、交換位置から、中間ギヤを
取り囲む、カムワルツ伝動装置との密接したかん合位置
へ、若しくは該がん合位置から交換位置へ旋回可能であ
って、前記中間ギヤ自体が、軸受部でカムワルツ伝動装
置の内側の軸受ピンに支えられている。この実施態様に
おいても、ロールケーシングと同様に補助ロールケーシ
ング及び中間ギヤも迅速にかつ問題なく取りつけ若しく
は取りはずすことができる。この場合、カムワルツ伝動
装置のための補助ロールケーシングはギヤカバーとして
の作用も有していて、密閉された構造ユニットが、密閉
伝動装置、カンプリング装置、潤滑条件等に関連したす
べての利点を有している。

次に図面に示した実施例について本発明の構成を具体的
に説明する。

全体か符号１で示された圧延スタンドは、ロールを駆動
させるための２つの被駆動軸３を備えたカムワルツ伝動
装置２を有していて、ロールを受容するロールケーシン
グに密接して当て付けるための閉鎖壁４をロール側で形
成しており、また、ロールケーシングケ支持及び固定す
るために外側で軸受ピン５並びに液圧式の高速緊締装置
６乞備えている。

第１図で解るように、カムワルツ伝動装置２にはカセッ
ト状のロールケーシング７が装着されている。このロー
ルケーシング７は軸受部８を介して軸受ピン５に支えら
れていて、高速緊締装置６によって閉鎖壁４に密接して
しかしながらルーズに固定されている。ロールケーシン
グＩＫはロール対９が軸受けされており、この場合、調
整装置１０を介して回転調整可能な、ロール軸受用、の
偏心体ブシュ１１．１２がロール対９を半径方向で互い
に接近させる。ロール対９とカムワルツ伝動装置２の被
駆動軸３との（１１） 間で駆動接続を形成するためにオルトノ・ムーカツプリ
ング（Ｏｌｄｈａｍ−Ｋｕｐｐｌｕｎｇ）　ｌ　３が用
いられている。このオルトハム−カップリング１３は互
いに分離可能な部分１３’、１３“より成っていて、必
要なトルク伝達ケ行なうだけでなく、ロール対９を互い
に接近させることによって形成される横方向のずれをも
補償する。

圧延スタンド１を大きな範囲で種種異なる圧延プログラ
ムに適合させることができるように、第２図に示したよ
うにカムワルツ伝動装置２にはより寸法の小さい補助ロ
ールケーシング７′が配属されており、この補助ロール
ケーシング７′は、ロールケーシング１の代わりに中間
ギヤ１４を介在させてカムワルツ伝動装置２に装着され
ている。この補助ロールケーシング７′は、閉鎖壁４に
合わせられたカバープレートＴ′に取り付けられている
。このカバープレートＴ′は同様に軸受ピン５のための
軸受部８′ヲ有していて、高速緊締装置６によって固定
される。補助ロールケーシング７′はロール対９よりも
寸法の小さく１２） いロール対９”Ｌ有している。このロール対９′は半径
方向で互いに接近可能にするために調整装置１０′ヲ介
して回転調整可能な偏心体ブシュ１１’　、　１２’に
軸受けされている。この場合、ロール対９′の圧延中心
線はロールケーシング７のロール対９によって規定され
た王延中心線ＩＣ常に精確に合致する。ロール対９′の
寸法変化に応じて、ロール対９からカムワルツ伝動装置
２までの距離をブリッジするために、及びロール回転数
を調整するために中間ギヤ１４が介在されており、この
中間ギヤ１４は軸受部１５乞介してカムワルツ伝動装置
２の、内側の軸受ピン１６に支えられていて、閉鎖壁４
によって形成された室内に設けられている。この中間ギ
ヤ１４は２つの被駆動軸３′ヲ有していて、これら２つ
の被駆動軸３′にオルト・・ムーカツノリング１７によ
って互いに分離可能な部分１７’、　１７”ｗ介して四
−ラ対９′が接続可能である。カムワルツ伝動装置２の
被駆動軸３の一方に接続させるために、中間ヤヤ１４は
入力側でカップリング部分１３”　’ｅ有している。こ
のカップリング部分１３″は、ロール対９′のための、
オイドハイムーカツノリング１３に存在する部分１３′
と協働して、カムワルツ１宏動装置からの、駆動カケ伝
達する。

２つ又はそれ以−Ｆのロールケーシングを共通の１つの
カムワルツ！電力装置に配属したことによって、圧延ス
タンド２種種異なる寸法のロールに経済的にかつ安価に
適合させることができるので、例えばこれらの圧延スタ
ンドより成る寸法の小さい圧延機で圧延材料乞多数回圧
延通過させることが可能であって、寸法の小さい装置で
大きい範囲の圧延を行なうことが可能である。このため
には１回の圧延通過作業終了後にロールケーシング７を
取り外してその代わりに中間ギヤ１４及び補助ロールケ
ーシング１′乞装着するか、若しくはこの中間ギヤ１４
及び補助ロールケーシング７′？その佃の相応寸法の中
間ギヤ及び補助ロールケーシングに代えるだけでよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例による圧延スタンドにロール
ケーシング乞装着した状態の部分的な断面図、第２図は
補助ロールケーシングを装着した状態の部分的な断面図
である。 １・・圧延スタンド、２・・カムワルツ伝動装置、３．
３′・・被駆動軸、４・・閉鎖壁、５・・軸受ピン、６
・・高速緊締装置、７・・ロールケーシング、７′・・
・補助ロールケーシング、７“・・−カバープレート、
８．８′・・軸受部、９．９′・　ロール対、１０．１
０′・・調整装置、１１．１１’、１２．１２’・・偏
心体ゾシュ、１３・・・オルトハム式カップリング、１
３’　、　１３”・・部分、１３“′・・カップリング
部分、１４・・中間ギヤ、１５・・軸受部、１６・軸受
ピン、１７・・オルトハム−カップリング、１７′、１
１′・・部分。 第１頁の続き

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　棒材を圧延するための圧延機用の圧延スタンドで
   あって、カムワルツ伝動装置と、交換可能なロールケー
   シングとを有しており、該ロールケーシングに軸受けさ
   れたロール対が解除可能な駆動接続部を介してカムワル
   ツ伝動装置の被駆動軸に連結されるようになっている形
   式のものにおいて、バレル直径及びビン直径で、圧延し
   ようとする棒材の所定の横断面範囲に張り出されたロー
   ル（９）を有すル一方のロールケーシング（７）の他に
   付加的に、バレル直径及びピン直径で、圧延しようとす
   る棒材の、前記所定の横断面範囲より小さい横断面範囲
   に張り出されたロール（９′）を有する少なくとも１つ
   の他方のロールケーシング（７′）が前記カムワルツ伝
   動装置（２）に配属されており、該他方のロールヶー（
   １）　＾１ シンゲ（７′）が、前記一方のロールケーシング（７）
   の代わりに、変えられたロール直径に合わせられた付加
   的な駆動接続部（１４）を用いて前記一方のロールケー
   シング（７）の圧延中心線を維持しつつカムワルツ伝動
   装置（２）に接続可能であることを特徴とする、圧延ス
   タンド。 ２、互いに分離可能な部分より成るカップリングを備え
   た、カムワルツ伝動装置とロールケーシングとの間の駆
   動接続部を有しており、付加的な駆動接続部として、カ
   ムワルツ伝動袋！（２）と補助ロールケーシング（７′
   ）との間に挿入される中間ギヤ（１４）が用いられてい
   て、該中間ギヤ（１４）が、前記カムワルツ伝動装置（
   ２）の１つの被駆動軸（３）への接続部の導入側でカッ
   プリング部分（１３”’）Ｙ有しており、該カンプリン
   グ部分（１３”　）が、ロールケーシング接続部用のカ
   ップリング（１３）の、前記被駆動軸（３）に装着され
   た部分（１３’）と協働するように（２） なっていて、前記中間ギヤ（１４）と補助ロールケーシ
   ング（７′）とを駆動接続させるために、互いに分離可
   能な部分（１７’、　１７″）より成るカッブリジグ（
   １７）か設けられている・、特許請求の範囲第１項記載
   の圧延スタンド。 ６、　カバーのないカムワルツ伝動装置に密接して接続
   されたロールケーシングを有しており、該ロールケーシ
   ングが、下方に開口する軸受部を介してカムワルツ伝動
   装置の外側の軸受ピンに装着されていて、ギヤのかん合
   位置から交換位置へ若しくはギヤの交換位置からがん合
   位置へ旋回可能であって、補助ロールケーシング（７′
   ）カロールケーシング（７）に応じて軸受部（８′）に
   よって外側の軸受ピン（５）に装着可能であって、交換
   位置から、中間ギヤ（１４）’ａ；取り囲む、カムワル
   ツ伝動装置（２）との密接したかん合位置へ、若しくは
   該がん合位置から交換位置へ旋回可能であって、前記中
   間ギヤ（１４）自体が、軸受部（１５）で力°ムワルツ
   伝動装置（２）の内側の軸受ピン（１６）に支えられて
   いる、特許請求の範囲第２項記載の圧延スタンド。