JP2006326602A - 圧延機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 圧延ロールのマルチカリバ化に対応が容易な両持式を採用するにもかかわらず、圧延機本体と駆動装置との間にユニバーサルスピンドル設ける必要がないコンパクトな省スペース型の圧延機を提供する。
【解決手段】 圧延機を、圧延機本体と、この圧延機本体に電動機の駆動力を伝達し、第1出力軸33を支持する第1アーム31および第2出力軸36を支持する第2アーム34を備えたギヤスタンド3と、第1アーム31を主入力軸32を回動中心として、また第2アーム34を従入力軸35を回動中心として同期移動させて記第1出力軸33と第2出力軸36を接近、かつ離反させるアーム回動手段4と、接続する軸同士の心ずれを許容し、第1出力軸33と上部圧延ロール22の回転軸22aおよび第2出力軸36と下部圧延ロール24の回転軸24aを連結するフレキシブルカップリング5とから構成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、圧延機の改善に係り、より詳しくは、圧延機の一対の圧延ロールを駆動する駆動装置を改善した圧延機に関する。
圧延機には閉頭式の圧延機があるが、この閉頭式の形式の圧延機は、チョックと呼ばれるベアリングハウジングを取り付けた一対のロールユニットをロールスタンドのウインドー内に配設したものである。圧延ロールは複数のカリバを加工できる胴長を有している。
駆動装置は、通常、電動モータと減速機とピニオンスタンドとで構成され、ピニオンスタンドの出力軸と圧延ロールはユニバーサルスピンドルにより連結されて駆動力が伝達される。ピニオンスタンドの出力軸は圧延ロールと対になっており、2重式圧延機の場合には、出力軸は2本である。圧延ロールの間隔は、ロール径の変更、ロール隙間の変更のため変動するが、ピニオンスタンドの出力軸の軸間隔は一定であるため、ユニバーサルスピンドルの傾き角度が変化する(例えば、特許文献1参照。)。
上記圧延機の類似形式の圧延機としては、ロールスタンドを省略したハウジングレス式の圧延機がある。この形式の圧延機の特長は、圧延機本体をコンパクトにすることができることである。この形式の圧延機の一対のロールユニットは、上記従来例1に係る圧延機(標準ミルである。)の場合と同様に、それぞれユニバーサルスピンドルを介して駆動されるように構成されている。従って、圧延機本体と駆動装置との関係は、標準形式の圧延機の場合と同様である(例えば、特許文献2参照。)。
上記以外の形式の圧延機としては、片持式の圧延機がある。このような片持式の圧延機では圧延機本体がピニオンスタンドを兼用するように構成されている。この形式の圧延機の特長は、圧延機本体と駆動部が一体的に構成されていてユニバーサルスピンドルが不要であるため、圧延機自体をさらにコンパクトにすることができることである。また、圧延ロールはリングロールを用いているため、基本的にカリバの本数は1本(シングルカリバ)である。この片持式の圧延機では、圧延ロールの開閉方式が偏心スリーブ形式のものが多く、ロール昇降距離に制約がある。但し、この片持式の圧延機では、標準ミルのように圧延機本体と駆動装置とを切り離すことができないため、圧延機本体のメンテナンスは不便である(例えば、特許文献3参照。)。
特開平5−38509号公報 特開平1−20001号公報 特許第3535946号公報
上記従来例1,2に係る圧延機では、何れも圧延機本体と駆動装置との間にユニバーサルスピンドルが設けられているため、必然的に圧延機本体と駆動装置との間の間隔が大きくなる。前記ユニバーサルスピンドルを用いる目的は、一対の圧延ロールのロール間間隔の変更に追従して、一対の圧延ロールに駆動力を伝達するためである。例えば、棒鋼圧延機のユニバーサルスピンドルの場合、ユニバーサルスピンドルの傾き角度は、通常3度以下に抑えられているため、ロール間間隔の変動量が大きくなると、ユニバーサルスピンドルのジャーナル間の寸法が長くなってしまう。従って、圧延機に極めて広い設置スペースが必要である。
また、上記従来例3に係る片持式の圧延機ではユニバーサルスピンドルが設けられているため、圧延機本体がコンパクトではあるものの、片持式であるため圧延機本体の剛性が低いということが欠点となる。この片持式の圧延機本体に、偏心軸による圧下装置を採用すると、圧延機本体の構造上、圧延ロールの昇降ストロークを大きく採ることができないのに加えて、マルチカリバ対応が難しいという問題がある。
従って、本発明の目的は、圧延ロールのマルチカリバ化に対応が容易な両持式を採用するにもかかわらず、圧延機本体と駆動装置との間にユニバーサルスピンドルを設けるひつようがないコンパクトな省スペース型の圧延機を提供することである。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、従って上記課題を解決するために本発明の請求項1に係る圧延機が採用した手段の特徴とするところは、一対の圧延ロールを備えた圧延機において、前記圧延ロールを駆動する駆動装置と、この駆動装置の駆動力を、一方の圧延ロールの回転軸に伝達する第1出力軸を支持する第1アームおよび他方の圧延ロールの回転軸に伝達する第2出力軸を支持する第2アームを備えたギヤスタンドと、前記第1アームをその反第1出力軸側を回動中心として、また前記第2アームをその反第2出力軸側を回動中心として同期回動させて、前記第1出力軸と第2出力軸を接近、かつ離反させるアーム回動手段と、接続する軸同士の心ずれを許容し、前記第1出力軸と一方の圧延ロールの回転軸および第2出力軸と他方の圧延ロールの回転軸をそれぞれ連結する軸連結手段とを備えたところにある。
本発明の請求項2に係る圧延機が採用した手段の特徴とするところは、請求項1に記載の圧延機において、前記アーム回動手段は、前記ギヤスタンドの第1出力軸と第2出力軸との間隔が、前記一対の圧延ロールの回転軸の間隔と略同一となるように制御されるところにある。
本発明の請求項3に係る圧延機が採用した手段の特徴とするところは、請求項1または2のうちの何れか一つの項に記載の圧延機において、前記軸連結手段は、前記圧延ロールの回転軸の軸方向に往復移動可能に構成されてなるところにある。
本発明の請求項4に係る圧延機が採用した手段の特徴とするところは、請求項1乃至3のうちの何れか一つの項に記載の圧延機において、前記ギヤスタンドの第1アームと第2アームとの回動中心位置は、前記出力軸を回転させる出力ギヤと噛合する入力ギヤを支持する入力軸の回転中心と一致してなるところにある。
本発明の請求項1に係る圧延機では、ギヤスタンドの第1アームと第2アームとは、アーム回動手段により、これらアームの反出力側を回動中心として、第1出力軸と第2出力軸が接近、かつ離反されるように構成されている。また、圧延機の一対の圧延ロールの回転軸と、これら回転軸に駆動装置の駆動力を伝達するギヤスタンドの第1アームに支持されてなる第1出力軸、第2アームに支持されてなる第2出力軸とは、接続する軸同士の心ずれを許容する軸連結手段により接続されている。
従って、本発明の請求項1に係る圧延機によれば、一対の圧延ロールの回転軸の位置とギヤスタンドの第1出力軸と第2出力軸の位置とは略同じであり、そして回転軸と出力軸とは接続する軸同士の心ずれを許容する軸連結手段により接続されているから、ユニバーサルスピンドルを用いる必要がない。
本発明の請求項2に係る圧延機によれば、前記アーム回動手段は、前記ギヤスタンドの第1出力軸と第2出力軸との間隔が、前記一対の圧延ロールの回転軸の間隔とが略同一となるように制御される。従って、ギヤスタンドの第1出力軸と第2出力軸とは圧延機のロール圧下、ロール圧上作動に応じて作動するから、軸連結手段に負担をかけることなく、圧延機のロール圧下、ロール圧上操作を行うことができる。
本発明の請求項3に係る圧延機によれば、軸連結手段は、前記圧延ロールの回転軸の軸方向に往復移動可能に構成されている。従って、圧延機の位置が変わっても圧延ロールを回転させることができるから、マルチカリバの圧延ロールを備えた圧延機にも適用することができる。
本発明の請求項4に係る圧延機によれば、ギヤスタンドの第1アームと第2アームとの回動中心位置は、前記出力軸を回転させる出力ギヤと噛合する入力ギヤを支持する入力軸の回転中心と一致している。従って、第1アームと第2アームとの回動角度の如何を問わず、出力ギヤと入力ギヤとの噛合状態が変化することがないから、入力ギヤから出力ギヤに駆動装置の駆動力が円滑に伝達される。
以下、本発明の形態に係る圧延機を、添付図面の図1乃至図4を順次参照しながら説明する。図1は被圧延材の出入方向から見た本発明の形態に係る圧延機の一部断面視模式的構成説明図、図2は本発明の形態に係る圧延機のギヤスタンドの模式的側面構成説明図、図3は本発明の形態に係る圧延機の圧延ロールの回転軸とギヤスタンドの出力軸との回転中心の心ずれ説明図、図4は本発明の形態に係る圧延機の一部断面視模式的平面構成説明図であって、軸連結手段による第1出力軸と上部圧延ロールの回転軸との接続状態を示す図ある。
図に示す符号1は、本発明の形態に係るハウジングレスの圧延機であって、このハウジングレスの圧延機1は、圧延機本体2、ギヤスタンド3、アーム回動手段4、接続する軸同士の心ずれを許容する軸連結手段であるフレキシブルカップリング5、および駆動装置である、図示しない電動機から構成されている。
先ず、前記圧延機本体1は、左右一対ずつの図示しない支柱を備えている。これら左右一対ずつの支柱の間には、これら左右一対ずつの支柱に固着されてなる圧下装置25で圧下力が加えられる上部チョック21が昇降可能に支持されており、これら左右一個ずつの上部チョック21に上部圧延ロール22が回転可能に支持されている。また、これら左右一対ずつの支柱の間であって、前記上部チョック21の下側に下部チョック23が昇降可能に支持されており、これら左右一個ずつの下部チョック23に下部圧延ロール24が回転可能に支持されている。
そして、前記上部圧延ロール22の一方の上部チョック21から突出する回転軸22aと、前記下部圧延ロール24の一方の下部チョック23から突出する回転軸24aに、後述するギヤスタンド3の第1,2出力軸33,36が、接続する軸同士の心ずれを許容する軸連結手段、つまりフレキシブルカップリング5を介して連結されている。なお、上部圧延ロール22と下部圧延ロール24とにはカリバ(図示省略)が設けられている。
前記ギヤスタンド3は、図示しない駆動装置の駆動力が伝達され、第1入力ギヤ32aを有する主入力軸32と、前記第1入力ギヤ32aに噛合する第1出力ギヤ33aを有し、前記フレキシブルカップリング5を介して前記上部圧延ロール22の回転軸22aを回転させる第1出力軸33を支持する第1アーム31を備えている。また、前記第1入力ギヤ32aが噛合する第2入力ギヤ35aを有する従入力軸35と、前記第2入力ギヤ35aが噛合する第2出力ギヤ36aを有し、前記フレキシブルカップリング5を介して前記下部圧延ロール24の回転軸24aを回転させる第2出力軸36を支持する第2アーム34を備えている。前記第1アーム31は主入力軸32を回動中心として、また前記第2アーム34は従入力軸35を回動中心としてそれぞれ回動可能にギヤスタンドハウジング3aに支持されており、後述するアーム回動手段4で回動されるように構成されている。
前記アーム回動手段4は、前記第1アーム31の第1出力軸33側の先端部に設けられたブラケットに水平連結ピン45を介して、揺動可能に連結されてなる第1ねじ金具41を備えている。また、前記第2アーム34の第2出力軸36側の先端部に設けられたブラケットに水平連結ピン45を介して連結され、前記第1ねじ金具41の雌ねじと逆方向に螺旋する雌ねじが螺刻されてなる第2ねじ金具42を備えている。さらに、これら第1ねじ金具41と第2ねじ金具42とに、長手方向の中間の一方側に右ねじが、他方側に左ねじが螺刻され、例えば、周知のギヤードモータ43により可逆回転されるねじロッド44を備えている。そして、前記第1アーム31と前記第2アーム34を回動させる前記ギヤードモータ43の回転は、第1出力軸33と第2出力軸36との間隔が、前記上、下部圧延ロール22,24の回転軸22a,24aの間隔と略同一となるように制御されるように構成されている。
前記上部圧延ロール22の回転軸22aと第1出力軸32を接続し、また下部圧延ロール24の回転軸24aと第2出力軸36を接続するフレキシブルカップリング5は、ギヤカップリングとも呼ばれており、後述するように構成されている。即ち、一方と他方の軸のそれぞれに外嵌され、クラウニング加工を施した外歯平歯車を有する厚肉円筒状のカップリングセンターと、これらカップリングセンターの外歯平歯車に噛合する、クラウニング加工を施した内歯平歯車を有するカップリングケースとからなっている。このフレキシブルカップリング5によれば、カップリングセンターとカップリングケースの間に多少の傾きが生じても、等速回転と滑らかな動力の伝達を行うことができる。そして、本形態に係る圧延機1の場合には、アーム回動手段4により前記第1アーム31と前記第2アーム34とを回動させて、第1出力軸33と第2出力軸36との間隔を、前記上、下部圧延ロール22,24の回転軸22a,24aの間隔と略同一となるように制御される。
ところで、前記第1アーム31と第2アーム34とのある回動角度条件下では、第1回転軸22aの回転中心と第1出力軸33の回転中心、回転軸24aの回転中心と第2出力軸36の回転中心を共に一致させることができる。しかしながら、それ以外の回動角度条件下では、回転軸22aの回転中心と第1出力軸33の回転中心との間、回転軸24aの回転中心と第2出力軸36の回転中心との間のそれぞれに心ずれが生じてしまい、回転中心同士を完全に一致させることができない。
しかしながら、本発明の形態に係る圧延機1の場合は、フレキシブルカップリング5により、回転軸22aの回転中心と第1出力軸33の回転中心との心ずれ量、回転軸24aの回転中心と第2出力軸36の回転中心の心ずれ量のそれぞれを吸収することができる。
例えば、圧延機の圧延ロールの使用径範囲が300〜340mm、上部ロールと下部ロール間の隙間が最大50mmにした場合、ロール移動量は(340−300)/2+50/2の式からロール1本当たり45mmである。いま、図3に示すように、入力軸と出力軸との間の回転中心間距離が300mmであり、水平状態の第1アーム31と第2アーム34が、その出力軸が上下に22.5mmずつ移動したとすると、回転軸22aの回転中心と第1出力軸33の回転中心、回転軸24aの回転中心と第2出力軸36の回転中心との水平方向の心ずれ量δを、下記の算式により容易に求めることができる。
即ち、心ずれ量δ=300×(1−cosθ)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(1)
θ=tan-1(22.5/300)=4.3°であるから、これを上記(1)式に代入すると、心ずれ量δ=0.84mmとなる。0.84mmという心ずれ量δはフレキシブルカップリング5で十分吸収し得るものである。因みに、ユニバーサルスピンドルを使用した場合、ジャーナル間の寸法は、ユニバーサルスピンドルの許容角度が最大3°であるとすれば、22.5/tan3°=430mmである。
次に、フレキシブルカップリング5による上部圧延ロール22の回転軸22aと第1出力軸33の接続状態を、図4を参照しながら説明する。なお、フレキシブルカップリング5による下部圧延ロール24の回転軸24aと第2出力軸36の接続状態については、図4に示す構成と同等であるから、フレキシブルカップリング5による回転軸24aと第2出力軸36の接続状態に係る説明については割愛する。
即ち、フレキシブルカップリング5の軸嵌合穴にはスプライン加工が施されており、このスプライン加工が施された嵌合穴に、上部圧延ロール22の回転軸22aと第1出力軸33の加工されたスプラインが摺動可能に嵌合されている。このフレキシブルカップリング5は、第1出力軸33の外装された状態で、フレキシブルカップリング5とギヤスタンド3との間に介装されたコイルばね51により圧延機1側に付勢されている。そして、このフレキシブルカップリング5は、カップリングシフト装置52によるコイルばね51のばね力に抗してのギヤスタンド3方向への摺動移動により、このフレキシブルカップリング5が上部圧延ロール22の回転軸22aから外れるように構成されている。
以下、本発明の形態に係る圧延機1の作用態様を説明する。即ち、本発明の形態に係る圧延機1では、上記のとおり、ギヤスタンド3の第1アーム31と第2アーム34とは、アーム回動手段4のギヤードモータ43により回転されるねじロッド44により、これら第1,2アーム31,34の反出力側を回動中心として、第1出力軸33と第2出力軸36が接近、かつ離反されるように構成されている。そして、圧延機1の上部圧延ロール22の回転軸22aと第1アーム31に支持されてなる第1出力軸33とは、接続する軸同士の心ずれを許容するフレキシブルカップリング5によって接続されている。また、圧延機1の下部圧延ロール24の回転軸24aと第2アーム34に支持されてなる第2出力軸36とは、接続する軸同士の心ずれを許容するフレキシブルカップリング5によって接続されている。従って、本発明の形態に係る圧延機1によれば、ユニバーサルスピンドルを用いる必要がなく、圧延機自体をコンパクトにすることができるから、狭い設置スペースにも設置することができる。
また、本発明の形態に係る圧延機1では、前記アーム回動手段4の第1アーム31と第2アーム34とを回動させるねじロッド44を回転させるギヤードモータ43は、第1出力軸33と第2出力軸36の間隔が、前記圧延機1の上部圧延ロール22の回転軸22aと下部圧延機24の回転軸24aとの間隔に略同一となるように制御される。従って、ギヤスタンド3の第1,2出力軸33,36は圧延機1のロール圧下、ロール圧上作動に応じて作動するから、フレキシブルカップリング5に負担をかけることなく、圧延機1のロール圧下、ロール圧上操作を行うことができる。
また、本発明の形態に係る圧延機1によれば、フレキシブルカップリング5は、上、下部圧延ロール22,24の回転軸22a,24aの軸方向に往復移動可能に構成されている。従って、圧延機1の位置が変わっても上、下部圧延ロール22,24を回転させることができるから、マルチカリバの圧延ロールを備えた圧延機にも適用することができる。
さらに、カップリングシフト装置52によりフレキシブルカップリング5をギヤスタンド3方向へ摺動移動させて回転軸22a,24aから外すことができるから、ユニバーサルスピンドルを備えた従来例に係る圧延機よりも上、下部圧延ロール22,24の交換作業時間が短縮されるから、圧延機1のメンテナンスコストの低減が可能になる。
また、本発明の形態に係る圧延機1によれば、ギヤスタンド3の第1アーム31と第2アーム34との回動中心位置は、前記第1出力軸33を回転させる第1出力ギヤ33aと噛合する第1入力ギヤ32aを支持する主入力軸32の回転中心と一致し、前記第2出力軸36を回転させる第2出力ギヤ36aと噛合する第2入力ギヤ35aを支持する従入力軸35の回転中心と一致している。従って、第1アーム31と第2アーム34との回動角度の如何を問わず、第1出力ギヤ33aと第1入力ギヤ32a、第2出力ギヤ36aと第2入力ギヤ35aの噛合状態が変化することがなく、入力ギヤから出力ギヤに電動機の駆動力が円滑に伝達されるから、圧延機1の上、下部圧延ロール22,24の回転に支障が生じるようなことがない。
なお、上記形態に係る圧延機1は、本発明の具体例に過ぎず、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内における設計変更等は自由自在であるから、上記形態に係る圧延機の形態に限定されるものではない。また、上記形態においては、ハウジングレスの水平圧延機を例として説明したが、本発明の技術的思想を、垂直圧延機に対して適用しても、標準型の圧延機に適用しても同等の効果を期待することができる。
被圧延材の出入方向から見た本発明の形態に係る圧延機の一部断面視模式的構成説明図である。 本発明の形態に係る圧延機のギヤスタンドの模式的側面構成説明図である。 本発明の形態に係る圧延機の圧延ロールの回転軸とギヤスタンドの出力軸との回転中心の心ずれ説明図である。 本発明の形態に係る圧延機の一部断面視模式的平面構成説明図であって、軸連結手段による第1出力軸と上部圧延ロールの回転軸との接続状態を示す図ある。
符号の説明
1…圧延機
2…圧延機本体,21…上部チョック,22…上部圧延ロール,22a…回転軸,23…下部チョック,24…下部圧延ロール,24a…回転軸,25…圧下装置
3…ギヤスタンド,3a…ギヤスタンドハウジング,31…第1アーム,32…主入力軸,32a…第1入力ギヤ,33…第1出力軸,33a…第1出力ギヤ,34…第2アーム,35…従入力軸,35a…第2入力ギヤ,36…第2出力軸,36a…第2出力ギヤ
4…アーム回動手段,41…第1ねじ金具,42…第2ねじ金具,43…ギヤードモータ,44…ねじロッド,45…水平連結ピン
5…フレキシブルカップリング,51…コイルばね,52…カップリングシフト装置

Claims (4)

  1. 一対の圧延ロールを備えた圧延機において、前記圧延ロールを駆動する駆動装置と、この駆動装置の駆動力を、一方の圧延ロールの回転軸に伝達する第1出力軸を支持する第1アームおよび他方の圧延ロールの回転軸に伝達する第2出力軸を支持する第2アームを備えたギヤスタンドと、前記第1アームをその反第1出力軸側を回動中心として、また前記第2アームをその反第2出力軸側を回動中心として同期回動させて、前記第1出力軸と第2出力軸を接近、かつ離反させるアーム回動手段と、接続する軸同士の心ずれを許容し、前記第1出力軸と一方の圧延ロールの回転軸および第2出力軸と他方の圧延ロールの回転軸をそれぞれ連結する軸連結手段とを備えたことを特徴とする圧延機。
  2. 前記アーム回動手段は、前記ギヤスタンドの第1出力軸と第2出力軸との間隔が、前記一対の圧延ロールの回転軸の間隔と略同一となるように制御されることを特徴とする請求項1に記載の圧延機。
  3. 前記軸連結手段は、前記圧延ロールの回転軸の軸方向に往復移動可能に構成されてなることを特徴とする請求項1または2のうちの何れか一つの項に記載の圧延機。
  4. 前記ギヤスタンドの第1アームと第2アームとの回動中心位置は、前記出力軸を回転させる出力ギヤと噛合する入力ギヤを支持する入力軸の回転中心と一致してなることを特徴とする請求項1乃至3のうちの何れか一つの項に記載の圧延機。

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