JPH0222082Y2 - - Google Patents

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JPH0222082Y2
JPH0222082Y2 JP12348185U JP12348185U JPH0222082Y2 JP H0222082 Y2 JPH0222082 Y2 JP H0222082Y2 JP 12348185 U JP12348185 U JP 12348185U JP 12348185 U JP12348185 U JP 12348185U JP H0222082 Y2 JPH0222082 Y2 JP H0222082Y2
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JP
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roll
rolling mill
shaft
rolls
thrust
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JP12348185U
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  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、多段圧延機のワークロールを軸方向
に支持する多段圧延機におけるロールスラスト軸
受装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の装置として、例えば第6図に示
すものが公知である。すなわち、図においてロー
ルスラスト軸受装置は、回転自在に支持した軸受
ロール41を有するスラストブロツク42,43
からなり、図示しないバツクアツプロールにより
中間ロール6,7を介して上下方向に支持された
一対のワークロール8,9の駆動側(第7図中左
側)及び作業側(第7図中右側)に配置されてい
る。
前記駆動側のスラストブロツク42は、図示し
ないロールハウジングに取外し可能に固定したロ
ールカバー44にボルト45により取付けられ、
作業側のスラストブロツク43は、前記同様ロー
ルハウジング固定したロールカバー46に支軸4
7を介して取付けられ、レバー48により回動自
在に、かつ、適宜回動位置の状態でロツク可能に
形成されている。
そして、作業側のスラストブロツク43をレバ
ー48により回動させて、その軸受ロール41を
一対のワークロール8,9の端面に押し当て、一
対のワークロール8,9を駆動側の固定したスラ
ストブロツク42の軸受ロール41に押し付ける
ようにしてロツクすることにより、一対のワーク
ロール8,9が回転自在に水平方向に支持される
ようになつている。
また、一対のワークロール8,9の交換は、作
業側のスラストブロツク43をロツク解除して前
記と逆方向に回動させ、一対のワークロール8,
9から待避させることにより容易に行なわれる。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、多段圧延機の場合、使用するワーク
ロールは一種類とは限らず、適宜ロール径の異な
るものに取替えて使用されるほか、同じワークロ
ールでも使用とともに摩耗してロール径が小さく
なる結果、圧延機のパスラインの高さが変動す
る。このため、スラストブロツク42,43の高
さもパスラインの高さに合わせて調整しなければ
ならない。
しかしながら、前記装置では、スラストブロツ
ク42,43は上、下方向には調整できない状態
で取付けてあるので、その高さを変えるために
は、作業側だけでなく駆動側のスラストブロツク
42,43を、一旦ロールカバー44,46から
取外し、高さの異なるものと交換する必要があ
る。このため、ワークロール径の変更に伴うスラ
ストブロツク42,43の取替えに多大な労力と
作業時間を要するのに加えて、多種類のスラスト
ブロツクを揃えておかなければならない等の問題
が生じていた。
そこで、本考案者は実願昭59−73931号(実公
平1−6962号)において、多段圧延機の両側のロ
ールカバーのそれぞれに、駆動手段により互いに
同期作動可能な昇降軸を立設して、これと一体昇
降するようにスラストブロツクを取付け、ワーク
ロール取替え等によるパスラインの変化に対し、
スラストブロツクを取替えることなく高さ調整を
可能としたロールスラスト軸受装置を提案した。
しかしながら、この提案に係るロールスラスト
軸受装置では、ロール組み替え時、特にバツクア
ツプロールの取替えに際して、前記昇降軸と駆動
手段の連結を外し、作業側のスラストブロツクを
取外した後、ロールカバーをそのヒンジを中心と
して回動させて解放する必要がある。従つて、前
記提案は、ワークロール取替え等によるパスライ
ンの変動に対しては高さ調整可能であるが、バツ
クアプロールの取替え等におけるロールカバーの
解放に際しては、なお多大な労力と作業時間を要
するという問題点を有している。
本考案は、斯る問題点に鑑みてなされたもの
で、ロール組み替え時に部材を取外す必要のない
多段圧延機におけるロールスラスト軸受装置を提
供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 前記問題点を解決するため、本考案は、回転自
在に支持した軸受ロールを有するスラストブロツ
クを多段圧延機の両側部に取付けて、この軸受ロ
ールを上、下ワークロールの作業側、駆動側の端
面に押し当てて、上、下ワークロールを回転自在
に水平方向の定位置に支持する多段圧延機用ロー
ルスラスト軸受装置において、多段圧延機の両側
のロールカバーに昇降軸を摺動可能に立設し、こ
の昇降軸と一体昇降可能に前記スラストブロツク
を取付ける一方、駆動手段からの駆動軸を多段圧
延機の作業側と駆動側に分岐して前記昇降軸を昇
降可能に形成するとともに、少なくとも作業側に
おいて前記駆動軸を前記ロールカバーの回動中心
線上に回転中心を有する遊び歯車を中間に設けた
傘歯車により分岐させたものである。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を図面に従つて説明す
る。
第1図及び第2図において、本考案に係るロー
ルスラスト軸受装置は、大略駆動手段1、昇降手
段2及びスラストブロツク3からなり、バツクア
プロール4,5により中間ロール6,7を介して
上下方向を支持されたワークロール8,9を有す
る多段圧延機の駆動側及び作業側の上、下ロール
ハウジング10,11にヒンジ12を介して回転
可能に設けた上、下ロールカバー13,14のう
ち下ロールカバー14に取付けられている。
前記駆動手段1は、多段圧延機の駆動側に設け
た油圧モータ15と、駆動側から作業側にかけて
設けた駆動軸16と、前記ロールカバー13,1
4に回転可能に取付けられ、前記駆動軸16より
傘歯車17,18を介して駆動側及び作業側に動
力を伝達する従動軸19,20とからなる。そし
て、作業側の従動軸20と駆動軸16とを連結す
る傘歯車17,18には、中間に遊び歯車21が
介在している。この遊び歯車21は、その回転中
心がロールカバー14の回動中心線上に位置する
ようにロールカバー14に取付けられている。
前記昇降手段2は、ロールカバー14に摺動可
能に立設した2個の昇降軸22と、上端を前記昇
降軸22の下端に設けたねじ穴23に螺合させ、
下端を前記従動軸20と傘歯車24,25により
連結させたねじ軸26とから構成されている。前
記昇降軸22は、第4図において詳述するに、上
下2箇所においてロールカバー14に固定した軸
受27と嵌合し、かつ、長手方向に形成した溝2
8にロールカバー14に固定した摺動片29が軸
の回転を拘束可能に嵌入して、上下方向に摺動可
能になつている。そして、昇降軸22とねじ軸2
6をカバー30にて覆うとともに、このカバー3
0に目盛り31を取付けて、昇降軸22に設けた
指針32により昇降軸22の昇降量が確認できる
ようになつている。
前記スラストブロツク3は、軸受ロール33
と、これを回転自在に支持するフレーム34とか
らなり、フレーム34の両端を前記昇降軸22で
支持して、昇降軸22と一体昇降可能になつてい
る。そしてこのスラストブロツク3は、第5図に
示すように、軸受ロール33をワークロール8,
9の両端面に押し付け、両ロールを軸方向の定位
置に回転自在に支持する。また、フレーム34
は、一方の支持部においてレバー35により着脱
可能に形成され、スラストブロツク3はフレーム
34の他方の支持部を中心に水平方向に回動する
ようになつている。
なお、第1図、第2図は作業側の昇降手段2及
びスラストブロツク3を示しているが、駆動側も
同様の構成となつている。
以上の構成からなるロールスラスト軸受装置に
おいて、上、下ワークロール8,9を径の異なる
ものに取替える場合、レバー35を操作してフレ
ーム34を外方に開き、ワークロール8,9から
スラストブロツク3を待避させて行う。そして、
上、下ワークロール8,9の取替えにより変化し
たパスラインの高さに対してスラストブロツク3
の高さを一致させるため、油圧モータ15を作動
させると、駆動軸16、傘歯車17、遊び歯車2
1及び傘歯車18を介して従動軸20に動力が伝
達し、さらに傘歯車24,25を介してねじ歯車
26が回転する。このとき、ねじ軸26と螺合
し、かつ、回転を拘束された昇降軸22が、スラ
ストブロツク3とともに昇降するので、適宜位置
で駆動モータ15を停止すれば、スラストブロツ
ク3の高さが調整される。
また、上、下バツクアツプロール4,5の取替
えに際しては、ロールカバー13,14を解放し
て行う必要がある。第3図において、ロールカバ
ー14を開くと、ロールカバー14に取付けられ
た従動軸20の傘歯車18が、遊び歯車21と噛
み合いながら旋回する。このとき、従動軸20は
多少回転して、昇降軸22が昇降することになる
が、ロールカバー14を閉じる際に従動軸20は
逆転して元に戻るため、スラストブロツク3の高
さは変動することがない。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、スラストブロツクの高ま調整が容易になつて
作業性が向上し、ワークロール径の適用可能範囲
の拡大により粗圧延から仕上圧延までの広範囲の
圧延が可能となる。そして、ロールカバーの解放
時には、ロールスラスト軸受装置のいかなる部材
も取外す必要がなく、ロール組み替えにおける作
業性が向上する等の効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るロールスラスト軸受装置
を備えた多段圧延機の側面図、第2図は第1図の
−線断面図、第3図は第1図の−方向か
ら見た遊び歯車を示す図、第4図は第3図の−
線断面図、第5図は第2図の−方向から見
たスラストブロツクを示す図、第6図は従来のロ
ールスラスト軸受装置の部分正面図である。 3……スラストブロツク、8,9……ワークロ
ール、13,14……ロールカバー、15……駆
動手段(油圧モータ)、16……駆動軸、17,
18……傘歯車、21……遊び歯車、22……昇
降軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転自在に支持した軸受ロールを有するスラス
    トブロツクを多段圧延機の両側部に取付けて、こ
    の軸受ロールを上、下ワークロールの作業側、駆
    動側の端面に押し当てて、上、下ワークロールを
    回転自在に水平方向の定位置に支持する多段圧延
    機用ロールスラスト軸受装置において、多段圧延
    機の両側のロールカバーに昇降軸を摺動可能に立
    設し、この昇降軸と一体昇降可能に前記スラスト
    ブロツクを取付ける一方、駆動手段からの駆動軸
    を多段圧延機の作業側と駆動側に分岐して前記昇
    降軸を昇降可能に形成するとともに、少なくとも
    作業側において前記駆動軸を前記ロールカバーの
    回動中心線上に回転中心を有する遊び歯車を中間
    に設けた傘歯車により分岐させたことを特徴とす
    る多段圧延機におけるロールスラスト軸受装置。
JP12348185U 1985-08-09 1985-08-09 Expired JPH0222082Y2 (ja)

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JP12348185U JPH0222082Y2 (ja) 1985-08-09 1985-08-09

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JP12348185U JPH0222082Y2 (ja) 1985-08-09 1985-08-09

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Publication Number Publication Date
JPS6234908U JPS6234908U (ja) 1987-03-02
JPH0222082Y2 true JPH0222082Y2 (ja) 1990-06-14

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ID=31014623

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JP12348185U Expired JPH0222082Y2 (ja) 1985-08-09 1985-08-09

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0794043B2 (ja) * 1990-09-12 1995-10-11 三菱重工業株式会社 圧延機
WO2001072443A1 (fr) * 2000-03-27 2001-10-04 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Dispositif et procede de deplacement d'un cylindre de travail d'un laminoir sexto

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JPS6234908U (ja) 1987-03-02

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