JPS597296Y2

JPS597296Y2 - 連動ストツパ装置

Info

Publication number: JPS597296Y2
Application number: JP9165879U
Authority: JP
Inventors: 匡弘林田
Original assignee: オ−クラ輸送機株式会社
Priority date: 1979-07-03
Filing date: 1979-07-03
Publication date: 1984-03-06
Also published as: JPS5610423U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、コンベヤ上の荷物を１個ずつ送り出すととも
に、後続の荷物を停止させる連動ストッパ装置に関する
。

この種の装置においては、通常、コンベヤに対して前後
２個のストツパを設け、前部のストッパにより最先の荷
物の停止させるとともに、後部のストツパにより、最先
の荷物の送り出し時に後続の荷物を停止させるようにし
ている。

そして、これらの２個のストツパは、コンベヤの搬送面
に対し交互に上下動するため、たとえば、前後のストツ
パをシーソー形式のレバーの前後端で支持し、このレバ
ーをエヤシリンダで回動させて前後のストッパを交互に
上下動するようにしている。

しかし、このような方法によると、２個のストツパの上
下動が同時であるため、荷物の形態などによって、最先
の荷物とこれに続く荷物とが同時に送り出される可能性
がある。

また、２個のストッパをそれぞれエヤシリンダで独立に
動かすようにしているものもある。

この方法によると、２番目の荷物を停止させた状態で、
最先の荷物の停止を解除し、２個のストツパを時間的に
ずらして上下動できるので、誤動作はなくなるが、エヤ
シリンダが２個必要となる点で、装置の価格が嵩むとい
う欠点がある。

本考案は、このような点を改良しようとするもので、１
個の駆動装置で前後２個のストツパを駆動し、かつ、前
後２個のストツパの動きに時間差をもたせることにより
、上記問題を解決することを目白勺とするもので゛ある
。

そして、本考案は、コンベヤと、このコンベヤの下部に
中間部を支軸により上下方向回動自在に軸架されたレバ
ーと、このレバーの前端上部に設けられレバーの回動に
より上記コンベヤの搬送面に対して出没する前部ストツ
パと、上記レバーの後側部に設けられた応動体と、上記
レバーの後部位置に対してフレームに上下動自在に設け
られ上下動によりコンベヤの搬送面に対して出没する後
部ストツパと、この後部ストツパを上下動する駆動装置
と、この後部ストツパに上記レバーの応動体の上下部に
対向してかつ応動体の高さよりも大きな間隔をおいて設
けられて設けられ後部ストッパの上下動によって応動体
と係合しレバーを回動？せる上下一対の駆動片と、を備
えたことを特徴とするものである。

以下、本考案の一実施例を面図を参照して説明する。

１は連動ストッパ装置を示している。

２はコンベヤで、このコンベヤ２は、両側のフレーム５
間に多数のローラ６が軸架並設されている。

上記コンベヤ２の両側のフレーム５の下部間に軸受１１
を介して支軸７が支架され、この支軸７にレバー３の中
間部が上下方向回動自在に軸架され、このレバー３の前
端上部にレバー３の回動により上記コンベヤ２の搬送面
にローラ６間がら出没する前部ストツパ８が設けられ、
がっ、レバー３の後方両側部にローラなどがらなる応動
体９が設けられているとともに、レバー３の後端部にウ
ェイト１０が取付けられ、レバー３はウェイｌ− １０
により前部ストツパ８がコンベヤ２の搬送面がら突出す
るように常時付勢されている。

上記レバー３の後部位置に対して両側のフレーム１４が
立設され、この両側のフレーム１４の内側に上下部の案
内ローラ２０が軸架さた、この上下部の案内ローラ２０
に両側縁部を挾持されて上記コンベヤ２の搬送面にロー
ラ６間がら出没するほぼ門形状の後部ストッパ１７が上
下動自在に支持され、この後部ストツパ１７の両側に上
記レバー３の応動体９の上下部に対向してがっ応動体９
の高さ（径）よりも大きな間隙Ｄをおいて上上一対の駆
動片１８．１９が突設されている。

また、上記両側の支柱１４間の枠材１５上に高さ調節ボ
ルト１３を介して駆動装置としてのエヤシリンダ４の下
部が固着され、このエヤシリンダ４の上方に突出したピ
ストンロッド１６が上記後部ストツパ１７の中間下部に
連結されている。

なお、搬送対象の荷物１２，１２は、一列状態で並び、
前後の位置に前部ストッパ８および後部ストツパ１７が
はいり込める空間をもっている。

また、前部ストツパ８と後部ストッパ１７との間隔は、
１個ずつの送り出しのため、各荷物１２１．１２の前後
方向の長さにほぼ等しい。

つぎに、作動を説明する。

前部ストツパ８がコンベヤ２の搬送面に突出していると
ともに、後部ストッパ１７が下降した状態において、コ
ンベヤ２で送られてきた荷物１２、，？２２は前部スト
ッパ８に当り、コンベヤ２上で順次並んで停止する。

この状態で一番前の１個の荷物１２を送り出す場合には
、エヤシリンダ４を動作させ、後部ストッパ１７を上昇
してコンベヤ２の搬送面から突出させ、第２番目の荷ｅ
ｙｌ２。

を搬出されない状態とする。

このとき後部ストッパ１７がある程度上昇すると、時間
遅れの状態で下方の駆動片１９がレバー３の応動体９に
当るため、レバー３は、支軸７を回転中心として第１図
中反時計方向に回動し、前部ストッパ８がコンベヤ２の
搬送面から下降し、最先の荷物１２の前面がら離れ、そ
の荷物１２の係止を解除する。

これによって最先の荷物１２は、コンベヤ２で前方の搬
出部２ａに搬出されていく。

このように前部ストッパ８は、後部ストツパ１７が完全
に２番目の荷物１２を停止してから、一定の時間遅れの
もとに荷物１２の停止を解除する。

そして、この遅れ時間は、後部ストツパ１７の上昇時に
下方の駆動片１９が応動体９に接するまでの時間によっ
て調整できる。

つぎに２番目の荷物１２を前方に送り出す場合には、エ
アシリンダ４のピストンロッド１６を下降させる。

このときまず後部ストッパ１７が下降してから、時間遅
れのもとに前部ストッパ８が上昇する。

しかし、２番目の荷物１２が前方に送り出されて停止位
置にいく間には、前部ストッパ８は、完全に上昇して後
続のその荷物１２を確実に停止させる。

なお、実施にあたって、駆動装置としては、エアシリン
ダに限らず、また、レバー３の付勢手段は、ウェイト１
０でなく、スプリングでもよい。

本考案によれば、前部ストッパ後部ストッパとが一定の
時間遅れのもとに上昇または下降するため。

荷物の係止および送り出し動作が確実となり、また、１
個の駆動装置で前後２個のストツパを連動状態で駆動す
るので、駆動部分が簡単になり、かつ、動作の同期が確
実となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の連動ストッパ装置の一実施例を示す一
部を切り欠いた側面図、第２図はその一部の正面図であ
る。１・・・連動ストツパ装置、２・・・コンベヤ、３・・
・レバー、４・・・駆動装置としてのシリンダ、７・・
・支軸、８・・・前部ストツパ９・・・応動体、１４
・・・フレーム、１７・・・後部ストッパ、１８．１
９・・・駆動片。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】コンベヤと、このコンベヤの下部に中間部を支軸により
上下方向回転自在に軸架されたレバーと、このレバーの前端上部に設けられレバーの回動により上
記コンベヤの搬送面に対して出没する前部ストツパと、上記レバーの後側部に設けられた応動体と、上記レバー
の後部位置に討してフレームに上下動自在に設けられ上
下動により上記コンベヤの搬送面に対して出没する後部
ストッパと、この後部ストツパを上下動する駆動装置と、この後部ス
トツパに上記レバーの応動体の上下部に対向してかつ応
動体の高さよりも大きな間隔をおいて設けられ後部スト
ツパの上下動によって応動体と係合しレバーを回動させ
る上下一対の駆動片と、を備えたことを特徴へする連動ストッパ装置。