JPS596515A - 捲回型油浸コンデンサ - Google Patents

捲回型油浸コンデンサ

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JPS596515A
JPS596515A JP11574382A JP11574382A JPS596515A JP S596515 A JPS596515 A JP S596515A JP 11574382 A JP11574382 A JP 11574382A JP 11574382 A JP11574382 A JP 11574382A JP S596515 A JPS596515 A JP S596515A
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JP
Japan
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electrode
capacitor
surface resistance
resistance value
metallized
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Pending
Application number
JP11574382A
Other languages
English (en)
Inventor
和田 英一
吉野 裕教
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、油浸コンデンサの耐圧設計をより高電位傾度
設計とすることを提案するものである。
現在、表裏同一端部側に帯状非金属部を有する両面金属
化紙を電極とし、プラスチックフィルムヲ誘電体とした
油浸コンデンサは、アルミニウム箔等の金属箔を電極と
した油浸コンデンサに比較4 ・ して蒸着金属化電極特有の自己回復性能を有しており、
高耐圧設計が可能であることにより多くの機器用コンデ
ンサとして使用されている。
従来、コンデンサの金属化電極層について、対向する電
極部の金属化層に比し、電極導出部となる金属溶射部と
接続する端部の金属化層の厚みを厚く形成したり、ある
いは対向部面より端部面の金属化層表面抵抗値を小さく
することが考えられ、提案されてきているが、これは、
電極導出部の金属溶射部と金属化電極層の電気的接合が
良くなり、接触不良部が極力除去されて、容量分と直列
接続される抵抗分が減少することにより、コンデンサ特
性における極めて重要な誘電正接特性が向」ニし、コン
デンサの内部発熱が抑えられ、コンデンサ耐圧の向上や
9品質、信頼性のより良好なるものが提供されるのであ
る。
また、対向電極部の自己回復性能についても、蒸着金属
層の金属拐料や蒸着厚さに関しての研究がなされており
、亜鉛金属に比しアルミニウム金属層を電極とする方が
自己回復性能が優れている3ページ こと等も提案されている。
ところが、一方、蒸着金属層が極端に薄い場合は、蒸着
金属層の結晶成長が不十分で、極めて不安定な蒸着膜と
なり、誘電体基板との蒸着付着強度も弱く、部分放電に
よる膜劣化や飛散が激しく、コンデンサの電極膜として
は、コンデンサ寿命での容量減少が大と゛なり、不適で
あると考えられていれていないのが現状である。
シラスチックフィルムの片面あるいは両面に金属化電極
層を具備し、対向部の表面抵抗を大きくしだコンデンサ
も考えられてはいるが、部分放電開始電圧の向上や、耐
圧向上を目的とした絶縁油含浸コンデンサでは、油中で
の1ラスチツクフイルムの膨潤現象等で蒸着金属化層の
付着力が極端に弱まシ、コンデンサ寿命試験では大きな
容量減少を起す欠点を有している。
本発明は、従来コンデンサの金属層としては不適と考え
られていた高い表面抵抗の蒸着電極層を活用して、より
高い設計電位傾度を有する油浸コンデンサを提供するも
ので、電極として両面蒸着金属化紙を具備し、対向電極
部に相当する蒸着金属化層の一面あるいは両面の表面抵
抗値が60〜200%で、かつ金属溶射部と接続する端
部面の表面抵抗値はs Q6以下であることを特徴とし
ている。
従来より蒸着金属化電極層として実用化されたり、研究
されている電極層の表面抵抗値は2〜10%の範囲であ
り、本発明の示す60〜200%なる表面抵抗値の活用
は極めて新規なもので、コンデンサとしては画期的なも
のと考えている。
以下、本発明を図面とともに詳細に説明する。
第1図は本発明によるコンデンサの構成の一例である。
表裏同一端部側に帯状非金属部1を有する両面金属化紙
2を電極とし、その金属化層が表面抵抗値で60〜2o
O/Dの部分3と、金属溶射部4と接続する端部側表面
抵抗値が8Q+3以下の部分6とからなっており、誘電
体となるプラスチックフィルム6を間にして対向する金
属化電極層6 ベージ の−面あるいは両面が上記60〜200/、の表面抵抗
値部分を有するように構成されている。
7は含浸された絶縁油である。
次に具体的な実施例でもって本発明の効果について説明
する。電極どなる金属化紙としては、9μmの厚さで密
度’ −2El/crtHの紙に亜鉛を真空蒸着で形成
し、電極部分3の表面抵抗値や電極部分5の表面抵抗値
を変え、各種試験を行った。誘電体としては、ポリプロ
ピレンフィルム゛で6μm厚さ、ヲ使用し、含浸絶縁油
としてアルキルベンゼン油を用いて第1図の構成のコン
デンサとした。
まず、金属溶射部側端部面の電極部分6の表面抵抗値と
コンデンサの誘電正接(tanδ)の関係を実験結果で
求め、それを第2図に示す。この結果より電極部分5の
表面抵抗値が8°七以下においてコンデンサの重要な特
性の一つである誘電正接値が良好であることがわかる。
次に、高抵抗部すなわち第1図中の電極部分3の表面抵
抗値とコンデンサの誘電正接値の関係を第3図に示す。
ただし、第3図の結果は金属溶射部側の電極部分5の表
面抵抗値が4〜5泊のときの実験結果である。図中、A
、B、C,Dは第1図中の電極部分3の電極表面抵抗値
をそれぞれ人は5〜10”/、、Bは20〜60Q/口
、Cは60〜2oo/io、Dは250〜450 (S
としたときの値を示している。この結果よりDの260
〜450 ”/、の場合はコンデンサの誘電正接値が悪
くなっていることがわかる。
次に第3図で説明したのと同様の試料でコンデンサのス
テップアップ耐圧試験を比較した結果を第4図に示す。
第4図は交流電圧1000Vから課電を始め、各々1時
間課電ごとにSOV単位でステップアップ昇圧し、コン
デンサが破壊した電圧をステップアップ破壊電圧として
縦軸に示している。この結果より、Cすなわち第1図中
の電極部分3の表面抵抗値が60〜200°名の場合に
において極めて高い破壊電圧を得ることがわかる。
以上の実、施例は蒸着金属として亜鉛を使用した例であ
るが、アルミニウムを蒸着して電極層とした場合も同様
にして表面抵抗値60〜20oQ/。
7  、、、、・ にて極めて高い破壊電圧を得だ。
Ω 次に60〜2oo/ioの高抵抗蒸着膜を電極とした場
合に心配される寿命時の蒸着膜酸化や飛散による容量減
少について第5図、第6図に示す構造のコンデンサとの
比較を行った。
第5図は、両面金属化された6μmのポリプロピレンフ
ィルム8と金属化されていない6μmのポリプロピレン
フィルム9を積層捲回し、金属溶射部10を形成してな
るコンデンサの断面の一部である。図中11は60〜2
00/[jの電極表面抵抗値の部分で、12は4〜e 
Q/Dの電極表面抵抗値の部分である。
第6図は、第5図のコンデンサの構造と同じで、アルキ
ルベンゼン絶縁油を含浸したコンデンサの断面図である
。図中の8〜12は第6図のそれと同じで、13はアル
キルベンゼン絶縁油を示している。
そして第5図、第6図の構造のコンデンサと本発明の構
造のコンデンサの寿命時の容量変化を比較した結果を第
7図に示す。寿命試験は80’C中で460V印加して
行った。図中イは本発明構造のコンデンサの、口は第6
図の構造のコンデンサの、ハは第5図の構造のコンデン
サのそれぞれ結果を示している。この結果より60〜2
00/、ヨの高抵抗蒸着膜を電極としたコンデンサにお
いては、本発明構造にすることによってのみ寿命時に心
配される容量減少が極めて少ないことがわかる。
以」二のように本発明は、対向する金属化電極層の一面
または両面に電極表面抵抗値60〜200117、を有
し、かつ金属溶射部と接続する端部側の電極表面抵抗値
8%以下を有する両面金属化紙を電極として具備するこ
とにより、従来にない高耐圧のコンデンサを提供するも
ので、その産業性は大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による捲回型油浸コンデンサの一実施例
の断面図、第2図は金属溶射部側の電極の表面抵抗値に
翼する誘電正接の特性図、第3図は電極の各種表面抵抗
値に対する誘電正接の特性図、第4図は同ステップアッ
プ破壊電圧の特性図、9 ベ−) 第5図、第6図は本発明でない捲回型コンデンサの各側
の断面図、第7図は本発明と本発明で1い捲回型コンデ
ンサの電圧印加時間に対する容量変化の特性図である。 1・・・・・・帯状非金属部、2・山・・両面金属化紙
、3.5・・・・・・金属化電極層、4・・・・・・金
属溶射部、6・・・・・・誘電体(プラスチックフィル
ム)、7・・印・絶縁油。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 第2図 4iAjシ11す°部イνす/14t、ルシレIねa畳
b1【シーツ(イメイ←第3図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 対向する金属化電極層の一面または両面の表面抵抗値が
    60〜200%で、かつ電極導出部となる金属溶射部と
    接続する端部側の金属化電極層の表面抵抗値が8%以下
    である表裏同一端部側に帯状非金属部を有する両面蒸着
    された金属化紙を電極とし、プラスチックフィルムを誘
    電体として具備し、積層捲回ののち電極導出用金属溶射
    を施し、絶縁油を含浸してなる捲回型油浸コンデンサ。
JP11574382A 1982-07-02 1982-07-02 捲回型油浸コンデンサ Pending JPS596515A (ja)

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JP11574382A JPS596515A (ja) 1982-07-02 1982-07-02 捲回型油浸コンデンサ

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JP11574382A JPS596515A (ja) 1982-07-02 1982-07-02 捲回型油浸コンデンサ

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JPS596515A true JPS596515A (ja) 1984-01-13

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JP11574382A Pending JPS596515A (ja) 1982-07-02 1982-07-02 捲回型油浸コンデンサ

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