JPS596524A - 油浸コンデンサ - Google Patents

油浸コンデンサ

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JPS596524A
JPS596524A JP11577182A JP11577182A JPS596524A JP S596524 A JPS596524 A JP S596524A JP 11577182 A JP11577182 A JP 11577182A JP 11577182 A JP11577182 A JP 11577182A JP S596524 A JPS596524 A JP S596524A
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JP
Japan
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paper
capacitor
resistance value
sheet resistance
metallized
Prior art date
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Pending
Application number
JP11577182A
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English (en)
Inventor
吉野 裕教
和田 英一
幹夫 成瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、金属化紙を用い絶縁油を含浸してなるコンデ
ンサに関し、そのコンデンサの高電位傾度設計を可能と
するものである。
金属化紙を用い絶縁油を含浸してなるコンデンサには次
の三種類の構成がある。第1に、片面金属化紙二枚を積
層巻回するか両面金属化紙と金属化していないコンデン
サ紙(合せ紙)とを積層巻回するもの、この場合の固体
誘電体は紙だけである。第2に、片面金属化紙ないしは
両面金属化紙と金属化されていないプラスチックフィル
ム(合せフィルム)とを積層巻回するもの、この場合の
固体誘電体は紙とプラスチックフィルムである。
第3に、両面金属化紙を一つの電極として用い、これと
プラスチックフィルムとを積層巻口するもの、この場合
の固体誘−重体はプラスチックフィルムだけである。こ
れら三種類の油浸コンデンサは目的に応じて実用化され
ており、一般に前記第1の構成のコンデンサは比較的低
い電圧領域で使われ、第2.第3の構成のコンデンサは
500V〜1kvといった高い電圧領域にまで使われて
いる。
定格温度においても第1の構成のコンデンサが一番低く
、第2.第3のコンデンサの順で商くなり、第3の構成
のコンデンサではコンデンサケース壁温85℃定格のも
のもある。それぞれの構成のコンデンサの誘電体厚みは
それぞれの定格電圧、定格温度により決定されている。
従来の金属化紙はアルミニウムまたは亜鉛によって金属
化されており、アルミニウムの場合は2〜4Ω/口程度
、亜鉛の場合は3.6〜9Ω/ロ程度の一様の面抵抗値
を有する。また従来の絶縁油を含浸してなるコンデンサ
に用いられる金属化紙の密度は1.25±〇、 029
 /erA程度のものが使われてきた。
このような従来のコンデンサに対して例えばあらかじめ
決定されている定格以上の電圧を与え、なおかつ変わら
ぬ高い信頼性を得るということは極めて難しい0現状の
ままで高電位傾度化をはかるとコンデンサの破壊確率が
増大する。これはコンデンサ内部で定格電圧以内では見
られなかった大きなセルフヒールや多くりセルフヒール
が発生することや部分放電が増大することなどによりコ
ンデンサ内部の温度−が上昇するためである。大きなセ
ルフヒールが発生したり多くのセルフヒールが発生する
とその時多大なエネルギーが消費され発熱や誘眠体の汚
損をもたらし、誘電体の汚損はまたコンデンサの発熱に
寄与する。セルフヒールが発生すると、そのエネルギー
で気泡が発生し、セルフヒールの増大はボイド放電の増
大に直接つながっている。セルフヒールのエネルギーを
抑えることはコンデンサの発熱を抑えることに効果があ
ると考えられ、セルフヒールのエネルギーヲ抑えること
は金属化紙の金属層を薄くすることに合致すると考えら
れる。
本発明はこのような考え方を出発点に、従来と同じ誘電
体厚みでより高い定格電圧が設定出来るコンデンサを提
供しようとするものである。しかしながら、単に金属化
紙の金属層を薄くし面抵抗値を高くしたたけでは効果が
なかった。これはメタリコン金属との接着が十分ではな
くなり、したがってtanδの上昇をもたらし発熱をし
たものと考えられた。この問題を解決するためにメタリ
コン金属との接着部側の面抵抗値を金属化紙の金属層が
アルミニウムの場合は4Ω/口以下、容量形成部側の面
抵抗値を8〜6oΩ/口、金属化紙の金属層が亜鉛の場
合はメタリコン金属との接着部側の面抵抗値をe Q 
7口以下、容量形成部側の面抵抗値を20〜200Ω/
口に設定した。これによりメタリコン金属と電極(金属
層)との接触が良くなり、この部分に起因する発熱は抑
えられた。
結果的にコンデンサの破壊に対しては極めて効果があり
、高電位傾度設計が可能、すなわち従来と同じ誘電体厚
みでより高い定格電圧が設定できる可能性がでた。コン
デンサ内部の部分放電も小さくなり、部分放電に起因す
る発熱も減ったと考えられた。しかしながら、コンデン
サにとって重要なもう一つの特性である容量減少の点か
ら言えば全く実用に供し得ない結果となった。これは金
属化紙上の金属層が水玉模様状に金属光沢を失い光の透
過度があがる部分が発生し、この部分の導電性が失なわ
れるために容量減少として現われていることが判明した
。この原因は未だ解明されていないが、微小なパルス状
放電ないしはグロー状放電が関係していると考えられる
0 本発明は、このような容量減少が発生しにくく、かつ高
電位傾度設計を可能とする新しい油浸コンデンサを提供
するものであり、以下図面とともに説明する。
第1図〜第6図は本発明よりなる油浸コンデンサの各実
施例である。第1図〜第6図において用いる絶縁紙1の
密度0.9〜1.2 y/crllの範囲のものである
。この紙1はアルミニウムまたは亜鉛によって金属化さ
れた金属層2を有するが、この金属層2はメタリコン金
属4との接着部側の面抵抗値がアルミニウムの場合は4
Ω/口以下、亜鉛の場合は9Ω/口以下、容量形成部側
の面抵抗値がアルミニウムの場合は8〜50Ω/口、亜
鉛の場合は20〜200Ω/口となるように金属化され
たものである。第1図の場合は片面金属化紙を二枚積層
巻回した実施例であり、第2図の場合は両面金属化紙と
合せ紙6とを積層巻回した実施例である。また第3図の
場合は両面金属化紙と合せフィルム6とを積層巻回した
実施例であり、第4図の場合は片面金属化紙と合せフィ
ルム6とを積層巻回した実施ρりである0さらに第5図
の場合は一つの電極として用いられた両面金属化紙と合
せフィルムらとを積層巻回した実施例である。第1図。
第2図の実施例において固体誘電体は紙のみであり、第
3図、第4図の実施例においては紙とプラスチックフィ
ルム、第6図の場合はプラスチックフィルムのみが固体
誘電体として使われている。
いずれの場合も電極の引出しはメタリコン金属4によっ
て行われ、絶縁油3が含浸されている。絶縁油3の粘度
は100センチストークス以下のものが良い。
本発明の特徴は、密度0.9〜1.2y/Cniの紙を
本発明において規定する抵抗値でもって金属化し絶縁油
を含浸してなるところにある。これにより従来と同じ誘
電体厚みでより高い定格電圧を破壊確率を高めることな
く長期間印加することができるようになり、しかもコン
デンサの一方の重要な問題である容量減少に対しても従
来と変わらない特性を得ることがでへた。しかし紙の密
度を0.9y/cniより下げると破壊確率が高くなり
、1.2P/ crAより上げると容量減少が大きくな
り、高い信頼性でもってコンデンサを供給できなくなる
。この原因は未だ解明されていないが、本発明者は次の
ように考えている。すなわち紙の密度が0.9y/ c
rtlより下がると、紙を誘電体として用いる場合、紙
の耐圧が本発明よりなる抵抗値の電極下で発生するセル
フヒールでさえ回復できなくなるためであり、またプラ
スチックフィルムのみを誘電体として用いる場合は紙の
密度が電極紙表面形状に影響する結果、プラスチックフ
ィルムの耐圧が低下するためであると考えている。一方
1.2P/Ciより上がると、油浸状態が悪くなり、微
少な放電が発生しやすくなり、これによって電極の導電
性が失なわれるからであると考えられる。また容量形成
部の金属層の抵抗値をあまり高くすると連続して一様な
金属層の形成が困難になると同時にtanδも高くなり
、コンデンサの発熱が無視できなくなる。一方抵抗値を
下げすぎると、セルフヒールのエネルギーが大きくなり
、破壊を起こしやすくなる。
第6図は電極紙(金属化紙)密度とA/=蒸着された電
極紙の電極紙面抵抗値(容量形成部側の面抵抗値)を変
化させた場合の第6図の構成よりなるコンデンサの80
℃無風恒温槽内におけるステップアップ昇圧破壊電圧で
あり、含浸剤はDOPを用いている。コンデンサの容量
は全て20μFであり、試作品の誘電体(ポリプロビレ
/フィルム)厚みは6μmである。図中、■は8〜50
Ω/口、■は60〜200Ω/口、0は2〜4 Q 7
口のものであり、また従来品とあるのはZn蒸着電極紙
(面抵抗値はY+2Ω/口のベタ蒸着)を用い、6μm
厚のポリプロピレンフィルムを誘電体としDOPを含浸
したコンデンサである。第6図から明らかなように容量
形成部側の面抵抗値が低すぎても旨すぎても高電位傾度
化が不可能であるが、8〜60Ω/口にすることにより
6μmと同等の耐圧を有することがわかった。しかしな
がら、電極紙密度が0.9 y /cflより小さく々
ると耐圧の低下が見られる。
第7図は第6図で良好な結果を得ることができた8〜5
0Ω/口の面抵抗イCを有する電極紙の密度と容量減少
の関係を示している。この試験は7゜℃送風恒温槽内で
行い、コンデンサ構成、誘電体厚み、蒸着金属、含浸剤
等は第6図の場合と同じである。ただし、この場合のコ
ンデンサ容量は1.8μF、印加電圧はAC600Vで
ある。第7図より明らかなように電極紙密度1.2 y
 /ct1iを超えると容量減少が大きくなってくるが
、1.2y/c肩以下であればほとんど容量減少しなく
なる。
なお、メタリコン金属との接着部側の面抵抗値をAtの
場合は4Ω/口以下にしなければ通常のAt蒸着フィル
ム並みの接触抵抗値が得られないためtanδ値の上昇
をもたらし耐圧低下の方向にコンデンサに対して働くた
めメタリコン金属との接着部側の面抵抗値は蒸着金属が
Atの場合は4Ω/口以下にする必要がある。
第6図、第7図から明らかなようにAt蒸着電極紙を使
用する場合、容量形成部側の面抵抗値を8〜50Ω/口
、電極紙密度を0.9〜1.2 y /cniFするこ
とにより誘電体(ボリブロピレンノイルム)厚み6μm
の場合と同等の破壊電圧、容量減少を5μmで達成する
ことができた。本発明をポリプロピレンフィルム以外の
誘電体や5μmよシも厚い誘電体に対しても適用でき、
必要な定格電圧を有するコンデンサを高電位傾度化して
供給することができる。第8図、第9図はZn蒸着電極
紙を使用した場合の結果で、Zn蒸着電極紙を使用する
場合は容量形成部側の面抵抗値を20〜2oOΩ/口、
電極紙密度を0.9〜1.2y/Crl1とすれば良い
ことがわかる。なお、図において、■は20〜2oOΩ
/口、■は25o〜4ooΩ/口、◎は2〜7Ω/口の
ものであり、従来品とあるのは第6図、第7図のそれと
同じである。
以上述べてきたように本発明によれば、従来不可能であ
った高電位傾度設計が可能となり、同一誘電体厚みで高
い定格電圧を印加することができるため省資源化に対し
て十分寄与することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明による油浸コンデンサ度に対す
る破壊電圧の特性図、第7図、第9図は同容量減少率特
性図である。 1・・・・・・絶縁紙、2・・・・・・金属層、3・・
・・・・絶縁油、4・・・・・・メタリコン金属、5・
・・・・・合せ紙、6・・・・・・合せフィルム(プラ
スチックフィルム)。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 はが1名第1
図 6    Il

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属化紙の密度がo、s y /crA以上1,
    2 y /ctyi以下でかつ前記金属化紙がアルミニ
    ウムによってメタリコン金属との接着部側の面抵抗値が
    4Q/口以下、容量形成部側の面抵抗値が8〜50Ω/
    口に金属化されており、かつ絶縁油が含浸されているこ
    とを特徴とする油浸コンデンサ。
  2. (2)金属化紙の密度が0.9 y /crd以上1.
    2 y /crA以下でかつ前記金属化紙が亜鉛によっ
    てメタリコン金属との接着部側の面抵抗値が9Q1口以
    下、容量形成部側の面抵抗値が20〜200Ω/口に金
    属化されてお9、かつ絶縁油が含浸されていることを特
    徴とする油浸コンデンサ0
JP11577182A 1982-07-02 1982-07-02 油浸コンデンサ Pending JPS596524A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11577182A JPS596524A (ja) 1982-07-02 1982-07-02 油浸コンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

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JP11577182A JPS596524A (ja) 1982-07-02 1982-07-02 油浸コンデンサ

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JPS596524A true JPS596524A (ja) 1984-01-13

Family

ID=14670642

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11577182A Pending JPS596524A (ja) 1982-07-02 1982-07-02 油浸コンデンサ

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JP (1) JPS596524A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60176538U (ja) * 1984-05-02 1985-11-22 ニチコン株式会社 金属化フイルムコンデンサ
JPS6194331U (ja) * 1984-11-27 1986-06-18

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60176538U (ja) * 1984-05-02 1985-11-22 ニチコン株式会社 金属化フイルムコンデンサ
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