JPS5962725A - 摩擦式係合円盤装置 - Google Patents

摩擦式係合円盤装置

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JPS5962725A
JPS5962725A JP17111482A JP17111482A JPS5962725A JP S5962725 A JPS5962725 A JP S5962725A JP 17111482 A JP17111482 A JP 17111482A JP 17111482 A JP17111482 A JP 17111482A JP S5962725 A JPS5962725 A JP S5962725A
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friction
collar
coil spring
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Chiaki Saida
斉田 千秋
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Aisin Seiki Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/12Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
    • F16F15/129Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon characterised by friction-damping means

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は摩擦式係合円盤装置に繋り殊に車両等に用いら
れ伝動軸系に生ずる捩り振動を吸収し得る緩衝装置を具
備した摩擦式係合円盤装置に関するものである。
車両用の摩擦式係合円盤装置は一般に、車両を駆動する
ため機関からの動力を適宜車輪側へ伝達するための歯車
式変速装置を備えた動力列系に置かれ、機関と歯車式変
速装置との間の動力流を必要に応じて断続させる機能と
、機関の周期的な回転力の振動を減衰させる機能とを併
せ持っているものである。
機関の周期的な回転力の振動は歯車式変速装置の噛合い
歯車の間隙と相俟って、機関の回転速度が比較的低く回
転力が比較的小さい状態で歯車式変速装置が中立状態に
置かれている時には歯車の遊隙部分にて生じる歯打音で
ある所謂中立音(ニュートラルノイズ)発生させ、又、
機関の回転速度が比較的高く回転力が比較的大きい状態
で歯車式変速装置が高速段(例えば直結状態)に置かれ
ている時には先の中立音を発生させることは無いがこれ
とは別の高周波の振動が起因した籠り音を発生させる。
このような振動を吸収させるには相互に矛盾した減衰特
性を両立させた緩衝装置を設ける必要が有る。即ち、中
立音を吸収するには捩り剛性を小さくし且つ減衰抵抗を
小さくすれば良い。然し乍ら、これは機関の回転速度が
比較的高く回転力が比較的大きい状態で生ずる籠り音に
は用をなさない。この籠り音に対しては、捩り剛性を大
とし且つ減衰抵抗を大きくする必要がある。
このような減衰特性を両立させて上記の振動を吸収すべ
く、期間の周期的な回転力の振動を減衰させるために弾
撥部材と摩擦抵抗部材とこれらを適宜作動させる機構等
を持つ緩衝装置を具備した摩擦式係合円盤装置が各種提
案〔昭和56年特許出願公開第113845号公報・1
981(昭和56)年9月8日公開、米国特許第3、3
27、820号・1967年6月27日特許)されてい
る。
この装置の共通した構成としては、互いに相対回転し得
るように配設された二つの部材に亙って弾撥部材を配架
するとともに両部材の相対回転に対して所定の抵抗力を
附与する摩擦抵抗部材を設け、両部材の相対回転の角度
に応じて弾撥部材と摩擦抵抗部材を適宜段階的に作動さ
せるための中間部材を備えているものである。
この装置によれば上記した振動を実用上問題が無い程度
にまで吸収できるものであり、このことは出願人におい
ても各種実験を重ねるなかで確認している。
而して、各種の実験を行う中で出願人ば次のような不具
合が生ずることを確認した。即ち、中立音を吸収するべ
く配設した比較的低い摩擦抵抗力を附与する摩擦抵抗部
材を作動させるだめの中間部材を剛性の低い薄板とした
場合、高い摩擦抵抗力を附与する摩擦抵抗部材への押圧
力が比較的低い摩擦抵抗力を附与する摩擦抵抗部材にも
作用してその結果比較的低い摩擦抵抗力を附与すること
が事実上困難になる。又、これを避けるために中間部材
を剛性の高い厚板とした場合、初期状態では所定の比較
的低い摩擦抵抗力を附与することが出来るが、比較的低
い摩擦抵抗力を附与する摩擦抵抗部材が摩耗してなると
この摩擦抵抗部材への押圧力が十分作用しなくなり所定
の比較的低い摩擦抵抗力の附与状態を長期に亙って安定
して保つことができなくなる。
此の点を解消しようと比較的低い摩擦抵抗力を関与する
摩擦抵抗部材を専ら押圧する弾撥部材を設けると機構が
複雑となり軸方向の寸法も大きくなってしまう。近年機
関を車両の進行方向に対して(機関の回転軸を)横置き
とし前輪を駆動する所謂前輪駆動方式を採用した車両が
主流となってきており、限られた空間に機関、摩擦式係
合円盤装置、歯車式変速装置、差動装置等を配置せねば
ならず特に軸方向に制約が生じてくる。従って、軸方向
に制約が有る上記装置には採用することが困難であった
本発明は、以上の点に鑑みなされたものであり、伝動軸
に連繋される轂部材、該轂部材と一体回転するよう配設
された鍔部材、該鍔部材と並立し前記轂部材に対し相対
回転可能に配設された駆動板部材、該駆動板部材の外周
部に固着された摩擦面部材、前記鍔部材と前記駆動板部
材との間に亙って配架されこれらの相対回転に対し抗力
を発勢する弾撥部材、前記鍔部材と前記駆動板部口の間
に位置しこれら両者の相対回転の第1範囲に於て前記両
者の内の何れか一方に係合し何れか他方に対し相対回転
し得るとともに前記両者の相対回転の第2範囲に於ては
前記何れか一方との保合を解き前記何れか他方に係合し
前記何れか一方に対し相対回転し得るべく配設された板
状弾撥中間部材、該板状弾撥中間部材と前記両者の内の
何れか一方との間に挟装された摩擦板部材、前記両者の
内の何れか他方と前記板状弾撥中間部材との間に配設さ
れ前記板状弾撥中間部材をその弾撥力に抗して弾撓させ
前記板状弾撥中間部材と前記両者の内の何れか一方との
間で前記摩擦板部材を挟圧するよう附勢力を附与する皿
状弾撥部材を備えて成り前述した不具合を解消し得る摩
擦式係合円盤装置を提供せんとするものである。
本発明を実施するに当っては以下の如くするのが好まし
い。
(1)鍔部材と駆動板部材の内の何れか他方と板状弾撥
中間部材との間及び皿状弾撥部材と板状弾發中間部材と
の間の夫々に別の摩擦板部材を挟装するとともに、別の
摩擦板部材の一つと皿状弾撥部材との間に押圧板を配設
する。
(2)前記(1)項に於て、鍔部材と駆動板部材の内の
何れか一方と板状弾撥中間部材との間に挟装した摩擦板
部材を低摩擦係数のものとし、別の摩擦坂部材を高摩擦
係数のものとする。
(3)鍔部材を弾撥部材が配架され駆動部材と弾力的に
連結される第1部材と、殺部材に連結される第2部材と
で形成し両部材を相対回転可能に配置し、板状弾撥中間
部材を第1部材に連結するとともにこの板状弾撥中間部
材と第2部材とに亙って別の弾撥部材を配架し、第1部
材と第2部材とを弾力的に連結する。
(4)板状弾撥中間部材を鍔部材と駆動板部材の相対回
転の第1範囲に於てさび部材に対し相対回転し得るべく
弾撥材の一つに係合させ、第2範囲に於て当該弾撥部材
が弾縮される際鍔部材に板状弾撥中間部材が係合し駆動
板部材に対して相対回転し得るように配設する。
而して、捩り−回転力特性上でのシステリシスをより一
層安定させ、中立音或は籠り音を極めて効果的に防止し
得る。
以下、本発明を図に基づき実施例について説明する。
第1図乃至第5図は本発明の一実施例を示すものであり
、轂部材1は、その円筒部に形成されたスプランン11
により図示しない伝動軸(通常歯車変速装置の入力軸と
なる)に滑合しており、その外筒部12には半径方向に
延出して鍔部材13が轂部材と一体回転するように配設
されている。鍔部材13の両側面部には鍔部13と並立
し且つ鍔部材13に対し相対回転可能に主板部材2及び
副板部材3が配設されており、両部材は鍔部材13の外
方に形成された切欠部14を貫き横架された連結ピン1
4aにより固着されており、この部材が駆動板部材20
を呈している。
主板部材2の内径部には、轂部材1の外筒部12上に回
転摺動可能に支承されたブッシュ21が固定されている
。又、外周部には、適宜数の緩衝ばね板22が鋲22a
により固着されており、このばね板22の両側には摩擦
面部材23、23が鋲23aにより固着されている。
鍔部材13.主板部材2、副坂部材3の夫々には、スプ
リング収容窓13a、2a、3a、13b、2b、3b
が各々形成されている。
収容窓13a、2a、3aには、端部が該窓に共通に係
合し得る座金41に端部を着座して弾撥部材の一つであ
るコイルスプリングSP1が配装されている。同様に収
容窓13b、2b、3bには、該窓に共通に係合し得る
ように端部を着座して弾撥部材の一つであるコイルスプ
リングSP2が配装されており、図示(第1図)の如く
常態では、コイルスプリングSP2の両端部は主板部材
2及び副板部材3の各窓2b、3bの円周方向面に着座
しており、鍔部材13の窓13bから所定の回転角分で
け離間している。
鍔部材13は、弾撥部材である。コイルスプリングSP
1及びSP2が駆動板部材20とに亙って配架され、且
つ駆動板部材と弾力的に連結される第1部材である外鍔
131と、轂部材に連結される第2部材である内鍔13
2とに分割されている。この内外鍔132、131は所
定の回転角度だけ相対的に回転変位し得るよう形成され
ており、断面が略U字状の軸受部材、133、134が
配設されている。この軸受部材は当該出願人が先に、昭
和57年特許願第070684号(1982(昭和57
)年4月47日出願〕で堤案した各種のものが適用され
る。
鍔部材13と主板部材2及び副板部材3との間には夫々
鍔部材13に並立して板状弾撥中間部材51、52が配
設されている。これら中間部材51、52は、外鍔13
1の収容窓13a、13bの円周方向略中間部分で連結
ビン53により外鍔131に一体的に結合されている。
この中間部材51、52と内鍔132とに亙って別の弾
撥部材であるコイルスプリングSP3が配架されており
、内外鍔132、131はこのコイルスプリングを弾縮
して相対回転し得る。
中間部材51、52は、擦接面部51a、52aとこれ
に対し軸方向に(特に第4図を参照して図示左右方に)
板厚の半分乃至板厚分だけ変位して一体的に形成されて
おり連結ピン53が鋲着される耳部5lb、52bと、
擦接面部51a、52aから軸方向外側に半円状に突出
しコイルスプリングSP3を収容するとともにそのの端
部に係合される収容窪部51c、52cから構成されて
いる。コイルスプリングSP3は内鍔132の収容切欠
13cの内周方向縁部と中間部材51、52の収容窪部
51c、52cの内周方向縁部に共通に係合し得る座金
42に端部を着座して弾装されている。
中間部材51、52の擦接面部51a、52aと内鍔1
32の両側面との間に摩擦板部材61、62が配装され
ている。
外鍔131と内鍔132と板状弾撥中間部材51、52
及び摩擦板部材61、62の中間組付関係を示すと第5
図示の如くなる。この状態で中間部材51、52は摩擦
板部材61、62から所定両だけ軸方向外側へ離れて自
由状態を保持している。
中間部材51、52と主板部材2及び副板部材3との間
に夫々別の摩擦板部71、72が配装されている。摩擦
板部材72と副板部材3との間には、軸方向に延びた突
起73aが副板部材3の係合切欠31に軸方向にのみ移
動可能に結合して押圧板73が配装されており、ごの押
圧板73と副板部材3との間に皿状弾撥部材である例え
ば皿ばね74により、中間部材51、52と主板及び副
板部材2及び3との間で別の摩擦板部材71、72が挟
圧される。
皿ばね74の弾撥力は板状弾撥中間部材51、52をそ
の弾1台力に抗して弾視し、摩擦部材71、72を接圧
するよう設定されている。
而して、板状弾撥中間部材51、52は第6図に於て、
δ1だけ弾撓され摩擦板部材61、62に接圧されると
ともにW1なる荷重で軸方向外側へ附勢力を発勢してい
る。一方皿ばね74はΔ1だけ弾撓された状態で配設さ
れており、X1なる荷重を発生している。この取付状態
で摩擦板部材71、72を挟圧する力はXlの荷重分で
あり、摩擦板部材61、62を挟圧する力はX1からW
1を差し引いたY1の荷重分である。これから明らかな
ように摩擦板部材71、72、と61、62とでその挟
圧力を変えることができる。
ここで仮に摩擦板部材61、62が摩耗したとして、考
えると中間部材51、52はδ2まで弾装されW2なる
荷重を発勢する。このとき皿ばね74はΔ2だけ弾撓さ
れX2なる荷重を発勢する。この状態での挟圧力はX2
の荷重分とY2の荷重分である。尚、Wは中間部材51
、52の荷重特性、Xは皿ばね74の荷重特性、Yは摩
擦板部材61、62に作用する荷重を示す。
押圧板73、皿ばね74は、例えば第4図示の位置に限
定されのものではなく、反対側に配設し得ることは殊更
云うまでもない。皿ばね74は別のばね部材である波状
ばね或いは円錐コイルばね等であっても良い。
次に、以上構成装置の作用について説明する。
ここでは主として中間部材51、52と摩擦板部材61
、62及び71、72を中心にして,捩り−回転力特性
との関係で説明する。説明の都合上、轂部材1及び鍔部
材13の内鍔132を例えば第1図示状態に固定してお
いて、主坂部材2、副板部材3、摩擦面部材22、22
等が組付けられて成るものを第1図示状態からA矢印方
向(反時計方向)へ回転変位させたとして説明する。
第1図示状態から反時計方向へ前記組付体が回転変位さ
れると先ずコイルスプリングSP3が弾縮され、外鍔1
31が内鍔132に対して回転変位し、所定回転角だけ
変位した後両者が係合すると外131は静止し、次いで
コイルスプリングSP1、SP1の何れか一方、続いて
何れか他方が弾縮され、最後にコイルスプリングSP2
、SP2が弾縮され、第7図の第1象限に示す如く捩り
角(回転変位)が増すにつれ人々のコイルスプリングS
P1、SP1及びSF2,SP2の弾撥力が順次減算さ
れ、その結果として現れる回転力が変化する。又、時計
方向へ戻すと逆に作用し弾撥力が順次減算される。この
作動に於て中間部材51、52は、コイルスプリングS
P1、SP1が弾縮されるまでは前記組立体側と一体的
に回転変位し鰐部材13の内鍔132と相対回転変位し
ていることから、摩擦板部材61、62が作用しヒステ
リシスH1を生じさせる。コイルスプリングSP1、S
P1が弾縮され始めるときは中間部材51、52は鍔部
材13と一体的に連結され、回転変位が止められること
から、摩擦板部材71、72が作用しヒステリシスH2
を生じさせる。
以上の作動関係をまとめると第1表の如くなる第1表に
於て○は作動状態、×は非作動状態を夫々示す。
次に、第1図示状態から、前記組付体を時計方向へ回転
変位した場合は前述の説明から容易に理解されるため省
略する。
尚、捩り−回転力特性としては第7図の第3象限に示す
如くなるものである。
以上詳細に説明した本発明に従った装置に於て、摩擦板
部材61、62に作用する力を中間部材51、52の発
勢力と皿ぽね74の発勢力の差でもって設定でき、挟圧
力を小さくでき第7図に於ける作動範囲K1(kl)の
ヒステリシスH1を小さくできる。
而して、コイルスプリングSP3の荷重設定を低くする
ことと相俟って、歯車変速機でみられる中立音を低減す
るのに効果的な捩り−回転力特性が得られる。
又、特に摩擦板部材61、62が摩耗した際にも挟圧力
の変ILを少なくすることができ安定したシステリシス
(H1)を1得ることができる。
第8図乃至第10図は本発明に従った摩擦式係合円板装
置の別の例を示すものであり、前述したものと異なる点
について以下説明する。
鍔部材13、駆動板部材2、副板部材3の夫々には、ス
プリング収容窓13a、2a、3a、13b、2b、3
b、13c、2c、3cが各々形成されている。
収容窓13a、2a、3aには、端部が該窓に共通に係
合し得る座金41に端部を着座して弾撥部材の一つであ
るコイルスプリングSP1が配装されている。同様に収
容窓13c、2c、3cには、随意に共通に係合し得る
座金42に端部を着座して弾撥部材の一つであるコイル
スプリングSP3が配装されている。更に、収容窓13
b、2b、3bには、弾撥部材の一つであるコイルスプ
リングSP2が配装されており、図示(第1図)の如く
常態では、コイルスプリングSP2の両端部は主板部材
2及び副板部材3の各窓2b、3bの円周方向面に着座
しており、鍔部材13の窓13bから所定の回転角分で
け離間している。コイルスプリングSP1の端部は常態
では、図示(第1図)の如く鍔部材13の窓13aから
所定の回転角度分だけ離間されている。
鍔部材13と主板部材2及び副板部材3との間には夫々
鍔部材13に並立して板状弾撥中間部材である制御板5
1、52が配設されている。これら両制御板51、52
は、鍔部材13の窓13a、13bの半径方向内方に夫
々形成された切欠部15、15を貫き横架された連結ピ
ン53により一体的に結合されており、結果として切欠
部15、15にて鍔部材13を跨架した形状の制御部材
5を形成している。
制御板51、52は、擦接面部51a、52aとこれに
対し軸方向に(特に第4図を参照して図示右方に)板厚
の半分乃至板厚分だけ変位して一体的に形成されており
連結ピン53が鋲着される耳部51b、52bと、擦接
面部51a、52aから半径方向外方ち延びコイルスプ
リングSP3の端部に係合される腕部51c、52cか
ら構成されている。
制御板51、52の擦接面部51a、52aと鍔部材1
3の両側面との間に摩擦板部材61、62が配装されて
いる。制御板51、52は、前述の例で説明したと同様
に摩擦板部材61、62から所定量だけ軸方向外側へ離
れ広拡して自由状態を保持している。
制御板51、52と主板部材2及び副板部材3との間に
夫々別の摩擦板部材71、72が配装されている。摩擦
板部材72と副板部材3との間には、軸方向に延びた突
起73aが副板部材3の係合切欠31に軸方向にのみ移
動可能に結合して押圧板73が配装されており、この押
圧板73と副板部材3との間に弾撥手段である例えば皿
ばね74により、制御部材5と主板及び副板部材2及び
3との間で別の摩擦盤71、72が挟圧される。
この際制御板51、52はその弾撥力に抗して弾撥され
摩擦板部材61、62も同時に挟圧される。この時の挟
圧力については前述のとおりであるので省略する。
次に、以上構成装置の作用について説明する。
ここでは主として制御部材5と摩擦板部材61、62及
び71、72を中心にして、捩り−回転力特性との関係
で説明する。説明の都合上、轂部材1及び鍔部材13を
例えば第8図示状態に固定しておいて、主板部材2、副
板部材3、摩擦面部材22、22等が組付けられて成る
ものを第1図示状態からB矢印方向(反時計方向)へ回
転変位させたとして説明する。
第1図示状態から反時計方向へ前記組付体が回転変位さ
れると先ずコイルスプリングSP3、SP3が弾縮され
、次いでコイルスプリングSP1、SP1の何れか一方
、続いて何れか他方が弾縮され、最後にコイルスプリン
グSP2.SP2が弾縮され、第11図の第1象限に示
す如く捩り角(回転変位)が増すにつれ夫々のコイルス
プリングの弾撥力が順次加算され、その結果として現れ
る回転力が変化する。又、時計方向へ戻すと逆に作用し
弾撥力が順次減算される。この作動に於て制御部材5は
、コイルスプリングSP2、SP2が弾縮されるまでは
前記組立体側と一体的に回転変位し鍔部材13と相対回
転変位していることから、摩擦板部材61、62が作用
しヒステリシスH1を生じさせる。コイルスプリングS
P2、SP2が弾縮され始めると同時に連結ピン53が
切欠部15の円周方向面に当接係合し、制御部材5は鍔
部材13と一体的に連結され、回転変位が止められるこ
とから、摩擦板部材71、72が作用しヒステリシスH
2を生じさせる。
以上の作働関係をまとめると第1表の如くなる第2表に
於て○は作動状態、×は非作動状態を夫々示す。
次に、第8図示状態から、前記組付体を時計方向へ回転
変位した場合は前述の説明から容易に理解されるため省
略する。
尚、捩り−回転力特性としては第11図の第3象限に示
す如くなるものである。
而して、前述したと同様この例に於ても安定したヒステ
リシス(Hl)を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従った摩擦式係合円盤装置の一実施例
を示す正面図、第2図は第1図の線II−II断面図、
第3図は第1図の線III−III断面図、第4図は第
3図の下部拡大図、第5図は組付途中の状態を示す部分
断面図、第6図は第4図の組付状態での板状弾撥中間部
材と皿状弾撥部材との取付間係を示すタワミ−荷重線図
、第7図は本発明に従った摩擦式係合円盤装置の捩り−
回転力特性の一例を示す特性図、第8図は本発明に従っ
た摩擦式係合円盤装置の別の例を示す正面図、第9図は
第8図線IV−IV断面図、第1O図は第9図のC部拡
大図、第11図は捩り−回転力特性の別の例を示す特性
図である。 附号の説明 図中 1は轂部材、 13は鍔部材、 2、3は駆動板部材、 23は摩擦面部材 SP1、SF2、SP3は弾撥部材、 51、52は板状弾撥中間部材、 61、62は摩擦板部材、 74ば皿状弾撥部材、 を夫々示す。 第2囚 1!I3図 第9図 11 第10団 11b+62tt 第11図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 伝動軸に連繋される轂部材、該轂部材と一体回転するよ
    う配設された鍔部材、該鍔部材と並立し前記轂部材に対
    し相対回転可能に配設された駆動板部材、該駆動板部材
    の外周部に固着された摩擦面部材、前記鍔部材と前記駆
    動板部材との間に亙って配架されこれらの相対回転に対
    し抗力を発勢する弾撥部材、前記鍔部材と前記駆動板部
    材の間に位置しこれら両者の相対回転の第1範囲に於て
    前記両者の内の何れか一方に係合し何れか他方に対し相
    対回転し得るとともに前記両者の相対回転の第2範囲に
    於ては前記何れか一方との係合を解き前記何れか他方に
    係合し前記何れか一方に対し相対回転し得るべく配設さ
    れた板状弾撥中間部材、該板状弾撥中間部材と前記両者
    の内の何れか一方との間に挟装された摩擦板部材、前記
    両者の内の何れか他方と前記板状弾撥中間部材との間に
    配設され前記板状弾撥中間部材をその弾撥力に抗して弾
    撓させ前記板状弾撥中間部材と前記両者の内の何れか一
    方との間で前記摩擦板部材を挟圧するよう附勢力を附与
    する皿状弾撥部材をず備えて成る摩擦式係合円盤装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62118122A (ja) * 1985-11-15 1987-05-29 Daikin Mfg Co Ltd ダンパ−デイスクのスプリング支持構造
JPS6337826U (ja) * 1986-08-29 1988-03-11

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57134019A (en) * 1981-02-13 1982-08-19 Daikin Mfg Co Ltd Clutch disc

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