JPH10339355A - サブダンパーユニット、ダンパー装置 - Google Patents

サブダンパーユニット、ダンパー装置

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JPH10339355A
JPH10339355A JP14967197A JP14967197A JPH10339355A JP H10339355 A JPH10339355 A JP H10339355A JP 14967197 A JP14967197 A JP 14967197A JP 14967197 A JP14967197 A JP 14967197A JP H10339355 A JPH10339355 A JP H10339355A
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JP
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circumferential direction
elastic member
plate
rotating
sub
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JP14967197A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Imanaka
秀幸 今中
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Exedy Corp
Original Assignee
Exedy Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/12Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
    • F16F15/121Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon using springs as elastic members, e.g. metallic springs
    • F16F15/123Wound springs
    • F16F15/1232Wound springs characterised by the spring mounting

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダンパー装置に取り付けられるサブダンパー
ユニットの構造を簡単にする。 【解決手段】 サブダンパーユニット7は、中間プレー
ト6とハブ8とを備えたクラッチディスク組立体94に
用いられる。サブダンパーユニット7は、ホルダー25
とプレート26と第1及び第2弾性部材11,12とを
備えている。ホルダー25は中間プレート6に取り付け
られ、第1収納部25aと摺動部25cを有している。
プレート26は、ハブ8に取り付けられホルダー25に
近接して配置された円板状の部材である。プレート26
には、第1収納部25aに対応する第1及び第2収容部
26a,26bが形成されている。プレート26には、
円周方向に延びて摺動部25cに円周方向に摺動可能な
摺動アーム26eを有している。第1及び第2弾性部材
11,12は、第1収納部25aと第1及び第2収容部
26a,26c内に円周方向端が支持されるように配置
され、ホルダー25とプレート26との間でトルク伝達
可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダンパー装置に用
いられるサブダンパーユニットと、ダンパー装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車輌のクラッチ装置に用いられるクラッ
チディスク組立体は、フライホイールに断続するクラッ
チ機能と、捩じり振動を減衰するダンパー機能を有して
いる。クラッチディスク組立体は、クラッチ連結部と、
クラッチ連結部に固定された入力側プレートと、入力側
プレートの内周側に配置されたハブと、ハブのフランジ
と入力側プレートとを円周方向に弾性的に連結する弾性
部材とを備えている。クラッチ連結部がフライホイール
に付勢されると、フライホイールからトルクが入力され
る。トルクは弾性部材を介してハブに伝達され、さらに
トランスミッション側から延びるシャフトに出力され
る。エンジンからのトルク変動がクラッチディスク組立
体に入力されると、入力側プレートとハブとの間に相対
回転が生じ、弾性部材が円周方向に圧縮される。クラッ
チディスク組立体は、入力側プレートとハブとの間に両
部材が相対回転するときに摩擦抵抗を発生するための摩
擦機構をさらに備えている。摩擦機構は、複数のワッシ
ャや付勢部材等から構成されている。
【0003】分離ハブ型クラッチディスク組立体は、フ
ランジをハブから分離して分離フランジにするととも
に、ハブと分離フランジを低剛性弾性部材により円周方
向に連結したものである。このクラッチディスク組立体
では、入力側プレートとハブとの捩じり角度が広くな
り、さらに2段階の捩じり特性(低剛性・高剛性)が得
られる。また、入力側プレートとハブとの間には小摩擦
機構が配置されている。エンジンからのトルク変動が入
力されると、入力側プレート、分離フランジ及びハブと
の間で相対回転が生じる。このとき各弾性部材が圧縮さ
れ、両摩擦機構により所定の摩擦抵抗が発生する。
【0004】分離ハブ型クラッチディスク組立体の捩じ
り特性について説明する。捩じり角度の小さな範囲で
は、主に低剛性弾性部材がハブと分離フランジとの間で
圧縮される。すなわち、入力側プレート及び分離フラン
ジとハブとの間で相対回転が生じ、小摩擦機構が小摩擦
抵抗を発生する。捩じり角度が大きくなると、分離フラ
ンジと出力側ハブのストッパー部同士が当接し両者が一
体回転するようになり、それ以後はそれら部材と入力側
プレートとの間で相対回転が生じる。このとき弾性部材
が円周方向に圧縮され、摩擦機構が大摩擦抵抗を発生す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】分離ハブ型クラッチデ
ィスク組立体においては、分離フランジとハブとを連結
するためのサブダンパーユニットが用いられたものがあ
る。サブダンパーユニットは、入力側部材、出力側部
材、両部材とを円周方向に連結する弾性部材、及び入力
側部材と出力側部材との間で摩擦抵抗を発生するための
摩擦機構とを有している。入力側部材は弾性部材の軸方
向両側に配置された1対のプレート部材からなる。摩擦
機構は、複数のワッシャ部材や付勢部材等から構成され
ている。このようにサブダンパーユニットは構成が複雑
であり、部品点数が多い。
【0006】クラッチディスク組立体やトランスミッシ
ョンからなるねじり振動系においては、エンジンの定常
的な回転変動によりトランスミッションのギア対が連続
的に衝突して歯打ち音を発生させる。この歯打ち音の原
因となる捩じり振動をクラッチディスク組立体において
低減させるためには、1段目の低剛性弾性部材のばね定
数及びヒステリシストルクを小さくする必要がある。一
方、低周波振動等の変位角の大きな捩じり振動を減衰す
るためには2段目で機能する弾性部材の剛性を高くしな
ければならない。このような特性を有する従来装置で
は、例えばアイドル時のトルク変動入力時に作動角が1
段目の領域を越えて2段目の領域に及ぶ(跳躍現象)
と、捩じり特性が1段目と2段目との間で急激に変化し
ショックが生じる。このショックは、トランスミッショ
ン側で生じる騒音の原因となる。
【0007】本発明の目的は、ダンパー装置に取り付け
られるサブダンパーユニットの構造を簡単にすることに
ある。本発明の他の目的は、ダンパー装置において捩じ
り特性の1段目と2段目との間の跳躍現象を抑えること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のサブダ
ンパーユニットは、第1回転部材と、第1回転部材に相
対回転可能に配置された第2回転部材とを備えたダンパ
ー装置に用いられる。サブダンパーユニットは、ホルダ
ーとプレートと弾性部材とを備えている。ホルダーは第
1回転部材に取り付けられ、第1収納部と摺動面とを有
している。プレートは第2回転部材に取り付けられ、ホ
ルダーに近接して配置された円板状の部材である。プレ
ートは、第1収納部に対応する第2収納部と、円周方向
に延びて摺動面に円周方向に摺動可能な摺動部とを有す
る。弾性部材は第1及び第2収納部内に円周方向端が支
持されるように配置され、ホルダーとプレートとの間で
トルク伝達が可能である。
【0009】このサブダンパーユニットでは、ホルダー
とプレートとが相対回転するときに、弾性部材は両部材
間で円周方向に圧縮され、プレートの摺動部がホルダー
の摺動面に摺動し摩擦抵抗を発生する。1枚のプレート
がトルク伝達及び摩擦抵抗発生の両方の機能実現に寄与
しているため、サブダンパーユニットの構造が簡単であ
る。
【0010】請求項2に記載のサブダンパーユニット
は、請求項1において、摺動面は円周方向に傾斜してお
り、摺動部は摺動面に対して円周方向に対向している。
摺動部が摺動面に摺動するときに、摺動部は傾斜した摺
動面に沿って弾性変形していく。すなわち捩じり角度が
大きくなるにつれてプレートの摺動部の弾性変形量が大
きくなり、その結果摩擦抵抗の値が大きくなっていく。
【0011】請求項3に記載のサブダンパーユニット
は、第1回転部材と、第1回転部材に相対回転可能に配
置された第2回転部材とを備えたダンパー装置に用いら
れる。サブダンパーユニットは、第1部材と第2部材と
弾性部材とを備えている。第1部材は第1回転部材に取
り付けられ、第1収納部と摺動面とを有している。第2
部材は第2回転部材に取り付けられ、第1部材に近接し
て配置された部材であり、第1収納部に対応した第2収
納部と、摺動面に円周方向に摺動可能な摺動部とを有す
る。弾性部材は、第1及び第2収納部内に軸方向及び円
周方向が支持されるように配置され、第1及び第2部材
が相対回転すると円周方向に圧縮される。
【0012】このサブダンパーユニットでは、弾性部材
は第1及び第2部材により軸方向及び円周方向が支持さ
れている。したがってサブダンパーユニットは第1部材
と第2部材と弾性部材のわずか3種類の構成部品により
実現されており、部品点数が少ない。請求項4に記載の
ダンパー装置は、第1、第2及び第3回転体と、第1弾
性部材と、第2弾性部材と、第3弾性部材と、第1摩擦
機構と、第2摩擦機構とを備えている。第1、第2及び
第3回転体は互いに相対回転可能に配置されている。第
1弾性部材は第2回転体と第3回転体とを円周方向に連
結する。第2弾性部材は第2回転体と第3回転体とを円
周方向に弾性的に連結するための部材であり、第1弾性
体と並列に配置され、第2回転体と第3回転体の相対角
度が所定角度になるまで圧縮が開始されない。第3弾性
部材は、第1回転体と第2回転体とを円周方向に弾性的
に連結し、並列に配置された第1及び第2弾性部材より
ばね定数が大きい。第1摩擦機構は、第2回転体と第3
回転体との間に配置され、第2回転体と第3回転体が相
対回転すると徐々に大きくなる第1摩擦抵抗を発生す
る。第2摩擦機構は、第1回転体と第2回転体との間に
配置され、第1回転体と第2回転体が相対回転すると第
1摩擦抵抗の最大値より大きい第2摩擦抵抗を発生す
る。
【0013】このダンパー装置では、たとえば第1回転
体にトルクが入力されると、第3弾性部材、第2回転
体、第1及び第2弾性部材、第3回転体の順番にトルク
が伝達されていく。第1回転体と第3回転体との捩じり
角度を変化させてこのダンパー装置の捩じり特性につい
て説明する。捩じり角度の小さな領域では、第1弾性部
材が第2回転体と第3回転体との間で円周方向に圧縮さ
れる。次に捩じり角度が所定角度に達すると第2弾性部
材が第2回転体と第3回転体との間で円周方向に圧縮さ
れる。このとき第1及び第2弾性体は並列に圧縮されて
おり、第1弾性部材のみの圧縮時より高い剛性となって
いる。第1及び第2弾性部材が圧縮されるときに第1摩
擦機構は第1摩擦抵抗を発生する。第1摩擦抵抗は捩じ
り角度が大きくなるにつれて徐々に大きくなる。捩じり
角度がさらに大きくなると、第2回転体と第3回転体の
相対回転が停止し、第1回転体と第2回転体との間で第
3弾性部材が圧縮される。このとき第2摩擦機構が第1
摩擦抵抗の最大値より大きい第2摩擦抵抗を発生する。
【0014】以上に説明したように、低剛性の1段目と
高剛性・大摩擦抵抗の3段目との間に、中剛性・中摩擦
抵抗の2段目を設けた捩じり特性を実現できる。特に中
摩擦抵抗は捩じり角度が大きくなるとともに大きくなっ
ていく。この結果、従来であれば作動角が1段目から3
段目(従来の2段目)に移行するアイドル時のトルク変
動がこのクラッチディスク組立体に入力されたときに
は、中剛性・中摩擦抵抗の領域により1段目から(3段
目(従来の2段目)への移行が抑えられる。
【0015】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図12に本発明の一実施形態が採用された車両の一部の
概略図を示す。車両は、車体部、駆動装置及び走行装置
等から構成されている。駆動装置は、エンジン91と、
エンジン91の動力をタイヤに伝達するドライブトレー
ンとから構成されている。ドライブトレーンは、主に、
クラッチ装置92、トランスミッション93、ディファ
レンシャル等から構成されている。クラッチ装置92は
エンジン91のフライホイール95に取り付けられてい
る。クラッチ装置92は、図1及び図2に示すクラッチ
ディスク組立体94と、クラッチ装置92の連結及びレ
リーズを行うためのクラッチカバー組立体とから構成さ
れている。
【0016】図1及び図2はクラッチディスク組立体9
4の部分概略断面図及び部分平面図である。図1におけ
るO−Oがクラッチディスク組立体94の回転中心線で
あり、図2における回転方向R1 がエンジン91の回転
方向である。さらに、図3にはクラッチディスク組立体
94の動力伝達模式図を示す。図1の左側にエンジン9
1が配置され、右側にトランスミッション93が配置さ
れている。
【0017】クラッチディスク組立体94は、フライホ
イール95に断続されるためのクラッチの一部として機
能し、さらにエンジンからのトルク変動を吸収・減衰す
るためのダンパー装置として機能する。クラッチディス
ク組立体94は、主に、クラッチ連結部3、クラッチプ
レート4、リテーニングプレート5、中間プレート6、
サブダンパーユニット7、及びハブ8を備えている。
【0018】クラッチ連結部3は、フライホイール95
の摩擦面近傍に配置されており、環状の摩擦フェーシン
グとクッショニングプレートとを有している。クラッチ
プレート4とリテーニングプレート5(第1回転体)は
環状の板金部材であり、軸方向に所定の距離だけ離れて
配置されている。クラッチプレート4とリテーニングプ
レート5は入力側プレート部材として機能する。クラッ
チプレート4はエンジン側に配置され、リテーニングプ
レート5はトランスミッション側に配置されている。ク
ラッチプレート4の外周部とリテーニングプレート5の
外周部はストッパーピン29により互いに固定されてい
る。ストッパーピン29はたとえば円周方向に等間隔で
4か所に設けられている。クラッチプレート4の外周部
には、クラッチ連結部3が固定されている。クラッチプ
レート4及びリテーニングプレート5には、円周方向に
等間隔で4か所に第1窓部4a,5aが設けられてい
る。第1窓部4a,5aは軸方向外側に突出しており、
円周方向の両端は切断されている。その結果第1窓部4
a,5aの円周方向両端に第1係合部4b,5bがそれ
ぞれ形成されている。また、プレート4,5には、第1
窓部4a,5a間にそれより円周方向及び半径方向幅が
短い第2窓部(図示せず)がそれぞれ形成されている。
第2窓部は絞り加工により半径方向外側に突出するよう
に変形させられたものであり、円周方向両端に第2係合
部4d,5d(図3)を有している。第1窓部4a,5
aとよび第2窓部は後述の弾性部材の軸方向及び半径方
向を支持するための構造である。第1係合部4b,5b
及び第2係合部4d,5dは、後述の弾性部材の円周方
向端に当接可能な部分である。
【0019】中間プレート6(第1回転部材、第2回転
体)は、プレート4,5の軸方向間に配置された環状の
プレートである。中間プレート6は、後述の第1ダンパ
ー部1と第2ダンパー部2との間に配置された中間部材
として機能する。中間プレート6には、第1窓部4a,
5aに対応する第1窓孔6aと、第2窓部4c,5cに
対応する第2窓孔6cが形成されている。第1及び第2
窓孔6a,6cは円周方向両端がそれぞれ第2係合部6
b,第2係合部6dとなっている。第1及び第2窓孔6
a,6cは後述の弾性部材の半径方向及び円周方向を支
持するための構造である。第2係合部6b,6dは、後
述の弾性部材の円周方向端に当接可能な部分である。
【0020】第1窓部4a,5a及び第1窓孔6a内に
は、第3弾性部材13が配置されている。第3弾性部材
13は同心に配置された2個のコイルスプリングからな
り、円周方向両端が第1係合部4b,5b及び第1係合
部6bに当接している。第2窓部及び第2窓孔6c内に
は、第4弾性部材14が配置されている。第4弾性部材
14はコイルスプリングである。第4弾性部材14の円
周方向両端は第2係合部6dに当接している。第3弾性
部材13のばね定数は、第1弾性部材11及び第2弾性
部材12が並列に作用するときの剛性ばね定数より大き
い。しかし、第2窓孔6cの円周方向長さ角度は第2窓
孔6cより長いため、第4弾性部材14の円周方向両端
と第2係合部4dとの間には所定の角度(θ3 −θ2
が確保されている。このように、第3弾性部材13及び
第4弾性部材14によりプレート4,5と中間プレート
6は円周方向に弾性的に連結されている。
【0021】中間プレート6において、第1窓孔6aと
第2窓孔6cとの間の1つおきに切欠き形状のストッパ
ー部6iが形成されている。このストッパー部6iとス
トッパーピン29とによりプレート4,5と中間プレー
ト6との第2ストッパー部18が形成されている。スト
ッパーピン29と両側のストッパー部6iとの円周方向
間には所定の角度(θ4 −θ2 )がそれぞれ確保されて
いる。
【0022】第2摩擦機構16は、プレート4,5と中
間プレート6とが相対回転するときに摩擦抵抗を発生す
るための機構である。第2摩擦機構16は複数のワッシ
ャから構成されている。第2摩擦機構は、第1フリクシ
ョンワッシャ19、第1フリクションプレート20、コ
ーンスプリング21、第2フリクションワッシャ22及
び第2フリクションプレート23、ブッシュ24等から
構成されている。第1フリクションワッシャ19、第1
フリクションプレート20及びコーンスプリング21
は、中間プレート6の内周部とリテーニングプレート5
の内周部との間に中間プレート6側からこの順番で配置
されている。この結果、第1フリクションワッシャ19
が中間プレート6の内周部に当接し、コーンスプリング
21は第1フリクションプレート20とリテーニングプ
レート5との間で軸方向に圧縮された状態で配置されて
いる。第2フリクションワッシャ22と第2フリクショ
ンプレート23はクラッチプレート4の内周部と中間プ
レート6の内周部との間に配置されている。第2フリク
ションワッシャ22は中間プレート6の内周部に当接
し、第2フリクションプレート23はクラッチプレート
4に当接している。第2フリクションプレート23は、
内周部に軸方向に突出する複数の係合部23aを有して
いる。係合部23aは、クラッチプレート4に設けられ
た係合孔4e内に挿入されている。リテーニングプレー
ト5、第2フリクションプレート23及び第2フリクシ
ョンワッシャ22の内周部には、環状のブッシュ24が
設けられている。ブッシュ24の内周面は、後述するハ
ブ8の外周面に摺動可能に当接している。
【0023】ハブ8(第2回転部材、第3回転体)は円
筒状の部材であり、プレート4,5,6の内周側に配置
されている。ハブ8には、トランスミッション96から
延びるメインドライブシャフト9に係合するスプライン
孔8aが形成されている。また、ハブ8の外周部には、
中間プレート6に対応する位置にフランジ8bが形成さ
れている。フランジ8bには、半径方向外方に突出する
複数の外周歯8cが形成されている。また、半径方向に
対向する2か所には、円周方向に所定の長さを有する切
欠き収納部8dが形成されている。切欠き収納部8dの
円周方向両側には、円周方向内側を向く係合部8eが形
成されている。中間プレート6の内周縁には、半径方向
内側に延びる複数の内周歯6fが形成されている。内周
歯6fは、外周歯8cの間に配置されている。外周歯8
cと内周歯6fとの円周方向間には所定の角度(θ2
が確保されている。すなわち、中間プレート6とハブ8
とは所定の角度(θ2 )だけ相対回転可能である。すな
わち、内周歯6fと外周歯8cは第1ストッパー部17
として機能している。中間プレート6の内周縁には、切
欠き収納部8dに対応して切欠き収納部6gが形成され
ている。切欠き収納部6gの円周方向両端には、円周方
向内側に対向する係合部6hが形成されている。
【0024】次に、サブダンパーユニット7について説
明する。サブダンパーユニット7は、この実施形態にお
いては第1ダンパー部1の主要な部分を構成するユニッ
トである。サブダンパーユニット7は、ホルダー25、
プレート26、第1及び第2弾性部材11,12のみか
ら構成されている。サブダンパーユニット7はリテーニ
ングプレート5の内周部外側(トランスミッション側)
に配置され、中間プレート6とハブ8との間でトルク伝
達を行うとともに捩じり振動を減衰するための装置であ
る。サブダンパーユニット7は、リテーニングプレート
5(後述)の外側に設けられた部材であり、クラッチデ
ィスク組立体94の他の部材に対して、最後に装着可能
である。すなわち完成したクラッチディスク組立体に対
して、サブダンパーユニット7を装着するものと装着し
ないものとを分けることで、異なる特性を有する製品を
製造できる。
【0025】ホルダー25(第1部材)は樹脂製の環状
部材である。ホルダー25は、リテーニングプレート5
の内周部外側(トランスミッション側)に配置されてい
る。ホルダー25は、図5に示すように、内周側に他の
部分よりトランスミッション側に僅かに突出する環状部
を有している。環状部のトランスミッション側面には、
円周方向に等間隔で複数の(図5においては6個)第1
収納部25aが形成されている。第1収納部25aは環
状部に形成された凹部であり、円周方向に長く延びてい
る。第1収納部25aの円周方向両端面は、円周方向に
対向する係合部25bである。ホルダー25の外周部ト
ランスミッション側面には、半径方向に対向する2か所
に摺動部25cが形成されている。摺動部25cはトラ
ンスミッション側に突出する山形状の突起であり、図6
に示すように、円周方向両端から中央に向かって徐々に
高くなっており、円周方向両側に傾斜面25e(摺動
面)を有している。さらに、ホルダー25には、外周部
からエンジン側に延びる2個の突起25dが形成されて
いる。突起25dは中間プレート6の第1窓孔6aの半
径方向内側に形成された切欠き係合部6e(図2)内に
挿入されている。この係合により、ホルダー25は中間
プレート6と一体回転する。
【0026】プレート26(第2部材)はたとえばSK
5からなる環状薄板部材であり、ホルダー25のトラン
スミッション側に近接して配置されている。プレート2
6には、図5に示すように、ホルダー25の第1収納部
25aに対応して第1及び第2収容部26a,26cが
形成されている。第1及び第2収容部26a,26c
(第2収納部)は円周方向に交互に配置された円周方向
に長く延びる孔である。第1収容部26aは、ホルダー
25の第1収納部25aとほぼ同じ円周方向長さを有し
ているが、第2収容部26cは第1収納部25aより円
周方向長さが短く第1収納部25aの円周方向中心に配
置されている。プレート26の内周縁部分は、ハブ8に
設けられた当接部分にトランスミッション側から当接し
ており、さらに溶接によりハブ8の外周面に固定されて
いる。すなわち、プレート26はハブ8と一体回転す
る。第2収容部26cの円周方向両端は円周方向内側に
対向する第2係合部26dとなっている。プレート26
の外周部には、半径方向に対向する2か所にホルダー2
5の摺動部25cに対応して、それぞれ1対の摺動アー
ム26eが形成されている。摺動アーム26e(摺動
部)は軸方向に弾性変形可能である。1対の摺動アーム
26eは円周方向に互いに近づく方向に延びており、先
端同士は図5及び図6に示すように円周方向に対向して
いる。各摺動アーム26eの先端間には、摺動部25c
が配置されている。すなわち、摺動アーム26eと各傾
斜面25eは円周方向に対向している。摺動アーム26
eの先端には、傾斜面25eに沿う方向に折り曲げられ
た折曲げ部26fが形成されている。
【0027】第1弾性部材11は、ホルダー25の第1
収納部25a内に円周方向に1つおきに配置されたコイ
ルスプリングである。第1弾性部材11の円周方向両端
は係合部25bに当接している。第1弾性部材11は第
1収納部25aから軸方向に突出しており、プレート2
6の第1収容部26a内に挿入されている。この状態で
第1弾性部材11の円周方向両端は第1係合部26bに
当接している。
【0028】第2弾性部材12は、残る3つの第1収納
部25a内に配置されたコイルスプリングである。第2
弾性部材12の円周方向長さは第1収納部25aより短
く第2収容部26cにほぼ等しい。そのため、第2弾性
部材12と両側の係合部25bとの間には所定の角度
(θ1 )がそれぞれ確保されており、第2弾性部材12
の円周方向両端は第2係合部26dに当接している。第
1及び第2弾性部材12の半径方向長さは第1及び第2
収容部26a,26cより短く設定されている。すなわ
ち、第1及び第2弾性部材11,12はプレート26に
より軸方向への飛び出しを制限されている。以上に述べ
たように、第1及び第2弾性部材11,12はホルダー
25とプレート26を円周方向に弾性的に連結するとと
もに、両部材により半径方向、円周方向及び軸方向を支
持されている。したがって、サブダンパーユニット7で
は、ホルダー25とプレート26と弾性部材(11,1
2)のわずか3種類の構成部品により実現されており、
部品点数が少ない。
【0029】以上に述べたように、サブダンパーユニッ
ト7は、ホルダー25、プレート26、第1及び第2弾
性部材11,12からなる簡単な構造により第1ダンパ
ー部1を構成している。すなわち、サブダンパーユニッ
ト7は部品点数が少なく簡単な構造である。特に、1枚
の薄板からなるプレート26がトルク伝達及び摩擦抵抗
発生の両方の機能実現に寄与しているため、サブダンパ
ーユニット7の構造が簡単である。
【0030】図3の動力伝達模式図を用いて、クラッチ
ディスク組立体94を説明する。図3は各部材の一回転
方向のみの関係を示している。前述の各構成部材は第1
ダンパー部1と第2ダンパー部2とからなるダンパー装
置を構成している。第1ダンパー部1と第2ダンパー部
2はクラッチ連結部3とハブ8との間でトルクを伝達す
るとともに捩じり振動を減衰するための装置である。第
1ダンパー部1と第2ダンパー部2は直列に配置されて
おり、作動角の小さな範囲(0〜θ2 )では第1ダンパ
ー部1が作動し、作動角の大きな範囲(θ2 〜θ4 )で
は第2ダンパー部2が作動する。これらの作動角範囲は
ストッパー部17及び18によりそれぞれ規定されてい
る。
【0031】第1ダンパー部1は低剛性・小摩擦抵抗の
第1段目と中剛性・中摩擦抵抗の2段目の特性を実現す
るための機構である。第1弾性部材11の円周方向長さ
角度は、一方の係合部25bと円周方向反対側の第1係
合部26bとの間の円周方向角度とほぼ同じに設定され
ている。第2弾性部材12の円周方向長さ角度は、一方
の係合部25bと円周方向反対側の第1係合部26bと
の間の円周方向角度よりθ1 だけ小さくなっている。摺
動アーム26eの先端と摺動部25cとの間の円周方向
角度はθ1 になっている。
【0032】第2ダンパー部2は第1高剛性・大摩擦抵
抗の第3段目と第2高剛性・大摩擦抵抗の4段目の特性
を実現するための機構である。第3弾性部材13の円周
方向長さ角度は、一方の第1係合部4b,5bと円周方
向反対側の第1係合部6bとの間の円周方向角度とほぼ
同じに設定されている。第4弾性部材14の円周方向長
さ角度は、一方の第2係合部4d,5dと円周方向反対
側の第2係合部6dとの円周方向角度より所定の角度
(θ3 −θ2 )だけ小さくなっている。
【0033】トルク伝達経路 クラッチディスク組立体94のクラッチ連結部3がフラ
イホイール95に押し付けられると、クラッチ連結部3
にトルクが入力され、そのトルクはプレート4,5に伝
達される。プレート4,5のトルクは第3及び第4弾性
部材13,14を介して中間プレート6に伝達され、中
間プレート6からサブダンパーユニット7を介してハブ
8に伝達される。ハブ8からのトルクはメインドライブ
シャフト9を介してトランスミッション96に出力され
る。サブダンパーユニット7では、ホルダー5からプレ
ート26に第1及び第2弾性部材11,12を介してト
ルクが伝達される。
【0034】捩じり特性 次に図9を用いてクラッチディスク組立体94の捩じり
特性(捩じりトルク−捩じり角度)について説明する。
なお、図9の捩じり特性線図は、クラッチ連結部3を他
の装置に固定し、それに対してハブ8を捩じっていくこ
とで得られたものである。ここでは一方向への捩じり特
性のみを示しており、プラスのθ1 、θ 2 、θ3 、θ4
が記されている。反対方向の領域にはマイナスのθ1
θ2 、θ 3 、θ4 が存在する。プラスとマイナスでは各
角度は多少異なっている。
【0035】以降は主にプラス側の特性を元に説明を行
う。1段目(角度0〜θ1 )では第1弾性部材11が主
に圧縮され、低剛性の特性が得られる。2段目(角度θ
1 〜θ2 )では、第1弾性部材11と第2弾性部材12
が並列に圧縮され、中剛性の特性が得られる。2段目で
は第1摩擦機構15により徐々に大きくなる中摩擦抵抗
(中ヒステリシストルク)が発生する。3段目(角度θ
2 〜θ3 )では第3弾性部材13が圧縮され、高剛性が
得られる。また、第2摩擦機構16により大摩擦抵抗
(高ヒステリシストルク)が発生する。4段目(角度θ
3 〜θ4 )では第3弾性部材13と第4弾性部材14が
並列に圧縮され、3段目より高い剛性が得られる。
【0036】捩じり振動における各部材の相対運動 次に、クラッチディスク組立体94において捩じり振動
が入力されたときの各部材の相対運動について説明す
る。アイドル時のエンジン回転変動により捩じり角度の
小さな微小振動がクラッチディスク組立体94に生じる
と、作動角は1段目(−θ1 〜+θ1 )の範囲である。
この範囲では第1弾性部材11が主に圧縮される。ホル
ダー25とプレート26との捩じり角度がθ1 を越える
と、第2弾性部材12がホルダー25の係合部25bと
プレート26の第2係合部26dとの間で圧縮が開始さ
れる。また、図7及び図8に示すように、第1摩擦機構
15において、摺動アーム26eが摺動部25cの傾斜
面25eに摺動する。作動角が大きくなるにつれて摺動
アーム26eのたわみ変形量は大きくなり、摺動アーム
26eから傾斜面25eに作用する付勢力が大きくな
る。この結果、摺動アーム26eと傾斜面25eの間で
生じる摩擦は徐々に大きくなる。以上に述べたように、
図9における捩じり特性において、本願発明では、角度
0からθ1 までの低剛性・低摩擦抵抗(部材間に生じる
わずかな摩擦抵抗)と、θ2 からθ3 までの高剛性・高
摩擦抵抗との間(θ1 からθ2 までの中間領域)に中剛
性・中摩擦抵抗の領域を設けている。特に、この中間の
領域では摩擦抵抗が徐々に大きくなるように設定されて
いる。この結果、アイドリング時の微小捩じり振動発生
時に作動角が3段目(θ2 )以上に移行しにくい。その
結果、アイドル時の跳躍現象を抑えることができ、騒音
を低減できる。これは特にPTO(パワーテイクオフ)
付きの車輌に有効である。また、以上の捩じり特性によ
り低速時の歯打ち音(ガラ音)を低減できる。
【0037】ティップイン・ティップアウト時における
低周波振動がクラッチディスク組立体94に入力される
と、クラッチディスク組立体94において捩じり角度の
大きな捩じり振動が生じる。捩じり角度が3段目(θ2
以上)に入ると、第1ストッパー部17において内周歯
6fと外周歯8cとが互いに当接し、中間プレート6と
ハブ8との間での相対回転が停止する。その結果プレー
ト4,5と中間プレート6との間で相対回転が生じ、第
3弾性部材13が第1係合部4b,5bと第1係合部6
dとの間で圧縮される。このとき、第2摩擦機構におい
て第1摩擦機構15の摩擦抵抗の最大値より大きな摩擦
抵抗が発生している。捩じり角度が4段目に入ると(θ
3 以上)、第4弾性部材14の圧縮が開始される。すな
わち、第4弾性部材14が第2係合部4d,5dと第2
係合部6dとの間で圧縮される。このとき、中間プレー
ト6とプレート4,5との間では、第3弾性部材13と
第4弾性部材14とが並列に圧縮されている。
【0038】捩じり角度がθ4 になると、第2ストッパ
ー部18においてストッパーピン29とストッパー部6
iとが互いに当接する。第2実施形態 図10及び図11に示すクラッチディスク組立体94で
は、サブダンパーユニット7は第1ダンパー部1の全体
ではなくその部分のみを構成している。すなわち、図1
0に示すように、切欠き収納部6g,8dにはコイルス
プリング27が設けられている。コイルスプリング27
の両端はスプリングシート28により支持されている。
スプリングシート28は、係合部6hと係合部8eに当
接している。また、サブダンパーユニット7において
は、すべての第2弾性部材12の両端は、係合部25b
から角度θ1 だけそれぞれ離れている。すなわち、この
実施形態では、コイルスプリング27が前記実施形態の
第1弾性部材として機能しており、サブダンパーユニッ
ト7内には第2弾性部材12のみが配置されている。こ
の実施形態では、コイルスプリング27のばね定数は第
3弾性部材13のばね定数より小さく、またコイルスプ
リング27と第2弾性部材12とが並列に作用する際の
合成ばね定数は第3弾性部材13のばね定数より小さ
い。この実施形態でも、前記実施形態の場合と同様の効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としてのクラッチディス
ク組立体の部分縦断面概略図。
【図2】クラッチディスク組立体の平面図。
【図3】クラッチディスク組立体の動力伝達模式図。
【図4】サブダンパーユニットのホルダーの平面図。
【図5】サブダンパーユニットのプレートの平面図。
【図6】第1摩擦機構の断面図。
【図7】図6に対応する第1摩擦機構の動作を示す図。
【図8】図6に対応する第1摩擦機構の動作を示す図。
【図9】クラッチディスク組立体の捩じり特性線図。
【図10】第2実施形態における、図2に対応する図。
【図11】第2実施形態における、図3に対応する図。
【図12】本発明が採用されたエンジン及びドライブト
レーンの概略図。
【符号の説明】
1 第1ダンパー部 2 第2ダンパー部 3 クラッチ連結部 4 クラッチプレート(第1回転体) 5 リテーニングプレート(第1回転体) 6 中間プレート(第1回転部材、第2回転体) 7 サブダンパーユニット 8 ハブ(第2回転部材、第3回転体) 11 第1弾性部材 12 第2弾性部材 13 第3弾性部材 14 第4弾性部材 15 第1摩擦機構 16 第2摩擦機構 25 ホルダー(第1部材) 25a 第1収納部 25b 係合部 25c 摺動部 25d 突出係合部 25e 傾斜面(摺動面) 26 プレート(第2部材) 26a 第1収容部 26b 第1係合部 26c 第2収容部 26d 第1係合部 26e 摺動アーム(摺動部) 26d 折り曲げ部 91 エンジン 92 クラッチ装置 93 トランスミッション 94 クラッチディスク組立体(ダンパー装置)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1回転部材と、前記第1回転部材に相対
    回転可能に配置された第2回転部材とを備えたダンパー
    装置に用いられるサブダンパーユニットであって、 前記第1回転部材に取り付けられ、第1収納部と摺動面
    とを有するホルダーと、 前記第2回転部材に取り付けられ前記ホルダーに近接し
    て配置された円板状の部材であり、前記第1収納部に対
    応する第2収納部と、円周方向に延びて前記摺動面に円
    周方向に摺動可能な摺動部とを有するプレートと、 前記第1及び第2収納部内に円周方向端が支持されるよ
    うに配置され、前記ホルダーと前記プレートとの間でト
    ルク伝達可能な弾性部材と、を備えたサブダンパーユニ
    ット。
  2. 【請求項2】前記摺動面は円周方向に傾斜しており、前
    記摺動部は前記摺動面に対して円周方向に対向してい
    る、請求項1に記載のサブダンパーユニット。
  3. 【請求項3】第1回転部材と、前記第1回転部材に相対
    回転可能に配置された第2回転部材とを備えたダンパー
    装置に用いられるサブダンパーユニットであって、 前記第1回転部材に取り付けられ、第1収納部と摺動面
    とを有する第1部材と、 前記第2回転部材に取り付けられ前記第2部材に近接し
    て配置された部材であり、前記第1収納部に対応した第
    2収納部と、前記摺動面に円周方向に摺動可能な摺動部
    とを有する第2部材と、 前記第1及び第2収納部内に軸方向及び円周方向が支持
    されるように配置され、前記第1及び第2部材が相対回
    転すると円周方向に圧縮される弾性部材と、を備えたサ
    ブダンパーユニット。
  4. 【請求項4】互いに相対回転可能に配置された第1、第
    2及び第3回転体と、 前記第2回転体と前記第3回転体とを円周方向に弾性的
    に連結するための第1弾性部材と、 前記第2回転体と前記第3回転体とを円周方向に弾性的
    に連結するための部材であり、前記第1弾性体と並列に
    配置され、前記第2回転体と前記第3回転体の相対角度
    が所定角度になるまで圧縮が開始されない第2弾性部材
    と、 前記第1回転体と前記第2回転体とを円周方向に弾性的
    に連結し、並列に配置された前記第1及び第2弾性部材
    よりばね定数が大きい第3弾性部材と、 前記第2回転体と前記第3回転体との間に配置され、前
    記第2回転体と前記第3回転体が相対回転すると徐々に
    大きくなる第1摩擦抵抗を発生する第1摩擦機構と、 前記第1回転体と前記第2回転体との間に配置され、前
    記第1回転体と前記第2回転体が相対回転すると前記第
    1摩擦抵抗の最大値より大きい第2摩擦抵抗を発生する
    第2摩擦機構と、を備えたダンパー装置。
JP14967197A 1997-06-06 1997-06-06 サブダンパーユニット、ダンパー装置 Pending JPH10339355A (ja)

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