JPS5962421A - 充填密封パウチの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 らに詳しくは自立性パウチに液体性食品が熱間充填され
た後、ヒートシールにより密封されてなる充填密封パウ
チの製造方法に関する。

自立性パウチ（以下パウチとよぶ）を充填密封する場合
のパウチの保持方法として、従来よりノくウチの上部両
側縁部をグリッパ−で掴持する方法が採用されているが
、この方法の場合は、充填やヒートシール等を行なうと
きにパウチを停止させ々ければならず、そのため高速生
産に不適当であるという問題があった。

この問題を解決するため、本発明者等はさきに、パウチ
をホルダーに収納して充填密封を行なう方法を提案した
。この場合は充填やヒートシール等が缶詰の場合と同様
に停止することなく連続的に行なえるので、毎分１２０
個を越える高速生産が可能である。

一方ジュース類等の酸性液体性食品（若干の固形物を含
有する場合を含む）は、通常熱間充填（例えば約８５〜
９５℃で加熱殺菌した後、同温度での充填）されるが、
充填密封後のフレーバ等の品質低下を防ぐため、密封後
水冷によって比較的急速に冷却される。この冷却法をホ
ルダーに収納されたパウチに適用しようとすると、ホル
ダーに冷却水が充満してホルダーの再使用が困難となる
。従って従来は密封後パウチをホルダーから抜き出して
、パウチを直接コンベヤ上に載置して搬送、冷却する方
法が考えられていた。しかしこの場合は、コンベヤの振
れや、冷却水のかけ方等によってはパウチが倒れ易く、
そのため包装箱への収納が困難になり易いという問題を
生ずる。

本発明は以上に述べた問題点の解消を図ることを目的と
する。

上記目的を達成するため、本発明はホルダーに扁平状の
自立性パウチを収納し、該パウチを拡開した後、該パウ
チに液体性食品を熱間充填し、口部をヒートシールして
密封し、その後膣食品を比較的急速に冷却して、充填密
封パウチを製造する方法において、該ホルダーに収納さ
れてコンベヤにより搬送される密封パウチの上方から冷
却水を流下させて該密封パウチを冷却し、そのさい該ポ
ル４内に入った水を該ホルダーに形成した水抜き孔より
流出させ、冷却後膣密封パウチのヒートシール部近傍部
を、対接して移動するベルトの間に挾んで、該密封パウ
チを吊下げ状態にして該ホルダーから抜き出して、該密
封パウチの送出コンベヤに送り、空になった該ホルダー
を、再び扁平状の自立性パウチを収納するため元の位置
に戻すことを特徴とする充填密封パウチの製造方法を提
供するものである。

以下図面を参照しながら本発明について説明する。

第１図において、Ａは充填密封ラインであシ、Ｂは冷却
ラインである。コンベヤ１（例えばスラットコンベヤ）
によって矢印方向に搬送される空のホルダー２に、収納
ステーション３において、壁部４ａが互に接触して扁平
状のパウチ４が収納サレ、次いで拡開ステーション５に
おいて、パウチ４は口部４ｂに挿入されたノズル（図示
されない）から空気を吹込まれて、第２図に示すように
、断面楕円状に拡開され、開口部４ｃを形成される。

次に充填ステーション６において、開口部４ｃから例え
ば約８５〜９５℃の液体性食品７が熱間充填される。そ
の後密封ステーション８において、先づストレッチャー
９によシ、口部４ｂをグリップベルトやグリップロール
等によってストレッチされた後、ヒートシール１０（例
えばベルトシーラ）によって口部４ｂをヒートシールさ
れて、ヒートシール部４’ｄが形成されて密封される。

密封されたパウチ４′はホルダー２に収納されたまま、
コンベヤ１によシ冷却ラインＢに送られる。

冷却ラインＢのコンベヤ１上のａ点からｂ点までの間に
は、第１図には図示されないが、第３図に示すような冷
却水パイプ１１が設けられておシ、冷却水パイプ１１に
は冷却水１２を密封パウチ４′上に流下（本明細書にお
いては、流下とは噴射、散水、滴下等を含むものとする
）させるための多数のノズル１３が付設されている。従
って密封パウチ４′内の液体性食品７は、ｂ点に達する
までに（５） はぼ室温、もしくはそれよりやや高い所定温度まで冷却
される。

ホルダー２の底部には、第２図に示すように水抜き孔２
ａが形成されてい′る。従ってホルダー２内に入った冷
却水１２は水抜き孔２ａより流出して、ホルダー２内に
貯るおそれがない。

冷却された密封パウチ４′はホルダー分離装置１４によ
ってホルダー２から抜出される。ホルダー分離装置１４
を示す第４図、第５図において、１５ａ、１５ｂは直線
状の対接部分１５ｃを形成して、矢印方向に走行する無
限ベルト（例えばゴムよりなる）であり、１６ａ、１６
ｂは駆動ノー！Ｊ、１７ａ−１７ｂは案内ノーりである
。対接部分１５０の両側には多数組の押圧ローラ１８ａ
。

１８ｂが配設され、抑圧ローラ１８ａに設けられた抑圧
スプリング１９の強さは、無限ベル）　１５ａ。

１５ｂの間に密封パウチ４′を挾んで吊り下げても、密
封パウチ４′が落下しない程度に定められている。

ホル／−分離装置１４の位置において、コンベヤ１は途
切れていて、出口側のコンベヤ部分１ｂ（６） は、入口側のコンベヤ部分１ａよりも低レベルに位置す
る。そしてコンベヤ部分１ａとコンベヤ部分１ｂの間に
、水平部２０ａと、その下流の傾斜部２０ｂを有する傾
斜シュート２０が配設されている。またホルダー分離装
置１４の出口側には、コンベヤ部分１ｂの上方に密封パ
ウチ４′の送出コンベヤ２１が配設されている。

コンベヤ部分１ａからホルダー分離装置１４に送られた
密封パウチ４′は、対接部分１５ｃにおいてヒートシー
ル部４’　ｄ近傍部を無限ベル）１５ａと１５ｂの間に
挾まれて矢印方向に搬送され、傾斜シュート２０の傾斜
部２ｏｂの上方でホルダー２から抜き出されて、吊下げ
状態となって運ばれた後、対接部分１５ｃから送出コン
ベヤ２１上に送られる。一方密封パウチ４′と分離した
ホルダー２は傾斜部２０ｂを滑ってコンベヤ部分１ｂ上
に送られ、コンベヤ１によって扁平状のパウチ４の収納
ステーション３に戻る。

本発明は以上の例によって限定されるものでなく、例え
ば充填密封ラインは、本発明者等が、さきに特願昭５７
−９６１８７号において提案したようなターレット方式
のものであってもよい。またホルダーも適宜の形状をと
りうるものである。

本発明によれば、密封パウチはホルダーに収納されて水
冷却されるので、冷却のさい転倒するおそれがないとい
う効果を奏することができる。またホルダーには水抜き
孔が形成されているので、収納ステーションに戻るまで
に特別の水抜き操作を行なう必要がない。さらにホルダ
ーは通常充填時などに、パウチから零れた内容物によっ
て汚れるのであるが、水冷却のさいこれらの汚れは洗浄
されるので、特別の洗浄工程を必要としないというメリ
ットを有する。

また密封パウチを対接して移動するベルトの間に挾んで
吊下げ状態にしてホルダーから抜き出すので、密封パウ
チとホルダーの分離を自動的、連続的に行なえるという
利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施に用いられる装置の例の説明用平
面図、第２図は拡開されたパウチがホルダーに収納され
た状態の例を示す斜視図、第３図は第１図の■−■線か
らみた要部拡大正面図、第４図は本発明の実施に用いら
れるホルダー分離装置の例の正面図、第５図は第４図の
装置の平面図である。 １・・・コンベヤ、２・・・ホルダー、２ａ・・・水抜
１　孔、４・・・（扁平状の自立性）パウチ、４ｂ・・
・口部、４′・・・密封パウチ、４′ｄ・・・ヒートシ
ール部、７・・・液体性食品、１２・・・冷却水、１５
ａ、１５ｂ・・・無限ベルト、２１・・・送出コンベヤ
。 （９）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　ホルダーに扁平状の自立性パウチを収納し、
   該パウチを拡開した後、該パウチに液体性食品を熱間充
   填し、口部をヒートシールして密封し、その後膣食品を
   比較的急速に冷却して、充填密封パウチを製造する方法
   において、該ホルダーに収納されてコンベヤによシ搬送
   される密封パウチの上方から冷却水を流下させて該警封
   パウチを冷却し、そのさい該ホルμ内に入った水を該ホ
   ルダーに形成した水抜き孔より流出させ、冷却後膣密封
   パウチのヒートシール部近傍部を、対接して移動するベ
   ルトの間に挾んで、該密封パウチを吊下げ状態にして該
   ホルダーから抜き出して、該密封パウチの送出コンベヤ
   に送シ、空になった該ホルダーを、再び扁平状の自立性
   パウチを収納するため元の位置に戻すことを特徴とする
   充填密封パウチの製造方法。