JPH085466B2 - シール装置 - Google Patents
シール装置Info
- Publication number
- JPH085466B2 JPH085466B2 JP5088004A JP8800493A JPH085466B2 JP H085466 B2 JPH085466 B2 JP H085466B2 JP 5088004 A JP5088004 A JP 5088004A JP 8800493 A JP8800493 A JP 8800493A JP H085466 B2 JPH085466 B2 JP H085466B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- feed
- packaging bag
- inert gas
- bag
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Vacuum Packaging (AREA)
- Package Closures (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品等を収容した包装
袋の開口部に封をするシール装置に関し、更に詳しく
は、包装袋内に滞留する空気を効率的に包装袋外へ追い
出した後、熱封着するシール装置に関する。包装袋に食
品等を脱気状態で袋詰めしたり、不活性ガス置換を行っ
て袋詰めしたりする産業分野に利用される。
袋の開口部に封をするシール装置に関し、更に詳しく
は、包装袋内に滞留する空気を効率的に包装袋外へ追い
出した後、熱封着するシール装置に関する。包装袋に食
品等を脱気状態で袋詰めしたり、不活性ガス置換を行っ
て袋詰めしたりする産業分野に利用される。
【0002】
【従来の技術】ピーナツ,さきいか等の被包装物は、消
費者ニーズに合わせて手頃な大きさで、完全シールした
樹脂フィルム等の包装袋に入れて、内容物がこぼれた
り、外部から異物が中へ侵入したりすることがないよう
にして販売されている。しかるに、これらの被包装物
は、包装袋の袋口を密封しても、中に酸素が残存してい
ると、内容物が酸化する等の問題がある。そのため、包
装袋内の空気を出してから密封しようとするが、袋口b
がフィルム同士でピタッと引っ付いていることもあり、
容易でなかった。一方、包装袋内に残存酸素が多いと、
風味,食感,栄養分等も微妙に変化し、不具合を招くこ
とが判った。そこで、従来、袋口のシール時には、前も
って包装袋内の空気を強制的に追い出す脱気方法がいく
つか考案されてきた。
費者ニーズに合わせて手頃な大きさで、完全シールした
樹脂フィルム等の包装袋に入れて、内容物がこぼれた
り、外部から異物が中へ侵入したりすることがないよう
にして販売されている。しかるに、これらの被包装物
は、包装袋の袋口を密封しても、中に酸素が残存してい
ると、内容物が酸化する等の問題がある。そのため、包
装袋内の空気を出してから密封しようとするが、袋口b
がフィルム同士でピタッと引っ付いていることもあり、
容易でなかった。一方、包装袋内に残存酸素が多いと、
風味,食感,栄養分等も微妙に変化し、不具合を招くこ
とが判った。そこで、従来、袋口のシール時には、前も
って包装袋内の空気を強制的に追い出す脱気方法がいく
つか考案されてきた。
【0003】例えば、図8の如く、一対の送りベルト
2,2間に包装袋Bを差入れて、ヒータ7へ送る直前
に、ガスノズル91から窒素ガス等を袋口bに向って吹
きかけ、包装袋内の空気と置換させようとするガスフラ
ッシュ法である(従来技術1)。また、図9のように、
孔開きベルト92の孔部分にノズル921を立設した回
転ベルト形式の装置を用いる方法があった(従来技術
2)。包装袋Bをノズル921に被せることによって、
まず吸引ボックス93で包装袋bの脱気を行い、次い
で、吹出しボックス94から不活性ガスを吹込むこと
で、袋内の残存酸素を追い出すようにしたものである。
更に、密封装置Aの手前で、不活性ガスが吹出す首振り
ノズル951の吹出し機95を併設する方法もあった
(従来技術3)。包装袋Bの袋口bをこの首振りノズル
951に被せ、包装袋B内を不活性ガスに置換させた
後、密封装置Aにかけていくものである(図10)。
2,2間に包装袋Bを差入れて、ヒータ7へ送る直前
に、ガスノズル91から窒素ガス等を袋口bに向って吹
きかけ、包装袋内の空気と置換させようとするガスフラ
ッシュ法である(従来技術1)。また、図9のように、
孔開きベルト92の孔部分にノズル921を立設した回
転ベルト形式の装置を用いる方法があった(従来技術
2)。包装袋Bをノズル921に被せることによって、
まず吸引ボックス93で包装袋bの脱気を行い、次い
で、吹出しボックス94から不活性ガスを吹込むこと
で、袋内の残存酸素を追い出すようにしたものである。
更に、密封装置Aの手前で、不活性ガスが吹出す首振り
ノズル951の吹出し機95を併設する方法もあった
(従来技術3)。包装袋Bの袋口bをこの首振りノズル
951に被せ、包装袋B内を不活性ガスに置換させた
後、密封装置Aにかけていくものである(図10)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のいず
れの方法も欠点があった。従来技術1によれば、作業性
に優れるものの、ガス置換率が悪かった。通常でさえ、
自重で互いに引っ付きやすい包装袋Bは、送りベルト2
に挟まれているため、袋口bがより塞がる傾向にある。
従って、ガスノズル91から窒素ガスを吹き付けても、
図11の如く、包装袋Bを吹き抜けてしまい、包装袋B
内の空気と置換させるのは難しかった。また、従来技術
2は、ガス置換率は良くなるものの、斯る装置が高価に
なりすぎた。加えて、作業者は、移動していくノズル9
21に対し、包装袋Bをいちいち被せていかねばなら
ず、作業性が悪く、且つノズル921とのタイミングを
とる時間的ロスが発生し、生産力も落ちた。
れの方法も欠点があった。従来技術1によれば、作業性
に優れるものの、ガス置換率が悪かった。通常でさえ、
自重で互いに引っ付きやすい包装袋Bは、送りベルト2
に挟まれているため、袋口bがより塞がる傾向にある。
従って、ガスノズル91から窒素ガスを吹き付けても、
図11の如く、包装袋Bを吹き抜けてしまい、包装袋B
内の空気と置換させるのは難しかった。また、従来技術
2は、ガス置換率は良くなるものの、斯る装置が高価に
なりすぎた。加えて、作業者は、移動していくノズル9
21に対し、包装袋Bをいちいち被せていかねばなら
ず、作業性が悪く、且つノズル921とのタイミングを
とる時間的ロスが発生し、生産力も落ちた。
【0005】従来技術3も、従来技術2と同様、ガス置
換させるべく首振りノズル951に包装袋Bを被せる前
作業が必要になった。作業者にとっては、それまで送り
ベルトに包装袋を単に差し入れればよかった作業から、
包装袋内の酸素を取除くために斯る前処理作業を行わね
ばならず、負担が増えた。更には、従来技術2にもみら
れるが、作業者によるバラツキがあり、ガス置換率不良
の製品が散見された。
換させるべく首振りノズル951に包装袋Bを被せる前
作業が必要になった。作業者にとっては、それまで送り
ベルトに包装袋を単に差し入れればよかった作業から、
包装袋内の酸素を取除くために斯る前処理作業を行わね
ばならず、負担が増えた。更には、従来技術2にもみら
れるが、作業者によるバラツキがあり、ガス置換率不良
の製品が散見された。
【0006】本発明は上記欠点を解決するもので、作業
負担を伴わずして、包装袋内に滞留する空気を合理的に
且つ迅速,確実に排出せしめた後、熱封着するシール装
置を提供することを目的とする。
負担を伴わずして、包装袋内に滞留する空気を合理的に
且つ迅速,確実に排出せしめた後、熱封着するシール装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本第1発明のシール装置
は、一対の送りベルトのベルト往路間に包装袋の袋口サ
イドを差し入れて、該両ベルト往路の背面に配設したヒ
ータにより、送りベルトを介して上記包装袋の袋口を熱
封着するシール装置において、両端をプーリに掛け回し
て上下対に並設され、且つ入口側で両ベルト往路の上下
間に隙間を設け、出口側へいくに従い該隙間を狭めベル
ト往路同士を重ね合わせる状態にして、ベルト面に多数
の透孔を形成した一対の送りベルト(2,2)と、該一
対の送りベルトの入口側寄りで、隙間形成して隔てる両
送りベルトに係るベルト往路の背面側に配置される吸引
体(3)と、該吸引体が設けられる送りベルトのゾーン
で 、ベルト往路に沿いその側縁を覆うようにしてベルト
往路の進行方向順に隣接配置される空気吸込み口(6
1)及び不活性ガス注入口(71)と、該不活性ガス注
入口を横切った後の送りベルトに係るベルト往路の背面
に摺接される熱封着用のヒータ(4)と、前記送りベル
ト手前でベルト往路に沿って水平配置され、該送りベル
トに同期をとって作動する搬送ベルト(15)と、を具
備することを特徴とする。
は、一対の送りベルトのベルト往路間に包装袋の袋口サ
イドを差し入れて、該両ベルト往路の背面に配設したヒ
ータにより、送りベルトを介して上記包装袋の袋口を熱
封着するシール装置において、両端をプーリに掛け回し
て上下対に並設され、且つ入口側で両ベルト往路の上下
間に隙間を設け、出口側へいくに従い該隙間を狭めベル
ト往路同士を重ね合わせる状態にして、ベルト面に多数
の透孔を形成した一対の送りベルト(2,2)と、該一
対の送りベルトの入口側寄りで、隙間形成して隔てる両
送りベルトに係るベルト往路の背面側に配置される吸引
体(3)と、該吸引体が設けられる送りベルトのゾーン
で 、ベルト往路に沿いその側縁を覆うようにしてベルト
往路の進行方向順に隣接配置される空気吸込み口(6
1)及び不活性ガス注入口(71)と、該不活性ガス注
入口を横切った後の送りベルトに係るベルト往路の背面
に摺接される熱封着用のヒータ(4)と、前記送りベル
ト手前でベルト往路に沿って水平配置され、該送りベル
トに同期をとって作動する搬送ベルト(15)と、を具
備することを特徴とする。
【0008】ここで、「ベルト往路の背面」とは、一対
の送りベルト間に差し入れられた包装袋を送りベルトが
挟むことになるが、この挟む面の裏側にあたる面をい
う。「吸引体」とは、ベルト往路の背面側に設置され、
且つ送りベルト面側に開口部を有し、この開口部から周
囲の空気を吸引することのできるものをいう。全体形状
は特に限定されず、方形体,曲面体,ノズル等を含む。
の送りベルト間に差し入れられた包装袋を送りベルトが
挟むことになるが、この挟む面の裏側にあたる面をい
う。「吸引体」とは、ベルト往路の背面側に設置され、
且つ送りベルト面側に開口部を有し、この開口部から周
囲の空気を吸引することのできるものをいう。全体形状
は特に限定されず、方形体,曲面体,ノズル等を含む。
【0009】本第2発明のシール装置は、本第1発明に
おいて、不活性ガス注入口よりも送りベルトの入口側位
置に、移送されてきた包装袋を感知する光電管を設け、
該光電管の検知情報により不活性ガス注入口から不活性
ガスを一定時間のみ間欠注入させることを特徴とする。
おいて、不活性ガス注入口よりも送りベルトの入口側位
置に、移送されてきた包装袋を感知する光電管を設け、
該光電管の検知情報により不活性ガス注入口から不活性
ガスを一定時間のみ間欠注入させることを特徴とする。
【0010】
【作用】本第1発明のシール装置は、一対の送りベルト
のベルト往路間に包装袋の袋口サイドを差入れると、包
装袋が、送りベルトによって移送され、吸引体を配置し
た位置に到達する。吸引体が、包装袋の両サイドから吸
引するので、袋口の樹脂フィルムが夫々上下の送りベル
ト面へ吸い寄せられ、袋口は、強制的に開かされること
になる。従って、被包装物を収容した包装袋内空気を外
へ追い出すのが容易になる。更に、空気吸込み口を配置
した領域に到達すると、その周囲は負圧化されており、
前記作用により開口した袋口を利用して、包装袋内の空
気を迅速且つ確実に排出脱気する。続いて、不活性ガス
注入口を配置した領域に入ると、不活性ガスが包装袋内
に注ぎ込まれることになり、ヒートシール後は、包装袋
内の被包装物周りを不活性ガスで充満する。また、本第
2発明のごとく、不活性ガス注入口よりも送りベルトの
入口側位置に、包装袋を感知する光電管が設けられる
と、タイミングをとって必要時のみの不活性ガスの間欠
注入が可能になり、不活性ガスの効率的使用をなし得
る。
のベルト往路間に包装袋の袋口サイドを差入れると、包
装袋が、送りベルトによって移送され、吸引体を配置し
た位置に到達する。吸引体が、包装袋の両サイドから吸
引するので、袋口の樹脂フィルムが夫々上下の送りベル
ト面へ吸い寄せられ、袋口は、強制的に開かされること
になる。従って、被包装物を収容した包装袋内空気を外
へ追い出すのが容易になる。更に、空気吸込み口を配置
した領域に到達すると、その周囲は負圧化されており、
前記作用により開口した袋口を利用して、包装袋内の空
気を迅速且つ確実に排出脱気する。続いて、不活性ガス
注入口を配置した領域に入ると、不活性ガスが包装袋内
に注ぎ込まれることになり、ヒートシール後は、包装袋
内の被包装物周りを不活性ガスで充満する。また、本第
2発明のごとく、不活性ガス注入口よりも送りベルトの
入口側位置に、包装袋を感知する光電管が設けられる
と、タイミングをとって必要時のみの不活性ガスの間欠
注入が可能になり、不活性ガスの効率的使用をなし得
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳述する。 (1)実施例1 イ.シール装置の構成 図1〜図5は、本発明に係るシール装置の一実施例を示
す。図1はシール装置の全体斜視図を示す。図2,図
3,図4,図5は、要部の正面図,平面図,側面図,吸
引体周り図である。図1,図2では、包装袋Bを右方
(入口側)から左方(出口側)へ流すことによって包装
袋を密封するようになっている。
す。図1はシール装置の全体斜視図を示す。図2,図
3,図4,図5は、要部の正面図,平面図,側面図,吸
引体周り図である。図1,図2では、包装袋Bを右方
(入口側)から左方(出口側)へ流すことによって包装
袋を密封するようになっている。
【0012】符号11は、脚部12に立設する支柱で、
その上端に箱形のフレーム13を取付けている(図
1)。このフレーム13が本発明の構成要素たる送りベ
ルト2,吸引体3,ヒータ4等を支持する。符号2は、
プーリ21,21間に張り渡された送りベルトを示す。
送りベルト2は、略同形状のものが一対設けられてる。
一対の送りベルト2,2は、入口側のプーリ21,21
間を少し離すことで、右方で両者を上下方向で僅かに開
きかげんに設定する。そして、左方へいくに従い、両ベ
ルト往路の上下間の隙間を互いに近接させていき、重ね
合わせる状態となるよう配置する(図2,図5)。モー
タ(図示せず)により回転駆動するプーリ21を回し、
案内板14から一対の送りベルト2,2間へ包装袋Bを
差し入れると、送りベルト2が包装袋Bを挟持するよう
にして、これを左方へ移送する構成になっている(図
1)。このとき、送りベルト2の手前(作業者が座る正
面サイド)で、水平に配置した搬送ベルト15をこの送
りベルトスピードに同期をとって作動させると、被包装
物が収納されていても、送りベルト2が袋口bを確実に
挟持したまま右方へ移動する。
その上端に箱形のフレーム13を取付けている(図
1)。このフレーム13が本発明の構成要素たる送りベ
ルト2,吸引体3,ヒータ4等を支持する。符号2は、
プーリ21,21間に張り渡された送りベルトを示す。
送りベルト2は、略同形状のものが一対設けられてる。
一対の送りベルト2,2は、入口側のプーリ21,21
間を少し離すことで、右方で両者を上下方向で僅かに開
きかげんに設定する。そして、左方へいくに従い、両ベ
ルト往路の上下間の隙間を互いに近接させていき、重ね
合わせる状態となるよう配置する(図2,図5)。モー
タ(図示せず)により回転駆動するプーリ21を回し、
案内板14から一対の送りベルト2,2間へ包装袋Bを
差し入れると、送りベルト2が包装袋Bを挟持するよう
にして、これを左方へ移送する構成になっている(図
1)。このとき、送りベルト2の手前(作業者が座る正
面サイド)で、水平に配置した搬送ベルト15をこの送
りベルトスピードに同期をとって作動させると、被包装
物が収納されていても、送りベルト2が袋口bを確実に
挟持したまま右方へ移動する。
【0013】送りベルト2,2は、ベルト幅が約25m
mで、その中央部に約5mmφの透孔22を約20mm
間隔で多数形成している(図3)。種々の大きさの包装
袋Bであっても、袋口bを確実に開口させるためであ
る。送りベルト2の材質には、ガラス繊維をベースにし
て、フッ素樹脂コーティングしたものを用いた。この送
りベルト2を介して背面からヒータ4が、一対の送りベ
ルト2で挟んだ包装袋Bを加熱するため、熱伝導性,離
形性が要求されるからである。尚、送りベルト2は、こ
のような要求を満たすスチール製のものにすることも可
能である。
mで、その中央部に約5mmφの透孔22を約20mm
間隔で多数形成している(図3)。種々の大きさの包装
袋Bであっても、袋口bを確実に開口させるためであ
る。送りベルト2の材質には、ガラス繊維をベースにし
て、フッ素樹脂コーティングしたものを用いた。この送
りベルト2を介して背面からヒータ4が、一対の送りベ
ルト2で挟んだ包装袋Bを加熱するため、熱伝導性,離
形性が要求されるからである。尚、送りベルト2は、こ
のような要求を満たすスチール製のものにすることも可
能である。
【0014】符号3,3は、両送りベルト2,2のベル
ト往路の背面で送りベルト面に近接するようにして、且
つ対向面が平行となるようにして配置した吸引体を示
す。対向面35,35の間隔Lは約4mmである。包装
袋Bを送りベルト2に差し込んだ後、即ぐ袋口bを開か
せるべく、入口寄りに配される。吸引体3は、図2,図
3の如く角柱状で、略同形状のものが一対の送りベルト
2,2に係るベルト往路の両背面側に設けられている。
ト往路の背面で送りベルト面に近接するようにして、且
つ対向面が平行となるようにして配置した吸引体を示
す。対向面35,35の間隔Lは約4mmである。包装
袋Bを送りベルト2に差し込んだ後、即ぐ袋口bを開か
せるべく、入口寄りに配される。吸引体3は、図2,図
3の如く角柱状で、略同形状のものが一対の送りベルト
2,2に係るベルト往路の両背面側に設けられている。
【0015】各吸引体3は、送りベルトとの対向面側に
小判形状に掘った開口部31を有する。開口部31の後
方には、大きな緩衝用空洞32を形成し、この空洞32
と開口部31とを連通させる貫通孔33を一定間隔毎に
設けている(図5)。空洞32へは、吸引体3の外表面
から夫々2つの穿設孔34があけられ、この穿設孔34
が、真空ポンプ51のダクト52につながることで、開
口部31からその周囲の空気を吸引できる構成をとる。
吸引体3の側方には、空気吸込み口61を有する筒体6
と、不活性ガス注入口71を有する筒体7を設ける(図
4)。空気吸込み口61は、吸引体3の略中央側面に位
置する(図2,図3)。この位置から送りベルト2が少
し進行した位置の吸引体3の後面に不活性ガス注入口7
1がある。包装袋Bが送りベルト2にのって吸引体3の
位置まで進んできたら、まず包装袋Bの袋口を確実に開
かせる。次いで、中央部位置に到達して、袋内空気を抜
き、しかる後、窒素充填させることで、合理的なガス置
換が行えるからである。空気吸込み口61,不活性ガス
注入口71を形成する筒体6,7は,吸引体側方で、吸
引体3に一体化するよう固定している(図4)。
小判形状に掘った開口部31を有する。開口部31の後
方には、大きな緩衝用空洞32を形成し、この空洞32
と開口部31とを連通させる貫通孔33を一定間隔毎に
設けている(図5)。空洞32へは、吸引体3の外表面
から夫々2つの穿設孔34があけられ、この穿設孔34
が、真空ポンプ51のダクト52につながることで、開
口部31からその周囲の空気を吸引できる構成をとる。
吸引体3の側方には、空気吸込み口61を有する筒体6
と、不活性ガス注入口71を有する筒体7を設ける(図
4)。空気吸込み口61は、吸引体3の略中央側面に位
置する(図2,図3)。この位置から送りベルト2が少
し進行した位置の吸引体3の後面に不活性ガス注入口7
1がある。包装袋Bが送りベルト2にのって吸引体3の
位置まで進んできたら、まず包装袋Bの袋口を確実に開
かせる。次いで、中央部位置に到達して、袋内空気を抜
き、しかる後、窒素充填させることで、合理的なガス置
換が行えるからである。空気吸込み口61,不活性ガス
注入口71を形成する筒体6,7は,吸引体側方で、吸
引体3に一体化するよう固定している(図4)。
【0016】空気吸込み口61と不活性ガス注入口71
は、送りベルト2のベルト往路に沿いその側縁23を覆
って進行方向順に隣接配置されている(図4)。一対の
送りベルト2で形成する隙間Cは、包装袋Bの袋口を送
りベルト2へ吸着させて移送できるだけでなく、吸引体
3の作動下、袋口bを開口させ、空気吸込み口61を利
用して包装袋内の空気を効率よく吸引したり、不活性ガ
ス注入口71を利用して包装袋内へ不活性ガスを吹込ん
だりできる程の間隔となっている。筒体6は、穿設孔3
4と同系統のダクト52につながり、真空ポンプ51で
吸引される。一方、筒体7は工場内の窒素配管へつなげ
ている。
は、送りベルト2のベルト往路に沿いその側縁23を覆
って進行方向順に隣接配置されている(図4)。一対の
送りベルト2で形成する隙間Cは、包装袋Bの袋口を送
りベルト2へ吸着させて移送できるだけでなく、吸引体
3の作動下、袋口bを開口させ、空気吸込み口61を利
用して包装袋内の空気を効率よく吸引したり、不活性ガ
ス注入口71を利用して包装袋内へ不活性ガスを吹込ん
だりできる程の間隔となっている。筒体6は、穿設孔3
4と同系統のダクト52につながり、真空ポンプ51で
吸引される。一方、筒体7は工場内の窒素配管へつなげ
ている。
【0017】吸引体3の位置から送りベルト2が進行す
る先には、ヒータ4を配設する。ヒータ4は、送りベル
ト2の背面で送りベルト2に摺接するようにして配設さ
れる。送りベルト2に袋口bサイドを差し入れた包装袋
Bは、移送されてこのヒータ4位置までくると、熱封着
され密封包装を完成するようになっている。
る先には、ヒータ4を配設する。ヒータ4は、送りベル
ト2の背面で送りベルト2に摺接するようにして配設さ
れる。送りベルト2に袋口bサイドを差し入れた包装袋
Bは、移送されてこのヒータ4位置までくると、熱封着
され密封包装を完成するようになっている。
【0018】ヒータ4のすぐ後には、放熱板53を設け
ている。熱封着された袋口部分を冷却させるためであ
る。送りベルト2の背面に沿わせている。放熱板53の
後方には、冷却促進を図るファンがある(図示せず)。
放熱板53を過ぎると、出口側のプーリ21があり、そ
の先(左方)にギャザーロール54を配設する(図
1)。熱封着されたシール部に碁盤目,横目等の柄模様
を施すためである。更に、出口側(左方端)に、熱転写
タイプの印字機55を配置する。包装袋Bに製造年月日
等を入れるためである。
ている。熱封着された袋口部分を冷却させるためであ
る。送りベルト2の背面に沿わせている。放熱板53の
後方には、冷却促進を図るファンがある(図示せず)。
放熱板53を過ぎると、出口側のプーリ21があり、そ
の先(左方)にギャザーロール54を配設する(図
1)。熱封着されたシール部に碁盤目,横目等の柄模様
を施すためである。更に、出口側(左方端)に、熱転写
タイプの印字機55を配置する。包装袋Bに製造年月日
等を入れるためである。
【0019】符号16は、光電管を示す。包装袋bが移
送されてきたことを感知し、この検知情報でもって一定
時間、不活性ガス注入口71から隙間Cに向って不活性
ガスを注ぐようにしてある。必要時のみ注入する間欠動
作になる。不活性ガスの有効利用を図るためである。ガ
ス注入時間は調節できる。光電管16は、吸引体3の上
面で、搬送ベルト15上空に張出す水平板17の長孔1
71に挿着している。長孔171に沿ってスライドさせ
ることで、種々の包装袋Bにも不活性ガス注入のタイミ
ングをとれるようにしている。符号56は接着ロール、
符号57は操作盤を示す。
送されてきたことを感知し、この検知情報でもって一定
時間、不活性ガス注入口71から隙間Cに向って不活性
ガスを注ぐようにしてある。必要時のみ注入する間欠動
作になる。不活性ガスの有効利用を図るためである。ガ
ス注入時間は調節できる。光電管16は、吸引体3の上
面で、搬送ベルト15上空に張出す水平板17の長孔1
71に挿着している。長孔171に沿ってスライドさせ
ることで、種々の包装袋Bにも不活性ガス注入のタイミ
ングをとれるようにしている。符号56は接着ロール、
符号57は操作盤を示す。
【0020】ロ.シール装置の動作 試験用被包装物として水産加工品である「たつくり」、
包装袋Bとして内側がポリエチレン、外側がポリエステ
ルで張合わせたラミネートフィルムを用いた。操作盤5
7のスイッチを入れ、送りベルト2,搬送ベルト15,
真空ポンプ51,印字機55を起動させる。次いで、包
装袋内に「たつくり」をいれ、案内板14から包装袋B
の袋口サイドを送りベルト22へ差し入れる。差し入れ
られた包装袋Bは、送りベルト2の両ベルト往路に挟ま
れ、左方(出口側)へ移動する。
包装袋Bとして内側がポリエチレン、外側がポリエステ
ルで張合わせたラミネートフィルムを用いた。操作盤5
7のスイッチを入れ、送りベルト2,搬送ベルト15,
真空ポンプ51,印字機55を起動させる。次いで、包
装袋内に「たつくり」をいれ、案内板14から包装袋B
の袋口サイドを送りベルト22へ差し入れる。差し入れ
られた包装袋Bは、送りベルト2の両ベルト往路に挟ま
れ、左方(出口側)へ移動する。
【0021】吸引体3に近づくと、運転前には、出口側
にいくに従い、垂れ下がって重なり合っていた上側の送
りベルト2は、吸引体3に引き寄せられた状態になって
いる。送りベルト2,2間の隙間Cは、一挙に吸引体
3,3の間隔L程までに広がる。そして、袋口bを形成
する部分は、夫々上下面の送りベルト2に吸い付けら
れ、袋口bが間隔Lに近づく程に目いっぱいに口を開け
る(図6)。吸引体3が透孔22を利用して袋口bを吸
い寄せるからである。開口部31が、送りベルト2の中
央ライン上を殆どカバーしているため、透孔22を広く
捉える(図3)。従って、均等に且つ安定した状態で、
透孔22付近の袋口bを吸い寄せる。尚、この吸い寄せ
る力は強く、被包装物を収納した包装袋Bが送りベルト
2から外れることもない。
にいくに従い、垂れ下がって重なり合っていた上側の送
りベルト2は、吸引体3に引き寄せられた状態になって
いる。送りベルト2,2間の隙間Cは、一挙に吸引体
3,3の間隔L程までに広がる。そして、袋口bを形成
する部分は、夫々上下面の送りベルト2に吸い付けら
れ、袋口bが間隔Lに近づく程に目いっぱいに口を開け
る(図6)。吸引体3が透孔22を利用して袋口bを吸
い寄せるからである。開口部31が、送りベルト2の中
央ライン上を殆どカバーしているため、透孔22を広く
捉える(図3)。従って、均等に且つ安定した状態で、
透孔22付近の袋口bを吸い寄せる。尚、この吸い寄せ
る力は強く、被包装物を収納した包装袋Bが送りベルト
2から外れることもない。
【0022】斯る状態を保ちながら、包装袋Bが吸引体
3の中央部付近に近づくと、空気吸込み口61が配設さ
れたゾーンに入る。ここを包装袋Bが通過する間に、空
気吸込み口61を利用して、既に開口状態になっている
包装袋Bから袋内の空気を迅速且つ確実に吸引する。
3の中央部付近に近づくと、空気吸込み口61が配設さ
れたゾーンに入る。ここを包装袋Bが通過する間に、空
気吸込み口61を利用して、既に開口状態になっている
包装袋Bから袋内の空気を迅速且つ確実に吸引する。
【0023】続いて、不活性ガス注入口71のゾーンに
入る。ここで、光電管16は、空気吸込み口61ゾーン
と接する直前で、包装袋Bが移送されてきたのを検知し
ている。斯る情報を窒素供給制御手段に伝達して、不活
性ガス注入口71から窒素を吹き付けている態勢にあ
る。そのため、不活性ガス注入口71のゾーンを通過す
る間に、開いた袋口bへ窒素が吹込まれ、包装袋内を窒
素で充満する。
入る。ここで、光電管16は、空気吸込み口61ゾーン
と接する直前で、包装袋Bが移送されてきたのを検知し
ている。斯る情報を窒素供給制御手段に伝達して、不活
性ガス注入口71から窒素を吹き付けている態勢にあ
る。そのため、不活性ガス注入口71のゾーンを通過す
る間に、開いた袋口bへ窒素が吹込まれ、包装袋内を窒
素で充満する。
【0024】しかる後、包装袋Bは、送りベルト2に移
送され、ヒータ4で直ちに熱封止される。従って、包装
袋内に窒素充填した状態で密封される。エチレンの融点
は、120℃であるため、ヒータ温度がそれ程高くなく
ても完全シールできる。尚、ポリエステルは、ガス透過
防止力があり、封入した不活性ガスを袋内保持する役割
を担っている。
送され、ヒータ4で直ちに熱封止される。従って、包装
袋内に窒素充填した状態で密封される。エチレンの融点
は、120℃であるため、ヒータ温度がそれ程高くなく
ても完全シールできる。尚、ポリエステルは、ガス透過
防止力があり、封入した不活性ガスを袋内保持する役割
を担っている。
【0025】その後、放熱板53で冷却され、次に、ギ
ャザロール54で横目がつけられる。最後に、印字機5
5で製造年月日をスタンプし、製品化される。ここで、
包装袋Bの袋サイズが大きくなっても、特に不具合はみ
られなかった。例えば、空気吸込み口61と不活性ガス
注入口71に包装袋Bがまたがるような場合である。斯
る場合、図7の如く、不活性ガス注入口71に包装袋B
がかかると袋内に矢印のような気体流れを発生させるこ
とが判り、より円滑に袋内のガス置換をなし得た。尚、
上述した一連の動作で、操作盤の各スイッチを入れ、送
りベルト2,2間に包装袋Bを差し入れた後について
は、全て自動化されている。
ャザロール54で横目がつけられる。最後に、印字機5
5で製造年月日をスタンプし、製品化される。ここで、
包装袋Bの袋サイズが大きくなっても、特に不具合はみ
られなかった。例えば、空気吸込み口61と不活性ガス
注入口71に包装袋Bがまたがるような場合である。斯
る場合、図7の如く、不活性ガス注入口71に包装袋B
がかかると袋内に矢印のような気体流れを発生させるこ
とが判り、より円滑に袋内のガス置換をなし得た。尚、
上述した一連の動作で、操作盤の各スイッチを入れ、送
りベルト2,2間に包装袋Bを差し入れた後について
は、全て自動化されている。
【0026】(2)実施例の効果 以上の態様からなるシール装置によれば、吸引体3の穿
設孔34から吸引しても、空洞32が緩衝ゾーンを形成
するため、各貫通孔33内の流れが均一で、偏流は生じ
なかった。従って、開口部31から均一にガスを吸い上
げるので、確実に包装袋Bの袋口bを開けることができ
た。こうして、袋口bが従来のごとくピッタリ引っ付い
ていることもなく、包装内の空気の排出が容易になっ
た。そして、袋口bが開いた状態を保って、空気吸込み
口61を有する筒体6を設けたシール装置は、強制的に
包装袋内の空気を吸引するため、より迅速且つ確実に脱
気をなし得た。
設孔34から吸引しても、空洞32が緩衝ゾーンを形成
するため、各貫通孔33内の流れが均一で、偏流は生じ
なかった。従って、開口部31から均一にガスを吸い上
げるので、確実に包装袋Bの袋口bを開けることができ
た。こうして、袋口bが従来のごとくピッタリ引っ付い
ていることもなく、包装内の空気の排出が容易になっ
た。そして、袋口bが開いた状態を保って、空気吸込み
口61を有する筒体6を設けたシール装置は、強制的に
包装袋内の空気を吸引するため、より迅速且つ確実に脱
気をなし得た。
【0027】また、たつくり等の素干し品,かつおぶ
し,ポテトチップス,その他の趣向品は、風味や外形等
を保持するため、不活性ガスが充填される。実施例1の
装置によれば、斯る窒素置換を行う密封包装を確実にな
し得た。すなわち、上述のごとく空気吸込み口61によ
り包装袋内の空気を吸引し抜取った後、窒素ガス置換に
よって、容器内の残存酸素率を極めて少なくさせること
ができた。一方で、不活性ガスの注入は光電管による検
知情報で必要な時のみの間欠注入をなし得、不活性ガス
の効率的使用が確保された。これで、たつくりなどの水
産加工製品は、長期保存がきき、油焼け等の変質防止に
役立つことも判った。更に、窒素置換する工程に人手が
介在することがないので、人手によるバラツキもなく、
確実に良好な一定製品を造りだした。かくして、品質管
理面からも大きな貢献をなすことができた。
し,ポテトチップス,その他の趣向品は、風味や外形等
を保持するため、不活性ガスが充填される。実施例1の
装置によれば、斯る窒素置換を行う密封包装を確実にな
し得た。すなわち、上述のごとく空気吸込み口61によ
り包装袋内の空気を吸引し抜取った後、窒素ガス置換に
よって、容器内の残存酸素率を極めて少なくさせること
ができた。一方で、不活性ガスの注入は光電管による検
知情報で必要な時のみの間欠注入をなし得、不活性ガス
の効率的使用が確保された。これで、たつくりなどの水
産加工製品は、長期保存がきき、油焼け等の変質防止に
役立つことも判った。更に、窒素置換する工程に人手が
介在することがないので、人手によるバラツキもなく、
確実に良好な一定製品を造りだした。かくして、品質管
理面からも大きな貢献をなすことができた。
【0028】加えて、いずれの実施例においても、作業
者は単に一対の送りベルト2,2内に包装袋Bの袋口b
を差し入れるだけであり、特別な負担も伴わず、包装袋
内に滞留する空気を合理的に排出して不活性ガス置換
後、熱封着することができるので、生産性の向上にも寄
与した。従来のような脱気処理やガス置換作業は不要に
なっている。また、脱気処理,ガス置換処理等のための
新たな装置を設ける必要もなく、1台の装置で熱封着ま
でなすことができるので、設備費,設置スペースをそれ
ほど要しなかった。
者は単に一対の送りベルト2,2内に包装袋Bの袋口b
を差し入れるだけであり、特別な負担も伴わず、包装袋
内に滞留する空気を合理的に排出して不活性ガス置換
後、熱封着することができるので、生産性の向上にも寄
与した。従来のような脱気処理やガス置換作業は不要に
なっている。また、脱気処理,ガス置換処理等のための
新たな装置を設ける必要もなく、1台の装置で熱封着ま
でなすことができるので、設備費,設置スペースをそれ
ほど要しなかった。
【0029】尚、本発明においては、前記実施例に示す
ものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種
々変更できる。例えば、空気吸込み口61,不活性ガス
注入口71の形態、送りベルト2に形成する透孔22,
吸引体3の大きさ,形状等は、本実施例に限定するもの
ではない。不活性ガスもシール装置にボンベを付帯さ
せ、これを用いて不活性ガス注入口71から吹き付けて
もよい。一対の吸引体3,3は、本実施例のごとく2分
割する必要もなく、送りベルト2,2を挟むようにし
て、その根元で一体化構成し、一の構成要素にすること
もできる。包装袋Bの材質は、ヒータ4で熱封着ができ
るものであれば、いかなるものでも構わない。
ものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種
々変更できる。例えば、空気吸込み口61,不活性ガス
注入口71の形態、送りベルト2に形成する透孔22,
吸引体3の大きさ,形状等は、本実施例に限定するもの
ではない。不活性ガスもシール装置にボンベを付帯さ
せ、これを用いて不活性ガス注入口71から吹き付けて
もよい。一対の吸引体3,3は、本実施例のごとく2分
割する必要もなく、送りベルト2,2を挟むようにし
て、その根元で一体化構成し、一の構成要素にすること
もできる。包装袋Bの材質は、ヒータ4で熱封着ができ
るものであれば、いかなるものでも構わない。
【0030】
【発明の効果】以上のごとく、本発明に係るシール装置
は、包装袋を送りベルトに差し入れるだけで、包装袋内
に滞留する空気を迅速且つ確実に排出でき、労力軽減を
図るだけでなく、包装袋内の残存酸素率を極めて少なく
して、長期保存のきく高品質の包装製品を得ることがで
きるなど多大な効を奏する。
は、包装袋を送りベルトに差し入れるだけで、包装袋内
に滞留する空気を迅速且つ確実に排出でき、労力軽減を
図るだけでなく、包装袋内の残存酸素率を極めて少なく
して、長期保存のきく高品質の包装製品を得ることがで
きるなど多大な効を奏する。
【図1】実施例1で使用したシール装置の斜視図であ
る。
る。
【図2】図1のシール装置の送りベルト周りの正面図で
ある。
ある。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図2のX−X断面図である。
【図5】吸引体周りの拡大図である。
【図6】吸引体の働きによって、袋口が開いた状態を示
す概略説明図である。
す概略説明図である。
【図7】大きな包装袋の場合、不活性ガス注入口からの
気体流れを示す説明図である。
気体流れを示す説明図である。
【図8】従来技術1の概略説明図である。
【図9】従来技術2の概略説明図である。
【図10】従来技術3の概略説明図である。
【図11】従来技術1で、窒素ガスの流れを示す概略説
明図である。
明図である。
2 送りベルト 22 透孔 3 吸引体 4 ヒータ 61 空気吸込み口 71 不活性ガス注入口
Claims (2)
- 【請求項1】 一対の送りベルトのベルト往路間に包装
袋の袋口サイドを差し入れて、該両ベルト往路の背面に
配設したヒータにより、送りベルトを介して上記包装袋
の袋口を熱封着するシール装置において、 両端をプーリに掛け回して上下対に並設され、且つ入口
側で両ベルト往路の上下間に隙間を設け、出口側へいく
に従い該隙間を狭めベルト往路同士を重ね合わせる状態
にして、ベルト面に多数の透孔を形成した一対の送りベ
ルト(2,2)と、該一対の送りベルトの入口側寄り
で、両送りベルトに係るベルト往路の背面側に対向面が
平行となるようにして間隔を開けて配置される吸引体
(3,3)と、該吸引体が設けられる送りベルトのゾー
ンで、ベルト往路に沿いその側縁を覆うようにしてベル
ト往路の進行方向順に隣接配置される空気吸込み口(6
1)及び不活性ガス注入口(71)と、該不活性ガス注
入口を横切った後の送りベルトに係るベルト往路の背面
に摺接される熱封着用のヒータ(4)と、前記送りベル
ト手前でベルト往路に沿って水平配置され、該送りベル
トに同期をとって作動する搬送ベルト(15)と、を具
備することを特徴とするシール装置。 - 【請求項2】 不活性ガス注入口よりも送りベルトの入
口側位置に、移送されてきた包装袋を感知する光電管を
設け、該光電管の検知情報により不活性ガス注入口から
不活性ガスを一定時間のみ間欠注入させることを特徴と
する請求項1記載のシール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5088004A JPH085466B2 (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | シール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5088004A JPH085466B2 (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | シール装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06278720A JPH06278720A (ja) | 1994-10-04 |
JPH085466B2 true JPH085466B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=13930655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5088004A Expired - Lifetime JPH085466B2 (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | シール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH085466B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101124500B1 (ko) * | 2011-03-11 | 2012-03-16 | 전동표 | 가스충진 및 진공포장용 밴드실링장치 |
JP2016074460A (ja) * | 2014-10-06 | 2016-05-12 | 株式会社ユニバック | 袋の口部シール機における袋内の脱気装置 |
KR102171540B1 (ko) * | 2020-07-29 | 2020-10-29 | 주식회사 선일물산 | 포장팩 실링 장치 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5481988A (en) * | 1977-12-09 | 1979-06-29 | Daido Oxygen | Method of packing easilyygassscattered matter in bag and replacing inert gas |
JPS63186604U (ja) * | 1987-05-25 | 1988-11-30 | ||
JP3060207U (ja) * | 1998-11-16 | 1999-08-17 | 美惠 王 | 高速ネットワークマイクロ波伝送線集合信号調整機能を具えたrj−45型モジュラーコネクタ |
-
1993
- 1993-03-23 JP JP5088004A patent/JPH085466B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06278720A (ja) | 1994-10-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5247746A (en) | Tray sealing and gas flush apparatus | |
US3911640A (en) | Method for the packing under aseptic conditions of sterile goods into containers | |
US5187917A (en) | Automatic packaging apparatus and method and flexible pouch therefor | |
US3492783A (en) | Apparatus for forming and filling bags | |
US5001884A (en) | Packaging machine | |
ATE183974T1 (de) | Vorrichtung zum vakuumverpacken von gegenständen in flexiblen beuteln | |
ATE317796T1 (de) | Verfahren und vorrichtung zum herstellen von versiegelten verpackungen fliessfähiger nahrungsmittel aus schlauchförmigem verpackungsmaterial | |
US4375146A (en) | Continuous rotary machine and method for forming, filling, and sealing package of laminated sheet material | |
JP2648310B2 (ja) | 垂直式成形−充填−密封装置の交叉密封部冷却装置及びその方法 | |
EP1077176B1 (en) | Bagging and packaging machine capable of sufficiently filling an inert gas into bags | |
US4262708A (en) | Method and apparatus for treating flexible containers | |
KR20160101776A (ko) | 물품포장 방법 및 장치 | |
US3123955A (en) | Packaging articles in heat shrinkable and sealable | |
JPH085466B2 (ja) | シール装置 | |
USRE28350E (en) | Bag handling apparatus and method | |
JPS6238220B2 (ja) | ||
US4177622A (en) | Bag sealing apparatus with bag evacuation means | |
JP2699276B2 (ja) | フィルム製連続小包袋リボン搬送用掃気ベルトコンベヤ | |
JPS6128725Y2 (ja) | ||
JPS58193227A (ja) | 真空包装装置 | |
US4043096A (en) | Automatic packaging method and apparatus | |
US4271739A (en) | Machine and method for forming, filling, and sealing packages of laminated sheet material | |
JPH0532226A (ja) | 包装装置 | |
JPH11180417A (ja) | 包装装置 | |
JP3742988B2 (ja) | 上包み包装方法および装置 |