JPS595950Y2 - 電磁石 - Google Patents

電磁石

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Publication number
JPS595950Y2
JPS595950Y2 JP7280277U JP7280277U JPS595950Y2 JP S595950 Y2 JPS595950 Y2 JP S595950Y2 JP 7280277 U JP7280277 U JP 7280277U JP 7280277 U JP7280277 U JP 7280277U JP S595950 Y2 JPS595950 Y2 JP S595950Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
plunger
contact surface
winding
iron core
Prior art date
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Expired
Application number
JP7280277U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS53166055U (ja
Inventor
勝博 大橋
Original Assignee
三明電機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三明電機株式会社 filed Critical 三明電機株式会社
Priority to JP7280277U priority Critical patent/JPS595950Y2/ja
Publication of JPS53166055U publication Critical patent/JPS53166055U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS595950Y2 publication Critical patent/JPS595950Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は固定鉄心の内側にコイルを収めている構造の
電磁石に関するもので、詳しくは固定鉄心によるコイル
の保持構造に関するものである。
従来の保持構造としては、第4図Aに示される如く、固
定鉄心31と腕部34とコイル37におけるボビン38
の鍔41との間にコイル押え40を介入させていた。
このような電磁石にあって、矢印42方向にプランジャ
46が吸引されこれが第4図Bに示されるように固定鉄
心31に衝突すると、その反動によりコイル37は逆方
向(矢印43方向)に激動し、コイル押え40を介して
腕部34に衝突する。
その時鍔41はその衝突力により図示される如く変形を
きたし、コイルボビンに巻かれている巻線(マグネット
ワイヤー)に異常な力を加える結果となる。
この様な状態が何回も繰返されると、巻線の絶縁被膜は
傷ついたり、劣化したりして層間短絡を起し、コイル焼
けにつながる。
また巻線の断線を引起す場合もある。
そこで本考案は、上述の問題点を除くようにしたもので
、巻線に対し異常力がかかるのを防いでその故障を防止
でき、またそのようなものの製造も簡易化されるように
した電磁石を提供しようとするものである。
以下本願の実施例を示す図面第1図及び第2図について
説明する。
1は固定鉄心で、周知の如く積層された硅素鋼板をリベ
ット2でかしめて形威してある。
この固定鉄心1において、3は底部、4は腕部を夫々示
す。
5は後述の当り面12と対向する位置に形或具備された
支え面である。
尚6は上端面に備えさせた周知のクマトリコイルである
次に固定鉄心の内側に収められたコイル7において、8
はボビンで、フェノール樹脂あるいはガラス人ナイロン
などの絶縁材料で形成される。
このボビン8において、9は巻き胴部、10は鍔部で、
固定鉄心1の底部3との対向面を図示される如く斜めに
形威して、底部3との間に間隙ができるようにしてある
11は鍔部で、腕部4との間に間隙ができるよう形威し
てある。
12は巻き胴部9の直上位置に形威した当り面で、上記
支え面5に当接し得るように形戊してある。
尚その当接部13は巻き胴部9の延長線により近いほう
が好ましい為、それが達威されるよう本例では当り面1
2の傾斜角を支え面5のそれとは図示されるようにわず
か異ならせてある。
また本件明細書中において巻き胴部の直上位置とは、鍔
11の立上角部14から外方斜め45゜に引いた線Lよ
りも巻き胴部9の軸線に近い側の範囲、即ち該当り面1
2に対し巻き胴部の軸線方向への力が加えられた場合、
当り面12の受けた力が巻き胴部に及ぶ範囲を言う。
15はボビン8に巻かれた巻線を示す。
以上のような構造のコイル7は更にエポキシ樹脂を含侵
させて固化させてある。
次に16はプランジャで、固定鉄心1と同様に積層され
た硅素鋼板をリベット17でかしめて形或してある。
尚18はコイル7の内周面に配設した周知のプランジャ
ガイドで、ステンレス板、黄銅板、プラスチック板など
で形或される。
次に上記構戊のものの作動を説明する。
ブランジャ16が第1図に2点鎖線で示される状態にあ
るときに巻線15に通電すると、プランジャ16は矢印
19方向に吸引され、固定鉄心1の腕部4に衝突する。
その反動によりコイル7は固定鉄心1に対し矢印20方
向へ相対的に移動しようとして、当り面12が支え面5
に衝突する。
この衝突によって当り面12に加わる力は、当り面12
が前述のような位置に形或してある為、巻き胴部9に対
しその軸線方向に向いてかかる。
プランジャ吸着時の衝撃力は以上のようにしてかかり、
鍔11には直接的な衝撃力は加わらない為、鍔11の割
れあるいは鍔11と巻線15との相互作用による巻線の
傷つきは防止される。
次に本願の異なる実施例を示す第3図について説明する
この図は当り面と受け面の構造を異ならしめた例を示す
もので、当り面22は巻き胴部9eの延長部21に形或
してあり、また受け面24はその当て面22と対向する
よう図示される如く形或してある。
なお、機能上前図のものと同一又は均等構或と考えられ
る部分には、前図と同一の符号にアルファベットのeを
付して重複する説明を省略した。
以上のようにこの考案にあっては、プランジャ吸着時の
反動によるコイル7の固定鉄心1に対しての相対的な激
動を固定鉄心1で引き止める場合、引き止めによる衝撃
力を巻き胴部9の直上位置の当り面にかけられる特長が
ある。
これにより、前述の如く従来構戒のものにおいて生じて
いた巻線への異常力を防止して故障の発生を防止し得る
効果がある。
その上本案にあってはコイル7の保持に係わる部品点数
も省略でき、組立作業を簡易化し得ると共に製品のコス
トダウンも図り得る特長がある。
更にまた巻線を巻くときのテンションの強弱その他によ
ってボビンの高さHが多少異なった場合でも、組立に当
ってはそのままで固定鉄心1の内側に収めることができ
、ばらつきの許容度が大となって製造が楽になる特長も
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は電磁石の縦
断面図、第2図はコイルボビンの一部破断斜視図、第3
図は異なる実施例を示す第1図と類型の図である。 尚第4図は従来例を示す部分図である。 1・・・・・・固定鉄心、8・・・・・・ボビン、9・
・・・・・巻き胴部、10.11・・・・・・鍔、12
・・・・・・当り面、5・・・・・・支え面、16・・
・・・・プランジャ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定鉄心の内側には、ボビンとボビンの巻き胴部の外周
    に巻回された巻線とでもって中空の筒状に形威されたコ
    イルを配設し、更に上記コイルにおける中空部に対して
    プランジャをコイルの軸線方向に向けて進退自在に備え
    させ、更に、上記固定鉄心には上記プランジャに向けて
    延びる腕部を備えさせ、上記巻線への通電時には、上記
    プランジャが吸引されて該プランジャに備える張出部が
    上記固定鉄心の腕部に衝突するようにしている電磁石に
    おいて、上記ボビンにおける巻き胴部の軸線方向直上位
    置には腕部の自由端部に当接させる当り面を備えさせ、
    一方上記固定鉄心における腕部の自由端部は上記当り面
    と重合する位置まで延ばしてあり、かつその自由端部に
    おける上記当り面と対向する面には上記ボビンにおける
    当り面を当接させてあり、更に、上記ボビンにおいて上
    記当り面の近くに存在しかつ巻胴部から放射方向に張り
    出した鍔部は、上記固定鉄心の腕部から上記ブランジャ
    の吸引方向に離間させて、それらの間に間隙を存在させ
    たことを特徴とする電磁石。
JP7280277U 1977-06-03 1977-06-03 電磁石 Expired JPS595950Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7280277U JPS595950Y2 (ja) 1977-06-03 1977-06-03 電磁石

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JP7280277U JPS595950Y2 (ja) 1977-06-03 1977-06-03 電磁石

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53166055U JPS53166055U (ja) 1978-12-26
JPS595950Y2 true JPS595950Y2 (ja) 1984-02-23

Family

ID=28984832

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JP7280277U Expired JPS595950Y2 (ja) 1977-06-03 1977-06-03 電磁石

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JPS53166055U (ja) 1978-12-26

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