JPH0512965Y2 - - Google Patents

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JPH0512965Y2
JPH0512965Y2 JP6381989U JP6381989U JPH0512965Y2 JP H0512965 Y2 JPH0512965 Y2 JP H0512965Y2 JP 6381989 U JP6381989 U JP 6381989U JP 6381989 U JP6381989 U JP 6381989U JP H0512965 Y2 JPH0512965 Y2 JP H0512965Y2
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coil
terminal
bobbin
wire
winding
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はボビンの円筒部の外周にコイルを巻回
し、コイルへ通電することによつてボビンに配置
した鉄心に対し磁力を生起させる電磁ソレノイド
に関し、この電磁ソレノイドは例えば電磁弁等の
駆動用アクチユエーターとして使用される。
[従来の技術] 従来、一般的に使用される電磁ソレノイドとし
て例えば、実開昭57−102770号がある。
これはボビンの外周にコイルが巻回されるとと
もにコイルの巻はじめ線はボビンと一体的に形成
されたターミナル取付部に配置された一側のター
ミナルに固着されるとともにコイルの巻きおわり
線はターミナル取付部に配置された他側のターミ
ナルに固着されるものである。
一方、前記した電磁ソレノイドは巻線機によつ
てボビンの外周に自動的にコイルが巻回して形成
されるもので例えば実公昭62−34434号に示され
る。
かかる巻線機によるボビンへのコイル巻き作業
において、コイルの巻きはじめ線及び巻きおわり
線は各ターミナルの一端に自動的に巻線機におい
てカラメられて固着されるものであるが、特にコ
イルの巻きおわり線のターミナルへの固着作業時
において、コイルの巻きおわり線は一定の引張り
荷重を加えた状態にてターミナルへカラマすこと
が望ましい。
これはターミナルへのコイルの巻きおわり線の
固着時においてボビンに巻回したコイルがバラケ
ることを防止する上で重要なことである。(コイ
ルの巻はじめ線はその後のコイル巻き作業によつ
て上部を積層してコイルが巻き回されたことによ
りバラケが生じることはない。)この為に、従来、
ターミナル取付部の外周端面よりフツク部を突出
して配置し、コイルの巻きおわり線をフツク部を
介して一定の引張り荷重を加えた状態にてターミ
ナルの一端にカラマせて固着させたものである。
(尚、前記フツク部の構造については前記従来例
に開示はされていない。) [考案が解決しようとする課題] かかる従来の電磁ソレノイドにおいて、フツク
部の断面形状は矩形に形成される。
これによると、コイルの巻きおわり線をフツク
部を介して引張り荷重を加えた状態において、コ
イルがフツク部の角部に当接する場合があり、電
磁力の設定によつて特に線径が0.1ミリメートル
の如き小径となつた場合、引張り荷重の選定が困
難である。
すなわち、引張り荷重を強めればコイルが角部
に当接してコイルの断線の恐れが生じ、引張り荷
重を弱めるとコイル巻きがバラケる恐れが生じる
からである。
[問題点を解決する為の手段] 本考案になる電磁ソレノイドは、コイルの線径
に係わりなく、常に最適な引張り荷重をコイルに
加えることによつてボビンに対しコイル巻きのバ
ラケのない電磁ソレノイドを得ることを目的と
し、前記目的達成の為に電磁ソレノイドのフツク
部のボビン長手軸心方向における断面形状を一方
が開口した有底状の溝とするとともに溝の開口部
の溝巾をコイルの線径より大とし、有底部の溝巾
をコイルの線径より小とし、開口部と有底部と
し、連続的に接続したものである。
[作用] コイルの巻きおわり線は有底状の溝内に挿通配
置されて一定の引張り荷重を加えられてターミナ
ルの一側にカラメられるのでコイルの巻きおわり
線がフツク部との接触部位によつて切断されるこ
とがない。
[実施例] 以下、本考案になる電磁ソレノイドの一実施例
を図によつて説明する。
第1図、第2図、第3図はボビンにターミナル
が一体的に取着された状態を示す。
1は合成樹脂材料よりなる円筒形状の円筒部2
と、円筒部2の上部、下部にそれぞれ外側方へ延
びる板状の鍔部3A,3Bを有するボビンであつ
て、図において上方の鍔部3Aを含む部位には円
筒部2より外側方へ延びるターミナル取付部4が
ボビン1と一体的に形成される。
ターミナル取付部4にはターミナル5,6が一
体的に取着されるものであり、一側のターミナル
5の左端はターミナル取付部4内にインサートさ
れるとともに中間部に後述するコイルの巻きはじ
め線を固着する為のコイル固着用の折り曲げ部5
Aが形成され、右端にはリード線を固着する為の
リード線固着用の折り曲げ部5Bが形成される。
また他側のターミナル6はL形に形成されて前
記ターミナル取付部4にインサートされるととも
に左方の突出端には後述するコイルの巻きおわり
線を固着する為のコイル固着用の折り曲げ部6A
が形成され、さらに上方への突出端にはカプラー
(図示せず)に嵌着される嵌合部6Bが形成され
る。ターミナル取付部4の外周の端面4Aより後
述するコイルの巻きおわり線を案内する為の断面
円形状のフツク部7が端面4Aより突出して設け
られる。
フツク部7には上方に向かつて開口する有底状
の溝7Aがボビン2の円周方向あるいは接線方向
に向かつて穿設されるものであり、この溝7Aの
開口部7Bの溝巾Aは後述するコイルの線径dよ
り大とし、有底部7Cの溝巾Bはコイル線径dよ
り小とするものであり、開口部7Bと有底部7C
とは連続してつながれて傾斜面7Dを形成され
る。尚、溝7Aの両側を傾斜面7Dとする必要は
なく一側のみ傾斜面とし他側を直線面としても良
い。
次にかかるボビン1にコイル8を巻回す作業に
ついて述べる。
コイル8のボビン1に対する巻回し作業は実公
昭62−34434号等にて示される巻線機(図示せず)
によつて行なわれる。
これによると、まずコイル8の巻きはじめ線8
Aを一側のターミナル5のコイル固着用の折り曲
げ部5Aの曲げ部内に挿通した後に一側のターミ
ナル5にカラマせてボビン1の円筒部2上にコイ
ル8を配置する。しかる後に円筒部2の外周にコ
イル8を所定の巻数だけ巻回すものである。
次いでコイル8の巻きおわり線8Bをフツク部
7の溝7A内に挿通しつつ引つかけ、その巻きお
わり後8Bを他側のターミナル6にカラマせた後
に他側のターミナル6のコイル固着用の折り曲げ
部6Aの曲げ部に挿通する。このときコイル8の
巻きおわり線は巻線機によつて一定の引張り荷重
が付与されている。
以上の作業によつてボビン1に対するコイル8
の巻回し作業が終了するもので、次いで一側のタ
ーミナル5及び他側のターミナル6の各コイル固
着用の折り曲げ部5A,5Bを押圧カシメするこ
とによつてコイル8の巻きはじめ線8A及び巻き
おわり線8Bを各ターミナル5及び6に固定的に
取着できたものであり、かかる作業の終了後コイ
ル8の巻きおわり線8Bの端部を切断する。
この状態は第4図、第5図に明示される。
そして、特に注目すべきことは、コイル8の巻
きおわり線8Bが溝7Aの中間位置に配置されて
有底部7Cに当接しないことであり、これは、溝
7Aの断面形状をその開口部7Bの溝巾Aにおい
てコイル8の線径dより大とし、有底部7Cの溝
巾Bにおいてコイル8の線径dより小としたこと
によつて達成されたものである。
この状態は第6図に示される。
[考案の効果] 以上の如く、本考案による電磁ソレノイドによ
ると、フツク部のボビン長手軸心方向X−Xにお
ける断面形状を一方が開口した有底形状の溝とす
るとともに溝の開口部の溝巾をコイルの線径より
大とし、有底部の溝巾をコイルの線径より小と
し、開口部と有底部とを連続的に接続したので、
コイルの巻きおわり線に一定の引張り荷重をかけ
た状態において、コイルの巻きおわり線がフツク
部の溝の角部に当接することがないので、巻線機
によりコイルの巻きおわり線をフツク部を介して
他側のターミナルのコイル固着用の折り曲げ部に
一定の引張り荷重を加えた状態でコイルの巻線作
業を行つても、コイルの巻きおわり線に対するフ
ツク部との接触部位における集中剪断荷重を軽減
できたので、コイルのバラケがなく、コイルの線
径の小なる電磁ソレノイドの生産が可能となつた
もので電磁ソレノイドの設計的自由度を大幅に向
上できたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる電磁ソレノイドのボビン
の一実施例を示す側面図、第2図は第1図−
線における断面図、第3図は第1図の上部平面
図、第4図は第1図のボビンにコイルを巻回した
状態を示す側面図、第5図は第4図の上部平面
図、第6図は第4図の−線における断面図で
ある。 1……ボビン、2……円筒部、3A,3B……
鍔部、4……ターミナル取付部、5……一側のタ
ーミナル、6……他側のターミナル、7……フツ
ク部、7A……溝、7B……開口部、7C……有
底部、8……コイル、8A……コイル8の巻きは
じめ線、8B……コイル8の巻きおわり線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 円筒部2と、円筒部2の両端に各々設けられた
    鍔部3A,3Bと、円筒部2より外側方に設けら
    れたターミナル取付部4と、により形成されたボ
    ビン1と; ボビン1のターミナル取付部4に一体的に配置
    されたターミナル5,6と; ボビン1の円筒部2の外周に巻回されるコイル
    8の巻はじめ線8Aを一側のターミナル5に固着
    するとともにコイル8の巻おわり線8Bをターミ
    ナル取付部4の外周の端面4Aより突出して設け
    たフツク部7を介して他側のターミナル6に固着
    した電磁ソレノイドにおいて、 フツク部7のボビン長手軸心方向X−Xにおけ
    る断面形状を一方が開口した有底形状の溝7Aと
    するとともに溝7Aの開口部7Bの溝巾Aをコイ
    ル8の線径dより大とし、有底部7Cの溝巾Bを
    コイル8の線径dより小とし、開口部7Bの有底
    部7Cとを連続的に接続してなる電磁ソレノイ
    ド。
JP6381989U 1989-05-31 1989-05-31 Expired - Lifetime JPH0512965Y2 (ja)

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JPH033706U JPH033706U (ja) 1991-01-16
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JPH033706U (ja) 1991-01-16

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