JPS5959455A - インクジエツト記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はインクジェット記録装置に関し、特にインクタ
ンクから記録ヘッドに至るインク流路内の気泡除去に関
するものである。

インクジェット記録装置は、細いノズルからインクを小
滴として噴射飛追１させて、記録上に文字、図形等をド
ツト記録させるものである。この場合、高品質な文字、
図形等を描かせるためには、微細かつ等しい径のインク
滴を規則正しく間欠的に噴射させねばならない。このよ
うなインク滴の噴射飛ＹＡ’ｌを円滑に行なわせ、記録
紙上に安定して文字、図形等を描かせるためには、イン
ク自体の性質も充分均一化された安定なものとする必要
があるが、同時にインクタンクから記録ヘッドに至るイ
ンク流路内に空気泡が混入することを防止するようにし
なければならない。

また、ノズル内のインクの乾燥や埃、紙粉等によりイン
ク内に固化物を生じ、目詰りがしばしば生じる。このた
めインクの不射出又は射出不安定を起したり、噴射効率
、インク滴形成の安定性、応答性等の噴射精度が低下し
てしまうので、上記のこれらの不純物除去を行なう必要
がある。

以上のように、インクジェット記録装置においては、イ
ンク流路内に発生又は混入する気泡や固形物を完全に除
去することが、必要不可欠な条件となる。

記録ヘッド内のノズル又は他のインク流路内に気泡や異
物が入った場合には、従来次のような手段が講じられて
きた。

（１）　　インクカートリッジの可動部又は可撓部を押
圧して、インク圧力を上昇させてインク流路の末端であ
るノズルから気泡・異物等をインクと共に排出させる方
法。

（２）　　インクタンクと記録ヘッドを流体接続させる
インク供給系の中間に加圧室を設け、電動ポンプ等によ
りインク送り量と・インク圧を増加させてインクをノズ
ル側に送り、ノズルから気泡や異物等を吐出させる方法
。（特開昭５５−５３５７０号公報ほか） （３）　　インク供給路の記録ヘッドの手前又は記録ヘ
ッド内にエアトラップ装置又はフィルター装置を設け、
インクと共に記録ヘッドのノズル部へ入り込もうとする
気泡を除去する方法。

（４）　　ノズル面にキャップを接近して当て、吸引ポ
ンプでノズルからインクを吸い出して、気泡や異物等を
除去する方法。（％開閉５６−１１３４６４号公報） しかしながら気泡、異物を除去（パージ）する」−記の
名刀法には次のような欠点があり実用上の問題となって
いる。

（１）の機械的抑圧手段は、圧力精度や安定性に欠け、
特にインク残量によらずに一定圧で加圧１−ることが回
部である。

（２）のポンプ加圧手段は、高価な液体用ポンプを必要
とするのでコスト面に問題がある。

（３）のエアトラップ又はフィルター装置はインクタン
クから共同インク室に至るインク供給系に発生する気泡
除去には有効であるが、圧力室やノズル面の気泡、異物
除去は不可能である。

（４）のノズル面よりの吸引手段は、装置が複雑で高価
となり、かつ吸引速度とインク供給速度との相対関係に
より高精度を要する。

以上のように、従来のパージ手段は何れも構造、コスト
、安定性の面で未だ不充分なものである。

一方、インクジェット記録装置において、記りｔヘッド
にインクを供給するインク供給装置としては、インクを
外気に融れさせることなく安定した状態を保つために、
通常、密封形のインクカートリッジが用いられる。

このインクカートリッジには、インクが気密性の高い袋
又は容器に空気が入らないように充頃されて（・る。こ
のインクカートリッジをカートリッジ受は部に対して着
脱可能に設け、インクカートリッジを交換することによ
って新しいインクを補充できるようにする。

不発９Ｊは、交換可能な上記インクカートリッジ方式を
用いて、前記インク流路内の気泡や固形物を除去するこ
とを目的としてなされたもので、インクをノズルへ圧送
する手段により容易ｌ／ｃ上述のようなトラブルを回復
させることができるインクジェット記録装置を提供する
もので、本発明によって、従来方法に比べ、構造簡単で
確実に動作する手段により精度の高い、安定したパージ
装置を安価に提供できるものである。

本発明は上記の目的を達成するためにブよされたもので
、噴射ノズル、該噴射ノズルに連なる圧力室、該圧力室
にインクを供給するための比較的内容積の大きい共同イ
ンク室を有する記録ヘッドと、該共同インク室にインク
を補給するインクカートリッジとを具備するインクジェ
ット記録装置において、前記インクカートリッジから噴
射ノズルに至るインク流路内の気泡や固形物を除去する
ため、インクカートリッジ内の空気圧を上昇させる加圧
用エアポンプと、ノズルより吐出するインクを収集する
吸気用エアポンプとを共通になし一体化１〜たことを特
徴とするものである。

本発明によるインクジェット記録装置のパージ装置を用
いることによる効果は次の通りである。

（ａ）　　インク収容袋内のインク残量に拘らず、常に
一定の圧力でインクな圧送できる。

（ｂ）　　記録時の静水圧によるインク供給と、非記録
時のパージのための加圧給送との切換えが容易である。

（ｅ）　　インクカートリッジ内のインクを均等に加圧
できる。

（ｄ）　　インク収容袋に部分的に無理な力が加えられ
ることがないので、インク収容袋か破壊することがない
。

（ｅ）　　パージのためのインク加圧給送用の加圧ポン
プと、廃インク回収用の吸引ポンプとを共通化すること
により、構造が簡単になった。

また設置スペースを小さくてすむ。

（ｆ）　　作動が確実で安定している。

（ｇｌ　　低コスト化ができる。

以下、図面に従って本発明を具体的に説明する。

第１図は本発明のインクジェット記録装置の概要を示す
ものである。図において記録ヘッド内のインク流路は、
（ンク滴を噴射する複数のノズル１と、該ノズル１に連
通ずる複数の圧力室２と、該各圧力室２にインクを分配
供給する共同インク室３と、該共同インク室３にインク
カートリッジからのインクを導入する入口手段４とから
構成されている。記録用インクは可撓性材料からなる気
密性の高いインク収容袋５内に空気が入らないように密
封状態に充填されていて、カートリッジ筐体６内に収容
されている。

インクカートリッジは、はぼ気密性のカートリッジ筺体
６と、この筐体６の内部に収納された前記インク収容袋
５と、該インク収容袋５を液密にすると共に筐体６の他
端部に設けられた弾性部材等から成る口金部８とから構
成されている。上記インクカートリッジの口金部８は、
記録装置の一部に固設されたコネクタ９に着脱可能とな
っている。またイ／り供給管１０の一端は上記コネクタ
９に接続し、他端はフィルター１１を介して記録ヘッド
の入口手段４に接続している。

尚、堅固な外壁から成るカートリッジ筐体６の内部に収
納された前記インク収容袋５は、例えばポリエチレ／、
ポリプロピレン、塩化ビニール、塩化ビニリデン、ポリ
エステル、ナイロン等の可撓性フィルム材の何れかの単
層材又はこれらのラミネート相より成るものである。

また口金部８およびコネクタ９は、これらの何れかに内
蔵する細管によって弾性バッキング熱料を貫通すること
により、カートリッジ内のインクをインク供給管１０に
流通させる３゜ 以上の構成のインク供給系において、インクカートリッ
ジを人為的にコネクタ９に接続１″ることにより、イン
ク収容袋内のイイクは口金部８とコネクタ９により流体
的に連結され、更に〕ｌ／キシプルなインク供給管１０
を通って、フィルター１１を介して記録ヘッドの入口手
段４から記録ヘッド内に供給される。記録ヘッド内に供
給されたインクは、先ず共同インク室３に入り、ここか
ら更に、記録されるドツトマトリクス状の文字のたて方
向の画素に対応する複数のノズル１に連通ずる複数の圧
力室２に分岐される。このようにノズル１より内方には
インクカートリッジからのインクで満たされている。イ
ンクカートリッジ内のインク液面はノズル１より低（保
持されていて、ノズル面におけるインクの静水圧と、イ
ンクの表面張力とによりインクのメニスカスが形成され
平衡状態を保持しているので非記録時にはノズル１から
インクが漏出することはない。

一方、前記圧力室２の壁の一部は可撓性壁と′ソよって
いて、その外壁面には電子パルス発生器１３に電気的に
接続された圧電変換素子１２が接着されている。該圧１
変換素子１２は、前記パルス発生器１３かも電気信号を
受けると圧力室２の内（ｉｌｌへ棉むことのできる適当
な可撓板で、例えばビ、ｒ−ゾ電気クリスタルから成り
、導電性薄唖によつ′〔圧力室の外壁面に接着されてい
る。

上記の構成をなすインクジェット記録装置に１６いては
、電子パルス発生器１３かもの電気信号によりｆｆ：電
変換素子には圧力室２の内方に急激に撓み、このため生
ずる圧力室２の容部の急激プロ減少は内部のインクをノ
ズル１かもインク滴として放出飛翔させ、対向して相対
移動する記録紙上に到達させて、ドツト画像を記録１″
る。

次に、本発明しこよるイン４カートリツジ加圧装置を引
続き第１図に基づいて１佇パＩＪ１する。前記インク収
容袋５を内蔵するカートリッジ筐体６は、空気穴７以外
は密閉構造となっていて、通′７１目よ［４のように空
気穴７を介してカートリッジ筐体内は外気と流通してい
る。またインクカートリッジな記録装置本体のコネクタ
ー９に正しく装着した状態で、上記空気穴７の外方には
連結手段１４が固設されていて、この連結手段１４は本
体側の連結手段１５と係合し、管１７．１８、制御弁２
０でエアポンプ４０への通気路を形成する。この制御弁
２０は上記三方向の気体流路を制御するもので、電気信
号を受は電磁石等により作動する電磁弁が用いられる。

制御弁２０はパージ以外の常時には、管１７と管１９と
は流通状態となっていて（常開）、インクカートリッジ
筐体６内の空気は外気に通じ大気圧を保っている。

非記録時であって、前記パージを必要とする時には、制
御弁２０は駆動されて、管１９を閉じられ同時に管１８
と管１７とは流通状態となり、エアポンプ４０かもの加
圧空気をインクカートリッジの方向に圧送可能な空気流
路が形成される。この状態において１．エアポンプ４０
が作動し、エアポンプ４０から加圧空気流は上記空気流
路をなす管１８、管１７および制御弁２０を経てエアコ
ネクタ１５、中空突起１４を通ってカートリッジ筐体６
内に圧入される。これによってカートリッジ筐体内の空
気の圧力は上昇し、内蔵するインク収容袋５が圧縮され
ることにより、内部のインクが加圧される。この結果、
インク収容袋５内の加圧されたインクは、口金部８とこ
れに接続するコネクタ９を通ってインク供給管１０、フ
ィルタ１１を経て圧送され、Ｐ！８録ヘッドの入口手段
４かも内部に導入されノズル１から外部へ溢れ出る。こ
の時、ノズル１および記録ヘッド内の気泡や固形物は、
溢れ出るインクと共にノズル１外に排出・−掃されて（
パージ）、目詰りがなくなる。

ノズル１０面の外方には、近接して相対する位置に清掃
ローラ２１が回転している。また清掃ローラ２１の下方
であって該ローラ２１の外周面に接近又は摺接して、廃
液受け２２が設けられ℃いて、管２３に接続し、更に密
閉状態の廃液回収タンク２４、エアポンプ４０１７ＣＩ
［次接続している。

上述めパージ動作が行なわれると、ノズル１がら加圧イ
ンクと共に気泡や固形物が排出され、これらは上記清掃
ロー２２１の外周面上に付着し、清掃ローラ２１の回転
により廃液受げ２２に至り、ここでエアポンプ４０によ
る吸引空気流等によって収集され、’Ｗ　２３を通って
廃液回収タンク２４内に貯留される。

以上のように本発明によるインクジェット記録装置にお
いては、パージ動作を行なうインク、空気の流れは大別
して次の３系統より構成されている。

（１）　　エアポンプ４０から制御弁２０を経て、カー
トリッジ筐体６に至る空気圧送系統、（２）　　−ｆン
ク収容袋から記録ヘッド内のノズル１に至るインク流路
によるインク圧送系統、（３）清掃ローラ２１から廃液
受け２２．廃液回収タンク２３エアポンプ４０　Ｋ至る
気泡・固形物を含む廃インク吸引系統、 上記系統のうち（１）の空気圧送系統および（３）の廃
インク吸引系統には共通のエアポンプ４０の駆動により
圧送と吸引が同時に行なわれる。即ち本発明に係るエア
ーポンプ４０は、その本体内に動力源として電動モータ
、電磁ソレノイド、リニアアクチュエータ等の何れかを
用い、この１つの動力源に対して圧送ポンプと吸引ポン
プとを配設したことを特徴とするものである。あるいは
１つの動力源に対して圧送・吸引兼用ポンプを備えても
よい。

次に本発明によるインクジェット記録装置のパージ動作
の実施例を第２図に基づき説明する。

図において、Ｐは記録紙、２６は該記録紙Ｐを給送する
円筒状のプラテンである。プラテン２６はモータ等（図
示せず）によって駆動され回転し、用紙Ｐをプラテン１
に密着するように搬送する。

複数のノズル１を有する記録ヘッドは、キャリッジ２７
に搭載され、ガイドバーに案内されて、モータ２８の駆
動力によってワイヤ又はベルト等の動力伝達手段を介し
て、プラテン２１の胛１と平行して、記録紙Ｐに接近し
て左右に移動する。記録ヘッドはこの左右移動中にノズ
ル１から記録紙Ｐに向けてインク滴を噴射し、記録紙上
にドツトマトリクス状の文字又は画像を形成する。

記録ヘッド内に気泡や固形物が混入すると前述のように
良好な印字を得ることはできなくなるので、インク滴の
噴射不良を検知したとき、又は一定時間毎に、あるいは
印字動作を始動する前に、記録ヘッド内にインク収容袋
内のインクを圧送して、インク流路中の上記気泡や固形
物を強制的に吐出排除（パージ）させねばならなし・。

ヘッドの目り吉まりを監７児し、目り、！ｉまりが生じ
ブこ時に１！Ｉ’ｌｌｌ的にパージ動作が行なってもよ
いし、機械の電源投入時にパージ動作を行ってもよいし
、また、電σλ遮断時にパージ動作を行ってよい。更に
はこれらの制御を組合わせて用いてもよい。このため、
記録ヘッドを搭載するＷヤリフジ２フをプラブーン２６
の軸方向に設けられた清掃ローン２Ｊの方向に移動させ
て、ノズルｌの面と清掃ローラ２Ｊ　の外周面とが相対
する位置（パージ位置）に停止させる。

第２図はこの状態の概略図を示したものである。

図において、清掃ローラ２１は同軸に固定１−たウオー
ムホイールと、これにかみ合うウオームおよび駆動用モ
ータ２９により動力伝達されて回転可能となっている。

そして上記パージ動作に必要な駆動部材即ちキャリッジ
駆動用モータ２８、清掃ローラ駆動用モータ２９、制御
弁２０およびエアポンプ４０は−ｊべてマイクロコンピ
ュータ（以下ＣＰＵと略記する）５０によって制御され
、始動会停止され、所定動作を行なう。

記録時には、エアポンプ４０は停止状態となっていて、
制御弁２０もノーマルオープン（常閉）になっているの
で、カートリッジ筐体６内は大気圧に保持されている。

この状態でインク収容袋５内のインクは記録ヘッド内に
流通補充して、電子パルス発生器１３からの電気信号に
応答して、インク滴をオンデマンドに噴射する。

記録時に前述のようなノズル１の目詰まり等によりイン
ク滴噴射不良を検知したとぎ、又は目詰り防止のため一
定時間毎に間欠的に予防噴射をさせろとき、あるいは印
字動作を始動する前に、その他何らかの必要によりパー
ジ動作が必要になった時には先ずＣＰＵ５０の指令によ
り、記録ヘッドが記録紙Ｐの搬送位置以外に設定された
所定のパージ位置へ移動して、ノズル１と清掃ローラ２
１とが対向する。次に上記ＣＰＵ５００指令によりエア
ポンプ４０と清掃ローラ駆動用モータ２９とが始Ｗｂ　
Ｌ、、同時に制御弁２０の作動され管２０を閉じる。こ
れにより前述のようにカートリッジ筐体６内は所定の与
圧状態になり、ノズル１より気泡・固形物を含むインク
は外部に排出されて、記録ヘッド内のインク流路は清浄
な新しいインクで満たされる。

一方、ノズル１から１話れ出たインクは、ノズル１に近
接して対向配置された清掃ローラ２１の外周面上に吐出
され、回転するローラ２１の円周表面上を運ばれて、下
方の廃液受け２２に流れ落ちる。該廃液受け２２は前記
エアーポンプ４０によって吸引されており、清掃ローラ
２３表面上のインクは吸引されて廃液受け２２に入り、
更に吸引エアー流に引かれて管２３を通って廃液回収タ
ンク２４　Ｋ入る。

このようにして、所定のパージ動作が終了すると、ＣＰ
’Ｕ　　５０の指令により、エアーポンプ４０がＯＦＦ
になり、加圧・吸引の空気流は停止する。

引続きＣＰＵ　　５０の指令により制御弁２０はノーマ
ルオープンの状態となり一体開き、カートリッジ筐体６
内は大気圧に戻る。これにより、インク収容袋５内のイ
ンクの圧力も大気圧に戻る。従って、インク収容袋５内
のインクに連通ずる記録ヘット４内のインク圧も低下し
て行き、大気圧に戻る。

Ｎｕヘッド内のインク圧がほぼ大気圧の近くまで戻った
ところで、記録ヘッドはパージ位置から離れ、印字動作
に移行する。

第３図は本発明によるエアーポンプの一実施例を示す断
面図である。図において４１はリニアアクチュエータ本
体であり、本体に固定された２個の電磁コイル（ステー
タ）と永久磁石を固定し軸方向に往復動可能なシャフト
４２とから主に成る。

リニアアクチュエータは上記電磁コイルにリード線を介
して外部から電流を通すと、電磁コイルの磁界によって
、永久磁石を固定した前記シャフトは軸方向に往復運動
する構造の駆動源である。上記シャフト４２の・両端に
は２個のポンプダイヤフラム４３Ａ、４３Ｂが固定され
ている。該ダイヤフラムはゴム状の弾性体で、内部に圧
縮・拡張可能な室を有し、該ダイヤフラム４３Ａ、４３
Ｂは弁本体４４Ａ、４４Ｂにそれぞれ固定されている。

弁本体４４Ａは内部に吸気弁４７Ａと排気弁４８Ａとを
有ｔ２、更にこれらの弁の外側はそれぞれ吸気管４５Ａ
と排気管４６Ａに通じて℃・る。

同じく反対側の弁本体伺Ｂは吸気弁４７Ｂ、排気弁４８
Ｂ、吸気管４５Ｂ１排気管４６Ｉ３より構成されている
。また吸気管４５Ａは前記廃液回収クンク２４に通じる
管２５と接続し、排気管４６Ｂは制御弁２０に通じる９
７１８　と接続している。

ＣＰＵ　５０の指令により、リニアアクチュエーク本体
４１内の電磁コイルに電流が導通されると、前記シャフ
ト４２は左右に往復振動運動を発生し、こえにより左右
両端のダイヤフラム４３Ａ、４３Ｂは圧縮・拡張されて
内部の室の圧力差と一方向運動する前記の各弁作用とに
より、吸排気動作を行なう。即ちシャフト４２が右方向
に移動すると、ダイヤフラム４３Ａの家内容積が増して
弁圧となるので、吸入弁４７Ａが開いて吸気管４５Ａか
ら外部の空気を吸入する。尚、この時、排気弁４８Ａは
閉じたままになっている。

一方、上記シャフト４２の右方向移動によって、シャフ
ト４２の右ｇ４に固定されたダイヤフラム４３Ｂは右方
向に圧縮されて室内容積が減少され加圧状態となり、排
気弁４８Ｂを開き排気管４６Ｂの方向に排気する。尚こ
の時、吸入弁４７Ｆ３は閉じたままになっている。

このようにしてリニアアクチュエータのシャフト４２の
右方向移動によって、左側のエアーポンプの吸入回収と
インクカートリッジの加圧を行なう。

次にアクチュエータ本体４１内の電磁コイルに逆向きの
電流が印加されると、シャフト４２は左方向に移動して
、前記動作の逆動作を行なう。即ち左側のエアーポンプ
は圧縮行程となり、ポンプ室内の空気を排気弁４８Ａを
開いて、外部に放出する。このとき吸気弁４７Ａは閉じ
たままであり、吸気管４５Ａからの吸気動作は行なわれ
な（・。シャフト４２の右方向移動は、同時に右側のエ
アーポンプを吸気行程となり、吸気弁４７Ｉ３は開かれ
、吸気管４５Ｂから外気を吸引する。このとき排気弁４
８Ｂは閉じられたままであるので、排気管４６Ｂ力）ら
の排気動作は行なわれない。このように、シャフト４２
の左方向移動時には、左側ポンプをま外気への放出を、
右側ポンプは外気よりの吸入を行な（・、パージのため
の吸排気動作を直接性なわず、ポンプ室内の空気を外気
と流出入させて、空気圧を復元して次行程の準備をする
。

以上のように、ンヤフト４２の往行程で）く−ジのため
の吸排気を行ない、復行程で復元し、この往復行程を連
続して振動的に動作させることＫより、パージに必要な
吸気と排気を所定時間実施する。

上記のように本発明によるノく−ジに用〜・るエアーポ
ンプ４０は一個の駆動源であるリニアアクチュエータを
用い、吸気用ボ／グと排気加圧用ポンプとを一体構造と
なし、同時に動作させることを特徴としたものである。

また上記実施例に用℃・たりニアアクデュエータ４１は
、小形、軽量、高推力を特徴とするもので、更に構造簡
易で堅牢（信頼性大）であり、４ＷブＪ　／ｌ’″ｆ性
・応答性にも優れている。上記リニアアクチュエータの
他に、駆動源として電動機の回転力を利用しカム等を介
して直線運動あるし・は往復；＋ｌｌ　賃りに変換して
エアーポンプを駆動することも可能である３、別の方法
としては電磁石とノくネ材ある（・４ま電磁ソレノイド
等を駆動源として用〜・てもよ℃・。

第４図は本発明によるエアーポンプの他の実施例を示す
断面図である。これは上記リニアアクチュエータを駆動
源として用い、これに１個のエアーポンプを取付は駆動
して、吸排気を行なうもので、構造をより簡易したこと
を特徴とするものである。図においてエアーポンプは第
３図の左側を引用し、各部品番号も同一にした。

リニアアクチュエータ４１の７ヤフト４２の左方向移動
によってダイヤフラム４３Ａが圧縮され、ポンプ室内の
加圧された空気は排気弁４８Ａを開き、排気管４６Ａの
方向に圧送され、管１８、制御弁２０を経てカートリッ
ジ筐体６内のインク収容袋５を加圧する。

次にシャフト４２の右方向移動によって、ダイヤフラム
４３Ａ、が拡張され、ポンプ室内の空気は負圧となり、
これＫよって吸気弁４７Ａが開き、吸気管４５Ａから吸
気する。この吸気動作によって管２５を介して廃インク
が吸入回収される。

このような吸排気を連続して振動的に行なわせることに
よって所定のパージが遂行される。

この場合の駆動源としても、上記リニアアクチュエータ
４１の他、前記電動機、電磁石、電磁ソレノイド等を用
いることもできる。

以上のような構成から収る本発明のインクジェット記録
装置は、記録用インクを収容するインク収容袋を格納す
るカートリッジ筐体内の空気圧力を、非記録時でパージ
を必要とする時に上昇させて記録ヘッド内の気泡や固形
物をインクと共に吐出させ、更に吐出された廃インクを
吸気によって回収させるものであって、特に上記空気圧
力上昇と吸気とを実行する工°アポンプを駆動源と共に
一体化したことを特徴とするもので、それによってエア
ーポンプのｔｉ’ｌ造を簡易になし、小型軽量化とイｄ
頼・ロユ向上と容易な保守等、実用上の効果は榛めて太
きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るインクジェット記録装置のインク
流路の概略を示す断面図、第２図は本発明に係るインク
ジェット記録」も置のパージメカニズムを説明する概略
図、第３図は本発明に係るパージ用エアーポンプの実施
例を示す断面図、第４図は本発明に係るパージ用エアー
ポンプの他の実施例を示す断面図である。 １・・・ノズル　　　　　　５・・・インク収容袋６・
・・カートリッジ筐体　１６・−・カー１リツジ装填室
２０・・・制御弁　　　　　２１・・・清＊６　’−ラ
２４・・・廃液回収タンク　４０・・・エアーポンプ４
３Ａ、　４３Ｂ・・・ダイヤフラム ４５Ａ、４５Ｂ・・・吸気管　４６Ａ　、４６Ｂ・・・
排気管５０・・・マイクロコンピュータ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 噴射ノズル、該噴射ノズルに連なる圧力室、該圧力室に
   インクを供給するための比較的内容積の大ぎい共同イン
   ク室を有する記録ヘッドと、該共同インク室にインクを
   補給するインクカートリッジとを具備するインクジェッ
   ト記録装置において、前記インクカートリッジから噴射
   ノズルに至るインク流路内の気泡や固形物を除去するた
   め、インクカートリッジ内の空気圧を上昇させる加圧用
   エアポンプと、ノズルより吐出するインクを収集する吸
   気用エアポンプとを共通になし一体化したことを％徴と
   するインクジェット記録装置。