JP2525565B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2525565B2
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    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はインクジェット記録装置に関し、ノズルや圧
力室内に発生または浸入した気泡や固型物などのような
インク液滴の正常な噴射や飛翔を妨げる要因を高効率で
排除し速やかに正常噴射に回復せしめるようにしたもの
である。
〔従来技術〕
インクジェット記録装置の記録ヘッドについては従
来、いくつかの方式が提案され実用化されている。例え
ば第1図はドロップオンデマンド方式と呼ばれる方式の
一例である。今、ノズル2及び圧力室3が導管7によっ
て、インク貯蔵器8から導かれたインクによって満され
ている状態を考える。ここでパルス発生器9により電気
パルスを圧電変換素子4に印加すれば、記録ヘッド1の
可撓壁5は圧電変換素子4と共に圧電効果によって圧力
室3側に撓み、圧力室3の容積が急激に減少する。この
容積の急激な減少により圧力室3に液圧が発生し、この
液圧によって、圧力室3内のインクがノズル2を通じ
て、インク液滴Aとなって外部へ噴射され、記録媒体P
上に付着してインクドットを形成する。圧力室3内のイ
ンクの減少分はインク貯蔵器8に貯蔵されたインクBが
導管7を通じて圧力室3内に流入し、これを補う。
ところで、インク液滴Aの正常な噴射、飛翔を妨げる
要因は様々存在するが、それらのうち、通常の使用時に
しばしば発生するものとして、ノズル2や圧力室3内に
存在する気泡や固型物がある。即ち、ノズル2や圧力室
3内に気泡が存在すると、圧力室3で発生した圧力の全
部または一部がその気泡に吸収されるため、インク液滴
を噴射できなくなるとか、また噴射はするが飛翔速度が
変動して、真直に翔ばなかったり、インク液滴Aがいく
つもの小滴に分離して飛び散るなどの異常が発生する。
また、ノズル2内に凝固物や塵挨等の固型物が存在す
ると、インクの正常な噴射が妨げられ、極端な場合に
は、ノズル2が目詰りして、インク液滴Aは全く噴射で
きなくなる。固形物が圧力室3内に存在する場合には、
すぐには異常とならないが、何れノズル2の目詰りの原
因となって上記に述べたような問題が発生する。
更に、記録ヘッド1のノズル2の外面は記録紙Pに近
接しているために、ノズル面に紙粉などのダストが付着
したりして、噴射方向不良や噴射不安定等の噴射不良を
惹起する。
こうした異常噴射や噴射不良の原因となる気泡や固形
物は次のような理由で発生すると考えられる。即ち、記
録装置(図示せず)の記録動作中や、待機中に記録ヘッ
ド1に異常な衝撃が加わり、ノズル2から気泡を吸い込
んでしまう場合、記録動作中にパルス発生器9から圧電
変換素子4に印加される電気信号にノイズが重畳するこ
とによって、ノズル2内のインクのメニスカスの正常な
振動が乱されノズル2から気泡が吸い込まれてしまう場
合、インク中に溶存していた空気が析出する場合、ま
た、記録装置の非動作中に周囲温度が変化し、インクが
熱膨張または収縮してノズル2から気泡が吸い込まれる
場合など、多くの理由がある。また、固形物はプリント
ヘッド1を長時間使用せずに放置した場合や、環境湿度
が異常に低い場合にノズル2内のインクが乾燥固化して
発生したり、空気中に浮遊する塵挨や記録紙Pから発生
した紙粉がノズル2内に進入することによっても発生す
る。また、固形異物が元々インク中に含まれていたり、
経時変化によってインク中に発生することもある。
このようなプリントヘッド1のノズル2からのインク
の正常な噴射・飛翔を妨げる気泡や固形物を排除するた
めに、従来はインクに所定圧以上の洗浄液圧をかけ(洗
浄液圧をかける手段は図示せず)圧力室3及びノズル2
内に強制的なインク流れを形成するという方法が採られ
てきた(例えば特開昭53−150030号公報)。
しかしながら、このように単に洗浄液圧をかけて強制
的なインク流れを形成するだけでは、気泡や固形物を排
除する効果が十分でなかった。即ち、気泡や固形物がノ
ズル2や圧力室3内の壁に付着している場合や、この壁
の近傍に存在する場合には、これらの場所でのインク流
通が十分でなく、排除できないことが多かった。特に記
録ヘッド1が第1図に示されているように水平に保持さ
れず、ノズル2側が下になるように傾いて保持される場
合には、気泡がその浮力によってノズル2とは逆の方向
に移動する傾向があり、このような場合には殆んど排除
することが不可能であった。
このように気泡や固形物がノズル2や圧力室3から排
除されない場合、従来はインク流れを形成するという動
作を何度も繰り返す必要があったので、高価なインクが
無駄に棄てられてしまうという問題があった。記録装置
上で、記録ヘッド1が正常に回復しない場合には、記録
ヘッドが故障品と見做され、記録装置から記録ヘッド1
を取り外した後、別途にインクを洗浄再充填する必要が
あり、甚しい場合には高価な記録ヘッド1が不良品とし
て廃棄されることもあった。
記録ヘッド1の他の回復手段としては、特開昭58−18
273号公報に示された方法がある。これは記録ヘッド上
の振動子に低周波数の振動をさせてノズル内の気泡を除
去するものである。
振動子に通常の印字時と同様の電気パルスをパージ励
振時に印加すると、インクに与える振動のエネルギーが
大きすぎるため、反ってインク流路内にキャビテーショ
ンを起こしたり、又はノズルのメニスカスが引込みすぎ
たりして、結果としてインク流路内に気泡が取り込ま
れ、インク液中の気泡のため前述のような記録時に正確
なインクの噴射が行われない欠陥を生じた。
これを回避するための上記従来例は、振動子に印加す
る電気信号の電源を2種類用意しておき、パージ励振の
ときは、印字時よりも低い電圧を供給するようにしたも
のである。
第2図は従来の振動子駆動装置であり、例えば120Vの
高電圧電源Hと、例えば30Vの低電源電圧Lの2つの電
源を備えている。Rはこの電源H,Lに切替え接続するリ
レー(継電器)であり、ドライブ回路Dに導通する。該
リレーRの切替えと、ドライブ回路Dの動作とはコンピ
ュータCPUにより制御され、圧電変換素子4に励振させ
る。
そしてインク噴射記録時は高電圧側に、パージ励振時
には低電圧側に切替える。この切替によって第3図
(A),(B)に示すように、電圧の低い、即ち励振エ
ネルギーの少ないドライブパルス(パルス幅W)を得
て、これでパージのための励振を行なう。
しかし、この方法では、電源を2種類用意しなければ
ならず、コスト高や記録装置の大形化を招き好ましくな
い。
〔発明の目的〕
本発明はこのような問題点に鑑み、記録ヘッドのイン
ク流路内に入った気泡や固形物を極めて簡単かつ効果的
にノズル外に排出させて印字品質の向上を計るようにし
たもので、このとき特別にパージ励振用の低電圧電源を
設けることなく、実質的に励振電圧を下げるようするこ
とにより、安価で小形のインクジェット記録装置を提供
することを目的とするものである。
〔発明の構成〕
本発明のインクジェット記録装置は、共同インク室、
複数の圧力室、インク流路おびインク噴射ノズルを有す
る記録ヘッドを備え、記録時に、圧力室の圧電変換素子
の動作により複数のインク噴射ノズルからインクを噴射
するインクジェット記録装置において、記録時の電源駆
動回路とパージ時の電源駆動回路とを共通にし、前記圧
電変換素子への記録信号が中断している非記録時のパー
ジ動作時に、前記インク流路に圧電変換素子により機械
的振動を与え、この非記録時における前記圧電変換素子
に印加する電気信号のパルス幅を、記録時のパルス幅よ
り短く、かつパルス電圧が十分に立ち上がらない長さと
することにより該電気信号の電圧のピーク値を低くした
ことを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、図示実施例に基づいて本発明を詳述する。
第4図は本発明に係るインクジェット記録装置の概略
を説明する図である。なお、第1図と同一構造部品につ
いては同一符号を付してある。
図において、記録ヘッド1は複数のノズル2、複数の
圧力室3、共同インク室6及び圧電変換素子4等から成
り、インク供給管7、インク貯蔵器8に流体接続してい
る。また前記圧電変換素子4は外部の電気パルス発生器
9に電気的に接続されている。
また10は記録紙Pを給送する円筒状のプラテンであ
る。該プラテン10はモータ等(不図示)によって駆動さ
れて回転し、記録紙Pをプラテン10に密着するようにし
て搬送する。
複数のノズル2を有する記録ヘッド1は、キャリッジ
11に接続されたワイヤ又はベルト等の伝導部材12及びこ
れを駆動するモータ13によって、プラテン10の軸と平行
方向に、記録紙Pに近接して左右に移動する。記録ヘッ
ド1はこの左右移動中にノズル2から記録紙Pに向けて
インク滴を噴射し、記録紙P上にドットマトリクス上の
文字又は画像を形成する。
記録ヘッド1のインク流路内に気泡や凝固物ができる
と、良好な印字記録ができなくなるので、インク滴の噴
射不良を検知したとき、又は一定時間毎、或いは印字動
作を始動する前に、記録ヘッド1内に前記インク貯蔵器
8内のインクを加圧用エアポンプ24により圧送してイン
ク流路中の気泡や異物を強制的に排除(パージ)する。
このため、記録ヘッド1を搭載するキャリッジ11を、
プラテン10の軸方向に回転自在に設けられたキャップロ
ーラ15の方向に移動する。このキャップローラ15の外周
面に記録ヘッド1のノズル面2Aが近接して相対する(パ
ージ位置)。
このパージ動作についての概略を第4図に示すが、イ
ンク滴の噴射不良検知後、印字動作開始前で、一定時間
毎に行われる動作である。キャップローラ15は同軸に固
定したウォームホイール16と、これにかみ合うウォーム
17及び駆動用モータ18により動力伝達されて矢印方向に
回転可能となっている。キャップローラ15の下方であっ
て該ローラ15の外周面に接近してパージ用細管19が設け
られていたチューブ20に接続し、更に密閉状の廃液タン
ク21に接続している。該廃液タンク21は更に吸引用のチ
ューブ22を介して排気用のエアポンプ23に接続してい
る。
前述のパージ動作によって、記録ヘッド1内の気泡や
異物が加圧インクと共に排出されると、これらは前記キ
ャップローラ15の外周面とこれに近接して対峙する記録
ヘッド1のノズル面2Aとの間に溜ってインクの液柱(イ
ンクコラム)を形成する。このインクコラムは、エアポ
ンプ23による吸引空気流によって細管19から吸引され
て、チューブ20を通って廃液タンク21内に貯溜される。
このようなパージ動作を所定時間、例えば約5秒行な
うと、記録ヘッド1内の気泡や異物は除去されて目詰り
がなくなる。次に加圧インク流の供給をやめ、所定時
間、例えば約10秒経過した後にエアポンプによる吸引を
開始すると、インクコラムは消滅し定常のインク液圧に
復帰し、再び正常のインク滴噴射が可能になる。次いで
噴射ミス検知装置14の位置に記録ヘッド1を移行して対
峙せしめ、各ノズルから順次インク滴を噴射せしめて噴
射ミスの有無を検知する。
なお、インク噴射異常を回復せしめるパージ手段を動
作せしめる各部材、即ち圧電変換素子4、パルス発生器
9、駆動回路25、モータ13、モータ18、排気用エアポン
プ23、加圧用エアポンプ24は何れもマイクロコンピュー
タ26の指令によって動作される。
第5図は本発明による圧電変換素子4の駆動制御回路
を示す。これはマイクロコンピュータ(以下CPUと略記
する)26を用いて圧電変換素子4の駆動用電気パルスの
幅を可変設定できるようにするものである。先ず電気パ
ルスを印字時とパージ時とをそれぞれ別個に設定する。
例えば印字時には110μsecのパルス幅を発生するが、パ
ージ励振時には3μsecのパルス幅の電気パルスを発生
するようにする。パルス幅の設定は予め例えばROM(リ
ードオンリーメモリ)に書き込んでおいて、その後に読
み込んでパルス幅の指令を発生する。上記所定のパルス
幅がCPU26より指令され、パルス発生器9に入力され
る。TR1は信号をON,OFFするトランジスタである。27は
高電圧電源であり、例えば120Vに設定されている。R
は固定抵抗器、Rはライズタイム調整用の半固定抵抗器
である。
今、TR1のベースにLowの信号が入力されると、TR1
非導通となり、電源27の電圧はTR2,TR3と半固定抵抗R
を経て、圧電変換素子(静電容量はC)に時定数τ=R
・Cで電圧を印加し充電していく。次に、TR1のベース
にHightの信号が入力されると、TR1は導通し圧電変換素
子4に充電された電気エネルギーは半固定抵抗R→ダイ
オードD→抵抗Rを通じて時定数τ=(R+R)・
Cにより放電される。
これにより、CPUからの指令に基づいたパルス発生器
からのパルス幅が十分長くとることによって、第6図
(A)に示すような電源電圧120Vのピーク値をもつ通常
の印字を行なう駆動パルスを得ることができる。またパ
ージを行なう際はCPUからの指令に基づいたパルス発生
器からの幅を短かくとるとパルス電圧が十分に立ち上が
らないうちに減衰してしまい第6図(B)に示すような
ピーク値30Vの信号を得ることができる。或いは、パル
ス発生器からのパルス幅を小さく周波数を高くし、高周
波でパルス幅の短かいピーク値の小さいパージ用パルス
を同様にCPUからの指令で作成することができる。(第
6図(C)参照) なおW1は印字時の電圧パルス幅、W2,W2′はパージ時
の電圧パルス幅である。以上のように1つの電源電圧を
用いて、CPUからの2種類若しくは2種類以上のパルス
幅のパルス信号の指令により、容易に2種類若しくは2
種類以上の電圧パルスが得られる。
また、複数のノズルを有する記録ヘッドにおいては、
各ノズル毎のインク流路(チャネル)のそれぞれがドラ
イブ特性が若干異なるため第5図の半固定抵抗R(又は
差し替え抵抗)の各チャネル毎に異ならしめている。こ
のような複数のチャネルの記録ヘッドでは、CPU26から
指令されるパルスが、各チャネルで同じパルス幅、例え
ばパージ時に3μsecのパルス幅のパルスを与えたので
は、各チャネル間でパルスのピーク電圧(例えば30V)
に差が大きくなる。このような複数チャネルの場合に
は、第5図のパルス発生器9から右側の駆動回路を各チ
ャネル毎に別系統で設け、CPU26からチャネル毎に異な
ったパルス幅のパルスを指令して与えてもよい。これに
より、各チャネルとも、ほぼ所定のピーク電圧値、例え
ば30Vとなるように揃えることが可能となる。
なお、パージ励振時のピーク電圧値は、実験の結果、
インク流路内にキャビテーションなどの不都合を起こさ
ないためには、インクに与える振動エネルギーをある程
度低くする必要があり、通常の印字時のピーク電圧値の
50%以下に下げるのがよいことが判明した。更に好まし
くは、パージ励振時のピーク電圧値を通常の印字時の電
圧値(例えば120V)の30%前後(例えば30V)とする
と、最も良い効率となる結果が得られた。
また、このようにして得たパージ励振用のパルス群の
繰り返し周波数は一定にしておくよりは、記録ヘッドの
共振周波数付近で掃引(スイープ)させると、効果は格
段に向上する。この共振周波数は記録ヘッド毎に固体差
があり、また同一の記録ヘッドでもチャネル毎に差があ
ることもあるので、これら共振周波数分散を含むある程
度広い周波数範囲で掃引することが好ましい。
第7図は可変高周波励振によるパージの一実施例を示
すタイミングチャートである。図において、A点は記録
ヘッドのパージ開始時点であり、パージ位置に移動され
た記録ヘッドには、インク供給系よりの加圧インク流が
流入開始される。その5秒後(B点)には、CPU26から
高周波パルスが指令され、圧電変換素子4にパルス電圧
が約30秒印加される。ここで高周波パルスは可変であっ
て、最初は6.5KHzで駆動を開始され、次第に高周波数が
増加され、30秒後のC点では12KHzに達する上昇掃引
(スイープ)である。このB−C間では周波数を177分
割し、各周波数は168m secの間駆動される。
次にC−D間では12KHzから6.5KHzに下降する掃引を3
0秒間行なう。この間の周波数分割は前記B−C間の場
合と同じでよい。
D点で高周波励振によるパージが終了した5秒後に、
加圧インク流給送によるパージ動作を終了する(E
点)。
その後、所定時間例えば16秒経過後に(F点)、記録
ヘッドを噴射ミス検知装置14に移行して対峙せしめ、各
ノズルから順次インク滴を噴射せしめて噴射ミスの有無
を検知する。この検知により正常噴射に復帰したことが
確認できたら、通常の印字を開始する。若しこの検知に
より依然異常噴射を検知したら、再度上記高周波励振パ
ージシーケンスを繰返す。
第8図は、本発明の他の実施例を示すものである。こ
の場合には機械的振動を発生させる手段として、通常の
記録動作時にインク液滴を噴射させるために使用する圧
電変換素子4とは別個に圧電変換素子28を用いたもので
ある。該圧電変換素子28は記録ヘッド1のインク流路近
傍、例えば圧力室3付近や圧力室3とノズル2を連通す
る頚部インク流路、或いは共同インク室6付近に固定さ
れ、第5図及び第7図において説明した手順によってパ
ージ動作を行い、同様の効果が得られる。
または、上記圧電変換素子28を記録ヘッド1に固定せ
ず、記録ヘッド1がパージ位置に移行すると、記録ヘッ
ド1と圧電変換素子28とは接触して、この圧電変換素子
28の前記励振により、同様の効果を記録ヘッド1にもた
らす。この圧電変換素子28と記録ヘッド1との接触方法
は、固定された圧電変換素子28に記録ヘッド1が移動し
てきて接触が完了するという方法を採ってもよい。、逆
に固定された記録ヘッド1に圧電変換素子28が移動して
来て接触が完了するという方法を採ってもよい。
また、上記圧電変換素子4または28としては、圧電変
換素子の他に、磁歪振動子、ホーン等が考えられる。
〔発明の効果〕
以上、詳細に説明したように、本発明のインクジェッ
ト記録装置によれば、記録ヘッドの圧力室やノズルから
成るインク流路内に発生、または浸入した気泡や固形物
を高い効果で排除することができ、印字品質低下を著し
く改善することができ、特に電源部を小形・簡易化し
て、動作の安定化を高め、かつ低価格化に有効なもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のインクジェット記録装置のインク供給系
路の模式図、第2図は従来の振動子駆動回路図、第3図
(A),(B)は従来の電圧波形図、第4図は本発明に
係るインクジェット記録装置の構成図、第5図は本発明
による圧電変換素子の駆動制御回路、第6図(A),
(B),(C)は、電圧波形図、第7図はタイミングチ
ャート、第8図は本発明による他の実施例を示す図であ
る。 1……記録ヘッド、2……ノズル 4……圧電変換素子、9……パルス発生器 26……CPU(マイクロコンピュータ) 27……高圧電源

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共同インク室、複数の圧力室、インク流路
    およびインク噴射ノズルを有する記録ヘッドを備え、記
    録時に、圧力室の圧電変換素子の動作により複数のイン
    ク噴射ノズルからインクを噴射するインクジェット記録
    装置において、 記録時の電源駆動回路とパージ時の電源駆動回路とを共
    通にし、前記圧電変換素子への記録信号が中断している
    非記録時のパージ動作時に、前記インク流路に圧電変換
    素子により機械的振動を与え、この非記録時における前
    記圧電変換素子に印加する電気信号のパルス幅を、記録
    時のパルス幅より短く、かつパルス電圧が十分に立ち上
    がらない長さとすることにより該電気信号の電圧のピー
    ク値を低くしたことを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  2. 【請求項2】前記圧電変換素子に印加する電気信号のパ
    ルス幅を短くすることにより、該電気信号の電圧のピー
    ク値を、前記パルス幅を短くする前の50%以下に低くし
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のイン
    クジェット記録装置。
  3. 【請求項3】前記圧電変換素子に印加する電気信号の繰
    り返し周波数を可変と成し、一定の範囲を掃引するよう
    にしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2
    項に記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】前記電気信号のパルス幅は、複数のインク
    流路毎にそれぞれ異なった値を設定することが可能と成
    すことにより、各インク流路における振動子駆動用電気
    信号のピーク電圧値が、各インク流路においてほぼ一定
    となるようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項又は第2項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】前記圧電変換素子がインク流路の近傍に設
    けられた磁歪形振動子であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】前記圧電変換素子が記録時にインク流路内
    のインクを加圧してノズルから噴射せしめるための駆動
    用振動子を兼用したことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】前記圧電変換素子による機械的振動動作を
    含む時間内、もしくは該機械的振動動作の終了後にイン
    クの流れを前記インク流路内に形成することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項に記載のインクジェット記録装
    置。
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JPS58132563A (ja) * 1982-02-02 1983-08-06 Konishiroku Photo Ind Co Ltd インクジエツト記録装置

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JPS60224553A (ja) 1985-11-08

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