JPS595582A - 整流子用接触片材料 - Google Patents
整流子用接触片材料Info
- Publication number
- JPS595582A JPS595582A JP11355482A JP11355482A JPS595582A JP S595582 A JPS595582 A JP S595582A JP 11355482 A JP11355482 A JP 11355482A JP 11355482 A JP11355482 A JP 11355482A JP S595582 A JPS595582 A JP S595582A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact piece
- thickness
- commutator
- plating
- piece material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、円筒状の整流子の外周面に固着して櫛歯状の
摺動用刷子と接触さセる接触片を作るヰ]料の改良に関
するものである。
摺動用刷子と接触さセる接触片を作るヰ]料の改良に関
するものである。
従来、この種の整流子用接触片材料には、Cu。
Cu−Zn等のCu合金が用いられてきたが、これらの
材料で作った接触片を円筒状の整流子の外周面に固着し
、これに櫛歯状の摺動用刷子を接触させて使用すると、
整流子の回転による接触片の摺動時、接触片は電気的1
機械的侵蝕により大幅に摩耗し、摺動用刷子の接触圧が
低くなり、接触抵抗が大幅に増大し、整流子の回転にむ
らが生しるものである。この為予め摺動用刷子の接触圧
を高めにすることが考えられるが、このようにすると益
々接触片が電気的2機械的侵蝕により摩耗し、短期間に
使用不能となって寿命が著しく短くなるものである。ま
た前記の材料で作った接触片は潤滑性に乏しい為、摺動
用側r−とのtg動開始直後、初期溶着を生起すること
があった。
材料で作った接触片を円筒状の整流子の外周面に固着し
、これに櫛歯状の摺動用刷子を接触させて使用すると、
整流子の回転による接触片の摺動時、接触片は電気的1
機械的侵蝕により大幅に摩耗し、摺動用刷子の接触圧が
低くなり、接触抵抗が大幅に増大し、整流子の回転にむ
らが生しるものである。この為予め摺動用刷子の接触圧
を高めにすることが考えられるが、このようにすると益
々接触片が電気的2機械的侵蝕により摩耗し、短期間に
使用不能となって寿命が著しく短くなるものである。ま
た前記の材料で作った接触片は潤滑性に乏しい為、摺動
用側r−とのtg動開始直後、初期溶着を生起すること
があった。
本発明は斯かる問題点を解決すべくなされたものであり
、摩耗しにくく、初期溶着を起すことの無い接触片材料
を提供せんとするものである。
、摩耗しにくく、初期溶着を起すことの無い接触片材料
を提供せんとするものである。
本発明の整流子用接触片材料は、Cu又はCu合金の表
面に2N4の被覆が施され、第1I’!はCr。
面に2N4の被覆が施され、第1I’!はCr。
Ni、Ni合金、Reのいずれかが厚さ1〜30μm、
第2層はSn、Inのいずれかが厚さ0.1〜20μm
の被覆であることを特徴とするものである。
第2層はSn、Inのいずれかが厚さ0.1〜20μm
の被覆であることを特徴とするものである。
このようにCu又はCu合金の表面に、Cr。
Nj、Ni合金、Reのいずれかを厚さ1〜30μm被
覆した理由は、Cu又はCu合金より成る接触片材料に
機械的な硬さを付与する為で、厚さ1μm未満ではその
効果が無く、厚さ30μmを超えると接触する相手側の
摺動用刷子を機械的に侵蝕して摩耗を早めるからである
。またこのCr。
覆した理由は、Cu又はCu合金より成る接触片材料に
機械的な硬さを付与する為で、厚さ1μm未満ではその
効果が無く、厚さ30μmを超えると接触する相手側の
摺動用刷子を機械的に侵蝕して摩耗を早めるからである
。またこのCr。
Ni、Ni合金、Reのいずれかの被覆の表面に3n、
[nのいずれかを厚さ0.1〜20μm被覆した理由は
、前記第11@!の被覆の表面に?IIJ清性をもたせ
て更に摩耗を減少させ且つ摺動開始直後の初期溶着を防
止する為で、厚さ0.1μmではその効果が無く、厚さ
20μmを超えても表面の潤滑性がそれ以上向上するこ
とが無いからである。
[nのいずれかを厚さ0.1〜20μm被覆した理由は
、前記第11@!の被覆の表面に?IIJ清性をもたせ
て更に摩耗を減少させ且つ摺動開始直後の初期溶着を防
止する為で、厚さ0.1μmではその効果が無く、厚さ
20μmを超えても表面の潤滑性がそれ以上向上するこ
とが無いからである。
吹に本発明による整流子用接触片材料の効果を明瞭にす
る為にその具体的な実施例と従来例について説明する。
る為にその具体的な実施例と従来例について説明する。
(実施例1〕
厚さ1鶴のCu板の表面に厚さ10μmのCrめっきを
施し、そのCrめっきの表面に厚さ10μmのSnめっ
きを施して接触片材料を得た。
施し、そのCrめっきの表面に厚さ10μmのSnめっ
きを施して接触片材料を得た。
〔実施例2〕
厚さl鶴のCu−Zn20重量%板の表面に厚さ15μ
mのNiめっきを施し、そのNiめっきの表面に厚さ7
μmのInめっきを施して接触片材料を得た。
mのNiめっきを施し、そのNiめっきの表面に厚さ7
μmのInめっきを施して接触片材料を得た。
〔実施例3〕
厚さl鶴のCu−Zn20重量%板の表面に厚さ20μ
mのNi−Cr3重量%めっきを施し、そのNi−Cr
めっきの表面に厚さ15μmのSnめっきを施して接触
片材料を得た。
mのNi−Cr3重量%めっきを施し、そのNi−Cr
めっきの表面に厚さ15μmのSnめっきを施して接触
片材料を得た。
〔実施例4〕
厚さ1顛のCu−Ni30重量%板の表面に厚さ15μ
mのReめっきを施し、そのReめっきの表面に厚さ1
0μmのInめっきを施して接触片材料を得た。
mのReめっきを施し、そのReめっきの表面に厚さ1
0μmのInめっきを施して接触片材料を得た。
〔実施例5〕
厚さl *mのCu板の表面に厚さ10μmのNi、め
っきを施し、そのNiめっきの表面に厚さ5μmのSn
めっきを施して接触片材料を得た。
っきを施し、そのNiめっきの表面に厚さ5μmのSn
めっきを施して接触片材料を得た。
〔実施例6〕
厚さ1箇真のCu−Zn20重量%板の表面に厚さ10
8mのReめっきを施し、そのReめっきの表面に厚さ
2μmのInめっきを1μm施して接触片材料を得た。
8mのReめっきを施し、そのReめっきの表面に厚さ
2μmのInめっきを1μm施して接触片材料を得た。
〔従来例1. 2. 3. )
厚さl u+のCu板、厚さ1顛のCu−Zn20重量
%板、厚さ1m1lのCu−Nt30重量%より成る接
触片材料。
%板、厚さ1m1lのCu−Nt30重量%より成る接
触片材料。
さて、これら実施例1〜6及び従来例1〜3の接触片材
料にて幅7龍、長さ10鰭の接触片を作り、これらを直
径7mm、長さ10鮪の整流子の外周面に等間隔に3枚
固着し、これにりん青銅より成る櫛歯状のtN動用刷子
(厚さ0.2+u、幅8龍。
料にて幅7龍、長さ10鰭の接触片を作り、これらを直
径7mm、長さ10鮪の整流子の外周面に等間隔に3枚
固着し、これにりん青銅より成る櫛歯状のtN動用刷子
(厚さ0.2+u、幅8龍。
長さ10龍で、幅2龍、長さ8龍の刷子帯材が1鶴間隔
に3枚有する)を接触力15gで接触させて接触抵抗3
0mΩで摺動試験を行った処、従来例1〜3の接触片材
料にて作った接触片を有する整流子は10時間の継続試
験により厚さ1龍の接触片が0.2,4讃乃至0.31
まで大量に摩耗し、接触抵抗が250〜450mΩとな
って大幅に増大し、整流子の回転にむらが生じた。また
、さらに引き続き摺動試験を継続した処、25時間乃至
30時間で全て使用不能となった。これに対し実施例1
〜6の接触片材料にて作った接触片を有する整流子は1
0時間の継続試験により厚さ1flの接触片が0.07
mm乃至Q、l+*mと僅かしか摩耗せず、接触抵抗は
70〜80mΩと極く僅かしか増大せず、整流子の回転
にはむらが生じなかった。また、さらに引き続き摺動試
験を25時間継続した処2、その摩耗量は僅かで使用不
能となるものは皆無であった。
に3枚有する)を接触力15gで接触させて接触抵抗3
0mΩで摺動試験を行った処、従来例1〜3の接触片材
料にて作った接触片を有する整流子は10時間の継続試
験により厚さ1龍の接触片が0.2,4讃乃至0.31
まで大量に摩耗し、接触抵抗が250〜450mΩとな
って大幅に増大し、整流子の回転にむらが生じた。また
、さらに引き続き摺動試験を継続した処、25時間乃至
30時間で全て使用不能となった。これに対し実施例1
〜6の接触片材料にて作った接触片を有する整流子は1
0時間の継続試験により厚さ1flの接触片が0.07
mm乃至Q、l+*mと僅かしか摩耗せず、接触抵抗は
70〜80mΩと極く僅かしか増大せず、整流子の回転
にはむらが生じなかった。また、さらに引き続き摺動試
験を25時間継続した処2、その摩耗量は僅かで使用不
能となるものは皆無であった。
また摺動試験開始直後に摺動用刷子と初期溶着するもの
が、従来例1〜3接触片材料にて作った接触片を有する
整流子では100個中5個もあったのに対し、実施例1
〜6の接触片材料にて作った接触片を有する整流子では
100個中皆無であった。
が、従来例1〜3接触片材料にて作った接触片を有する
整流子では100個中5個もあったのに対し、実施例1
〜6の接触片材料にて作った接触片を有する整流子では
100個中皆無であった。
尚、本発明の実施例では接触片材料の被覆をめっきによ
り施しているが、これに限るものではなく、スパッタリ
ング、イオンブレーティング、溶射、蒸着等の手段で施
しても良いものである。
り施しているが、これに限るものではなく、スパッタリ
ング、イオンブレーティング、溶射、蒸着等の手段で施
しても良いものである。
以上詳記した通り本発明の整流子用接触片材料は、Cu
又はCu合金の表面にCr、Ni、Ni合金、Reのい
ずれかの被覆が施され、その表面にSn、rnのいずれ
かの被覆が施されて構成されているので、表面層は機械
的な硬さが高く、且つ潤滑性に優れているので、この接
触片材料にて作った整流子の接触片は、摺動用刷子との
回転摺動時、電気的2機械的侵蝕により摩耗する量が極
めて僅かである。従って摺動用刷子の接触圧は殆んど変
りなく、接触抵抗が大幅に増大することがないので、整
流子の回転にむらが生じることが無く、整流子の寿命も
増長するものである。また表面層が前記の如く潤滑性に
優れているので、摺動用刷子との回転摺動開始直後の初
期溶着を防止できるものである等の優れた効果がある。
又はCu合金の表面にCr、Ni、Ni合金、Reのい
ずれかの被覆が施され、その表面にSn、rnのいずれ
かの被覆が施されて構成されているので、表面層は機械
的な硬さが高く、且つ潤滑性に優れているので、この接
触片材料にて作った整流子の接触片は、摺動用刷子との
回転摺動時、電気的2機械的侵蝕により摩耗する量が極
めて僅かである。従って摺動用刷子の接触圧は殆んど変
りなく、接触抵抗が大幅に増大することがないので、整
流子の回転にむらが生じることが無く、整流子の寿命も
増長するものである。また表面層が前記の如く潤滑性に
優れているので、摺動用刷子との回転摺動開始直後の初
期溶着を防止できるものである等の優れた効果がある。
出願人 田中貴金属工業株式会社
421−
Claims (1)
- Cu又はCu合金より成る整流子用接触片材料に於いて
、該接触片材料の表面に2層の被覆が施され、第1層は
Cr、Ni、Ni合金、Reのいずれかが厚さ1〜30
μm1第2層はSn、Inのいずれかが厚さ0.1〜2
0μmの被覆であることを特徴とする整流子用接触片材
料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11355482A JPS595582A (ja) | 1982-06-30 | 1982-06-30 | 整流子用接触片材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11355482A JPS595582A (ja) | 1982-06-30 | 1982-06-30 | 整流子用接触片材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS595582A true JPS595582A (ja) | 1984-01-12 |
JPH0259237B2 JPH0259237B2 (ja) | 1990-12-11 |
Family
ID=14615230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11355482A Granted JPS595582A (ja) | 1982-06-30 | 1982-06-30 | 整流子用接触片材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS595582A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61177393A (ja) * | 1985-01-31 | 1986-08-09 | Furukawa Electric Co Ltd:The | リン青銅のSn又はSn合金メツキ方法 |
WO2002057511A1 (fr) * | 2001-01-19 | 2002-07-25 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Materiau revetu d'un placage metallique et son procede de preparation, et pieces electriques et electroniques les utilisant |
CN1325696C (zh) * | 2001-01-31 | 2007-07-11 | 同和矿业株式会社 | 耐热性保护薄膜,其制造方法及电气电子元件 |
CN111009759A (zh) * | 2019-12-23 | 2020-04-14 | 苏州威贝斯特电子科技有限公司 | 一种端子组合物及其插座连接器用制品 |
-
1982
- 1982-06-30 JP JP11355482A patent/JPS595582A/ja active Granted
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61177393A (ja) * | 1985-01-31 | 1986-08-09 | Furukawa Electric Co Ltd:The | リン青銅のSn又はSn合金メツキ方法 |
JPH0148355B2 (ja) * | 1985-01-31 | 1989-10-18 | Furukawa Electric Co Ltd | |
WO2002057511A1 (fr) * | 2001-01-19 | 2002-07-25 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Materiau revetu d'un placage metallique et son procede de preparation, et pieces electriques et electroniques les utilisant |
US6770383B2 (en) | 2001-01-19 | 2004-08-03 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Plated material, method of producing same, and electrical/electronic part using same |
CN1318647C (zh) * | 2001-01-19 | 2007-05-30 | 古河电气工业株式会社 | 电镀材料及其制造方法、使用了该材料的电气电子部件 |
KR100836540B1 (ko) * | 2001-01-19 | 2008-06-10 | 후루까와덴끼고오교 가부시끼가이샤 | 도금재료와 그 제조방법, 이를 사용한 전기,전자부품 |
CN1325696C (zh) * | 2001-01-31 | 2007-07-11 | 同和矿业株式会社 | 耐热性保护薄膜,其制造方法及电气电子元件 |
CN111009759A (zh) * | 2019-12-23 | 2020-04-14 | 苏州威贝斯特电子科技有限公司 | 一种端子组合物及其插座连接器用制品 |
CN111009759B (zh) * | 2019-12-23 | 2021-08-20 | 苏州威贝斯特电子科技有限公司 | 一种端子组合物及其插座连接器用制品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0259237B2 (ja) | 1990-12-11 |
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