JPS59811A - 摺動接点用刷子材料 - Google Patents
摺動接点用刷子材料Info
- Publication number
- JPS59811A JPS59811A JP11133082A JP11133082A JPS59811A JP S59811 A JPS59811 A JP S59811A JP 11133082 A JP11133082 A JP 11133082A JP 11133082 A JP11133082 A JP 11133082A JP S59811 A JPS59811 A JP S59811A
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- JP
- Japan
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- sliding
- brush material
- brush
- thickness
- plating
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
木発明は、ばね台材に取付けて摺動接点として使用する
櫛歯状の摺動用刷子を作る刷子材料の改良に関するもの
である。
櫛歯状の摺動用刷子を作る刷子材料の改良に関するもの
である。
従来、この種刷子材料には、Cu−Be、Cu−Ni、
Cu−3n、Cu−Ni−Zn、Cu−Ti、 りん
青銅等のCu基合金が用いられてきたが、これ等のCu
基合金で作った櫛歯状の摺動用刷子をばね台材に取付け
て摺動接点として整流子に接触させて使用すると、整流
子の回転による摺(1) 動接点の摺動時、櫛歯状の摺動用刷子の接触部が電気的
、機械的侵蝕により著しく摩耗する為、寿命が短いもの
であt。また摩耗粉によりノイズが発生するものである
。
Cu−3n、Cu−Ni−Zn、Cu−Ti、 りん
青銅等のCu基合金が用いられてきたが、これ等のCu
基合金で作った櫛歯状の摺動用刷子をばね台材に取付け
て摺動接点として整流子に接触させて使用すると、整流
子の回転による摺(1) 動接点の摺動時、櫛歯状の摺動用刷子の接触部が電気的
、機械的侵蝕により著しく摩耗する為、寿命が短いもの
であt。また摩耗粉によりノイズが発生するものである
。
本発明は斯かる問題を解決すべくなされたものであり、
電気的9機械的侵蝕による摩耗が極めて少ない安定した
櫛歯状の摺動用刷子を作ることのできる摺動接点用刷子
材料を提供せんとするものである。
電気的9機械的侵蝕による摩耗が極めて少ない安定した
櫛歯状の摺動用刷子を作ることのできる摺動接点用刷子
材料を提供せんとするものである。
本発明の摺動接点用刷子材料は、Cu基合金の表面に2
層の被覆が施され、第1層はCr、Ni。
層の被覆が施され、第1層はCr、Ni。
Ni合金、Reのいずれかが厚さ1〜20μm、第2層
はSn、Inのいずれかが厚さ0.1−10μmの被覆
であることを特徴とするものである。
はSn、Inのいずれかが厚さ0.1−10μmの被覆
であることを特徴とするものである。
このようにCu基合金の表面に第1層としてCr、Ni
、Ni合金、Reのいずれかを厚さ1〜20μm被覆し
た理由は、Cu基合金の刷子材料に機械的な硬さを付与
して摺動時の耐摩耗性を向上させる為で、厚さ1μm未
満ではその効果が無く、厚さ20μmを越えるとばね性
が低下して(2) 摺動時の相手方である整流子の摩耗を早めるからである
。第2層として前記第1層の表面にSn。
、Ni合金、Reのいずれかを厚さ1〜20μm被覆し
た理由は、Cu基合金の刷子材料に機械的な硬さを付与
して摺動時の耐摩耗性を向上させる為で、厚さ1μm未
満ではその効果が無く、厚さ20μmを越えるとばね性
が低下して(2) 摺動時の相手方である整流子の摩耗を早めるからである
。第2層として前記第1層の表面にSn。
Inのいずれかを厚さ0.1〜10μm被覆した理由は
、第1層の表面に潤滑性をもたせて更に摩耗を減少させ
ると共に摺動開始後の初期溶着を防止する為で、厚さ0
.1μm未満ではその効果が無く、厚さ10μmを超え
ても潤滑性による摩耗減少効果が格別に向上するもので
はなく、10μm以下で充分初期溶着を防止できるもの
である。
、第1層の表面に潤滑性をもたせて更に摩耗を減少させ
ると共に摺動開始後の初期溶着を防止する為で、厚さ0
.1μm未満ではその効果が無く、厚さ10μmを超え
ても潤滑性による摩耗減少効果が格別に向上するもので
はなく、10μm以下で充分初期溶着を防止できるもの
である。
次に本発明の摺動接点用刷子材料の効果を明らかにする
為にその具体的な実施例と従来例について説明する。
為にその具体的な実施例と従来例について説明する。
〔実施例1〕
Cu−Beの表面にCrめっきを5μm施し、その上に
Snめっきを5μm施して、摺動接点用刷子材料を得た
。
Snめっきを5μm施して、摺動接点用刷子材料を得た
。
〔実施例2〕
Cu−Ni30重量%の表面にCrめうきを1〔μm施
し、その上にlnめっきを2μm施して、摺動接点用刷
子材料を得た。
し、その上にlnめっきを2μm施して、摺動接点用刷
子材料を得た。
(3)
(実施例3〕
Cu−3nlO重景%の表面にNiめっきを15μm施
し、その上にInめっきを8μm施して、摺動接点用刷
子材料を得た。
し、その上にInめっきを8μm施して、摺動接点用刷
子材料を得た。
〔実施例4〕
Cu−NilO重量%−Zn2重量%の表面にReめっ
きを10μm施し、その上にInめっきを4μm施して
、摺動接点材料を得た。
きを10μm施し、その上にInめっきを4μm施して
、摺動接点材料を得た。
〔実施例5〕
りん青銅の表面にCrめっきを3μm施し、その上にS
nめっきを0.5μm施して、摺動接点用刷子材料を得
た。
nめっきを0.5μm施して、摺動接点用刷子材料を得
た。
〔実施例6〕
CLI−Ti3重量%の表面にNiめっきを5μm施し
、その上にSnめっきを1μm施して、摺動接点用刷子
材料を得た。
、その上にSnめっきを1μm施して、摺動接点用刷子
材料を得た。
〔従来例1〜6〕
上記実施例の摺動接点用刷子材料と同一基材で2層のめ
っきを施さない摺動接点用刷子材料。
っきを施さない摺動接点用刷子材料。
然してこれら実施例1〜6及び従来例1〜6の(4)
摺動接点用刷子材料にて櫛歯状の摺動用刷子を各100
個作り、これらを夫々ばね台材に取付けて摺動接点とし
てCu−Zn20重量%より成る整流子に接触させて使
用し、摩耗量を測定した処、従来例1〜6の摺動接点用
刷子材料にて作った摺動用刷子は100時間の継続使用
に於いて、5〜7 m gと極めて摩耗量が多かったの
に対し、実施例1〜6の摺動接点用刷子材料にて作った
摺動用刷子は100時間の継続使用に於いて2〜3 m
gと極めて摩耗量が少なかった。また従来例1〜6の
摺動接点用刷子材料にて作った摺動用刷子は摺動開始後
に初期溶着するものが6〜7個あったのに対し、実施例
1〜6の摺動接点用刷子材料にて作った摺動用刷子は摺
動開始後に初期溶着するものが皆無であった。
個作り、これらを夫々ばね台材に取付けて摺動接点とし
てCu−Zn20重量%より成る整流子に接触させて使
用し、摩耗量を測定した処、従来例1〜6の摺動接点用
刷子材料にて作った摺動用刷子は100時間の継続使用
に於いて、5〜7 m gと極めて摩耗量が多かったの
に対し、実施例1〜6の摺動接点用刷子材料にて作った
摺動用刷子は100時間の継続使用に於いて2〜3 m
gと極めて摩耗量が少なかった。また従来例1〜6の
摺動接点用刷子材料にて作った摺動用刷子は摺動開始後
に初期溶着するものが6〜7個あったのに対し、実施例
1〜6の摺動接点用刷子材料にて作った摺動用刷子は摺
動開始後に初期溶着するものが皆無であった。
尚、本発明の摺動接点用刷子材料の2層の被覆はめっき
のみならず、スパッタリング、イオンブレーティング、
溶射、蒸着等の手段で施しても良いものである。
のみならず、スパッタリング、イオンブレーティング、
溶射、蒸着等の手段で施しても良いものである。
以上詳記した通り本発明の摺動接点用刷子材料(5)
は、Cu基合金の表面にCr、Ni、Ni合金。
Reのいずれかが被覆され、その上に3n、In。
のいずれかが被覆されているので、これにより作った摺
動用刷子は、機械的な硬さに優れ且つ表面層が潤滑性に
優れていて、整流子との摺動時電気的9機械的侵蝕によ
る摩耗が極めて少なく、寿命が増長し且つ摩耗粉による
ノイズの発生を抑制することができ、さらに摺動開始後
の初期溶着も防止できるという優れた効果がある。
動用刷子は、機械的な硬さに優れ且つ表面層が潤滑性に
優れていて、整流子との摺動時電気的9機械的侵蝕によ
る摩耗が極めて少なく、寿命が増長し且つ摩耗粉による
ノイズの発生を抑制することができ、さらに摺動開始後
の初期溶着も防止できるという優れた効果がある。
出願人 田中貴金属工業株式会社
(6)
Claims (1)
- Cu基合金より成る摺動接点用刷子材料に於いて、該刷
子材料の表面に2層の被覆が施され、第1層はCr、N
i、Ni合金、Reのいずれかが厚さ1〜20μm、第
2層はSn、Inのいずれかが厚さ0.1〜lOμmの
被覆であることを特徴とする摺動接点用刷子材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11133082A JPS59811A (ja) | 1982-06-28 | 1982-06-28 | 摺動接点用刷子材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11133082A JPS59811A (ja) | 1982-06-28 | 1982-06-28 | 摺動接点用刷子材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59811A true JPS59811A (ja) | 1984-01-06 |
JPH0368499B2 JPH0368499B2 (ja) | 1991-10-28 |
Family
ID=14558467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11133082A Granted JPS59811A (ja) | 1982-06-28 | 1982-06-28 | 摺動接点用刷子材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59811A (ja) |
-
1982
- 1982-06-28 JP JP11133082A patent/JPS59811A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0368499B2 (ja) | 1991-10-28 |
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