JPS59551B2 - 機械練り透明固形洗剤の製造法 - Google Patents

機械練り透明固形洗剤の製造法

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JPS59551B2
JPS59551B2 JP15211579A JP15211579A JPS59551B2 JP S59551 B2 JPS59551 B2 JP S59551B2 JP 15211579 A JP15211579 A JP 15211579A JP 15211579 A JP15211579 A JP 15211579A JP S59551 B2 JPS59551 B2 JP S59551B2
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JP
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solid detergent
transparent solid
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kneaded
detergent
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JP15211579A
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博史 横田
一民 坂本
将博 竹原
恭謙 薄羽
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Ajinomoto Co Inc
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Ajinomoto Co Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はN−長鎖アシル酸性アミノ酸アルカリ金属塩、
アンモニウム塩またはアルカノールアミン塩を主剤とし
た機械練り透明固形洗剤の製造法に関するものである。
従来用いられている透明固形洗剤は脂肪酸石けんを主材
とし、これに透明化剤としてグリセリン、砂糖などを添
加して枠線り法で製造されている。
枠線り法は安定な形状を得るためには約30日〜60日
の長期間を要し、工業的には極めて非効率な製造法であ
る。しかるに透明石けんは石けんに高級感を付与し商品
価値の向上に役立つている。しかしながら透明化によつ
て基剤の持つ性質が本質的に変わることはない。ところ
で脂肪酸石けんの場合、不純物として含まれる遊離アル
カリや使用時の加水分解によるpH上昇等に起因する皮
膚への刺激、硬水中での泡立ちの減少および使用時の石
けんガスの生成などの欠点は避けられない。
本発明者らはこのような現在の透明石けんの欠点を解消
すべく皮膚に対して温和でソフトな感触を有し、しかも
形状保持性、洗浄力の優れた界面活性剤であるN−長鎖
アシル酸性アミノ酸塩に注目し、これを基剤とする機械
練りによる透明固形洗剤を開発すべく鉛意研究の結果本
発明を完成した。
すなわち本発明は、炭素数10ないし22のアシル基を
有する中和度1.5当量以上のN−長鎖アシルグルタミ
ン酸のアルカリ金属塩、アンモニウム塩およびアルカノ
ールアミン塩のうちの少くとも1種に適当量の水を加え
、さらに必要により透明化剤を添加した後、機械的に混
練することを特徴とする機械練り透明固形洗剤の製造法
である。
本発明の透明固形洗剤の主剤として用いられるN−長鎖
アシル酸性アミノ酸塩において、酸性アミノ酸としては
アスパラギン酸、グルタミン酸、システイン酸、および
ホモシステイン酸から選ばれた少くとも1種が、光学活
性およびラセミ体の区別なく用いられる。アシル基とし
ては炭素数10ないし22のアシル基を有する飽和およ
び/または不飽和の直鎖状または分岐状脂肪酸が用いら
れる。さらにN−アシル酸性アミノ酸の中和に用いる塩
基としてはナトリウム、カリウム、リチウムなどのアル
カリ金属、アンモニア、モノエタノールアミン、ジエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン、2−アミノ−2
−メチル−1−プロパノールなどのアルカノールアミン
等が用いられ、その中和度は1.5当量以上で用いられ
るが、透明度および泡立ち性の点から1.7〜2.0当
量の範囲で用いることが好ましい。さらに透明性を向上
させる添加剤として、グリセリン、ジグリセリン、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、ゾルピットな
どの多価アルコール類や、ブドウ糖、果糖、シヨ糖など
の炭水化物およびチオ尿素、尿素、マルチトールなどの
透明化剤を用いると製品の品質がさらに改善される。
以上の素材から機械練り法によつて透明固形洗剤を製造
するには以下の方法を用いる。
すなわち上記N−アシル酸性アミノ酸塩に適当量の水を
加えさらに必要に応じて上記透明化剤を添加した後、ロ
ールまたはペレタイザ一等で充分混練すると透明なシー
トまたはペレツトが得られ、これを通常の石けん製造法
と同様に押出し機にかけた後型打ちすればよい。このロ
ールまたはペレタイザ一で混練して透明な混合物とする
工程が本発明の固形洗剤の製造法の特徴とするところで
あり、従来の枠線り法に比べて生産性がはるかに高い。
なお上記素材にエタノール等の低級アルコールを加えて
溶解後数十日熟成後、型打ちする枠線り法でも透明固形
洗剤が得られることはいうまでもないが、機械練り法と
比較した場合品質、生産性いずれの面でも利するところ
はない。本発明にしたがつて機械練り透明固形洗剤を製
造するに際し、上記N−アシル酸性アミノ酸塩に加える
水の量は20〜60重量%の範囲内で任意に選ぶことが
でき、その最適量はアシル基の種類、塩の種類および中
和度、さらには添加物の種類と添加量によつて異なるが
、例えば炭素数10〜18の直鎖脂肪酸アシル酸性アミ
ノ酸塩の場合には30〜50重量%が好ましい。
また透明化剤の添加量も必要に応じて選べるが、通常1
〜30重量%が好ましい。本発明の機械練り透明固形洗
剤の製造に際しては必要に応じ香料、着色料などの補助
剤を適宜添加することができる。
さらに洗浄性や泡立ちを調整する目的で他のアニオン界
面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イ
オン界面活性剤等を透明性を阻害しない範囲で添加する
ことは何等差支えない。これらのものには例えば、脂肪
酸石けん、高級アルコール硫酸エステル塩、ポリオキシ
エチレン高級アルコールリン酸エステルおよびその塩、
スルホン化高級脂肪酸アルコールエステル塩、高級アル
コールスルホコハク酸エステル塩、イセチオン酸高級脂
肪酸エステル塩、αスルホ高級アルコール酢酸エステル
塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、脂肪酸アルカ
ノールアミドおよびそのエチレンオキシド縮合物、ポリ
オキシエチレン高級脂肪酸モノエタノールアミドリン酸
エステル、N−アシルペプチド塩アルキルイミノジ酢酸
塩、高級アルキルジメチルベタインなどがあげられるが
、これらに限定されることはない。以上の方法によつて
製造された機械練り透明固形洗剤は次のような優れた性
能と利点を有する。
(1) N−アシル酸性アミノ酸塩を主剤として用いた
ことにより皮膚に対してマイルドであり、しつとりとし
た使用感が得られる。(2)硬水に対しても良好な起泡
力、洗浄力を示す。
(3)機械練りにより生産性が高い。以下実施例によつ
て本発明を更に詳細に説明する。
実施例 1 表1に示す種々の中和度のN−ラウロイル一Lグルタミ
ン酸ナトリウム塩50重量部に水50重量部を加えて小
型ロールで混練後、小型石けん押出機にかけて得た棒状
洗浄剤を足踏式型打機で成型した。
各工程における作業性および得られた固形洗浄剤の性状
を表1に示した。尚以下の実施例の結果も同じ表示法を
用いた。
表1から明らかのようにN−ラウロイル一Lグルタミン
酸の中和度1.5以上で透明性の良好な固形洗浄剤が得
られた。また泡立ち性も良好であつた。実施例 2 表2に示す種々の中和度のN一硬化牛脂脂肪酸アシル−
L−グルタミン酸ナトリウム塩50重量部に水50重量
部を加えて小型ロールで混練後、小型石けん押出機にか
けて得た棒状洗浄剤を足踏式型打機で成型した。
各工程における作業性および得られた固形洗浄剤の性状
を表2に示した。表2から明らかなようにN一硬化牛脂
脂肪酸、アシル−L−グルタミン酸の中和度1.5以上
で透明性の良好な固形洗浄剤が得られた。また泡立ち性
も良好であつた。実施例 3 表8に示す種々の中和度のN−パルミトイルL−グルタ
ミン酸カリウム塩50重量部に水50重量部を加えて小
型ロールで混練後、小型石けん押出機にかけて得た棒状
洗浄剤を足踏式型打機で成型した。
各工程における作業性および得られた固形洗浄剤の性状
を表3に示した。表3から明らかなようにN−パルミト
イル一Lグルタミン酸の中和度1.5以上で透明性の良
好な固形洗浄剤が得られた。
また泡立ち性も良好であつた。実施例 4 上記の配合/16.18を混合した後、実施例1に準じ
て混練し、成型した。
配合S).18 配合還18によつて得られた洗浄剤はN−ステアロイル
一DL−グルタミン酸の中和度1.7のもので、透明性
、泡立ち性が良好であつた。
実施例 5 下記の配合./F6.l9を混合した後、以下実施例1
に準じて混練し、成型した。
配合廃19 〆J〜′j) 配合A6.l9によつて得られた洗浄剤はNラウロイル
一L−グルタミン酸の中和度1.8のもので、透明性、
泡立ち性いずれも良好であつた。
実施例 6 下記の配合滝20を混合した後、以下実施例1に準じて
混練し、成型した。
配合滝20 ノノt1ノ′辱ν響ν 配合.46.20によつて得られた洗浄剤はN−パルミ
トイル一L−グルタミン酸の中和度1.9のもので、透
明性、泡立ち性いずれも良好であつた。
実施例 7下記の配合A6.2lを混練した後、以下実
施例1に準じて混練し、成型した。
配合雇21 N−ラウロイル一L−グルタ 配合A6.2lによつて得られた洗浄剤は、透明性、泡
立ち性いずれも良好であつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 炭素数10ないし22のアシル基を有する中和度1
    .5当量以上のN−長鎖アシルグルタミン酸のアルカリ
    金属塩、アンモニウム塩およびアルカノールアミン塩の
    うちの少くとも1種に適当量の水を加え、さらに必要に
    より透明化剤を添加した後、機械的に混練することを特
    徴とする機械練り透明固形洗剤の製造法。
JP15211579A 1979-11-26 1979-11-26 機械練り透明固形洗剤の製造法 Expired JPS59551B2 (ja)

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JPS5676499A JPS5676499A (en) 1981-06-24
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JPS61233097A (ja) * 1985-04-08 1986-10-17 株式会社資生堂 液体洗浄剤組成物
JPH0676593B2 (ja) * 1989-09-29 1994-09-28 株式会社資生堂 透明固形洗浄剤
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