JPS59550B2 - 新規な透明固形洗浄剤 - Google Patents

新規な透明固形洗浄剤

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JPS59550B2
JPS59550B2 JP6678879A JP6678879A JPS59550B2 JP S59550 B2 JPS59550 B2 JP S59550B2 JP 6678879 A JP6678879 A JP 6678879A JP 6678879 A JP6678879 A JP 6678879A JP S59550 B2 JPS59550 B2 JP S59550B2
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JP
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孝久 小川
将博 竹原
徹哉 長島
恭謙 薄羽
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Ajinomoto Co Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は透明固形洗浄剤に関し、詳しくはN一長鎖アシ
ル−光学活性酸性アミノ酸の塩基性アミノ酸塩を基剤と
して成型した新規な透明固形洗浄剤に関するものである
従来透明固形洗浄剤は脂肪酸石けんを基剤とし、砂糖、
グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール等の
サッカロイド類またはポリオール類を透明化剤として使
用し、これらを水−低級アルコール類に加熱溶解して枠
に流し込んで冷却固化するいわゆる枠線り法により製造
されているのが通例である。
しかしながらこのようにして製造された透明石けんは、
透明であるために高級感を与え商品価値の高いものであ
るが、本質的には通常の不透明な脂肪酸石けんと変りな
く、石けん中の遊離アルカリや使用時の加水分解による
pH上昇等によつて起る皮膚への刺激、硬水中での泡立
ちの悪さ、使用時の石けんガスの生成等の欠点が避けら
れない。このような脂肪酸石けんにみられる欠点を有せ
ず、皮膚に対して温和でソフトな感触を有し、しかも形
体保持性、洗浄力の優れた合成固形洗浄剤として、N−
長鎖アシル酸性アミノ酸塩を基剤とした固形洗浄剤が挙
げられ市販されているが、外観的には不透明なものであ
る。
脂肪酸石けんを基剤としこれにN−長鎖アシル酸性アミ
ノ酸モブナトリウム塩を添加剤として配合した透明な脂
肪酸石けんを製造する試みは既になされているが(特開
昭51−24606号公報)、N−長鎖アシル酸性アミ
ノ酸塩を基剤とし、商品価値を高めた透明固形洗浄剤に
ついては従来全く知られていない。
そこで本発明者等は脂肪酸石けんを基剤とせずにN一長
鎖アシルアミノ酸塩を基剤とした透明な固形洗浄剤を開
発すべく鋭意研究した結果、特定のN一長鎖アシル酸性
アミノ酸塩を用いればよいことを見いだし本発明を完成
するに至つた。
すなわち本発明はN一長鎖アシル一光学活性酸性アミノ
酸1モルに塩基性アミノ酸1乃至2モルを作用させて得
られるN一長鎖アシル一光学活性酸性アミノ酸の塩基性
アミノ酸塩を基剤として成型したことを特徴とする透明
固形洗浄剤である。本発明の透明固形洗浄剤の基剤とし
て用いられるN一長鎖アシル一光学活性酸性アミノ酸の
塩基性アミノ酸塩において、その光学活性酸性アミノ酸
はアスパラギン酸、グルタミン酸、システイン酸および
ホモシステイン酸から選ばれた少なくとも1種のD体ま
たはL体である。これに対し酸性アミノ酸成分がラセミ
体である場合には、透明性が劣り良好な透明固形洗浄剤
を得ることができない。またN一長鎖アシル一光学活性
酸性アミノ酸の中和に用いる塩基性アミノ酸は、リジン
、アルギニンおよびオルニチンから選ばれる少なくとも
1種で、これらの塩基性アミノ酸は光学活性体、ラセミ
体のいずれでもよいが、ラセミ体の場合は透明性が若干
低下する傾向がある。
塩基性アミノ酸による中和度はN一長鎖アシル−光学活
性酸性アミノ酸に対して1.0当量ないし2.0当量(
N一長鎖アシル一光学活性酸性アミノ酸1モルに対して
塩基性アミノ酸1モルないし2モル)で、中和度が1.
0当量未満では透明度および泡立ちが劣り、他方2.0
当量を超える場合には泡立ちが劣つたり硬さが充分でな
かつたり、場合によつては経時的に着色することもある
ので、好ましくない。
本発明の透明固形洗浄剤の基剤であるN一長鎖アシル−
光学活性酸性アミノ酸一塩基性アミノ酸塩において、長
鎖アシル基は炭素数10ないし20の飽和または不飽和
の脂肪酸残基で、とくに炭素数10ないし16の飽和脂
肪酸残基及び炭素数16ないし18の不飽和脂肪酸残基
の場合に透明度がすぐれている。
本発明の透明固形洗浄剤には従来透明石けんの製造に用
いられているグリセリン、ジグリセリン、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、ゾルピット等の多価ア
ルコール類や、ブドウ糖、果糖、シヨ糖などの透明化剤
および香料、着色料などの補助剤を適宜添加することが
できる。
さらに洗浄性や泡立ちを調整する目的で他種のアニオン
界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤を透
明性を阻害しない範囲で添加することは何等差支えない
。これらのものには脂肪酸石けん、高級アルコール硫酸
エステル塩、ポリオキシエチレン高級アルコール硫酸エ
ステル塩、高級アルコールリン酸エステルおよびその塩
、ポリオキシエチレン高級アルコールリン酸エステルお
よびその塩、ポリオキシエチレン高級脂肪酸リン酸エス
テルおよびその塩、スルホン化高級脂肪酸塩、スルホン
化高級脂肪酸アルコールエステル塩、高級アルコールス
ルホコハク酸エステル塩、イセチオン酸高級脂肪酸エス
テル塩、α−スルホ高級アルコール酢酸エステル塩、ラ
ウリン酸ジエタノールアミド、ステアリン酸ジエタノー
ルアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、ステアリ
ン酸モノエタノールアミドなどの高級脂肪酸とアルキロ
ールアミンとの縮合物およびそのエチレンオキサイド付
加物、ポリオキシエチレン高級脂肪酸モノエタノールア
ミドリン酸エステル、N一長鎖アシル酸性アミノ酸塩(
塩基性アミノ酸塩以外の塩例えばアルカリ金属塩、アン
モニウム塩、アルカノールアミン塩等)、N一長鎖アシ
ルザルコシン塩、N−長鎖アシル−N−アルキル−β−
アラニン塩などのN一長鎖アシルアミノ酸塩、N−アシ
ルペプタイド、ラウリルアミノプロピオン酸などの高級
アルキルアミノプロピオン酸塩、ラウリルイミノジ酢酸
塩などの高級アルキルイミノジ酢酸塩、高級アルキルジ
メチルベタイン、高級アルキルジヒドロキシエチルベタ
イン、N−アルキロイル一N′一(2−ヒドロキシエチ
ル)−N′一カルボキシメチルエチレンジアミン塩、N
−アルキロイル一N一(2−ヒドロキシエチノリ一N′
,N′−ビスカルボキシメチルエチレンジアミンなどの
アミンアミド化合物などがあげられるがこれらに限定さ
れることはない。脂肪酸石けんを基剤とした透明石けん
の製造には主として枠線り法が採用され、透明性のすぐ
れたものが得られるが、機械練り法では半透明なものし
か得られず市場ではごく一部しかみられないのが現状で
ある。
然るに本発明の透明固形洗浄剤は枠線り法ばかりでなく
機械練り法によつても透明度のすぐれた固形洗浄剤を得
ることができるののが大きな特徴である。本発明の目的
とする透明固形洗浄剤を枠線り法により製造するには、
エタノール等の低級アルコールと水の混合溶媒にN一長
鎖アシル一光学活性酸性アミノ酸一塩基性アミノ酸塩と
必要に応じて他の添加剤を溶解させ、これを型に注入し
て冷却固化させた後切断、乾燥、成型する通常の枠線り
石けんの製造方法を適用すればよい。
この際にエタノール等の低級アルコールと水の混合比率
は1:0.5ないし1:3が好ましく、又溶液中のN−
長鎖アシル一光学活性酸性アミノ酸一塩基性アミノ酸塩
等の濃度は40ないし75重量01)(混合溶媒が25
ないし60重量%)が好ましい。更に溶解を迅速かつ完
全にするために70〜85℃に加熱することが好ましい
。枠線り法を採用して本発明の目的とする透明固形洗浄
剤を製造する際の乾燥日数は通常の透明石けんの場合と
同様に約30日ないし60日を要すればよい。又機械練
り法で製造するには、N一長鎖アシル光学活性酸性アミ
ノ酸一塩基性アミノ酸塩に必要に応じて添加剤を加えた
ものに水を加え、これをロールおよびまたはペレタイザ
一で混練した後押出し型打ちすればよい。
加える水の量は塩基性アミノ酸による中和度が1.0〜
1.5当量のときは5〜25重量%、1.6〜2.0当
量のときは5〜35重量%であればよい。このようにし
て得られた本発明の透明固形洗浄剤は次のようなすぐれ
た性能と利点がある。
1.使用時のPHが弱酸性ないし中性であるため、石け
んではアルカリ性が強くて使用できない体質の人でも使
用することができる。
2.硬水に対して良好な起泡力および洗浄力を示す。
3.無刺激性で皮膚を荒らさず使用時の皮膚にしつとり
とした感触を与える。
4.枠線り法ばかりでなく、機械練り法でも製造するこ
とができるので生産性が高い。
以下実施例によつて本発明をさらに詳細に説明する。
例中の゛部゛はすべて重量部である。なお例中の各試験
は次のようにして行なつた。(1)透明性試験 厚さ20關の透明固型洗浄剤を活字の上に置き、はつき
り判読できる文字が26ポイントより小さいものを○、
26ポイントより大きいものを△、ポイント活字をまつ
たく判読できないものを×とした。
(2)泡立ち試験 20名の成人(男10名、女10名)に約40℃の温水
で手洗い試験を行わせ、固形洗浄剤の泡立ちが市販透明
石けんと比較して同等の場合0、これよりすぐれている
場合+1、劣る場合一1の評価点数をつけて20名の評
価点数の合計に従つて次のように判定した。
(3) PHの測定 各固形洗浄剤の1%水溶液の40℃におけるPHをガラ
ス電極PH計で測定した。
実施例1〜6、比較例1〜4 第1表に示される各種のN一長鎖アシル酸性アミノ酸一
塩基性アミノ酸塩50部をエタノール20部と水30部
の混合溶媒に加え、80〜85℃で加熱溶解して透明な
溶液とし、これを枠に流し込んで冷却固化した後、抜き
だして30日間室内で乾燥した。
次いで、常法により足踏式型打ち機で成型し、透明性、
泡立ちおよびPHを測定した。その結果を第1表に示す
。但し第1表中実施例4、比較例3の混合脂肪酸はアン
油脂肪酸15%と半硬化牛脂脂肪酸85%よりなる混合
脂肪酸である。
第1表の結果より、N一長鎖アシル酸性アミノ酸一塩基
性アミノ酸塩の酸性アミノ酸が光学活性体で、塩基性ア
ミノ酸による中和度が1.0〜2.0当量のときに透明
性および泡立ちのすぐれた固形洗浄剤が得られることが
予解されよう。
実施例7〜13、比較例5〜9 第2表に示した各種のN一長鎖アシル酸性アミノ酸一塩
基性アミノ酸塩80部に水20部を加え、小型ロールで
充分混練した後口金を40℃に保つた小型石けん押出機
で押出して得た棒状洗浄剤を足踏式型打機で成型した。
得られた固形洗浄剤について透明性、泡立ちおよびPH
を測定した。その結果を第2表に示した。但し第2表中
実施例10、比較例7の混合脂肪酸はアン油脂肪酸15
%と半硬化牛脂脂肪酸85%よりなる混合脂肪酸である
第2表の結果から明らかなように、N−長鎖アシル酸性
アミノ酸一塩基性アミノ酸塩の酸性アミノ酸がラセミ体
でなく光学活性体で、しかも中和度が1.0〜2.0当
量のときに透明性および泡立ちがすぐれ好ましい透明固
形洗浄剤が得られる。
以下実施例14〜18は枠線り法により、実施例19〜
22は機械練り法によつて前記それぞれの実施例に準じ
て透明固形洗浄剤を製造した。実施例 14但し上記混
合脂肪酸はアン油脂肪酸15%と半硬化牛脂脂肪酸85
0I)よりなる混合脂肪酸である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 N−長鎖アシル−光学活性酸性アミノ酸1モルに塩
    基性アミノ酸1乃至2モルを作用させて得られるN=長
    鎖アシル−光学活性酸性アミノ酸−塩基性アミノ酸塩を
    基剤として成型したことを特徴とする透明固形洗浄剤。 2 N−長鎖アシル−光学活性酸性アミノ酸−塩基性ア
    ミノ酸塩のアシル基が、炭素数10ないし20の飽和ま
    たは不飽和の脂肪酸残基である特許請求の範囲第1項記
    載の透明固形洗浄剤。 3 N−長鎖アシル−光学活性酸性アミノ酸−塩基性ア
    ミノ酸塩の光学活性酸性アミノ酸が、アスパラギン酸、
    グルタミン酸、システイン酸およびホモシステイン酸か
    ら選ばれる少なくとも1種のL体またはD体である特許
    請求の範囲第1項記載の透明固形洗浄剤。 4 N−長鎖アシル−光学活性酸性アミノ酸−塩基性ア
    ミノ酸塩の塩基性アミノ酸が、リジン、アルギニンおよ
    びオルニチンから選ばれる少なくとも1種のL体または
    D体である特許請求の範囲第1項記載の透明固形洗浄剤
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JP2008094724A (ja) * 2006-10-06 2008-04-24 Kracie Home Products Kk 皮膚洗浄剤組成物
JP2008094725A (ja) * 2006-10-06 2008-04-24 Kracie Home Products Kk パール状皮膚洗浄剤組成物

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