JPS5952614B2 - 小型電気器具の取付装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は例えば配線器具、表示ランプ等の小型電気器
具を取り付ける装置に関する。

従来この種の取付装置としては第１図に示すものが広く
使用されていた。

即ち金属製の取付枠イの取付部用こ壁体、埋込ボックス
等の止ネジが通る孔ハを設け、且つこの孔ハ、ハの間に
両端に横穴二を設けた器具本体ホが嵌合する器具孔へを
形成し、更に取付部口の相互間をつなぐ左右の連結部ト
には前記横穴二を係合する突起チを設けると共に、一方
の連結部トには溝孔りを設けて前記器具孔へとの間で突
起チを有する薄肉部ヌを形成し、溝孔りにドライバーＸ
を入れてこじることにより前記薄肉部ヌを突出変形させ
て前記器具本体ホの横穴二を係合して、器具本体ホを取
付枠イに固定するもので゛ある。

従って、固定作業の際にドライバーＸによって薄肉部ヌ
をこし曲げなければならず作業性が悪いと共に、何らか
の理由により器具本体ホが故障した場合の器具本体ホの
取り換えは先ず、ドライバーＸでこじって薄肉部ヌの変
形を元に戻して器具本体を取り外し、再度新しい器具本
体ホの固定でドライバーＸによる薄肉部ヌのこし曲げが
必要となる。

よって薄肉部ヌは曲げの反復により切断することがある
。

また、薄肉部ヌはガイドを設けること無く突出変形して
、器具本体ホの横穴二を係合するものであるから、複数
個の器具本体ホを一個の取付枠イに固定した場合、複数
個の薄肉部ヌを均一にドライバーＸによりこし曲げるこ
とは困難な作業である。

従ってこの薄肉部ヌの上下の浮き沈みなどで器具本体ホ
が上下に不揃いとなり作業の仕上りが悪いという欠点が
あった。

この発明は上記の事情に着目してなされたものであり、
その目的とするところは一方の突起を設けた側片部のみ
を弾力性を有する合成樹脂製として、ドライバーによる
こし曲げ作業を無くし、工具を使用すること無く器具本
体がワンタッチで個定することができると共に、器具本
体の取り換えに反復性が伴え、更に器具本体の取り外し
が容易になり、しかも複数個の器具本体を固定しても不
揃いになることが無い小型電気器具の取付装置を提供す
るにある。

以下この発明の一実施例を埋込コンセントに応用した第
２図乃至第４図に基づいて説明する。

１は器具本体であり、器体２と蓋体３とを組み合わせ、
締付金具４ａ、４ｂによって組み立てている。

５ａ、５ｂは横穴であり器具本体１の両側に設けた締付
金具４ａ、４ｂに設けている。

尚この横穴５ａ、５ｂは直接、器体２または蓋体３に設
けてもよい。

６は取付金具であり、コ字形に形成した金属板の両腕部
を取付部７ａ、７ｂとし、この取付部７ａ、７ｂに壁体
、埋込ボックス等の止ネジ（図示せず）が通る孔８ａ、
８ｂを形成している。

そして、取付部７ａ、７ｂの相互間をつなぐ連結部９に
は前記横穴５ａに係合する突起１０ａを設けている。

１１は取付片であり、前記取付金具６の両腕部開放端を
つなぎ前記器具本体１が複数個嵌合する大きさの器具孔
１２を形成し、更に前記突起１０ａと対応する位置に前
記横穴５ｂに係合する弾性突起１０ｂを設け、しかも弾
力性を有する合成樹脂の塑造成型によって形成している
。

１３は取付金具６の両腕部開放端に取付片１１を例えば
熱着や一体成型やリベット鮫めによって固着してなる取
付枠である。

而して、取付枠１３に器具本体１を固定するにはまず取
付金具６の突起１０ａに器具本体１の横穴５ａを係合す
る。

その後、この係合部、つまり金属製であるから撓むこと
が無い突起１０ａを支点として器具本体１をＮ方向に回
動する。

すると第３図に示す如く、締付金具４ｂが下面に面取り
を施した弾性突起１０ｂに当接して弾性突起１０ｂが弾
力性により撓む、そして横穴５ｂが弾性突起１０ｂと対
応する位置に来た時に横穴５ｂを弾性突起１０ｂによっ
て係合して器具本体１を固定するものである。

弾性突起１０ｂに設けた傾斜部１０Ｃは横穴５ｂの寸法
的なばらつきを吸収するためのものである。

取付片１１の弾性突起１０ｂと対応する位置に弾性突起
１０ｂの夫々に対して形成した溝を肉逃がし部１４とし
ている。

この肉逃がし部１４は弾性突起１０ｂを夫々側々に撓ま
せることにより互いに影響を与え合うことを防ぐと共に
、撓みをこの肉逃がし部１４の形状、大きさにより調整
している。

尚、この肉逃がし部１４は貫通孔としても良い。

また、器具本体１を取付枠１３から取り外すには、同図
に示す如くドライバーＸを器具本体１と弾性突起１０ｂ
との間の隙間に挿入して、こじることにより弾性突起１
０ｂを撓ませて器具本体１を取り外すものである。

また、弾性突起１０ｂは横穴５ｂを係合して、つまり塑
造成型により形成した元の状態に戻って器具本体１を固
定しているから、複数個の器具本体１を一個の取付枠１
３に固定した場合にも夫々の弾性突起１０ｂは均一に横
穴５ｂに係合するものである。

この発明は以上説明した如く、コ字形の取付金具６の両
腕部開放端をつなぎ器具本体１が嵌合する器具孔１２を
形成し、更に突起１０ａと対応する位置に横穴５ｂに係
合する弾性突起１０ｂを設けた弾力性を有する合成樹脂
からなる取付片１１を設けたから、弾性突起１０ｂの弾
力性によりドライバーＸによるこし曲げ作業を無くし、
工具を使用すること無く器具本体１が突起１０ａを支点
として回動するだけで゛ワンタッチ固定することができ
ると共に、器具本体１の取り換えに反復性が伴え、更に
ドライバーＸを器具本体１と弾性突起１０ｂとの間の隙
間に挿入して、こじることにより弾性突起１０ｂを撓ま
せるだけであるから器具本体１の取り外しが容易になり
、しかも夫々の弾性突起１０ｂは横穴５ｂを係合して、
つまり塑造成型により形成した元の状態に戻って器具本
体１を固定しているから夫々の弾性突起１０ｂは均一に
横穴５ｂに係合し、弾性突起１０ｂが浮き沈みすること
が無い。

従って複数個の器具本体１を一個の取付枠１３に固定し
ても、器具本体１が上下に不揃いとなることを防止する
か小型電気器具の取付装置が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示す正面図、第２図乃至第４図はこの
発明の一実施例を示し、第２図は正面図、第３図は器具
本体の固定状態を示す部分断面とした拡大図、第４図は
器具本体の斜視図である。 １・・・・・・器具本体、５ａ、５ｂ・・・・・・横穴
、６・・・・・・取付金具、７ａ、７ｂ・・・・・・取
付部、８ａ、８ｂ・・・・・・孔、９・・・・・・連結
部、１０ａ・・・・・・突起、１０ｂ・・・・・・弾性
突起、１１・・・・・・取付片、１２・・・・・・器具
孔である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 両側に横穴を設けた器具本体と、コ字形に形成した
   金属板の両腕部を壁体、埋込ボックス等の止ネジが通る
   孔を有する取付部としこの取付部の相互間をつなぐ連結
   部に前記横穴に係合する突起を設けた取付金具と、この
   取付金具の両腕部開放端をつなぎ前記器具本体が複数個
   嵌合する大きさの器具孔を形成し更に前記突起と対応す
   る位置に前記横穴に係合する弾性突起を設けしがも合成
   樹脂の塑造成型より形成した取付片とからなることを特
   徴とする小型電気器具の取付装置。