JPS5951718B2 - 調光装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、舞台、テレビスタジオ等におけるいくつかの
場面の照明レベルを予め設定してこれを。

記憶装置に記憶させておき、後に必要に応じて場面番号
を指定してその記憶内容を読出して最初に設定した照明
レベルを再現する記憶式調光装置に係り、照明レベルの
再現に際し記憶装置から読出した内容の修正操作を容易
にすることを目的とす・るものである。まず第１図を参
照して従来の記憶式調光装置の記憶及び再生操作を説明
する。

同図において１はプリセツトフエーダ、２はマルチプレ
クサ、３はＡ−Ｄ変換器、４は記憶装置である。記憶操
作の・際には複数のプリセツトフエーダ１である場面に
おける複数のランプの照明レベルを設定し、これをマル
チプレクサ２、Ａ−Ｄ変換器３を経てディジタル信号と
し、場面番号指定装置５により指定した場面番号と共に
記憶装置４の所定の場所に記憶せしめる。再生の際には
自動手動切換スイッチ１２を自動側ａにして場面番号指
定装置５により所要の場面を指定して記憶装置４から照
明データを読出し、これをまずＡブロックの複数のレジ
スタ６Ａに一時記憶させ、各レジスタの内容をＤ一Ａ変
換器７Ａによりアナログ信号に変換す一る。又、次の場
面の照明データを記憶装置４から読出してこれをＢブロ
ックのレジスタ６Ｂに一時記憶せしめ、その内容をＤ−
Ａ変換器７Ｂによりアナロダ信号に変換する。そしてク
ロスフエーダ８によりＡブロックとＢブロックの信号を
クロスフェードし、両方の信号を加算器９により加え合
わせ、加え合わせた信号を調光器１０に加えて、これに
接続された各ランプ１１の明るさを制御する。１２は自
動、手動切換スイッチで、照明レベルの設定時或いは手
動操作の際にはｍ側にしてプリセツトフエーダ１で設定
した明るさを直接調光器１０に加えるものである。

上述の装置において、記憶装置４から読出した照明レベ
ルをそれとは異なるものに修正しようとする時には、従
来は別の修正用フエーダ又はプリセツトフエーダ１を使
用し、例えばプリセツトフエーダ１を記憶装置から読出
された記憶内容と一致するレベルにまで持つて来て、両
方のレベルが一致したところでプリセツトフエーダに切
り換えて照明レベルを修正し、プリセツトフエーダに切
り換える時の急激なレベル変動をなくすようにしている
（例えば特公昭５１−３９４６７号）。

そのための修正操作が面倒で、記憶信号から修正用フエ
ーダで設定した信号に切り換えるとき、両者のレベルが
一致していないときは明るさが急激に変化して不自然な
ものとなる。本発明はか・る点を改善するもので、本発
明では上述の第１図におけるレジスタ６Ａ６Ｂの代わり
にプリセツト可能なアツプダウンカウンタを使用し、こ
のアツプダウンカウンタに記憶装置から読出されて一時
記憶された内容を修正用アツプダウンスイツチの制御に
下に加えられるクロツクパルスによつて修正するもので
ある。

第２図は本発明の実施例を示す。

但し図ではＡプロツクとＢプロツクの各１系統分だけを
示している。同図において１３Ａ，１３ＢはそれぞれＡ
プロツクとＢプロツクのプリセツト可能なアツプダウン
カウンタ、１４はアツプダウンカウンタ１３Ａ，１３Ｂ
の内容をアツプ又はダウンさせるための修正用アツプダ
ウンスイツチ、１５はクロツクパルス発生器７Ａ，７Ｂ
はＤ−Ａ変換器、９は加算器であり、８Ａ，８Ｂには第
３図に示すクロスフエーダ８からクロスフエード信号が
加えられるものとする。クロスフエーダ８にはクロスフ
ニード信号８Ａ，８Ｂがそれぞれ１００％になる位置を
検出するスイツチ２１，２３と、０％になる位置を検出
するスイツチ２２，２４が設けられている。修正操作を
しない時には、アツプダウンカウンタ１３Ａ，１３Ｂは
第１図のレジスタ６Ａ，６Ｂと同様な動作を行ない、記
憶装置４から読出された照明データを一時記憶する。

即ち、プリセツト可能アツプダウンカウンタには入力情
報を採り込むための図示せざる制御端子があるので、Ａ
プロツクのクロスフエード信号８Ａがｏになつたタイミ
ング、即ち、例えば第３図のスイツチ２２が閉じた時、
或いはクロスフエード信号８Ａが０で外部から指令が与
えられた時、Ａプロツクのアツプダウンカウンタ１３Ａ
の制御端子に指令が与えられ記憶装置４から照明データ
を採り込む。Ｂプロツクのアツプダウンカウンタ１３Ｂ
にも同様にＢプロツクのクロスフエード信号８Ｂが０に
なつた時記憶装置４から別の場面の照明データを採り込
む。Ａプロツクのカウンタ１３Ａにセツトされた照明デ
ータはＤ−Ａ変換器７Ａに送られるが、この時クロスフ
エード信号８Ａは０であるので、Ｄ−Ａ変換器７Ａの出
力は０になつている。そしてＡプロツクのクロスフエー
ド信号８Ａが０％から１００％に移動するにつれてＢプ
ロツクの信号と加算器９で加え合わされ、調光器１０に
送られる。クロスフエード信号８Ａが１００％になつた
時記憶装置４から読出されてカウンタ１３Ａに採り込ま
れた照明データが完全に再生されることになる。記憶装
置４から読出された照明データを修正する時には、修正
用アツプダウンスイツチ１４を操作してアツプダウンカ
ウンタにセツトされた照明レベルを修正する。修正用ア
ツプダウンスイツチ１４は第４図の操作卓に示すように
プリセツトフエーダ１に対応して設けられている。実行
シーン（現シーン）の照明レベルの修正をする時には、
第３図のクロスフエーダＡが１００％の位置にある時、
クロスフエーダＡの１００％検出スイツ２１が閉じアン
ドゲート１６によりＡブカツクが選択され、クロスフエ
ーダＢが１００％の位置にある時は１００％検出スイツ
チ２３が閉じ、アンドゲート１７によりＢプロツクが選
択される。

そこで修正用アツプダウンスイツチ１４をアツプ側にす
ると、アツプダウンカウンタ１３Ａ，１３Ｂのアツプ制
御入力に信号が加えられる。又その時オアゲート１９が
開きクロツクパルス発生器１５からクロツク信号がアン
ドゲート１８を通つてアンドゲート１６，１７に加えら
れるので、もしクロスフエーダＡが１００％の位置にあ
ればクロツク信号はアンドゲート１６を通つてアツプダ
ウンカウンタ１３Ａのクロツク入力に与えられ、この時
カウンタ１３Ａにはアツプ制御入力が与えられているの
で、今までセツトされていた内容がクロツク信号が与え
られるごとに＋１ずつ増加する。その信号がＤ−Ａ変換
され調光器を制御するのでランプは明るくなる方向に変
化する。そしてスイツチ１４をアツプ側から元の中立位
置に戻すと、アツプ動作は止まりその時の状態を保持す
る。ランプの明るさを暗い方へ修正する時には、修正用
スイツチ１４をダウン側へ操作すればよい。クロスフエ
ーダＢが１００％位置にある時スイツチ１４を操作すれ
ば、同じような動作でカウンタ１３Ｂにセツトされた照
明レベルを修正することが出来る。上述の実施例におい
ては、修正用アツプダウンスイツチ１４は複数のランプ
に各系統ごとに設けられているが、これは１個だけとし
、スイツチで’切換えて各アツプダウンカウンタに選択
して接続されるようにしてもよい。

又、クロツクパルス発生器１５の発振周波数を自由に変
えられるようにしておけば、微修正の時にはクロツク周
波数を下げてゆつくり修正し、急ぐ時には発振周波数を
上げて迅速に修正するというように修正速度を変えるこ
とができる。本発明によれば照明レベルの修正は修正用
修正用アツプダウンスイツチの操作によつて簡単に行な
われ、又、記憶装置から読出した照明レベルと修正され
た照明レベルとの間に不連続が生じることなく円滑な修
正を行なうことが出来る効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従米の調光装置の構成を示すプロツク図、第２
図は本発明の一実施例のプロツク図、第３図はクロスフ
エーダの回路図、第４図は操作卓の一例である。 ４・・・・・・記憶装置、１３Ａ，１３Ｂ・・・・・・
アツプダウンカウンタ、１４・・・・・・修正用アツプ
ダウンスイツチ、１５・・・・・・クロツクパルス発生
器、７Ａ，７Ｂ・・・・・・Ｄ−Ａ変換器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 記憶装置から読出した照明レベル信号をデイジタル
   信号でプリセット可能なアップダウンカウンタに一時記
   憶せしめ、修正用アップダウンスイッチの制御の下にク
   ロックパルスを前記アップダウンカウンタに加えてその
   記憶内容をアップ又はダウンして修正し、修正された内
   容をＤ−Ａ変換器を通して調光器に加え、該調光器によ
   つて照明装置を制御することを特徴とする調光装置。