JPS5951088B2 - 誘電体磁器材料 - Google Patents
誘電体磁器材料Info
- Publication number
- JPS5951088B2 JPS5951088B2 JP53142032A JP14203278A JPS5951088B2 JP S5951088 B2 JPS5951088 B2 JP S5951088B2 JP 53142032 A JP53142032 A JP 53142032A JP 14203278 A JP14203278 A JP 14203278A JP S5951088 B2 JPS5951088 B2 JP S5951088B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dielectric
- microwave
- dielectric porcelain
- porcelain material
- porcelain
- Prior art date
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- Expired
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- Inorganic Insulating Materials (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Ceramic Capacitors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は誘電体磁器材料、特にBaO、ZnO、Ta。
O、、およびLa、O。の成分、さらにはそれらに加え
てNb。O、で構成されるマイクロ波用誘電体磁器材料
に関するものであり、比誘電率(εに)が大きく、無負
荷Qが大きく、さらに共振周波数の温度安定度(τ、)
の優れたマイクロ波誘電体磁器材料を堤供しようとする
ものである。従来から、マイクロ波領域において、マイ
クロ波回路のインピーダンスマッチングや誘電体共振器
などに、誘電体が応用されてきている。
てNb。O、で構成されるマイクロ波用誘電体磁器材料
に関するものであり、比誘電率(εに)が大きく、無負
荷Qが大きく、さらに共振周波数の温度安定度(τ、)
の優れたマイクロ波誘電体磁器材料を堤供しようとする
ものである。従来から、マイクロ波領域において、マイ
クロ波回路のインピーダンスマッチングや誘電体共振器
などに、誘電体が応用されてきている。
近年、特にマイクロ波回路の集積化の技術が進歩するに
ともない、小型で安価なマイクロ波用装置を作るために
、誘電率が大きくて損失が小さく、さらに温度安定度の
優れているマイクロ波誘電体共振器用磁器材料が要望さ
れている。これまでに、この用途に用いられた誘電体材
料としては、BaO−TiO2系磁器、および、この系
の元素の一部を他の元素で置換した磁器、さらには静電
容量の温度係数が負の値をもつTiO2と正の値をもつ
誘電体磁器やガラスとを組合せたものを使用する場合が
多い。
ともない、小型で安価なマイクロ波用装置を作るために
、誘電率が大きくて損失が小さく、さらに温度安定度の
優れているマイクロ波誘電体共振器用磁器材料が要望さ
れている。これまでに、この用途に用いられた誘電体材
料としては、BaO−TiO2系磁器、および、この系
の元素の一部を他の元素で置換した磁器、さらには静電
容量の温度係数が負の値をもつTiO2と正の値をもつ
誘電体磁器やガラスとを組合せたものを使用する場合が
多い。
しかし、これらの材料では誘電体損失が大きかつたり、
静電容量の温度係数のばらつきが大きかつたり、あるい
は誘電体共振器としたときの共振周波数の温度安定度が
大きJすぎたりするという欠点がある。また、共振周波
数の温度安定度を変化させようとすると、Qが著しく低
下するなど実用上の問題点が多い。本発明はこれらの欠
点を除いたものであり、一般式(l−x)Ba(Znハ
Nb%)y(Zn分子a%)、、−yO。
静電容量の温度係数のばらつきが大きかつたり、あるい
は誘電体共振器としたときの共振周波数の温度安定度が
大きJすぎたりするという欠点がある。また、共振周波
数の温度安定度を変化させようとすると、Qが著しく低
下するなど実用上の問題点が多い。本発明はこれらの欠
点を除いたものであり、一般式(l−x)Ba(Znハ
Nb%)y(Zn分子a%)、、−yO。
+ xLa。O。で表わされる組成において、0.00
1≦x≦0.1、0≦y≦1の範囲にある組成の磁器が
マイクロ波周波数においてすぐれた特性を持つことを見
いだしたことによるものである。以下に、実施例にもと
づいて本発明の詳細を説明すクる。まず、化学的に高純
度のBaCO。
1≦x≦0.1、0≦y≦1の範囲にある組成の磁器が
マイクロ波周波数においてすぐれた特性を持つことを見
いだしたことによるものである。以下に、実施例にもと
づいて本発明の詳細を説明すクる。まず、化学的に高純
度のBaCO。
、ZnO、Ta。O。、Nb、O、および土a。O、の
出発原料を下表に示す各組成に応じて所要量を秤量し、
めのうボールを備え、かつゴム内張りしたボールミルで
純水5とともに湿式混合した。この混合物をボールミル
から取り出して乾燥した後、成形圧力400kg/cm
2で直径50mm、厚さ約25mmの円板を成形し、空
気中において1200℃の温度で2時間仮焼した。仮焼
物を純水とともに上記のボールミル中に入れて、湿式粉
砕した。粉砕泥しようを脱水乾燥した後、粉末にバイン
ダーとして濃度3%のポリビニールアルコール溶液を8
重量%添加して均質としたのち、32メツシユのふるい
を通して整料原料を作つた。この原料を、成形圧力80
0kg/醪で、直径12mm、厚さ3.5mmの寸法の
円板状に成形した。成形体は高純度のアルミナ匣鉢中に
入れ、組成に応じて1550℃から1300℃の範囲内
の温度で2時間、空気中で焼成して下表に示す組成の誘
電体磁器を得た。次に、それぞれの磁器から、直径(D
)が5〜−5.5mmで、厚さ(t)はt/Dの比が0
.4となる寸法の円板形の磁器素子を切り出し、これを
誘電体共振器として使用した。この誘電体共振器の共振
周波数(ほぼ11GH2)と素子の直径から材料の比誘
電率(εr)を、また、帯域反射法によつて無負荷Q(
Qu)を測定した。共振周波数の温度安定度(τf)は
、温度槽に各試料を入れ、−30℃から+70℃の温度
変化におけるトラツプ周波数の変化を測定して求めた。
出発原料を下表に示す各組成に応じて所要量を秤量し、
めのうボールを備え、かつゴム内張りしたボールミルで
純水5とともに湿式混合した。この混合物をボールミル
から取り出して乾燥した後、成形圧力400kg/cm
2で直径50mm、厚さ約25mmの円板を成形し、空
気中において1200℃の温度で2時間仮焼した。仮焼
物を純水とともに上記のボールミル中に入れて、湿式粉
砕した。粉砕泥しようを脱水乾燥した後、粉末にバイン
ダーとして濃度3%のポリビニールアルコール溶液を8
重量%添加して均質としたのち、32メツシユのふるい
を通して整料原料を作つた。この原料を、成形圧力80
0kg/醪で、直径12mm、厚さ3.5mmの寸法の
円板状に成形した。成形体は高純度のアルミナ匣鉢中に
入れ、組成に応じて1550℃から1300℃の範囲内
の温度で2時間、空気中で焼成して下表に示す組成の誘
電体磁器を得た。次に、それぞれの磁器から、直径(D
)が5〜−5.5mmで、厚さ(t)はt/Dの比が0
.4となる寸法の円板形の磁器素子を切り出し、これを
誘電体共振器として使用した。この誘電体共振器の共振
周波数(ほぼ11GH2)と素子の直径から材料の比誘
電率(εr)を、また、帯域反射法によつて無負荷Q(
Qu)を測定した。共振周波数の温度安定度(τf)は
、温度槽に各試料を入れ、−30℃から+70℃の温度
変化におけるトラツプ周波数の変化を測定して求めた。
その結果を次表に示す。表において、*印を付した試料
は本発明の範囲外の比較例であり、これ以外の試料が本
発明の実施例である。ここで、La2O3が0.001
モル未満では無負荷Qの改善に対して効果がなく、また
、0.1モルを越えると無負荷Qが低下するとともに共
振周波数の温度安定度が悪くなるために、これらの範囲
については本発明から除いた。
は本発明の範囲外の比較例であり、これ以外の試料が本
発明の実施例である。ここで、La2O3が0.001
モル未満では無負荷Qの改善に対して効果がなく、また
、0.1モルを越えると無負荷Qが低下するとともに共
振周波数の温度安定度が悪くなるために、これらの範囲
については本発明から除いた。
表から明らかなように、本発明の範囲内の誘電体磁器材
料は、マイクロ波周波数において、無負荷Qが大きく、
比誘電率が大きく、さらに共振周波数の温度安定度が改
善された優れた特性をもつている。
料は、マイクロ波周波数において、無負荷Qが大きく、
比誘電率が大きく、さらに共振周波数の温度安定度が改
善された優れた特性をもつている。
なお、本発明の誘電体磁器は、単に誘電体共振器用だけ
でなく、マイクロ波回路の基板用または濾波器用として
も適した材料であり、その工業的価値の大きいものであ
る。
でなく、マイクロ波回路の基板用または濾波器用として
も適した材料であり、その工業的価値の大きいものであ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式(1−x)Ba(Zn_1_/_3Ta_2
_/_3)O_3+xLa_2O_3で表わされる組成
において、0.001≦x≦0.1の範囲にあることを
特徴とする誘電体磁器材料。 2 一般式(1−x)Ba(Zn_1_/_3Nb_2
_/_3)y(Zn_1_/_3Ta_2_/_3)1
−yO_3+xLa_2O_3で表わされる組成におい
て、0.001≦x≦0.1、0<y≦1の範囲にある
ことを特徴とする誘電体磁器材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53142032A JPS5951088B2 (ja) | 1978-11-16 | 1978-11-16 | 誘電体磁器材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53142032A JPS5951088B2 (ja) | 1978-11-16 | 1978-11-16 | 誘電体磁器材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5568004A JPS5568004A (en) | 1980-05-22 |
JPS5951088B2 true JPS5951088B2 (ja) | 1984-12-12 |
Family
ID=15305772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53142032A Expired JPS5951088B2 (ja) | 1978-11-16 | 1978-11-16 | 誘電体磁器材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5951088B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58206003A (ja) * | 1982-05-26 | 1983-12-01 | 日本放送協会 | 低損失マイクロ波誘電材料 |
US4485180A (en) * | 1982-09-06 | 1984-11-27 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | High frequency dielectric ceramic compositions |
GB2184432B (en) * | 1985-10-18 | 1989-10-18 | Sumitomo Metal Mining Co | Dielectric ceramic |
JPH0625023B2 (ja) * | 1989-01-27 | 1994-04-06 | 富士電気化学株式会社 | 高周波用誘電体磁器組成物 |
-
1978
- 1978-11-16 JP JP53142032A patent/JPS5951088B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5568004A (en) | 1980-05-22 |
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