JPS5857842B2 - 誘電体材料 - Google Patents
誘電体材料Info
- Publication number
- JPS5857842B2 JPS5857842B2 JP55174338A JP17433880A JPS5857842B2 JP S5857842 B2 JPS5857842 B2 JP S5857842B2 JP 55174338 A JP55174338 A JP 55174338A JP 17433880 A JP17433880 A JP 17433880A JP S5857842 B2 JPS5857842 B2 JP S5857842B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dielectric
- dielectric material
- temperature
- porcelain
- temperature stability
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Ceramic Capacitors (AREA)
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は誘電体材料、特にBaO、ZnO。
Nb2O,ムよびAl2O3の成分で構成される磁器誘
電体材料に関するものであり、比誘電率(εr)が大き
く、無負荷Qが大きく、さらに共振周波数の温度安定度
(τt)の優れた磁器誘電体材料を提供しようとするも
のである。
電体材料に関するものであり、比誘電率(εr)が大き
く、無負荷Qが大きく、さらに共振周波数の温度安定度
(τt)の優れた磁器誘電体材料を提供しようとするも
のである。
従来から、マイクロ波領域に釦いて、マイクロ波回路の
インピーダンス整合や、誘電体共振器などに誘電体が応
用されてきている。
インピーダンス整合や、誘電体共振器などに誘電体が応
用されてきている。
近年、特にマイクロ波回路の集積化の技術が進歩するに
ともない、発振器の周波数の安定化などに、高誘電率、
低損失、低価格の誘電体磁器を用いて小形化をはかるこ
とが積極的に進められている。
ともない、発振器の周波数の安定化などに、高誘電率、
低損失、低価格の誘電体磁器を用いて小形化をはかるこ
とが積極的に進められている。
これ1でにこの用途に用いられた誘電体材料としては、
BaO−TiO2系磁器、釦よび、この系の元素の一部
を他の元素で置換した磁器、さらには静電容量の温度係
数が負の値をもつTiO2と正のそれをもつ誘電体磁器
とを組合わせたものを使用する場合が多い。
BaO−TiO2系磁器、釦よび、この系の元素の一部
を他の元素で置換した磁器、さらには静電容量の温度係
数が負の値をもつTiO2と正のそれをもつ誘電体磁器
とを組合わせたものを使用する場合が多い。
しかし、これらの材料には、誘電体損失が太きかったり
、静電容量の温度係数のばらつきが大きかったり、ある
いは共振周波数の温度安定度が大きすぎたりするという
欠点がある。
、静電容量の温度係数のばらつきが大きかったり、ある
いは共振周波数の温度安定度が大きすぎたりするという
欠点がある。
また、共振周波数の温度安定度を小さくしようとすると
、Qがいちざるしく低下するなど実用上の問題が多い。
、Qがいちざるしく低下するなど実用上の問題が多い。
本発明はこれらの欠点を除いたものであり、99.7〜
90モル%のBa (Znt /3Nb2/3)Os
に0.3〜10モル%のAl2O3を含有させてなる
磁器が、優れたマイクロ波共振器用の誘電体材料になる
ことを見出したことにもとづくものである。
90モル%のBa (Znt /3Nb2/3)Os
に0.3〜10モル%のAl2O3を含有させてなる
磁器が、優れたマイクロ波共振器用の誘電体材料になる
ことを見出したことにもとづくものである。
以下、実施例にもとづいて、本発明を説明する。
1ず、化学的に高純度のBaCO3tZnotNb20
5.Al2O3の出発原料を各組成に応じて必要量を秤
量し、めのうボールを備え、かつゴム内張りしたボール
ミルで純水とともにそれぞれ湿式混合した。
5.Al2O3の出発原料を各組成に応じて必要量を秤
量し、めのうボールを備え、かつゴム内張りしたボール
ミルで純水とともにそれぞれ湿式混合した。
この混合物をボールミルから取出して乾燥させ、それを
400kg/dの圧力で直径5Q mw、厚さ約251
n11Lの円板状に成形し、空気中において1200℃
で2時間仮焼して炭酸根をCO2ガスとして分解した後
、純水とともに上記のボールミル中で湿式粉砕した。
400kg/dの圧力で直径5Q mw、厚さ約251
n11Lの円板状に成形し、空気中において1200℃
で2時間仮焼して炭酸根をCO2ガスとして分解した後
、純水とともに上記のボールミル中で湿式粉砕した。
粉砕泥しようを脱水乾燥させた後、粉末にバインダーと
して3φポリビニルアルコール溶液を8重量多添加して
均質とした後、整粒し、得られた粉末原料を金型を用い
て成形圧力800kg/cr?iで直径12關、厚さ3
.5mmの円板に成形した。
して3φポリビニルアルコール溶液を8重量多添加して
均質とした後、整粒し、得られた粉末原料を金型を用い
て成形圧力800kg/cr?iで直径12關、厚さ3
.5mmの円板に成形した。
成形体をアルミナの匣鉢中に入れ、組成に応じて155
0℃から1300℃の範囲内の温度で2時間、空気中に
おいてそれぞれ焼成して、下表に示す組成の誘電体磁器
を得た。
0℃から1300℃の範囲内の温度で2時間、空気中に
おいてそれぞれ焼成して、下表に示す組成の誘電体磁器
を得た。
次に、それぞれの磁器から、直径(D)が5mmから5
.5 mmで、厚さく1)はt/Dの比が04となる寸
法の円板形の磁器素子を切り出し、これを誘電体共振器
として使用した。
.5 mmで、厚さく1)はt/Dの比が04となる寸
法の円板形の磁器素子を切り出し、これを誘電体共振器
として使用した。
この誘電体共振器の共**振局周波数はぼ11GHz)
と素子の直径から材料の比誘電率(εr)を、渣た帯域
反射法によって無負荷Q(Qu)を測定した。
と素子の直径から材料の比誘電率(εr)を、渣た帯域
反射法によって無負荷Q(Qu)を測定した。
共振周波数の温度安定度(τt)は、温度槽に各試料を
入れ、−30°Cから+70°Cの温度変化にむけるト
ラップ周波数の変化を測定して求めた。
入れ、−30°Cから+70°Cの温度変化にむけるト
ラップ周波数の変化を測定して求めた。
その結果を次表に示す。
上表の結果から明らかなように、Al2O3が0.3モ
ル係未満のとき、Ba(Zn1/3Nb2/3)03ノ
無負荷Qの改善に対して効果がなく、また10モル係を
越えると無負荷Qが低下だけでなく、共振周波数の温度
安定度も悪くなるために、本発明の範囲から除かれる。
ル係未満のとき、Ba(Zn1/3Nb2/3)03ノ
無負荷Qの改善に対して効果がなく、また10モル係を
越えると無負荷Qが低下だけでなく、共振周波数の温度
安定度も悪くなるために、本発明の範囲から除かれる。
以上の説明から明らかなように、本発明の範囲内の磁器
誘電体材料を用いて構成した共振器は、マイクロ波領域
にむいて、無負荷Qか大きく、誘電率か比較的大きく、
さらに共振周波数の温度安定度が改善された優れたもの
であることがわかる。
誘電体材料を用いて構成した共振器は、マイクロ波領域
にむいて、無負荷Qか大きく、誘電率か比較的大きく、
さらに共振周波数の温度安定度が改善された優れたもの
であることがわかる。
さらに、本発明にかかる磁器誘電体材料は、低周波領域
に釦いても誘電損失が小さく、かつ静電容量の温度変化
が小さいので、磁器コンデンサ用としても適した材料で
もある。
に釦いても誘電損失が小さく、かつ静電容量の温度変化
が小さいので、磁器コンデンサ用としても適した材料で
もある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 99.7〜90モ/L/%のBa(Zn1/。 N1b2/3)03に0.3〜10モノ四のAl2O3
を含有させてなる磁器であることを特徴とする誘電体材
料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55174338A JPS5857842B2 (ja) | 1980-12-10 | 1980-12-10 | 誘電体材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55174338A JPS5857842B2 (ja) | 1980-12-10 | 1980-12-10 | 誘電体材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56103804A JPS56103804A (en) | 1981-08-19 |
JPS5857842B2 true JPS5857842B2 (ja) | 1983-12-22 |
Family
ID=15976884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55174338A Expired JPS5857842B2 (ja) | 1980-12-10 | 1980-12-10 | 誘電体材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5857842B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0617264B2 (ja) * | 1988-10-13 | 1994-03-09 | 住友特殊金属株式会社 | 電子デバイス用誘電体磁器組成物 |
JP2006349353A (ja) * | 2005-06-13 | 2006-12-28 | Enuma Chain Mfg Co Ltd | チェーンの伸び検出ゲージ |
-
1980
- 1980-12-10 JP JP55174338A patent/JPS5857842B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56103804A (en) | 1981-08-19 |
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